バカと恋と友情~もう一つの現実ともう一つの恋 作:ハラミハラ
なっがいテスト期間が後2教科となったので再び戻ってきました!←息切れ
いや、ほんとにお待たせして申し訳ないです。
あと一週間もすれば完璧に夏休みに入るので今までの倍のペース以上で書いていこうと思っています。さすがに話がスローペースすぎて反省しました
それではどうぞ!
(久々だから前書きの書き方が...)
あぁ、床が冷たい。そんなどうでもいいことを考えていた。まあ床が冷たいならカーペットか布団にでも行けってなるだろうけど、あいにく今の僕にはそんな当たり前の権利は...ない。
「アキくん、あと八時間そのままでお願いしますね」
高くから見下ろす姉さんが告げる
「い、いやそれはちょっときついかなぁ...て」
手足を縛られて床に付けている状態の僕。いやぁ、反省するのってこんなにも怖かったんだね。
僕の身に何があったのかは大体お察しだろうけど、一応回想に入ろう。これはあれだ。ご無沙汰の皆さんに状況を分かってもらうためなんだ。決して目の前の姉さんが過去最高に怖くて、反省の気持ちが揺らいでるから現実逃避とかそういうことじゃないんだ。うん、そう...そういうことなんですはい。
ーーーーー30分前
「よし!土下座と骨折の覚悟はできている!今更怯えるな吉井明久!」
姉さんにかなり迷惑をかけただろし、ここは男らしくちゃんと謝ろう!...そう、決意した瞬間だった。
「そうですか、それはよかったです」
凛とした声が後ろから響いた。さ、殺気...?
「まったく、今までどこにいたんですか?」
コツコツと距離が迫る足音。
ギギギ、という音を立てながら首を回す。
「や、やあ姉さん...久しぶり...」
「はい、お久しぶりですアキくん」
首を回して、見えたものは、黒くて短い髪、僕より低い身長、そして何より阿修羅を連想させるようなすさまじい気迫。
間違いない...姉さんがそこにはいた。
「さて、いきなりですがアキくん。私は貴方にチャンスを与えようと思います」
「チャンス?」
「はい、今の今までどこで何をしていたのか、正直に話せば許してあげようと思います」
「ほ、ほんとに?」
もしかしてもう許してくれてるのか?いや、これは罠かもしれない。どうする...
「はい、もちろんです」
にっこりと笑顔で告げる姉さん。これは、大丈夫な気がする
「じつは」
そこからいろいろ話した。自暴自棄になって秀吉のところにお世話になったこととか。
まあ朝のことは伏せておこう。うん、言わなきゃばれないよね!あっはっは
「これで全部だよ姉さん」
「そうですか、正直に話してくれてありがとうございます。ですがアキくんはチャンスを棒に振ってしまいました。お仕置きをしなければならなくなった姉さんはとても残念です」
「え、どうして!?ちゃんと話したよ!?」
「いえ、まだ聞いてません。早朝の時間帯に何があったのかを。秀吉君と雄二君が丁寧に教えてくださいました」
「へ、へえ~、そうなんだ~」
......................
これはあれだな、うん。
「退散!!」
ガシッ
「逃がすと思いますか?」
後ろを向いた瞬間肩をつかまれた。速すぎるでしょ...
「私が、アキくんを、逃がすと、思いますか?」
ゆっくりと紡がれる言葉のさいごには「ニィ」という効果音。怖すぎて声も出ない。
「それに逃げられると姉さんはアキ君を強制連行しなくてはいけません」
そのことばを聞いたとき思わず口が緩む。姉さんは運動神経はすごいけれども...高校生の僕に力で適うはずがない!
そう思ったのはおそらく魔が差したのだろう...ほんと、血迷っていた...
肩を引かれ再び回る僕の体。
ドスッドスッ!ゴッ!バキィ!!
鳩尾に膝蹴りを二発、額に軽く一発で上を向いた顎にとどめのアッパーできれいにアーチを描く僕の体
なに、この動き...以前よりはるかに強いんだけど...!気絶するほどの痛みじゃないから意識はあるまま。意識があるだけでもう抵抗はできない。よもや気絶しないことを恨む日が来るなんてっ
「さあアキ君、家に入りましょうか」
そして僕は見事に強制連行されたのだった。
この一か月足らずで姉さんに何があったの....
そんなこんなで今に至る。
「アキくん、姉さんに何か言うことはありませんか?」
「縄をほどいてください」
バキィ!!!
「ご心配をおかけしてすいませんでした!」
全力で謝る僕。
やばい、フローリングが...姉さんの殴った部分が割れてる...
「おや、酷い汗が出てますよ?」
「あ、あは、ははは。ちょっとあつくて...」
「まったく、あなたと言う人は」
そうつぶやいた姉さんは部屋から出て行った。....え?このまますか?
仕方ない、間接を外してっと、よっほっ
ふう、何とかほどけた。FFF団によく縛られている内に縄抜け覚えちゃったんだよね。
「にしても姉さんどこ行ったんだ?」
家の中にいないことは確かだけど、うーん...まあそのうち戻ってくるだろう。
そんなことより重要なことがあった。家の中がまるで地震にでもあったかのように散らかっていた。無理もないか、僕が出て行ったことで気が気でなくなったんだろう。姉さんがいなくなったら僕も正気でいられるかわからない。申し訳ない気持ちと一緒に温かい気持ちが同時こみ上げて目頭が熱くなる。よし、かたずけるか!
それからしばらくして掃除もほとんど終わったころ、ようやく姉さんが戻ってきた。
「ただ今戻りました」
「あ、姉さんおかえり。何してたの?」
「アキくん誰が縄を抜けていいといいましたか?」
「え、姉さんが抜けてもいいってテレパシーで言ったじゃん」
「わたしは、よくアキ君の頭が心配になります...」
まさか冗談を本気にして心配までされるとは....
「とりあえずアキくんは罰として、晩ごはんまでみっちり勉強してきなさい」
「Why?」
「バランスの悪いローマ字でしゃべらないでください。それとも姉さんの言うことはきけませんか?」
「行ってきます!」
パキッとなる指には逆らえないのでおとなしく部屋に行くとしよう
これからも精一杯がんばります!!