バカと恋と友情~もう一つの現実ともう一つの恋 作:ハラミハラ
さて!自虐はここまでにして...お気に入り登録してくれた13人の方々ありがとうございます!!まさか2話分投稿しただけで二桁に行くとは思っていませんでした。登録してくれた方々のご期待に添えるように頑張りますのでこの不安定な作品を今後もよろしくお願いします。それでは本編どうぞ!
「明久よ、そろそろ泣き止むのじゃ」
「そうよ、男ならいつまでもメソメソしないの」
僕は二人に感動してから10分以上泣いていた。泣いている僕をほっとかずに2人は優しい言葉をかけてくれる。うん、だいぶ涙も引いてきた。
「って吉井君その怪我どうしたの!?」
木下さんが驚いて尋ねてくる。どうやら僕が喧嘩や自暴自棄になったときに付けた傷跡に気が付いたようだ。
「姉上...それは最初に気付くところだと思うのじゃ」
僕もそう思う。怪我は浅いけど大きさは結構あるしね....
「まあ、いろいろあったんだよ」
喧嘩したっていうのもあれだしごまかしておくか。
「これに気付かんとは余程明久のことが心配だったのじゃな」
「い、いやちがっ...じゃなくてその!」
「ところで明久、とりあえずワシらの家に来ぬか?手当が必要じゃろ?」
「聞きなさいよ!!」
赤くなっていた木下さんが復活した。なんかごにょごにょつぶやいてたけど何かあったのかな?
「もう、いいわ....あ、吉井君家によっていかない?手当した方がいいわよそれ」
「今さっきワシが全く同じことを言ったのじゃ」
.....もしかして木下さんって結構鈍いのかな?そう思うと笑いがこみあげてくる
「まったく。吉井君も笑わないの!」
「はい!?」
いきなり突っ込みを入れられて変な返事をしてしまう。だって、ねぇ?
「まあ、そういうことじゃ明久」
「でも、いいの?こんな汚れた格好で行っても....」
「別にかまいやしないわよ。それに吉井君、お風呂とかあんまり入ってないでしょ?」
「え?うん、そうだけどどうして」
どうしてわかったの?と聞こうとしたところで木下さんが早く口を開く。
「だって貴方...匂うんだもん」
.................
「あ、明久!落ち着くのじゃ!」
「離して秀吉!!僕はもう生きていける気がしないっ」
秀吉が川に飛び込もうとする僕を羽交い絞めにする。
ええいっ死なせてくれ!
「何やってんのよアンタらは.....」
僕の錯乱の引き金を引いた木下さんは手を額にあてていた。
僕はもっと落ち込みたい気分だというのに。
「ほーらっ、遊んでないでさっさといくわよ!」
木下さんに手をとられズルズル引きずられていく。
「あれ?僕の意見は?」
「観念するのじゃ明久、こうなった姉上は人の言うことなど聞かんからのう」
「へえ~木下さんにもそんなところが....」
いつの間にか我に戻っていたけど女の子に引きずられながら秀吉と普通に会話してる僕っていったい?
「ほら!秀吉も喋ってないで手伝て!」
「う、うむ!」
「ちょ、ちょっと木下さん!自分で歩けるから!
「ダメ。なんか逃げられそうだもん」
「あだだだっ!に、逃げたりしないからお願い!!間接をひねらないでぇ~」
「不憫じゃのう明久」
なんでこんな楽しい気分になっているんだろう?彼女を不幸にしてしまったというのに。彼女を差し置いてこんな気分になるのは許されない。彼女が笑顔を取り戻すまで僕も笑顔にはならない。そう誓ったはずなのに頬の筋肉はどうしたって緩んでしまう。いったいどうすればいいんだーーーー?
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