バカと恋と友情~もう一つの現実ともう一つの恋 作:ハラミハラ
前回の話を投稿した後にお気に入り数が一人消えていてがっくり来ましたが、その後に新たに二人増えていました!
まさにアメとムチでしたw
まあ書いていけばこういうこともまだまだあるんでしょうね。
今回は話すことがあまりないので本編どうぞ!
初めて入った木下家はお金持ちでもなければ貧乏でもない、まさに普通の家だった。
イメージとしては二人はとても恵まれた生活をしていると思っていた。
「それでは明久、先に風呂に入っておくのじゃ。その間に着替えを用意しておくからの」
前を歩いていた秀吉が急に振り返りそんなことを言ってきた。
「え?着替えなんて悪いよ。タオル一枚腰に巻いとけば十分だよ」
わざわざ着替えなんてもったいない...
「ワシだけならそれでもいいのじゃが、姉上がおるではないか」
「ちょっとは気を遣え!このバカ!」
後ろにいた木下さんに怒られた。
そういえば彼女もいたんだった...
「ご、ごめん木下さん、すっかりわすれて」
「はぁ?」
「なんでもないですスミマセンでした」
「わかればいいのよ」
木下さんの喉から女の子とは思えないほどのドスが利いた声が出た。
「そ、それじゃあお風呂借りるね」
「うむ、ゆっくり入ってくるといいぞい」
そういって僕は横の浴室へと入った。
お湯に浸かっている間に予期せぬ思惑が動いてるとは知らずに...
(まったく、アタシがいるってのになんで何も意識がないのよ!)
(まあまあ姉上、気にするでない。あやつが意識しとらんのは逆に信用しとる証拠じゃからの)
(一応わかってはいるんだけど、このもやもやはどこにぶつけたらいいのかしら...)
(ワ、ワシにぶつけるでないぞ!?)
(...チッ)
(チッ、ではないぞ姉上!?)
(冗談よ。まったく...)
(全然冗談の雰囲気を感じなかったのじゃが...)
(それより秀吉、ちょっとお願いがあるんだけど)
(なんじゃ?)
............................
(姉上、それは本気で言っておるのか?)
(もちろんよ)
(それをやることは可能じゃが、下手を打てば明久の心は再起不能なまでに傷つけられるじゃろう。姉上はそれを理解しておるのか?)
(当然よ、確かに荒療治だけど彼を元に戻すのには必要なことよ)
(そうじゃが、今明久は弱りきっておる。何も今でなくとも)
(秀吉、よく聞きなさい。アタシがこれからすることは全部吉井君のためよ。それが何でかあんたにはわかるわよね?アタシは吉井君が傷ついているのを黙って見ていられない)
(薄々は気づいておったが...本当にそうじゃったとはの。それは明久が不幸になるはずじゃ)
(私の責任なの!?)
(そうじゃ。姉上よ後生じゃ、このことが失敗すれば明久は内に抱えた罪悪感で今度こそ壊れてしまうかもしれん。その時は明久を.....ワシの親友をずっと支えてくれると約束してくれんかの?)
(何を言い出すかと思えば...あまりアタシを見くびらないことね。たとえこの思いが叶わなかったとしても、一生彼の支えになってやるわよ)
(恩に、着るのじゃ...)
(男が泣いてんじゃないわよ。)
(すまぬ、それでは作戦開始といくかの!)
優子と秀吉の会話がえらく長くなってしまいました。
もうすぐすれば雄二や美波が出てくるのですがあまり話が進まず申し訳ない....
気を長くしてお付き合いいただけると幸いです。