バカと恋と友情~もう一つの現実ともう一つの恋 作:ハラミハラ
最近なぜか文章の調子が良くなくて時間がかかってしまいました。
しかしその割には大したデキではないです....
願わくば次の投稿に期待してもらえると....
でもとりあえず!本編どうぞ!
なぜ自分はここにいるのだろう?居心地がいいから?仕方なく?....違う。ただ僕は現実から目を背けてこの家に逃げてきただけ。そう、自分にはあまりにも大きすぎる罪悪感から逃れるために。でもそれはしてはいけなかった。『彼女の笑顔を取り戻さないまま僕が笑顔になっていいはずがない』ずっとそう考えていた。せめて罪滅ぼしになればと....でも木下さんと秀吉に会ってからというもの僕は以前の僕に戻りつつあった。
ーーーーーー最低だ。
「あ、明久よ、お主大丈夫か?.....顔色が」
「...うん、大丈夫だよ」
ああ、この考え方体調まで悪くなるのか。僕にはちょうどいい罰だ。
「大丈夫なわけないでしょ!すごく顔赤いわよ!?」
「だから、だいじょ...うぶ、って....」
そこで僕の意識は途切れた。
明久sideout
優子side
「わ!すごい熱!秀吉、早くアタシの部屋に運んで!!」
「う、うむ!」
そうか、吉井君は家に帰ってないんだった。それに最近は台風が近づいてずっと雨続きだった。あそこまで自分を傷つけていたんだ...恐らく傘なんか持たずに雨に打たれていたのだろう。くそ!もっと早く気付いてあげれたらっ....
「姉上、とりあえず明久は寝かしてきたぞい」
「ありがと。吉井君どうだった?」
「うむ。熱は高かったが、そこまで重症でもなかったの」
「そう、よかった...」
はあ~と溜息をつく。本当によかった、大事がなくて...
「それでは姉上よ、ワシは薬と夕飯の買い出しに行ってくるぞい」
「あれ?もう薬なかった?」
「うむ、前に使ったきりじゃったからの。姉上は明久の看病を頼むぞい」
「わかったわ。早く帰ってきなさいよ」
「うむ。行ってくるのじゃ」
そう言って秀吉は買い出しに行った。さてアタシも吉井君を見に行かなくちゃ!
パタパタと二階にある自分の部屋に上がる。
部屋の前に着いて、一度深呼吸をしてからドアを叩いて中に入る。
「吉井君?大丈夫?」
部屋に入ると彼は熱に魘されて荒い息をして眠っていた。頭の近くにタオルと水桶があった。秀吉め、バカのくせにこういう時は仕事が早いのが癪だ。っと、そんなことより吉井君を....
とりあえずタオルを絞って頭に置く。正直、家で風邪を引く人はほとんどいないからよくわからない。ベッドの隣までイスを持ってきて彼の手を包むように握る。アタシにできるのはこれぐらいしかない。
「う、うん...」
「吉井君!?」
手を握るのとほぼ同時に彼が声を出す。
「ひ、めじさん...ごめん、ほんとうに...ごめ、ん」
涙を流しながらぽつぽつと出てきた彼の言葉にアタシも涙を流さずにはいられなかった。熱に魘されても吉井君はそのことに罪悪感を抱いて苦しんでいる。
彼を助けたいー心の底からそう思う
「大丈夫よ、吉井君。彼女はアナタのことを恨んだりしていないはず。それに...アタシがずっとそばにいてあげるから、だから安心して」
眠っている彼には聞こえないだろうけどアタシは語りかける。眠っている間だけでも苦しみから解放してあげたいから。すると聞こえていないはずの彼の表情が和らいだ。最初は驚いたけどその寝顔につられてアタシも眠りに落ちた。
優子sideout
初めてsideを使ったのですがいかがでしたか?