3/23:誤字修正。リオル→ルカリオ
結論から言いますと、「ポケモンと性交しても人間が受精することはないが、心配なら検査しにきてください」とポケモンセンサーから言われたそうです。
「ではユウリさん、またいずれ」
「またねサイトウさん! 今度マリィと誘ってレストラン防波堤に行きましょう!」
元気を取り戻したユウリはブンブンと手を振った後、私に背を向けて走り出す―――転んでしまいました。どうも彼女は、昔から見ていて放っておけませんね。
コノハナに性的に犯されるという酷い経験をしたにも関わらず、私が助けてたとはいえ、しかと前を向いて走れる気力があるというのに……悲しいものです。
そんなユウリを置いて先に行くホップには、時折怒りを覚えて仕方ありません。マサルさんを見習いなさい、私を含めたレディへの気配りは欠かさないんですよ?
さて、私は私で特訓するとしましょう。
ここ5番道路には、ペロッパフとシュシュプというフェリータイプのポケモンが居ます。
私が育成を得意とするポケモンはかくとうタイプ。タンドンやニャースという硬いポケモンを恐れず殴れるようになった今、苦手なタイプのポケモンとの戦い方や立ち回り方を学んでもらいます。
リオルは既にルカリオに進化したので鋼タイプ、グレッグルは元より毒タイプと複合タイプ。2匹なら苦なく戦えるでしょうが、絡め手にも強く出れるようにならなければ。
加えてレドームシやソーナンスという防御力の高いポケモンも多い。より強い一撃を放てるためのトレーニングにはうってつけです。
特にグレッグルはマリィから育て方のコツも教わりましたし、より気合が入るというものです。
まずはルカリオを出す。進化してもこの子はまだまだ未熟故、厳しくいきますよ!
「さぁ、行きますよ!」
野生のポケモン達よ、すみませんが我らの糧となって頂きます!
―――
▼とあるポケモンブリーダー視点
僕はイナリ。しがないポケモンブリーダーです。悩みはポケモン達が中々思う様に育ってくれないことです。
「すぅ……すぅ……」
あのサイトウさんが草むらに隠れるようにして爆睡している……傍らにはルカリオとグレッグルも眠っている。
この辺のポケモンに『うたう』でもやられたのかと思ったけど、見た感じ違うようだ。運動後の程よい疲労による、理想的な睡眠と見た。
キャンプも張っているし、虫よけスプレーの香りに混じってカレーの残り香もする。腹いっぱい食べたら眠くなったんだろう。
「それにしても無防備だなぁ……」
日が沈みかけて人気も少なくなったとはいえ、こんな所で爆睡するなんて。僕が近づいても気づく気配もない。
「んん……」
ころん、とサイトウさんが仰向けになる。
テレビでよく見る彼女は、ジムリーダーとして恥じる事のない、凛々しくて逞しい立ち振る舞い。
そんな彼女が、警戒心の欠片もない無防備な姿を晒している。そんなギャップに思わず唾を飲み、股間の息子が堅くなっていくのを感じる。
「……ちょっとぐらい、いいよね?」
ボコボコにされる覚悟を抱きつつも邪な助平心が勝り、彼女に近寄る。ぐーすか寝ているルカリオとグレッグルまでも起こさないよう、慎重に。
至近距離まで近づいても眠り続ける彼女に手を伸ばし、その胸に触れた。
「んん……ん……っ」
「やっぱり小さいけど、凄く柔らかい……」
ガラルカラテの使い手ということで気配にも敏感なのかと思ったが、それはマンガの読みすぎだったらしい。
両の手で包み込むようにして彼女の貧相な胸を揉んでいるのに、ピクピクと反応するだけで起きる気配が全くないのだから。
鼻息が荒くなるのを自覚しつつ、少しずつお触りの範囲を広げていく。
胸から腹筋、太もも、そして股間……女性の格闘家らしいというか、柔らかさと硬さが入り混じった絶妙な触り心地だ。
これだけで近づけて良かったと―――ん?
(ちょ……濡れてね?)
自分でも知らぬ内に秘丘に手を伸ばしていたみたいだ。スパッツの布地に混ざり、にちゃりと生暖かい液体が指先に触れた。
これが女性が性快感を得て分泌する物だと察した僕は思わずサイトウさんを見るが、目を閉じたまま爆睡している……しかし。
「んぅ……は……はぁ……マサルさん……♡」
ほんのりと笑みを浮かべ、顔を薄らと紅潮させ、熱い吐息を漏らし幸せそうに誰かの名を呼ぶサイトウさん。
僕は察してしまった。彼女は夢の中で大好きな誰かとエッチな事をしているのだと。
(彼女を触っているのは僕だっていうのに―――!)
そう自覚した途端、胸の奥から何かが湧き出てくる。多分これが嫉妬というものなのだろう。それぐらいには彼女の大ファンなのだから。
衝動を言い訳に頭の隅へ自制を追いやり、彼女のスパッツを脱がす。愛液の糸が伸び、その源である濡れた秘丘がとてもエッチだ。
それを口に咥え、AV動画で見たクンニという愛撫で彼女の膣口を舌で解す。熱を帯びていてとても柔らかい。
舌で膣内を解せば解す程、サイトウさんの吐息が熱を帯びていく。気持ちよさそうに身悶えしているのを見て、クリトリス弄る指先に力が入る。
(そろそろいいかな……やるぞ、やってやるんだ……!)
ここまで来たんだから最後までやっちゃおうと自棄になり、ズボンを脱いで硬く大きくなった逸物を曝け出す。
見下ろせば、サイトウさんの膣口は準備出来ていると言わんばかりにヒクついている……思わず唾を飲んだ。
後戻りできない罪悪感に身を焦がしながら腰を突き出し、ガチガチに硬くなった先端を肉穴に推し進める。
「ん……く……あぁぁ……っ」
(おおぉ……キッツ……! これが、サイトウさんの……っ!)
感動と快感のあまり出そうになる声を抑え、身を強張らせるサイトウさんの両足を持ち上げ、ゆっくりと肉竿を奥まで入れる―――残念ながら僕のでは子宮までは届かなかった。
ここまでやっても目覚める様子はないし、目覚めたとしても関係ない。性欲に身を任せ腰を振る。
両足を肩に乗せ、太ももを合わせた状態で膣内を抉る。「深山本手」と呼ばれる体位だ。鍛えられた太ももがぎゅっと膣壁を押し付け、肉棒に圧力がかかって気持ちいい……!
「ぁ……あ……んん……マサル……さん……っ!」
だけどサイトウさんは少し荒い吐息を漏らすだけで、未だ爆睡中だ。
それなのに膣口はキュウキュウと僕の肉竿を締め付け、誰かの名前を呼んでいる。
「はぁ……はぁ……サイトウさんっ、サイトウさん……っ!」
それが虚しくて、心の隙間を、肉体的な快楽と背徳感による快感で満たそうと腰を振る。
寝ているにも関わらず愛液は徐々に分泌量を増していき、それが潤滑油となって肉棒がより滑らかに膣内を抉っていく。
膣壁のヒダが絡みつき、閉じた太ももがぎゅっと膣ごと圧を掛け、それを出し入れする度に気持ちよくなって―――。
「ぐっ……出る……っ!」
最後の最後に良心の呵責が脳裏をよぎったのか、射精感を感じると同時に腰を引き、ずるりと膣口から肉棒を抜いて欲望を吐き出す。
味わったことのない快感に腰が引けそうになり、閉じた太ももに精液が降りかかる。小麦色の肌を自分の白濁液で汚すことに優越感ですら覚え、余韻を味わう。
「はぁ……はぁぁぁ……」
そして湧き上がる罪悪感と焦燥感……サイトウさんは熱っぽい吐息を吐くも起きる気配なし―――?
「ちょいやぁっ!」
「へぶぁっ!?」
人影があると思ったらいきなり蹴られた!?
そのままゴロゴロと転がり、痛みで頭の中が混乱するもなんとか起き上がる。
「ま、マサルさん……!?」
起き上がってみればびっくり、今期のラテラルジムリーダー・マサル選手がいるじゃないか!
暗くて良く見えないが、なぜか目が赤く光っており、まるで凶暴な野生のポケモンのような気配を醸し出している……
しかも寝ていたはずのルカリオとグレッグルが目覚めてて―――こ、これはもしかしなくても……。
「おどれサイトウさんに何やらかしとんのじゃぁぁぁ!」
「ごめんなさーい!!」
―――
「んぅ……ん……ふあぁぁっ」
微睡む思考を、背筋を伸ばして覚醒させる。もうこんなに暗くなっていたのですね。
(なんか……幸せな夢でした……)
意識がはっきりする前に、先程まで見ていた夢を回想して夢心地を堪能する。
どんな夢かは思い出せませんが、とても気持ちの良いものだったのは確かです。マサルさんが居たのだから。
「あ、起きましたかサイトウさん」
「―――ふぁっ!?」
な、なんでここにマサルさんが隣に居るんですか!?
気づけば焚火が上がっており、ルカリオとグレッグル、それにマサルさんのウォーグルが焚火を囲んでいた。
「すみません、久しぶりに会いたくて連絡したんですがスマホロトムに繋がらなくて、気になって探してたんです。そしたらメロンさんが心当たりがあると教えてくれて」
ここまで足を運んだんですよ、とマサルさんは言う。
そしたら爆睡している私を見かけたので、心配だから傍で見守っていたと。は、恥ずかしい……。
ですが……いくらまだジムチャレンジャーがラテラルタウンに来る頃ではないとはいえ、私に会いにわざわざ来てくれたのは嬉しいですね。
「それでですね、この後レストラン防波亭で夕食でも」
「すみませんがデートのお誘いは結構です」
緩んでしまいそうな頬を死ぬ気で抑え、キリっとした顔で応える。
断られてしょげているところすみません、油断するとまた「おもいあい」が湧き上がってきそうなので……。
(……なんででしょう、ここ最近マサルさんへの愛が治まっているような……?)
普段ならふつふつと湧き上がるはずの「おもいあい」が、今は程々に感じられる。
初心に帰りポケモン育成の旅に出たからでしょうか? 気が引き締まった……という感じもしませんね。なんというか……時折発散しているようかのような……。
「ところでサイトウさん、ルカリオとグレッグルを育て始めたんですね。どんな旅をしているか、良ければ聞かせてください」
ニコリと微笑んで尋ねるマサルさん。手には、焚火で沸かしたお湯で淹れたであろうコーヒーのカップが二つ。
「……良いですよ。それなら付き合ってもらいますね」
その心づかいが嬉しくて、私はカップを受け取る―――まぁいいか。
まずはユウリさんとホップさんに会った話を致しましょう。
催眠術に二度もかかった話については……どうしましょうか……。
この後メチャクチャお喋りした。
ポケモンブリーダーはボコボコにした後に帰されました。