今後もジムチャレンジャーへの妨害とかでエロが増えますよって警告。
ガラルリーグの女性スタッフさんに保護されて(「アンラッキーね……」って同情された)。
モンスターボールを回収して(ポケモン達にめっちゃ泣きつかれた)。
新しい衣服を購入(ジムチャレンジ保険ってのが通るみたい)してたら夕方でした。
サイトウさんも事情聴取とか被害報告とかを終えて戻ってきた頃に、ホップとカブさんが駆けつけてくれました。
エンジンシティで起こった事件だからカブさんに連絡が回って、ホップにも伝わったみたいでギューっと私を抱きしめてくれました。嬉しい。
その後、ワイルドエリアで皆とキャンプをすることに。お約束ですね。
「そんなことがあったのか……ごめんだぞユウリ、駆け付けてやれなくて」
「ホップはジムチャレンジ中だったし仕方ないよ。サイトウさん、本当にありがとうね」
カブさんに勝ったのにションボリしているホップの頭をヨシヨシしてあげながら、私は改めてサイトウさんにお礼を言う。
お礼も兼ねて奮発して特選リンゴを使ったアップルカレーにしました。頑張ってリザードン級にしてやりました、どや!
「礼には及びません。たまたま私の勘が働いたから来れましたが、友達の為なら当然のことです」
山盛りのアップルカレーを頬張りながらサイトウさんは胸を張る。ただし胸はありません……。
それにしたって大胆だったなぁサイトウさん……マサルへの告白もあれだけ大胆になればいいのに。
「しかし……何度振り返っても悲しい事だ。まさか彼女がそのような愚行を犯すなどと……」
アップルカレーを食べて少しは気が晴れたカブさんだけど、やっぱり表情は曇ったままです。
驚いたことに、あのクワガノン使いのお姉さんはカブさんが推薦したんだって。
だからかな……推薦までして信頼してくれたカブさんを突破できずに焦って、負けが込んで、グレてあんな事をしたのは……。
まぁ被害者の私にとっては災難だとしか……けど問題は此処からのようでして。
「ユウリさんにホップさん……これから酷な事を言いますが、あのような性犯罪は序の口と言っても過言じゃありません」
口いっぱいに頬張ったカレーを飲み込んで、サイトウさんは真剣な目で私とホップを見ます。
隣に立つカブさんも同じように真剣で、私とホップは思わずカレーをゴクリと飲み込む。
「全容を知っているわけではないが私も理解はしているつもりだ。ジムチャレンジの妨害、賄賂、痴情の縺れ、スポンサー詐欺、ストーカー、連敗による破滅願望などなど……これだけでも敗退したジムチャレンジャーの3割が起こしていると聞く」
真面目なカブさんにとっては性犯罪自体がキツいらしく、顔を赤くしています。
思わず私とホップの視線が合わさる………私達がセフレ関係なのは黙っていよう、と考えて頷く。ホップも同じタイミングで頷いたし、考えていることは一緒かぁ。
「ジムチャレンジはチャンピオンへの試練だが、このような被害は素直にガラルリーグ関係者に連絡しなさい。サイトウくんも、その、身代わりになどならないで欲しいのだが」
「友達の窮地と知ってジッとするような私に見えますか?」
「「「見えない」」」
カブさんとホップと私の声が重なる。流石サイトウさんだカッコいいー。
ポケモンバトルや格闘技の駆け引きは上手だけどサイトウさんは基本脳き……真っ直ぐスタイルだもんね。
「兎に角です。私のような慣れっ子にならないためにも、警戒及び報告はキチンとしてください。同じ女として、そして親友としての頼みです」
「そしてホップくん、ユウリの事は君が守ってあげなさい。君達はとても仲が良いし、ユウリくんは君の事を頼りにしているようだからね」
「か、カブさんっ」
カブさんの発言に思わずカっと顔が熱くなる。大してホップはドンと自分の胸を叩いた。
「勿論だぞ! ユウリはオレのライバルで、1番の親友だからな!」
堂々とそう言われると、それはそれで恥ずかしいですホップ……。
微笑ましい目で私を見るサイトウさんとカブさんを無視してアップルカレーにガっつきます。
甘辛くてうーまーいーぞー! 明日も頑張るもんねー!
ただしこの後ホップのスランプが始まる。
※アンケート有(9/18実施・10/1まで)