ワイルドエリアには珍しいポケモンが沢山いて、強いポケモンも沢山いるから危ないが、とてもワクワクする所なんだってアニキからよく聞かされていたが……。
「ちょ、ちょっと待て、待てってば!」
「嫌です」
むしよけスプレーの独特的な臭いが鼻につく中、目の前の褐色肌を晒す女の子―――サイトウから追い詰められてオレは後退るが、岩の壁に背を当てるだけだ。
今のサイトウの目はとろんとしていて、テレビで見る闘志で満ちた時や遊びに行くときの楽し気な時とは違い、なんていうかエロい顔している。ユウリとは違った感じだぞ……!
「なんで逃げるんですか? いつも積極的だったじゃないですか」
追い詰められたオレに近づき、じっとオレを見上げて……オレの股間を弄ってきた。ユウリだってこんな事しないぞ!?
「いつものように私に迫ってくださいよ―――マサルさん」
「オレはマサルじゃないんだぞ!」
マサルがサイトウに惚れているってのは知ってたが、なんでオレがそのマサルだと思われているんだ!?
事の始まりはワイルドエリアの「見張り塔跡地」ってところを訪れた時だ。ユウリは反対側にいったようだが大丈夫だよな、オレのライバルだし!
雨が上がっていた事もあってか初めて実際に見るポケモンや強そうなポケモンにすげーすげー言ってた時、なんとサイトウと出会ったんだ。
マイナーリーグ入りして今期のジムチャレンジに出れない今、こうして鍛錬と新しいポケモンの捕獲に勤しんでいるんだという。新しい手持ちにリオルとグレッグルを連れてた。
そんなサイトウからバトルしないかと誘われた。ラテラルタウンに遊びに行く時はポケモントレーナーじゃなかったから話を聞くぐらいしかできなかったが、今のオレは立派なポケモントレーナーだ、勿論挑戦を受けたぞ!
そして何とかバトルに勝利した後、乱入してきたゴースがサイトウに『さいみんじゅつ』をかけてきて―――こうなったんだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……マサルさん、マサルさん……♡」
「だから違うんだぞ、うわっぷ!?」
『さいみんじゅつ』でオレをマサルだと勘違いしているのは解ったが、なんでオレの服を脱がす!?
なまじ力が強いせいで抵抗できずスッポンポンにされたオレ。半勃ちのペニスも露わになってサイトウは……涎垂らしてガン見してる。
「はぁぁぁ……マサルさんのおチンチン、まだ勃ってないのにこの大きさだなんて……
オレを抑えながら見下ろすサイトウの顔はとても嬉しそうだ。もーそー以上っていうけど、オレはマサルじゃないからなんとも言えないんだぞ……。
「けど今は……ちゅっ♡」
「うぉ……んっ、あ……っ!」
徐にオレの首元にキスしてきた。吸い取ったり舌でぺろりと舐めたりするから、思わず声が出ちまう。
「たくさん味わいますね……♪」
寝ぼけ眼でオレを見上げるサイトウにドキっとしちまった。幾ら『さいみんじゅつ』にかかったからってこんな顔すんのかサイトウって……。
そのまま首筋、胸板、乳首まで舐められて……勃起してきた肉竿を優しく扱かれている事もあって、オレは抵抗虚しく声を上げるだけだ。気持ちいい……。
ユウリにもして欲しいな、なんて―――!?
「マサルさんこの間筋トレした時より筋肉落ちてませんかダメですよちゃんとタンパク質豊富なきのみ食べなきゃですがこの触り心地も素敵なので悩みどころですいえマサルさんがそんなエッチな反応してくれることが嬉しいからどっちでもいいんですがそれより手のひらに伝わる硬さと熱が凄いですマサルさんのチンポあぁぁこの歳でこの大きさって素敵ですいえマサルさんのチンポに触れるいう日が訪れるとは思わずいつも妄想でしか浮かべなかったのにマサルさんの前でチンポしこしこできるなんて素晴らしい日です!」
(怖い怖い、なんか怖いぞ!?)
とろんとしているけど光のない目で見上げながら一息で喋りまくるサイトウが怖い……いや「おもい」ぞ!?
「あ、今ビクビク震えて……私でこんなに勃起してくれるなんて幸せです……もう我慢しなくていいかぁ♪」
胸板にキスマークをつけまくるのを止めてフラリと座り込んだ。これユウリになんて言えばいいんだ……?
蹲踞と呼ばれる姿勢でも抜群の安定を見せ、オレのペニスに熱い吐息をかけながら凝視する。暫くじっと見た後、大きく口を広げ……っ!?
「んぶっ、んっ、じゅぼっ、んっ、んちゅっ、んんんっ!!」
「くあぁぁぁ激し……っ!」
先端から根本を喉奥まで咥えて一気に引き離すを繰り返す、所謂ディープスロートってやつか! 暖かい口が勢いよく出たり入ったりして、すげぇ気持ちいい……!
ユウリとする時は舌で優しく包んでくれていたが、サイトウのはまるで貪るようにしてオレのペニスにしゃぶりついている。口の端から涎を垂らすほど夢中みたいだ。
「んっんっんっんん……ぷぁっ! はぁーっ、はぁーっ……あむっ、じゅるるるっ!」
一息ついてからまた喉奥まで加え、今度は口をすぼめて吸い上げてくる……! 唾液と先走り汁を貪欲に吸い込んでいるかのよう。
腰が引いちまうぐらいに気持ちいいが、両腕で腰に抱きつかれて逃げれない。そもそも後ろは壁だし……けど一心不乱に首振ってペニス味わうサイトウが……なんというか……。
マサルはサイトウが好きで、いつも素っ気なく突っ撥ねていたサイトウが実はマサルが大好きで。
それが偶然にもゴースの『さいみんじゅつ』にかかったことで知っちまって、サイトウはオレをマサルだと思い込んでこんな激しいフェラチオを……。
(なんか……エロい!)
アニキとソニアのセックスを覗き見していたような、ムラムラする気持ちが胸の奥から湧き出て……やばっ!
「ごめ、出る……あぁぁぁっ!」
急激に湧き出る射精感に襲われ、サイトウも感づいたのか「逃がすものか」と言わんばかりにぎゅーっと抱きしめて喉奥までペニスを咥えて……そのまま射精。
ユウリのオマンコに射精する時にも似た解放感と快感が全身を駆け巡り、たっぷりとサイトウの喉に流し込んちまった……途端に悪い事しちまった気になるんだぞ……!
「んぐっ、ぶふ……んきゅっ。 ごきゅ……ごくっ……ぷぁっ」
サイトウは喉を鳴らしてオレの精子を飲み込んで、ゆっくりと惜しむよにしてペニスを口から引き抜く。精子と唾液で濡れたペニスを、同じもので口を濡らした口元がエッチぃ。
そのままモゴモゴと口を動かし……唾液と精液が混ざった粘液を広げた手に滴らせる。
「ふふふ……私の口でこんなに……気持ちよかったんですねマサルさん……♪」
嬉しそうな顔してオレを見上げている……うう、オレはマサルじゃないんだぞ……ごめんユウリ……。
「じゃあ次は私の番ですね♡」
そういうとサイトウは、蹲踞の姿勢から足を広げ、スパッツを下着ごと脱いで蟹股になった。そのまま腰を突き出して、既に濡れ濡れのマンコを突き出した。
「はぁっ、はぁっ、んあぁぁっ! 見てぇ、見てマサルさんっ♡ マサルさんのチンポ咥えて、こんなに濡らしちゃいましたぁ♡」
オレに見せつけるようにして腰を揺らし、ちゅこちゅこと音を立てて指を出し入れさせるサイトウ。
熱を帯びた眼でオレを見つめ、遠慮なく淫らに息を吐きながら、ユウリでも見せたことないオナニーを見せつける……オレをマサルだと思い込んだまま。
なんか……もう見てらないぞ!
「もう止めろ! オレはマサルなんか……じゃ……」
マサルの為にもサイトウを止めようとして急に暗くなったのに気付き……むしよけスプレーの臭いがしなくなったのを思い出して見上げる。
オレ達を見下ろすキテルグマが、後ろの岩の壁よりも大きくて怖く見えるぞ……!
「もぉ……邪魔しないでくださいよぉ……」
だけど、モンスターボール片手にユラリと立ち上がったサイトウの顔が更に怖い!!
モンスターボールを放って出てきたのは、サイトウの切り札でもあるカイリキー。四本の腕でファイティングポーズを取ると、キテルグマは両腕を上げて威嚇するが。
「ばくれつパンチ」
ぼそりと告げた直後、キテルグマは瞬時にキバ湖へ向けて吹き飛び、少ししてからデッカい水柱が立った。
気付けば特性「ノーガード」カイリキーの拳から微かに煙が立ってて、「一仕事終えたぜ」と言わんばかりに息を吐いていた。
「相変わらず強いんだぞサイトウのカイリキー……って、うおっ!?」
サムズアップするカイリキーを見上げてたら、突然サイトウに押し倒された。
「さぁマサルさん、もうここまで来たんです……やりますか? やりますよね? やるしかないでしょう」
オレの胸板に手を押し当て、濡れた膣口にオレのペニスを擦り付けるサイトウ。とろんとしてた目は見開いてて、呼吸はとても荒い。押し当ててる手が震えているのが胸板越しに伝わってくる。
だけどサイトウの顔は、これ以上なく赤くて―――怖がっているのを誤魔化すかのよに、強張ってた。
「愛してます、マサルさ――――」
震えるサイトウの声が、途端に切れ、操り糸を切られた人形のようにオレに倒れ込んできた。
「おっと―――さ、サイトウ?」
思わず両腕で抱きとめるが……どうやら気を失っているだけみたいだ。呼吸が落ち着いてるし、力も程よく抜けている。
とりあえずそっと退かして地面に寝かせておき、気を失わせた犯人―――当身を食らわせたカイリキーを見上げる。「うちのご主人がすみませんね」と言わんばかりに頭を掻いてたが、むしろありがとなって言ってやった。
そして、隣で土下座の如く地面にガス状の体を押し付けるゴースの姿が。恐らく『さいみんじゅつ』をかけた個体だろうな。
「……疲れたんだぞ」
勃起していたペニスが萎える程に疲れが勝り、地面に寝そべるオレ。とりあえずサイトウが起きるまでに何とかしないと。
(見ちゃった、見ちゃったよ……あのサイトウさんが『さいみんじゅつ』であんなことに……)
この時のオレは疲れてて、誰かが覗き見していたことに全く気付けなかったんだ。
不幸中の幸いというか、目覚めたサイトウは『さいみんじゅつ』が掛かった時を全く覚えてなかった。
オレは『さいみんじゅつ』にかけられた事実はそのままに、目覚めるまでに思いついた『きのみのなる木を揺らしまくってきのみまみれになった』というウソを伝え、サイトウを納得させた。
『さいみんじゅつ』ゴースも反省しているし、きのみまみれの体を拭ってくれた事もあって事態は収束した。全身を拭ったのは本当だが、愛液まみれのマンコを拭う目的があったのは内緒だぞ。
「ところで私……その……変な事を言っていたりしませんでしたか?」
「何も言ってないぞ!」
オレは無理やり笑顔を作って断言。サイトウは「そうですか」とだけ言ってほっと息をついてた。
マサルが大好きでエッチなことしたいっていう事実は、オレの心の中に封印しておくんだぞ……。
そうしてエンジンシティへ向かおうとして。
「メロンさんにユウリさんじゃないですか、こんにちわ」
「……疲れたんだぞ」
エンジンシティ前でユウリと、なんでかメロンさんと出くわしたんだぞ。
疲れててあまり気にならないな……っと。
「うわ、ホップどうしたの、急に抱き着いて……」
「すまんユウリ、少しこのままにさせて欲しいんだぞ」
サイトウとメロンさんがきゃあきゃあ言っているけど、気にせずユウリを優しく抱きしめる。良い匂いがして体がポカポカするんだぞ。
オレ、ユウリが居てくれてよかったと心から思うんだぞ……。
サイトウが『さいみんじゅつ』に弱い事が誰かに知られてしまった。