短編第二弾はFGOの武蔵ちゃん。
英霊じゃなく漂流者の方なので魔力供給云々は関係なさそうですが、スケベへの導入なのであまり気にせずやろうと思います。
オリ主の設定もそれっぽくしてるだけなので。
どこともわからない荒野の片隅。
広々とした夜闇の端で段々に重なる岩場付近。
焚き火を囲んで、二人の男女が談笑している。
「なるほど。人理の守護機関……カルデアか」
「そーそ。あそこはすごいわ。色んな時代の英雄豪傑が揃い踏み。私が出会ったのはほんの一部の英霊だけだったけど、本拠点の施設にはもっともーっといるらしいわ。訓練の範囲内だけど、多種多様な英霊が刃を交えて剣花を散らせる。一端の剣客にとっては最高の環境でしょうね」
「それは、気が昂ぶるな」
「加えて! カルデアのマスターもいい感じにウブでしたたかで健気な可愛いコだったしねっ! サーヴァントの中には全盛の姿で時が止まってるひともいるみたいだし、歴史に語られる稀代の美少女や美少年もきっとたくさんいるに違いない! あぁッ夢空間! くふふふ!」
「結局ソコなのか、お前は」
髪を後ろ頭で結わえ、身をのりだし熱弁を振るう身軽な着物姿の女……宮本武蔵。
対して、パチンと弾ける火の手に枝をやりつつ笑みを深める、左目に縦一文字の傷痕が残る男。名前はなく、『
愛らしい少年少女に目がない武蔵は、時折このような具合で暴走する。彼女のマイペースな物言いを無名がやれやれと呆れ顔で受け流すのは恒例であった。
「武蔵、年下に興奮するのはいいがあまり前のめりだと立派な胸元に火が移るぞ」
「あっははは。ごめんねー」
座り直した武蔵が頭をかくと、はぁー、と。なにやら感慨深い吐息をついた。
「けどまさか、こんな形で旅のお伴ができるとは思わなかったわ」
「なんだ、改まって」
「だってねぇ、どこにもたどり着けず、どこにも定まることができない私が、これだけの時間誰かと共に在れるなんて、以前は考えもしなかったんだもの」
「特異点とやらでは、カルデアのマスターと旅路を一緒にしたのだろう?」
まぁそうなんだけどー、と呟き、朗らかな彼女らしからぬ、影のある微笑をこぼした。
「でも、結局はこうなのよ。漂流者である私は、どこかに定住することができない。色んな世界、色んな時代の色んな場所に流れ着いても、時が来たらどこかへまた流される……その繰り返し。
波風や潮の流れのおもむくまま、どこかの浜辺にやってきては、またいずこかへ攫われていく漂流物みたく、ね」
「………」
「もちろん、自分の行く末を嘆くのは、まだ早いわ。やりたいことも、行きたいところもまだまだ溢れてるし、こんな立場でなきゃ体験できなかったような出来事もたくさんあったから。
けど、さっき言ったカルデアも、宮本武蔵の英霊は
放蕩気ままな自由人に見えて、武蔵の末路は残酷だ。数奇なドリフターゆえの終わりは、ただ死ぬことよりも恐ろしいかもしれない。待ち受ける"いつか"を考えるほど、あらゆる事柄が無価値で、虚しく思えてくるだろう。
けれど、武蔵はそんな惰弱に伏す女ではなかった。宮本武蔵の抱いた剣の極み、『空』に至るための奔放な武者修行で、彼女は常に明るく、全力で生きている。魔力さえあれば食事も睡眠も要らぬ身体で、好きに食べ、好きに呑み、好きに寝て好きに戦う。一個の命として。限られた時を、悲観に負けず正面から立ち向かっている。
無名の内心に、なんとも言えないまだら模様の感情がにじんだ。
眩しいな、とも。羨ましいな、とも。
悲しいな、とも。愛おしいな、とも。
「だっていうのに、まさかまさか。私みたいな奇特なやからが、他にもいるなんて」
さり気なく隣に腰かけてきた武蔵が、嬉しげに身を乗り出す。むに、と着物越しのやわもちが二の腕に当たっていた。
奇特なやから……無名もまた、文字通り旅の道連れ。
無名は世界に残留する形無き情報片の集合体だ。伝承、神話、逸話、噂、創作……そういったあらゆる世界に漂う不定形な幻想の断片から、ひょんな事故、または偶然によって生まれた、誰でもない"ナニか"。
魔術師的な解釈で言えば、シャドウサーヴァントや幻霊に近しいのかもしれない。ただ、彼は英霊の『座』の誰とも具体的に繋がっていない。集まった情報にどことなく偏りや傾向はあるものの、原典となるモチーフが大多数でありながら細かすぎて、モザイクアートのごとく遠目から見れば英霊っぽい体をとっているだけというのが、無名という存在である。
生まれた目的もなく、当然行くあてもなく、やりたいと思う願いや望みがない。誰かに求められて呼ばれたわけでもない。自然発生したヒトガタ現象。名無しの名に相応しく、幻想で空洞な在り方だった。
どこへ向かえばいいのかも定かでないまま、適当に足の向く先へトボトボと歩き回り。世界という世界を放浪した。
誰と出会っても、彼は認識されない。話すことも、見ることも、触れることもできる。しかしふと無名との縁が切れたとき、彼と繰り広げた記憶は初めから『無かったもの』として扱われる。
やがて無名は、他人と進んで関わることを止めた。
行きずりの縁を繋ぎ、なけなしの絆を結ぶほど、最後には泡のように消えるのだと、僻みに似た諦めに負けたからだ。
だからこそ、初めて武蔵と遭遇したとき、内心で彼は歓喜した。自分と似た流浪の存在がいてくれたという事実に。
同時に恐怖した。結局、記憶されずに忘れられるのは変わらないのではないかと。
潜在知識として知る宮本武蔵は男ではなかったか……などと当たり前に抱くはずの疑問も湧く暇もなく、期待と不安のない交ぜになった第一印象。当の武蔵は不思議そうな素振りで首を傾げ。
『ふぅん。なにやら普通の気配じゃないわね。人間じゃない、妖怪や神様ってわけでもない、サーヴァントとも言い切れない……どっちつかずの影法師、か。一筋縄でないワケアリと見た。
……まぁ、取り敢えず善悪是非は太刀合いにて取り決めましょうか! ぶっちゃけ、戦り応えのありそうな剣客と久々に出逢えて欲求不満なのです! さぁさぁ! いざ尋常にぃ―――ッ!』
と、大小を抜き放ちながら襲いかかった。
確かに無名は断片の由来から剣を持っていて、剣術にもある程度秀でている自負はあったのだが、だからといって初対面で斬りあいたいからなんて理由で本当に斬りかかられるとは思いもよらなかった。野盗や蛮族でもあるまいし。
仕方なく応戦し、己の全霊で受けてたったが、一晩以上斬り結んでも決着は着かず。
『いやぁ、満足満足っ! 貴方強いわね! 大変よき仕合だったわ。
私は、宮本武蔵。武蔵、それか武蔵ちゃんって呼んで』
汚れと傷で勇ましい姿となった辻斬り女はよくわからないまま自己紹介フェイズに入り、奇特な出自から名前がないと言うと、無名という名を与えてくれた。ひねりがないかしら? と考え込んでいたが、無名は誰かに呼ばれる固有の名があるだけ十分だった。
『あてがないのかぁ……。それじゃよかったら、しばらく旅のお伴しない? これもきっと何かの縁。一期一会の奇妙に任せて。って言っても、私も別に目的地があるわけじゃないんだけどね~。ま、明日は明日の風が吹くスタイルってヤツよ』
こうして始まった流浪人たちの旅路。
様々な土地を見て、様々な文化に触れた。嫌厭していた現地人との交流も、武蔵が勝手にズンズン踏み込んでいくので自然と持たざるをえなくなった。
別れを告げて目の前から消えれば、無名のことは無きことがごとく忘れるだろう。だが、以前よりも、彼はそれを無常と落胆しなくなっていた。
『さぁて、じゃあ次はどうしましょうか。無名』
そう言って、強引に引っ張る女剣客がそばにいたから。
旨い飯を食べた。好物のうどんを食べるさなかの彼女はこの世の春を味わっていた。逆に、それを邪魔されるのを親の仇のごとく嫌った。
豊かな自然の雄大さに圧倒された。己のちっぽけさを見せつけられた。
強い怪物、武芸者と出会った。決して無敵ではない無名と武蔵が何度も傷つき、死にかける苦難があった。
穏やかな日だまりのような暮らしがあった。剣を一時置いて、年相応の娘みたく華やぐ武蔵に見とれた。
心から捨て置けない悪徳、悲劇があった。慚愧を知らぬような悪鬼を討伐するも、救いのない無情な結末に後悔と弱さを味わわされた。
……気がつけば、長いような、短いような。判然とつかないほどの時間を二人で過ごしていた。
いつかは、武蔵とも別離が来る……そう覚悟をして、ひそかに胸を締め付けられていた無名だったが、あるとき武蔵のドリフト――異世界に渡るときの兆し――に、無名が諸とも巻き込まれる。それからも、似たような現象に何度か行き合い、別行動をとっていた場合でも、揃って異なる時空へ跳ばされるという出来事があった。
『これは……無名と私との間に、霊的なパスというか、繋がりができちゃったのかも。ようは、存在が紐付けされて、私の行き先に強制で連れてくるようになっちゃった、みたいな……?』
おぼろげな見解で武蔵は自信なさげに推測を立て、なんかごめんね、と申し訳なさそうに謝っていた。しかしそれはお門違いだ。無名からすれば、謝れる筋合いなどない。むしろ喜ばしく感じていたから。腰巾着、付属品上等だ。
また孤独にならずに済む。
また孤独にさせずに済む。
明朗快活、豪放磊落、傍若無人、けれど確かにその生きざまには芯が通っていて、善性に溢れている。大小二刀を振るい、戦舞踊を繰り広げる姿は真剣勝負のさなかでも見とれそうなくらい凛々しく美しく。日常にのぞくお茶目な理不尽さと何気なさが、周りを翻弄しながらも決して不快ではない。
ああ――そうだ。自分はずっと前、あるいは、出会ったときから、この女を。
「――めい。ちょっと無名!」
「……なんだ」
「なんだはないでしょ。だんまりしてじぃっと見つめて来てさ。かと思えば聞いてないし」
「すまん。少し、噛み締めていた」
「ふぅん? よくわからないけど、いいでしょう。そ・れ・よ・り」
猫なで声で懐に入り、するりと胸元を撫でてくる。見上げる顔つきは、焚き火の火勢とは違う熱でトロリと色づき、瞳は獰猛で濃艶な欲望をちらつかせていた。
相手の求めているものを察した無名は、辺りを一瞥し、つとめて仏頂面で言う。
「本気か? 外だぞ」
「たまにはさぁ、スリリングなまぐわいに溺れてみるのもよくないかしら? 心配せずとも、ちゃあんと気をつけるし」
スイッチが切り替わり前のめりな姿勢を崩さなくなった武蔵を、さも仕方なさを装って男は柔らかく抱き締めた。大きく暖かな懐に包まれた女はほぅ、と熱っぽい溜息を漏らして、甘えるようにみずから身をすり付ける。
「……何がいつ来るとも知れないから、ほどほどにな。あまり熱中すると、いざというときの対処ができなくなる」
「合点承知♪」
照れ臭さ混じりの不器用なOKにはにかんで、近づいてくる顔にこちらからも寄せていき……影が重なった。
***
武蔵と身体の関係を結んだのはいつの頃合いだったか。
元来、自己補完の範疇で魔力を運用していた二人。どんなに神秘が衰退した時代や場所であっても、魔力の源は微量ながら絶えず漂い、無意識レベルに取り込むことで実体を保てていた。
しかし、交合による魔力の循環が自己補完以上に存在を保つ助けになると知ったとき、どちらからともなく行為へ誘った。
……そんな打算を抜きにしても、単に親密な男女がずっとそばにいたなら、そういう仲に発展しても不思議ではないのかもしれない。
互いに憎からず思っていながら手をこまねいていたのは、そんな真っ当な
「ちゅぇろ♡ ちゅぴ♡ ふぅむ、んっ♡♡ ちゅっ♡ んぷちゅ♡」
手頃な岩に腰かける膝元で、武蔵が怒張したペニスに奉仕する。
帯を緩めて着物の襟をほぐれさせ、深い谷間を眼下に晒しながら亀頭をねぶり竿をしごく。
基礎栄養補給が魔力という手軽なのかそうでないのかわからない謎の力ではあるが、不思議なことに代謝自体は働いているらしく、運動すれば汗もかくし垢も溜まる。水場に寄るたび清めるようには心がけているものの、近頃はそれも久しく、現状清潔とは言いがたい。
だというのに、汚れた身体の汚れた部位を丹念に舐めあげて、うっとり目元を緩ませる大剣豪。刀を握る者とは信じられないほど柔らかく嫋やかな手と指で、しゅるしゅると陰茎をこすっている。
「ぢゅりゅりゅぅぅ♡♡ ふふ、胴回り
すぅぅぅ、はぁぁ……♡♡ おまけにクラクラするほど匂いまで濃いとか。女を殺しに来てるじゃない、まったく。ズルイったらないわ♡」
文句らしき愚痴をこぼしながらも労るような愛撫は止めない。むしろ熱心に唾液をまぶし、潤滑を得てシゴきは早くなっている。ジワジワと腰底に溜まる快感。本流の上澄みとも言うべき先汁が浮かぶやいなや、先っちょに唇を落として、そのままずろりと呑み込んでいく。
ヌメヌメの坩堝と化した口内の吸い付きは尋常ではない。さすが好物を啜り慣れてるだけある。
「んん……ずりゅ♡ じゅぷ♡ くぷ♡ ちゅぽっ♡♡ ちゅぴゅ、くぽんっ♡♡
んふふ、この悪ぅいお魔羅くんがよその女にちょっかいかけないよう、しっかりタマタマが空っぽになるまでヌキヌキしておかないとねぇ。ぅぶん、じゅっぽ♡♡ じゅぷぷっ♡ ぬっぽくっぽっ♡」
「ぅ、いつ、俺がそんな素振りみせた?」
関係する以前から、身綺麗を保っていた無名。どころか、性行為など武蔵と経験するまで一切興味すら湧かない童貞だったというのに。
少なくともこの贅沢な肉の味を知ってからも、彼は目の前の女しかそういう目で見ていない。純情一途な男であった。
「そりゃあ今まではないけどぉ……ちゅぴ♡ この先もどうかなんてわからないしゃない?
こんなお転婆な暴れん坊を持ってるんだから、いつ暴走して手当たり次第にお種を撒き散らすか……傷で若干ワイルド風味だけど、無名は顔の造形もいいから、人里なら女のほうから寄ってきてコナかけられるかもだし……想像したらなんかイラっとしたわね。じゅぷんっ♡♡ ずびびゅ♡♡ じゅちゅりゅりゅりゅっ♡♡ ンれぉれぉ♡」
「っく、ただの冤罪っていうか、濡れ衣だろ」
「釘刺しといても損はないわ♡ ぬぷりゅ♡ ぢゅずるるる♡♡」
しかしまぁ、個人的には独占欲を向けられるのは悪くない気分だったり。
ぬぷっ、ぬぷっ、とぷるぷるの唇がカリのくびれを往復して、たまらない痺れが背筋を震わせる。口粘膜に包まれた亀頭に舌がぬろぬろうごめいて絡み付き、イタズラっぽく甘噛みされてスパイスのように痛気持ちいい刺激がもたらされる。
すっかり唾液でコーティングされたぺニスは、黒々しい外見をなおのこと卑猥にさせて、ぴくんぴくんと喜びに脈打っていた。
「ふふふ、ずっと熱い視線が刺さってるわね。さてはこっちも使ってほしいのかな?」
武蔵ははだけた襟前をさらに開いて、みずからの乳房を露出する。綺麗な形と豊かな大きさを両立した白い双峰がぶるんっ♡♡ と解放感に弾け、見る者の目付きを血走らせた。
挑発するように微笑みながら自分の胸をねっとり揉みしだく武蔵。大きさ相応に膨らんだ乳首をカリカリと爪で引っ掻き、つまみのようにいじっていく。ムクムクと立ち上がった桜色の突起がツンとするとオナニーはさらにねちっこくなっていき、スタッカートを刻む媚声が無名の意識を惹き付ける。
「あん♡♡ ……あらら、オチンポすごくビクビクしてる。ほっとくなって怒ってるみたい。だったらぁ」
口をモゴモゴ動かし、溜め込んだ唾液をとろぉーっと谷間に流し込み、「えいっ♡」と勃起を挟み込んだ。
「武蔵ちゃんのパ・イ・ズ・リ♡ 好きだよねー貴方♪」
むしろ好きにならないほうがおかしい。むっちり柔らかな肉感に圧迫されて、チンポは節操無く大喜びだ。シミひとつ見当たらないキメ細かな肌が左右から交互に襲いかかり、口内ローションの助けを借りてすべらかに捏ね回される。
ぎゅ~♡♡ と脇を締めながらたぷんっ♡ たぷんっ♡ と大胆に上下すれば、あまりの密着悦楽に腰が思わず浮き立ちそうになった。
「私の胸でも全部覆い隠せないんだから、やっぱりご立派。けど、反応はハジメテの頃から素直でなんだか可愛いくもあるのよねぇ……んーむっ♡ じゅる♡ ぷちゅちゅ♡♡ ぇろん♡ べぇろ♡ くぷ、じゅっ♡♡ くぷん、じゅぽっ♡♡」
おっぱいまんこからぴょこぴょことのぞく赤黒い肉膨れに吸い付き、音を立ててしゃぶる武蔵。
頬をへこませ誰もが振り向く美貌を淫らに歪めながら、今にも爆発しそうなほど張りつめた太マラに唇を差し出している。
段々近付いてくる。腰底にわだかまっていた熱量が、射精管をのぼってくる感覚が。
「じゅぷんっ♡♡ ずちゅるる♡ ちぅぅっ、ぴちゃ♡ じゅぴる♡ んふぅ♡ んぽっ、くぽっ、ぢゅぽっ♡♡」
そろそろ限界が近いことを察したか、肉幹を刺激する乳肉の圧力がより増していき、滾々と絶えず漏れるカウパーごと含んだ亀頭を、ち゛ゅうぅぅうぅぅ♡♡ とひときわ強烈に吸引してきた。
「っぁ、ぐっ、出す、ぞ……!」
どくッ♡♡ びゅくくぅっ♡♡ びゅるっ♡ どびゅるるるるっっ♡♡♡
「んんん~~~っ♡♡♡」
熱心なパイズリフェラに、とうとう降伏の白旗が上がる。
武蔵は自身の谷間に鼻先を埋もれさせ、なるべく深いところで射精を受け入れている。脈動するたびに尿道から勢いよく噴出するマグマを、彼女はこぼすことなく溜め込んでいき、チンポの中にザーメンを一滴も残さないとばかりに胸で外から搾り上げつつ啜り尽くしていく。無名は腰の抜けるような法悦に言葉もなく息を詰まらせるばかりだ。
やがて発作が収まると、ちゅぽん♡ とぺニスを抜き、頬を膨らませたままぐちゅぐちゅと噛み締めるかのごとく精汁を口内でもてあそぶ。
「ろぉ♡ いっはいれられひょ?♡」
こぼれないよう上向きで晒された女の口内に、泡立ったザーメンプールがなみなみと満たされていた。濃厚な精臭が見ているだけで匂いたつ、抜きたてホカホカな精液溜まり。はしたなく無防備なその艶姿は雄の興奮を煽り、怒張に再び力を与えるようだ。
目元をあだっぽく細めた武蔵が、赤い舌ヘラで精子をいやらしく混ぜっ返しながら、たっぷりの唾液とともに白濁をごくりごくりと飲み下していく。
「ん、ンェっぷ、失礼。んふふふ、ごちそうさま♪ 甘露甘露♡」
濡れたリップを妖艶に舌でなぞってドヤ顔で見上げてくる女武者を衝動のこみ上げるまま押し倒しそうになるも、すんでで踏みとどまった。
このまま獣欲に従い貪ったら、文字通り武蔵以外見えなくなるだろうという確信。積み上がった岩棚を背にしているとはいえ、万が一を考えれば屋外で完全に理性を消失させるのはまずい。昼間のうちに降りかかる火の粉は撃退したとはいえ、どこぞにいるであろう魔物も野盗も、タイミングを計ってくれないのだから。
「そうそう。ちゃあんと死角がないように楽しみましょ? セックスに熱中して敵襲に気付かず死にましたじゃ、あまりに締まらないから」
構えた状態で固まった両手に、武蔵のそれが添えられる。しゅるりと蛇のように絡む細指。からかい気味に口元をニヤけさせ、にぎにぎと骨太な感触を楽しむような恋人繋ぎを保ちつつ、無名の腰へ跨がった。対面座位。互いに相手の背中をフォローできる体位だ。
「あは♡ あんなに出したのに、すっかり元気ね。精気充溢、性欲絶倫おおいに結構。今度は私も楽しませてね?
ではでは、そなたの肉刀、この鞘壺にお納めつかまつる♪」
思考がだいぶ湯上がってきたのか、あるいは素でこれなのか、どちらともとれないおどけた調子で武蔵が囁き、下半身だけの動きだけでくちくちと剛直と割れ目を触れあわせる。
パイフェラで彼女も昂ぶっていたお陰か肉厚な淫唇はトロトロと潤い、逞しい勃起肉を頬張る瞬間をいまかいまかと期待して、女蜜を溢れさせていた。
「んっ、んっ♡ ぁ……は、はいっぁ……んはあぁぁ……っ♡♡」
膣孔に先端がハマりこむ感覚……続けて肉棒がズブズブと奥に引き込まれていき、腰同士がぱちゅんっ♡ と重なった。膣内はゼリー化した温泉に浸かっているのかと錯覚するほど熱く、敷き詰められた肉ヒダが迎えた竿を棒飴のように貪欲に頬張っている。
ほぅ……♡ と熱い吐息を吐く武蔵。やや苦しそうな、汗ばみ赤らんだ顔。多幸感で緩んだ目尻がなんとも色っぽい。
「ふぅ。何度味わっても、この瞬間はなかなか大変♡ 最初は、ちよっと控えめに動く、わね……ふぅ、あっ♡ ぁ♡ んっんっ♡」
はじめは恥毛同士を擦り合わせるように、細かく腰を前後させる。性行というよりチンポを馴染ませようとする動きだ。それでも十分に気持ちよく、鍛えられた腹腔がなまめかしく揺すられるたびグリグリと亀頭が秘めたる最奥をやわくほじくっていく。
柔らかな畦道の終点にある異彩な弾力がアクセントとなり、先端を愛撫する。秘洞の中にもう一枚肉厚な唇があるがごとく、むちゅ♡ むちゅ♡ と鈴口へ濃厚なディープキスを降らせている。そのさい、きゅんきゅんと反応して吸い付くヒダツブのいじらしさに、なおのこと血の巡りが加速してしまうのだ。
「はぁ、はぁ、んんっ♡ ぁ、ふぁっ♡♡ ぉ、奥♡ いいとこ当たってぇ……んぉ♡♡ ずっと、ぐりぐり抉られて、あぁん♡ っくぅ♡ おまんこ、満たされてる♡ あんっ♡♡ また大きくなったぁ♡♡ ミチミチ♡ って、ナカ広げられてるっ♡」
圧迫感に慣れてきたのか、腰の振りが大胆になっていく。絡む膣ヒダが活発となり前後だけでなく左右へのツイストも加わった、なめらかなグラインド。くねるような円運動が徐々に拡大し、肉柱を軸とした淫らなベリーダンスを踊る。
瑞々しい媚肉が隙間無くペニス全体に吸い付き、うねうねと揉みこみながら水音を響かせる。
そこで、唐突にしなだれかかる雌の恵体。しっとり肉感が肌に張り付き潰れた乳房の頂点がコリコリと胸板をくすぐる。
「無名……はぅむ♡ んちゅぷ♡ んふっ、ぴちゅちゅ♡♡ ちゅろ♡」
両腕を首に回して、武蔵がねっとりキス。唇を甘やかに食べ合い、舌を潜らせ唾液を絡めながら、むっちりとした太ももでも抱きつき、コアラの子供のように全身で密着度を高めて恥部をこすりあう。
情熱的な求愛に頭がのぼせそうだ。眼前のまろやかな谷間から漂う雌フェロモンが無名の生殖衝動を煽りに煽る。
じゃれるような睦みあいだけで我慢ならなくなった無名は、空いた両手を武蔵の豊かな尻肉に手形を残しそうなほど食らいつかせ、ズンっ! と強張りを突き上げた。
「んあっ♡♡ あぁぁ♡♡♡ ひゃうっ♡ あっ、つよっ♡ お腹、ゴツゴツって揺らされ……うふぅっうん♡♡」
固くなった肉棒が俄然やる気に上下動を繰り返した。しかし座った状態での律動は思いの外難しく、どこかもどかしい。
「ひゃあっ!? あふ♡♡ 待っ♡ やぅっ、んぎっ♡♡ ぃひぃ゛いっ♡♡♡ あっあっ♡ これっ、深ぁ゛あっ♡♡♡ あぅっ♡ あ゛っ、なか刺さるぅ♡♡」
がっしりヒップを抱いたまま立ち上がって駅弁スタイルに移行すると、自由の利く腰使いで好きなように女陰をほじり返す。自重と腰の乗ったピストンが相乗して生まれる衝撃に、武蔵は高らかに喘ぎ散らしては首を振り乱した。
小刻みなピストンで子宮口を何度も穿ち、かと思えば大きなストロークで膣壁全体をこ削ぐ。荒々しい肉刺しで子袋に喝を与えたら、角度を加えた槍捌きで優しくねちっこくスイートスポットをえぐる。太巻きで長尺、おまけにカリ高という雌鳴かせな剛直スペックを存分に振るい、強弱緩急を織り交ぜて、持ち得る技巧を凝らして交合の悦びを女剣士に振る舞っていった。
「あぉっぉ゛っ♡♡ ぉ゛ごっ♡♡ ひんっ♡ ほっ、んお゛ぉ゛ぉっ♡♡ やっ、それっそれぇっ♡♡♡ あはぁ♡ あっ♡♡ ソコ、やっばぃぃィ♡♡ 気持ちっ、あん♡♡ んふぅ゛ぅ゛う゛ぅぅっ♡♡♡
そんなっ弱いとこばっかりメチャクチャに突かれたら、私だけ感じすぎちゃっ……んはぁああああ♡♡♡」
ぱんっぱんっ♡♡ あんっあんっ♡♡ と、静かな夜の暗闇に、聞くも淫らな肉叩きの音色と美しい女の喚声が染み入っていく。
悦びの波にうち震えかき乱されながらも、しっかりと無名の動きに合わせて可能な限り尻で渦を描き、おまんこを締め付ける武蔵。
息のあったリズムでいちゃラブセックスに興じつつ、男には欲望の果てが見え始めた。快楽優先の突きこみのせいで、予想より瀬戸際まで追い込まれている。
「あ゛っ♡♡ ぃひんっ♡ はぁっ、ひぁ゛っ♡ さっきからずっと震えてるっ♡ ……もうヤバいのね? またせーえき、出しそうなのねっ?♡♡」
艶やかに笑って武蔵が待ちわびたとばかりにことほいだ。彼女の気持ちに連動するかのように、肉孔がぐにゅにゅっ♡ きゅうぅ♡♡♡ とうごめきながら狭まってくる。いまにも欲望が放たれてしまいそうだ。
さらに崖際へ追いやられた無名は、ぐっと歯を食い縛ると、下手な抵抗をやめてみずから転げ落ちる覚悟を決める。
「あっぐぁぁああっ♡♡ はっぐ♡ いう゛ぅ゛ぅ゛っ♡♡ 強♡♡ くふぅぅんっ♡ あぁすごぉ゛っ♡♡ んっんっんぐっ♡ 激しいっ、あはっ♡♡ こんなのされたら、私もすぐっ♡♡」
獣欲のおもむくまま、猛然と肉棒を連打する。自分から突きこむだけでなく弾む勢いで武蔵の身体を振りたくり、より深く、より強く亀頭をぬかるみへ突き立てる。
駆け足で迫ってくる射精感。睾丸で熟成された太い奔流が、精管を広げる濁流となって上ってくる。その大きな流れに抗うことなく、一秒でも長く腰をぶつけて蜜壺をかき回すことのみに全力を注いだ。
「あ゛ぃ゛いっひぃっ♡♡♡ だめっ♡♡ だめよ、お゛っ♡ おっ♡ お゛ぉ゛ォっ♡♡ 強す、ぎぃっ♡♡ ……あひっ♡♡♡ も゛、もうイっちゃうっ♡ 私もイっちゃうっ♡♡ 無名っ、早くっ♡♡ 無名も出してっ♡♡♡ 射精っ、中に♡♡ 子種びゅるびゅるぶちまけてっ!♡♡」
「あぁッ……っぐぅ」
びゅぷんっ♡♡ ぼびゅっ♡♡ どぷるるるるぅっ♡♡♡
「ぁぁ……あああぁぁあぁああっ!?♡ 出てるっ♡♡♡ 奥で、ぴったりくっついて……んあっあ♡♡ 私もイクッ♡♡♡ い゛っ――ぎゅぅゥゥ……ん゛ぉ゛ぉっぉオ……ッッ♡♡♡」
壮絶なまでの解放感。痛いくらいの吐精。一度出したとは思えない濃厚なザーメンがぴたりと狙い定めた子宮口にゼロ距離で浴びせかけられる。
本来ならサーヴァントの身の上で孕むことも孕ませることもできないはずだが、ぴちぴちと活気づいて殺到する精子たちはそんな懸念など知らないとばかりに、揺りかごの中であるかもわからない番の卵を探して泳ぎ回っている。
「うっはぁぁぁ……濃いぃぃ……精液あっつ♡♡ んぐっ、あっ♡♡♡ らめ♡♡♡ ひくひくさせないで♡♡ まら、いぐッ♡♡♡ ……精子小出しさせないで♡♡ ぴゅるぴゅる飛び出すと何回でも反応しちゃうからぁ……っ♡♡ あぁあんっ♡♡♡」
第二波、第三波と放たれる余韻が、最後まで武蔵を狂わせた。
ぬぷん♡ と萎えた息子を引き抜くと、ボタボタと白濁液の塊がねっとり糸を引いて地面に落ちる。懐の武蔵は卑猥なそのさまを眺めて、あぁ、もったいない、と唇だけで残念がった。
あまりいやらしい言葉を使わないで欲しい。再点火されでもしたら困る。
普段の快活なさまはどこへやら。とろけた面構えで虚空をぼぅ……♡♡ と見つめ、はふはふと息を整えている愛おしい女の頭をゆったり撫でつつ、無名は満足げな解放感のなか、いま手元にあるぬくもりに浸っていた。
書いてた当時はバリバリ続きモノとして書こうとしてた思い出。
閻魔亭で居候の仲居してるのとか、ルルハワやラスベガスで水着着て暴れてるのとか、変なオリジナル設定の特異点に迷い込んだのとか。
いつか書きたいと思います。