全身が熱い。艶めかしい熱が体の奥を疼かせる。太陽に視姦されている気がする、肌を撫でる風にさえ愛撫されている気分になる。刻々と息は上がり、敏感になった体からは力が抜けていく
たかが猫娘が一匹で、戦利品が増えたと思っていた。けれど、不意に横合いから飛んできた矢を受けて、様子がおかしくなっていく仲間たち。悶え苦しみ、その場で暴れだし、ついには仲間同士で手を掛け合う。女同士ならまだよかった、男女のことなら普通の話だ。だけど、男同士になると目が当てられない。次々と尊厳を殺されていく仲間たちの姿に耐えきれず、ついに冒険者の少女は一人で逃げ出してしまっていた
なるべく人目のつかない所へ
もう頭の中はそれで一杯だった。逃げるためじゃない、残った理性がそうさせていた。人前で痴態を晒す、それだけは避けたい一心だった。無防備だった脇腹を掠めた矢傷が疼き出す。ジクジクとイヤな熱を放ちそれが全身に広がっていた。それが幸いだったのかは分からない。矢傷が浅かったせいか、中途半端に残った理性こそが自分を追い詰めている気さえする
歩く度、地面から伝わる衝撃だけで体が揺れる。それが快感に変わるまでに時間は掛からなかった。逃げるよりもまずはこの興奮を鎮めたい。順序がおかしいことには気づいていても、体を浮かす婬鬱な熱を解消しなければ、その内に歩くこともままならなくなるのは確かだった
「くっ…はっ。ああっっ…」
足がもつれ、その場に倒れ込み、そのくせ悲鳴には艶が乗る。地面を這う様に、動けないからって獣道の真ん中で行為に及ぶ訳にも行かず。熱くなる一方の吐息を飲み込みながら、少女はなんとか太い木の幹の陰にまで逃げ込んでいた
鎧を外し、シャツ一枚と、スパッツだけの薄着姿になる。動きやすさを重視して、剥き出しだった脇腹に残る矢傷からは薄っすらと血が滲んでいた。だけど、毒か、それがモンスター娘の力なのか、傷口から広がる熱は、少女から我慢という言葉を次第に奪っていった
一度、理性が溶けてしまえば人に残っているのはなんだろう?
お腹は空いていなかったからか、このどうしようもない苛立ちが全部性欲へと変わっていく。傷口を指でなぞる。ズキッとした鋭い痛みの中に甘い痺れが混ざり込む。「はぁ…っ」と溢れる吐息の後に、否応なく性感が高まっていく
「んはっ…あっ、やだ、こんな…ダメなのに、指が…」
少女にも経験が豊富だった訳じゃない。でも、こういう仕事柄だ。戦いの後の興奮を冷ますのに、少しだけ自分を慰めたことがないでもなかった。指が体を這いずり回る。まるで自分の指じゃないみたいに勝手に動く。矢傷を撫でていた指先が胸に向かって伸びていく、お腹を撫で回していた掌がそのまま太ももへ、その内側へと滑っていく
体がゾクゾクと震え上がった。期待に胸が高鳴ってしまう。ゴクリと飲み込んだ生唾。身じろぎ一つするだけでももどかしい、思わず太ももをこすり合わせ次の快感を求めだす。シャツの下から指を忍ばせ、ブラジャーへと手に掛ける。ホックを外すのも煩わしく、そのまま捲り上げると、晒された胸の膨らみを手で包み込んだ
決して大きくはない。自分の手の平で包める程度の成長途中な少女の胸。けれど、形には自信があった。このまま大きくなればきっと、すらっとした形の良い曲線を描けるだろうと思う。そう願い、自分で愛撫を重ねた事もあったけど、この快感はその時以上に少女の性感を昂ぶらせていた
「はぁ…はぁっ。あっ! やっ…なんで、これ…こんなに、わたし…気持ちいいの…」
生々しい吐息が胸に降りかかった。少し揉んだだけで声が弾み、勢いがついた性感はますますと熱を帯びていく。頭にモヤがかかり、断続的に上がる嬌声を抑えられなくなる。口元に手を当てそれを押し込もうとしても、指の隙間から声が漏れていく。エッチなことをしている。いつモンスターに襲われるかも分からない森の中で自分を慰めている。その不安でさえも興奮に変わり、少女の体からは更に性感が溢れ出す
「ふぅ…ふぅ…はぁっ、あっ、はぁぁぁぁっ…」
固くなった乳首の先に指が擦れる。甘い痺れが全身に広がり、高鳴った性感が胸を打つ。ジクジクと脇腹に付いた矢傷が熱を増し、それは次第に下腹部へと拡がり包み込んでいく。増していく性感に耐えきれず太ももを擦り合わせると、内側に濡れた感触が広がってきた
見下ろした体。自分の手に揉みしだかれる胸と膨らんだ乳首。浮かんだ汗が流れ落ち、それは臍からこぼれて下腹部を覆う黒いスパッツへと吸い込まれていく。その中心は濡れっぽく滲んでいた。合わせた太ももの間、股の中心、女の子の大事な部分
高まった性感が熱を孕み、興奮が汗の代わりに愛液を滲ませる。触れたい、触れたいと、思えば思うほど口を抑えていた手が離れていく。おっぱいから手を離す、そんな考えなんか浮かばなかった。むしろ、おっぱいと一緒に割れ目を愛撫すれば、どれほど気持ちよくなれるのかで頭が一杯だった
恐る恐る、ゆっくりゆっくり。それでも確かに指先は滑り、こすり合わせていた太ももからは力が抜けていく。風が吹く、その刺激に肌が色めき立ち、濡れた股間の周りが少し冷える。だからだろうか? 触れた指先は酷く温かった。熱いくらいの指先は、黒ずみを増したスパッツの上を滑っていく。割れ目の中心を、その形を確かめるようにゆっくりと、下から上へと辿っていき。その根本、クリトリスの上を指先が触れると、一瞬だけ体が強い快感に揺らされた
「あぁぁ、やだぁ…ゆび、とまんなっ。わたし、こんな…はぁぁ、やっ、んぅぅぅっ!!」
唇を引き結び、溢れそうになる嬌声を無理やりに飲み込む。飲み込んだ嬌声は胸を震わせ、鼻声となって喉を鳴らす。甘い鳴き声だった、自分が興奮しているのが嫌でも分かってしまう女の鳴き声。それを胸の深くで響かせながら、必死に引き結んでいた口の端からも溢れだす
指先に感じる汗と愛液。しっとりと汗ばんだ肌の上、慎ましいながらも柔らかい胸の感触を楽しみながら、固く凝った乳首を転がして遊ぶ。それが堪らなく気持ちがいい。スパッツから滲む愛液を掻き回す様に指を動かし、割れ目に這わせる。ショーツとスパッツと2重の布の上からでも、クリトリスの辺りを指先で押さえると背筋がビクビクと震え上がり、一段と高い嬌声が上がってしまう
少女はどこまでも無防備だった。時も場所も忘れて、自分が生み出した快楽に身悶える。力の抜けた体を木の幹に預け、閉じていた太ももがだらしなく開かれる。此処が外で、森の中で、モンスターが居るような場所で、そんな当然の危機感は、婬鬱な快感の前には無意味だった
もっと気持ちよくなりたい
それが少女の全部で、自分を犯す指先にも次第と熱が籠もっていく。割れ目を弄る傍から快感が広がる、広がった快感は熱を生み、お腹の奥へと溜まっていく。グルグル、グルグルと、快感を弄ぶように指先で割れ目を混ぜ返し、ガス抜きとばかりに虐めた乳首の先からは快感が吹き出していくみたいだった
眼の前がチカチカする。全身が気持ちよくってどうしようもない
絶頂の予感は少女を更に追い込み、全てがどうでも良くなってくる
「やっ、あっ、はぁはぁっ、ひゃんっ、んや…っ。あ、あ、あ…はぁ、んぅぅぅ…い、いっちゃ…」
粘ついた吐息だった。快楽に塗れた甘い声が、しかしその瞬間に喉に詰まる。きゅぅっと、お腹の中で溜まっていた熱がなくなったかと思えば一気に溢れ出し、膨らんだ快感にゾクリと背中が揺れると、一瞬で少女の頭の中は快感に溶かされる
「ふわぁぁぁぁぁっ!? あ、あっんくっ、んはっ、あぁぁぁ、はぁぁ…ぁぁぁぁ…やぁ…」
気持ちよかった。とっても、今まで、一番感じてしまっている。自分の上げた鳴き声に、モンスター達が集まってくるかもしれないのに、そんなこと何一つ考えられなかった。ただ気持ちよくって、全身を快感に満たされるのが幸せで、だってこれは矢傷の、きっと毒みたいなもののせいだから…
今更な言い訳だ。だけど、それもまた事実ではある…
一つ、残念だったとすれば、あの場にとどまっていれば、仲間の誰かに犯してもらえたのかと、疼く割れ目の奥がそんな淫らな欲望を訴えていた