ルフィ達が勝った。それが島中に広まるのに時間はかからず、島中の全員で宴が始まった。
泣いて、笑って、歌って、踊って、飲んで、食べる。これまで抑圧されていた全てがそこでは許されていた。
すべての人が〝生きて〟いる。それも〝自由〟に。
サンジはこれまで知らなかった料理に感動して、それを楽しみつつレシピは無いかと村の人にたずねる。それが、宴を中断する程の騒ぎになるとも知らずに。
「はァ!?あんちゃん、ナミの〝仲間〟なのに知らねェのか?」
ナミ一人で10億ベリーを稼げる筈が無いと嘆く村人達を抑える為、ノジコとベルメールは村の人達に話していた。ナミが〝宝玉〟である事を。
それどころかベルメール達家族には、余力の範囲ではあってもサポートもして貰っていたのだから、知らない筈はない。だが、村人達はその事実を知らぬとも幼い頃はノジコと二人だったり、一人でも時間のある時は演奏などを聞いていたのだから、村人達が何かを予想していてもおかしくは無いのに思い至らないあたりナミも抜けている。
けれどもナミは自分が〝宝玉〟である事を村人達が知ってる事を知らなかったし、実際村人達の他には最初から知っていたベルメールとノジコの他は、幼少期にバレてしまった赤髪のクルーと出版社関連の人達しか、その正体を知る者は居ないのだ。だからここで、大きな問題になるなんて事は誰にも予想出来なかった。
それ故に誰にも責められる謂れはないだろうが、それでも騒ぎと言うのは起きてしまう。まるでこれからの彼等を暗示するかのように、盛大な騒ぎに。
「何を、だよ?」
「この村で食べられてる珍しい料理の八割は、ナミの描いたレシピだぞ?」
「そうよ、だってナミちゃんが〝宝玉〟なのは知ってるでしょ。まさか……あなた〝宝玉〟を絵本作家としてしか知らないの?」
「いや、それは無いだろ。作曲家としての〝宝玉〟が一番人気だと聞いてるぜ」
「でも、料理人さん達やお医者さん達からも人気でしょう。〝宝玉〟に書けない物は無いなんて話を聞くと鼻が高いですよ。うちのナミちゃんが書いたんだぞ!って思いますからね」
皆の会話が聞こえて私は驚愕に目を見開く。どうして宝玉の話になってるのかを理解するより先に、何から聞けば良いのかさえ一瞬分からなくなる程に私は混乱している。
音楽と絵本以外の本格的な活動を始めた頃には、もうアーロン一味にいたから知られてなんていないと思っていたのに。知ってたなら、どうしてお金が足りない時にそれを伝えてくれなかったのだろう。
「待って、なんで……なんで皆が知ってるの!?話してないわよ!?」
「あァ、私達が話したのよ」
ベルメールさんがお酒を片手にアッケラカンとそんな事を言うから、私は口をパクパクと動かして、何を言いたいのかも分からずに混乱する。村の人達にも感謝の言葉と共に知っていたと告げられては、頭を抱えたくなったのも当然だと言えると思う。
「ナミが〝宝玉〟だったのか!?うちの村でも人気の作家だったんだぜ!でもよ、何人かのグループって聞いてたんだけどよ……他の〝宝玉〟は姉ちゃんとかか?ナミはどの書物書いてんだ?」
「ウソップ……何人もいる訳ないでしょ。私は分身とか分裂はできません」
「誰も分裂できるとは思ってねェよ。そうじゃねェんだよ、俺が聞いたのは」
ウソップがなんか変な事を言ってるのを首を傾げつつ過ごしていたら、ゾロとサンジ君が喧嘩をしてるのが見えて仲良し過ぎるのも困りものねと思ってしまう。その時ノジコが突然宴の為に用意されていたピアノの前に座ると、手を叩いて注目を集めた。
いつもは私かノジコが笛で、もう片方が歌うか、私が何かを演奏しながら二人で歌うから、打ち合わせもなしにノジコがピアノの前にいる事が違和感となる。そして、何故か逃げたいと思わされた。
何だろう、逃げていいかな。嫌な予感しかしないんだけど。
そっと後退るように足を動かすと、ノジコの視線が突き刺さった。いる事はバレていたらしい。
「丁度いいわ。ナミ、アンタに向けて歌うからそこで聞いてな。……逃げるんじゃないわよ」
「……ノジコ?ノジコじゃなくて妖怪サトリなの?」
「意味わからん事言わずに、大人しく聞いてなさい」
私がノジコを見つめると、ノジコはピアノを弾き始める。その音を聞いて、私がそっと一歩後ろに下がるとそれをルフィが止めた。
まるで逃げようとするのを阻止するように。おかしい、なんで逃がしてくれないのよ。
「……この曲も、ナミ、いいえ〝宝玉〟の作品。そして、今だからこそ、歌うわ『君は君だよ』」
題名を聞いた瞬間、咄嗟に嫌だと思って逃げようとした私をルフィは抱き締めて離さない。それを睨むけどルフィは耳元で「大人しくしてろよ」と言うだけで、その腕を緩めもしないのは意地悪だと思うのよ。
その間にノジコは唇を開く。旋律に乗って、歌声が響き渡る。
「ーーー」
村の人達はその歌いだしで、私の顔色が悪い理由に気付く。そして、ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジ君は私とノジコを見比べるようにしている。
いやもうやめて。私を見ないで。
ノジコと比べられたら立ち直れない。美し過ぎる姉を持つって不幸かも……と、初めて思った。
「ーーー」
私を抱き締めるルフィの腕が、身体がピクリと反応する。そして、小さく呟くように「ナミの事を歌ってるみたいだな」と声を落とす。
私はそれに答えられない。私はノジコにもういいと、歌わないでいいと言おうとして、ルフィに口を押さえられた。
「ーーー」
小さくくぐもった声を出す私に、けれどもルフィは拘束する手を離さず、口を押さえる手もそのまま。抵抗するように動く私に、何故か溜息を落としてくる始末。
お願い離して……と、視線を向けたくてもそれさえできない。ルフィなら視線でお願いしたら逃がしてくれると思うのに、でもきっとだからこそ顔の向きも変えさせてくれないのだろう。
「ーーー」
この歌自体は何も悪くない。でも、このタイミングで私に向けて歌う事が何を意味するか、分からないほど私は阿呆になれないのよ。
お願いします。これ以上皆に勘違いされない為にも離してください。
「ーーー」
これだとまるで私が、強がりで、誰かの為にしか生きられないみたいに聞こえる。違うのに、私はただ、ベルメールさんとノジコに幸せでいて欲しいと願ってただけなのに。
私はナミちゃんの人生を奪ったのだから、幸せになんてなる権利は無い。ナミちゃんが受けるべきだった愛情を、受け取る権利なんて無いのよ。
奪った分、せめてナミちゃんが大切にしていた人達を守る事が、生かす事が唯一の存在理由だと思って生きて来た。それなのに、ノジコもベルメールさんも〝私〟を甘やかすから……。
だから私を慕う人達全員を守らなければと思うの。その為に、ウタもルフィもエースやサボも私が守らなければと思って生きてきたのよ。
「ーーー」
少しの悲哀を込めて、私をチラリと見ながらノジコは歌う。それに、私の歌だと皆は言うけど、これ元々は世界的に有名な男性アイドルグループがデビュー当時に歌ってたやつだから。
まだ六人いた頃かなー。少女漫画の主題歌歌ってた頃だし……なんて、そんな事を現実逃避気味に思う。
「ーーー」
確かに色々あったけど、でも、ベルメールさんのように何か無くした訳じゃないし、ノジコみたいに苦しんでない。だから、そんな風に気遣うように歌わないで。
ルフィの腕の力が強まる。それが少し苦しくて、でも、何故だろう……安心してしまうのは。
「ーーー」
その時、脳裏に一瞬本来いるべきだったナミちゃんの姿を思い浮かべてしまった。彼女なら、こんな風にノジコに心配をかける事は無かったのだろうにと思えば、涙が勝手に落ちる。
どうして私は何をやっても、上手くできないのだろう。悲しませたり、苦しませたりしたくなくて……ここまで頑張ってきたのに……。
「ーーー」
私が決めた、明日?私個人の望む未来?
そんなもの、今まであっただろうか。ただ、皆を生かす事のみを考えて生きてきた。
ただ、皆の幸せだけを願って生きてきたの。私の望みは〝皆〟を切り離すと何も浮かばない。
「ーーー」
私は、ずっと自らの意思で〝一人〟で生きてきた。それを悔やむ気持ちは欠片も無いけど、それを見ていたノジコの気持ちを、分かっていなかった気がする。
ノジコとベルメールさんは、二人だから大丈夫。支え合えるから私が居なくてもどうにかなるって、そう思ってた。
「ーーー」
村の人達が私を見て、微笑む。歌の歌詞を聞いてサンジ君が納得したように頷き、ゾロは小さく笑う。
ウソップは私を見て、ノジコを見て、口の動きだけで私に「心配ばっかかけてんなよ」と、偉そうに言う。そして、ルフィは私の口から手を離して、それでも私が逃げられないように抱きしめたままノジコの歌を聞いている。
「ーーー」
私が犠牲になって終わる事を視野にずっとやってきたけど、もしも立場が逆だったら私は笑って生きていけるだろうか。そう考えて、ノジコの歌の邪魔にならない程度の声で小さく「ごめん」と謝ればそれを近すぎたが故に聞き取ったルフィに、頭を撫でられてしまう。
……ルフィのクセに生意気よ。と、ウタみたいに言いたくなるくらいには、いじけてたりする。
「ーーー」
ルフィもまた、ノジコの邪魔にならない程度の声で、小さく言う。優しげな声で、耳元に唇を寄せた状態で「ナミの代わりは、誰にも出来ねェんだから、ずっと傍にいろよ」と臆面も無く。
そんなルフィに何も言い返せないのだから、私も情けない。ノジコを私は、どれ程傷付けて来たのだろうかと、弾きながら歌う姿を見て思う。
「ーーー」
歌が終わると、追いかけるように演奏も終わり、拍手に包まれたノジコが私を見て笑う。その顔は明るくて、暖かい。
その瞳には愛情が満ちていて、甘えてはいけないと分かってるのに甘えたくなる。私が大切に想うのと同じように、大切に想ってくれているのだと伝えて来る優しい眼差し。
「馬鹿ナミ!私達はさ、ナミが集めてくれたお金がある!だから、もう私達の事は気にしないで好きに生きな!仕送りとかして来たら、もう二度と敷居跨がせないよ」
今後は支払いもない。誰からも支配されない。
アーロンに搾取されたお金も、私の集めたお金もある。楽しく安心して生きて行く事が、可能になったのだから、もう心配するなと皆が口々に言う。
私はそれをただ、泣きながら頷く事でしか、答えられなかった。声を出すような泣き方は、遠い昔に忘れてしまったから……。
涙が止まっても腕を緩めないルフィが、ウソップが皆の中心で己の活躍を誇張しつつ話しているのを横目に私を連れ出す。メリーの様子を見たいのかと、メリーにピョンと戻ったルフィに思っていたら、船内に入るのと同時にサンジ君の上着を奪われてしまう。
「ルフィ?」
「……離れてる間に、何があった」
ルフィは低く問い掛けて来て、それに息を飲むとルフィは暗く笑った。それにゾクリとしたものが全身を駆け抜け、慌てて逃げようとしたけどルフィは文字通り腕を伸ばして私を拘束してしまい、叶わない。
その勢いでベッドに投げ落とされれば、ルフィが何をしようとしてるのか分からない筈もなくて……。でも、それを受け入れる気も私にはないのだ。
「ルフィ!私はルフィを弟とし「馬鹿だな、ナミは」」
言葉を遮ったルフィはそんな事を言うと、私の腰から流星錘を外して器用に腕を縛り上げ、それをベッドの上で固定してしまう。私がイヤイヤと首を振っても、ルフィはそれを認めないと言うように笑う。
ルフィにこんな顔ができたのかと驚いて見上げると、僅かにその瞳を眇める。まるで眩しいものを見るかのように。
「こんな状態で、中途半端に拒むとか……。煽る事にしかならねェよ。……弟?それでも、大切だから傷付けられねェんだろ。なら、それを利用しない訳あるかよ」
「ルフィ……」
身体が震える。ルフィは私の下半身から布を見事に剥ぎ取り、身につけているのがブラ一枚となってしまう。
じっくりと視姦される。なのに、身を隠すすべさえ存在しない。
「それでも、待つつもりだった。ナミが男として見てくれるまで。……だけど、ナミは〝誰かの為〟に簡単にその身体を許した。そうだろ」
ビクリと身体が大きく震えると、ルフィはそれを肯定ととったようで、私の両足を掴むとそれを大きく割開く。それに私が悲鳴をあげると「誰か来てもやめねェから、見られたいなら叫べよ」と冷たい声で言われる。
その言葉は、まるで鷹の目。どうして海賊は皆、そうやって人を脅すのだろうか。
「る、ふぃ……」
私の声が震えている事に、ルフィは気付いていながら、私の秘部をただ視姦する。大きく開かされたそこは、羞恥で勝手に準備を始めてしまう。
防衛本能であっても、それが強姦されても男が罪から逃れやすい理由になる。男に都合よく、世界は作られているのだ。
「誰かの為なら、捨てられるって言うなら、それ……俺にくれよ。捨てないでもいられるように、俺が守るから」
その言葉にルフィの顔を見ると、ルフィは小さく笑った。自嘲的なそれは、どうにもルフィには似合わない気がするけど、そんな事を気にしていられる状態でもない。
覚悟を決めてるような顔なのに、泣きそうにも見える。怒ってるようにも見えるのに、怯えてるのが伝わってしまう。
「だから、貰うぞ。アーロンから、守ったんだから、その資格はあるだろ?」
「待って、ルフィ!お願っ」
声はそこで詰まらせるしかなかった。ルフィが両足を割開き、秘部に吸い付いたから。
敏感なそれを舐めて、吸って、こね回すから……私は身体をビクビクと震わせるしか出来ない。そんな私にルフィは小さく、その場で声を出す。
その吐息がかかり、そんな僅かな刺激にも私の身体は反応する。それが哀しくて、苦しくて、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。
「ナミ、俺は……ナミの全てが俺のモノだと思ってる」
「そこ……でっ喋らな……ぃ、でぇ!」
突然のルフィの言葉に、けれども弱い所に息をかけながら喋られては堪らないとルフィを見つめる。けれどもその表情は真剣で、私もまたそれに適当には返せないと理解させられてしまった。
どうしたらルフィを傷付けないか……。そんな事ばかり考えて、逃げ回る事はもう許されないらしい。
「ナミはさ、出来ねェ事なんか無くて、一人で生きる気になれば生きられるんだって知ってんだ。でも、ナミは誰よりも弱ェから、俺は初めて会ったあの日から必ず守るって決めてた。まァあの頃はナミのが強かったけどよ」
「るふぃ……」
「ウタ抱えて飛び回ってるのは見ててスゲェって思ったし、シャンクスに何度投げ飛ばされても蹴り飛ばされてもクルクル回って着地して、オレンジの弾丸みたいに飛んでくのが凄すぎて声を失って見てた」
「見て、たの……?」
驚いて声を出してしまえば、ルフィはわざと突起を舐めながら頷く。そうやって刺激して来るから声を抑える事に集中するしか無くなってしまう。
そんな私の反応にルフィは少しだけ気分良さそうな顔をする。空気が張り詰めたものから、少しだけ緩和した。
「ナミにはさ、俺にして貰いたい事とか無いって知ってる。俺がナミを助けられる事があると思うなんて、傲慢なんだって理解してるんだ。守りたいって言っても守られてるのは、俺の方なんだってさ」
「そうでも、無いのよ……?」
ルフィは私がシャンクス達に残された時、当然のように部屋に入り込んで一緒に寝ていた。あの時……ルフィが甘えているのだと当時は思ってたけど、シャンクス達と別れて、アーロンに支配されてから、守ってくれていたのだと気付かされた。
ウタは私が無条件で守る相手。傷一つだって、誰にもつけさせないと決めていたわ。
だけど何かあった時、ルフィは何故か危険な相手が近づいた時だけ飛び起きるから、私は安眠出来ていたし、私を必ず守ろうとしてくれていた。それに甘えていたのは寧ろ……。
「ずっと、あの頃から私は守られていたのよ。だから、ルフィが本気なら……多分私は拒めない」
それが恋愛感情かはともかくとして、私はルフィを拒めない。縛られていなくても、ルフィには、抵抗なんかできっこないのよ。
ルフィを傷付けるくらいなら、私が傷付きたい。だから、怪我をさせるような抵抗はできないもの。
「ナミの中で、俺は……なんなんだ?」
「ルフィはルフィって生き物なのよ。どうしても泣き虫で可愛かった頃のイメージが強いから、弟として見て、守ろうとしちゃうけど……あの頃から私の心を支えていたのは、多分ルフィなのよ」
言葉と同時に素直に笑みが零れた。ルフィは小さく舌打ちすると、私の手を縛っていた流星錘を外して、私の腕についた跡を優しく摩る。
耳があればたれてそう。ルフィってイヌ科タイプなのね。
「悪かった。ごめん」
「ルフィの、そういう所好きよ。いい子ね」
言いながら頭を撫でれば複雑そうな顔をされるけど、素直に謝れるのはひとつの美点であり利点だと思うのよ。そう思いながらルフィに腕を伸ばす。
両手で包むようにルフィの頬に触れて、そのまま頭を抱き締めるとルフィが深く溜息を落とす。そして、ルフィは私の胸に跡を遺していく。
「んっ……!」
「言っとくけどな、無防備過ぎるナミが悪ィぞ。それと、色々難しい事考えるのやめた」
「ルフィ?」
首を傾げると、ルフィは少し照れたような顔をする。それがなんだか、昔を思い起こさせた。
幼い頃のルフィも、こんな顔で私を見ていた。大好きで、離れたくなくて、なのにどうしたら相手が消えないか不安な気持ちを隠さない真っ直ぐな眼差し。
ルフィは私を視線を逸らしもせずに真っ直ぐに見て、迷いなく言う。まぁ、ルフィは真っ直ぐだからルフィなんだろうけど。
「俺はナミが好きで、ナミを抱きたい。んで、ナミを抱いた奴が合意なら、嫌だけど我慢する。けど……合意じゃねェなら、必ずぶっ飛ばす!」
「……わかりやすいわね。なら、そうね。この間の事は〝合意〟よ。だから気にしないで。そんな事よりも……ルフィって、経験あるの?」
この際真実なんざどうでもいい。今はまだ覇気も使えないルフィが、あの二人に挑んでも勝てないのは分かりきってる。
だからそれよりも今はルフィの経験の有無の方が、実は大きな問題だったりする。悪魔の実の関係もあるから、余計に。
そんな事を考えている私に、ルフィは素直に頷く。それに少し驚くけど、同時に納得できる。
「あァ、エースとサボになんか経験はつんどけって連れてかれたから、知ってる」
「……成程ね。確かに、エースは早熟だったし、分からなくもないわ」
「ナミって、ホンットにニッブイよなァー」
「え?私、どちらかと言えば敏感な方だと思うけど」
殺気とか気付けないと生命に関わるし。そう思ったのにルフィは一瞬固まってから、深く溜息を落として首を横に振る。
その後で「ナミってそういう奴だよな」と言ってルフィは何処かサッパリした様子で、明るく笑った。そして……。
「もう、俺の傍離れんなよ。ナミの事はぜってェ守るから」
「……そうね、もうルフィにかなわなそうだし、守ってもらいたいわ」
私が答えながら笑えば、ルフィは大きく頷いた。それはもう、どう表現したらいいのか分からないくらい、嬉しそうに。
その明るい笑顔に、私は何度救われただろう。私は、ルフィと共に行きたいと願う事が、許されるのだろうかと一瞬考えて、傍から離れたら連れ戻されそうだと気付く。
そしてそれが嬉しいと思うのだから、どれだけルフィに依存しているのかと思って内心で笑う。ルフィは太陽みたいだわ。
いなくなると困るけど、近すぎると焼け爛れてしまう。遠くにいてもその存在は分かるけど、やはり離れられると寒いからつい追い掛けたくなる。
ずっとあると眠れなくて、でもずっとないと病気になってしまう。あるのが当たり前なのに、常には傍に居ない。
だから私はただ、ルフィを抱きしめた。これからはずっと……そばにいるよと、伝える為に。
大型犬のような、子犬のような不思議な感覚。でも、きっと何度も突き放したからルフィも不安になったんだよね。
守りたいからと言い訳して突き放した。巻き込みたくなかったから、離れようとしただけで大切なのよ。
私がルフィを抱き締めていたら、なんか凄く落ち着いてしまってつい頭を撫でていた。そんな中で、ルフィから小さく言葉が向けられた。
「……これこそ合意、だよな。裸で男を胸に抱き込んでんだから」
その言葉にハッとして手を離すけど、最後の一枚だった下着を奪われて、生まれたままの姿にされるとどうして良いのか分からなくなり、ルフィに動揺を隠せずに視線を向ける。それを見たルフィは、驚いたような顔で私を見てから、そっと腰を撫でてきた。
身体が勝手に、跳ねた。耳が、熱い。
「ナミ……足、広げろよ」
「っ!そ、んなの……」
羞恥で顔が赤くなるのが分かる。ルフィは私の腰を撫でながら、掠れた声で膝立てれば良いだけだなんて言ってくる。
私がそれにおずおずと従うと、ルフィは嬉しそうに笑って、私の秘部に舌を這わせる。それに身体は素直に反応するけど、なんで私はルフィの言葉に逆らえないんだろう。
「んっ!……ぁ……」
自分の声が恥ずかしくて、咄嗟に指を噛むとルフィが即座に気付いて私の手を口から離す為に掴む。それなのに秘部を舐める事は辞めないから、私は甘い声を押さえる方法が分からなくなってしまう。
ルフィから与えられる刺激で身体が熱くなる。そんな自分が浅ましく思えて、泣きたくなり震えるのに、それさえ自分を許せそうにない。
「ル、フィ……も、や……ぁ!」
「合意、だろ?ナミ」
「ンァ!だか……らっ!……そこ、で……喋らっ……いで!」
「……ナミを先に抱いた奴が合意だったて言うなら、俺の事はナミから誘って欲しい位なんだぞ?それなのに、我儘ばっかり言うなよ」
声と共にかかる息が、刺激となる。それに反応して身体は自分でも驚く程に、ルフィが欲しいと訴えている事を自覚した。
でも、そんな事を言える筈も無くて……。自分で自分が分からないの。
「る、ふぃ……」
私はただ、ルフィを呼ぶ。その瞬間に視線が絡み合い、ルフィはそっとその頬を赤く染めた。
その顔を見て、ただ可愛いと思う。なのに、ルフィの行動は可愛いばかりではないから困ってしまうの。
「ナミは、狡ィよな。……ま、今回は許してやるから、次からはもっとちゃんと誘えよ?」
そんなの無理と言うより早く、ルフィのそれが宛てがわれて、それからもどかしくなるほどゆっくりと、ジワジワと中に押し込まれていく。私が身を捩るとそれを軽く押さえて、悪戯に笑うルフィを思わず睨んでしまう。
すると睨んだお仕置とばかりに、動きを止めて胸に吸い付くから涙で潤みそうになる瞳。でも、ルフィもまたつらそうにしてるから、自分で自分を苦しめてるだけなんじゃないかしら。
そんな事を思っていたら、先端を軽く歯で挟んで舌先で弄られてしまう。それにより腰が跳ねる。
「はっ……ぁ……!ルフィッお願……いじわる、しないっでぇ……!」
「ん?ナミはどうして欲しい?」
ルフィが分かっててやってるのだと、嫌でも分かる。こんなもどかしいのは、ツラい。
睨んでもまた喜ばすだけだから、私は泣かないように我慢しながらルフィを見つめると、何故か「ホントにナミは狡ィ」と言って、半分程入ってる状態から残りを一気に押し込んで来た。突き上げられた衝撃で、私の身体は大きく痙攣して目の前が白く染まる。
身体の奥に熱いものが広がり、抜いて貰えるかと思った直後にまた熱さと硬さが戻るのを感じ取ってしまえば驚いてルフィに視線を向ける。なのに、ルフィは私の顔を覗き込んだ直後腰を激しく動かし始めるから、まだまだ終わらないという事だけ伝えられてしまう。
激しく揺さぶられて、声が勝手に漏れる。断続的な耳障りな自分の声を抑えたいのに、抑えようとする度にルフィが腰を動かす速度を変えるから対応しきれない。
何度目とも分からない明滅と共に、熱の広がりを感じればルフィの若さを思い知らされるばかり。もう許してと言葉にする余裕さえなく、その熱に翻弄される。
荒い呼吸を繰り返す私の意識は既に大分薄れていて、それなのにルフィは私へのピストン運動を辞めようとしないから、あられもない声が室内に響く。そんな羞恥の中に埋もれている私に、ルフィは何故か時々苦しそうな顔を見せるから、力のあまり入らなくなってる腕でルフィを抱きしめる。
「ルフィ……っ」
「ナミッ!だから、甘やかすなっ!……よっ!」
「きゃあぁぁぁ!」
中に埋まっているルフィが突然大きくなって、私はそれに耐えられなくて悲鳴をあげる。それにルフィは何処かホッとした様子を見せるから、抱きしめられたくないのかなと薄い意識の向こうで考えた。
嫌われ、た?もしかして、想像してたのと違って期待はずれだった……とか?
「ナミ……好きだ……」
嬉しくて、不安が吹き飛んで行く。ただの一言なのに、心が簡単に浮かび上がるの。
遠のく意識の中で、確かにルフィの言葉を聞いたのに、私はそれに何も応える事が出来なかったのが悔やまれる。ただ、ルフィの腕を掴んだ所までは覚えているのだけど……。
意識が戻った時、異物感を感じて身じろぐとルフィが後ろから抱き締めてきた。……あれ?なんで私、ルフィだってわかるんだろう。
「ナミ、起きたのか?」
「ん、ルフィ……。あの、まさか……」
なんかね、挿ったままのような気がするのよ。とは、口に出せなかったけど伝わった様子で。
どうしよう。首の後ろと耳が熱い。
「ん?……あァ、起きたらそのまま逃げられる気がしたから、抜かなかった」
……鋭い、わね。そっと抜けてシャワー浴びるつもりだったのが、バレてたとは。
そのまま身支度整えて宴にさり気なーく戻ろうとしてたのに、まさかそこまで読まれてたのかしら。でも、まだそれが不可能と決まった訳ではないわよね。
「も、起きたし……抜いて、欲しいな」
甘えるように言えば、ルフィが項に唇を寄せて、小さな痛みを遺す。それに身体がビクリと揺れると、ルフィは小さく身体を震わせてどうやら笑ってるらしいと知る。
なのに、文句さえ何も言えない。だって、なんかルフィの機嫌が良さそうなんだもん。
「……ルフィ?」
「ナミから、ちゃんと答えて貰えたら、抜いてやってもいい」
「何を?」
問い掛けると身体を反転させられて向かい合わせになったけど、それどころじゃない。動いた刺激で甘い声が勝手に出て、ルフィを締め付ける。
中でルフィを強く感じてしまう。擦れたのが理由だとは思うけど、ルフィの熱と圧が時と共に増して行く。
「くっ……!ナミ、お前……」
「しっ……仕方ないじゃない!生理現象よ!急に動かすから!それに、ルフィだって突然大っきくしてるじゃないっ!」
「ナミ、それこそ生理現象だろ」
穴掘るからスコップください。自分で穴掘って埋まりますから、お願いします。
そう言いたいくらい恥ずかしい。そんな私をルフィは真っ直ぐに見つめて、うーんと唸る。
「ナミの中で、俺はまだ、弟か?」
「ルフィ……?」
「ちゃんと、女として俺を見てくれて反応してくれてた気がすんだけどよ。そう思った次の瞬間には、ナミは俺を甘やかすから」
私はルフィを呆然と見詰めて、少し考える。……どうなの、私。
ミホークさんは、シャンクスの友人だから優しいお兄さんみたいな感覚でいて、あんな事になった。勿論合意じゃなかったし、嫌だったけど。
ドフラミンゴは生命の危機を感じてたけど、逃げられなくて、あんな事になった。能力まで使われて強引にやられた事で、嫌というよりも本当に怖かったわ。
どちらに対してもそれを表に出さなかったけど、どちらにも触れられたいとか、そんな事は一度も思わなかった。恋愛感情なんて欠片も無い。
ベックは信頼できるマトモなお兄ちゃんの感覚だし、シャンクスは歳上だし信頼出来るし、師匠なのに……何処か放置出来なくて、手のかかる息子みたいに思える時もある。色々な面を見過ぎて何だかよく分からない存在。
だからこの二人は明らかに家族枠で、そういう意味では愛してる。大切な人達である事は間違いないし、依存だってしてると思う。
その流れで考えれば、赤髪海賊団のメンバーは兄や伯父の集まりみたい。そんな感じで、家族としか思えないんだけどさ。
なら……ルフィは?
私は年下だからって、息子とか弟の感覚でずっと見てたし、そういう意味では確実に愛してる。でも、それが恋愛かって聞かれたら……困るわ。
多分今ルフィが誰か好きな人が出来たって紹介されたとして、笑顔で良かったわねって言えてしまう。でも、それなら何故……ルフィを私は拒めないのかしら?
そう考えて、脳裏にビビやハンコックと並ぶルフィを想像した時、胸が妙な痛みを訴えた。軋むようなそれに、寒気さえ感じるようなそれに、けれどもやはり笑顔で祝福するだろう自分が思い浮かぶ。
……必要ならルフィを殴れるのに、どうして、強く言われると逆らえなくなるんだろう。胸が、痛くなったのは、姉離れされるのが寂しかったからよ、きっと。
「ナミ、どうした?」
不思議そうな顔をするルフィに、私はただ視線を外す事無く言う。もう、無意識に近い。
言い訳するように。叱られたくない子供のように、何処か必死さを含んで。
「分からないのよ。息子とか、弟の立場のルフィなら、私は間違いなく愛してるのに、ならなんで拒めなかったんだろうって……。息子とか弟に抱かれる趣味は無いのよ、私」
近親相姦とか、そんな趣味は無い。断じて!
血の繋がりは無いからいいって、そう言う問題じゃないのよ。なんなんだろう、この変な感じ。
「一夜の過ちとも、なんか違うし……」
「ナミ、今妙な単語聞こえたぞ?」
「ルフィ……」
「ん?」
縋るようにルフィを見る。ルフィは小首を傾げて返事をくれた。
でも、どうなのか答えが出ない。ルフィを大切だと思う気持ちに嘘も偽りもないのに、ウタやノジコ、ベルメールさんを想うそれとは明らかに違うの。
「私、ルフィの事、どう想ってるの?」
「俺が聞いたんだよ!」
そうよねぇー……。取り敢えず、ルフィの頭を撫でてみる。
案外気持ちいい。でも、少しベタついてるから、後で洗ってあげなきゃ。
そのまま手を頬に移動させると、お前は生まれたての子供かと言いたくなる程、ツヤツヤの肌で……少し憎くなる。その手をルフィの首の後ろに回して、引き寄せればルフィは抵抗しないからそのまま唇を奪う。
触れるだけのキスをして、そのままルフィの口内へ舌を侵入させた時、取り敢えず不快感は無いわねと思う。そのまま舌を絡めるとルフィの舌がいい加減にしろと言わんばかりに活動を開始していつの間にか私は、受身に回されてしまっていた。
「ンンっ……!ぁ、まっ……るっふぃ……!」
私の制止は既に無駄で、口内を貪られてしまう。少し苛立ったようなルフィのそれに翻弄されて、でも、やっぱり嫌じゃない。
唇が離れて、どちらのものとも分からない銀糸が互いを繋ぐ。それを見るとも無しに見て、ゆっくりと唇を開く。
「うん、やっぱり嫌じゃないわ。でも……」
「……わかった。取り敢えずナミは鈍いって事は理解した」
「ルフィ?」
私、敏感な方だよって教えたと思うんだけど……と、思いながら首を傾げると、困ったようにルフィが笑った。その表情はやけに大人びていて、突然子供になったような気持ちにさせられる。
いつもは私が大人で、保護者なのに。ルフィは手のかかる息子か、弟の立場の筈なのにどうして。
「ナミって、流されやすい方か?」
「……どうかしら?これまでは全員殴り飛ばしたり、感電させたりして来たから、力でかなわない相手にしかされてないもの。でも、ルフィには抵抗出来なかったのよね、力的な意味じゃなくて……そう、ルフィになら何されても良いかなって思っちゃって……なんでかしら?」
「……っ!なん、だよ。すっげェ殺し文句」
力でかなわない相手って意味だと、これからはゾロやサンジ君もいる。なら、あの二人の事はどうなんだろうと考えて……よく分からないなと思う。
サンジ君は優しいから、嫌がればやめてくれそうだけど、ゾロは全く読めないわね。前にキスされたのも、単純に確認の意味合いだったとは思うし。
「わかんないわ。本当に」
ゾロにも不快感は無かったのよね。……まさか、一度心が受け入れた相手に、逆らえないとか……?
そんな馬鹿な事……。そこまで思って、思い出したのはシャンクスからの幼い時のキスで……。
やだ、有り得るかも。だとしたら、気を付けないと不味いわ。
仲間とか、仲良くなった相手に逆らえないとか、危険すぎる!過去には私、そんな特性持ち合わせてなかったわよ!?
ミホークさんもそれでいくと、一度受け入れてしまっていたし、ドフラミンゴはただ、怖かったし……。……でも、どっちも無理矢理だったのに、どちらもつらそうで……だめよ、ほだされてたら私気付いたら穴だらけだわ!
そして、もし次にあの二人と会った時、どうするだろうと考えて……逃げようとする自分が思い浮かぶ。なら、この後でルフィにまた求められたらと考えて……ルフィが望むならと受け入れそうな自分がいる。
なんだろう、この不思議な感じは。なんでルフィは受け入れるの、私。
「ねぇルフィ」
「ん?」
「取り敢えず、分からないから、抜いて」
「嫌だ」
ルフィの言葉に何故!?と問い掛けようとして、そのまま動き出したルフィに翻弄される。甘い声が自分から発せられてると分かるのに、止められない。
恥ずかしい。こんな声、出したくないのに。
「ナミの答えが出るまで、付き合ってやるよ」
「や……むり、これ以上されたら、壊れちゃう」
「……それ、煽ってるだけだからな?」
そんな言葉を最後にまだ日は沈んでもいないのに、ルフィの腕の中で私はただ、喘ぎ続けた。その途中で、私はふと気付く。
不快感がないとは言っても、触れるなら支払えと咄嗟に皆に返して来たのに、ルフィには言った事無かったなって。そして……確認の為とはいえ、自分からキスしたのも初めてだと。
「……るふぃ、は、たぶん、とくべつなのよ」
荒い呼吸の合間にそう言うとルフィの動きが止まった。だから私は呼吸を整えて、笑いかける。
ルフィが大切。ルフィには、何されたってきっと構わないんだわ。
「……私、これまでにも何度も襲われ掛けたし、キスだけなら結構されてるけど、支払えって言わなかったのはそんなに多く無いのよ。それと……私からキスしたのはルフィだけ」
「そっか。……なら、順番はおかしくなったけど、ちゃんと言わねェとな」
「ルフィ?」
「……ナミ、俺の恋人になれよ。仲間として、航海士としても当然ナミが欲しいけど、やっぱり俺はナミの事がずっと好きで、見れば触りたくなるし、触れば抱きたくもなる。だから、俺の恋人になれ」
こんな告白、過去の私も含めてされた事は無い。でも、ルフィらしいと思うし、ルフィがこんな言い方した時に引き下がらないのは良く知ってる。
だから……。引き下がらないって知ってるから……。
そう、拒むだけ無駄だからであって、嬉しいからじゃないのよ。こんな告白を受け入れるのは。
……たぶん。きっと。
「……私の体力をもう少し考慮してくれるなら、彼女になるわよ。私……このままだと本当に腹上死しちゃいそうだからそこは譲れないわ」
「……なんだ、その、フクジョウシって」
それを説明しろと……?え、新たな手法の羞恥プレイ?
私はどう言えば良いだろうと赤くなるのを押さえられずに、少し恨みがましい視線をルフィに向けつつ言葉を口にした。それから取り敢えず、ルフィに私から好きだと言うまで貪られて、翻弄される事となる。
その直後に自分の身を清めつつルフィをお風呂に入れてから、皆の元へと戻る事になったのだけど、ルフィは私のリボンを返してくれない。身支度を整えた私を見たルフィに、タオルを奪われて少し乱暴に頭を拭かれてしまった。
「本当に苦手だよな。昔から髪を拭くのさ。今まで俺いない時、どうしてきたんだよ」
「基本的には放置してきたわよ。別に困らないもの。……それと、ベルメールさんやノジコに拭いてもらったり。後は……あぁ、ベックが困った顔で拭いてくれてたわ」
「シャンクスじゃなくてか?」
「うん。ベックだったわね。雫が落ちなくなってからは、やたら触ってきてたけど」
そんな他愛無いやり取りが少しくすぐったくて、私は笑う。ルフィはそれを複雑そうにしながらも、私の髪を整えてから皆の元へと戻る予定。
ウタの髪はホンゴウが基本担当してたとか、色々な話をしていた。ルフィが髪を弄ってくれる指が、妙に優しくて甘えたくなるのを誤魔化したくて。
遠くからも聞こえていた音楽は今も続く。宴は今も大いに盛り上がっている。