というifストーリーとなります
作品独自の設定・オリキャラも出てきます。乱交シーンあり。苦手な方はブラウザバック推奨
高成は優里の腕を引っ張って急いで教室の外へと出る。同じクラスで参加していた日向と雄也もそれを見て後を追う。
「山岸くん?!どうしたの?!」
「し、静かに…!飯田が親とここに来てる…!!」
「えっ?!うそっ?!!」
高成はもう一度静かに…!と3人を落ち着かせる。極力物音を立てずに階段を降りて予備校の事務室のある部屋の壁に身を隠しつつ中の様子を聞き取るべく耳を当てる。
やはり中では里帆と里帆の母が講師となにやら話していた。
「飯田さんよろしくお願いします。」
「はい…お願いします…」
「里帆もここで頑張って成績上げるのよ?分かった。」
「うん…」
里帆の声はどこか暗い。対して里帆の母の声はどこか圧のある声音をしている。
(あれが飯田の親か…)
(里帆ちゃんとそのお母さん…)
「では試しに次の授業見ていきますか?」
講師がそう案内すると、里帆の母はぜひよろしくお願いします。と言う。3人は事務室から出ると階段を上がって面談室へと向かう。姿が見えなくなるのを確認して、高成一行は元来た道を急いで引き返すのだった。
(やばいぞ…!!飯田がこの予備校に来るっ…!!)
予想だにしていない事態。高成の顔にはこれからどうなるのか?という不安と焦りが浮かんでいた。気づいた優里は大丈夫?と声をかける。
「飯田が…来るのか…」
「そういう事だよね…多分。」
「ねえ、山岸くん。飯田って誰?」
日向がそう質問する。日向と雄也が分からないのも無理はない。高成は少し考えたのち詳しくは放課後教えると言った。
その後里帆は里帆の母に連れられ授業をを見た後、講師に明日からお世話になるのでよろしくお願いしますと言って去っていった。
放課後。4人は集まって優里の家で勉強会を開く事になった。そこで高成は里帆について日向と雄也へ説明した。
「はえ~…山岸くんの好きな人…」
「って事は塚原みたいなやつなの?」
マイペースで性に対して奔放な部分は共通しているが、言い換えるなら共通点はそれくらいだと高成は言う。
「明日からだよね、来るの?」
「親はそう言ってたし多分そうだと思う」
優里はそか…と小さく呟いた。優里の中ではこうしてあの時と同じ4人で集まっているという事から雄也の家で起こった出来事がフラッシュバックしつつあった。
(あの時もこの4人だった。なんで今になってフラッシュバックしてるんだ…?)
ふと雄也に目線を向けた優里。雄也はどうしたのかと尋ねると優里はいや、なんでもないと力なく返した。
「今日の振り返りしよっか」
「だね…」
「塚ちゃん真面目にやってね。」
「大丈夫。わかってるって」
日向は優里の呼びかけに対し珍しく素直に応じ、熱心に勉強に励んでいた。その姿はまるで何かから逃れるようだ。その後も4人は日暮れまで振り返りと課題・予習を行い、優里の親が帰ってきた所で解散となった。
優里は高成を駅まで見送るとそこで偶然にも栞と遭遇する。栞はマネージャーとスタッフ数名と一緒にいる所だった。
「あ!」
「あれ…!どしたの?」
「おひさー。今から打ち合わせついでに飲みに行くとこ。…ごめんね忙しくて」
栞の反応に優里は大丈夫と返す。そんな優里の様子を高成は横目で見ながら2人に挨拶をして駅構内へと向かったのだった。
「まさか…うちにくるとは…」
高成は夏休み前の出来事を思いだしていた。廊下で里帆と夏休みの予定について話していたのだが、そこで里帆は母親に予備校へ行くよう言われていた事を打ち明けていた。
そこで高成は予備校のサイトを里帆に見せていた。もしかしたら里帆はここがいいと伝えていたのかもしれない。高成はまさかと思いながらもこれだろうな…と感じていた。
その後優里と解散し、自宅へと戻った。
(飯田が来る…やべえ…どきどきする…)
翌日。高成が家を出て駅に向かう途中で雨が降ってきた。
「うわっ…傘無いや…取りに戻るか」
すると後ろから高成を呼ぶ声がした。赤い水玉模様の傘をさした里帆だ。
「これ良かったら…」
彼女が差しだしたのは青い折り畳み傘だった。高成はいいの?と聞くと里帆はうんと頷く。
「ありがとう…助かった…また返すから。」
高成は折り畳み傘をさして里帆と共に駅へと向かった。しかし道中はほとんど会話は無い。
(気まずい…この空気はきつい…!)
電車内でとうとうその雰囲気に耐えられなくなってきた高成は思い切って里帆に声をかける。
「あのさっ…緊張してる?」
「…うん…初めてだし…」
「そ、そっか…」
会話が途切れそうになる。高成はなんとか頭の中で考えを巡らせる。
「あ…あの…」
遮るようにして里帆が声を出した。
「分からないとこあったら、教えてくれる?」
「…勿論…!」
その頃優里もまた予備校へ向かっていた。赤い傘をさして歩く。
(今日から里帆ちゃん来るのか…)
はたしてどうなるのかという不安と、どこか里帆へ対してちりちりとした感情を抱いていた。
「…何も無ければいいけど」
教室へ入るとまだ3.4人ほどしかいなかった。参考書やノートを出してスマホを触っていると彼と彼女がやって来る。
「山岸くん…!と里帆ちゃんかな?」
「あ…初めまして。飯田里帆です。よろしくお願いします…」
「茜谷優里です。初めまして。」
その後授業前に里帆は生徒全員に挨拶をした。終始緊張しており、硬い表情を浮かべていた。放課後、里帆の様子を見て優里はある事を思いついた。
(カフェにでも誘ってみて、話してみようか。色々聞きたい事あるし)
相手を知るには会話が重要である。意を決して優里は里帆を誘ってみた。
「あー…ごめん。お母さんが迎えに来るから…」
「そっか。ごめんね…」
優里が謝った後すぐに里帆の電話が鳴った。どうやら里帆の母が迎えに来たようだ。里帆は高成と優里に挨拶をして急いで予備校をあとにした。
「…」
(うーん、ダメだったか…)
数日後。高成はいつも通り駅へと向かっていた。ここのところ道中や駅で里帆と出会ってそのまま予備校へ向かう日が続いていたが、里帆の姿を見かける事は無かった。
「休みか?」
ラインを確認してもメッセージは無い。
「…」
そのまま電車に乗って予備校へたどり着く。教室の中にも里帆の姿は見当たらない。
「どうしたんだろ」
少し間を置いて、優里が教室へとやってきた。
「あれ、里帆ちゃんまだ来てないんだ」
「みたい。」
念のためラインを送ってみるも既読すらつかない。結果この日里帆は予備校へは来なかった。予備校の講師からも里帆について聞かれたが、知っている人物はいなかった。
(休みか?)
(休み?)
…実はこの時。里帆はある場所へいた。
「里帆おひさー。ここ来るの初めてだっけ?」
「智乃ちゃん…多分そうかな」
智乃からショッピングモールへ行こうと誘われていた里帆は、予備校をサボって現地へと来ていた。
里帆がサボった理由は言うまでも無く予備校の授業に対して鬱屈を感じていたからである。元をたどれば予備校へ行くというのも母からの要求だった。この日は夕方まで母はいないのもサボりに手を出す原因となっていた。
「里帆と遊びに行くの久しぶりだね。元気してる?」
「うん。…ぼちぼちかなあ」
2人が歩いていると、クラスメイトの女子2人と遭遇する。
「あれ、智乃と里帆じゃん。元気してる?」
「ののかとかれんじゃん。おひさー」
女子4人はたわいのない会話をしていると、かれんがこう切り出した。
「今から彼氏とその友人のとこ遊びに行くんだけど、良かったら来る?1人体調崩して来れ無くなってさ」
「いいよー…里帆も来るでしょ?」
「え…あ、うん」
里帆は智乃らに連れられてショッピングモールを出ると電車に乗って目的地のマンションへと向かう。中に入ると既に男子が4人いた。そこには藤野先輩の姿もある。
「おっきたねーよろしく」
「智乃ちゃんもいるー」
「よろしくお願いしまーす」
挨拶を済ませるとかれんは早速目の前で自身の彼氏と抱き合いキスをし始めた。この場は所謂乱パであったのだ。他3人の女子も男子に誘われるがままに受け入れていく。
互いに服を脱いで欲望のままに絡み合う。それは里帆も同じだった。
「あはっ…んっ…」
「ああー…気持ちいい…」
セミが鳴かない程の熱さの中、体液をまとわせながらむさぼるように絡み合う様は若い少年少女のものとは思えぬほど凄まじかった。
時間はあっという間に過ぎ夕方となった。
「私…門限あるから…」
「そっか。帰れる?」
里帆は道が分からないので智乃と一緒に帰りたいと言った。智乃も了承し、2人でマンションを出た。別の電車に乗り帰る途中、2人はある人物をホームで目撃する。優里と高成だった。
「あ、山岸じゃん」
「…っ!」
里帆は慌てて駆け出し高成から離れようとした。里帆の様子に驚いた智乃は里帆の後を追いかける。
「ちょ、どしたの」
「ちょっと…黙ってて…」
察した智乃はこれ以上は聞こうとはしなかった。結局高成・優里と里帆・智乃は交わる事無く各々の自宅へと戻っていったのだった。だが智乃は里帆の慌てた様子をどこか不審に思っていた。
(何があったんだ…?山岸は何か知ってる?聞いてみようか)
智乃は高成へラインを送る。そのラインを見た高成はどういう事だ?!と驚きの表情を見せた。
『今日飯田は新山と遊びに行ってたの?』
そう返信を送ると智乃からは『うん、そうだけど』と返って来る。里帆が予備校へ通っている事を智乃は知らなかったのだ。
(まじか、新山は飯田が予備校行ってんの知らないのか…これは新山に言った方がいいか。飯田には悪いけど)
『実は飯田うちの予備校通ってて、今日も来る予定だったのが来なかったというか…』
高成は智乃に里帆が予備校へ行っている事を正直に伝えた。里帆に対しては罪悪感を覚えたが、サボりはサボり。真面目な高成には黙っている事は出来なかった。程なくして智乃から『マジで?!ごめん、知らなかった』と返信が来る。
「そらそうだよなあ…」
高成ははあと大きなため息を吐きながらこの件を優里に伝え、課題に取り組むことにした。
智乃もまだ手を付けていない夏休みの宿題に手を伸ばす。すると藤野先輩からまた明日も会えないか?と連絡が来た為、ぜひ会いましょうと返信を送るとこのような連絡が届いた。
『里帆ちゃんにも伝えといて』
「…」
(里帆は予備校行ってるとなると…伝えないでおくか。…てか山岸への反応もサボってたから、か…)
智乃はそのままスマホを置いて、夏休みの宿題に取り組んだ
優里はスマホを手に取り、高成からのメッセージを確認した。
「サボってたのか…何か思うところあったのかな」
優里は『そうなんだ…』と返信を送ると頭に腕を置いて彼女がなぜサボったのか、その心理について考え始めた。
「行きたくなかった、とかかねえ…サボるという事は」
「もしくは何かに興味があったとか?」
考えても正解らしきものは湧かなかった。優里は考えるのをやめて課題と向き合った。その後里帆は何事もなく予備校に通っていたが時々早退する事もあった。
「里帆ちゃん体調大丈夫?」
「うん。大丈夫。」
里帆からは語ろうとはしない。高成と優里はどうしたものかともやもやする日を送っていた。
こうして日は過ぎ、ついに予備校主催の合宿を迎える事となった。2泊3日の合宿という事もありいつも以上に勉学に対しハードに取り組む時期となる。
(頑張らないと)
(頑張れ自分!)
優里と高成は互いに頑張ろうとエールを送りあった。しかし合宿の場に里帆はいない。これについて実は里帆の母親から合宿は不参加との表明があったようだった。
「里帆ちゃんは来れ無いか、残念」
「まあその辺は仕方ないか」
こうして熱い合宿が始まったのだった。
「じゃあこの公式を、山岸くんに解いてもらおうか」
「はいっ」
初日から熱度は高い。高成たちはまだ高2ではあるが、しっかり受験を見据えたカリキュラムの元勉学に励んでいる。
「おー正解」
「じゃあ、次!茜谷さんお願い」
「はい。」
朝合宿所にたどり着いてから授業が始まりあっという間に夕方となる。講師から今日はここで終わり。という言葉が発せられるとクラスメイトは全員はあ~と大きく息を吐いた。それだけ緊張感に包まれていたという証である。
スマホやゲーム機と言った電子機器はルールによって持ち込めない為、各々夕食と入浴を済ませるとテレビを見たり、予習をしたりして過ごす事になる。
「はあ~…疲れたなあ…雰囲気いつもよりピリピリしてたし。」
優里は部屋のベランダから星を眺めていた。山の中という事もあってか澄み渡った空気の元星々が綺麗に見える。更に月も輝いていた。
「スマホあったら写真撮ってたけどなあ…残念」
「…月が綺麗ですね、か…」
夏目漱石がI LOVE YOUを日本語訳にしたものが月が綺麗ですねと言われている。その返しとしては死んでもいいわが用いられるそうだ。
「月が綺麗ですねと死んでもいいわ…」
優里がそうつぶやくと、ふいに高成の姿が脳裏によぎる。
(あれっなんで?!…山岸くんはそういうのじゃなくて同盟相手だし!)
「なんでだ?…予習するか」
優里は雑念を払うべく机に向かったのであった。
次の日は前日よりも早めに授業が切り上がり、皆でカレーづくりと夜には合宿所の近くの山の中で行う肝試しが控えていた。班分けをして各々カレーを作り出す。高成は雄也、優里は日向と同じ班になった。
「大きさはこんなもんでいいかなあ…」
高成は野菜を切っていた。雄也はこんなもんでしょと大きさを確かめると、もう1人の男子はちょこちょこデカいの放り込んでもいいっしょと軽く返した。
(まあ、そんなもんか)
優里の班も順調にカレーづくりを進めていく。
「おおー、いい匂いしてきたー」
「あかねちんつまみ食いしないでよ?」
「しないって!」
出来上がったカレーを楽しみながら食べ終え、各自入浴や予習などで時間をつぶすと肝試しの時間がやってきた。高成と優里は互いにコンビを組んで周る事になる。
「ねえ…山岸くんこういうの大丈夫系?」
「…大丈夫だと、思いたい…」
その返答に優里は既にパニック状態となっていった。こうして2人が巡る順番がついにやって来たのである。
「はあ…はあ…」
高成が懐中電灯で周りを照らすも、足元以外は殆ど暗闇に覆われて見えない。
「ひいっ!」
がさがさとなにやら動く音が聞こえてくる。こちらに近づいてくるようだ。
「ふぇっ…!?」
がさがさがさ!!
「きゃああああああああ!!!!」
パニック最高潮の状態となった優里は慌てて走り出した。高成は必死に後を追う。
「むりむりむりむりいいいいいいい!!!!」
「茜谷さーん!!!まって!!まってー!!!!!」
絶叫しながら走る2人。息が切れるまで走り続けるとそこは真っ暗闇だ。
「え…ここどこ…?」
「もしかして、はぐれた…?」
合流した高成と優里は立ち止まる。…2人はなんと目的のルートからははぐれてしまったのだ。
「どうしよ…?」
「とりあえず来た道を引き返せば…」
「だよね…!」
道なりに歩いていくも、更に奥へと迷い込む。お互い次第に焦りの色が見え隠れしてきた。
「はやく戻らないと…!」
(私のせいだ…)
「…ごめん。」
優里が突然謝り出した。先ほど驚いて走らなければこんな事にはならなかった。と高成に詫びる。
「ほんとごめん…」
(気にしてるのか…)
「大丈夫、茜谷さんは悪くないよ。」
高成は優里を慰めた。
「絶対戻れる、から…」
そう言う高成の足元は泥だらけで傷もあちこち出来ていた。優里は彼の姿を見て己を奮い立たせる。
(うん、絶対戻れると信じて…!)
「…ありがとう。」
気を取り直し獣道を歩くと、何やら声が聞えてきた。男性達の声だ。
「?」
高成が懐中電灯を照らすと建物が見えてくる。合宿所とは関係ない知らない建物だ。
「なんだろう…」
「道聞けば教えてくれるかな…?」
高成は覚悟を決めてすみませんーと言いながら建物にノックする。すると1人の男性が出てきた。
「…優里。」
「…え?うそでしょ…?」
扉の前に立っていたのは優里の彼氏だった。他にもあの日3Pした彼氏の友人やその仲間達が10名ほど建物の中にいた。
ここは所謂「不良のたまり場」だったのである。
「お前なんでここに来たの?予備校の合宿だって言ってたよな」
「それは合ってるんだけど…合宿のレクやる事になった肝試しの最中に迷っちゃって…道を教えてほしんだけど…」
「ふーん…とりま入れ」
優里の彼氏は高成と優里を中に招き入れた。建物の中は酒とたばこの臭いであふれている。男たちはじろじろと高成と優里に矢で討つような目線を向けている。
「なあ、どうよ?」
優里の彼氏がリーダー格と思わしき金髪姿の不良の男に声をかけた。不良の男は優里と高成に近づき品定めをする。高成と優里の心境は徐々に不穏なものへと変わっていった。
(大丈夫なのか…?)
(え、ちょ…なんか怖いんだけど)
何か終わったのか不良の男は頷いて椅子に腰かけた。
「…グッド。男も女も「上玉」だな。いいぞこれは」
「あざっす。じゃあ…やるか」
「え」
不良の男の指示で男たちが一斉に高成と優里の元へ近寄り、襲い掛かってきた。
「「!!」」
2人は手足を縛られ身動きが出来ない。
こうして淫らな夜が始まった。
「んんっ…」
それぞれ肉棒を喉元へと押し込まれ、更に服を脱がされていく。高成も優里も心の中では叫んでいるものの抵抗は出来ない。
(っ!!やだやだやだ!!誰かっ…!!助けて…!!)
(いやいやおれノンケってか男なんだけど!!茜谷さんと同じようにおれも犯されんの?!くそっ、誰か…!!)
優里は既に泣いていた。そんな優里に対し彼氏は前戯を殆どする事無くそれをねじ込んだ。その痛みに優里はもだえ苦しむ。
「んんっー!」
「相変わらず締まりはいいな。あんま濡れないのが欠点だが。あっでも結構濡れてるか?」
「おいおまえばっかりずりーよ。彼氏なのは分かるけどさ」
「じゃあケツにでも突っ込め。ゴム破けねーようにな」
優里の彼氏の言うようにそのままアナルもぐりぐりと強引に犯されていく。それは高成も同じだ。
(痛い痛い!!全然気持ちよくない!!もうやめて!!)
(やめろ!!痛いって!!)
「おいこっちの男の穴も締まり良くて気持ちいいぜ~!その辺のまんこよりいいんじゃねえか?うわまじやべー、ってかもういきそー…」
優里の彼氏含めそれぞれ高成と優里を襲う周りの不良男たちは、まじかよーと互いに反応を確かめつつゲラゲラと笑いながら快楽に歪む。
優里の顔は涙と唾液と精液でぐしゃぐしゃになっていく。高成もまた涙こそ見せなかったが唾液と精液まみれになりつつあった。
「いやーヤリチンはテク違うねー今まで何人としてきたんだっけ?」
「多分30くらいか」
「いやすっげーわ。今もセフレ5人くらいいるんだろ?やっぱ慣れてるやつはちげーな」
犯されながら聞きたくも無かった優里の彼氏の女性遍歴を聞いた事で優里の心はもはや限界へと落ちていっている。
(私、なんでこの人の事好きになったんだろうああ、もう、いいや…)
高成は犯されながら優里の姿を見ていた。
(茜谷さん…悔しい…どうしてこんな事に…)
肉棒に手に玩具とありとあらゆるもので何度も不良たちに荒々しく絶頂を迎えさせられる2人。次第に喘ぎ声は減り意識は遠のいていく。
「…」
「…」
2人とも不良たちが何か言っているようだ、だが何言ってるかは分からない…といった状態である。力なく汚されていく様は例えるならオナホのようだ。
そして夜明けがやってきた。周りは次第に明るくなっていく。いつの間にか全裸となっていた高成と優里の身体は体液まみれになっている。
時間が立ち何度目かの絶頂を迎えた時。ドアからノックする音が聞えてきた。
「っ警察だ!」
「!」
優里の彼氏含め不良達はみな逮捕され、高成と優里は救出されたのであった。
「…り」
「…?」
あれから優里と高成は救急搬送され、処置を受けたのち病室へと運ばれていた。
優里が目を覚ますと傍には栞がいる。栞は心配そうに優里の顔を見ていた。
「…あれ、ここは?」
「病院だよ。不良達に酷い事されたって聞いて慌てて飛んできて…今具合はどう?」
起き上がろうとすると体中に痛みが走る。栞が慌てて制止した。
「山岸くん、は…?そしてあいつらは…」
「山岸くんも同じとこ入院してる。不良達は皆逮捕されたよ。そういうヤリ目のグループだったんだって。」
「そっか…」
優里は点滴の刺さった腕を見上げながらまた目を閉じた。
(…なんでこんな事になったんだろ…あの時驚いて走らなければ良かったのかな、それともあいつと付き合ったのが間違い?)
(自分が嫌になって来る…)
病院の中庭にて。栞によって高成と優里は再会を果たした。最初は中々言葉が出なかったが、次第に徐々に言葉を交わせるようになった。
「山岸くんはいつ退院するの?」
「週末かな。茜谷さんは?」
「私もそれくらい。…盆明けからまた予備校かあ」
「勉強頑張らなきゃなあ…」
栞が自動販売機でジュースを買ってきた。高成と優里はありがたく受け取るとごくごくと飲んでいく。
「塚ちゃんも永瀬も心配してた。山岸くんの事も」
「そっか…」
「正直言うとまだ傷は癒えてない…」
(だよな。おれもそうだ。気持ちの整理がつかない。)
高成はなんて声を掛ければよいか迷っていた。そこに栞が声をかける
「…皆のペースで大丈夫だからね。無理する事も焦る事も必要ない。」
「1人じゃないから。こうして皆いるから。困った時はお互いを頼ればいい。1人で抱え込む必要なんてない。でしょ?」
(…そっか…)
(そうか…)
優里と高成から自然と涙があふれた
「…っっ」
2人は悲しみと苦しみを分かち合うように抱き締め合う。栞も黙って2人の頭を撫でたのだった。
その後、病室へと戻って来た高成の元へ看護師が友人が面会したいと言っていると告げる。
「…誰だろ」
その人物は日向だった。髪を降ろし落ち着いた私服姿である。いつもと違って沈痛な面持ちで左手には紙袋を持っていた。高成と優里が不良達に襲われ搬送されたと聞き駆けつけたのだと言う。
「山岸くん…今はもう大丈夫?」
「ああ、塚原さん…大分良くなってきたよ。来てくれてありがとう。」
日向は紙袋から見舞いの品である菓子折りを差し出した。
「良かったら食べて。口に合うか分かんないけど」
「ありがとう…」
高成の感謝の言葉を受けてやや日向の目線が泳ぎ出した。日向はなにやら言葉を口に出そうとするも飲み込んでじゃ、また予備校でと言って去っていった。
菓子折りの中には果物ゼリーが入っていた。食べやすさを考慮して選んだのだろう。
(…心配してくれたのか)
高成は菓子折りを見つめながらそう考えたのだった。
その後。予備校が再開し優里と高成は復帰し変わらぬ日常が戻って来た。里帆もいつも通り予備校へとやってきていた。勿論彼女はあの日の事は知らない。
「がんばろうね」
「おう」
そんな中。貴史も野球部で練習に励んでいた。
貴史は夏休みに入ってから盆休みを除き連日厳しい練習に打ち込み汗を流していた。ノックに打撃練習に体力づくりにとやる事はいっぱいだ。
怪我しにくい身体を目指すためにも関連する書籍を購入して研究したりと真面目に取り組んできた。先輩達は厳しいが来年こそ甲子園に出るために、と貴史は耐える。
「はあ…はあ…」
(きっちいな…頑張れ自分)
そんな部員を支える存在がマネージャーである。貴史はマネージャー達の中の竹内先輩という人物に以前から好意と憧れを抱いていた。
彼女はいつも優しく笑顔で怒る事も無く、多くの部員やマネージャーから慕われている存在なのである。
(おれ、先輩に告白しようかな。でも…彼氏いたら迷惑か…)
(いや、諦めるのもなんかおれらしくない気がしてきた。)
貴史は明日、竹内先輩に告白しようと心の中で決意した。
日も暮れた夜。練習は終わり部員達は片付けを始めていた。
「おーい吉野これ倉庫に持ってって貰える?」
「りょーかい。行ってくるわ」
同級生に頼まれボールの入った籠を倉庫へ運んでいた時、何やら音が聞えてきた。貴史は一瞬首をかしげる。
(なんだろ)
貴史がノックをして倉庫内へと入った時。その景色はあった。
「竹内のさいこー」
「いやー気持ちいいーお、吉野じゃん。お前も一発抜いてったら?」
貴史はその光景に目を大きく見開いた。それは竹内先輩が引退したばかりの先輩や同級生、後輩らに次々と輪 姦されている光景である。竹内先輩もかなりノリノリのテンションを見せ、服は全て脱がされ既に顔は精液まみれになっていた。
「あ…」
「吉野先輩もどうっすか。一緒にぜひ。」
後輩も何も疑う事なく貴史を誘う。更には竹内先輩までもが貴史へ手招きをしてきた。
(嘘だ…)
受け入れられないと言った様子の貴史であるが、そこはすでに大きく反応していた。
「吉野くん…おいでよ。」
「あ…」
貴史の足がゆっくりと動き出した。竹内先輩に覆いかぶさるとズボンを脱ぎ、熱を放つそれを中に入れる。
「あー…」
(もう…いいや…)
貴史は腰を激しく動かした。竹内先輩のどこか狂った喘ぎ声が倉庫内にこだまする。
「ああっ!はあっ!」
他の部員達も休む事なく快楽に励み続ける。
(先輩…おれはこんな先輩に憧れたんじゃない。でも、もしかしておれも同類なんじゃねーの?)
他の部員に交じって竹内先輩を犯し続ける貴史の背中は、うっすら寂しさを漂わせた。