禁忌の悦楽~父(義父)と娘(嫁)~体験告白集(オムニバス) 作:浅見智幸
外野では決して知ることが出来ない享楽の世界。
一つ屋根の下で行われている禁断の交尾だから燃え狂うふたり。
肉親の肉棒に貫かれることでしか味わう事の出来ない背徳に酔う父と娘。
妻を亡くし娘を身代わりとして求めていく実父。
息子の嫁が放つ色香に惑わされる義父。
色々なパターンで綴っていきます。
告白者・高原大輔(仮名・65歳)
1
金もなく暇を持て余している俺は、訳ありの生活保護受給者。何か面白いことはないだろうかと、サラリーマンや若者で賑わう福岡の天神西通りをぶらぶら。
ここと言う、行くあてもなく歩いている俺。足も疲れてくれば自販機の前で缶コーヒーを飲みながらの休憩タイム。
上下1車線の道路を挟み、向こう側の歩道を歩いている女性の服装は、素足にショートパンツのスタイルがやけに目立つ。
つま先から頭のテッペンまで舐めるような視線を浴びせまくっていた。
髪型はショートボブのヘアスタイル。顔は・・・・・・。
はて? どこか見覚えがある顔。
さりとて、とびっきりの美人とは言いがたいが、連れて歩いても恥ずかしくない顔はしている。
厚かましく品定めしている俺なのに・・・・・・。
誰かなぁ?
でも、思い出せない。
「お義父さんじゃないの?」
目と目が合った瞬間、彼女の方から声をかけてきた。
あっ!
沙希だっ。
彼女は長男の嫁で30路も半ばのはずだ。なのに、歳も考えず脚を見境なく出しやがって。
矯正施設の入所経験がある俺は、息子からも見放され今はボロアパートでの独身生活。
しかし、沙希だけは違っていた。俺と分かった瞬間みんなソッポを向き、知らぬ存ぜずの顔をして通り過ぎてゆく。声をかけてくれたのは彼女が初めてだった。
「沙希ちゃん、今ごろからどこへ?」
時間は夕方の5時すぎ、主婦なら家庭で夕食の準備をしていてもおかしくない時間。
「お義父さんこそどこへ?」
俺の質問には答えず逆に訊いてきた。
見栄もはりたいが、あてがない俺は答えられない。
しかし、俺が彼女に訊いたのも他意があったわけではなく、話のきっかけにでもと、思っただけのこと。
「沙希は元気だったか?」
「元気だよ。お義父さんこそ・・・」
ふたり揃って、缶コーヒーを片手に歩くこと5分。警固(けご)公園の芝生に腰を下ろした。
「息子は?」
「元気に毎日会社に行ってるよ。給料は相変わらずだけどね・・・・・・」
家族構成を聞くほど突っ込んだ話はしなかったが、少なくとも子供がいるようには見えなかった。
あいさつ程度の言葉を交わしていると、今度は沙希から口を開いた。
「実はね、パチンコしててね、大負けなの・・・きゃはっは」
負けたはずなのに大笑い。
真顔で聞いていればこのザマだ。昔から気さくで、明るくかわいい嫁だった。
同居していたときなんざぁ、息子が横にいるのにも関わらず、よく下ネタの話もした。
そうやって、たわいもない昔ばなしに花を咲かせている時だった。
「そこのおじちゃんとおばちゃん、不倫はイケないよ」
チャラチャラしたモノをベルトから、うしろポケットに結んでいる若者が、酒に酔った勢いで声を掛け通り過ぎていった。
不倫ならしてもいいかなっと、俺の頭をよぎる。
「じゃ、これでも持って帰れや」
なけなしの金をポケットから掴みだして彼女へ。
「うん。ありがとう。もらっとくね」
こちらも、返してもらう気はさらさらない。少しでも、惣菜の足しにはなるだろう。
話も尽きたところでメールアドの交換。
「じゃ、お義父さん。ここでね」
立ち上がった嫁のうしろ姿を見送り、俺はボロアパートへと向かった。
何もなく別れてから数日後、俺は沙希にメールを打った。
「たまには会おうよ」
「うん。デートもいいかもね」
と言うことで、話はまとまり暇さえあれば彼女とメール交換。
それから毎週のように警固公園でデート。
とにかくエッチな話題が大好きな沙希。
彼女にとっては義父のはずなのに、友達感覚での話題は性行為に発展するほど仲良くなった。
芝生の上で寝ころび話しをしているとき、突然馬乗りになって来た沙希。
女性から乗られたら、自然現象で下半身がそれなりの反応を示してきた。
「お義父さん、アッチの方はどうしているの?」
気づいた彼女が言ってきたけど、俺の頭は、させてくれのかなぁ? でいっぱい。
「金はないけど、てきとうにね・・・・・・」
そんなことまでも、平気で話せるほど仲良くなりすぎ、周囲で話しをしていた連中の、好奇の視線が一斉に集まる。
「へぇ~。じゃ、フーゾクで・・・やっぱり」
と訊かれ、盛り上がりついでに豪語しての大風呂敷。
「ソープ嬢が俺のクンニで・・・・・・」
向こうは商売だから、イッたふりをしないと稼ぎにはならない。そんなことは百も知っての自慢ばなし。
歓楽街の中州から、国体道路を挟んだ所にあるソープ街の方角を見ながら、俺は夢に酔ったように沙希と話しをしている。
「フーゾクで鍛えてるんだったら、クンニが上手いんじゃないの」
調子になった沙希が、さらに俺をおだてあげる。
「クンニなら俺に任せろっ!」
大風呂敷の連続だった。
しかし、今度は沙希から告白され、意外な方向へ話は流れていく。
「お義父さんの前でなんだけど・・・・・・。実はワタシ、未だアノ人からイカせてもらったことがないの・・・」
いけしゃあしゃあと言う嫁の沙希。
おいおい、ちょっとまてよ。俺の部屋まで聞こえる声でよがっていたクセに・・・・・・。
嫁とできるならチャンスだと思い、俺は風俗仕込みのクンニでイカしてあげると、けしかけてみました。
「なら、たっぷりとクンニされてみたいもんだわ」
応戦してくる嫁の目に、茶化したような笑いはなかった。
しかし、なんだかんだと言っても沙希は息子の嫁。それと豪語した俺も、素人とセックスをした経験がない。唯一の素人は亡くなった女房だけだ。これが俺の不安材料。
それでも、来週の土曜日デートの約束をした。
この日だけは奮発してタクシーを飛ばして迎えに行った。
とは口実で、タクシーでホテルに乗りつければ誰にも顔を合わせないですむ。
「あいつ、大丈夫なのかよぉ」
「なに言ってんのよ、全然OKだよぉ。それにアイツだって適当に遊んでるらしいし・・・・・・」
息子との仲が危ういが、家族から見捨てられた俺には、もう関係ないことだ。
しばらく、西区の海沿いを走っていくと、右手は海水浴場、左手にラブホが見えてきた。
「運転手さん、ホテルの中まで車つけてよ」
俺たちはそのまま、ホテルに入った。
互いにいい歳をした大人が、やはり相手の腰に腕を回し、準備体操のキス。
二人で抱き合ったままの格好で、腰だけを下半身にゴリゴリして愉しめば後は裸になるだけ。
「おい、風呂にはいろう」
浴室に行けば、お互いの体を洗いっこした。広いバスタブの中でじゃれあって、こんなに風呂が楽しいものだとは知らなかった。
つづく