初夏の陽射しが眩しく、今日も暑い日になりそうです。私は元同僚と一緒にカフェを訪れていました。
「二名様でお待ちのゲルゲス様~」
「はいっ、ヨル・ゲルゲスですっ。ゲルゲスでございますっ♪」
「……すみません店員さん、この色ボケと別の席にしてもらえますか」
「カ、カミラさぁん!」
エピローグ
再婚して人生順風満帆な小太りで
キモいハゲオヤジの後妻、
ヨル・ゲルゲス
「で? 私に相談ってなんなのよ。どう見ても幸せそうだし、とっとと帰って再婚したての旦那様と乳繰り合ってなさいよ」
運ばれてきたアイスティーをストローで啜りながら、カミラさんは不機嫌そうに言いました。事件の後、私の正体を忘れてもらうために〈ガーデン〉が
「それが……カミラさんにしか相談できないことなんです」
「……なによ」
興味を引かれたようで身を乗り出してきました。その態度に満足しながら、私は小声で言います。
「……そのぅ……む、娘が」
「課長の連れ子でしょ」
「娘ですっ」
ぐっと拳を握り、真剣な眼差しで答えます。連れ子でも大事な娘ですっ。
「はぁ……それで、娘さんがどうしたのよ。あんたが寿退職したせいで仕事押し付けられてるんだけど、休日に呼び出すくらい大事な用なんでしょうね」
「ううっ、いろいろ申し訳ありません……その、娘が……『エッチの声がうるさい』って言うんですぅ」
「帰るわ」
「ああっ、待ってくださいぃ! 真剣に悩んでるんです! カミラさんだけが頼りなんですぅぅ! お願いします! 話だけでも聞いてくださいぃぃぃっ!!」
慌てて引き留める私を見て観念したのか、溜め息をついて席に座り直しました。
「ったく、あのヨル先輩がこんな色ボケになっちゃうなんて……ホント人生って何があるかわからないものね」
「ありがとうございます! お礼にケーキも頼んでいいですからね」
「当たり前じゃない。私、このミルフィーユにするから」
「私はこのアップルパイに」
「あんたは喋りなさいよっ」
◆◆◆
食事を終えれば、皿洗いは私の担当です。何しろ料理の手伝いができないので……。
「ヨルは皿洗いが上手だね」
「えへへー」
流し台の前で、私の後ろに立った旦那様が耳元で囁きます。そう、私の旦那様であるミハエルさんです。旦那様の、ミハエルさんですっ。
「エプロン姿も似合っているよ。まさに良妻って感じだ……」
今日の部屋着は、赤い肩出しのニットワンピース。あらわな肩に顎を乗せた旦那様がしみじみと言います。吐息が耳にかかりくすぐったい。身を捩りたくなるのを我慢しながら、私は泡だらけのスポンジを皿に滑らせます。
「それにポニーテールがよく似合ってる。うなじが見えるとドキドキするなぁ……」
「あ、あはは……ミハエルさん、もしかして酔っぱらってます?」
「まさか。僕はヨルに酔っているだけだよ」
「そ、そうですか……」
頬が熱くなってきました。初めて交わったころのオドオドした中年オヤジはもうどこにもいなくて、すっかり自信に満ちたスキンヘッドのイケオジに変貌しています。
私を褒め称える言葉だってスラスラと出てくるようになって、歯の浮くような台詞でカラダの芯を炙ってくるようになっていました。その豹変っぷりが、また……イイ♡
「んふふぅ~♡」
「ん? どうしたんだい?」
もちろん私も、以前のように遠慮することはありません。だって、私達は夫婦になったんですから。
「だんなさまぁ……♡♡♡ ……んむぅ♡」
首だけで振り返り、唇を重ねます。
「むぅ♡ んっ、へむっ、ちゅぷっ♡ じゅりゅっ♡ ぷはっ♡ はぁーっ……♡ もっとぉ♡ んむぅっ♡♡♡」
舌を絡ませ、唾液を混ぜ合わせ、唇を吸い、お互いの口腔内を貪るように愛撫し合います。舌の先から根元まで味わい尽くすように、何度も何度も。
濃厚なキスでお腹の奥がキュンキュン疼いて、子宮からとろとろ愛液が溢れてくるのがわかるくらい。エプロンの上からまさぐる手が胸の膨らみに触れ、硬く尖った先端をカリカリと引っ掻かれます。痺れるような快感が広がり、腰が砕けそうになってしまいます。
「んふ、はむぅ、ちゅっ、はむっ、むぐぅっ、むぶぅ、むぐっ、はふっ、はひゅっ、ふぁ、はぁん……♡」
やがて離れる唇。名残惜しくて、つい舌先が突き出してしまいます。透明な橋が二人の間に架かり、ゆっくりと崩れていきました。
「……あふ、だんなしゃま、もっろちゅーしてくらさい……ひゃぁっ!?」
私が言い終わる前に抱き寄せられました。腰と背中に回された腕が強く抱き締めてきて、お尻に固くなったおちんちんを押し付けられます。
「ヨル、このまましてもいいかい……?」
熱っぽい声で囁かれると、全身がゾクゾクと震えました。シンクの縁に手を乗せてお尻を突き出し、潤んで濡れた目と火照った顔を彼に向けます。
「ど、どうしましょうか……ここ、お台所ですしぃ…………♡♡♡」
「ふふ、そんな目をして言っても説得力がないな」
背後から覆い被さってきたミハエルさんが、私の体をまさぐりながら耳元に唇を寄せます。
「そういう気 になってきたんだろう? 僕の奥さん」
「んんっ、はぁあっ♡」
奥さん。奥さん。奥さん。甘い囁きに、頭の芯がとろけていくのを感じました。
「ヨルの可愛いところを見たいんだ。ヨルを気持ちよくさせたいんだよ」
耳たぶを食まれ、首筋を吸われ、大きな手がおっぱいを揉みほぐす。下腹部がいっそう切なくなり、足の付け根の奥がジュンと熱くなりました。ああ、そう、今の私はミハエルさんの奥さんなのです。夫に求められて断る理由など、何一つとしてないのです。
だから、
「い、一回……一回だけですよ? マルティナさんが戻ってきたら見られちゃいますから、一回だけ、おちんちんでおマンコたくさんホジホジしてびゅーってしたら終わりですからね?」
「うん、わかった」
「ちゃんと全部ナカに出してくださいね?」
「約束するよ」
「うふん……♡ じゃあ早く、いっぱい愛してください、あなたぁ……♡」
甘え声でおねだりすると、ワンピのスカート部分がまくり上げられました。あらわになる黒のショーツとガーターベルト。ひんやりとした空気が内腿を撫でていき、それすらも快感に感じてしまいます。
「エッチな下着だね」
「あんっ、あなたがプレゼントしてくれたんじゃないですかぁ……♡」
「そうだったね。ヨルが僕のモノって証拠を刻み込んでおきたかったんだ」
「えへっ、えへへぇ……♡♡ わたしはずっと、あなたのものれすよぉ……? ♡♡♡」
肩越しに振り返って見つめると、彼がごくりと唾を飲み込む音が聞こえました。股間では、パンパンに膨れ上がったズボンがテントを張っています。そのシルエットはあまりにも卑猥で、見ているだけで子宮がきゅんきゅん切なくなりました。早く、あの逞しい肉槍でメチャクチャに犯してほしい……!
「ねぇん、旦那様ぁ……はやくぅ……♡」
「えっろ……まずはこのいやらしいデカ尻にお仕置きしてやるか」
「あぁっ♡」
大きな両手でぐにっと強く掴まれて、それだけで軽くイってしまいそうでした。そのまま前後に揺さぶり、弾力を楽しむように何度も力を込められて……その度に私は甘い声で鳴いてしまうのです。
「あぁん、そんな、そんな、揉むだけなんてぇ……♡♡♡」
「なに? これだけで十分気持ちよさそうだけど」
「やぁんっ、意地悪しないでくだしゃいっ、わたしの、いやらしいデカ尻、おしおきビンタしてっ、ばちーんて叩いてほしいんですぅぅっ♡♡♡」
ふりふりとお尻を振ってアピールします。この大きくて柔らかいお尻を叩いてもらえないなんて、こんな生殺し状態耐えられない!
「ヨルは本当にマゾだなぁ……いいよ、たっぷり虐めてやるからな……!」
ぺちん! と軽い音が鳴り響きました。じんじんする痛みが心地良くて、思わずだらしない笑みがこぼれてしまいます。
「うへへぇ、ありがとうございますぅ……♡♡♡ もっと、もっとください……っ♡♡♡」
「なら、こういうのはどうだ?」
ぱちんっ! と一際高い音が響きます。さっきよりも少し強めに叩かれ、ジンジンした熱が尾てい骨から頭頂部まで駆け抜けていきます。
「きゃうっ♡ し、子宮にひびくぅ……っ♡♡♡ これしゅきっ、だいしゅきれすぅ……っ♡♡♡」
「全く、救いようがないな……」
呆れたような声。でも、その奥には隠しきれない興奮が滲んでいるのを、私は見逃しませんでした。その証拠に、私の尻をこね回す手つきには遠慮がありません。パン生地でも捏ねるみたいに、いやらしく、執拗に。
「ヨルはホントに変態だな。こんな痛いことをされて悦ぶだなんて」
「ひぁぁっ♡ だって、それは、あなたが私をこうしたからぁっ、責任取ってくださらないと……ッ♡♡♡」
「そうか、それじゃあ責任を取らないとな」
彼は性急な手つきでショーツを膝まで下ろしてくれます。ぐっしょりと湿ったクロッチ部分から、粘ついた愛液糸を引きました。
「はーっ、はーっ、もう準備万端じゃないか……。どうして欲しいのか言ってごらん?」
「あ、あ、あ、あ……、わ、わたし、の、おまんこに、旦那様の、おっきくて、ぶっといおちんぽ、入れて、ずぽずぽっ、シてほしい、です……♡♡♡」
「いい子だ。一気に入れるよ」
「あ、あ、入って……ん♡ ……うむぅ…………♡」
太く長いものが膣内を満たし、奥まで届いているのがわかります。待ち望んでいた圧迫感に悦びの声が漏れてしまうのを、キスで封じられてしまいました。
ずりゅっ♡ にゅるっ♡ ぢゅぶっ♡ ぬるっ♡
粘膜同士が擦れ合う卑猥な水音が鼓膜を震わせます。膣奥が突かれるたびに脳天まで突き抜けるような衝撃に襲われ、中腰になって踏ん張っていないと崩れ落ちてしまいそうでした。
「むふーっ、んむぅぅうっ♡ んんぅぅ~~~ッ♡♡」
私はシンクの縁に両手をつき、体を支えています。背後のミハエルさんは私に乗りかかるようにして、夢中で抽送を繰り返していました。後ろから密着されているのに、温もりが伝わるのは露出したお尻とお口の周りだけ。着衣エッチのもどかしさすら快楽へと変わり、全身を蕩かせるような法悦感に浸ります。
(ああ、素敵です……とっても素敵な気分です……♡♡♡ もう私、普通の奥さんにはなれないかもぉ……♡♡♡)
義理の娘が二階で勉強しているのに、台所で服を着たままサカっちゃうなんて、絶対にイケナイことなのに。いけないことだからこそ、背徳感がスパイスとなって興奮を掻き立ててくるのです。台所に漂う洗剤の香りが私のメス臭さを引き立てて、まるでここで致すのが正しい行為であるかのように錯覚してしまいます。
「はむっ、ちゅぷっ、れるっ、んふ、んふぅぅぅ……っ♡♡♡ んちゅっ、ちゅっ、ちゅぅぅぅ……♡♡♡」
ミハエルさんに口を塞がれているので、鼻呼吸するしかないのですが、そのせいもあって彼の匂いをいつもより強く感じます。禿頭には滝のような汗が流れ、汗と脂の混じった濃いオスの匂いが彼の興奮度合いを物語っていました。
「んぅっ、ふぅっ、ふぅんっ、んむぅっ♡」
上も下も繋がった状態で、激しく求め合います。彼が私の膝を持ち上げると、片足立ちになり挿入角度が変わったことで新たな刺激が生まれました。さらに強く抱きすくめられ、全身を使ってズボズボされます。体が溶けてしまいそうなくらい熱くて、汗が止まらないくらい暑い。
(これだめぇっ! 深いぃっ! おくに刺さるぅっ!)
最奥部に先端が突き刺さるたび、意識が飛んでしまいそうな快感が襲ってきます。その度に脚から力が抜けて、結合が深くなり────―。
「さっきからうるさいのよ二人ともっっっ!!!」
…………まあ、バレないはずがないですよね。
◆◆◆
「と、いうような事がありまして」
「娘さんに同情するわ」
細部を端折りつつ説明した私に、テーブル向かいのカミラさんは呆れたように言いました。
「アンタも課長も何考えてんの? キッチンでヤろうとする普通?」
「すみません……つい盛り上がってしまって……」
言い訳の余地もありません。結婚して舞いがったせいで色々と歯止めが効かなくなっていました。
「てか、思春期の子供がいる家で致すとか、親失格じゃないかしら」
「うう、仰る通りでございます……」
私はテーブルに額を擦り付けて平伏します。カミラさんの言うとおり、家の中でコトに及ぶなどあってはならないことでした。反省しきりです。もし娘に嫌われてしまったらどうしよう……ああぁぁ……。
「……まぁいいけど。で、これからどうするの? 子供、欲しいんでしょ」
「……」
言葉に詰まってしまいます。正直、私も若くありません。性欲や情熱を抜きにしても、ミハエルさんとセックスレスになってしまうのは避けたいところです。しかし……。
「娘さん、来年は受験なんでしょ。せっかく相談してくれたんだから、言うけど。どっちかが家を出たほうがよくない?」
「そ、それは……」
確かにその通りなのでしょうが、後妻の私がマルティナさんを追い出してしまうなんて。まるで童話の継母そのものではありませんか。
「…………」
「決めるのはアンタよ。でも、課長とも本人ともよく相談しなさい? 円満な家庭を作りたいならね」
それだけ言うと、彼女はグラスに口をつけました。私もつられてミルクティーを口に含みます。少し冷めてしまっていましたが、優しい甘さが染み渡りました。
◆◆◆
「私、寮に戻ろうと思うの」
「そんな」
その日の夜でした。私を散歩に誘ったマルティナさんがそう言ったのは。
「誤解しないで、ヨルさん。パパと仲良くしてくれてるのは、実はけっこう嬉しいんだよ? 私が知ってる夫婦とは全然違う明るさがあってびっくりしちゃった」
夜風が木々を揺らし、木の葉のざわめきを運んできます。私とマルティナさんはベンチに並んで腰掛けていました。彼女の横顔には寂しそうな色が浮かんでいます。
「でもね、いつまでも甘えてちゃいけないと思うんだ。邪魔するのは嫌だし、もうすぐ十六歳だし、それにさ」
義理の娘は、ころんと私の膝に頭を預けてきました。柔らかな髪をそっと撫で、先を促します。
「空に、てんびん座、見えたでしょ」
「はい」
「どっちかに傾いちゃったらダメなんだよ。きっと」
てんびん座は、正義の女神アストライアーが掲げた天秤から名付けられました。天上の神々の裁判に用いられるこの天秤は、正義のハカリとも呼ばれています。
「それって、どういう……?」
「私、新しい家族がほしいんだ」
思わず息を呑んだ私をよそに、少女は星空に向かって語り続けます。
「世界で一番大事なパパ。優しくて綺麗なお母さん。二人の間に生まれる、弟か妹。私とは反対側のお皿に乗ってくれる、誰か」
「……マルティナさん」
「ティーナって呼んで、お母さん」
夜空を見上げるマルティナさんの瞳は、銀河のように美しく輝いています。その目は未来を見つめ、キラキラと希望に満ち溢れているようでした。
「笑って見送って? それが、今の私たちに必要な家族の形だと思うんだ」
そう言って微笑む彼女に、私は返す言葉を一つしか持ちませんでした。
「ありがとう、ティーナさん」
◆◆◆
私とミハエルさんは、夜景を見下ろしながら軽くキスしました。ガラス張りの壁からは美しい街明かりが見えます。ホテル高層階からの眺めは格別で、日常を忘れて夢心地になれる空間です。
「きれいだ」
「はい、とても」
「ヨルくんの方がもっと綺麗だよ」
「ふふ、お世辞がお上手ですね」
「本気だよ」
「……ありがとうございます」
ストレートに口説かれるとちょっと恥ずかしいですが、嬉しく思います。そして、胸の奥にほんのりとした熱が灯りました。
「ティーナも、いつの間にか大人になっていたんだね」
「はい」
ティーナさんが家を出て寮に戻ったのは、昨日のこと。それまでの間、私とミハエルさんは触れ合いを絶って生活していました。
「僕は情けない父親だね。娘の成長にも気づけず、君に寂しい思いをさせてしまって」
「いいえ、そんなことありません。あの子が決めたことですから、私たちは応援しましょう」
「うん、そうだね」
私はミハエルさんに肩を抱かれ、身を寄せます。いつもの黒ではなく、白一色のドレスに身を包んだ私を、彼は優しく抱きしめてくれました。
今日は特別な日。結婚式も新婚旅行もしなかった私たち夫婦の、初めてのセレモニーです。ウェディングなんて大層なものではありません。二人きりでレストランで食事をして、最後にホテルのスイートルームで愛し合うだけです。
それでも、私は十分幸せでした。愛する人の腕に抱かれ、子供を授かるために体を重ねるのです。これ以上の喜びはありません。生理周期も管理し、排卵日の予測もバッチリです。私はもう、いつでも孕める体になっているのです。
「愛してるよ、ヨルくん」
「私もです、ミハエルさん」
愛に愛を返して微笑みます。彼もまた微笑んでくれて、穏やかな時間が過ぎていきました。
やがて彼が耳元で、
「そろそろ、いいかな」
「……はい♡」
頷くと、ゆっくりとベッドに押し倒されます。純白の花嫁衣装がシーツの上に広がりました。彼の唇が耳に触れ、首筋を這い、胸元へと下りていきます。
大きな掌がバストを包み込みました。繊細なタッチで揉み解され、胸の先端を指先で転がされると甘い痺れが全身を駆け巡ります。下腹部の奥がキュン♡ と切なくなりました。
(ああ……もう、欲しい)
完全に成熟し、女として熟れきった体は、早く彼の子種が欲しいと叫んでいます。子宮を疼かせ、愛液を垂らし、女陰を潤ませ……もう我慢できないほど発情しています。彼に愛されたくて堪らないんです。
スカートをたくし上げられ、下着を脱がされました。濡れそぼった陰唇を指で開かれ、彼の視線がそこへと注がれます。
「あ♡ あぁ……♡」
(見ないでください……はずかしいです……)
羞恥に身を焦がしながらも、秘所を隠すことはしません。それどころか自ら股を開いてしまいます。はしたない女だと思われたい。淫らだと蔑まれたい。辱められたいと、本能が求めているのです。
「すごいね、ヨルくんのここ。見たことないくらいヒクついて、僕を誘ってるっ」
彼も興奮してくれているようです。鼻息荒く、膣口に顔を寄せて匂いを嗅いできました。
「ああ…………♡ あなたの妻は、ヨル・ゲルゲスは、発情期で、こーふんしていて……もう、赤ちゃんを作る準備できてますからっ……はやくっ……」
自分から足を開き、腰を浮かせて挿入をねだります。すると彼はごくりと生唾を飲み込んで、腰の下に枕を入れてくれました。
膣口が上を向き、子宮が下になる。ペニスが入りやすく、旦那様がピストンしやすく、そして精子の泳ぐ白い粘液がより多く流れ込む体勢です。
「じゃあ、いくよ?」
「きて♡」
ついにその時がやって来ました。待ち焦がれていた瞬間です。亀頭が入口に触れただけで、脳髄が蕩けるような快感が押し寄せてきました。
──ヌプッ♡ ──
ゆっくり侵入してくる肉の棒。これ以上なく反り上がった愛しのソレが、私の膣内を押し広げながら進んできます。
──ニュププ……──
「あ、ぁあっ♡」
熱い。焼けてしまいそう。火傷してしまいそうなほど熱くて、硬くて、太い。
──グチュッ──
一番奥まで届いた時には、二人とも汗びっしょりになっていました。結合部からは泡立った愛液が溢れ出し、内腿を伝って流れ落ちていきます。私のナカはもうすっかり出来上がっていて、ドロドロに溶かされていました。
「あ、あ、あなたの精子くださいっ、ここにいっぱい注いで下さい!」
必死に懇願します。精液を注ぎ込まれた時の幸福感を思い出し、今日なら何倍にも増幅されて感じられるだろうという確信がありました。
「うっ……くっ……!」
「ひゃああっ♡♡」
突然始まった激しい抽送。パンッパンッ! と肉を打つ音が響き渡ります。奥深くまで突き入れられ、引き抜かれたかと思うと、再び根元まで埋め尽くされる衝撃に翻弄されてしまいます。
「あ──っ♡ いま卵子出ちゃってますっ♡♡ せーえき出されて受精しちゃう準備ばっちりの淫乱妻おまんこになっちゃってますぅっ♡♡♡」
「うおおっ、うっおおっ!!」
獣のような咆哮を上げるミハエルさん。私を孕ませることしか頭にない雄の顔。いつも穏やかな夫とは別人のように荒々しい姿ですが、そのギャップにゾクゾクしてしまいます。
──ぐぽっ♡ どちゅっ♡──
──ぱちゅんっ♡ ばちゅんっっっ♡♡♡──
「あなたのものにしてぇっ♡ ぜんぶあなたのものにしてくださぃぃっっ♡♡♡」
ベッドが激しく軋み、壊れてしまうのではないかと思えるほどの激しさです。しかしそんなことを気にする余裕はありませんでした。頭の中は真っ白で、ただただ快楽を求めることだけに夢中になっています。
「じゅせいっ……♡ じゅせいっ……♡ なかだししてくださいぃっ♡ わたしのことめちゃくちゃにしてぇえっ♡」
足を絡めてホールドし、絶対に逃さないよう拘束しました。これでもう、逃げられる心配はありません。
「あ、あなたしか考えてませんからっ、ヨルはあなたのものです、だから、わたしをはらませて、わたしにあなたを刻んで、永遠に、忘れられないように、たくさん、あなたの子を、産みたいんですっ」
口をぱくぱくさせながらなんとか言葉を紡ぎます。その間も動きは止まりません。ラストスパートに入ったのか、より一層速くなっていきます。
「あーっ♡ あ──っ♡ すご、これ、すごいのくるぅうう~~~っっっ♡♡♡♡」
子宮口を強くノックされ、意識が飛びそうになります。子宮がきゅんきゅん収縮し、膣壁が痙攣するように蠢き、全身の筋肉が強張ります。
「イって! イって! イってください!! あなたの赤ちゃんしか妊娠しない女です! ヨルは、んおっ……お゛ぉぉおおおおっっっ♡♡♡♡♡」
子宮を潰されそうな勢いで叩きつけられ、その瞬間、視界が白く染まりました。
頭が爆発したような錯覚に陥ります。バチバチと火花が散って、体が浮き上がるような浮遊感に襲われました。
「す、すきぃ! だいしゅきれすっ! あいしてます、ミハエルさん、ヨルのだんなしゃまぁぁっっっ♡♡♡♡」
呂律の回らない舌で必死に愛を伝えます。彼の背中に腕を回し、爪を立てて抱きしめました。すると、今までにないほど強く抱き返されます。
「ぐぅううう、ヨル! 君を妊娠させるから! 絶対に僕の子供を産んでもらうからっ!!!」
「はいっ、あなたの精子で、に、妊娠っ、妊娠っ、させてくだしゃいっ♡」
「絶対に妊娠させるからな! 君の子宮に全部流し込むからなっ!!」
「はい、はい、はいぃっっ♡♡♡」
何度も何度も頷きあいます。たまらなく心地良い孕ませコミュニケーション。逞しい男根で穿たれ、孕ませようと必死になるオスのピストンで攻め立てられるたびに絶頂に達してしまいそうです。
(好き♡ 好きです♡ もっと欲しいです♡)
体の奥で何かが弾けたような気がしました。同時に、これまで感じたことのないような深い絶頂へと押し上げられます。
「あぁあああっっ~~~~~っっっ!!!!!」
「絶対に、絶対に、妊娠させる! 種付けだ! 孕め、孕め、孕めぇえっっっ!!!」
「はひっ♡ はい、はい♡ はりゃむ、はりゃみます♡ あ♡ あ♡ い、イク♡ イキます♡ イッちゃ……~~~ッッ♡♡♡♡」
「君のマンコは僕のものだ! 君の子宮は僕だけの物だ! 誰にも渡さないぞ!!」
「はい♡ はい♡ ヨルの子宮も卵子も、ぜんぶぜんぶミハエルさんのものです♡ あなた専用のメスです♡ ヨルのこと、いっぱいいっぱい孕ませて、ママにして下さいっ♡」
「出る、出すよ、孕め、孕めぇええっっっ!!!」
「あ♡ あぁ♡ あっ♡ あああああ~~~ッッッ♡♡♡♡」
子宮口にぴったりと密着した状態で、灼熱の奔流が解き放たれました。大量の白濁液が注ぎ込まれ、膣内を満たしていくのを感じます。
「くっひいいいいぃ~~~~~っっっ!!! ♡♡♡♡♡」
凄まじい量のザーメンが膣内を満たしていきます。まるでマグマが噴き出たかのような熱量でした。あまりの圧力に膣が押し広げられ、子宮口がこじ開けられてしまいました。
(あっつい……♡ おなかのなかやけちゃう……すごい、すごいよぉ……)
「ああ、僕は、いま、君を妊娠させてるんだ…………なんて幸せなんだ……」
お腹の中でドクンドクンと脈打つ感覚がありました。彼がまだ射精をしているのです。膣内を一杯に満たし、溢れさせまいとフタまでしながら、私を征服せんと追加の精液を吐き出しています。
「ふあぁぁ……♡ ふあぁぁ……♡」
彼の腰に両足を絡めてがっちりホールドしたまま、私は全身を弛緩させ、夢のような快感の余韻に浸っていました。
──ずぷっ……──
長い時間をかけてようやく彼が引き抜かれ、栓を失った秘所からドロドロとした白濁が流れ出してきました。
(ああ……こんなに沢山……)
勿体ない……そう思った瞬間、再び下腹部の奥がキュン♡ となり、新たな子種が欲しいと訴えかけてきました。子宮口がヒクつき、早く受精したいと叫んでいます。
「ひ、ひ、ひぃ、ん、すきぃ……♡」
「ああ、ああ、このドスケベなメスブタめ……そんなに子種がほしいか!」
私の痴態を見て興奮したのか、再び大きくなったペニスで秘所の入口を擦り上げてきました。それだけで甘い痺れが背筋を駆け上がり、思考能力を奪っていきます。
「あ、あ、は、はひい……ほしいれす……ぶうっ、ぶひぃっ、ぶっひぃぃっっ……あなたの精子で、はらませ、て、くだしゃい……♡♡♡」
豚の鳴きまね。彼と私の愛を表現する、ドーブツの声。
「ぶひっ、ぶひひっ、かわいいよ、僕の奥さんは世界一のブタさんだよ!」
彼も興奮してきたのか、私の上に覆い被さるようにして腰を振り始めました。そして何度目か分からない膣内射精が始まります。
「ぶひぃぃ~~~~~~~っっっ!!!!」
それからも、後背位で、対面座位で、様々な体位で、数え切れないほど中出しされました。もう何度絶頂に達したかも分かりません。ただ気持ちよくて幸せで、ずっとこのまま繋がっていたいと思っていました。
(ああ、ミハエルさん、ミハエルさん……)
朦朧とする意識の中、彼にしがみつくようにして抱き締めます。背中に回された腕にも力が込められていました。ひたすらセックスして、ルームサービスでお腹を満たし、お風呂で紅潮した肌を洗い流して、またセックス。
もちろんナマ性交です。彼の赤ちゃんを産むのですから当然のことです。ベッドの上で四つん這いになり、後ろから突かれ続けながら、
「あ──っ♡ あ────っ♡ も、もう死んじゃいます、死んじゃうぅっ♡」
獣のような声を上げていました。お尻の穴まで指で犯されながら、胸を揺らして快楽を貪ります。
「ほらっ、ちゃんと締めろ! ケツ穴ほじられて感じてるのか!?」
「ひゃ、ひゃいっ♡ 感じちゃってましゅっ♡ は、早くイって、ヨルに精液くださいっ♡」
「うおおおっ、ヨル、ヨルっ、中に出すぞ! 受精しろ、受精しろっ!!」
「は、はひっ♡ 受精しましゅっ♡ あなた専用おまんこ、あなた以外のおちんちんじゃイケない体っ、ドスケベ発情いばら姫まんこ、たっくさん種付けしてくださいぃっ♡♡♡」
何度も淫語を言い、卑猥な単語をエスカレートさせ、淫らな行為をヒートアップさせていきます。
何度も何度も何度も、
──どぴゅどぴゅっ──
「お゛っ♡ お゛ぉおおっ♡ お゛ほぉお゛おおおっっ♡♡♡」
──びゅるるるるるっっっ──
「お゛お゛お゛お゛~~~~~~~ッッッ♡♡♡ イグッ♡♡ まんこイグッ♡♡ 子宮イってるっ♡♡ お゛ほっ♡ んお゛っ♡ お゛おぉおお~~っっ♡♡♡」
──どぷどぷっ──
「お゛~~~~~っっ♡♡♡ しゅごいぃぃぃっ♡♡ しゅごしゅぎましゅっ♡♡ あ゛ぁぁああっっ♡♡♡ 子宮っ♡♡ 子宮あちゅいのぉっ♡♡ 赤ちゃんできるっ♡♡ 絶対妊娠するっ♡♡ んあ゛あ゛あ゛あ゛~~っっ♡♡♡♡」
──ぼびゅっ、どぷんっ、どくんっ、びゅくっ、どっくんっ──
「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゙あ゛~~~~~~っっっ♡♡♡♡」
何度も、何度も、何度も……………………♡
◆◇◆◇◆
「はーい」
ドアベルの音を聞いて、玄関に向かいます。臨月のお腹に配慮しながらゆっくりとドアを開けると、そこには見知った顔がありました。
「こんにちは、ゲルゲス夫人」
最近お隣に越してきたフィオナ・フォージャーさんです。
肩まで切り揃えられた銀髪に、すらっとした体型。かなり背が高くスタイルも抜群ですが、ポーカーフェイスのせいでどことなく冷たい印象を受ける方です。
ですが、
「あら、どうなさったんですか? そんな深刻そうなお顔で。外は寒いでしょう。どうぞ、上がっていってください」
「は、はい」
なんだかとても緊張した様子です。家に上げて暖かい紅茶を飲ませると、彼女は意を決したように口を開きました。
「実は……娘の教育について、夫人に相談をと考えまして……」
「まあ、私に?」
私が首を傾げると、彼女はこくりと頷きました。実のところフィオナさんも子連れの男性と再婚されていて、私と似たような境遇だったのです。
なので私も彼女にシンパシーを感じており、こうして時々話し相手になったりしていました。
ちなみに、娘さんの名前はアーニャさん、旦那さんはロイドさん…………だったかしら?
「娘を、その…………厳しく躾すぎではないかと、夫から責められ、よく喧嘩になってしまいます」
「厳しいって……どんな風にですか?」
「それは……鞭を使うような……」
「まぁ」
それはいけませんね、と、私は眉を寄せました。言ってはなんですが、ずいぶん古い教育論です。
「暴力はいけません。それに、女の子なのよ。もっと優しくしてあげないと」
「しかし、私は、それが親の務めだと思います。あの子が受験に失敗しでもしたら」
「まあ」
あの小さなアーニャさんがお受験? まだ言葉もたどたどしいのに、なんだか信じられません。勉強嫌いのようだけど……大丈夫かしら?
「心配なのは分かりますが、もっと信頼してあげても良いと思いますよ。何より、自分が一生懸命やっていることを否定されるのは辛いものですもの」
「……はい」
納得していない様子のフィオナさん。この方に必要なのは心の余裕、言い換えれば旦那さんとの信頼関係なのだと思います。うーん、そうですねえ……。
「じゃあせめて、ご主人とお話するときのコツを教えて差し上げましょう」
「コツ?」
ええ、と微笑んで見せます。夫婦円満の秘訣はコミュニケーション。分けても、
「たとえば……ごにょごにょ」
「え!? そ、そんなことを!?」
顔を真っ赤に染める彼女。初心な反応に微笑ましく思いながら、そっと耳打ちします。
「ごにょごにょ…………」
「脅迫プレイ!? エッチなドレス!? ぶ、豚の鳴きまね!?」
夫と楽しんできた数々のプレイを列挙すると、彼女は素っ頓狂な声を上げました。
「ちょ、ちょっと待ってください。せんぱ……夫とそんな淫らなこと、できません!」
まあ、可愛い。白い肌に羞恥の色が浮かび、瞳がうるんでいます。ちょっと苛めたくなっちゃいますね♪
その後もアレコレと主人とのエッチで得た知識を披露していきます。彼女は耳を真っ赤にして、
「……わかりました。参考に致します」
と消え入りそうな声で頷くと、お邪魔しましたと言って出ていきました。さて、どうなるでしょうか。とっても楽しみです♪
「あっ」
お腹の赤ちゃんが動きました。お隣さんとの話で刺激を受けたのでしょうか?
「……そろそろ出産準備しなきゃ」
まだ見ぬ我が子が、元気で産まれてきてくれますように。そう念じながら、私は窓を閉じて暖房を入れ直しました。
ヨルさんと中年オヤジが『幸せ』になる話 完
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お気に入り・感想・評価など、頂けると今後の励みになります。よろしくお願いします。
やっと完結できました。途中、ひと月も更新が空いてしまいましたが、プロット通り書ききれたので満足しています。更新が止まっていた間はバイオハザードRE4に没頭していました。ヒロインのアシュリーでこちらの短編を書いたので、よろしければ一読ください。
次回作は、「五等分の花嫁」を原作にしたハーレムもので「五つ子が全員オレの肉便器www #悪魔のアプリ#洗脳ハーレム」と題して投下します。
タイトル通り、今回は「世界の支配者」系のリベンジとして、自分的課題である「悪人の主人公」「不条理に凌辱されるヒロイン」「人格を毀損するエロシーン」の貫徹をテーマにしています。ぜひ御笑覧ください!