「本日は、〈いばら姫〉がお相手させていただきます」
上目遣いで小首を傾げてみせれば、ゴクリと喉を鳴らす音がしました。
「さあ、お入りください」
「……失礼するよ」
ドアを閉めると、部屋の中は静寂で満たされました。課長の右手には、大きな花束があります。
「こ、この花はっ」
「とっても綺麗な花ですね♪ まずはこちらへどうぞ。美味しいお茶とお菓子を用意しますね」
「え、あ、はい」
リビングへ案内する間も身体をくっつけ、腕を抱き締めて胸を押し付けながら歩きます。
「ヨルくんっ? なんだか積極的すぎやしないかい」
「うふ、そうですか? コートをお預かりしますね」
ジャケットも脱がせ、ハンガーにかけます。そのまま後ろから抱きついて、首筋の匂いを嗅いで……
「ヨッ、ヨルくんっ」
「うふふ、ドキドキしちゃいましたか、お客様ぁ♡」
シャツの上からおっぱいをむにゅっと押し付けるサービスも忘れません。二人の間で潰れた乳房が、いやらしい曲線を描いています。
「あ、あの、話したいことが」
「まあまあ……ちゅっ」
「うわわっ」
「ふふ……照れてるんですね、可愛い……」
ほっぺたにキスされて狼狽する課長。そんな彼をぐいぐい引っ張り、強引にソファに座らせてしまいます。
「さあ、お茶を淹れますから座っていてくださいね」
◆◆◆
お湯を湧かす間、課長はテレビを点けて待ってくれていました。ふふ、勝手知ったる他人の家……というやつでしょうか。
「~~~♪」
ああ、心が踊ります! さ、ポットに茶葉を入れてお湯を……
「あつっ」
熱湯の入ったティーポットに触れた手を、思わず引っ込めてしまいます。いけないいけない! 〈いばら姫〉ともあろう者が浮き足だって……!
いいですか、今の幸せに満足してはいけないのです、ヨル。私の目的は、課長を虜にして冷たいご家庭に帰さないということ。今日から、私たちは他人じゃなくなる。ここは彼の家になる。
ですからここは、押しの一手なのです。とにかくスキンシップを繰り返し、従順で彼に都合の良い女を演じるのです。エロティックなおもてなしでどんどん誘惑、押せ押せ〈いばら姫〉なんです!
「お待たせしました~」
テーブルにカップを置き、課長の左側に座ります。
「お砂糖とミルクはどうされますか?」
「あ、あの」
「お砂糖とミルクは?」
「……両方たっぷり入れてくれ」
「はい、かしこまりました」
紅茶を注ぎ、スプーンでかき混ぜてから差し出します。受け取った課長は一口飲み、ほうと息をつきました。
「……おいしいね」
そう言ってくれるのは嬉しいですが、まだまだ序の口です。肩を触れ合わせて腕を抱き、しなだれかかるみたいにしてくっつきました。二の腕に押し当てた膨らみが柔らかく形を変えています。そして耳元で囁くように吐息を吹きかけ、
「……なんでもおっしゃって下さい。私、課長のためならなんだってしますよ……?」
「な、なななっ!」
目を白黒させる課長にくすくす笑いを漏らしつつ、チュウっと左の頬に吸い付きます。緊張で流れた汗のしょっぱさが舌の上に広がりました。もっと欲しくなってしまって、ついぺろぺろと頬を舐めまわしてしまいす。
「は、はう、やめっ、ヨルくぅぅん!」
顔を真っ赤に染めた課長が可愛らしい声で抵抗しています。
「ん、ぺろ、れろっ……お気になさらず、お茶を召し上がられててください」
ちゅぱっ、ちゅぱっと頬肉を食み、唇で挟み込み、舌でチロチロとくすぐります。顎のラインに沿って舌を這わせ、耳たぶを軽く甘噛みし……
「んっ、ちゅっ、ちゅううっ……」
「く、くすぐっ……たいよっ……ヨルくぅんっ……」
舌先を尖らせ、耳の穴の中に差し入れていきます。ぴちゃぴちゃという水音を直接流し込んで聴覚を犯していくのです。ビクビク震える身体に愛おしさを感じながら、舌をさらに奥へ奥へと伸ばしていきま─────っていけません!
(目的は誘惑、誘惑、 誘惑……!!)
いけないけない、危うく目的を忘れるところでした。自分の欲望は捨てて。もっともっと攻めないと。この状態から、もっといやらしい言葉を囁いて……
「んふぅ~♡ 課長のお耳おいひぃれすぅ~♪ あまぁい蜜でふやかして、食べちゃいたいれすぅ……ねとねとぉ……♡ ねばぁ~っ♡」
耳朶にしゃぶりつき、音を立てて啜り上げます。唾液まみれになった耳をふーふーと冷ましてからまた咥えて……何度も何度も繰り返します。言葉も少しずつ変えて、
「課長のぉ……えっちぃ匂いも味もだいしゅきぃぃ……♪ れるれるっ……ちゅっ、ちゅー♡」
「はぁっ……はぁあっ……」
「んふぁっ……オチンチン舐めてもいいれしゅかぁ……? いいって言ってくれたらぁ……舐めてあげますよぉ……?」
「そ、それはぁっ……!」
「言わないならこのままずっと、ずーっとペロペロしちゃいまひゅよ? 課長はぁ……どうされたいんれすか?」
ズボンの上から優しく撫で回し、勃起している部分を掌で転がすように弄びます。二枚の布の中で窮屈そうに膨らんでいるソレが愛おしくて堪りません。早くこれを口に含んで愛したい……そんな衝動に駆られながらも、なんとか理性を保って奉仕を続けます。
「ほ、僕は、話をしにっ」
「ぢゅぷっ……んんっ……ぷはっ、はあむっ、あ・と♪ 後で聞きますから、今は私と遊んでください♪」
「ああっ!?」
「ふふっ、ほらほら、素直に言ってくださらないとぉ……もう一生してあげませんよ?」
課長の巨根は、ズボンにくっきりとしたシルエットを描くほど膨張していました。それを人差し指と親指でくりくり♡ しながら、耳元に囁きかけます。甘い言葉で誑かし、その気にさせてしまうのです。
「ううぅっ」
真っ赤な顔で苦悶する彼はとても可愛らしかったです。でも、私はまだ満足できません。唾液まみれになった唇を一旦離し、今度は首筋に狙いを定めます。血管の上をなぞるように舌を這わせ、頸動脈の辺りを強く吸い上げました。
少し跡がついてしまいましたが……まあ良いでしょう。どうせ今日は全身にご奉仕するつもりですから。
「ねぇん、お願いでしゅうぅ……私にごほーしさせてくらさいぃっ♡」
「こ、こんな事どこで、ヨルくんっ」
「んふ♡ 歓楽街で、えっちな本を買ってぇっ……こんな気持ちいいことしてあげたいなぁって思って練習してたんですぅ……えへへへぇ~♡」
右手を取ってドレスの上からお乳の肉を触らせてあげると、ついに我慢できなくなったのか、ぼそりと呟きました。
「……お願いするよ……」
言いながら、体の力を抜いてくれます。天井を見上げてソファに寄りかかり、私が触りやすいようにしてくれています。
「うふふ、無理強いしてごめんなさい。課長のこと、お口で気持ちよくしてあげたくってぇ……」
昨日はマルティナさんに邪魔されてしまいましたからね。このチャンスを逃すわけには……じゃなくて、課長だってフェラチオは初体験のはずです。その衝撃はきっと忘れられないものになるでしょう。
「じゃあ、失礼しまーす……」
ベルトを外し、はち切れんばかりに膨らんだズボンのチャックを下ろすと、むわっとした熱気が立ち昇っていました。
「ね、課長」
「な、な、なんだい……?」
下着に手をかけると課長の肩が震えます。恐怖でしょうか? 期待? いずれにせよ私のやることは変わらないのですが、やり方には色々あります。
「このまま、ソファの上でしますか? それとも、下に降りて前で?」
「ど、どう言う意味だい? 何が言いたいのかな?」
「それはぁ……」
姿勢を直して、ソファの上に伏せるようにしながらパンツに頬ずりします。布越しに感じる熱さが愛しくてたまりません。
「ほら、この格好なら私のお尻触りながら……♡」
「ううっ」
伏せたまま、ドレスに包まれたお尻を振ります。鍛え上げた筋肉と体脂肪がバランスよく備わった自慢のヒップを、誘うように左右に振ってみせます。
「ほら、触ってくださぁい」
「う、ううぅ」
課長の指が伸びてきます。さわ、さわっと表面を撫でるような手つき。
「うふん……♡」
ゆっくりと、腰骨のあたりからお尻の割れ目にかけて指先が滑り下りていきます。触れるか触れないかのギリギリの力加減でなぞられると、ゾクゾクとした快感が生まれました。
「あっ♡」
なんでも、人間にはC触覚線維と呼ばれる神経が全身にあるらしいです。細くて繊細で、人と人との接触に特化した、いわば愛撫を感知するためのセンサー。それが鋭敏に反応しました。
「ヨルくん……」
「あんっ♡」
名前を呼ばれただけなのに胸が高鳴りました。子宮の奥から熱い液体が溢れてきています。
「下に降りて、前からならどうなるのかな……?」
「え、えっとぉ……はい♡」
言われるままに体勢を変えます。ソファを降りて、彼の両足に割り込むように座り込みます。そうして顔を近づけていき……そっとペニスに口づけを捧げました。
ちゅっ──
「は、う……」
「下に降りて、前からだとぉ……ちゅ、ほらぁ、白くて丸い、課長の大好きな
口を開けたまま舌先を伸ばし、男性の下着に唾液をたっぷり垂らします。もちろん、胸の谷間をアピールすることも忘れません。ビスチェタイプのブラによって作られた丸みのラインを余すところなく見せつけるのです。
「お好きですよね……?」
上目遣いで問いかければ、課長がごくりと唾を飲み込む音が聞こえました。
「す、すきだ、ああ、ヨルくんの、おっぱ……」
「ふふ、お好きなようにどうぞ」
そう言って、再び唇を近づけます。舌の腹を、竿の根本に押し当てるようにして、そのままスライドさせます。
「んー……れろぉー…………♡」
裏筋を舐め上げるようにして、亀頭の方へ移動させていくのです。1秒に五センチ進む程度の速さを意識して、じらすようにゆっくり、じっくりと。C触覚線維の集まった、男性の最も敏感な部分へ近づいてゆきます。
「うっ……くうっ……!」
「ほらぁ、早くおっぱい触ってください……」
「うう……」
「ねえ……お願いだからあ……っ」
「うっ、ううっ……!」
とうとう我慢できなくなったのか、課長の手が胸元に伸びました。最初は遠慮がちに、おそるおそる、やがて大胆にお乳の肉をドレスの上から揉みこんでいきます。
「……やわらかいなあ」
うっとりと呟く声はどこか夢見心地でした。私も気持ち良くて、特に強く感じてしまったのは……
「あんッ♡」
乳首を爪でカリッと引っ掻かれた瞬間でした。反射的に変な声が出てしまって、慌てて手で口を塞ぎます。課長を見ると目を丸くしていました。
「……痛かったかい?」
「やん、そんなこと……課長専用のおっぱい、好きなだけ堪能してください……」
ちゅっとカリ首にキスしてあげると、ドレスの胸元から侵入してきた手がおっぱいを掴み上げました。むにゅむにゅといやらしく形を歪められながら揉まれると、甘い吐息が漏れてしまいます。ドレスがずり落ち、女の果実がこぼれ落ちました。先端は既に硬く勃起しています。
「恥ずかしい……んふっ♡」
乳房全体が持ち上げられ、離され、重力に従って下向きに垂れ下がったところでまた掴まれます。下から上へ何度も揺らされて……その度に、あっあっと声が上がりそうになります。
「はあっ、ふうっ、下着、あっ、降ろしますねっ」
「うん、うんっ、フェラチオっ、ヨルくんのお口でっ、ああっ、ああっ」
すっかり発情してしまった課長はうわ言のようにつぶやき続けています。両手で私のお乳を掴んだまま、鼻息荒く見つめています。
(嬉しいっ……こんなに興奮してくださって……)
期待に応えようと、まずは下着のゴムを口で咥えて、少しずつ下ろしていって……課長も腰を浮かせてお手伝いをしてくれました。二人の共同作業で、課長が股間にお持ちのそれはそれは立派なものが姿を現わしました。勢いよく飛び出した肉棒が鼻に当たります。
「んっ♡」
濃厚な匂いが鼻腔に流れ込んできました。青臭い性臭。雄の匂い。口の中にどっと唾液が溢れてきます。
「はぁっ、はぁっ、ヨルくんっ、僕のしゃぶって……っ」
両手でおっぱいを楽しみながら、お口のご奉仕を要求してくる彼に対して、私は……
「……ッ……♡」
顔を近づけ、ペニスの根っこと陰嚢の間に鼻をうずめます。蒸れた汗の匂いと、アンモニアの混じった強烈な匂い。私は興奮を隠しきれませんでした。すんすんと鼻を鳴らして、愛しい人の大事な部分をたっぷりと嗅ぎ回ります。
「っ……ふっ、ふっ……♡」
それだけでおまんこから愛液が溢れ出してしまいました。自然と太ももをこすり合わせてしまい、パンティがぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てます。
「ああぁ……そ、そこじゃない、ちがうぅ……」
課長は物足りなさそうに喘いでいました。
「もっと先の方……裏側の……」
「はぁい、先っちょにキスしちゃいますねぇ……」
焦らしプレイに耐えかねた課長は自分から要求してきます。彼の要望通り、唇をゆっくりと竿先に近付けていきました。あと数ミリという距離まで近付いてから動きを止め、そこで唇をとがらせて……
ちゅっ──
唾液で湿らせた唇の先端だけを触れ合わせました。すると、課長の口から切ない声が漏れます。私は嬉しくなって何度も何度も繰り返しました。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ──
小鳥のような、啄むようなキス。グロテクスなペニスに唇を捧げるたび、恥ずかしさと愛しさが胸いっぱいに広がりました。体の中でどんどん大きくなっていき、思考を狂わせてしまうのです。
ちゅ、ちゅっ──ちゅぱっ──
ちゅぅぅ──ちゅるるるるる──
いつしか無心になって、夢中で亀頭を吸い続けていました。ぷっくり膨らんだ鈴口から透明な汁が滲んでいます。舐め取りたくて舌を伸ばすと、どうぞと言わんばかりに鈴口が開いて、液滴が膨らみました。
「んちゅ、んむ、んふ、おいひ……」
「あっ、あっ、ヨルくんっ、すごいよっ、気持ちいいっ」
ああ、課長のお顔が見たいです。今どんな表情をされているのでしょう? ちらちらと視線を送ってみると、彼は顔を真っ赤にして私を見つめていました。その熱い眼差しを受けてますます気持ちが昂ぶっていくのを感じます。
ちゅっ──ちゅうっ──ちぅうっ──♡♡♡
最後に強めに吸い付いてから口を離しました。完全に屹立した陰茎は赤黒く張り詰めていて血管が浮き出ています。
グロテスクな様相なのに目が離せません。初めてのころピンクだった亀頭は、いつの間にか色素が沈着してどす黒く変色していました。
「うふふ、素敵です……課長のおちんぽさん、とても逞しくて男らしくてぇっ……ちゅっ、ちゅっ……♡」
脈動する熱い海綿体の感触をじっくり確かめていると、脳味噌の奥が痺れてきました。口では言えないような下品な妄想ばかりが頭の中を駆け巡ります。
おちんちんの先っぽを口に含んで舐め回してみたいとか、頬ずりしながら玉袋を優しく揉んだり吸ってみたりしたいとか、あるいは喉の奥まで迎え入れてもみくちゃにしてあげたいとか……そんな破廉恥なことばっかりが頭に浮かんでしまいます。
「……んぷっ♡」
でも、まだだめです。我慢しないといけません。だって、これは喜びを分かち合うセックスではなく、誘惑するための前戯なのですから。私が気持ちよくなるのではなく、彼を喜ばせるための愛撫をしなければ。
もっともっともっと気持ちよくなってもらって、いっぱいいっぱい私に溺れてもらわないといけないのですから……
「……はぁーっ……すぅー……ふぅー……」
「ああ、ヨルくんの鼻息が熱いよ……」
大きく深呼吸して気持ちを落ち着けます。大丈夫、まだ慌てるような時間では──いえ、既にもう手遅れな気がしなくもないですが。
屈強なペニスから放たれる強烈なオス臭さのせいで頭がクラクラしますし、何より私自身、これ以上欲求に耐えられそうにありません……っ♡
「いただきますぅ……あーむっ!」
ついに口に含みます。口内に広がる苦味のある塩気と独特の風味。歯を立てないように気をつけながらゆっくりと奥へ導いていきます。
舌の上を滑るように、血管の形をなぞるように。上顎の裏や頰肉に押し当てるようにして……喉奥に導くときは舌を使って──
えずきそうになるのを堪えながら飲み込んでいきます。全部入りきらないので、根本の方は手で擦り上げるようにして……
「ぐぽっ……じゅるるぅっ……ずろろろっ! んぶっ、ちゅぶぅぅ……!」
ああ、すごい……♡ こんなの初めてぇ……♡ 口の中いっぱいに課長を感じてるぅ……♡
「ふぐっ……ふむう゛う゛う゛うぅぅぅっっ♡♡♡」
「あ、ああぁ、すごっ、すごい……これがフェラチオか……ヨルくんのお口が……あったかくて、ぬるぬるで、絡みついてきてぇ……うあああっ!!」
「んぷぁっ……♡ 課長、大丈夫ですかぁ?」
一度吐き出して、上目遣いで見上げます。課長は息を荒げながら何度も頷いていました。
「す、すごく気持ち良かった……」
「んふふ、よかったぁ……んちゅっ、ちゅっ……課長が喜んでくれて……嬉しいです……」
唇で啄みながら微笑みかけると、課長の目の色が変わりました。
「ッ……ヨルくんっ、もう一度咥えてくれっ」
「はいっ♡」
再び口の中に招き入れます。今度は最初から激しく、頭を振って唇全体でペニスにご奉仕しました。わざと下品な音を立ててしゃぶります。
「んふっ、むちゅっ、ぢゅぼっ、んふーっ♡」
「ああっ、あああっ!! いいっ、いいよっ、ヨルくぅんっ、あああぁっ」
「んーっ、ふっ、ふっ♡」
「やばいっ、それっ、気持ちいいぃっ」
私は舌を使いながら頭を前後させ続けました。
ああ、余計な思考がふわーっと遠のいていってしまいます。ただ目の前のことだけ、課長とのお口セックスのことだけ考えていたい。
背筋はピクピク震えっぱなしでした。全身が敏感になっていって今にも達してしまいそう。おまんこからはとめどなく愛液が流れ出してしまいます。パンティはもうぐちゃぐちゃでした。
「ぢゅぶっ、んぅっ、んぶっ♡ れりゅぅ~♡」
「くっ!? ああそれヤバいヤバいっ」
裏筋を舌でなぞりながら強く吸引すると、課長が仰け反りました。構わずそのまま続けていると、ああっああっという悲鳴とともに腰が大きく跳ね上がります。
「ふぶっ、んん〜っ♡」
「だ、だめだっ、
切羽詰まった声で名前を呼ばれました。一層強く吸い上げながらストロークの速度を速めます。
(あぁ……くるっ♡)
その瞬間を待ち望んでいました。
体が強張ります。
下腹部に熱が集まってくるのを感じます。
心臓がドキドキしています。
期待感に心が踊ります。
そして──
「──んんんんン~~~~~~~!」
喉の奥に向かって、粘っこいものが叩きつけられました。私は喉を鳴らして飲み下そうとするのですが、あっと言う間に口内に逆流します。舌の上でドロリと溶けて、生命の芳香を放つ男性のエキス。
「んぐぐぅ……んんん……」
それでもなんとか全てを嚥下しきろうと努力しました。一滴残らず搾り取ろうと一生懸命お口で締め付けて、放出されるリズムに合わせてゆっくりと顔を上下させていきます。
「んじゅう……ん、んじゅう、んっ、こくっ」
ようやく勢いが失われていく頃を見計らって口を離しました。唇の間からは精液と唾液の混ざった液体が糸を引いて垂れ落ちます。慌てて口元を拭っていると、課長が荒い息のまま問いかけてきました。
「どうだった……?」
「……へ? 何が、ですかぁ……?」
痴呆のように聞き返す私に対して、彼は興奮気味に語り始めました。
「だから……その、僕の、その、美味しかったかどうかって」
「……ああ、はい、とっても……」
私は口元についていた残滓を指ですくい取り、口に含みました。それから少しの間もごもごとした後、唾液と一緒に飲み込みます。
んくっ、という音とともに喉が動くと、胃の中から全身にかけて、じんわりとした温かさが広がりました。ああ……♡
「……とっても濃くって、ネバネバしてて、熱くて……とても、美味しいですよぉ」
恍惚とした表情を浮かべて感想を述べます。ああ、なんて呑気な声をしているのでしょう。
「そっか」と満足そうに笑う課長。やったぁ……課長が笑ってくれています。それが嬉しくて私も笑顔になりました。
「えへっ」
幸せです。本当に嬉しい。課長とのセックスはいつだって幸せなひと時です。
私はすっかり油断していました。だから、服を着直した課長が立ち上がって花束を手にした時も、床にぺたんと座り込んで呆けたままだったのです。
「プレゼントですかぁ? ありがとうございますぅ~」
「そうだけど、そうじゃないんだ」
「……え?」
「アヤメと、ユーカリの葉と、赤いバラ。花言葉は、『私は優柔不断を止め、あなただけを誠実に愛する』……花屋で選んでもらったんだ」
課長はぐっと身を屈めて私と目線の高さを合わせました。眼鏡の奥にある瞳は、迷いに揺れています。けれど口元だけは笑みを浮かべていて──なんだか寂しそうでした。
「今日は、これを君に渡すか、それとも、君と別れて妻──エリザベートに渡すか、決めにきたんだ」
◆◆◆
課長が語ったのは、奥様との過去。話しぶりは流暢でなく、途切れ途切れの調子でしたが、私は黙って耳を傾けました。
怯えて逃げ出したくなる気持ちを必死に抑えつけて、だって、課長が辛そうな顔をしていたから。
「妻とは政略結婚だった。僕の実家はそこそこ羽振りのいい工場でね。戦争で両親と一緒に焼けちゃったけど」
「新婚旅行はスキーに行ったんだ。そのゲレンデも、ウェスタリスに占領されて軍事基地にされてしまった」
「エリーが……エリザベートがマルティナを身ごもっていたとき、僕は志願して戦地にいたんだ。義理の父は財務省の高官だから、出征しても大丈夫だと楽観していた。愛国心に夢中だった」
「だけど……帰ってみたら違ったんだ。新居は灰になっていたよ。近所の人に訊いて回ったら、どうやら空襲があったらしいことが分かった」
「…………」
話が進むにつれて課長の顔から表情が消えていきます。まるで感情を押し殺しているようでした。
戦争。私とユーリを孤児にした
「妻は生きてた。マルティナはとっくに生まれてた。焼け野原で小さな赤ん坊を抱えて途方にくれていた彼女の、僕を見る目といったらなかったよ……」
あの女。
「恐怖と軽蔑がない交ぜになった、おぞましいものだった。“夫”でも“父親”でもなく、ただの不気味なモノとしか見ていなかったよ……っ!」
「どうして、離婚されなかったんですか?」
課長は黙って首を振りました。
「できるはずないと思った。マルティナは僕の希望だった、エリザベートとマルティナだけが僕に残された全てだったんだ。それなのに別れるなんてできなかった……僕が我慢すれば全部元通りになるって信じたかったんだ……」
そうして奥様に冷遇されながらも、マルティナさんを大切に育てた。娘を育てるために必死に働いたとも。幸いにも彼女は健やかに育ったけれど、母親が父親をいないものとして扱う家庭は、課長の心に深い傷を残した。
そんな中でも、課長はずっと奥さんを愛していたのです。愛そうとしていたのです。
馬鹿な人。
「もう無理だと思った瞬間もあった。それでも諦められなかった……たとえ一生報われなくても構わない。そう思ってきた」
「…………」
「僕には責任があるんだ。彼女に償いをする義務がある。どんなに蔑まれようとも彼女のそばにいなければならない──でもマルティナのために、少しでも前に進もうとして、それで今回だ」
そう言って目を伏せる彼を見て、私の胸に沸々と怒りが込み上げてきました。
「よくもそんな事を。今更!? 散々私に酷いことしておいて! さんざん踏みにじっておいて! どの口が言っているのですかっ!?」
課長は私の怒声にビクッと肩を震わせました。
「そ、それは悪かったと思っている! 許してくれ! 脅迫なんてどうかしていたんだ! あの時はどうかしてたんだっ!」
「そんな事どうでもいいです! もうそんな事は気にしていません! 私が怒っているのはそんなことではありませんっ!!」
そう──そんなことはどうでもいいんです! 今重要なのはそこじゃない!
「私の気持ちは!? あなたといると幸せな私の気持ちはどうなるんですか!?!?」
立ち上がって、苛立ちの気持ちを叩きつけるように怒鳴り散らします。
「この部屋にあなたが会いにきてくれるのが嬉しかったっ!! 抱きしめてくれるのが幸せだったっ!! なのにっ、あなたが悲しそうな顔でっ、あんな女に冷たくされてっ!!!」
振り回した手が、ティーポットを壁まで弾き飛ばします。ガシャンと音を立てて割れると、真っ赤な紅茶が流れ出してしまいました。
「あなたを守ってあげたいと思った私の気持ちも分かってください!! あなたのためなら何だってしたいって思ったんですよ!! その気持ちを無駄にしないでくださいよっ!! バカぁっ!!!!」
感情が昂りすぎて涙まで出てきてしまいました。泣きたくないのに。泣きたいわけじゃないのに……私ったら……本当に情けない女です……。
「なんで分かってくれないのぉ……」
泣き崩れてしまった私を課長はおろおろしながら眺めていました。やがておそるおそる近づいてきて、そっと抱きしめます。
「嬉しい……嬉しいよ、ヨルくん」
「……あんな女が、私よりいいんですか……?」
「そうじゃない、そうじゃないんだ……君とエリーじゃ比べ物にもならない。優しさも、強さも、心の広さも違う。君は素晴らしい女性だ。脅迫だって、君があんまり魅力的なものだから、頭がおかしくなったんだ……最低だよ、僕は……」
そう言いながらも、抱きしめる腕の力を緩めてくれません。背中に回された手は強く私を締め付けています。絶対に離さないぞと言わんばかりに、強く強く抱き締められているうちに、心が満たされていく気がしました。
この人にとって私は特別なんだって思うだけで嬉しくなります。ああ、やっぱり私はどうしようもなく、この人に恋をしてしまったんだ──
「好きです……課長、ううん、ミハエルさん……お願い、私を選んで……」
「…………」
「なんでもします……なんだってします……どんな扱いを受けたっていいですから……だから、私を捨てないで……ずっと側に置いて……」
はっと、ミハエルさんが息を飲む気配。私は体を離して彼を見つめます。
「好きって言って……」
何もかも、全てが変わってしまいました。
キモくて卑劣な中年男は、いつの間にか愛しい年上の男性に。
脅迫で体を凌辱されていた冴えない独身女は、彼に縋り付いて捨てられまいと必死な小娘へと成り下がってしまいました。
もう取り返しがつかない。でも、ダメなんです。手放せるはずがありません。
もし。もし彼があのむごい妻を選んだのなら、いっそこの手で……
「どんな扱いをしてもいいのかい?」
ミハエルさんの声が耳元で囁かれます。ぞくぞくっと背筋を走る快感と甘い痺れが私の心を満たします。
「はいぃ……♡」
「マルティナと仲良くできる?」
「はい……♡」
奥様はともかく、マルティナさんとなら仲良くなれるかもしれません。あの子、意外とファザコンの気がありそうですし。
「僕を、愛してるかいっ?」
「はい……♡」
「僕のっ、赤ちゃん産んでくれるのかっ!?」
「はひぃ♡ 喜んでぇ♡」
お腹の中に、彼の赤ちゃんを宿す。考えただけでお股から愛液が溢れ出してきます。
「避妊具無しでハメ倒していいんだなっ!? 妊娠したらちゃんと産んでくれるよねっ!?」
「……っ!」
返事の代わりに、両手で彼のシャツを引き裂きます。乱暴に、チョコレートを食べたがる子供みたいに。ボタンが飛び散ります。
「発情しすぎだろっ、この淫乱女っ! 僕みたいな情けない脅迫男には似合いの相手だなッ!」
「そうですっっっ!!! 私は小太りでキモいハゲオヤジにお似合いのっどうしようもない変態女なんですぅぅぅぅぅぅっっっっ!!!!」
乱暴な言葉を投げかけられるたびに体が熱く火照っていくのを感じます。革のベルトを力任せに引きちぎると、ズボンがずり落ちて下着が現れました。
そこから飛び出たのは、太くて長いペニス。ビンッビンに張り詰めて脈打つ血管、亀頭の先端からは透明な汁が漏れ出ています。雄々しくそそり立つ男根を目にした途端、子宮がきゅんとうずくのを感じました。
(あれが欲しい……!)
「はははははっ、君のような下品なメス犬なら大歓迎だっ! あいつとは別れて、君を妻として飼うっ! 頑張って孕ませてやるから覚悟しろぉっ!!!」
「こんな淫乱女を脅迫しちゃうおじさんを、放っておくなんてできません! 私がお世話してあげます!! お仕事も家事もセックスも全部任せてくださいぃぃぃっ♡♡♡」
そうして二人でゲラゲラ笑いあいながらキスを交わしました。唇を離せば淫乱、ヘンタイ、中年、行き遅れ、ハゲオヤジ、とお互いに悪口を言い合って、またキスをして。そうして舌を舐め合い、唾液を交換し合うのです。
腰から力が抜け、私たちは自然と床の上で折り重なっていました。
◆◆◆
室内には男と女の匂いが充満していました。男の体から発せられる汗の匂いと女の甘酸っぱい体臭が入り混じっているのです。私は〈いばら姫〉のドレスのまま、正常位で凶悪なおじさんペニスを突っ込まれて何度も絶頂を迎えていました。
「お゛ッ♡ ひぎィィィッ♡♡」
ごちゅっごちゅごちゅっ!! パンッパンッ! バチュバチュッ!!!
「ぅん────ッ! しゅごいっ、イクっ、イキっぱなしになってりゅっ♡♡」
頭を突き抜けていくような鋭い快感! 私のそこはとっくにとろけきっていて、太い肉の棒を咥え込んで離そうとしません。キュンキュンと疼いて精液を待ち望んでいるのです。その状態でズコズコと巨根をピストンされると、あまりの快感に気絶してしまいそうになります。
「ひゃうんっ! おっぱいだめぇっ、乳首噛んじゃやらぁっ! あ、あっ、そんな強く吸っちゃらめぇっ! いひっ、いぐっ、イギましゅうぅっ!!」
ビクビクと震える私に構わず、ミハエルさんの手は乳房の淫靡な柔らかさを堪能しています。指先で乳首をくりくり弄び、口に含んでチューチュー吸い立てるのです。まるで赤ちゃんが母親の母乳を求めるように。
「はぁんっ、ちくびいいっ、きもち、いいですっ! もっと吸ってくださぁいっ! おまんこずぽずぽしながらミルクちゅうちゅうされるのすごいぃっ!!」
でも、体は知っているんです。私の男がどんなに優しいかを。愛情の深さを。彼はただ欲望のままに犯しているわけじゃないんです。望むことを察してくれています。だからどんなに激しく犯されても怖くありません。安心して身を委ねられます。
「ああっ、出るよっ! ドスケベなお姫様にご褒美ザーメンいっぱい種付けしてやるっ!!」
「いや、いやぁっ、まだしたい、まだセックスしてたいですっ、おねがい、出さないでっ、たくさんズコズコしてくださいっ!!」
膣をねじ開かれ、子宮を歪める存在感に涙し、肉壁をえぐる摩擦の刺激に耐え切れず潮を吹き散らして、それでも私は必死で訴えかけます。すると彼は意地悪そうに笑いながら言いました。
「じゃあ、止めてやる」
「ああ……あああ……♡」
そんな……ひどい……こんなに気持ち良いのに……あと少しなのに……どうして……止めるんですか……♡
「やだやだぁ……イカせてくらさい……最後までして……お願いしまひゅ……♡」
私は縋り付くような呻きを漏らしました。みっともなく腰をくねらせておねだりします。快楽を求めてひくつくあそこから溢れるいやらしい液が、床に垂れ落ちて。それが余計に切なさを募らせていきました。
ミハエルさんは私の顔をあやすように撫でまわし、耳元で囁きます。
「ほら、どこに出して欲しい?」
「お、おまんこの中……ミハエルさんのおちんぽミルク、私の一番奥に注いで欲しいれす……」
恥ずかしくて消え入りそうな声で答えます。顔から火が出そうなほど熱くて、ニヤニヤして私を見ているミハエルさんの視線も興奮を煽る材料になりました。
「はは、よく言えたね。可愛いよ、好きだ……」
そう言って、私の頭を撫でてくれます。それだけで胸の奥に暖かいものがこみ上げてくるようでした。
「それじゃあ、いくよ……」
「はい……中、中に下さいっ……あなたを感じさせてください……!」
ミハエルさんが、ゆっくり、じっくり、焦らすような速度で抜き差しを始めます。ぬぷ、にゅぷっ、じゅぶっ……少しずつ出し入れされる度に、快感の火の粉が燃え上がっていきます。
やがて彼の先端が子宮口を押しつぶした時、頭の中は真っ白になり、目の前に火花が飛び散りました。
「ん、ん、ん……くぅぅぅぅっ!!」
強烈な電流が全身を貫きました。腰が跳ね上がり、ガクガク痙攣する体を押さえつけるように抱きすくめられます。同時に、熱い迸りが子宮を満たしていく感覚。
(これ……精子……? うそぉ……前とぜんぜん違うぅ……♡)
膣内射精の経験はありました。でもその頃は嫌々の関係だったり、避妊薬を飲んでいたりで……
「あ、あ、あ、あぁっ、あぁあぁぁーっっ♡♡」
「おおぉー……妊娠しろ〈いばら姫〉……! 君は僕のものだっ、誰にも渡さないぞぉーっ!」
どくんどくんと脈打ちながら注ぎ込まれる精液は粘度が高くて、子宮の壁に当たる度に痺れるような快感に襲われます。
突き抜ける電撃が体の芯を貫いて、何度も何度も繰り返し襲ってきます。そのたびに意識が飛びそうになるほどの衝撃に襲われるのです。
「はひっ、はひぃっ、はひぃっ、お、おぉおっ、ほぉっ、おほっ、ひぃっ、ひぃっ♡」
気持ちいい、気持ち良すぎておかしくなる。快楽でドロドロに爛れていく頭の片隅で、こんなの知ったらもう戻れないと思いました。私は今、本当の意味でこの男の女になったんだ。この人無しでは生きていけない体にされてしまったんだ。
それなのに嫌な気持ちは微塵もなくて、むしろ喜びすら感じていて──快感が迸る身体から魂が抜け落ちて、心がふわふわ浮いているような不思議な心地でした。
全身が汗まみれで、息は荒く、心臓は早鐘のように鼓動を刻んでいます。私は仰向けになったまま、全ての力を抜いて天井を見つめていました。舌の上を出入りする空気は、だらしのないアクメ声になって出ていきます。
「へぇぇ……ぇうぅぅ……ぇえええぇ…………」
ジリリリリ……
長い長い絶頂の余韻に浸りながら、ゆっくりと息を整えていると、電話機がけたたましい音を立てて鳴り響きました。
「ヨルくん、電話だよ」
覆いかぶさっていたミハエルさんが言うのですが、私はとても動く気になれず黙って首を振るだけです。頭の中にあるのは、次はどんなセックスをしようかという思考ばかり。
「うふ……ミハエルさん、私、いやらしい服をたくさん……紫の下着に、ミニスカートに、透け透けのネグリジェに……」
「わーお」
私の中で、むくむくと膨らんでくるペニスの感触。それを感じるだけでまた軽くイッてしまいそうになります。
それからそっと唇を重ねられました。甘くて濃厚な口づけ。電話のベルも鳴り止んでいます。
「ぷは……あと、ウサギさんとかネコさんのエッチな服とか……たくさん用意してありますから、楽しみにしていてください♡」
「そりゃすごい。君がどれだけ変態なのか楽しみになってきたよ」
私は、自分から腰を上げて動き始めました。そうして彼を迎え入れるための誘惑に励むのです。
また一つ、愛の証をこの体にっ
ジリリリリ……
ジリリリリ……
ジリリリリ……
「もうっ、なんなんですか!?」
「しょうがないよ、きっと大事な用なんだ」
彼はのっそり起き上がり、受話器を取って私の耳に当てました。私がのろのろと体を起こすと、背中に手を回して支えてくれます。
「はいもしもし……ユーリ!!??」
聞こえてきたのは、弟の声でした。そして伝えてきたのは、凶報でした。
まだミハエルさんの妻だったあの女、エリザベート・ゲルゲスが、スキー場で滅多刺しにされて死んでいる姿が発見された、と。
私とミハエルさんの前に、またも新たな壁が立ち塞がったのです。
(第二話 最近笑われなくなってきた小太りなハゲオヤジの不倫相手、ヨル・ブライア 了)
(第三話 妻を失って悲しみに暮れている酒臭いハゲオヤジの愛人、ヨル・ブライア に続く)