ドラえもん のび太のアカメが斬る!歪んだ未来を変えていけ! 作:雛月 加代
「まぁ、そうだな・・・・。俺としても、翼がいつでも宙ぶらりんなのは困るしな。じゃあ、こんなのはどうだ?これから俺が言う仕事を一ヶ月こなしたら解放してやるよ。DVDの発売も取り止めにするぜ。どうする?」
「・・・・・・・わかりました。」
「・・・・・・・・。」
翼は不安げに天井を見つめていた。社長の紹介された仕事を一ヶ月こなすためだ。勿論、その紹介された仕事がまともなはずがなく、唯の売春である。翼が積極的に身体を売ってカネにしたのなら、これは確かに援助交際だろうが、強制的というか恐喝されて仕方なくやっているだけだ。システムととしては、いわゆるヘルス系と同じである。女の子が出向くのではなく、こうしてホテルで待ち合わせるようになっていた。翼の方は「本番」の時まで客と会うことはない。拒否権はないのだから、その方が幾分気は楽だ。
「・・・・・・・・・・・。」
こんな生活になってから何日経つのだろうか。この身体を何人の男に自由にされたのだろうか。犯されるごとに落ち込み、射精されるたびに絶望し、気をやらされるごとに底なし沼に引きずり込まれる。心ならずも絶頂させられると、理性と気力が少しずつ剥がされていくように感じていた。
「ふぅ・・・・・・・・・」
今日はどんな男なのだろう。どんなことをされるのか考えるだけでおかしくなりそうだ。
カチャ
ロックが外され、ドアが開く音がした。びくりと反応した翼は、反射的に顔を背けている。こんな姿を、見も知らぬ男に見られることへの羞恥がそうさせていた。男が側に来て見下ろしている。
翼はおずおずと男を見上げ、そして絶叫した。
「いっ・・・・・・いやああああああっっっっ!!」
見覚えのある男だった。そしてもっとも嫌っていた男だった。翼のアイドル時代のマネージャー、原田だった。
「ふっふっふっ・・・・」
「いやあああっ、こ、来ないで、近寄らないで!」
「騒ぐな、翼。」
「い、いやっ、あなただけは絶対にいや! 助けてぇっ!」
翼は大声で叫んで、激しく拒絶した。慌てて立ち上がり、逃げようとするが、バランスを崩し、よろけてしまった。
そこを原田が横抱きするように抱えて押さえ込む。そうやって、しばらくは翼の暴れる身体の感触と体温を楽しんでいたが、翼の動きが少しおとなしくなると、そのままベッドに放り出した。
「あっ・・・・!」
「いい格好だな、伊藤翼。」
「やめて! 触らないで!」
「なかなかにいい身体だな。制服や水着の上からじゃあ、これほどとは思わなかったぜ。」
「やあっ、見ないで! ど、どうして!? どうしてあなたが・・・・!」
客層は厳選されていると聞いていた。信用のおけない人物や怪しげな連中が混じる余地はないと。況してや関係者が来ることはあり得ない。だから安心して客の相手をして、おまえ自身も楽しめと言われていたのだ。なのになぜアイドル時代のマネージャーが来るのだ。しかも、よりによって毛嫌いしていた原田である。すると原田はしゃあしゃあと言い放った。
「どうして、と言われてもな。俺だってアカメから聞かされた時は信じなかったさ。伊藤翼が売春、それもエンコーしてるなんてな。」
「そんな・・・・、じゃ、じゃあアカメちゃんが・・・・・・」
翼は唇をわなわなと震わせた。信じられなかった。これは偶然でも、原田が探し出したのではなく、アカメから原田に接触していたというのだ。
「まさかとは思ったがな。だが、その格好を見れば、どうも本当だったようだ。」
「違う、違いますっ! こ、これには訳が・・・・」
「訳? そりゃああるだろうな。しかしあの伊藤翼が、こうやって全裸で男を待っているとは・・・・」
「だから違いますっ! あ、見ないでください!はやくここから出て行って!!」
「出て行く? なぜ?」
「な、なぜって・・・・・」
「おまえにはもうしばらくおとなしくしてもらってないとな。」
原田はそう言いながら服を脱ぎ始めた。翼の顔が蒼白となる。やはりこの男は自分を犯すつもりなのだ。
「あ、あなた、まさか本当に……」
「あ? 本当も何も、やることはやるぜ。おまえだってそのつもりだろうが。」
「そんなっ・・・・!考え直して! マネージャーなのにアイドルと・・・・・・・・」
「元マネージャーだよ。もうお前と俺はなんの関係もない。ただの男と女さ。」
「バカなこと言わないでっ! そんなことしたらどうなるか、わかってるの!?」
「どうにもならんさ。俺にはもう恐れるものはないしな」
「いや・・・・、いや!」
「諦めろや。」
「いやーーーーーーー!!!!」
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