ドラえもん のび太のアカメが斬る!歪んだ未来を変えていけ! 作:雛月 加代
男たちは蝋燭に点火してクロメの顔面に溶けた蝋を垂らして顔一面を蝋で覆い尽くし、両瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てるなどして面白がったが、これに対してクロメはほとんど反応を示さず、されるがままになっていた。次いでクロメの顔面を回し蹴りし、少女が倒れると無理やり引き起こして、さらに蹴りつけるなどしたところ、少女は何ら身を守ろうとせず、不意に転倒して室内のステレオにぶつかり痙攣を起こすなどした。男たちは遅くともこの頃までには、このまま暴行を加え続ければ少女が死亡するかも知れないことを認識していたが、その後も転倒した少女に殴る蹴るなど暴行を加え続ける。そのために少女は鼻血を出し、崩れた火傷の傷から血膿が出て、血が室内に飛び散るなど凄惨な状況となった。
「はいコレ。僕からのプレゼント。」
のび太は指輪をクロメに手渡す。
「で、でも・・・・・・・・・」
「何そんな申し訳なさそうな顔しての。これは日頃の感謝のお礼だよ。」
感謝することなど無いというのに、この男はとても律儀である。
「あ、やっぱり似合うね。あんまり高い物じゃなくて悪いけど、たまにはこうしてみんなに何かしてやるのも、僕の楽しみっていうかなんていうか・・・・・」
「ありがとう・・・・・。私、凄く嬉しい・・・・」
「そ、そっか・・・・・」
「この指輪、一生私の宝物にする・・・・・」
「大げさだな・・・・・」
そう言ってクロメは、まっすぐのび太を見つめてくる。
「ねえ、のび太。このまま私たち結婚しちゃおうか?」
「え!?ダメだよ!僕なんかと結婚してもいい事なんか一つも無いよ!」
慌てふためくのび太に、クロメは幸せそうな笑顔を向ける。
「いいの。私はのび太と一緒なら借金があっても、ダンボールの家だっていいよ。」
クロメは薄れゆく意識の中、目の前に一人の少年の姿を見た。
(のび太!?のび太に会うまでは・・・死ねない、死にたくない!!・・・・せめてのび太の手で・・・・・)」
クロメは必死に少年の幻をつかもうとする。すると、
「あら、なによコレ?」
静香はクロメの左薬指から、指輪を抜き取った。
「汚い、指輪ね。」
静香は指輪を少し見た後、床に放り投げる。そして
ガシッ!!ガシッ!!ガシッ!!
何度も踏みつけ、粉々にした。
「あ・・・・・・あ・・・・・・・・・」
その瞬間、クロメの中の全てが崩れ去った。そしてこの瞬間、少女は重篤な傷害により、死亡した。
その後、この重大な事態に直面した男たちは、自分たちの犯行が外部に発覚するのを恐れ、少女の遺体をどこかに遺棄することを企てた。
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