学校でも一・二を争う美少女転校生の沙綾(さあや)がひざまずき、仁王立ちしている自分の肉棒を咥えて、一所懸命おしゃぶりをしている。
そんな光景に背筋がゾクゾクするほど興奮しつつも、竜彦(たつひこ)は(なんで?)と混乱せずにはいられなかった。
ちょっとした用事で旧校舎に入った、そこでなぜか同じく中にいた沙綾が、
「壁に寄っかかって。私の言うとおりにして」
とお願いしてきたので、言葉どおりに従ったところ、いきなりズボンを下ろされ、あっという間に肉棒を口に咥えられ、気がつけばご奉仕フェラタイムとなっていたのである。
「ん……じゅぷ……ちゅぶ……むぐ……」
目をつむり、陶然とした表情で、ひたすら棒しゃぶりをする沙綾の顔を見ていると、敏感なところから伝わる絶妙な快楽も合わさって、早くも竜彦は達しそうになりつつあった。
先月転校してきたばかりなのに、クラスの人気投票で、「やりたい女子」ナンバー1に輝いた沙綾。
そんな彼女が、いま、自分のペニスを咥えてる。
頭を一所懸命前後に動かし、ツインテールの髪が激しく揺れ動く。その度に、チリチリとした刺激的な快感が竜彦の肉棒から伝わってくる。
ふわふわした意識の中、竜彦は、ぼんやりと沙綾のことを観察し続けた。
ただ、もう、彼女がなぜ、ほとんど話したことがない自分のためにフェラチオをしてくれているのか、その疑問だけが頭の中でぐるぐると渦巻いている。
「う、イキそうだよ」
「じゅる……ちゅう……ぷあ、まだ、だめ……」
一旦ペニスから口を離した沙綾は、手で竿の部分をしごきながら、竜彦の股の下に頭を潜りこませた。
玉袋に舌を這わせ、レロレロと舐め始める。
これはこれで気持ちいいが、絶妙に射精する寸前で止められてしまっている。
「なんで、こんなこと、して」
「ちゅぱ……ちゅ……お願い、ただ、黙って、気持ちよさそうにしてて……ぴちゅ……」
その沙綾の物言いに、何か妙なものを感じて、竜彦はおとなしく快楽に身を委ねることにした。
ふと、廊下の奥を見ると、誰か立っている。
制服を着崩した、長い赤髪の学生だ。
ニヤニヤ笑いながらこちらの様子を眺めている。
(誰だろう?)
もう取り壊しが決まっている旧校舎だ。新聞部の竜彦は、記事にできる情報がないかと思い、学校の許可を得て中に入ってみたが、普通は立ち入りが許されていない。そもそも、用事なんてあるはずがない。
「だめ……こっち見て……じゅぽっ」
再び、沙綾はおしゃぶりを開始した。あまりの心地良さに、竜彦は思わず声を上げた。
赤髪の生徒は、笑いながら首を横に振ると、特に何か言うこともなく、黙って奥へと去っていった。
「じゅ……ん、行ったみたいね」
唐突にフェラを中断し、沙綾は立ち上がった。
身長は一五〇センチほど。竜彦よりも一〇センチ近く小さい。だけどおっぱいの大きさは推定Fカップ。
そんな沙綾の姿に見とれ、最後までしゃぶってもらえなかったことにモヤモヤしつつ、竜彦はズボンをはき直した。
「ありがとう。旧校舎でHしてるカップルのふりが出来たわ。おかげで、あいつの目をごまかせた」
「どういうこと? さっきの赤い髪のやつ?」
「君、たしか新聞部の人だったよね。竜彦君だっけ」
「おぼえててくれたんだ?」
「同じクラスだもの。それよりちょうどいいわ。来て」
沙綾に強引に腕を引っ張られて、竜彦は旧校舎の奥へとどんどん進んでいく。もしかしてさっきの続きをしてもらえるのだろうか、とドキドキしながら、おとなしくついていく。
部屋のひとつに入った。かつては校長室だったのだろう。埃をかぶっているけど、立派なデスクが設置されている。
「カメラは持ってる?」
「スマホのだけど、一応」
「十分よ。新聞部として、これから見るものを、ぜひ記事にしてほしいの」
そう言って、沙綾は壁を手で触り始めた。
スイッチの音が聞こえた。それとともに、床板がスライドし、ぽっかりと穴が開いた。地下へ向かう階段が見える。
「な、なんだこれ!?」
「学校も隠蔽している、秘密クラブへと通じる入り口。その秘密クラブを壊滅させるため、私はこの旧校舎に忍びこんできたの」
「き、君は、いったい?」
「雨野(あまの)沙綾。出身は甲賀。くノ一よ」
そう名乗ってから、沙綾はほほ笑んだ。
竜彦はこの状況にいまだ頭がついていけずにいた。
「この高校に転校してきたのは教員の一人に依頼を受けたからなの。学校ぐるみで何か良くないことをしてそうだから、その秘密を暴いてほしい、って」
「ま、まさか、雨野さんがくノ一なんて」
「案外、そこらへんにいるものよ。みんな隠してるだけ。それより、中に入るわ」
断る隙も与えず、沙綾は竜彦の腕を引っ張り、地下へと進んでいく。
やがて、階下から、喘ぎ声が聞こえてきた。