恋縛のユーフォリア~青髪美少女TS転移者ちゃんの強制ガチ恋身体改造人生終了クエスト~ 作:クマノミの実
ユーフォリアが、完全に『ユーフォリア』に成って以降。
そんな彼女の様子に興奮した達夫が、やはり凄まじくドスケベな行為を持ちかけ、しかし彼女はそれを快く受け入れながら時間は進んでいった。
「~~~~~♪」
「あれ?ゆーたん、どったの?随分、ご機嫌じゃん。それにその手に持ってるケーキはどうしたの?」
何時もと変わらない筈の日常。
しかし今日はそれに、ほんの少しだけ変化が生じてきた。
すっかり無表情系クール美少女となってしまった所為で分かり難いが、何時もより当社比2倍位に機嫌が良さそうなユーフォリア。
なにせ夕飯の食卓に、手間隙かけて丁寧に作ったと見られるショートケーキを出してきた位である。
「だって今日は――記念日、だから」
「記念日?なんかあったっけ」
くすり、と涼しげに微笑んでユーフォリアは答える。
彼女にとって今日が素晴らしい日である事を。
「異世界に来てから――達夫と2人きりになれてから1年の記念日❤❤」
「1年。あー!もうそんなに経ったのかぁ~」
「うん。正確には今日の零時で、だけどね」
そう幸せそうに語るユーフォリアの姿はどこまでも可憐だったが、しかしその実態は、自分を縛る鎖はこんなにも素晴らしいんだ!と誇る奴隷の鎖自慢でしかないのが、悲しい話だった。
「それにしても1年。1年かぁ……!ひひっ、ひひひひひひっ!」
「ふふっ、達夫も喜んでくれて、嬉しい」
「ぐふっ……!そりゃあそうだよ、とっても
とんでも無く邪悪に笑う達夫の様子も、ユーフォリアのゲロ甘ラブラブオマンコ妻フィルターを通すと、あら!不思議。自分たちの記念日を一緒に祝ってくれる愛しい愛しい旦那様♥の姿に早変わりだ。
とは言え勿論、達夫がそんな殊勝な理由で喜んでいた訳もなし。
ユーフォリアとそのクラスメイト達が、邪神の暇つぶしで異世界に転移させられてから1年。
それはユーフォリアと達夫にとってとても重要な日だ。
何せ、ユーフォリアの尊厳の全てが凌辱される事となった原因である、達夫のスキル『愛の矢』――その効果が消える日なのだから。
*****
「んっ♥♥♥♥♥珍しイっ♥♥ねっ♥♥♥♥今日はっ♥♥♥♥ゆったりっ?♥♥♥♥♥♥」
そして深夜零時前。
2人は狭いベッドの上で全裸になり、互いの体を絡み合わせ擦り合わせ、抱きあっていた。
それ自体はなんら珍しい物では無い。
と言うより、ユーフォリアが、『理想のクール系ドスケベオナホ妻』になって以降、もはや欲望を我慢する意味が皆無になった達夫は、毎日、毎日、彼女の体を貪っているのだから、日課である、とすら言える。
不思議なのは寧ろ、今日に限って達夫の行動が手ぬるい事であった。
何時もだったら、ユーフォリアをそれこそオナホの様に扱って、自分のザーメンをユーフォリアの
スローセックスと言う奴だろうか。それ自体は普通にあるものだが、達夫に似合うか、と問われれば、否だった。
「ひひひっ、折角の記念日を2人で祝いたいと思ってね……っと!」
「嬉しっ♥♥♥♥――ひゃん♥♥♥♥♥もぅ♥♥♥言ってる傍からオマンコ♥♥♥♥♥突いてぇ♥♥♥♥♥♥」
「ぐふっ……。ちょっとした悪戯だってぇ……!」
「ふふっ♥♥♥達夫ったらHな悪戯っ子だねっ♥♥♥♥♥」
どうやら達夫は『愛の矢』のスキルの影響が無くなったユーフォリアの様子を観察したい様だ。
限界まで犯しまくって快楽でボロボロにしてしまうと正確な反応が見れなくなる。だから手加減をしているのだった。
なんて汚らわしい邪悪だろうか。自分が上位者であると確信しているが故の、傲慢な優越感が透けて見える。
けれどもこの話に、邪悪なる者を討ち、囚われのお姫様を開放する英雄は存在しない。
全ての終わりを告げる深夜零時は目の前だった。
「10♥9♥8♥7♥6♥5♥」
ユーフォリアはとてもとても幸せそうにカウントする。
この後、自分に何が待っているのか、なんて想像すら出来ず。
「4、3、2、いっちぃ!」
達夫はとてもとても幸せそうにカウントする。
この後、ユーフォリアに何が待っているのかを完全に理解していて、最高のショーを待ち望んでいるのだ。
「「――ゼロ」」
2人の声が重なる。
深夜零時の鐘がなり、ドスケベシンデレラの魔法が解ける。
「――――――ぁれ?」
「あれれ?ボーっとしてどうしたのぉ、ゆ~たんっ!」
ユーフォリアの心から、『愛の矢』で植え付けられた、偽物の愛情が消え失せる。
放心するユーフォリア。
そして彼女は――
「ん、ゴメン。調子が悪かったのかな?少しだけボーっとしちゃったけど、もう何ともないよ」
「んん……?えーと、ゆーたん?異世界に来てから1年経った訳だけど、何か言う事ある?」
「達夫、愛してる♥♥♥♥♥♥ふふっ……何時も言ってるけどね♥♥♥♥♥♥」
――特にどうにもならなかった。
ユーフォリアの様子は先ほどまでとまるで変わらず、達夫に恋するオナホ妻としての物だ。
お陰で、邪悪な期待をしていた達夫の側が、呆気に取られた様な態度を示すと言う、珍事すら発生する始末。
ああ、つまりこれは。
「あー。んー。そう言う事ね」
「……?どうしたの」
「いや、別に。ただ、人の心って意外に儚いんだな~、ってね」
――手遅れだった。そう言う事だろう。
今、ユーフォリアの心の中から取り除かれたのは、飽くまで【愛の矢で付与された分の偽物の愛情】だけだ。
他のモノ。この1年間で受けて来た凄惨な実験の影響や、感じて来た思いなどは当然そのままだ。
そして、それによって壊れてしまったユーフォリアの精神は、もはや『愛の矢』の影響が消えたくらいでは、僅かに正気を取り戻す事すら出来ないらしい。
「ま、それならそれで良いか。よーし、ゆーたん。1年記念のラブラブセックスだ!」
「ふふっ♥♥♥もうっ♥♥結局、何時もどおりっ♥♥♥♥♥♥」
最早、
それは何て悲しく、何て酷い話だろう。
しかしけれども、或いはこれで良かったのかもしれない。
仮に正気に戻れたとしてもユーフォリアに待ち受けているのはなんだろうか?
それは自分がどうしようもなく弄ばれて、取り返しがつかなくさせられてしまったと言う現実を知ってしまうだけの事だ。
それならせめて、偽りの感情に浸り続けてさえいれば。
それは確かに、一片の真実も無い真っ赤な嘘でしか無く、精神を自由に弄ばれている事に他ならない。しかし感じる幸福感だけは本物なのだ。
真実に気が付きさえしなければ、ずっとずっと幸福でいられる。
それはまるで、病魔に蝕まれて最早どうしようもなく苦しみ続ける人間を安楽死させてあげる様に。
ユーフォリアに残された唯一の救いは、幸福な淫夢の中で永遠に気持ち良くなり続けることだけなのかも知れない。
――けれども、そんな余りに小さな救いすら、ユーフォリアには用意されていなかった。
嬉し気に笑っていた彼女の頭の中で、奇妙な声が鳴り響いた。
【――探知スキル発動 対象者
(――え?)
それは他者の居場所を察知するスキル。
異世界に来る際に、自分が得たSSRスキルを他人に譲ろうとした勇気を讃えられ邪神から与えられた、想い人の居場所を教えてくれるスキルだ。
それがたった今、発動した。
ユーフォリアの脳内に、幼馴染の女の子の居場所の情報が、どこからともなく浮かび上がる。
そう。達夫から与えられた偽物の愛情の所為で、存在を忘却していた幼馴染の情報が。
そしてそれは。正気に戻れるかどうかの境を、ギリギリの所で彷徨っていたユーフォリアの精神を、正気側に振り切れさせるには、十分な衝撃だった。
だからユーフォリアは理解する。
この1年。自分の心も体も卑劣な手段で弄ばれ続けていて、今も気色の悪い顔で自分を抱いている男が、本当は愛しい相手でも何でも無かった事に。
そう。気づいてしまったのだ。
「――――ァ」
「……?ゆーたん?どうかした??」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛っ――――‼‼‼‼‼‼」
叫び声が上がる。
喉から出血するのではないかと思う程に。今まさに凄惨に殺されている人間の断末魔かと錯覚する程に。
幸福な嘘はもうおしまい。残ったのは残酷な真実だけだった。
「あれぇ?もしかして正気に戻っちゃった?」
「――ッ!よくもっ‼」
ユーフォリアから、凄まじいまでの戦意が迸る。
自分を散々に弄び、この期に及んでも反省の色が、欠片すらも見えない目の前の下衆な男。
その悪行の責任を取らせるのだ、と。彼女は、そう強い決意を抱き――
「絶対にっ、絶対に許さな――」
「ほいっ!」
「――おほぉぉぉぉぉぉっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
――そして自分のオマンコの奥に
決意に満ちた凛々しい表情は、マヌケで無様なアへ顔に崩れ、ドラゴンの攻撃すら防ぐ筈の体は、産まれたての小鹿の様にぷるぷると震えている。その姿は明らかに敗北寸前であった。
「ゆぅ~たん。カッコいい事を言う前に、まずは自分の体の状態を考えようよぉ」
「こにょぉっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
そう揶揄われて、ユーフォリアは自分の体がどこまで滅茶苦茶にされているかを思い出してしまう。
全身の隅から隅まで媚薬漬けになっており。
男であった時と同様に小さかった筈の胸は、目一杯に膨らみ母乳を垂れ流し、乳腺が超絶敏感な性感帯に。
乳首とクリトリスは、何度も弄られて調教され続けた結果、常時勃起の敏感秘部と化し。
口内に、アナルに、オマンコ。性交に使える穴と言う穴が、達夫のオチンポをより気持ち良く出来る様に内部から改造されている。
しかも五感の全ても達夫専用。達夫の姿を見て、達夫の声を聞いて、達夫の体に触れて、達夫のニオイを嗅いで、達夫の体液を飲んで、そのどれでもドラッグを摂取したかの如く、ぶっ飛んでしまう。
ついでに性感の全てまでも、達夫に譲り渡してしまっており、イクもイカぬも相手の思うがまま。
極めつけは、体と心に溶け込んだ淫紋の影響で、それらの効果が全て1万倍になっている。
――もはや、人間の体では無かった。こんなもの唯の人型のオナホ―ル。犯される為だけに存在している生命。
自分がそんな存在にまで堕とされてしまっている事をユーフォリアは、認めざるを得なかった。
「――っ♥♥♥♥た、例え!」
「ん???」
「例え、ボクの体が屈してもっ!心までは負けないっ……!」
どうしようもない絶体絶命の状況の中、それでも意思を振り絞り抵抗の声を上げたユーフォリア。
しかし、そんな彼女の決死の声に、達夫から返って来たのは、どこまでも馬鹿にしたような態度だった。
「……ぷっ。ぷふっ。ひひひひひひっ!」
「な、何がっ、何がそんなにおかしいのっ……!」
「ふふふっ、……ふぅ。いやぁ、だってさぁ……。ゆーたんったら、オークに囚われた女騎士みたいな事を言うからさぁ。そりゃあ、笑っちゃうよぉ!」
「っぅ~~~~。どこまでもふざけてっ‼」
「ごめん、ごめん、悪かったってぇ……。そんなに怒らないでくれよぉ。代わりに、ボーナスチャンスを上げるからさぁ」
「なに、を……?」
「体は屈しても、心は屈さない~~~!なんでしょ?良いよ、良いよぉ。それならさ、暫く自由にして上げるからさ、好きにしていいよ。ほらっ!」
軽い口調と態度を崩さない達夫が次に行ったのは、組み伏せているユーフォリアの両手を持ち上げて自分の首を絞める様な形にする事だった。
自信満々な言葉も合わせると、先ほどの様に邪魔をしないから、復讐でも何でもやってみれば良い、という事らしい。
無論、言うまでも無く危険な事だ。
どれほど追い詰められている様に見えても、ユーフォリアの脅威的な戦闘能力は健在だ。
言ってしまえば、今の達夫の行動は、動物園の檻の中に侵入して、ライオンやら、熊の前に身を投げ出した様な愚行に近い。
檻に入れて、躾をして、芸を仕込んだとて、猛獣は猛獣、その危険度は測り知れないと言うのに。
「ボクが、何も出来ないとでも……!」
「いいから、やってみなよ。――出来る物ならさ」
「このっ――!」
(思い知らせて、やるっ!人にこんな酷い事をしたら、どうなるのか、って……!)
僅かに示した慈悲すら、すげなく跳ね除けられた。
最早、如何にユーフォリアがお人好しと言えど、手加減なぞする筈も無い。
だから彼女は、達夫の首にかけた己の手に、万力の如く力を入れ出した。
……いいや。入れようとしたのだが。
「ふぐぐっ……!っぁ……!」
「お~い、まだぁ?首がくすぐったいんだけど~」
「う、うるさいっ……!今すぐにやってやるからっ!ぅぅっ……」
「あれれぇ?力じゃなくて、涙が出ちゃってるけど~」
「ぅるさい、ぅるさいっ、ぅるさぃっ!なんでっ、なんでこんなっ。……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ……!」
(なんで力を入れようとすると胸が痛くなってぇ……!)
「あらら、泣いちゃった」
力が出ない。
林檎どころか、鋼鉄や、ダイヤモンドの塊すら簡単に握りつぶせる筈の力を持つユーフォリアが、容易く絞められる筈の達夫の首を、何故かどうにも出来なかった。
より正確に言うのなら、力が出せないと言うよりは、力を入れて首を絞めようとすると、異様に心が悲しくなって、知らず知らずのうちに手から力を抜いてしまうのだ。
それでも、何とか力を入れようとしていると、どんどんどんどん悲しみが募っていき、最後には、ぽろぽろと涙を流して泣いてしまう始末だった。
「ひぐっ……。ボクに、何をしたぁ……!」
「いやいや、だから何もして無いって。さっき暫くは自由にさせて上げる、って言っただろぉ?」
「嘘吐き、ぅそつきぃ!だったら、何でこんな……」
この異常は明らかに達夫が原因だ、と決めつけるユーフォリア。
まあ確かに、常識的に考えればそうだろう。
しかし、そんな彼女に対し、達夫から返って来た答えは、ある意味で想像より悪いモノだった。
「だから違うってぇ。
「――ぇ」
体や心を好き勝手に操られる。
そんな身の毛がよだつ様な最悪な状況を、それならまだマシ、と達夫は言ったのだ。
ならば、ユーフォリアの異変の原因とは一体何なのだろうか。
「どうして俺に危害を加えられないのか、って?簡単な話だよ。それは、ゆーたんが俺の事を愛しているからだよぉ!」
「――は」
達夫の口から告げられた、余りにも、な理由に、ユーフォリアの脳味噌は一瞬で沸騰した。
「ふざけないでっ……!こんな真似ををしておいて、良くもそんな……!」
「いやぁ、こっちは大真面目だよぉ」
「だったらあなたは、大馬鹿っ……!」
「酷いなぁ……。でもね。この件に関して考えが足りないのは、ゆーたんの方だよ?」
「なに、を」
達夫に対する恋愛感情はスキルで卑劣に与えられた偽物であり、それが理由であるなんてあり得ない!と息巻くユーフォリアだったが、そんな彼女に対して達夫は冷静に言葉を返す。
その態度にユーフォリアは言いようの無い悪寒を覚えた。
「確かに、最初にゆーたんが恋をしたのは、俺のスキルの効果による物だよ?そしてそのスキルの効果も、さっき消えた。それもホント。……でもね?
「……っ。……ぅ」
「その顔色。こちらの言いたい事が少し分かったみたいだね!そうだよ、別にゆーたんの心が1年前に戻った訳じゃないんだ。今、此処にあるゆーたんの心は、俺と1年の間ラブラブに過ごしてきたモノなんだよぉ?」
「でも、それは……。偽物の感情があったからっ……!」
飽くまでスキルの効果で、ありもしない恋心を抱かされていたから、そんな風に過ごしてきたんだ、と震える声で答えるユーフォリア。
しかしそれは、反論になっていない。
――だから、達夫にアッサリと叩き潰される。
「うんうん。そうだね。――で?だから、何?」
「だ、だからっ……。そんな間違った始まりのモノには、何の意味もっ……!」
「いやいやいや、そうは行かないよぉ!キミだってホントは理解してるんだろぉ、ゆ~たんっ♪」
「ぁ、ぅ……」
「例えばさぁ。些細な勘違いが原因で仲違いして、もう互いに殺し合う一歩手前!くらいに憎み合った奴らが居るとするじゃん?」
それは、感情こそ正反対だが、今の達夫とユーフォリアに似ている例、と言えるかもしれない。
「で、仮に最初に仲が悪くなった原因が勘違いだって分かったとするじゃん?そしたら、そいつらはこれまでの憎しみを全部捨てると思う?勘違いから始まった仲違いなんだから、お互い全て水に流そう――ってさ!」
「そ、それは……」
「勿論、なる訳が無いよねぇ!それこそアニメや漫画じゃないんだからさ。仮に表面上はそう言ったとしても、裏じゃバチバチのままさ!そしてさぁ――」
例えそれが勘違いから始まったものだとして、発生した愛憎は決して嘘にならない。
人の心はそんな簡単にはいかないのだ。
そしてそれは、現在のユーフォリアの状況は痛いほどに表すモノだった。
「ゆーたん、この1年間とぉ~っても幸せだったでしょ?俺の事が好きで好きで堪らなくて、気持ち良い事いっぱいして貰えたもんねぇ~」
「そ、そんな事っ、ないっ。ない、からっ❤❤」
そもそも最初に言ったが、今回ユーフォリアの中から消え去ったのは、飽くまでも最初に『愛の矢』で付与された恋愛感情
そして例えそれが偽物の感情だったとしても、それを根本にして過ごしてきた1年で覚えた感情は本物で、無くなりはしないのである。
その事を、絞り出した様な、か細い声で何とか否定するユーフォリア。
しかし……。
「そんな事言わずにさ。そろそろ怒ってるのを止めて、機嫌を治してよ、ゆーたん。ね、愛してるからさぁ!」
「ひぁっ❤❤そんな事っ❤❤❤言わない、でっ❤❤❤❤」
「え~なんでぇ?俺の事が憎いなら聞き流せばいいじゃ~ん。ほら、愛してるよ、ゆーたん。大好き!俺の最愛のお嫁さんっ!」
「や、やめてぇ……❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
(なんでっ❤❤❤❤駄目なのにっ❤❤❤❤❤❤嬉しくなっちゃ、駄目なのにぃっ❤❤❤)
こんな状況で。しかも明らかに軽く言っているのが分かる達夫の愛の言葉を聞いて、しかしユーフォリアの心はどうしようも無く弾み、嬉しくなってしまった。
それは、未だにユーフォリアが達夫を愛してしまっている事の、百の言葉よりも尚、雄弁な証拠に他ならない。
「ね?愛し合う2人でいがみ合ってても仕方がないって?仲直りしようよぉ~」
「ぅぅ❤❤❤❤」
体が屈しても、心は屈さない。
実に結構な事だ。
しかし残念なことに、寧ろ心の方が先に屈していたのである。
ユーフォリアの心と体。そのどちらも、とっくに達夫のモノになっていたのだ!
けれど、それでも――
「ぃ、ぃゃっ❤❤❤❤」
「ん?」
「ゆ、許さない!それでも……。それでもボクは、アナタの事を、許さないっ……!」
「あらら……。うーん、ゆーたんが俺の事を好き好き大好きなのは間違い無い筈なんだけど。どうしてそんな事を言うのかなぁ?」
「それは、ボクが、ボクであるためにっ……!」
――それでもユーフォリアは、達夫の邪なる愛を振り払った。
例え、自分の心も体も相手に奪われていたとしても、決して諦めないのだ、と宣言したのだ。
それは敢えて言うのなら、良識とか、
自分が自分である以上、決して認められない事があるのだと。
「ボクは……。ボクは、『天の踊り子』ユーフォリア!こんな卑劣な手段には絶対に負けないっ……!」
そう、高らかに言い放ったユーフォリア。
そんな彼女に達夫が返すのはたった一言だ。
「うん。
「……ぁっ。ぇっ……?嘘っ。な、なんでっ……」
ユーフォリアの顔から血の気が引く。
体もガクガクと震えだして、ほんの数秒前まであった筈の凛々しさが、跡形もなく消え去ってしまった。
「ていうかさぁ……。さっきから思ってたんだけどさ、本原 有くん?君さぁ……」
「ゃ、ゃめっ……!い、言わないでっ……」
不本意ながら1年間密に過ごしてきた相手だ。
ユーフォリアは、達夫が自分に何を言おうとしているのかが、分かってしまった。
――そしてそれが、自分にとって致命傷となる事も。
「
「ぅ、ぁ……」
ぽとり。達夫の首に辛うじてかかっていたユーフォリアの両手が、力なくベッドの上に落ちた。
そして彼女は、自分の心の奥底、一番深い部分。そこがポキリ、と折れる音をたしかに聞いてしまった。
「ぁ、ぁはっ。ぁはははっ……」
(なんだぁ……。もうとっくに、終わってたんだぁ……)
「あれ?折れちゃった?」
ユーフォリアの心が折れる。
自分が自分であるために、絶対に負けない?
なんて素晴らしい!感動的ですらある。
なんて事は無い。とっくに勝負は終わっていた。それだけの話しなのだ。
ユーフォリアの心も体も――そして『自分』と言うモノすらも。
とっくに全て達夫の手中にあって、逆転なんて絶対に出来なかったのだ。
今までの反抗なんて、言ってしまえば蝋燭の火が、燃え尽きる最後の一瞬に強く燃え上がった。その程度の事でしか無い。
ああ、まるでテセウスの船だ。
ユーフォリアには、もはや自分が自分であると証明出来るモノなど何もなく、だから彼女はもう縋るしかなかった。
一体、何に?――それは勿論。
「ぁ、ぁのっ……」
「どうしたの、ゆーたん。何か言いたいことでも?」
「ご、ごめんなさいっ……!全部、全部っ、ボクが間違っていましたっ!アナタのっ、達夫の言っている事が全部正しい、ですっ……!だから、見捨てないでっ……。ボクの事、ずっと愛して下さいっ……!」
それは事実上の完全降伏宣言だった。
自分の全てを譲り渡すので、どうか愛玩動物として飼ってください。と言っているのに等しい。
哀れに慈悲を乞うその声に、非道に立ち向かう気高さは欠片も残っていない。
もはやここに居るのは、男に媚びを売って幸せにして貰おうとする、一匹の浅ましいメス犬でしかなかった。
(だって、仕方が無いじゃないっ……)
そりゃあここでも折れなければ、確かにカッコいい。
全てを失ったけど、それでも自分は邪悪に屈さないのだ!なんて、まるで物語の主人公の様で、喝采の拍手すら送ろう。
それこそ物語なら、非道が正され、めでたしめでたし。しかし残念ながら、現実ではその後にも人生が続いていく。
そうして意地を貫いた先に、ユーフォリアに残るモノは一体何だろう。
正しい事を為し、邪悪に屈さなかったと言う達成感?
いやいや、ユーフォリアにはそんなちっぽけな救いすら残されてはいない。
どのような理由であろうと、達夫を討ったユーフォリアの心に訪れるのは、途轍もない程の悲しみと喪失感だけだ――愛する人を己の手にかけてしまったと言う。
そして、残るのは改造され尽くした、肉体と魂。
達夫が居なければマトモに生きていくことすら困難な体と、達夫と関わらないとちょっとした喜びすら感じ取れない心を抱えて、『戦乙女』スキルの影響で、千年、万年、或いはもっと伸びた寿命が尽きるまで生き続けていかなければならないのだ。
そして逆に、達夫に屈した場合にユーフォリアが得られるモノは?
普通の人間が生涯で感じるモノを全て足しても足元にすら及ばないであろう、圧倒的なまでの幸福感と快楽。
それが一生涯続いて行き、ユーフォリアの人生は正に極楽色に染まる事だろう。
前者と後者。抗うか、屈するか。
正しいのは抗う方なのは間違いなく、しかし屈した方が明らかに得なのは誰もが認める事だろう。
……それに、もしも。
例えば、達夫の性格がもっと魔王か何かの様で、手中に収めたユーフォリアを使って更なる悪事を働こうとしていたのなら。
それならば、或いは彼女は反抗したかもしれない。
砕け散った自分の心の欠片を拾い集めて、せめてこれ以上罪を重ねない様に、心中でも行った可能性はある。
けれども、良いか悪いか達夫はただの小物だった。
下衆でクズだが、それ故に大それた悪事に手を染める度胸も無い。
それに器も小さく、彼の執着はただユーフォリアだけに向けられており、余計な干渉でもされない限りは、その魔の手が他の人間に向かう可能性は極めて少ないだろう。
――だったら幸せになれる方を選択しても良いじゃない。
被害者は自分で、それを受け入れるかどうかを選択するのも自分。
別に他の誰かに目立った迷惑をかける訳でも無いのなら、自分の幸福を追求して何が悪いのか。
そんな風に、折れてしまったユーフォリアを、一体誰が責められると言うのだろう。
「うーん。今更、そんな事を言われてもなぁ~。さっき、酷い事を沢山言われちゃったしな~~」
「ひっ……」
「な~んて、うそ、嘘っ!そんなに怯えなくって大丈夫だって!愛するゆーたんにそんな事、本気で言う訳無いじゃん?」
「……ぁ♥♥♥たつおぉ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
「でも、ほら。ちょびっと、イラッてしたのも事実だから~。――分かるよね?」
「――はいっ!♥♥♥♥♥♥♥」
達夫から何かを求められる。
元気に返事をしたユーフォリアがこれから行うのは、自分の完全敗北宣言。
大丈夫。やり方はこれまで心の奥底にまで躾けられたのだから。
どれほど、無様に、マヌケに、哀れに、やれば愛しいご主人様に気に言って貰えるのか、ユーフォリアは良く知っている。
「ボクは、元男の子なのに、男に恋をしてしまって♥♥♥♥♥オマンコほじほじ♥♥されるのが大好きなどうしようも無いメス犬ですっ♥♥♥♥♥情けなくってどうしようも無い元オス失格の♥♥♥♥マゾメスですのでっ♥♥♥♥♥♥偉大なオチンポ様♥に躾けて貰えないと生きていくことが出来ませんっ♥♥♥♥♥♥だからどうかお慈悲をっ♥♥♥♥♥愛しい愛しい達夫さまっ♥♥♥♥♥♥どうかこんな無様なボクをっ♥♥♥♥♥貴方様の何時でも生ハメおっけいな♥♥♥♥♥オナホペットとして♥♥♥♥♥一生飼育してくださいっ♥♥♥♥♥♥」
出来る限り甘く、縋りつく様な声を出す。
ボクは、貴方が居ないと生きていけないんですぅ♥♥♥と出来る限り哀れに振る舞い慈悲を乞う。
今や、容姿・性格共にクール系美少女と化したユーフォリア。
そんな相手が、自分にだけはデレデレで、エロエロで、媚を売って来る。
そんな己の理想とするシチュエーションに、達夫の機嫌は一瞬で限界突破した。
彼はそれこそ、飼い犬相手にするような手つきで、ユーフォリアの頭を撫でる。
「ぐふっ……!ぐふふふふっ……!良く出来ました。うんうん。丁度、お嫁さん兼ドスケベワンちゃんが欲しかったからねぇ。ちゃんと飼育してあげるよぉ!嬉しいでしょ?」
「わんっ!♥♥♥嬉しい、わんっ……!♥♥♥♥♥♥」
「ひひっ!ホントに良く躾けた甲斐があるなぁ……!」
無様に犬の鳴き真似をするユーフォリアに、もう人としての尊厳なんて全く感じられなかった。
彼女が人として完全に【終わった】事を確認して、達夫はニチャァ……と気色の悪い笑みを浮かべた。
「それじゃあチンポが渇いちゃうし、そろそろ続きをしよっかぁ。仲直りっクスだよぉ……!今日は特別に【好きなだけイって良いからさ】‼」
「うんっ♥♥♥どうか、ボクの事♥♥♥♥い~っぱい、愛してっ♥♥♥♥♥♥」
そして始まる。或いは終わる。
本原 有と言う人間が完全に死に、ユーフォリアと言う人間が完全に産まれる、淫らな宴が。
*****
「ほら、ほら、ほらぁっ!」
「おっ♥♥おっ♥♥♥お゛お゛っ゛♥♥♥♥♥♥」
どちゅり♥♥どちゅり♥♥どちゅるりりり♥♥♥♥♥♥
肉と肉がぶつかり合う妖し気な音が響く。
ユーフォリアと達夫は中断していたセックスを再開していた。
狭いベッドの上で、全裸で抱き合いながら子宮とチンポを激しく打ち付け合う――そこに変わりはないが、しかし大きく違うのはユーフォリアが完全に正気である事。
彼女は、これまでの全てを理解して、達夫のチンポを受け入れていた。
その目からは大粒の涙が、しかし同時に表情は抑えきれない歓喜と愛情と快楽に染まっていた。
「おほぉ~。ゆーたんのキツキツオマンコ、何時もより更に気持ちいい~~~~。ゆーたんは?ゆーたんは、気持ちいい?気持ちいいだろ?気持ち良いって言えよ!」
「おへっ❤❤はひっ❤❤うんっ❤❤きもひいいっっ❤❤❤❤イグッ❤❤イギましゅっ❤❤❤❤し、しきゅぅっ❤❤❤❤ごんごんっ、されるとっ❤❤❤❤❤❤どんどん女の子になっちゃぅのっ❤❤❤❤❤❤」
ぽろぽろ、ぼろぼろ。涙が溢れて止まらない。
目から雫が流れ落ちるその度に、自分の中に粉々になって残っていた『本原 有』の残骸が同時に抜け落ちていくのを、ユーフォリアは感じていた。
それが、悲しくて。しかしそれ以上に嬉しくて。そしてなにより凄く気持ちよくて❤❤。
ユーフォリアは人格崩壊アクメをキメてしまうのだ。
「ぐふふっ……!」
「あんっ♥♥♥♥ひんっ♥♥♥♥くるっ♥♥♥♥きちゃうっ♥♥♥♥だって♥♥♥♥♥♥だってぇ……♥♥♥♥♥♥これっ♥♥♥♥♥♥これが悪いのっ♥♥このオチンポがぁっ♥♥♥♥♥♥凄すぎるからぁ♥♥♥♥♥♥ぁ……♥♥♥♥♥♥イグッ♥♥♥♥♥♥」
ずぽぽぽぽぽっ♥♥♥♥♥♥とチンポが引き抜かれる。
体と心の奥底に残っていた、オスの残骸も一緒に引き抜かれる。
ぐりぐりぐりぃっ……!♥♥♥♥♥♥とチンポが子宮に押し付けられる。
体と心の奥底に、メスとしての自分も一緒に叩き込まれる。
「言い訳するなっ!お前がドスケベなだけだろっ‼」
「はひっ♥♥♥♥イっ♥♥♥♥♥いきゅぅっ♥♥♥♥♥♥そうっ♥♥♥♥そうれすっ♥♥♥♥♥♥嘘っ♥♥♥♥♥♥つきましたっ♥♥♥♥♥♥ほんとぅはぁ♥♥♥ボクがオスとしてザコなだけっ♥♥♥♥ボクみたいなオスもどきはぁっ♥♥♥♥♥♥オマンコぐりぐりされるだけでぇ♥♥♥♥♥♥直ぐにメス堕ちしちゃうのっ♥♥♥♥♥♥なのにぃこんなっ♥♥♥♥あひっ……♥♥♥ラブラブセックスぅにぃ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥勝てる訳ないっ♥♥♥勝てる訳ないのぉぉっ♥♥♥♥♥♥オスとして完全敗北してっ♥♥♥♥♥♥マゾメスペットとして【飼育】されたくなっちゃうのぉ♥♥♥♥♥♥わんっ♥♥♥♥わんっ……!♥♥♥♥♥いくっ♥♥♥♥♥イキましゅっ♥♥♥♥♥♥――いぐぅぅぅぅっっっ♥♥♥♥♥♥」
(ぁ……♥♥♥♥これダメッ♥♥♥♥♥♥ダメなヤツっ……♥♥♥♥♥癖になるっ♥♥♥♥♥♥オスとして完全敗北のマゾメスアクメっ♥♥♥♥♥♥気持ち良すぎて癖になっちゃうっ……♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥)
人間。一度箍が外れると、どこまでも堕ちて行ってしまう。
達夫に完全屈服したユーフォリアは、自分がオスとしてどれほど劣等で、どうしようもないのかを嬉々として語る。
極大の羞恥が彼女の脳内で爆発する。
恥ずかしすぎて、恥ずかしすぎて、死んでしまいそうなほど。
しかし困った事に、その羞恥がユーフォリアにとって気持ち良すぎた。
壊してはいけないモノを壊し、汚してはいけないモノを汚し、売り渡してはいけないモノを売り渡す、凄まじいまでの背徳感。
人としての尊厳を投げ捨てて、オナホペットに成り下がっていく墜落感――マゾの悦楽を感じる度に、子宮がきゅんきゅん♥♥と疼くのだ。
自分と言う物が、どんどん壊れていくことに対する破滅的な快感に、ユーフォリアの脳味噌はドラッグ漬けになったかのように、ドハマりしていってしまう。
「もぉ~。そんなに人間を辞めて、ドスケベペットとして飼われたいのぉ~~?」
「うんっ♥♥♥そう、なのぉっ♥♥♥♥♥だから、芸も覚えたっ♥♥♥♥見てっ♥♥♥♥♥ボクの情けない所っ♥♥♥♥♥♥【おっぱい】……!♥♥♥♥♥♥お゛っ♥♥♥♥♥♥おほぉぉぉぉぉぉっっっ♥♥♥♥♥♥ミルクビームアクメしちゃうのぉぉっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
「うぉっ、すっげっ……!こんなの男を悦ばす為だけに品種改良されたドスケベメス牛じゃん……!」
「もぉ~~♥♥♥もぉ~~~っ♥♥♥♥♥♥」
ユーフォリアが牛の鳴きまねをしながら、おっぱいからびゅるるるるるっ♥♥♥♥♥♥とドスケベミルクを噴出させる。
それは何時もの事?いいや、違う。
たった今、彼女は、自分の胸を搾られても搾ってもいないのに、大量の母乳を噴出させてみせたのだ。
こんな事、美味しい牛乳を出せるように品種改良された乳牛にだって出来はしない。
生命の成長や、進化が望んだ方向へ進んでいくことだと定義するのなら、こんな事、オスのチンポに完全に屈服して、ただご主人様を悦ばせてオマンコハメハメして貰う事しか頭にないどうしようもないクソ雑魚メスオナホにしか出来ないだろう。
なんて無様でマヌケで、浅ましく厭らしいメス牛。
何処までも堕ちていくユーフォリアの艶姿に、彼女のオマンコにずっと挿入されたままの達夫のチンポが、限界を超えて更に膨張する。
「ぉっ♥♥♥♥♥すごぃっ♥♥♥♥♥♥おちんぽっ、まだおっきくっ……♥♥♥♥♥ボクみたいな雑魚オスとは違う♥♥♥♥♥♥メス殺しデカデカおちんぽっ♥♥♥♥♥♥♥♥すごいっ♥♥♥♥♥♥たちゅお、すごいょぉ♥♥♥♥♥♥ボクのぃとしのご主人様ぁ……♥♥♥♥♥♥」
「この、生きる猥褻物陳列罪がぁ……!際限なく、チンイラさせやがって~~~~‼もう許さない、限界までハメ倒してやるからなっ……‼‼‼‼‼‼」
「……ぁ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
(達夫の顔、今までで一番興奮してるっ♥♥♥♥♥♥ボク、壊されちゃうかもっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥)
ユーフォリアを完全に屈服させてのけたという達成感も相まって、この1年間でも最大の興奮を感じさせる達夫の表情。
ユーフォリアの感覚の全てが、このままでは自分はオチンポ串刺しの刑で壊されてしまうと、警鐘を鳴らす。
しかし――
「何、期待してるんだ!このドスケベペットがっ‼‼‼‼‼‼」
「ほひぃぃぃぃぃぃつ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥ごめん、なひゃいっ♥♥♥♥♥♥らってぇっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥気持ち良いのしゅきなんらもんっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
――ユーフォリアの表情はどこまでも喜悦と期待に満ちていた。
オマンコハメハメされるのが大好きなメスの顔だ。
ぱんっっっ♥♥♥♥ぱんっっっ♥♥♥♥ぱんっっっっっっ♥♥♥♥♥♥
杭打ち染みたピストンがユーフォリアのオマンコの内壁を削り取る。
ごりごりごりっっ♥♥♥♥♥♥と自分の
「お゛お゛っ゛♥♥♥♥♥♥これっ♥♥♥♥♥♥しゅごっ♥♥♥♥♥♥いままれでっ♥♥♥♥♥♥いちばんっ♥♥♥♥♥♥一番、しゅごいのぉぉっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥イクの全然っ♥♥♥♥♥♥止まらないよぉっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
「ぐぉっ!締まりがヤバっ……!」
互いに興奮が高まり過ぎて、快楽がどこまでも吊り上がっていく。
ユーフォリアが快楽漬けなのは言うまでも無いが、心技体がメス豚で揃った彼女から繰り出されるドスケベ快楽に限界が近いのは達夫の方も同じだった。
「っぉ……!
「ぁ、ぇ……♥♥♥♥赤、ちゃん♥♥♥♥♥♥♥♥」
これまで散々、オナホとして隅々まで使い倒されて来たユーフォリアだが、唯一妊娠させられた事だけは無かった。
勿論、運が良かったなんて話ではなく、狙って引き起こされた事態である。
一度、正気に戻ったユーフォリアを屈服させた後に妊娠させたいという、どうしようもない程に下衆な欲望を持った達夫が、自ら作った淫具で絶対に妊娠しないように避妊をしていたのだ。
そして当然、絶対に妊娠させない様に出来るという事は、その逆も出来るという事。
つまり、達夫は今回の射精で絶対に孕ませてやる、とそう言い切ったのだ。
元男なのに赤ん坊を産まされてしまう。そんな普通なら考えられない状況を前にして、快楽漬けになっていた筈のユーフォリアの頭がほんの少しだけ正気に戻った。
その正気をかき集めて彼女は、咄嗟に行動をする――‼
「ボクをママにして下さいっ♥♥♥♥♥♥大好きな旦那さまっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
両手の指でハートの形を作って、子宮の上に置いて。
猫なで声で、妊娠おっけ~♥♥のポーズ。
当然、達夫のチンポは限界を迎えた。
「……っ。このっ……!おらっ!孕めっっ――――――‼‼‼‼‼‼」
「おほぉぉぉぉぉぉっっっ♥♥♥♥♥♥じゃーめんあちゅいのぉぉぉっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
(ボクの子宮のなかっ♥♥♥♥♥♥たつおのせーしが泳いでるっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥)
『戦乙女』のスキルの効果で、研ぎ澄まされきった感覚がユーフォリアに、自分の子宮の中を達夫の孕ませザーメンが我が物顔で蹂躙している光景を幻視させる。
映像は幻かもしればいが、起こっているのは厳然たる事実。
SSRオマンコの中を、N以下の劣等遺伝子が蹂躙していく。
そして卵子に精子が到達し。
――ぷちゅん♥♥♥♥
(……ぁ♥♥♥♥にんしんっ♥♥♥♥♥♥しちゃった……♥♥♥♥♥♥)
そして完全に終わる。
自分が元オスとして完全終了したと悟って、ユーフォリアは最後に一言だけ発した。
「たちゅぉ……♥♥♥」
「……はぁ。……はぁっ。ん?どうしたのゆーたん??」
「あいしてるっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
そう言うユーフォリアの表情はやっぱりどこまでも幸せそうな笑顔だった。
*****
――どうしてこんな事になってしまったのだろうか。
都立・
居るのが檻の中で、鉄で出来た首輪と手枷足枷が体に嵌められているのを見れば、彼女がどんな立場と状況に置かれているのか、凡そ察しは付くだろう。
そう。彼女は奴隷として売られている真っ最中であった。
そもそもの始まりは1年前。突如、彼女と、彼女のクラスメートたちが平和な日本から、危険な異世界に転移してしまった事に端を発する。
邪神の暇つぶしによる異世界転移。
或いは字面だけを見るのなら、ネット小説にハマっているオタク等であれば心躍る展開かもしれない。
しかし残念ながら彼女らが巻き込まれたのは、そんな夢に溢れたモノ等では決してなかった。
9割強の確率で大して使えもしない景品が出て来ると言う、廃課金御用達のソシャゲですらやらない様な、スキルガチャ1発勝負で引いたスキルだけを持たされて、魔物だ、盗賊だ、なんだが跳梁跋扈する異世界に放り出される。
そうして、どうしようも無く右往左往して、結局不幸な結末を迎えてしまう。
正しく唯の暇つぶし。人が無情に潰れていく様を鑑賞する為だけの悪趣味な舞台。
それが手井江洲高校の1クラスが巻き込まれてしまったモノだ。
しかしそんな地獄の様な状況にあって、飛鳥は運が良かった。
……いや、そもそも本当に運が良ければこんな事に巻き込まれはしないので、他よりはマシだった、と言うのが正しいかもしれない。
彼女はスキルガチャで、殆ど3%と言う低確率をくぐり抜け、かなり強力なスキルであるSRスキルを取得する事が出来たのだ。
そしてこれまたランダムだった転移場所も運が良かった。
周辺の魔物の強さが丁度良く、割と栄えていて仕事が沢山ある街が近くにある地点に出ることが出来たのだ。
飛鳥はそこで、自分が得たSRスキルの力を活かし、冒険者として働き生計を立てる事にした――異世界故に身寄りも戸籍も無い彼女がマトモに生活を出来るような仕事なんて他には無かったからだ。
いくらSRスキルが強力であると言ってもそこまで度を外れていると言う訳ではなく、飛鳥の冒険者生活は決して楽な物では無かった。
それでも最終的に彼女はしっかりとした生活基盤を建てることに成功することが出来たのである。
周囲の大人から、しっかり者だね、と昔からよく言われる様なキッチリとした性格が功を奏したのだろう。
……だから彼女は少しだけ気を抜いてしまったのだ。
しっかり者。それは確かに間違い無い評価である。
しかしそれは飽くまで、平和な日本と言う国に置いての評価であるという事を、良く自戒しておくべきだったのだ。
――結論から言おう。彼女は奴隷に堕ちる事になった。
異世界に来てから出来た信頼出来ると思った仲間たちに裏切られて、だ。
今更ながらに思うなら、【信用】までは良くとも、【信頼】まではするべきでは無かったのだろう。
日本に居た時の感覚が、まだ抜けきっていなかったのだ、と飛鳥は思わざるを得なかった――所詮、後の祭りでしかないが。
(私、これからどうなっちゃうんだろうな。せめて、最後に
薄暗い檻の中、粗末でかつ、色々な所が扇情的破れた奴隷用の服を着て、飛鳥はそんな風に心の中で呟いた。
その瞳は暗く、一片の希望すら宿してはおらず、ここから出して、と泣き喚いたり、騒いだりする事も無かった。
端的に言って彼女はもう、折れていたのだ。
この状況から助かる可能性なんて少しも期待してはいなかった。
そんなに世界が優しいなら――そもそも異世界になんて来ずに済んだ筈なのだから。
「出ろ!お買い上げだ」
「――!…………はい」
そして遂に
檻の鍵が開けられて、今の自分の所有者である奴隷商から呼び出される。
一瞬の内に頭の中のこれからの未来予想が、悪い方に、悪い方に進み出す。
きっと連れられていった先には、好色そうな脂ぎった成金オヤジでも居るに違いない――そんな飛鳥の予想は、ものの見事に外れることになった。
「へへへ……。ご所望の
「……うん。問題ないよ」
「そいつはなによりでさぁ!」
奴隷商に連れられた先に居た、飛鳥を購入した人物は、彼女が思っても見なかった人間だった。
幻想的な青い髪。吸い込まれる様な橙色の瞳。顔の造形は女神か何かと思うくらいに整っていて、その体は女性的な肉感に満ちあふれている。
(綺麗……。この人が、私を買ったの?)
ここまで並外れていると嫉妬すら沸かない。飛鳥は目の前の美少女に、ただただ見惚れる事しか出来なかった。
しかし惚けた頭でも思う。こんなに凄まじい美人が本当に私を買ったのだろうか?と。
(もしかして、この人も奴隷……なのかな?)
そう思ったのは、目の前の彼女の服装が、奴隷である筈の自分より遥かに厭らしい物であったからだ。
どこか踊り子を思わせるようなその服装は、明らかに服の面積が足りておらず、見えてはいけない部分が色々と御開帳されてしまっている。
こんな服、誰かに強制されない限り、着る様な人間が居るとは飛鳥には到底思うことが出来なかった。
それに他にも理由は合った。
(なんだろう……。こ、この人を見てると、なんだか変な気分になって……❤)
飛鳥の下腹部が、きゅんっ❤と疼いた。
何というか、目の前の少女がエッチなのだ。
……いや、服装がどうだこうだの話ではなく、滲み出す雰囲気が、とでも言えば良いのだろうか。
少女の喋り方や所作そのものは、綺麗でクールな物だと言うのに、それに反して溢れる色香が止まらない。
明らかに男を、そして色を、知っている者の雰囲気というか何というか。
それは色々な美人・美少女のあられもない姿を何度も見てきた筈の奴隷商が、初心な少年の様に見惚れる程の物で、女である飛鳥ですらどこか変な気分になってしまう様な物だった。
「この度はお買い上げ有難うございました!是非、これからもご贔屓に‼」
「考えとく。……さ、来て」
「は、はいっ……!」
そんな風に飛鳥が変な事を思っている内に、商談が纏まったらしい。
飛鳥は少女に連れられて、久方ぶりに全身で陽の光を浴びる事になった。
「あ、あの……!」
「ん」
久方ぶりの外の光景に心を踊らせることも無く、飛鳥は思わず少女に声を掛けた。
奴隷として、軽はずみに主人に接するような事は控えるべき。そうは思っていた飛鳥だが、いくら何でも湧き上がる疑問に耐えきれなかったのである。
「貴方は、一体……?」
「ボク?ボクは、ユーフォリア。冒険者をしているよ」
「ユーフォリアさん……」
(どこかで聞いたことがあるような……。え、まさか……⁉)
ユーフォリアと名乗った目の前の少女。
飛鳥はその名前にどこか聞き覚えがあった。
それはある種、凄まじい人物の話だったが、目の前の少女の尋常ならざる雰囲気が、もしかしたら本人なのかも……!と飛鳥に思わせた。
「も、もしかして、【天の踊り子】さん、ですか⁉」
「……そうだよ。良く知ってるね」
「それは、その。凄い有名なので……」
「そう」
【天の踊り子】ユーフォリア。それはここ最近、冒険者界隈のみならず、色々な場所で噂になっている、凄まじい冒険者だ。
曰く、その力は竜をも屠っただとか。曰く、その容姿は地に降り立った女神の様だ、とか。
何処まで本当か分からない与太の様な話だが、しかし遠く離れた街に居て冒険者事情に疎い筈の飛鳥の耳に入るほどに、勇名を馳せる人物である事だけは間違いない。
まさか、目の前の人物がそんな人間だなんて、と飛鳥はただただ驚愕するしかなかった。
(私、てっきり――)
「――同じ、奴隷かも。って思ってた?」
「……ぁ、ぇっ?そ、それは……」
驚きで、思わずユーフォリアの体と服を、不躾に見てしまったのがいけなかったのだろう。
飛鳥、ふと考えてしまった事を言い当てられて、動揺してしまう。
そんな様子を見せてしまった以上、言い訳するのは得策ではないだろう。
「ご、ごめんなさい……」
「いいよ。そう思われるのは、慣れてるから」
……そりゃあ、こんな服装をしていたら、そんな目で見られる事は日常茶飯事だろう。
しかしながら、ユーフォリアはそんな己のドスケベ衣装を、まるで宝物の様に自分の手で撫でた。
「これはね。ボクの旦那さま❤❤の趣味なんだ」
「えっと……。ご結婚、なされてるんですか?」
そんあ服を着せる【旦那様】なんて、やはり奴隷的な意味での物では?と思わなくも無かったが、喋っているユーフォリアの様子が余りにも幸せで愛おし気だったため、飛鳥はそんな風に問うた。
ユーフォリアは可愛らしい笑顔で肯定する。
「うん。結婚式はまだだけど。ボクの大好きな旦那さま❤❤出来るだけ彼の好みに近づいて、いっぱい愛して貰いたいの♥♥♥♥♥♥」
その男の話をしている時のユーフォリアからは、滲みだしているだけだった色香が爆発的に放たれていた。
余程、好きで好きで堪らないのだろう。
聞いているだけの飛鳥の方が、恥ずかしくなって赤面してしまう程だった。
「そ、そうなんですね。お、おめでとうございます……?」
「ありがとう」
「その!質問ばかりでごめんなさい。私は飛鳥、桐生 飛鳥です」
「大丈夫。知ってるから」
「……ぇ?それってどういう――」
「その前に」
それは、ただ奴隷商から名前を知らされただけ、と言う風には聞こえなかった。
一体どうして……?と問いかけようとした飛鳥だが、その疑問を完全に口に出すことは叶わなかった。
――何故なら、その前に更なる異常事態が起こったからだ。
和やかに会話をしていた筈のユーフォリア。そんな彼女の手に、いつの間にか鈍く光る曲刀が握られていたのだ。
「――なっ」
「…………!」
そしてその曲刀は、飛鳥に向かって振り下ろされた……らしい。
何故、疑問形なのか?簡単な話だ。
1年間冒険者としてやって来て、もし仮に地球に戻る事が出来たのなら、オリンピックのあらゆる世界記録を軽々と更新可能なほどになっている飛鳥が、視認すら出来ない程の尋常でない速さの剣の振り。
遠くまで雷名轟く冒険者とはこういう物だ、と見せつけられた形だった。
ガチャン……。と鉄が地面とぶつかった音が飛鳥の耳に届く。
釣られる様に下を向いた彼女の目に入って来たのは、自分を拘束していた筈の鋼鉄製の首輪や枷が、全て両断されて地面に落ちている光景だった。
「……『ディスペル』」
本当に驚くのはここからだった。
柔らかな光が飛鳥の体を包み込む。
「これで、貴方は自由」
「ぅ、嘘っ……。奴隷魔法まで消えてっ……!」
ほんの少し呆けていたその時間。
たったそれだけの間で、飛鳥は奴隷から解放されていた。
それはただ、手枷足枷が外れただけの話ではない。
奴隷魔法――それは奴隷に堕ちた者の心身を縛り、ご主人様に絶対服従させる最悪の魔法。
当然の如く飛鳥にもかけられて、その心と体を縛っていた筈のそれも、跡形もなく消え去っているのだ。
間違いなく、ユーフォリアが放った魔法の影響だろう。
「い、一体どうして……?」
飛鳥は、余りの事態に頭が真っ白になってしまった。
まずお礼でも言うべきなのかも知れないが、混乱しすぎてそれすらおぼつかない。
仲間だと思った人間に裏切られて、奴隷に堕ちて。どうしようも無いと思っていたら、特に知り合いでも無かった有名人が決して少なくないお金をかけて自分を買って、直ぐに解放してくれる?
一体なんだ、そのご都合主義は。
どれほど夢見がちで、自分の人生が都合の良い様に進むと思っている人間ですら、そんな夢みたいな事は思わないだろう。
「……理由を知りたかったら、付いて来て。ボクの旦那さまが待ってるから。――強制はしないけれど」
「い、行きます!」
ユーフォリアの提案に対し、飛鳥は一も二も無く飛びついた。
罠だ、とは流石に思わなかった。
そもそも生殺与奪の権利を握っていた人間をわざわざ解放して、そこから騙したり利用したりするのは、いくらなんでも意味が分からな過ぎるだろう。
「それじゃあ、ボクに近づいて。……うん。――『テレポート』」
「――きゃっ⁉」
直後に飛鳥が体験したのは、一瞬で遠くの場所にワープする凄まじい魔法。
本当に今日は、驚いてばかりの日だった。
*****
「やっほー、桐生さん。今回は災難だったね」
「――肝川くん⁉貴方、どうして……?」
飛鳥がユーフォリアの魔法で転移をしたその先、そこには建てられたばかりに見えるピカピカの、素朴だけど素敵な一軒家があった。
そしてユーフォリアに案内されるまま、その家に入った飛鳥を待っていたのは、彼女のクラスメイトだった。
肝川 達夫。飛鳥たちのクラスの中で、良くも悪くも……いや、悪い意味で目立っていた男子生徒だ。
何となくクラスメイトの誰かが待っているのではないか、と予想しては居た飛鳥――それぐらいしか、自分とユーフォリアが繋がりそうな線が無いから――だったが、待っていたのが達夫だったのは、完全に予想外だった。
飛鳥は久しぶりにふかふかのソファーに座り、達夫と対面して話をし始めた。
「もしかして貴方が、ユーフォリアさんの旦那さん、なの……⁉」
「あれぇ?もしかして何か聞いてたぁ?新婚ホヤホヤでゆーたんったら、どこでも2人のラブラブさを喧伝しちゃっててさ」
「ごめんね、達夫。アナタの奥さんにして貰えたのが嬉しくってぇ♥♥♥」
「まったくもー。ゆーたんったら甘えん坊だな~。……ぁ。ウザいカップル自慢みたいに聞こえてたら、ごめんね?」
「い、いえ。そんな事は別に気にしないけど。……そ、そうだったんだ。こっちに来てからまだ1年くらいなのに、随分とふ、深い関係になったんだね……?」
「いや~。ゆーたんには、こっちに転移した直後に会って、色々と助けて貰ってたんだけど。その間に、ね……?まあ、馬が合ったって奴かな」
「そ、そうなんだ……。へ、へぇー」
推定、自分を窮地から救ってくれた相手にとても失礼な話だし、口や態度に出す気は無いが、正直、まっっっっっったく釣り合ってないな、と思ってしまう飛鳥だった。
多分、此処に100人居たら、100人ともそう感じるだろう、と思う。
しかし、そんな何とも言いづらい考えは、他ならないユーフォリアの態度によって完全に否定されていた。
飛鳥をここに連れて来たユーフォリアだが、テーブルの上に人数分の飲み物を出した後は、達夫の隣に座っている。
そしてそんな彼女が今、何をしているのか、と言えば――達夫に甘えていた。
すりすり♥すりすり♥ぎゅっ♥♥ぎゅっ♥♥と、第三者である飛鳥に見られているのを気にもせず、その豊満で魅力的な体を、達夫の体に擦り付け、押し付けている。
それこそまるで、達夫が言ったように、ラブラブ過ぎて周りが見えなくなっているカップルの様で、ユーフォリアが達夫の事を好きで、好きで、堪らないのであろう事は間違いなかった。
少なくとも、強制されて嫌々やらされている様にだけは、全く見えない。
(まあ、余り人の恋路に口を挟む物じゃないわよね)
奥さんに、そんな服装をさせるのはどうなの?なんて思う事が無い訳でもない飛鳥だったが、ユーフォリア自身に嫌がっている素振りが微塵も見えない以上、そんな思いは自分の心の中に、サッ、と投げ捨てた。
何となく微妙な気持ちになってしまったし、このまま見てると、また変な気分にさせられそうだな、と思った彼女は、とっとと本題に入ることにした。
「それで、その、話は変わるんだけど。もしかして、肝川くんが、私の事を助ける様に、ユーフォリアさんに言ってくれたの?」
「ああ、うん。そうだよぉ。ゆーたんに、クラスメイト達を探して貰えるように頼んでてさ、困ってる様だったら助ける様にしてるんだよぉ」
「そ、そうだったんだ。本当に、ありがとうね。お陰で危機一髪の所を救われたわ。……その、時間はかかるかもだけど、出来る限りのお礼はするから」
「ああ、いいよ、いいよ。お礼なんてさ」
「………………」
甘い話には裏がある。
そう思ってしまうのは、異世界の生活で心が汚れてしまったからだろうか、と飛鳥は心の中で自嘲した。
転移前の達夫の性格が、クラスメイトを絶対に助けるんだ!なんて感じでは無かった事もあって、どうにも勘ぐってしまう所があった。
納得、と言う面では、それこそ金銭や体でも要求された方が、すんなりと納得出来たかもしれない。
そんな飛鳥の内心を、感じ取ったか、予想していたか。達夫が再び、口を開く。
「俺がどうしてクラスメイトを助けてるのか、って疑ってる感じだね?」
「いえ、あの。そんな」
「いや、大丈夫だよぉ。これまで何人か助けて来たけど、皆そんな反応だったからさ。寧ろ、桐生さんは大分、すんなり感謝してくれてる方だよ。それにまあ、逆の立場だったら俺も同じように思うだろうしねぇ……」
「その、ごめんなさい……」
「ま、信じて貰う為にぶっちゃけるとさぁ、単純に両者間での感覚の相違って奴だよ」
「感覚の相違……?」
達夫と、飛鳥。いいや、達夫と他のクラスメイト達の間では考え方に差があるのだ、と彼は言う。
「少しの間だったけど、多分ゆーたんの凄さは分かったでしょ?正直な話さ、こっちからしてみれば今回程度の事って全然大した労力じゃないんだよねぇ。大袈裟に言えば、それこそコンビニの募金箱に、ちょっと余った小銭を入れるくらいの事なんだよぉ。同郷のクラスメイト相手だし、その程度で助けられるなら、流石にね……って感じ」
「それで、皆を助けてるの?」
飛鳥や他のクラスメイト達にとっては自分の人生が懸かった重大な事だけど、達夫にとってみればちょっとした善行程度の物でしかないのだ、と。
だからと言って、あんまり無遠慮にたかられると困るけどね、と達夫は笑った。
それは大分、率直な物言いだったが、だからこそ納得はしやすい。
「そ。だから、別にお礼なんていらないって訳。募金箱に小銭入れて、なんかお返しを期待する奴なんていないでしょ?もっとぶっちゃけ言うとさ、この前他の女子を助けた時に体でお礼とかやろうとしてきたんだけど、本当にそう言うの良いから」
「か、体……」
本当に感謝していたが故なのか、それとも羽振りが良さそうな達夫に取り入る為だったのか。
どちらかは知らないが、先ほどチラッ、と危惧してしまった事を言い当てられてしまったように感じて、飛鳥は己の邪推を恥じた。
「そういう事されると、寧ろ困るんだよねぇ。これでも、愛妻家のつもりだからさぁ。ね、ゆ~たん?」
「うんっ♥♥♥達夫、優しいから好きぃ♥♥♥♥♥♥」
「あ、あはは……。夫婦仲が良いんだね……」
隙あらば惚気られて、飛鳥としてはそんな風に苦笑いするしかなかった。
しかし、どうにも話に裏は無さそうだ、と彼女はそう判断した。
「ええと、こほん!例え、肝川くん達にとっては、小さな事だったとしても、私は人生を救われたわ――本当に、ありがとう。今回は、貴方たちの好意に有難く縋らせて貰うけど、もしも私の力が必要になったら何時でも声を掛けて?出来る事だったらなんでもさせて貰うわ」
「うーん。律義だなぁ。でもまあ、そんな風に感謝されると、こっちとしても嬉しいよぉ」
どこか穏やかな雰囲気が流れる。
このまま別れれば、それでめでたし、めでたし、だろう。
けれども飛鳥には、どうしてももう1つだけ質問したい事があった。
「それで、そんな事を言った後にゴメン、肝川くん。――1つだけ。もう1個だけ質問しても良いかな?」
「ん~?別に良いよぉ、そのくらいは」
「ありがとう。さっきの話だと、肝川くん達って、私以外にも何人か、クラスメイトを助けてくれてるんでしょ?その中に――有は、いや、えと、本原は、居た……?」
その質問は、期待する様に、不安がる様に、おずおずと放たれた。
本原 有。それは、飛鳥のクラスメイトの男の子で、子供の頃からの幼馴染。そして正直――憎からず思っている相手だった。
異世界転移の所為で離れ離れになってしまってから、飛鳥はずっと彼の事を探していた。会いたいと、ずっと思っていたのだ。
「本原君か~。確か、幼馴染なんだっけ?」
「――うん」
「う~ん。残念だけど、助けた中には居なかったよ」
「そっか……」
なんか、ゴメンね。と言って浮かべられた小さな笑いは、明らかに無理をして搾りだされた物だった。
「んー。ただ、さ。お察しの通り、俺は冒険とかゆーたんに任せてたからさぁ。もしかしたら、ゆーたんなら、どこかで見たことが有るかも!ちょっと直接、特徴とか伝えてさ、2人で話して見た方がいいよぉ」
「ホント⁉あのっ、ユーフォリアさん。良い、ですか?」
「うん。良いよ」
壁の花。ならぬ愛玩される猫と化していたユーフォリアに、飛鳥は恐る恐る声をかけた。
つい一瞬前まで、たちゅお♥しゅき♥しゅきぃ♥♥とばかりに、振舞っていたユーフォリアだが、飛鳥に向き直ると出会った当初のクールな感じを取り戻していた。
「その、ほんの些細な事でも良いんです。何か心当たりがあったら教えてくださいっ」
「…………」
そうして飛鳥は、ユーフォリアに出来るだけ分かり易く伝える。
本原 有と言う人間がどういう人間なのかを。
外見の特徴、そして性格。
「……それでアイツは、気が弱い癖に誰かが困ってると直ぐに手を貸しに行って。だからこっちでも、絶対そんな風に過ごしている筈でっ――!」
「……そう」
今まで誰にも吐き出せなかったものを吐き出している内に、感情が入りすぎてしまったのか、飛鳥の声は少し震えていた。
そんな彼女の様子を見て、ユーフォリアは一度だけ目を閉じた後、迷いなく答える。
「……ゴメンね。
「そう、ですか。ごめんなさい、ありがとうございました……」
「ううん。気にしてない」
覚悟はしていたのか、飛鳥から今度は先程よりは落ち込んだ様子は見えなかった。
ただそれでも、その表情は寂しげだった。
そうして彼女らの道は交わらず、別れることとなる。
結局、この日以降、飛鳥とユーフォリアが会うことは、殆ど無かった。
*****
「ふっ、うっ……。ふぅ……。あれで良かったのかい、ゆ~たんっ!」
「はひっ❤❤ひんっ❤❤いぐっ❤❤❤な、なにがっ……?❤❤❤❤❤」
――夜。
最近、購入したばかりの新居。その中の愛の巣である寝室の中で、ユーフォリアは達夫に犯されながら、会話をしていた。
何を聞かれているのか分かっているだろうに、少し誤魔化した彼女に、達夫は遠回りで話を進めていく。
「まったくぅ。ゆーたんがクラスメイト達を助けたいって言ったのは驚いたよぉ。っと、おら、イケっ!」
「……最後のケジメだから、ぉ゛ぉ゛っ♥♥♥♥♥♥」
「ふーん。ま、いいけどねぇ。男子がゆーたんを見て嫉妬したり、女子が媚び売って来るのはおもしろかったしねぇ」
予想していたかも知れないが、やはりクラスメイト達を助けると言うのはユーフォリアからの提案だった。
少ない労力で出来るから、同郷の人間を積極的に助ける?達夫にはその程度の良心すら、無い。
それでも彼が提案を受けたのは、初めは同じ状態から異世界転移したクラスメイト達に、現在の境遇の差を見せつけて悦に浸ると言う、どうしょうもない理由からだ。
しかしながら、趣味が悪すぎる事は何ら否定できないが、同時にそれ以上の危害を加えた訳でも無い。
男子は元より、女子相手にも、ユーフォリアが居る以上、僅かに手を出す気すらしなかった。
それでいて、相手の人生を救ったりをしたのだから、まあギリギリ善行には入るだろう。
まあ、その他のクラスメイト達については、どうでも良い。
重要なのは――
「それでぇ~。桐生さんに心当たり無い、なんて言っちゃって良かったのかなぁ?ゆ~たんっ♪」
「それは……」
桐生 飛鳥。
ユーフォリアにとって――いいや、本原 有にとっての大切な人。
そもそもユーフォリアが、クラスメイト達を助けようと言い始めたのも、恐らく彼女の居場所をスキルで知ったのが大きいだろう。
「ゆーたんが、離れていっちゃうんじゃないかって、こっちは気が気じゃなかったよぉ~。心配させたバツに、アクメ顔晒せっ、おらおらっ!」
「おほぉぉぉぉぉぉっっっ♥♥♥♥♥♥ほ、ホントにっ……?♥♥♥本当に、そんな風に思ってた……?♥♥♥♥♥♥♥」
オマンコをチンポでぐちゅぐちゅ♥♥とかき混ぜられて喘ぎながらも放たれたユーフォリアの言葉に、達夫はにぃっ……と口角を上げて答える。
「いや、全然?だってゆーたんは、とっくに俺のモノだし~」
「うん♥♥♥♥うんっ♥♥♥♥♥♥♥」
先ほどの軽口とは裏腹に、ユーフォリアが自分の傍から離れていく心配など欠片もしていなかったらしい達夫。
まあ、そうでなければ、そもそもユーフォリアが飛鳥を助ける事を認めないので、当然の話だろう。
あそこまでに完膚なきまでにユーフォリアを壊したのだ、根拠のない自信とも言えない。
「ボクもっ♥♥♥そう思ってた♥♥♥♥あんっ♥♥♥何も感じない♥♥♥♥だろうっ♥♥♥♥てぇ……♥♥♥♥♥♥」
「ふーん……。態々、そんな風に言うって事は、実際は違ったのかなぁ?」
結果として飛鳥を裏切る様な真似をして、ユーフォリアの心に残る物はあったのか。
それは言ってしまえば、彼女にどれだけマトモな人間としての部分が残っているのか、と言う話でもある。
ユーフォリアは、自分の子宮の中をザーメンでたぷたぷ♥♥にされながらも、その答えを示す。
「……でもねっ♥♥♥彼女が悲しんだ時っ♥♥♥♥確かにボクも♥♥♥悲しくなったんだっ♥♥♥あひぃっ♥♥♥♥♥♥♥」
「へぇ……」
もしも仮に、あり得ない話ではあるが、飛鳥がユーフォリアに――いいや有の身に起きた出来事と、現在の状態を知っていて、今の発言を聞いたのなら希望に目を輝かせただろう。
どうしようも無い筈の絶望的な状況で、奇跡が起こったのか、と。
しかし、そんな衝撃的な発言を聞いた筈の、達夫の表情は、ニヤニヤ、ニヤニヤ、と腹の立つ笑みを浮かべたまま。
――奇跡とは、起こらないから奇跡と言うのだ。
「けどっ❤❤遠かったんだっ❤❤❤❤ほっ❤❤ほへっ❤❤」
「遠い?」
「まるでっ❤❤映画か何かでもっ❤❤❤❤見てたみたいっ❤❤❤❤ぁ❤❤イグッ❤❤❤」
例えば、アニメやゲームに漫画、それに映画なんかを見て、楽しくなったり悲しくなったりする事はあるだろう。
ただそれは、飽くまで遠い世界に対する物で、それで何を感じたとして、普通は
今回、自分が感じたのはそれに似たような感情だった、とユーフォリアは言った。
……それは。ある意味で、何も感じなかったと言う答えより、余程に人として終わっていると言えるかも知れない。
「だから、ボクはっ❤❤❤❤嘘をついたつもりはっ❤❤❤❤ぉ゛ぉ゛っ゛❤❤無いよっ❤❤❤❤彼女の探している人なんてっ❤❤❤❤きっともう、どこにもっ❤❤❤❤居ないからぁっ❤❤❤❤❤❤」
「ぐふふっ……!それじゃあ、リアルで幸せさを感じさせて上げるからねぇ……!ほら、
「おひぃっ❤❤❤❤これぇっ❤❤❤❤これだけなのっ❤❤❤❤あちゅく感じるのはこれだけっ❤❤❤❤たちゅおのオチンポとじゃーめんだけなのぉっ❤❤❤❤いぐぅぅぅぅぅっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
最後の希望も何の意味もなく、ユーフォリアは達夫専用のオナホ妻として犯されていく。今も、そしてこれからも、ずっと、ずっと……。
1人の優しい人間の人生を終了させるクエストは、完了してしまったのだ。
「おらっ、イケっ、イケっ……!」
「はひぃぃ❤❤❤❤い゛き゛ま゛す゛っ゛❤❤❤❤❤❤たつお、だいしゅきぃぃぃっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
ここまで見て頂きありがとうございました。
これにて完結となります!
当作品にちょっとした追加話やイラストをつけた同人小説版を発売しているので、もし興味がありましたら御覧ください。
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