守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
気分転換でオリ主ものを書きました。
この作品ももう1つの作品も宜しくお願いします。(もう片方は成人向けですので悪しからず)
ちなみにこの作品も場合によっては全年齢から成人向けに飛ぶかもしれませんwww
では宜しくお願いします
バスにガタガタ揺れること20分、目的の場所に着いたので俺は隣に座っている男と一緒に降りる。
バス停には高度育成高等学校前と書かれている。天然石を連結加工した校門がかなり立派なもので……
「ああ、儲けの匂いがするな」
「開口1番気色悪い事を言ってんじゃねえよ」
隣に立つ男、龍園翔がバカを見る目で見てくるが……
「わかってねぇな。金ひいては儲けの匂いってのは最高だ。金は溜まれば幸せだし、他人から儲けを奪えば快楽だし、借金を頼む連中の顔は最高のスパイスだ。お前も暴力なんかより金を楽しめよ」
「金を使って楽しむのはまだしも、金を使わなくても楽しめるのはテメェだけだ」
「やれやれ。実にナンセンスだな」
「何を今更。そんなもん手を組んだ時からわかってるだろうが」
龍園が吐き捨てる。中学時代に俺や龍園は不良が集まる地域に住んでいて、違う学校でボスをしていた。
それで俺は金を、龍園は箍の外れた暴力をカードに手を組んで他所の学校から金や兵隊を毟り取っていた。宝泉とかいう野郎のいる学校を潰せなかったのは実に惜しかった。
龍園の暴力は認めるが最強の武器は金だ。これについては絶対の真理だ。
世の中は金だ。金がある奴が勝者で金のない奴が敗者だ。腕っ節の強い奴が勝つんじゃない。金のある奴が勝つのだ。
何より金は強さのみならず美しい輝きを持っているし、硬さもある。強さと美しさと頑丈さもある金こそが完璧なる存在だ。まさに神なる存在だ。
そしてそんな金に絶対に信頼を置く俺は神の使い、まさに天使だ」
「何が天使だ。借金回収の為に対象の親の会社を叩いたり、議員生命を終わらせたテメェは悪魔だろうが」
どうやら口にしていたようだ。
「悪魔だと?悪魔ってのは悪い事をした人間だ。俺は悪い事は一切してないぞ。借り手が自身の収入を上回る借金をしただけで、俺は理不尽な金利を付けてないし、取り立ての際に暴力は殆ど使ってない。実際に警察に訴えた馬鹿もいるが、俺は1回も捕まってないし」
腕っ節の強い奴から借金を取り立てる時、腕っ節の強い奴にボディガードを頼んだり、弁護士に相談した事はあるが、法に違反した事は一度もない。そんな事をして捕まるなんて嫌だからな。
「だからこそタチが悪いんだろうが。そろそろ行くぞ」
龍園に促されて中に入ると生徒が集まる場所に向かうと……
「Bか」
「Cだな」
どうやらクラスは違うようだ。どうでも良いけど。
「じゃあな」
最後に一言言ってから1年Bクラスに行くと既に殆どの生徒が座っているが、俺と龍園は早起きする必要はないとギリギリで来たから当然だ。
そんな中、俺は上から視線を感じたので顔を上げると監視カメラがある。
監視カメラの存在についてはまだしも数がおかしい。見たところ20はあるが明らかに多過ぎる。この教室から1つあれば充分だし、2つも有れば死角はないだろうし、どんなに用心深くても4つ以上は要らないだろう。
その事から察するにあのカメラは防犯以外で使われる可能性が高い。使い道はわからないが用心するに越した事はない。
そう思いながら自分の席を探して席に座る。
暫く本を読んでいるとチャイムが鳴って、女教師が入ってくる。顔を上げれば全員が着席している。
「はいはーい!ホームルームの時間だよー!全員揃ってるね!」
ハイテンションな女教師は元気よく黒板に文字を書き始める。
「皆、初めまして!私はこのBクラス担任の星之宮知恵。保険医だから普段は保健室にいて皆と会うのは朝と帰りのホームルームくらいになると思うけど宜しくね!」
星之宮は生徒達に満面の笑みを浮かべながらそう告げる。しかし何処となく胡散臭い女だ。これでも警察や弁護士、借金塗れの同級生の親とやり取りしているのだ。人を見る目はある。つか酒臭いし……昨夜は飲み過ぎたな。
おまけに態度があざといし間違いなく賞味期限は切れているだろう。
「これから1時間後に入学式が行われるんだけど、その前にこの学校についての特殊なルールについて説明するね。もう合格した際に貰ってるだろうけど改めて資料を配るから前の人から後ろに回していってね〜」
星之宮は資料を配るが、配られた資料には書かれていたのは合格時に渡されたパンフレットと同じ内容だ。
簡約すると……
・クラス替えは無し
・寮での学校生活を義務化
・外部との連絡を禁止(非常時における警察や救急車の通報は別)
・卒業あるいは退学するまで、学校の敷地外に出ることを禁止(部活の遠征などを除く)
って、ところだ。要は退学か卒業まで外部との連絡を取れないって事だ。
「じゃあ次に今から配る学生証について説明するね。これはみんなの身分証明書で、それと同時に中に入っているポイントを使って学校の施設の利用、売店での商品購入が出来るよ。使うたびに所持ポイントを使うから使い過ぎには注意してね」
今度は1人ずつに配るが、これは携帯の形をしている事から既に個人データが入力されているのだろう。要するに学生証と財布を両立したものって訳だな。
配られた学生証という名前の携帯端末を操作すると俺の名前「鳳橋狂夜、100000ppt」と表示される。
(pptって何だ?ptじゃないのか)
先頭のpの意味はわからないが、無視してはいけないような気がする。より具体的に言うと金の匂いがする。
「使い方は定期券みたいに施設の受付やレジにある機械にこの学生証をかざせば使用できるよ〜。ポイントは1ポイント1円でポイントは毎月初めに自動的に振り込まれることになっているからね。後1年生の端末には平等に10万ポイントが支給されているから確認してね」
1ポイントにつき1円の価値、つまりいきなり10万支給された事になりクラス内に動揺が走る。
(一人当たり10万?裏があるな)
国が運営である以上、このポイントも血税から出ているのだろう。
しかし1人あたり10万、40人いる1クラスあたり400万、4クラスある1学年あたり1600万の金をいきなりポンと渡すなんてあり得ない。下手したら国民から大バッシングを受けるのは明白だ。怪しいにも程がある。
クラス内の動揺が少なくなると星之宮は笑いながら口を開ける。
「ポイントの支給額の多さに驚いたかな〜?この学校に入学できただけでも、10万ポイントに見合う可能性と価値があるって判断されたんだよ」
つまりこの10万は入学祝いって事になるが……
「質問があるかな?ないならHRが終わりだからI時間後の入学式まで好きに過ごしてね」
「おい星之宮。毎月の支給額は幾らだ?」
俺は星之宮が教室から出る前に質問する。問題はそこだ。毎月幾ら貰えるかで他者から金を毟り取る方法を変えないといけない。
俺がそう言うと星之宮はニヤリと笑い口を開ける。
「今の段階では話せないかな。この学校は実力によって評価されると言っておくよ、ごめんね」
そう言ってウィンクをしてくる。つまりテストの点とかで評価されるのだろうが……
「わかったよ。後ウィンクはやめろ、あざとくて見苦しい」
ウィンクにイラッときたのでそう口にする。それによって教室に騒めきが生まれ、星之宮の額に青筋が浮かぶ。
「ん〜?鳳橋君?女性に対してデリカシーない発言はどうかと思うな〜」
そんな風に圧をかけてくるが……
「女性……はっ。あざとさと酒臭さと厚化粧をやめてから言え。婚活に失敗しまくって行き遅れになるぞ」
そう言ってから俺は教室を出る。俺以外に質問しようとする人は居なかったし出て行っても良いだろう。
それなら急いで行かないといけない場所がある。
この学校の怪しいSシステムの情報が沢山手に入る可能性が高い場所に行く必要がある。
真っ先に情報を手に入れる事は大切だ。特許とかもそうだが1番と2番では全然違う。
金を得るには情報、それも新鮮な情報は絶対だ。
俺は早足で目的の場所に向かった。背後から「鳳橋狂夜ぁぁぁぁぁぁっ!」って行き遅れの怒号が聞こえたような気がするがどうでも良い。
氏名:鳳橋狂夜 (4/1時点)
クラス:1年B組
学籍番号:S01T004677
部活動:無所属
誕生日:12月12日
評価
学力:A
知性:A
判断力:A
身体能力:A
協調性:C
面接官からのコメント
学力、運動神経とともに学年上位で中学時代は生徒会長を務めていた事からAクラスの配属候補であったが、金欲が激しく、金で人の心を買えると考えている事からAクラス配属を見送り、改善を目指す為Bクラス配属とする。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで