守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「やれやれ。部外者が煩えな。リーダーは軽井沢と櫛田だろうが。お情けで壇上にいるテメェが口を挟むなよ」
割って入った堀北に対して龍園が呆れ顔を浮かべる。基本的に交渉の際は嘲笑を浮かべるコイツが呆れ顔を浮かべるなんて相当だ。
しかも有栖や葛城、ひよりも呆れ顔を浮かべている。後ろにいる一之瀬と神崎はわからないが十中八九良い感情は抱いていないだろう。
「問題がある契約だから口を挟んだのよ。その戦術だとクラスポイントに動きがないのだから差を詰めるチャンスを逃したくないDクラスは他の3クラスよりメリットが小さいわ」
そこは否定しない。現在各クラスのポイントは……
Aクラス 1015
Bクラス 1005
Cクラス 983
Dクラス 95
こんな感じで3クラスは殆ど同じであり、Dクラスはかなり引き離されている。
よってDクラスは上位3クラスよりクラスポイントを必要としているが……
「つまり私達はDクラスの為に譲歩しろという訳ですか?随分と身勝手ですね」
有栖の言うように堀北の言い方だとこっちが妥協する必要がある。
「で?俺達が譲歩する見返りは?」
「や、堀北さんの意見は戯言だから無視してくれない?」
「私と軽井沢さんは賛成で契約するから「それは認めないわ」堀北さん!」
堀北の反対を止めようとする恵と櫛田だが再度堀北が割って入る。
「対等な交渉に持ち込むのに見返りが必要かしら?一之瀬さんの戦術は全クラスの協力が必要だと思うのだけど」
まあそこは否定しないが、それはつまりもう少しDクラスに有利にしないと協力しないと暗に言っていることになる。
しかしそれは悪手だ。
「わかった。それならこっちもプランBに移るから協力しなくて良い」
「プランB?」
「俺が本来考えていた全グループを結果3にするプランだ……が、協力を不意にされたのはAクラスとBクラスもだし……どうだお前ら?Cクラスと協力してDクラスを叩かないか?」
こっちとしてはクラスに利益が出れば良いし、生意気な堀北に身分の違いをわからせないといけない。
堀北はハッとした表情になるがもう遅い。
「良いですね。我儘ばかりで交渉のやり方を知らない愚者には現実を知って貰わないといけません」
「折角だしよ、今年1年は3クラスで同盟組んでDクラスを叩かないか?足並みを揃えようとしない堀北がいるクラスは邪魔だしな」
有栖と龍園も賛成する。
「ちょっ!待ってくれよ!悪いのは堀北で俺達は無関係だからな!」
「俺達は賛成だ!」
Dクラスの生徒は慌てて叫ぶ。まあ無人島試験でもそうだったが、堀北の独断行動でクラスは窮地になりかけているから当然の反応だ。
「この学校では連帯責任だからな。いくら堀北だけが屑でも迷惑を被るのはクラス全員だ」
「残念ですが愚か者である堀北さんと同じクラスである以上、それは避けられない問題です」
わざわざ堀北に対して屑だの愚か者だという2人だが、それによりDクラスの怒りは増幅しながら堀北に向けられる。
「ふざけんなよ堀北!」
「アンタの所為で3クラスに狙われるじゃない!」
「無人島の時といい、どんだけ迷惑をかけんだよ!」
「今すぐ退学しなさいよ!そうすれば3クラスも引いてくれるかもしれないし!」
物凄い怒りだが至極当然だ。既に3クラスが協力に乗り気の中で、自分達の利益を増やさないと協力しないと遠回しに脅した堀北の愚行によって、何も悪くないのに狙われるのだから。
「っ……」
流石に傲慢な堀北でもこのレベルの怒りはキツイようで弱気になって俯く。
「なんとか言えよ!いつも偉そうにしておきながら迷惑をかけやがって!」
「土下座しなさいよ!他クラスのリーダーに!」
「そうだそうだ!許してもらうまで土下座しろや!」
「その後は私達にもしなさいよ!勝手に他クラスに喧嘩を売って、そのとばっちりを受ける私達に!」
しかしDクラスの連中は一切容赦しない。他のクラスは若干引いてはいるが、Dクラス所属からしたら当然の怒りである。
とはいえこの状況が続いては話が進まないし、ここらでとばっちりを受けたDクラスの生徒を宥めよう。
「一旦そこまでだ。お前らDクラスの気持ちは理解出来るし、俺としては1年もリンチするほど鬼ではない」
重要なのは堀北に対するヘイトを高めるだけでなく、Dクラスの生徒から心象を良くする事もだ。
「おいおい。ここでDクラスを再起不能にした方が良いだろ」
「そう急ぐな龍園。実際Dクラスの生徒は身勝手な堀北の被害者なんだ。しかも堀北は無人島試験で全く反省してないどうしようもない奴なんだし、被害者の気持ちをもっと汲んでやろうぜ」
「そうですね。ここまで愚かな人だとは思いませんでしたし、愚か者に振り回されるDクラスの方々が可哀想です」
「まあそうだけどよ……」
龍園も考える素振りを見せるあたり、Dクラスが余りにも不憫過ぎると考えているのだろう。
「とはいえ落とし前は付けて貰うつもりだ」
「落とし前?なんでも良いけど、あたし達に対しては軽くしてくんない?」
「安心しろ恵。お前らも被害者なんだし……じゃあアレだ。堀北は協力しようって空気を壊した詫びとして、今後学校から支給されるポイントを全て俺と龍園と有栖に渡す契約をするのと、クラスメイトに危機に追いやった事に対する謝罪しろ。そうすりゃDクラスに対するリンチはやめる」
実質Dクラスに対するダメージはないがそれで良い。今の段階で大量に毟り取ったら、捨て身の攻撃をしてくる可能性もあるからな。ここは無理に攻めなくて良い。
「安っ。じゃあ堀北さん、クラスの皆に土下座してよ」
「堀北さん。クラスに迷惑をかけたんだし、そこはしっかり謝ろうね?」
どうやら恵の中で土下座は決定事項のようだ。まあ恵は恵でリーダーとして苦労しているようだし仕方ないのかもしれない。
櫛田も止める気はない。堀北の土下座を見たいからだろうが、この状況なら違和感を感じないだろう。
「そうだ堀北!土下座しろや!」
「安い買い物だろうが!」
「さっさとしなさいよ!」
Dクラスからは怒号が湧き上がる。これだけ土下座コールが起こっているのに堀北は俯きながら震えるだけで全く動く気配を見せない。身体を屈めて見れば涙を溢していている。
「泣けば許されるって思ってんじゃないわよ!さっさと土下座しなさいよ!」
「いつもいつも偉そうにしてるけど足手纏いって理解しろや!」
「いっそ俺達でポイントを出し合って鳳橋あたりに消してもらうように依頼しようぜ!」
「良いかも!堀北さんが消えれば皆ハッピーだし!」
泣いている堀北に鞭打つDクラスの生徒の顔には嘲りの色はなく、純粋な怒りしか無かった。それだけで本気で堀北に消えて欲しいって思っているようだ。
「もう力づくで土下座させようぜ!」
「腕を怪我をしてるみたいだけど知った事じゃないわ!」
更にヒートアップしていく。もう怒りの余り後先のことを全く考えてないだろう。この怒りを利用した捨て身の一撃をぶつけてきたらウチのクラスも危ないかもしれない。
「……ごめんなさい。何度も迷惑をかけてごめんなさい……」
力づくで土下座させようって言葉が出たからか堀北は涙声で土下座をする。
「はっ!漸く土下座をしたか!似合ってるぜ!」
「次は各クラスのリーダーにしなさいよ!アンタが協調を蹴ったんだから!」
「最後にCクラスのメンバーに土下座しろよ!他クラスのベースキャンプに土足で踏み入ったんだし!」
「そうよ!アンタの存在に皆がストレスが黙ってんのよ!」
死体に鞭打つかのように攻め立てるDクラスの生徒はまさに鬼神だった。怒りが爆発する光景は沢山見てきたがこれほどの怒りはないだろう。
その後は堀北は俺達リーダー格やCクラスの生徒に土下座をするまで怒号を浴びせられ、土下座が終わってからも毒づかれているのだった。
問題(保健体育)
Aカップの基準を答えなさい
一之瀬帆波の答え
トップバストとアンダーバストの差が9.0〜11.0cm
教師のコメント
正解です
坂柳有栖の答え
トップバストとアンダーバストの差が9.0〜11.0cm
教師のコメント
正解ですが、何故この答えだけ書き殴っているのですか
鳳橋狂夜の答え
坂柳有栖
龍園翔の答え
王美雨
綾小路清隆の答え
多分だけど坂柳
教師のコメント
3人とも今すぐ職員室に来なさい
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで