※この作品はR-18です。

守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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第113話

 

 

 

夏休みも終盤に近づいた中、俺は携帯を取り出して一之瀬に電話をかける。

 

すると手が空いていたのか直ぐに繋がる。

 

「もしもし?一之瀬か?」

 

『そうだよ。どうしたの?二学期以降の相談?』

 

「それもある。よってラスト3日の内、1日はプールに行くからフリーにしておけ」

 

『え?それは良いけど2人きり?』

 

「俺としてはそのつもりだが、まさかお持ち帰りされると思ってるのか?」

 

『えーっと……うん』

 

まあそうだろうな。俺自身、いずれ一之瀬を抱くつもりだし、一之瀬に付き纏う白波から暴言を引き出して一之瀬から白波に対する好感度を下げる為に、堂々といずれ抱くなんて言っているからな。

 

「なら他の女を連れてくれば良いだけだ」

 

『麻子ちゃんと夢ちゃん?』

 

「くくっ……俺のセフレ以外でも良いぞ」

 

『じゃあこずえちゃんとかでも良いかな?鳳橋君が誘う前に誘われているから』

 

「もちろんだ。詳しくは他のメンバーも交えて後日話そうか。わざわざ連絡して悪かったな」

 

『大丈夫だよ。じゃあ日程は鳳橋君に任せて良いかな?』

 

「わかった。また連絡する」

 

そう言って通話を切る。2人きりで過ごすのは無理だが問題ない。

 

(一之瀬の性格は変わっているからな)

 

一之瀬は他の人間の名前を出す際、暴力的になって少し距離が出来た麻子と夢の名前を出して、その後に南方の名前を出しているが、白波の名前を出していなかった。これまでの白波の言動やストーキング行為は一之瀬に忌避感を持たせている可能性があったが、実を結んで良かった良かった。

 

そう思いながら俺は携帯を操作して麻子と夢と南方に「一之瀬と一緒に水着を買いに行って割と過激な水着を勧めろ」と命令を仕掛ける。南方はセフレじゃないが、学力を大きく上げた実績から忠誠心は割と高いし、俺が一之瀬を食うつもりなのは周知の事実だから聞いてくれるだろう。

 

と、ここで携帯が鳴るので見ればクラスの男子の浜口からで「お疲れ様です。鳳橋君がトレーニングメニューですが、大分余裕を持ってこなせるようになりました。同じレベルの内容で一緒にトレーニングしている墨田くんと仲田さんも同意見ですが、そろそろ次のメニューを貰えないでしょうか?」と書かれている。

 

どうやら見てない時もしっかり努力しているようだが、それで良い。2年生や3年生は退学者をそこそこ出している事から2年生以降の特別試験の難易度が上がる事、1年生の内は準備期間である事は明白。

 

ここで努力をしたものが生き残れる可能性が高くなるだろうし、夏休みだからってだらけ過ぎるのは論外だ。

 

(さて、今日は生徒会業務はないし、久しぶりにジムでも行くか)

 

俺はジャージを準備して部屋を出るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、鳳橋君じゃん」

 

「狂夜もトレーニング?」

 

ジムに行くと同じタイミングで女子更衣室から恵と佐藤が出てくる。髪はしっとりしているのでトレーニング上がりのシャワーを浴びたのだろう。

 

「まあな。お前らは上がりか?」

 

「うん。この後はカフェでランチの後に勉強だよ」

 

「ほう、随分と熱心だな」

 

佐藤の返事にそう返す。どうやらDクラスの生徒の中でも意識を変えている人間がふえているのだろう。

 

「いや、だってウチのクラスじゃ落ちぶれる人は落ちぶれてるからね。ああはなりたくないよ」

 

まあそうだろうな。Dクラスには救いようのない屑が多い。AクラスからCクラスにもいるがDクラスには沢山いる。そんな屑は今後、俺や龍園や有栖に搾取される道を歩むだろうが、そうはなるまいと自分に厳しくして抗おうとする奴がいてもおかしくない。

 

「それに頑張れば報酬が増えるからね。実際今ジムには1年生が結構いたし」

 

「結構。それでこそ俺の所有物だ」

 

俺の所有物である以上、雑魚のままでいる事は許さない。動機は何であれ、強くあろうとするべきである。

 

「さて、そろそろ飯屋は混んでるだろうからもう行け。2学期の体育祭や中間試験の時にどれだけ伸びてるかわかるし、楽しみにしている」

 

「オッケー。またね狂夜」

 

「また今度セックスしてね」

 

恵と佐藤は手を振って去っていく。2人は確か1学期の中間で140位くらいで、1学期の期末で90位くらいだった。もう勉強するコツは掴んでいるだろうし、期待しておこう。

 

運動については元々低かったので伸び代はあるし、他クラスの雑魚には必ず勝てるくらいになっていれば上出来だろう。

 

今後の行事を考えながらもジムに入り、受付をしてから更衣室で着替えてからトレーニングルームに向かうと……

 

(おっ、やる気がある生徒が多いな)

 

知っている顔が何人かいる。

 

Aクラスの生徒は綾小路の恋人に近い友人の森下と山村

 

Bクラスの生徒は腐れ縁の龍園、龍園の側近の1人のアルベルト、龍園のペットで恵と並びながらの野外ションベンが絵になる伊吹

 

俺のクラスの生徒は俺の右腕の神崎にクラスメイトの姫野、更に運動能力が高くない東山に冬島

 

Dクラスの生徒は俺以上の身体能力の綾小路、高い学力に反して身体能力が低い幸村、幸村同様に学力が高い反面身体能力が低いにもかかわらず龍園とのセックスは一晩出来るみーちゃん

 

上級生を見れば2年生の中には元AクラスでありながらBクラスに落ちた桐山、3年生の中には優秀でありながらそれ以上に優秀な堀北学のせいで後塵を拝しているBクラスリーダーの石倉がいる。

 

見た感じ、単独または2、3人くらいで動いているが、クラス単位のみならず個人でもAクラスに上がれるように考えている人間だろう。

 

「くくくっ、テメェも来たのか鳳橋」

 

龍園が真っ先に気付き、そう口にすると注目が集まる。

 

「まあな。普段の走り込みも飽きてきたからな。しかしお前のクラスは側近しか来てないんだな」

 

この場にいる龍園のクラスの生徒は龍園とアルベルトと伊吹は身体能力が高い面々で、運動能力が低い奴が来ていない。

 

「ああ。やる気のある奴の大半は今日、図書館でひよりと金田に勉強を見て貰っているからな」

 

「なるほどな。しかしやる気のない奴はいるんだな」

 

ウチのクラスは1人を除いてやる気があるんだけどな。

 

「まあな。まあカスがどう過ごそうと咎めるつもりはねぇよ。特別試験で鉄砲玉をやらせるだけだ」

 

そういやコイツ、中学時代には捨て駒を大量に注ぎ込んで敵校の大将を潰していたな。

 

「しかし鉄砲玉がいるのは良いな。不確定要素が多い時に使いたいし」

 

「白波は能力が低いのにテメェに逆らってるから価値がないからな。この前なんか葛城にもスパイになるから鳳橋の名を地に堕としてくれって頼んでるのを見たが、葛城もスパイとして期待出来ないって断ってたぜ」

 

どうやら龍園以外にも葛城にも声をかけていたようだ。

 

「鳳橋君。事実ならよろめいてしっかり教育するべきじゃない?」

 

姫野がそう言って東山と冬島もうんうん頷き、神崎も止める気配を見せない。

 

「そうだな。お前らも教育してやれよ……さてやるか」

 

俺の言葉に神崎達が頷くが、これで良い。4月までは仲良しクラスのクラスで一之瀬の信者になる兆しを見せていたが、今でも暴力に躊躇いはない。これも白波の愚かさのおかげだろう。

 

暴力は使い所を間違えたらこっちにダメージが入るが、使い所が正しければ武器として使える。直ぐに暴力に走る須藤は使い方がクソだが、ウチのクラスメイトには暴力の正しい使い方を教えてやらないといけないな。

 

そう思いながら俺はスポーツドリンクを壁際に置いてからランニングマシーンに向かうのだった。

オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?

  • アリだ。雌犬にしてやれ
  • アリだけど程々に
  • 無しで
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