守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「ふぅ……少し喉が乾いたな」
ランニングマシンにて走ること1時間、少し喉が枯れてきたのでランニングマシンから降りてスポーツドリンクを飲む。
「いや、1時間ぶっ続けは凄くない?」
「フルマラソンの経験もあるから問題ない」
近くでフィットネスバイクをやっている姫野にそう返しながらも伸びをしつつ周りを見ると、走る前より人が変わっていた。俺が来た時にいた身体能力が低い人間……東村や冬島、山村や幸村、みーちゃんは居なくなっている。綾小路や森下は山村に付き合って出て行ったのだろう。神崎も居なくなっているが、アイツは勉強もやっているのかもしれない。
「それにしても意外だな。お前も長くやってんだな」
「だって鳳橋君って弱いならクラスメイトで切り捨てるでしょ?」
「弱いだけじゃ切り捨てねぇよ。弱いからって変わろうとしない奴、余りにも進歩しない奴は切り捨てるが、基本的に真面目に努力してるなら切り捨てないわ」
言いながら息を吐く。弱いだけで切り捨てていたら、切り捨てられそうな人から裏切られるかもしれないからな。
「なら良かった。ところで2学期からはどうするの?」
「1年次は準備期間だし、基本的には一人一人の能力向上を優先して、特別試験では無理しないで程々にこなす感じだ。今からぶっち切りの成績を出したら、他クラスが連合を組むかもしれないからな」
「思ったよりのんびりだね」
「寧ろ他の連中が急ぎ過ぎだ。2年11ヶ月Aクラスのキープしても、最後にBクラスに落ちたら意味ないんだぞ」
重要なのは負けてはダメな時に勝つ事だ。それ以外の勝負については捨てるつもりはないが毎回全力で挑むつもりはない。
にもかかわらず、リーダー格以外の生徒は今の時期からAクラスの地位を意識し過ぎているが、慌てる乞食は貰いが少ないって言葉を知らないのか?
金貸しだってそうだ。急かして返してもらうより、甘やかして返せない段階になったら金以外も奪えるからな。
まあしかし………
「とりあえずDクラスの堀北を潰すわ。自分本位でクラス間の交渉を邪魔されてウザいからな」
「わかる。優待者当て試験の時なんか、AクラスとBクラスも結果1を狙おうとしたのに、軽井沢さんと櫛田さんを差し置いて反対したのはイラってきたわ」
姫野も思い出したように頷く。
無人島試験では普通ならわかる暗黙の了解を堂々と破る、優待者当て試験では普段はクラスメイトと絡まない癖に交渉にしゃしゃり出て、足並みを乱そうとする……迷惑極まりないし、壊して肉便器にするつもりだ。
「おもDクラスの屑数人で遊んでやれ。いくら準備期間が大切とはいえストレスは溜まるだろ?」
「や、鳳橋君を王とは認めてるけど、人で遊ぶとかは無理だから」
姫野が両手を前に出してそう返してくる。
「それは見識が狭いな……仕方ないな。体育祭で何人かを狙うから間近で見てみろ」
「……ま、私が止めなくても仕掛けるんだろうし、見せて貰うわ」
否定はしない。クラスの最終決定権は俺にあり、俺がやると決めた以上はクラスメイトは参加か見学のどちらかだ。まあゆくゆくは全員参加するようにするがな。
そう思いながら俺はタオルで汗を拭いてから、再度ランニングマシーンに乗って走るのを再開するのだった。
「ふぅ……少し疲れたな……今日は誰を抱くか」
夜9時、夕食を外で済ませた俺は夜風を浴びながら学校の外周をのんびりと散歩する。
そしてあてもなく歩いていると正門の前に立つ。門は閉まっていて、出入りの際は守衛がいる事務所を通らないといけないが、生徒は基本的に出入り出来ない。出来るとしたら部活の大会や校外での特別試験がある時だけだ。
一応外部と連絡する為の手段はもう少しで確立出来る。ケヤキモールのレストランで働くある男性店員だが、既婚者であるにも関わらず、嫁が学外にいるからバレないと同じ店の女性店員と浮気していて、証拠も部下に掴んでもらっている。後は証拠と暴力を織り交ぜて外部との連絡の仲介人になって貰うだけだ。
他の大人に対しても弱みを掴んだり、借金させたりといろいろやっているが、上手くいく事を祈る。
と、ここで外部と行き来を管理する事務所のドアが開くのが見えたが、こんな時間に誰かが外部から来る……新しい特別試験が関係しているのかもしれない。
そう思いながら近づいてみると……
「ああ〜鳳橋君だ〜、やっほー」
担任の星之宮が明らかに酔った状態になって手を振っている。外部で飲み会でもしてかたのか?それとも……
「随分な挨拶だな。というか明らかにいつも以上に酔ってんな。合コンにでも行っていたのか?」
朝のHRでも酔っているのは見ているが、明らかに酔いのレベルが違う。
「まあね〜、けど良い男が居なくて〜、トークもつまらないし、最悪〜」
それはわかる。美人でも話がつまらなかったら嫌だからな。多少不細工でもトークが面白い方が良いわ。
「でも〜、疲れたんで鳳橋君は私を送って〜」
星之宮の馬鹿げた頼みを一蹴しようとするが……
「わかったよ……おらよ」
俺は星之宮をおぶって大人が使う寮に向かって歩き出す。星之宮はどうでも良いが、大人が使う寮については興味があったんだよな。
「ありがと〜、部屋の番号は201ね」
言いながら鍵を渡してくる。
「はいはい。というか学生と違って女も下の階に寝るのか」
「アレはあくまで学生の問題だから」
背中に重みを感じながらも大人の寮に向かう。そして階段を使って2階に上がって星之宮から貰った鍵で部屋を開ける。
中を見るが俺達が使っている部屋より多少広がっている。周りを見ればテーブルの上にはビール缶があり。しかも複数個。どうやら全く飲んでないようだ。
そのまま白狼と一緒に寝室に連れて行くと、下着が散らばっている。大包平もそうだな、多少慌て過ぎじゃね?
そのまま星之宮をベッドに横たわらせる。
「どうもありがとう〜、お礼に何かやってあげる」
星之宮は上機嫌になりながらそう言ってくるが、口元には笑みが浮かんでいる。面白いことになりそうだからポケットに常備してあるボイレコを起動する。
「何かってなんだよ?金でもくれんのか?」
「いや〜、教師のポイント管理は厳しいからね〜、そんな事したら私も君も1発でクビだよ〜」
なるほどな。やはり教師のポイントについては厳しいようだ。まあ予想はしていたが。
「そうじゃなくて〜、エッチな事を要求しても良いよ……まあ鳳橋君に出来るならね〜」
ん?出来るなら?
「出来るならってどういう意味だよ?」
「噂だよ〜。鳳橋君は女誑しに見せてるだけで実際は経験してない……みたいな話が出てるんだよ」
それは初耳だ。まあ須藤や池や山内のような女に縁のない人間が広めて、浸透化しているのだろう。
「はっ、俺がその気になればお前なんか一瞬で骨抜きだが?」
「へ〜、でもそんな風に言う人とは沢山エッチしたけど、全員大した事なかったよ」
星之宮は笑いながらそんな事を言ってくるが沢山の人とヤったからガバガバになって相性が良い人が少なくなっただけじゃないのか?
しかしここまで言われて黙っている程大人しくはない。
「なら試してやるよ……同意も得たからな」
「えっ……ちょっ……」
言いながらボイレコの録音を切って、そのままベッドに上がって星之宮を押し倒し……
「うむっ……!」
そのまま唇を奪う。本人はエッチな事をして良いと言っていたし、久しぶりに熟女を食うのも悪くないし、何よりあんなカスどもが流した噂によって舐められるのは我慢出来ない。
覚悟しろよ星之宮知恵、テメェが何人の男を手玉に取ったのか知らないが、経験人数3桁の俺を敵に回した事を後悔しろ。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで