※この作品はR-18です。

守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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第119話

 

 

「くくくっ……!ここなら見えるぜ……!」

 

「さっすが春樹、頼りになるぜ!」

 

「しっかりと記憶しておかないとな!」

 

プールから少し離れた場所にある特別棟の4階にて、須藤健、山内春樹、池寛治は汗を流しながプールを見ていた。

 

プールの出入り禁止の命令を出されて怒りを感じた山内はどうにかプールに入れないか模索したが、結果として特別棟からならプールを見れる事に気付き、須藤と池を呼んで一緒に見ているのだ。

 

その際に携帯や双眼鏡は使っていない。使えば問題提起されるが、使っていないでただ見ているだけなら問題ないからだ。加えてプールに出入りしているわけではないので誰からも咎められる謂れはない。

 

「それにしても何で鳳橋や綾小路がモテんだよ!こんなの納得出来ねえ!」

 

「そうだそうだ!アイツら、調子に乗りやがって……」

 

「俺達をこんな目に遭わせておいてタダじゃ済まねえぞ!」

 

3人は女子3人と泳ぐ鳳橋や女子2人と抱き合いながらプカプカ浮いている綾小路に不満をぶちまけていた。

 

日頃から女を囲み尚且つ自分達をプール出入り禁止にした生徒会の長である狂夜、寮周辺のベンチなどでも女子2人と堂々とポッキーゲームを行い尚且つ無人島試験で須藤や池をボコボコにした綾小路は3人からしたら怨敵でしかない。

 

二学期以降、特別試験で2人に加えて龍園の3人に対して痛い目を見せ、女子から幻滅させると3人は決意した。

 

しかし3人は事実を知らない。仮に女子達が狂夜達3人に幻滅したとしては自分達に女子が近寄るなんて絶対にあり得ないという事実を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはっ!大分泳いだし、次はボールで遊ばない?」

 

プールにて麻子がそう言ってくる。確かに大分泳いだし、それも悪くないな。

 

「良し、じゃあ……2年ところに乗り込むぞ」

 

少し離れた場所では2年生がビーチバレーで遊んでいる。幸い南雲がいるので話は通しやすいだろう。

 

そう思いながら俺はプールから上がってビーチバレーのスペースに向かう。

 

「よう南雲。そっちの都合がついたら一戦やらないか?」

 

「鳳橋か。そっちは3人の同伴者だし、4対4だな。何か賭けるか?」

 

「軽い遊びだし10万でどうだ?」

 

「ま、そのくらいが妥当だな」

 

「いや、そんな軽い調子で賭ける額じゃないからね?」

 

一之瀬からそう言われるが俺からしたら軽い額だ。それに来月には莫大な収入があるし。

 

「問題ない。じゃあやるか」

 

言いながら俺達は右コートに入り、南雲達が反対側のコートに入る。

 

「ふっ!」

 

先手は南雲で鋭いサーブを打ってくるのでレシーブすると腕に衝撃が来る。

 

(良いサーブだが、綾小路のそれには及ばないな)

 

無人島試験の途中で綾小路とビーチバレーをしたが、綾小路のサーブは南雲のそれより2段階くらい上の威力だった。

 

俺は腕で上手く勢いを殺してボールを上げるとすかさず麻子がトスを上げる。

 

「帆波ちゃん!」

 

「うん!」

 

ここで一之瀬がジャンプしてから直ぐにスパイクを放つ。狙いは防御が薄い場所で南雲のクラスメイトの朝比奈がレシーブに失敗して、こちらの先制点となる。

 

「ナイススパイク」

 

「そっちもナイスレシーブだね」

 

そんな風に話しながらボールを受け取る。次はこちらの番だが……

 

(反応しすぎだろ)

 

ギャラリーを見れば男子の大半が前屈みになっているが、アレだな。一之瀬がジャンプしてスパイクした際に高校生離れした巨乳が思い切り揺れたからだろう。

 

と、ここで視界の隅で白波が鼻血を出して膝をついているが、恍惚とした表情が実に気持ち悪い。来年度からは白波も出禁に……いや、今年度中に消す予定だったし、気にする必要はないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふひひひ……帆波ちゃんのおっぱい……」

 

白波千尋は一之瀬から少し離れた場所にて鼻血を流していた。一之瀬が屑の狂夜とプールに行った際には殺意が芽生え、狂夜が一之瀬をレイプしないか監視していたが、ビーチバレーを始めて一之瀬がスパイクを打つと、揺れる巨乳を見て興奮してしまう。

 

第三者から見たら完全に変質者であり、周りにいる人間は白波から距離を取る。しかし当の白波本人は全く気にしないで試合を見る。

 

試合は一進一退だった。狂夜は南雲より身体能力が高いが、エース以外の3人を見ると2年生チームの方が上回っている。

 

その為、1年生チームは狂夜を中心に点を取り始めているが……

 

(ふざけんな鳳橋!帆波ちゃんにトスしろ!)

 

スパイクを狂夜が打つので一之瀬が胸を揺らしながらスパイクを打つ機会が無くなり、白波の怒りが増幅する。

 

白波が怒りを増幅する間にも試合は進み、最終的に狂夜のチームが勝つ。

 

その際に4人がハイタッチをするが、それがまた白波からしたら許されない光景だ。

 

(何で?!本来なら私が帆波ちゃんの隣にいるべきなのに、何であの屑が帆波ちゃんとハイタッチをしてるの?!あり得ない!)

 

あんな穢れた人間が女神である一之瀬に触れるなんて万死に値する行為である。

 

(待ってて帆波ちゃん!私がいつか絶対にあの屑野郎から助けてあげるからね!)

 

白波はそう強く決意しながら握り拳を作るが、彼女は知らない。

 

既に一之瀬は白波に対して不快感を抱き始めている事を。

 

今現在狂夜が邪悪な笑みを浮かべて白波を見ている事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が終わってから俺はスポーツドリンクを飲みながらある一点をこっそり見ると白波が憎悪の眼差しを俺に向けている。

 

先程の試合では一之瀬の揺れる巨乳に興奮した白波がウザかったので、わざと一之瀬にトスをしなかったが、案の定白波からしたらストレスなのだろう。

 

更に最後にハイタッチをした時にも憎悪が強まったが、アレだけ憎悪を増やせたならば次の段階に移れるだろう。

 

(しかもあの表情……明らかに俺を排除することが一之瀬を救う事になると思っているな)

 

あらゆる人間と腹の探り合いをやってきたからわかる。今の白波は自分自身が正義であると本気で思っているだろう。クラスのお荷物でありながら自身に正義があると思える簡単な頭で羨ましいな。

 

何にせよ今後はより積極的に一之瀬に絡んで貰わないとな。一之瀬のストレスを溜めて溜めてから、麻子や夢を利用してストレス発散の為のセックスを仕掛ける。

 

一回決まれば後は快楽堕ちさせるだけだから余裕だ。男漁りを趣味とする知恵に対しても1日で支配出来たからな。

 

(そうなると体育祭において一之瀬は個々にアドバイスを与えるポジションに就かせよう)

 

そうなれば白波は周りの人の都合を無視して一之瀬に詰め寄って一之瀬に更なるストレスを与えてくれるだろう。

 

ああ、早く一之瀬を食いたいものだ。水着越しでもハッキリとわかるあの肉つき……今まで100人以上女を食ってきたが、あそこまでの上物はないからな。

 

(可能ならXデーまでに一之瀬を抱きたいものだ。そうすれば白波に最大の屈辱を与えて消せるし)

 

日数的には厳しいが、俺には出来る……いや、やるつもりだ。

 

(その為にクラスメイト以外で使えそうな連中にも依頼しておかないといけないな)

 

俺は頭の中で今後の戦略を立て始め、遊ぶのを再開する。

 

その際に一之瀬や肩や手に軽いボディタッチをして白波の怒りを増幅させる事を忘れずに、だ。

オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?

  • アリだ。雌犬にしてやれ
  • アリだけど程々に
  • 無しで
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