※この作品はR-18です。

守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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第132話

 

 

 

「お疲れ様狂夜君」

 

棒倒しを終えて待機場所に戻ると麻子がペットボトルを差し出してくるので飲んで喉を潤す。

 

「ありがとな」

 

「どういたしまして。それにしても鳳橋、須藤君をあんなに吹っ飛ばすなんて凄いよ」

 

「ありゃ体格に任せきりの馬鹿だからだ。コツさえ掴めば俺以外のクラスの人間の何人かも可能だ」

 

加えて俺の場合、体格は須藤より僅かに劣っているが純粋な身体能力は俺が数段勝っているし、負ける方が難しい。

 

「何にせよ俺は少し休む。正直綾小路を2回相手にするのは疲れた」

 

2試合とも負けてないが勝ってもいない。身体能力が俺より僅かに上回っている綾小路を抑えるのは結構疲れた。

 

赤組のテントを見れば須藤が怒りを露わにしているが、誰もが無視している。まああんな馬鹿に絡むのは時間の無駄だからな。

 

それから2年と3年の男子による棒倒しが終わり、女子による玉入れとなる。

 

「じゃあ行ってくるね」

 

「勝つ事にこだわり過ぎるなよ。無理に何回も跳んで足を消耗する必要はないからな」

 

「うん、ありがとう」

 

一之瀬が礼を言ってから女子を連れてグラウンドに出る。他の3クラスの女子も入場するが、堀北の顔には強い不満の色が見える。大方これまでの種目で入賞出来てないからだろうな。

 

パァンッ!

 

そう思う中、開始の合図が鳴り響き各々が地面に落ちてある玉を投げていく。少しずつカゴに玉が入っていくが積み重ね具合を見る限り、両チームに差はない。

 

「おい見ろよ、胸が揺れてるぞ」

 

「ああ、エロいな」

 

一部からそんな声が聞こえてくるが、体操着越しの胸揺れなんて大してエロくないだろう。エロい胸揺れは騎乗位体制で下から攻めた時に見るのが1番だ。

 

そんなアホな事を考える中、勝負がつくが赤組の勝利となり、2年と3年も赤組の勝利で終わる。やはり組単位の勝敗は赤組が有利だな。

 

そして綱引きとなり俺達がグラウンドに入場する。

 

俺達Cクラスが前を、龍園らBクラスが後ろに位置して綱に手をかけて待機する。

 

パァンッ!

 

開始の合図が鳴り、一斉に綱を持ち引っ張る。

 

「オーエス!オーエス!」

 

両陣営共に掛け声を上げながら引っ張るが拮抗していて差は殆どない。

 

高円寺が体育祭不参加で良かった。アイツがいたら拮抗が崩れていただろう。

 

しかし……少しずつこちらが引っ張っている。ゆっくりずつだが確実に引っ張り、綱に書かれた白線が判定ラインの上を越えてこっちの勝ちとなる。

 

続く第2戦、同じように引っ張り合うが今度は向こうがゆっくりではあるが引っ張り、やがて綱に書かれた白線が判定ラインを越え、向こうの勝ちとなる。

 

「一勝一敗か。お前ら、プランBに移る。タイミングは龍園が咳をしてから3秒後だ」

 

『了解』

 

男子全員が頷いたので俺達は綱に手を添える。

 

パァンッ!

 

開始の合図が鳴り、俺達は一斉に引き合う。これで決着がつくので赤組の気合いの入りようは強い。

 

「テメェら、このまま一気に引くぞ!」

 

「ゴホッ!ゴホッ!」

 

須藤が檄を入れた直後に龍園が咳をする。

 

3、2、1……

 

3秒後、俺達白組男子40人は一斉に手を離し、それにより赤組男子38人は急に抵抗が無くなった事で一斉に倒れ……きれなかった。

 

前から6番目にいた綾小路はこっちが綱を離しても踏ん張りを効かせて、前から5人ぶつかっても平然としている。やはり身体能力は俺より上だな。

 

しかし問題はない。須藤や三宅、鬼頭、橋本など赤組で身体能力が高い生徒は綾小路の後ろにいて倒れたし、大半の生徒がダメージを受けたからな。これで次の競技にも支障が出る可能性もある。

 

それにクラスの全員が俺と龍園の汚い作戦に乗ってくれたのも大きい。これについては俺の指導のみならず、白波の傲慢な態度も関係しているだろう。俺好みのクラスになってきている点については白波に感謝しておこう。

 

「良し、上出来だ。引き上げるぞ」

 

「次は障害物競走だからストレッチをしとけよ」

 

俺と龍園はそう言って引き上げようとする。すると須藤が起き上がって俺達を睨んで叫ぶ。

 

「鳳橋に龍園!ふざけた真似してんじゃねぇよ!」

 

「別にルールに抵触してるわけじゃねぇし、ふざけてねぇよ」

 

「そもそも赤点を取るなんてふざけた事をするお前に比べたら可愛いもんだろ?」

 

その言葉に須藤が俺達に向かってくるが、そのまま殴ってこい。そのまま問題提起してやるから。

 

しかしその途中で綾小路が須藤に回し蹴りを叩き込む。

 

「がぁっ!」

 

須藤が地面に倒れる中、綾小路は無表情のまま須藤の髪を掴み起こし上げる。

 

「良い加減にしろ須藤。お前が暴力を振るってDクラス全体が失格になったらどうなる?俺が最優秀賞を取れずに藍と美紀と初夜を迎えられないからな」

 

そんな理由で止めに入るとは……コイツ、俺達より自由な奴だな。

 

「ふざけんじゃねぇ!そんな下らない理由で止めんじゃねぇよ……うぼぇっ!」

 

呆れる中、須藤は喚きながら綾小路の顔面を殴るが、綾小路は鼻から血を流しながらも表情を変えずに、膝蹴りをぶち込み嘔吐させる。

 

そしてそのまま須藤の顔をゲロの吐かれた地面に付けて俺達を見てくる。

 

「済まないが早く退場してくれ。お前達がいるとこの塵が喚き続ける」

 

いや、ここまでやると俺達よりお前によって喚くんじゃないか?

 

とはいえ暴力を誘発しても綾小路が止めるだろうからさっさと離脱するか。

 

俺はそのままクラスメイトを引き連れてグラウンドを後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、危なかった。綾小路君が止めなきゃクラス全体で失格になってたかも」

 

Dクラスの待機場所にて恵は安堵の息を吐く。

 

「だよね。本当迷惑ばっかりかけるんだから」

 

「というか学習して欲しいよね」

 

「でも一応毎回2位にはなってるし、良いじゃん。偉そうにしてる堀北さんなんか一回も入賞してないしね」

 

狂夜のペットの恵の呟きに狂夜のスパイの松下、龍園のセフレの長谷部と佐藤がそう返す。それに対して近くにいた堀北が怒りの表情を佐藤に向ける。

 

「全て下位にいる貴女には言われたくないわ。大体これまでの組み合わせを見る限り軽井沢さんが他クラスに情報を漏らしたとしか思えないわ」

 

「は?あたしのせいにしないでくれる?大体アレはくじ引きで決めたし、そもそも今は負けてないからね?」

 

恵はタブレットを取り出して堀北に突きつける。そこにはこれまでの得点が表示されていた。

 

「綱引きが始まる段階だとウチのクラスは総合3位だけど、2位とはそこまで差がないし、女子だけで見れば2位、それも狂夜のクラスに勝ってるから」

 

須藤と堀北の順番については参加表作成者に頼んで細工を施したが、それ以外の選手の順番については特に細工をしておらず、組み合わせの運が良く、総合順位は今は3位でも1位は射程圏内にある。

 

「そうなんだ。というかしっかり記録するなんて意外」

 

「一応クラスを纏めてるからね。寧ろクラスを仕切ろうとしてる堀北さんがやってないのがどうなのって話だから」

 

「っ!」

 

淡々と話す恵に堀北は歯軋りをするが、ここで手を出したら須藤と同類と考えて耐えるのだった。

 

 

もっとも綾小路にコンパスを刺す時点で大差はないが。





バカテスト

地理

問題(地理)


空中都市と呼ばれる遺跡を答えなさい
 

椎名ひよりの答え

マチュピチュ遺跡

教師のコメント

正解です


石崎大地の答え

ラピュタ

教師のコメント

絶対誰かが回答すると思いました


綾小路清隆の答え

暗黒魔城都市

教師のコメント

今度はドラクエ8を森下さんから借りたのですね


森下藍の答え

暗黒魔城都市

教師のコメント

やはり貴女でしたか


山村美紀の答え

暗黒魔城都市

教師のコメント

あまり森下さんに毒されないように


鳳橋狂夜の答え

天空城

教師のコメント

綾小路君以下4名は職員室に来るように



オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?

  • アリだ。雌犬にしてやれ
  • アリだけど程々に
  • 無しで
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