※この作品はR-18です。

守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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第133話

 

 

 

競技は障害物競争で、用意されている障害物は、平均台、網潜り、頭陀袋。難易度は高くないが、どれもスピードダウンを余儀なくされるものだ。

 

そんな中……

 

『きゃぁぁぁぁぁっ!狂夜君かっこいいっ!』

 

俺はサクラの応援を大量に浴びながらスタート地点に立つ。

 

須藤は歯軋りをしながら横に立つが、息が荒い。綱引きや綾小路によってダメージが入っているのだろう。

 

パァンッ

 

スタートする。俺は全力で走りながら平均台に飛び乗り、そのまま一歩一歩大きく開きながら渡り切り、そのまま走る。

 

チラッと後ろを見れば須藤が平均台に乗ろうとするが、原因がストレスかダメージが知らないがバランスを崩してしまう。地面に転んでないが、一歩分時間をロスしたのは間違いなく、3位の葛城が追いついて先に平均台を上る。

 

その光景を見ながら俺は網の下に身体を潜らせて進む。ここではスピードが落ちるが、それは他の選手も同じだ。

 

そして網をくぐり終えて直線を進み、頭陀袋を足に付けて出来る限り全力で進む。

 

もう直ぐで頭陀袋を取れるタイミングでチラッと後ろを見れば葛城と須藤が同時に網を抜けている。平均台を上ったタイミングでは葛城がリードしていたが多分網潜りで追いつかれたのだろう。ガタイの良さから葛城が上だが足枷になったのだと考えられる。

 

しかしこのまま葛城に勝って欲しい。須藤はこれまでの種目で俺に負け続けているが、無意識のうちに2位狙いになっている可能性がある。

 

その状態で3位になれば奴のメンタルはズタボロになるからな。

 

そう判断した俺は頭陀袋を足から脱がしながら、龍園や南雲に向けて手を動かす。これは俺に対する声援を変える合図だ。

 

俺がラストのストレートを走り出すと、龍園や南雲が立ち上がって手を動かして……

 

『いっけー狂夜君っっっ!須藤なんかコテンパンにしちゃぇーーーっ!』

 

そんな声援がグラウンドに広がる。

 

「あぁ!?ふざけんじゃ……っ!」

 

怒鳴ろうとした途中で須藤が止まるのでチラッ後ろを見れば怒鳴った拍子に頭陀袋をつけ損ねたようだ。それに対して葛城は焦らずに頭陀袋を付けて走り出す。

 

そして俺はゴールして状況を見れば葛城がリードを作っている。互いに頭陀袋を付けた状態なら差は出来ないし、最後のストレートは須藤と葛城の足の速さを考えると、須藤がギリギリ追いつく可能性がある。

 

そうなるとメンタルが勝敗を分けるし、更に須藤のメンタルを削るとしよう。

 

俺は立ち上がって……

 

『頑張れ葛城ぃっ!須藤を倒して2位を取れぇぇぇぇっ!』

 

手を振りながら思い切り叫ぶ。それにより須藤は怒りに満ちた眼差しをこっちに向け、それと同時にウチのクラスの大半も立ち上がり……

 

『逃げ切れ葛城!暴力野郎をぶっ倒せ!』

 

『ウチのリーダーに喧嘩を売る猿を打ち負かせ!』

 

須藤を貶す形で葛城に対する声援を送る。その勢いは止まらず……

 

『勝てや葛城!そのガタイは飾りか?!』

 

『暴力しか出来ない野郎に負けるな!』

 

『態度最悪な生意気な一年なんかぶっ潰せ!』

 

『元バスケ部の面汚しに勝っちまえ!』

 

龍園のクラスも、2年と3年の白組も応援を送り……

 

『行け葛城!偉そうに喚く須藤をぶちのめせ!』

 

『坂柳と一緒にAクラスの上にいたから根性を見せろや!』

 

葛城のAクラスも須藤に相当フラストレーションが溜まっているようで葛城を応援して……

 

『頑張れ葛城!ウチの疫病神を倒せ!』

 

『諦めるな葛城!あとちょっとだ!』

 

終いには須藤のクラスメイトの一部が応援している。それだけで須藤がどれだけ嫌われていたかが良くわかる。

 

『てめぇら!敵を応援してんじゃねぇよ!この裏切りものぶっ!』

 

味方からの葛城に対する応援は我慢出来なかったようで須藤は激昂するが、足に頭陀袋を付けたばかりである事を失念したようで転倒する。

 

『あははははははっ!』

 

それに対して赤組白組問わずに笑いが生まれる。うむ、対戦組と気持ちが一致するのは良い気分だな。

 

そんな中、葛城は最後の直前コースに到着して足から頭陀袋を脱いで走り出す。

 

更に他の連中も須藤が転んでいる間に次々と抜かして、須藤は最終的に6位、下位3位にランクインする。

 

「鳳橋っ!ふざけた応援してんじゃねぇよ!反則だろうが!」

 

「は?そんなルールねぇし、そもそも赤組の応援については完全に無関係だからな」

 

俺は白組に対するサクラは準備しても赤組に対しては何の仕込みもしていない。純粋に須藤が嫌われているからだ。

 

そこまで考えていると第二レースの走者がゴールするが1番は綾小路で、龍園と柴田がラストのストレートを走っている。

 

綾小路は須藤を見るなり無表情に不快の色を乗せる。

 

「須藤、鳳橋に手を出そうとしたら俺はお前の関節を外してからハメ直すからな。ウチのクラスを失格にする要素は無くさないといけない。後お前は良い加減自分が馬鹿と理解しろ」

 

淡々と話す綾小路だが、だからこそ怖さを感じる。そんな綾小路に対して須藤も真っ赤になって詰め寄ろうとするが、綾小路の放つ凍てつくような雰囲気に気圧されてしまっている。

 

綾小路はそんな須藤を一瞥する事なく待機場所に座る。同時に龍園が柴田を抜いて2位でゴール、柴田が3位でゴールする。

 

(状況はあまり良くないな)

 

現状ウチのクラスは総合で3位だ。正直言って組み合わせが良くない。まあこれについては運だし受け入れるしかないな。

 

それからも淡々と進んでいき、女子の障害物競争となるが……

 

第一レースで堀北が出て、対戦相手として各クラスのトップランナーがいる。これはまた堀北は入賞出来ずに終わる「ゲホッゲホッ、ゲホッ」このタイミングで龍園がくしゃみをするがこのくしゃみについては打ち合わせしてないので、Bクラス独自の作戦のようだ。

 

パァンッ!

 

スタートする。ウチのクラスの南方が良いスタートダッシュを決めて、ワンテンポ遅れてBクラスの木下、少し遅れてAクラスの真澄が僅かに堀北をリードする。

 

そして平均台と網潜りを難なくクリア……いや、違う。

 

見れば木下が網から出る直前に絡まってしまい、南方に距離を広げられて、真澄と堀北が追いついてしまう。

 

ウチにはチャンスと思う中、頭陀袋がある場所に向かう最中、堀北はチラチラと後ろを向くが、何をしているんだ?

 

頭に疑問符を浮かべる中、コーナーで木下と堀北が曲がるタイミングでらからまるように地面に倒れてしまう。

 

「アレやばくね!」

 

周りからそんな事を聞くが、龍園の目的は大体わかったし、今日の一件については貸しにしておこう。

 

競技を見直すと南方がゴールして、少し遅れて真澄もゴール、それから他の選手も次々にゴールして、堀北は怪我をしたらしくゆっくりと近づく。

 

木下は地面に倒れてしまったからか棄権したが正しい判断だろう。あのまま続けたら取り返しのつかないことになってしまうからな。

 

 

何にせよ須藤には精神的ダメージが入り、堀北には肉体的ダメージが大分放ったし、このまま攻めていかないとな……

 

 







バカテスト
 
問題(世界史)
 
 
ミラノ勅令はキリスト教を含むすべての宗教の信仰の自由を認めるという宣言ですが、宣言した人を答えなさい

坂柳有栖の答え

コンスタンティヌス帝とリキニウス帝

教師のコメント

正解です


石崎大地の答え

コンスタント皇帝

教師のコメント

中途半端に覚えているのが見て取れる答えですがしっかり覚えましょう


森下藍の答え

神の右席

教師のコメント

綾小路や山村さんを毒さないようにしてください

オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?

  • アリだ。雌犬にしてやれ
  • アリだけど程々に
  • 無しで
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