守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
ピンポーン
部屋に戻って教材の準備をしているとインターフォンが鳴る。玄関に向かいドアを開けると軽井沢がいる。
「お、お邪魔します」
恥ずかしそうに早足で入る軽井沢は手に沢山の荷物があるが、バスタオルもあるし一緒に風呂に入る覚悟はあるようだ。
「適当に座れ。で?勉強を教えるのは構わないがどのレベルまで鍛えて欲しいんだ?」
「どのレベル?」
「80点以上高得点を取りたいのか?それとも絶対に赤点にならない50点から60点を目指したいのか?」
それ次第でこっちの手間も違うからな。前者なら報酬を追加するつもりだ。
「?絶対に赤点にならないようにするなら40点から50点じゃないの?」
「?どういうことだ?お前のクラスメイトが万が一勉強しまくって赤点の基準が上がったら40点は危険だぞ」
「ちょっと待って。赤点って32点じゃないの?」
「赤点はクラスの平均点の半分だぞ。聞いてないのか?」
「え……聞いてない。小テストの結果の時に32点未満は赤点で、赤点は退学としか言ってなかったと思う」
おいおい……教師の癖に説明しないとか舐めてんのか?不良品の担任は不良品かよ。
「……まあ良い。とりあえず赤点のラインは各クラスの平均点の半分だ。つまり裏を返せば50点以上取れば赤点は取らないって訳だ」
「なるほどね。とりあえず今回は50点以上を確実に取れるようにお願い」
「わかった。それと報酬だが一緒に入浴で良いか?」
俺が聞くと軽井沢は真っ赤になりながら頷く。
「……わかったわよ。断っても最終的に全てを奪われそうだし抵抗は時間の無駄でしょう?」
「わかってるじゃねぇか。最終的には俺とのセックス無しじゃ生きれない身体にしてやるよ。寄生したいお前には望ましいだろ」
俺は殺意を宿して軽井沢の顎を持ちながら引き寄せてから目を合わせる。
「っは……っ……んっ」
軽井沢は赤いまま目を揺らがせる。そこには驚きや恐怖、僅かだが確かな興奮がある。
「良いか軽井沢恵。お前の全てを俺の所有物にする。お前はそれを理解して女を磨け」
「……(コクッ)」
俺の命令に軽井沢は小さく頷く。有無を言わさぬ口調に逆らってはいけないと理解したのだろう。そうでなくちゃ困る。軽井沢は誰かに寄生する事に拘っているようだが、俺に寄生する事が幸せに思うまで調教してやろう。
幸せを感じる時の女の表情は何物にも変えられないからな。
「結構。じゃあ勉強を教えようか」
俺が軽井沢の顎から手を離してそう口にすると、軽井沢は赤面しながら頷き、教科書とノートを準備する。
軽井沢の成績は知らないが50点以上なら余裕だろう。
俺はそのまま自分の教材を準備して勉強に取り掛かる。
あたしは寄生虫だ。1人では生きれない生き物だ。自身を守る為に誰かに頼らないといけない生き物だ。生きる為なら青春も友達も要らない。
そう思って入学してから平田君を偽彼氏にして寄生しようとしたが、Bクラスの鳳橋君に暴力を振るった事で退学になった。
それだけなら平田君が完全な悪であるが、あたし達Dクラスの生徒を半分近く借金地獄に落とした鳳橋君の性格を考えると、多分というか絶対に鳳橋君が平田君に暴力を誘発させたのだと思う。
チラッと鳳橋君を見ればボロボロになっている顔に苦悶を見せることなくあたしに勉強を教えてくれている。
鳳橋狂夜
あたしが平田君の次に寄生しようと……否、寄生する事を決定づけしてきた男だ。
成績優秀、運動神経抜群、高い洞察力、容赦の無さと1年生の中でも有名な男だ。
最初は平田君に代わって寄生出来ないか頼んだのだが、その際に堂々と支配する、抱くと口にした時は度肝を抜かれた。
目は捕食者の目をして本気の色が宿っていた事もあり、その時に自分は彼に支配されるという確信を抱いた。これから自分が拒否しようとしても、強引にあたしの身も心も支配してくると理解した。
理解すると抵抗は無駄と判断して、あたしは昨日の風呂の誘いを断らず、勉強会の際に着替えやバスタオルを持参していた。
勉強を教えて貰ってから2時間……時間的に考えてキリが良くなる。つまり……
「ふぅ……今日は初日だしこのくらいにする。風呂行くぞ」
鳳橋君はペンをテーブルの上においてクローゼットからシャツやパンツを取り出す。
そしてあたしの肩を掴み、脱衣所に向かい躊躇いなく服を脱ぎ始めるが、その躊躇いの無さから相当な数の女子と風呂に入っているのが容易に想像出来る。
同時に大量の切り傷や打撃痕が残っている肌が露わになる。これは彼に恨みを持った人間に付けられたものだろう。そして平田君のように潰されたのだと思う。
そしてパンツ一枚になった彼はあたしが脱いでない事を咎めるように見てくるので、慌てて上着を脱ぐがワイシャツを脱ぐのを躊躇ってしまう。醜い絶望を晒す事に抵抗があるからだ。
「……虐められた際に付けられた傷でもあるのか?」
そんな中、彼はあたしをじっと見てからそう言ってくるのでビクってしまう。
「な、何でわかったの?!」
「いや、一緒に風呂に入る事を覚悟したお前が脱ぐのを躊躇うって事は恥じらいが出たのか、見せたくないものがあるって思っただけだ」
そんな簡単に見抜かれるとは思わなかった。やはり彼に隠し事は無理のようだ。
「……そうよ。アイツらに一生残る傷をつけられたの。醜い、絶望の傷をね」
「そうか」
「ちょっ、ちょっと?!」
あたしが質問を肯定すると彼はあたしに近寄り、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。
そして青いブラジャーと一緒に傷が露わになると鳳橋君は傷を一瞥したかと思えばそのままあたしにキスをしてくる。
「うむっ?!」
いきなりの行動にあたしが驚く中、彼は私の都合を無視して強引に舌を捩じ込んで、あたしの舌に絡めてくる。舌を絡めながらブラジャーのホックを外してくる。
激しい舌の攻めにあたしは抵抗する気もなく舌を絡める。どうせ逆らっても直ぐに屈服されるのがオチだからだ。現に彼のキスは相当女慣れしているようですこっちの敏感な部分を攻めまくってきて確かな興奮を感じる。
暫くすると彼はあたしの唇から唇を離し、あたしの髪の毛を掴み、冷たい眼差しに殺意を宿して目を合わせてくる。
「良いか?お前はさっきこの傷を絶望と言ったが、これからのお前にとっての幸せは俺の所有物である事、絶望は俺の所有物で無くなるという事だ。それを理解しろ」
傲慢極まりない言葉だ。今まであたしを虐めた連中も傲慢だったが彼の傲慢さはそれよりも遥かに上回っている。自分の所有物である事を幸せに思えと言えるなんて予想外にもほどがある。
しかしあたしの中では反対する気はなかった。抵抗する事すら馬鹿だと思えるし、虐めてきた連中と違って抗い難い魅力が混じっていた。王様気取りの人間は今まで何度も見てきたが、鳳橋狂夜は紛い物と違って本物の匂いを感じる。
小説や漫画の中にいる王様は優しい王様や弱気な王様、傲慢な王様など様々な種類がいるが、今のあたしの中で1番は傲慢な王様だ。弱気な王様は求めていないし、優しい王様は平田君の例があるので遠慮したい。
よって残るは傲慢な王様だが、彼ほど傲慢で強い王様はこの学校にいないだろう。
以上の事から……
「……わかったわ」
あたしの中で彼の命令を断る選択肢は存在せず、素直に従った。
「良い子だ」
彼はニヤリと笑って自身のパンツを脱いでからあたしのブラジャーを床に放り投げてショーツを下ろしてくる。
彼の下半身には外国人かとツッコミを入れたくなる程の巨根が存在して、遠くない未来にあたしの処女を奪うのだろう。
そんな事を考えながらあたしは彼に誘導されて風呂場に入れられる。これからもあたしは彼の所有物として彼自身の欲望を思う存分ぶつけられるのだろう。
しかしそれは仕方ない事だから割り切ろう。
彼に寄生したいと願った時点であたしは彼の所有物になる事が決定づけられたのだから。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで