※この作品はR-18です。

守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ   作:トラファルガー

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第19話

 

 

 

「じゃあ……乗るわよ……んっ」

 

恵は恥ずかしそうにしながら澱みない動きで湯船に浸かっている俺の足と足の間に入るので俺は優しく抱きしめて髪を撫でる。

 

風呂に入る前に恵の傷を見た俺は、傷を絶望と称した恵を半ば強引に支配しに向かったが成功した。これは恵が俺に支配されることに抵抗しなかったのか、もしくは元々マゾヒストの資質があったのだろうか?

 

真相はわからないが、恵は俺に寄生する道を選んだことには変わりない。

 

恵が背中を俺に預けてくると、風呂場の外からドタバタした音が聞こえてくる。俺の部屋の合鍵を持っているのは1人しかいない。

 

「真澄か。今風呂に入ってるが何か用事か?」

 

「狂夜に会いに来たんだけど……この女物の服は誰の?」

 

風呂場の外から真澄の声が聞こえてくる。

 

「風呂に入ればわかる」

 

俺がそう返すと風呂場と脱衣所の間にある半透明の扉にシルエットが現れ、服を脱ぐような動きが見えて……

 

「……って、軽井沢じゃん。何?平田が退学になったから奪ったの?」

 

全裸の真澄が入ってきて意外そうに恵を見てくる。恵はキョトンとした表情を浮かべている。

 

「いや、寝取った訳じゃない。互いに了承した契約によって生まれた関係だ……っと、紹介しとく。Aクラス所属で俺のセフレの神室真澄だ」

 

「どうも……って、セフレは何人いるの?」

 

「この学校にはまだ真澄1人だな」

 

中学時代は30人くらいいたけど。

 

「?軽井沢は違うの?」

 

「いや、まだ抱いてないしコイツは俺の所有物だ」

 

「違いがよくわかんないんだけど……」

 

2人が頭に疑問符を浮かべるが、要はセフレと奴隷の中間って所だろう。

 

「まあ良い。それよりお前も身体を洗って入れよ」

 

俺の言葉に真澄は頷いて身体を洗い始めるので俺は恵を抱きしめる力を強める。

 

「あ〜、あったかいな〜」

 

「んっ……あっ……力、ちょっと強い……」

 

恵が腕の中で身じろぎするが特に気にせず抱きしめる力を変えない。俺はこの状態が1番落ち着くからな。

 

そして真澄が身体を洗い終えて俺の背中に抱きついてくるので俺は恵の身体を回して顔を見えるようにする。

 

「お前も抱きつけ」

 

「わ、わかった」

 

俺の命令に恵は逆らわずに抱きついてくる。それにより恵と真澄の胸による最高のサンドイッチの完成だ。

 

「あー、疲れが取れるな……」

 

「そりゃクラスメイト20人の勉強見てりゃ疲れるわよ」

 

「まあな。そういやAクラスはリーダーは決まったのか?」

 

「決まってないわ。狂夜のクラスみたいにリーダー候補が2人いて意見が割れてるね」

 

「そうなんだ。あたしのクラスは女子は平田君に男子は櫛田さんについてる感じだったけど、平田君が私と幸村君をぶっ飛ばして狂夜をボコボコにして退学が決まったから罵倒の対象になって、櫛田さんがまとめ役になってるわ」

 

そりゃそうだ。借金組を庇って真面目組に暴力を振るった挙句俺を殴りまくって退学を告げられたのだ。Dクラスの人からしたらふざけんなの一言だ。

 

しかし櫛田がリーダーか。櫛田の性格的にクラスメイトを掌握するのは明白だ。加えて他クラスの生徒とも仲良くして情報を抜き取りそうだし、松下がバックアップを取ったら釘を刺しておこう。

 

「でもリーダー同士で潰し合いがないなら良いだろ。俺と一之瀬なんか考えが真逆だし、リーダーが決まっても揉めそうだし」

 

「それ言ったらウチのクラスもよ。片方は過激派でもう片方は保守派で人数も殆ど同じだからどっちが勝っても上手く纏まるとは思えないわ」

 

「あたしのクラスだって上手く纏まらないわよ。あたしと松下さん以外の借金組は平田君が退学となってからも非借金組にポイントを立て替えろって煩くて、非借金組はクラスポイントが0の内に退学しろって不機嫌だし」

 

いや、それは非借金組が正しいだろう。同じ貧困状態なのに借金がないからって借金組を助けろって言われたらキレるだろう。

 

そして他クラスの生徒もポイントを貸さないだろう。ドロップアウトしそうな敵に手を差し伸べるなんて馬鹿のすることだ。

 

「結局どのクラスにも火種はあるみたいだな……まあそれは各クラスで解決すれば良い。俺は俺で勝算はあるしな」

 

一部の馬鹿は俺の存在を否定したいだろうが、否定出来ない程の差を見せつければ良い。まあそれでも喚く馬鹿は1名いるだろうけど。

 

「まあ狂夜なら負けないでしょ。それより狂夜、今日もエッチしたいけど軽井沢もするの?」

 

「たうわっ!ちょっ、ちょっとまだ心の準備が……」

 

恵は真澄からの質問に慌て出す。俺が抱かせろと頼めば抱かせてくれると思うが、今回は見送ろう。真澄とのセックスを見せるだけにして恥ずかしがる恵を見て楽しむだけで充分だ。

 

「今回はまだ良い。ただ折角だから見学してやり方を学べ。いわゆる追い回しってヤツだ」

 

寿司職人とかも先輩のやり方を見てやり方を模索するし、恵も俺と真澄のセックスをしてやり方を学んで欲しいものだ。

 

「わ、わかったわ……」

 

恵は笑いながらも小さく頷く。少しずつ従順になっているが、やはり強気な女子が従順なのは気分が上がるな。

 

俺はテンションを上げながら暫くの間、サンドイッチの具に成り切った。

 

そして風呂から上がるなり、真澄をベッドに押し倒して数時間にわたって身体を重ね合ったが、恵は真っ赤になりながらも隣でしっかり観察していたので今後も伸びていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

「じゃあ今日のHRは終わりね。鳳橋君は3時45分に第3応接室に来てね」

 

5月5日、帰りのHRが終わり星之宮が俺にそう言って教室から出て行く中、俺は教卓の前に立ち口を開ける。

 

「って訳だ。俺は今日平田と互いの両親を含めた話し合いに参加しないといけないから、勉強会は遅れて参加するが……俺のグループはプリントをやっとけ。神崎」

 

俺は近くにいる神崎に4月の範囲の総復習プリントを渡す。

 

「確かに受け取った。話し合いでは余り挑発するなよ。最後の悪あがきとして攻撃してくる可能性が高い」

 

「安心しろ。今回は俺の両親も来るからな。俺なんか両親と比べたら可愛いもんだぞ」

 

何せ親父は元武闘派ヤクザ、自身のミスの責任として自分で目を抉り取る程の胆力の持ち主で、お袋は金の回収の為に何でもやり自分の手を一切下さずに借り手を何百人も破産させた超一流の闇金業者だ。

 

加えて商売柄恨まれるので護身術や格闘技を会得しているが、下手なプロなら倒せるレベルだし。

 

「そんな訳で俺は遅れて参加するが任せたぞ」

 

俺は神崎にそう言って教室を出る。まだ時間はあるので一階の自販機でコーヒーを買いに向かう。

 

そしてポイントを払っていると櫛田と目が合って櫛田がこっちにやって来る。

 

「ねぇ鳳橋君。今日平田君の件について話し合うらしいけど、お願い!あんまり酷い事をしないで!」

 

酷い事?何を言ってんだコイツは?

 

「安心しろ。レイプの冤罪を着せようとしたお前より酷い事はしないから」

 

俺の言葉に櫛田はビクンと肩を揺らすも表情を変えない。

 

「鳳橋君は何言ってるのかな?」

 

「え?堀北の悪口を言ってるのを綾小路って奴に見られたから無理矢理胸を触らせた動画が俺の部下から送られてきたんだよ。ほら」

 

言いながら俺は携帯を操作して松下が入手した動画を見せる。既にバックアップはある。

 

画面には堀北を罵倒したり、綾小路の手を掴んで自身の胸を触らせる櫛田の動画が流れる。

 

それによって櫛田の顔は真っ青になる。今にも死にそうな表情だ。まあ罵倒は兎も角、綾小路に対する行為は紛れもない犯罪行為だからな。

 

「さて、俺はこれから話し合いだがこの動画を教師に見せようか?それとも綾小路にこの動画送って警察に被害届を出してお前の両親相手に示談をするべきとアドバイスをした方が良いか?それとも校内ネット掲示板に晒し上げた方が良いか?」

 

「やめて……「敬語」お願い、します……」

 

櫛田は軽い冗談を真に受けて敬語で懇願してくる。

 

「ま、今後の働き次第だな。とりあえずウチのクラスの生徒に必要以上の接点を持たないようにしろ。それが最低条件だ」

 

コイツがウチのクラスの人間と仲良くし過ぎて情報や弱点を知られたら面倒だから釘を刺しておく。大半の相手なら性奴隷にするが、コイツを奴隷にするには後数枚カードを準備してからだな。

 

「(コクッ)」

 

「結構。じゃあまた機会があれば連絡するから」

 

俺の命令に櫛田は震えながら頷くのでコーヒー片手にこの場を去る。さて、次は平田とその両親との話し合いだが頑張らないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どうしよう。鳳橋を退学させようにも鳳橋は私以上の屑だから下手な謀略は使えないし、鳳橋以外にも動画持ちはいるらしいし……あぁ、もう!よりによって今まで見た中でも最低最悪の男の手に渡ったのよぉ……!」

 

オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?

  • アリだ。雌犬にしてやれ
  • アリだけど程々に
  • 無しで
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