守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
クラスメイトに今後の説明をした俺は教室を出て図書館に向かう。理由は特にない。強いて言うなら今日まで働いたから静かな場所で本を読みたくなったからだ。
図書館に入った俺は入り口付近にある新刊導入リストがある掲示板に向かう。
「おっ、富谷の作品が2冊とも置かれてるのか」
この作家の推理小説は面白く、2週間前にシリーズものと短編集の2冊同時に発売されたのだが、テスト勉強を見るのが忙しくてまだ見てないのだ。
しかし図書館にあるなら借りるしかない。流石国が力を入れる学校だけあって置かれるのも早いな。
俺は嬉しく思いながら新刊コーナーに向かい、シリーズものの作品に手を伸ばすが、横から手が出てきて俺の手は本ではなく手を掴んでしまう。
「「あっ……」」
隣を見れば銀髪ロングの可愛らしい女子がいて、手を本に触れていた。
「悪い、それはお前が借りてくれ」
「良いのですか?貴方も借りたいのでは?」
「借りたいがお前の方が先に触れたからな。その代わり短編集の方は借りて良いか?」
横にはシリーズものだけではなく短編集も置かれている。
「わかりました。ちなみに読むとしたらどのくらいで読み終えますか?」
「まあ1日か2日だな」
「私もです。でしたら互いに借りて、図書館に返す前に交換して貰えないでしょうか?」
そんな提案をしてくる。まあ第三者に借りられるより良いだろう。
「わかった。じゃあ2日……念の為に3日後に交換しよう。それで良いか?」
「はい。宜しくお願いします……あ、自己紹介をしますね。1年Bクラスの椎名ひよりです」
Bクラス……龍園のクラスだな。
「Cクラスの鳳橋狂夜だ。宜しく」
「鳳橋……ああ、龍園君が何回か口にしていましたね」
「長い付き合いだからな」
「そうなのですか。龍園君の友人ですから本を読まない人だと思ってました」
「アイツは漫画しか読まないからな。俺は漫画も本も読む」
エロ本は読まない。抱く相手なんざ中学時代に何十人もいたし、わざわざ自慰行為をする必要性がない。
「なるほど。しかしこの作家の作品は好きなのですか?」
「犯人の動機が下らないけど、その下らない理由の為に壮大なトリックを仕掛ける所がな。前半は緊迫して、思わず笑ったり気が抜けちまう」
「わかります。大学教授暗殺事件編なんて殆ど完璧犯罪なのに、動機がテスト用紙の奪取の為ですから、最後に気が抜けました」
「アレは確かに気が抜けたな。他にも証拠品消滅事件編の犯人の動機が、ハンガーを投げられたからって犯人が言った場面を読んだらお茶を噴いちまった」
「それはお気の毒でした。しかしそのような動機による事件は現実では起こらないで欲しいです」
「違いない」
そんな風に椎名と本について暫く語り合うが、金やエロや打算などが絡まない会話なんて久しぶりだからか、何というか落ち着くな。偶にはこうやって穏やかな会話をするのも悪くない。
そんな風に話しているとチャイムが鳴る。これは5時を告げるチャイムだが1時間近く話していたようだ。
「もうこんな時間ですか。楽しい時間はあっという間ですね」
「そろそろ本を借りて出るぞ。図書館は5時半で閉まるからな」
言いながら本来の目的の本を借りて椎名と並びながら図書館を出て寮に向かう。
「あ、連絡先を交換しませんか?読み終わった時に連絡出来ますし、またお話をしたいです」
「別に構わないぞ」
別れ際、俺と椎名は連絡先を交換する。Bクラスの生徒と連絡先を交換したのは龍園と椎名だけだ。
登録を済ませた俺達はエレベーターに乗って、俺の部屋がある階で別れて俺は自室に戻る。
そしてベッドに寝転んで本を読み始めるが、何故かいつもよりスラスラと読める。
「不思議な女だな……」
俺から見て椎名ひよりはかなりの美少女でスタイルも悪くなかったが、どうにも性欲が湧かず、平和な気分を感じた。ああいう女とは初めて会うが、不思議な縁だし彼女との関係は大事にしておくべきだろう。
そんな風に考えてるとインターホンが鳴るのでベッドから起きてドアを開ける。
「誰だ……って恵か。何か用か?」
「や、アンタが今日あたしを抱くって言ったんじゃん。あ、あたしだって覚悟は出来てるから」
そうだった。馬鹿どもとの取引などのインパクトの強さによってすっかり忘れていた。
「済まん。とりあえず上がれ」
言いながら恵を部屋に上げる。
「疲れてるみたいだしハーブティーでも入れるか?」
「お願い。本当、あの馬鹿共はムカつく。退学させてくれない?」
「池と山内か?」
昼休みの態度を見る限りあの2人以外あり得ないだろう。
「加えてあの赤ゴリラもよ。アイツ退学回避した際に狂夜の事に対して不満をぶつけてそのまま教室から出て行ったのよ。アンタの提示した契約を結んであげたあたし達に礼の一つも言わないで」
うわーお。真面目組は今年度のプライベートポイントを犠牲に助けてやったのに礼をしないのかよ。
「疑問なんだが、お前のクラスの屑ってレベルが凄すぎじゃね?」
マジで。
「だよね。あの3人は何で入学できたんだろ。この学校の選考基準はふざけてるのかな?」
確かにDクラスの生徒には小学生レベルの馬鹿がいるし、明確な証拠はないが暴力事件を起こしまくった龍園や野球賭博の胴元をやりつつ借金返済を放棄した馬鹿どもを破滅させた俺が入学できる時点でこの学校の生徒の選考基準は意味不明である。
「その辺りも学校生活が進むにつれてわかるかもな。あ、それとポイントに困ったら言え。毎月最低3万は出してやる」
「ありがと。後さ、期末試験でも勉強を教えてくれない?その時はボーナスポイントを得られるくらいまで伸ばして欲しいの」
「別に良いが報酬として丸一日セックスな?」
「たうわっ!どんな要求よこの変態!」
恵は真っ赤になって怒る。そんな怒りっぷりを見て可愛いと思いながらハーブティーを差し出す。
恵は不満そうにしながらもチビチビ飲むが小動物みたいで保護欲を駆り立てる。
そして全て飲み終えたのを確認した俺はそのまま恵をベッドに連れてそのまま押し倒す。
「きゃっ!」
「さあ最後の確認だ。恵、これからお前は一生俺の所有物として生きてもらう。その証としてお前の純潔を奪うが、それはお前の口からハッキリと言え」
言いながら顎を掴み、拒否権は許さないとばかりに強く睨む。そんな俺に対して恵は……
「うん……あたし、軽井沢恵は鳳橋狂夜の所有物として全てを捧げます。その証明として、あたしの処女を奪ってください……」
「さて伊吹。今日は首輪を付けてノーパンで散歩するぞ」
夜10時、龍園翔は言いながら首輪をセフレである伊吹澪の首につける。
「なっ!龍園アンタ!私の尊厳を徹底的に破壊するつもり?!」
「何言ってんだ?お前が自分からペットになる事を希望したくせに」
龍園は携帯を取り出して操作すると……
『なるぅ!私ぃ!龍園のペットになるから思い切り可愛がってぇ!』
そんな音声が流れ伊吹は真っ赤になる。
「わかったら行くぞ。さっさと下着を脱げ」
「馬鹿、屑、変態……アンタって学校一の変態よ」
そんな風に毒づきながら青のショーツを脱ぐ伊吹に龍園は首を横に振る。
「いや、俺以上の変態はいるぞ。隣の部屋にな」
龍園がチラッと隣の部屋と面する壁を見る。壁の向こう側では……
『あぁんっ!きょうや!きょうやぁ!』
『きょうやとのエッチ、凄いんぁ!』
『これからはわぁ!あたしをペットとして!メチャクチャにしてぇ!』
『しゅきっ!きょうやにいじめられるのだいしゅきぃ!』
女の嬌声が聞こえてくる。明らかに調教されているのが丸分かりだ。
そもそも龍園も狂夜から女の調教方法を習ったのだから変態度は狂夜の方が上だ。
(今度、アイツのペットと一緒に伊吹を散歩させてみるか)
龍園はそんなことを思いながら鎖で伊吹を引っ張りながら夜の学校に赴くのだった。
「ふぅ……気持ち良かった。ねぇ、これからも一杯性欲をぶつけてね?あたしは狂夜の所有物だから」
翌朝、裸の恵が情欲に満ちた表情でそう言ってくるが、当然そのつもりだ。Dクラスの纏め役としても価値があるし、女としても価値がある。
真澄もそうだが入学して直ぐに良い女を確保出来たのは幸先が良い。これからも順調に俺の財布と性欲を満たしたいものだ。
俺は恵にキスをしながら今後の予定を考えるのだった。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで