守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
山内と真鍋の事件が公開されてから数日、土曜日を迎えた。
俺はといえば1人でケヤキモールに向かっている。今日は何となく1人で過ごしたい気分だからだ。
ケヤキモールに続く道では沢山の学生がいるが全員楽しそうだ。やはり休日というのは誰からしても歓迎するべき存在のようだ。
そしていざケヤキモールに入る。今日は本とかゲームとかを買う為にやって来てはいるが、特に明確な目的はない。
最初に近くにある本屋に入り、漫画や小説を手に持って会計を済ませる。
そして店を出ようとしたが、グラビア雑誌が置かれている場所にて問題を発見したので近づく。
「何をしている馬鹿」
「っ!鳳橋っ!何でここにいるんだよっ?!」
そこにいたのは池だったが、俺を見るなり敵意を剥き出しにしてくる。
「俺が何処にいようが俺の勝手だ。それよりテメェはビニール紐を外すな」
あろうことかコイツ、グラビア雑誌にかかったビニール紐を外していたのだ。ビニール紐は2つを十字に付けてあるが、池は1つを外している。
「う、煩えよ!元はと言えばお前が俺を嵌めたのが悪いんだろうが!」
「何言ってんだお前?元々お前を含めたDクラスの足手纏いが授業中に騒いだのが悪いんだろうが」
千秋から聞いたが、三馬鹿はかなり酷かったらしいからな。
「お、俺だけじゃねぇよ!他の連中だって騒いだからな!」
「どのみちお前も原因の1人らしいじゃねぇか。何にせよ今から店員に突き出すから来い」
言いながら池の手首を掴み引き摺る。
「離せよ!俺は痛たたたたたっ!」
多少力を込めると池は絶叫するが、それを無視してレジの方に向かう。
「あれ〜、鳳橋君じゃない。池君引っ張って何やってんの?」
と、ここで入り口付近からそんな声が聞こえてくる。
「三十路か。丁度よかった。この馬鹿、雑誌にかかったビニール紐を外してたから店員に突き出すんだがテメェも来い」
そこにいたのはウチの担任の星之宮こと三十路宮だった。
「だから三十路呼びはやめてくれないかなぁ……!で?池君はまたやったの?」
「また?おい四十路、コイツは前にもやったのか?」
「星・之・宮!」
大声で叫ぶな。耳が痛くなる。
「へいへい。で?コイツは前にもやったのか?」
「……5月の中頃にね。最初は初犯だからって注意で済ませたけど、またやったのなら罰も考えないといけないね。何にせよ店員さんに報告しないと」
「待ってくれよ!魔が差しただけだから「黙れ」がぁぁぁぁぁぁぁっ!」
池は抵抗をするが、俺が手に力を込めると池は絶叫を上げながら膝をつく。
「抵抗力を奪うのはありがたいけど、怪我をさせたら君にも罰が下るからね」
「加減の仕方については問題ない。それよりさっさと引き渡すぞ」
言いながら俺は池を引きずって近くの店員に引き渡す。店員はまたかと呆れ顔全開にしながら池を事務室の方へ連行していく。
「いやー、相変わらずDクラスはトラブルを起こすね」
「かもな。まるでところ構わずゲロを吐くウチの担任みたいだな」
「あぁ?」
うおっ、今の低い声には少し驚いたぞ。星之宮を見れば先程より殺意を剥き出しにする。
「事実だろ。生徒の模範となるべき教師がしょっちゅう二日酔いってどうなんだ?」
「うぐっ。それを言われたら返す言葉はないけどさ……でも生徒の模範となるべきなのは教師だけじゃなくて生徒会もじゃん」
「そうだな。だからこそ生徒はあらゆる面で貪欲になる為に、俺を模範とするべきだな」
「本気で言ってる?」
「当たり前だろ。今日本では若者の消極性が問題になってるからな。俺みたいにグレーなやり方をやれとまでは言わないが、もう少しハングリー精神を持たせようとするのは必須だな」
実際俺の両親も最近の若者は「積極性がない」とか「俺が若い頃は、若者達は進んで鉄砲玉をやっていた」なんて言っていたからな。
「まあそうだけどさ……」
「まあ他クラスが積極的にならないならそれで良い。それならそれで俺の資金源になって貰うだけだ」
「相変わらず他人を道具みたいに見てるね」
「男をATMとしか見てないテメェよりマシだ。俺はもう行く。またな四十路」
そう言ってから俺は本屋を出る。
「鳳橋狂夜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
背後から行き遅れの怒号が聞こえてくるが気にしないでおこう。俺は別にありのままの事実を口にしただけだからな。
そして次は電気屋に向かっていると、前方から見知った顔がやって来る。
「あれ、狂夜君も買い物?」
前方からやってきたのは麻子と夢と一之瀬だった。3人で買い物をするのはおかしくないが、少し離れた物陰では白波がコッソリこっちを見ているが、ストーカーとか洒落にならないな。
「まあな」
「今さっき星之宮先生が鳳橋君の名前を叫んでだけど、何をしたの?」
「ん?実はだな……」
俺はさっきの出来事を話す。
「またDクラス?本当に問題ばかりを起こすんだから」
「問題を起こすのはDクラスじゃなくて須藤、池、山内の3人だろ。他は授業中に騒いだくらいで、明確な問題を起こしてないし」
須藤、池、山内については1人あたり2日に1回は必ず生徒会に苦情が寄せられるが、他のDクラスの生徒については2週間に1回あるか無いかだし。
「というかお前らは何を買いに来たんだ?」
「え?い、いや、ちょっとね……」
一之瀬はバツの悪そうな表情を浮かべる。
「私達は下着を買いに来たんだよ」
「帆波ちゃんは成長が止まらないし、私と夢ちゃんは狂夜君に揉まれまくってるからなのか大きくなったんだよ」
「ちょっ……」
夢と麻子が普通に返し、一之瀬は焦るが下着を買うくらいでそこまで焦るなよ。
「そうか。折角だしエロいのを買え。今夜はお前ら2人を抱くから」
「え?本当?やった♡」
「一杯気持ちよくしてあげるからね」
俺の要求に麻子と夢は嬉しそうに顔を綻ばせる。それに対して一之瀬は恥ずかしそうに真っ赤になりながら俺達3人を見てくる。
「……やっぱり2人とも鳳橋君とエッチしてる、んだ?」
「まあね。狂夜君のエッチ、凄く気持ち良いよ」
「今度帆波ちゃんもしようよ。一度したら病みつきになるよ」
「にゃっ?!いきなり何を言ってるの?!」
麻子が誘い、一之瀬は焦りだす。
「まあ落ち着け。一之瀬についても食いたい気持ちがないわけじゃないが、無理に誘うな」
「んなっ!」
一之瀬は更に焦りだすが、お前は自分の身体の需要を理解しろ。男子の大半が抱きたいと思っているだろう。
「あ、帆波ちゃんを食べるつもりはあるんだ」
「それは良いけど、あんまりセフレを増やさないで欲しいな。私達に割り当てられる時間が減るから」
まあそう言われても仕方ない。現時点で俺は真澄、麻子、夢、恵と4人を食ってるし、坂柳についてもアイツの身体次第で食う予定だからな。
「一応考えとく。何にせよ今夜は楽しみにしてる」
「うん、楽しみにしていてよ」
「一杯気持ちよくするからね」
「ああ、じゃあまたな」
そう言ってから俺は3人の横を通り過ぎて次の目的地の電気屋に向かうのだった。
ケヤキモールの警備員用の事務所に白波のストーカー行為を通報しながら。
「なんで、何で帆波ちゃんは私じゃない人と下着を買いに行くの……?」
ランジェリーショップ前にて白波千尋は歯軋りをしながら、店に入る帆波と麻子と夢を見る。
自分以外の人間が帆波と遊ぶのは納得がいかない。まして人間の屑の狂夜と仲の良い人間となんて許されない事だ。
白波はイライラしながらランジェリーショップに向かう。どさくさに紛れて帆波を連れ出すつもりだった。
しかし……
「白波千尋さん。ちょっと良いかしら?」
背後から声をかけられたので振り向くと女性警備員が2人いて……
「何でも女子3人をストーキングしてるって通報があって来たんだけど、話を聞かせて貰えるかしら?」
任意同行を求めてくる。これには白波も焦りだす。
「ち、違います!私が追いかけてるのは1人だけです!」
そして自爆してしまう。警備員も鋭い眼差しになる。
「ちょっと事務所に来て貰うわ。逃げるなら学校側に報告するから」
警備員は白波を挟んで事務所に向かって歩きだす。
(何で?!何で私がこんな目に?!帆波ちゃんと一緒に居たいだけで、私以外の人が帆波ちゃんといるのが悪いのに!)
白波は連行されながら理不尽な怒りを宿すのだった。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで