守銭奴、実力至上主義の学校に入るってよ 作:トラファルガー
「皆、ちょっと良いかな?」
入学して1週間、朝のHRが終わり、授業の準備をしたタイミングで一之瀬が呼び止める。
「どうしたの帆波ちゃん?」
「皆に言いたいんだけど、授業は真面目に受けるように注意しない?先生が注意しなくても迷惑に思われてるかもしれないし、授業を真面目に受けないとテストの時に大変だし、ね?」
そんな風に言う一之瀬。クラスポイントについて気づいているかはわからないが、言っている事は紛れもない正論だし、言い方も命令口調ではなく諭すような言い方だし、今日以降は普段より遥かに静かになるだろう。静かにならなかったら奴が浮くのは間違い無いからな。
(けど、Dクラスは悲惨だろうな)
昨日授業中に腹が痛くなったのでトイレに向かったが、Dクラスのドア窓から覗いたら授業中なのに馬鹿騒ぎや携帯いじりや昼寝は当たり前で、馬鹿面浮かべた赤髪の男は3時間目に登校して、席に着くなり爆睡していた。
俺が通っていた不良中学より世紀末で来月のクラスポイントは多分0だろう。少なくとも俺が教師なら0ポイント評価をつけるわ。
(しかしそれならそれで構わない)
馬鹿とハサミは使いようというが馬鹿は利用次第ではこちらにとって莫大な儲けになるからな。
「そうだな。後になって自分に負担がかかるのも嫌だしな」
「だよね。真面目に受けよっか」
そこまで考えていると一之瀬に賛成する声が上がる。まあ俺としても授業中に俺の近くで駄弁っていた白波、網倉、小橋のトリオは煩かったので静かになるのはありがたい。
そして始業のチャイムが鳴るので一之瀬が席に戻り授業が始まるが、一之瀬のアドバイス通り皆が静かになった。
こうなると今後クラスポイントの減少は大幅に減るだろう。クラスポイントがどのくらいの勢いで減らされるかわからないが、5月までに600以上残っていたらラッキーだろうな。
数時間後……
「いよいよプールだ。一之瀬のスク水が見れるな」
「だよな。安藤とかもめちゃくちゃデカいし楽しみだぜ」
体育の時間となる。体育は水泳が行われるが男子更衣室ではそんなエロトークが行われている。まあ一之瀬や安藤の胸は高1にしてはクソデカいから気持ちはわからんでもない。
真澄も割と巨乳でスタイル抜群だが、スタイルは劣っている。まあ真澄の魅力は身体より抱いている時の反応だ。普段クールな真澄は俺に抱かれている時は牝の表情で嬌声を口から出しまくっているが、ギャップがあって最高だ。
しかしだからってあそこまで騒ぐのはどうなんだ?万が一女子に聞かれたらドン引きされる可能性が高いだろう。
俺はボンヤリとそう考えながら着替えて更衣室から出るべくドアを開けると……
「おい鳳橋。何だよその傷?!プールに入って大丈夫なのかよ!」
そんな声と共に注目が俺の上半身に集まる。俺の身体には切り傷や打撃痕が残っている。中学時代に借金を踏み倒そうとする馬鹿共に付けられた傷であるが、第三者からすればかなり痛々しいだろう。
「問題ない。見た目はショッキングだが既に完治した傷だ。特に運動の際に支障は出ない」
「そ、そうか……」
「それよりさっきから女子の身体の話をしてるが更衣室から出たらやめろよ。俺も同類と思われたくない」
話すなとは言わないが女子がいる場所で話したら揉め事の火種になりかねない。
「え?あ、ああわかった」
「流石に女子前では話さねーよ。けど鳳橋は興味ないのか?」
「女子なんか何十人も抱いたし、今更スク水程度じゃそこまで興奮するとは思わねぇよ」
スク水プレイなんて飽きる程やったしな。
「なんじゅっ……!」
俺の言葉に男子が絶句するが、これ以上話す必要はないのでそのまま更衣室を出ると……
「……ん?その面見る限り聞いていたか?」
隣にある女子更衣室の入口付近でスク水を着ている一之瀬が茹蛸のように真っ赤になって俺を見てくる。
多分更衣室から出る為にドアを開けっぱなしにしていたので、着替えを終えたコイツらが聞いたのだろう。偶然とはいえ、さっき注意した事を俺がしてしまう事になるとはな。今後は気をつけないといけない。
しかし……
「おい。いつまでも突っ立ってないで通してくれ」
「……はっ!ご、ごめん!直ぐに退く……って!そうじゃなくて、今の話が本当なら良くないよ!」
一之瀬は真っ赤になって注意してくるが……
「何でだよ?強姦したならまだしも、全員からちゃんと同意を貰ってから抱いたぞ」
まあ一部の女については最初は嫌がり強引に同意を取らせたが、最終的には快楽落ちさせたけど。
「で、でも1人を選ばないのは不誠実じゃないかな?」
「不誠実?何をもってそう口にする。俺は隠れてコソコソなんかしないで、複数の女子と関係を持っているって公言したし、ある意味誠実だろ」
「なっ……!」
俺の言葉に一之瀬は衝撃的だったのか口をパクパクする。そんな純情な一之瀬を見ると嗜虐心が生まれたので耳を寄せて……
「そういった話には慣れてないようだが、男を知りたいならいつでも教えてやるよ」
そう口にする。1日あれば誰でもセフレに出来る自信がある。
すると一之瀬は更に真っ赤になって……
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
物凄いスピードでプールに向かって走り去っていった。軽い冗談だがあそこまで純情とは思わなかったぞ。
内心呆れながらも俺もプールに向かって早足で向かう。その後、クラスメイトらが一之瀬に何があったのか聞いていたが、一之瀬は先生が来るまで真っ赤になりながらも何でもないの一点張りを繰り返すが、時々俺を見てきたので一部には勘付かれただろう。
男子も興味深そうに俺を見て一部が話しかけようとするが、その前に体育の教師がやってくる。
「おーし、全員集合しろー」
集合がかかるので俺達は集まる。
「見学者は思ったより少ないな」
言われて見学席を見ると女子が3人くらいいるが、他のクラスはもっと多かったのだろうか?
「早速だが、実力をチェックしたいので、準備体操してから泳いでもらうぞ」
「あ、あの、俺あんまり泳げないんですけど……」
すると男子の1人が手を挙げてそう口にする。
「安心しろ。俺が担当するからには、夏までには泳げるようにしてやる」
「別に泳げるようにならなくても良いですよ。海なんて行けないですから」
「そうはいかん。今は苦手でも夏までには克服させる泳げるようになれば、必ず役に立つ。必ずだ」
随分と必ずという言葉を強調するな。しかも役に立つってクラスポイントが関係してるのか?
「じゃあ試しに皆で順番に泳いでみろ」
そう言われたので俺達は順番に入って泳ぎ始めるが、久しぶりに泳ぐので慣れるのに時間がかかる。
そしてプールが上がり全員が1回だけ50メートル泳ぎ終える。
「良し、とりあえず、ほとんどの者は問題なく泳げるようだな。よし、じゃあ競争をするぞ。男女別50m自由形だ。最初に全員泳いだ後、タイムの速かったもの上位5人で決勝を行う」
「きょ、競争!?」
泳ぎが苦手な生徒が悲鳴をあげるが先生は御構い無しだ。
「最もタイムが良かった者には、先生から特別に5000ポイント支給しよう。その代わり、男女ともに最下位のやつは、放課後に補習を受けてもらうからな」
良い事を聞いた。どうやら教師はポイントについて融通がきくようだ。つまり自身の得意分野を活かす際に教師に「好成績ならポイント寄越せ」って交渉出来るって事だ。
(あの行き遅れの弱みを握って奪いに行くのも悪くないな)
そう考えながら俺は教師の呼び出しに従ってスタート台に立って、合図と共に飛び込んで泳ぎ始める。
結果的に上位5人には入ったが、1位と2位は水泳部所属の2人で俺は3位だった。やはりその道のエキスパートは強いな。
しかし俺にとっては教師がポイントの融通を効けるって事実を知れたので、それだけで充実した授業だったと断言出来るだろう。
オリ主と真逆の考え方を持つ一之瀬、徹底的に貶めてから逆らえない奴隷にするのはアリか?
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アリだ。雌犬にしてやれ
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アリだけど程々に
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無しで