メイルゥと行為を終え、翌朝、起きると、メイルゥはまだ俺の腕のなかで寝ていた。本当にこんな小さい子と俺は昨日あんなことをしたのか。とぼうっとしながら、眠るメイルゥの顔を見つめる。とても気持ち良さそうに寝ている。こうしてみると、ただの子供のようだ。しかし、昨日俺は彼女の口内に射精した。彼女はその幼い外見に似つかないテクニックで、俺の肉棒に奉仕した。昨日二回もしたというのに、勃起をしそうになっている自分に気づく。そして、昨日の様子なら、また今日もしてくれるんじゃないか、と考えている自分にも気づいた。
(いやいや、昨日の今日でまたやらせるとか、俺はどれだけ性欲大魔神なんだよ!相手はモンスターとはいえ少女だぞ!)
頭を振って、雑念が晴れるように祈る。昨日はいっときの気の迷いで起こったことで、もう間違いは起こすまい、と決意する。
「んぅ……おはよう、マスター」
腕の中で、メイルゥが目覚める。
「おはよう、メイルゥ」
「昨日は凄かったですね……♡マスターのおちんぽ、ガンガン私の喉の奥をついて……」
恍惚とした表情で、メイルゥは語る。その表情は年ごろのあどけなさが残るものではなく、淫靡な、娼婦のようなものだった。
「マスターの精子、すっごく濃くて、すっごい臭いで……今でも喉から臭ってきます♡」
振り払おうと思っていたのに、メイルゥの言葉で、煩悩に火が灯る。すぐにでも、メイルゥの口に自分の陰茎をねじ込みたい欲求に駆られていると、
「起きていますか……マスター、メイルゥ」
背後から声がして、体から血の気が引く感じがした。例えるならそう、実家の布団、一人オナニーをしているとき、ふと、ノックもなしにドアが開いた時のような、あんな感じ。そうだ、ここにいるのはメイルゥだけじゃない。ハゥフニスも、シェイレーンもいるんだ。
「おはよう!ハゥフニス」
メイルゥは俺の腕の中から首を伸ばし、俺の背後にいるハゥフニスに挨拶をする。メイルゥがとくに何もない様子で会話しているのを見て、俺も普通にしなければ、と思い、メイルゥを抱いていたのを放し、寝返りをうってハゥフニスの方を向く。
「おはよう、ハゥフニス」
なるべく平静を保ちながら、ハゥフニスへ挨拶をする。メイルゥに手を出したことが知られるか……
「昨夜はお楽しみだったようですね……」
しかし、俺の些細な努力虚しく、ハゥフニスに一秒で看破されてしまった。どうして、と心中嘆く俺の顔を読んだが如く、ハゥフニスは言う。
「下半身丸出しでメイルゥと寝てたら、誰だって気づくと思います……それに、そんなに大きくして……」
ハゥフニスが指差した箇所には、確かに丸出しの俺の勃起した陰茎が鎮座していた。そうじゃないか、昨日服を着ないで寝たから、何も隠れているわけないじゃないか。
「今から本番……しちゃいます?マスター?」
後ろでメイルゥから蠱惑的にそう囁かれ、陰茎をビクつかせてしまうのを、ハゥフニスは冷えた目で見つめる。それが恥ずかしくて、俺は顔を手で覆った。
ふぅ、とハゥフニスはため息をついて、俺の陰茎を指で弾く。ぴん、と弾かれた陰茎はぶるぶると、震えた。
「マスターがそこまでお盛んだとは、思わなかったです」
そう言うハゥフニスの声は、呆れてはいるものの、本気で軽蔑している、ようなものではなかった。
「メイルゥ、交代です」
「はーい」
俺の後ろにいたメイルゥは、ちゃぽん、と音を立ててどこかへ行ってしまった。代わりに、ハゥフニスが俺の目の前に寝転んだ。ふぅ、と深呼吸すると
「改めまして、お会いできて光栄です……マスター」
そう言って微笑んだ。
「俺もこうやって会えて嬉しいよ。ハゥフニス」
「さて……メイルゥもいなくなったし、聞きますが……昨日はお二人で、ナニをされていたんですか……?」
「えっ」
まさかそんなことを聞かれるなんて微塵も思っていなかった俺は、固まってしまう。ほおを染めながら、ハゥフニスは続ける。
「その……さっきはあんなこと言ってしまったんですけど……私も……マスターのことは……好ましく思っていますので……」
「そ、そう。ありがとう、嬉しいよ」
カードにある姿を愛でるわけじゃなく、こうやって直接のやり取りをしている今でもティアラメンツ達のことが好きなのは変わらない。それでも、向こうから好意を伝えられるのは、なんとも小っ恥ずかしい。
「その……マスター。抱きしめてもらっても、良いでしょうか……?」
上目遣いで、お願いされたので、そっと抱きしめる。ハゥフニスの細い腰に両手を回すと、彼女も俺の背中に両腕を回してきた。
「その……マスターには、何も言ってなかったと思うんですけど…私たち、あるとり決めをしていまして」
「とりきめ?」
「はい、順番で一日ずつ、マスターと二人きりになれる。というとりきめです」
「じゃあ、今日はハゥフニスってこと?」
「はい。そうですね。明日はシェイレーンです……マスターと触れ合うのが一番最後になってしまったので……明日はすごいと思います……」
すごい、と言うのがなんなのかは、聞かない方がいい気がした。
「でも……今日は私の日ですので……私だけを……見ていてください……」
そう言って、俺の腕の中で微笑むハゥフニス。イラストだけでは知らなかった彼女の表情は、とても愛らしい。こんな可愛い顔をされて、断ることはできないだろう。
「うん、努力する」
俺がそう言うと、ハゥフニスは目線が俺と同じ高さになるように、体を動かした。
「では……誓ってください……口づけを……私に……」
目を瞑り、唇を差し出すハゥフニスに、ゆっくりと唇を重ねる。誰かとキスするのなんて、初めてな気もする。キスよりもフェラが先、と言うのは可笑しな話だとも思うが。
十秒よりも長い時間を得て、ようやく唇を離した。ハゥフニスは唇なぞり、上目遣いで「もう一度……お願いします……」と言ってきた。
彼女の要望に応えるため、もう一度唇を重ねる。今度はハゥフニスが俺の後頭部を抑えて、唇を離さないようにしてくる。お互いに強く唇を押し付けあうようにキスをした。
「あぁ、そうでした。メイルゥとどこまでいったのかを聞いていませんでしたね……」
そういえばそんなことを言われていた。ハゥフニスの方を見ると、じーっと食い入るように俺の目を見つめている。
「その、フェラをしてもらった」
その視線を向けられることが妙にいたたまれない気持ちになったので、つい話してしまった。
「フェラだけですか?」
「うん。二回……」
回数まで答えなくていいと思ったが、つい口から漏れてしまった。
「そうですか。では、本番もしていないと?」
「まぁ、そういうことになるね」
「そうですか……」
それきり、ハゥフニスは俯いて何かを考えはじめた。ぶつぶつと独り言が聞こえてくるが、何を言っているかは分からなかった。やがて決心がついたのか、こちらの方をむくと、唇を合わせてきた。
「んむっ!?」
ただし、今度は唇が重なる瞬間にハゥフニスの舌が、俺の口内へ滑り込んでくる。ハゥフニスの舌が俺の舌を捕まえると、すぐさまハゥフニスによる口内の蹂躙が始まった。お互いの唾液を舌に塗り込むように、ハゥフニスの舌先は俺の舌をぐりぐりと弄ぶ。やがてそれに満足すると、今度は歯を一本一本、丁寧になぞられる。呼吸をしようと思っても、後頭部をがっちり押さえつけられているため、鼻から精一杯空気を取り入れようとするしかない。
一分や2分では収まらない時間を得て、ようやくハゥフニスから解放される。
「ふふ……大きくなってしまいましたね?マスター」
ハゥフニスに指摘された通り、俺の陰茎は痛いくらいに勃起していた。ハゥフニスは妖艶な笑みを浮かべ、両手に唾液を垂らした。
「まずは……マスターに気持ちよくなって貰いたいので……」
ハゥフニスは涎で濡れた小さな指で俺の肉棒を扱きはじめた。絶妙な力加減でぬるぬると滑る指に俺は思わず吐息を漏らした。
「気持ち良さそうですね……マスター。私の手、気持ちいいですか……?
ふふっ、聞くまでもなさそうですね……」
ハゥフニスの言う通りだった。呻き声をあげながら、下半身から駆け上がってくる快感の波に呑まれている。そこへさらに、ハゥフニスによるキスが加わった。
「はむっ、じゅるっ、じゅるるっ。んーー♡」
口の中に舌を突っ込まれ、垂れる唾液を啜り取られ、舌を擦り合わせ、濃厚に口づけをする。お互いに唇を話すことはなく、荒い鼻息がお互いの顔にかかる。
「ふーっ、ふーっ、じゅるっ、んむっ」
少しの休憩ののち、また、ディープキスは再開される。その間も手コキは続いており、上からも下からも、グチュグチュと卑猥な音が響いた。俺とハゥフニスのいる布団の中は、俺たちが放つ熱気でどこまでも熱くなっていた。
際限なく高まる熱とともに、マグマのような滾りが竿からほとばしる。ビクビクと震えて、射精以外のことが、まるで頭から消え去る。ハゥフニスの手は、亀頭から竿の根元までを行き来し、根元から先へと向かっていく度に、精液が先へと登るような感覚を覚える。
「じゅるるっ」
と、ハゥフニスの唾液を吸った瞬間、俺は射精した。
「ぷはっ……はーっ、はーっ」
「はぁ……はぁ……」
興奮した心臓の鼓動が痛い。射精の余韻に浸りながら、もう一度ハゥフニスにキスをしようとしていると、ハゥフニスの顔が変なことに気づいた。何故か、呼吸が荒いのだ。ともすれば、今射精したばかりの俺よりも。俺がハゥフニスを心配するよりもはやく、ハゥフニスは話す。
「ごめんなさい……マスター。私、抑えられなくて……マスターに気持ちよくなって欲しいって言いながら……つい……」
そう言って、ハゥフニスは俺の手を自分の性器にあてがう。粘り気のある液体で濡れた彼女の手は、俺の精液でも、彼女の唾液でもない、別のナニかで濡れていた。
「その、1人で……おまんこ……弄ってました……」
ぐちゅ、と音を立てて、俺の指が女性器に沈む。「あっ」と喘ぎ声をあげて、ハゥフニスは身体を震わせた。少し指を動かしてやれば、降水のような愛液と、彼女の嬌声が漏れる。俺はすぐさま、指を引き抜いた。
「あっ……」
嬌声ではない、名残惜しそうな声が漏れる。
「ハゥフニス」
俺が彼女の名前を呼ぶと、彼女は俺の意図を察し、すぐさま蠱惑的な笑みを浮かべた。
「はい……どうぞ……マスター♡」
彼女の手に導かれ、陰茎は彼女の秘所の入り口へと着く。くちゅ、と音を立てて彼女の中へと侵入するや否や、俺は一息に彼女の奥まで陰茎をつき入れた。
「あっ……」
喘ぎ声になったのはそれだけだった。それ以降、ハゥフニスがあげたのは、悲鳴のような叫び声。しかし、それは決して耳障りなものではなく、むしろ興奮を掻き立てるスパイスにしかならない。
だからと言って、俺は突き入れた陰茎を動かすことが出来ないでいた。全体をハゥフニスの腟内に収めてから、腰砕けになりそうな快感が電流のように走り、頭の中でスパークする。少しでも腰を動かしたら絶頂してしまうのを簡単に確信できた。そしてそれは、ハゥフニスにも言えることだった。
「わたしっ、マスターのがっなかっ、入ってきてっ 子宮、マスターといっぱいキスしたくてっ」
彼女の言葉通り、亀頭に何かが吸い付いている。その感覚は、ついさっきしたディープキスの感覚のようだ。竿の全体には、ぬるぬると襞のようなものが絡みついて、優しく竿を包み込んでいる。考えうる限り、初めての快感だった。メイルゥからのフェラや、ハゥフニスからの手コキですら、児戯、それこそ前戯でしか無かったのだと知る。これが、セックス。
───────ダメだ。我慢できない。
ばちゅん。肉と肉が勢いよくぶつかる音がした。瞬間、勢いよく精が放たれる。
「ああっ♡あっ♡あっ♡」
がくがくと腰を震わせて、ハゥフニスは絶頂する。結合部から、透明な液体がぷしゅっ、と音を立てて飛び散る。
一方で、ハゥフニスの腟内も凄まじいことになっていた。襞は痙攣を繰り返し、どろどろとした液体が中を満たす。初めての腟内射精は、天にも登る心地だった。しかし、それではこの滾りは治まらない。犯したりない。嬌声が聞き足りない。まだ、精巣で作られた精液の全てを吐き出しきれていない。
がしり、とハゥフニスの小ぶりの尻を掴む。汗と手に着いた愛液のせいで、思うように掴めず滑るから、力を入れて食い込ませた。
まだ絶頂の余韻が抜けないハゥフニスは、間抜けた声で「マスター……?」と言っている。
もう一度、入口まで陰茎を戻し、奥深くへと突き刺す。今度はハゥフニスが腰を震わせることは無かった。依然腟内は震えているが。
「あああっ♡」
何度も、何度も、ハゥフニスの入口と奥とを行き来する。それは短いストロークの時もあり、長い溜めの入ったものであったりする。
「マスターっキスっきしゅして……んむっちゅっ。ちゅっ」
望み通りに、ハゥフニスの中へと舌を滑り込ませ、唾液を交換する。手コキをされてる時は良いようにされていたが、セックスが始まってからはハゥフニスが俺に甘える形になっている。無論俺も初めてなのでリードできる訳ではないが、それでも、俺が陰茎を出し入れするだけで絶頂し、呂律すら回らなくなるハゥフニスを見ると、「俺はいまこの女を征服している」という高揚感が立ち上ってくる。
ハゥフニスの右乳に手をかける。なだらかな山に指をすべらせると、ぴんと張り出した突起に当たる。俺はそれを指で摘み。引っ張ったり、くりくりと弄んだりする。
そうすると、ハゥフニスの腟内が細かく震え、陰茎を刺激する。回路で遊んでいるようだ。
「マスターっあっ♡イキますっ、あっ、あっ」
ハゥフニスが叫ぶ。腟を突かれ続けたハゥフニスの顔はとても人に見せられるものじゃない。焦点の合わない目に涙とヨダレで汚れた顔は、見る人が見ても、これがハゥフニスだと分からないだろう。
「俺もっ、もうイクっ」
「くだしゃいっ!ましゅたーのっ、いっぱい! んむっ!じゅるるっ」
ハゥフニスにキスをし、3度目の射精をする。今までで一番長く、一番勢いのよい射精だった。
ハゥフニスの絶頂は深く、俺の射精が終わっても、まだ透明な液体を噴き出していた。それに伴う腟内の収縮は凄まじく、ハゥフニスの絶頂の震えだけで、もう一度射精してしまった。
射精が終わり、陰茎をハゥフニスの腟内から引き抜くと、そこからどろりと、半固形の白濁色の液体が漏れ出てきた。漏れ出たそれは、ハゥフニスの愛液に混ざり、布団へ広がり、こびりついた。
「マスター……大好きです……」
未だ焦点の定まらぬ目でハゥフニスは呟いた。
「俺もだよ。ハゥフニス」
愛を囁き合い、最後にもう一度、触れるだけのキスをした。