性行為を終えた後、俺とハゥフニスは布団の中で未だ抱き合っていた。精液と愛液と汗で汚れた布団の中は、生暖かい空気と生臭い匂いが充満していた。
「マスターは……ケダモノですね……」
ハゥフニスにそう言われても、俺にはあまり自覚がなかった。
「私に手でされてる時はされるがままだったのに……セックスになった瞬間にあんなに激しく……」
「やめてよ、恥ずかしい」
言われてみて初めて思い出した。確かに自分でもちょっと引くくらいに激しかった気がする。
「私がイってもお構い無しに子宮をガンガンと突いて……あんなに沢山射精して……」
情事が思い出されてまた勃起そうになるが、散々射精したので半勃ちにしかならない。
「まだシますか……?」
俺の陰茎が太ももに触れたことに気づき、ハゥフニスが期待を寄せた眼差しで見つめてくるが、俺はそれに首を振ることしか出来ない。「残念です」とハゥフニスが言って会話が途切れた。
「そういえば……マスターに忘れていたものがありました……とってきます……」
膣内に出された精液をこぼしながらハゥフニスはどこかへ行き、小瓶を取ってきた。小瓶の中にはピンク色の粘性が高い容器が含まれており、ハゥフニスはそれを口に含んだ。
「まひゅたー。きしゅを……」
言われた通りにキスをすると、ハゥフニスの舌を通じて液体を流し込まれる。その液体を飲み干すと、すぐに体に異変が訪れた。
「なにこれ……体が熱く……!」
体が熱い。限界を超えて膨張しようと陰茎から痛みがはしる。さっきまで萎えていたはずなのに、いつの間にか今日一番に大きくなっている。それに布団の中に充満する空気が変だ。酷い匂いのはずなのに、クセになってしまいそうだ。まるで芳しい花の匂いに感じてしまう。ハゥフニスも変だ。整っていたはずの息がまた荒くなっている。頬が紅葉のように紅潮している。
陰茎がせつない。また、ハゥフニスと交わりたくて仕方がない。
「媚薬を……飲まさせて貰いました……まだ一日の半分が終わっただけですから……まだまだ私に溺れてもらいます」
そう言ってハゥフニスは布団を投げ飛ばして俺の上に跨り、痛いくらいに勃起した陰茎をドロドロになった女性器でひと息に呑み込んだ。
「うっ!」
「あああっ!」
絶頂はハゥフニスの一番奥へ着くと同時、2人ほぼ同じタイミングだった。快感のあまり腰砕けになったハゥフニスは、崩れるように俺の胸に倒れ込む。媚薬により感覚が研ぎ澄まされ、性欲を焚き付けられているためか、まだまだ興奮のほとぼりが覚めそうにない。ハゥフニスの子宮に射精し続けているのに、睾丸で作られている精液の生成に射精が追いついていないような錯覚すら覚える。
「ハゥフニス」
倒れこんだハゥフニスの耳元で囁く。
「俺が動くよ」
一度ハゥフニスの腟内から陰茎を抜き、ハゥフニスにベットでうつ伏せになってもらう。俺はそこへ覆いかぶさり、すぐさま行為を再開する。
「あっ♡マスター♡腟内に射精てるのにっ♡動いてっ♡」
「はぁっ、はぁっ、ハゥフニスっ! ハゥフニスっ!ああっ!」
ハゥフニスの名前を叫びながら、一心不乱に俺は腰を打ち付ける。パンっ!パンっ!とうるさいくらいの音が響いて、ハゥフニスの嬌声があがる。
俺とハゥフニスはお互いに絶頂しながら腰を振り続けている。なのに俺の射精は止まることを知らず、一向に勢いと量が増し続けている気さえする。結合部からは白濁色の液体と透明な液体とが流れ出している。それがいつ流れ出たものなのかは分からない。
ふと、ハゥフニスの首筋が目に入る。汗だらけで光沢のある白い首筋が、極上の果実のように見えた。
「じゅるっ!じゅるるるるっ!」
「お”っ”♡マスターっ♡お”ほ”っ”♡ダメっ♡突きながらそこ吸うのダメっ♡またっイクっ!ああっ!変な声出ちゃいますっ♡」
首筋が弱いのか、ハゥフニスがケダモノのような声を上げる。ハゥフニスの懇願もお構い無しに、俺はハゥフニスの首筋から垂れる汗をすすり、ハゥフニスの子宮口を叩き、射精する。
セックスなんてロマンスじみたものではなく、もはやその行為は交尾だった。ケダモノ同士が交わる、ただ気持ちよくなるための交尾。ついに愛情や行為すらも快感により排斥され、唸り声のような喘ぎと、乱暴に腰を叩きつける音だけが響く。
ケダモノに成り下がった俺はハゥフニスなんてお構い無しに快楽をむさぼり、無責任に射精する。射精の度に感度はあがり、射精の快感でまた射精してしまうほど跳ね上がっていた。
後背位に飽きた俺は、陰茎をハゥフニスから引き抜く。引き抜く時に射精しっぱなしだったので、鬼頭から放たれた精液がハゥフニスの銀髪を白く汚した。結合部からはおびただしい量の半固形の精液が漏れだし、敷いてあった布団は体液で形容も出来ないほどにぐちょぐちょになり、あまつさえ黄色いシミすら出来ていた。
「マスター……もう終わってしまうんですか……?」
息を整えながら、ハゥフニスは聞いてくる。ハゥフニスもどうやらまだ満足出来ないらしい。
「ううん、今度は顔を見ながらしよう」
「はい……!分かりました……」
仰向けになり、両手を広げ俺を迎え入れるハゥフニス。俺はハゥフニスにのしかかり、全体重をかけるように、ハゥフニスの一番奥へと陰茎を突き入れる。
「ああっ♡ましゅたー!! これっすごい♡」
透明な液を吹き出しながらハゥフニスは叫ぶ。もはや理性など残っていない、半狂乱の様相だった。しかしそれでも快楽には貪欲で、舌を口に突っ込めば丹念に嬲り上げ、絶頂の度に腟内をきつく締めて精液をねだる。
ハゥフニスの汗が滴る頬を舐め上げる。さっき舐めた時からどうも、ハゥフニスの汗の味が癖になってしまったらしい。そして俺は、芳醇な汗が溜まる箇所をひとつ知っている。
「あっ!マスターだめ!そこっ汚いから!あっ♡ あっ♡」
ハゥルニスの雪のように白い腋に顔を突っ込む。溜まった汗から立ちのぼる匂いに興奮を煽られ、さらに陰茎を硬くする。
「マスター♡ すごいですっもっと硬くなってっ♡ んんん♡」
「ハゥフニスっ!腟内っ、イクよ!」
「はいっ♡ マスターのせーし、私の膣内にいっぱい射精してください♡」
ハゥフニスの根元まで陰茎を突き入れ、残っていた精の全てを放つ。まるで自分がホースにでもなった見たいに止めどなく精液が溢れ出る。子宮口が鬼頭に吸い付き、もっと欲しいと強請ってくる。望み通りに精を吐きいれれば、ビクビクと膣内全体を震わせ、まだ足りないと更に精液をゆする。俺も負けじとハゥフニスの控えめな胸にしゃぶりつき、ハゥフニスへとさらなる快感を与え、膣内の締めつけを強くしようと試みる。
永遠に思える射精を終え、繋がったまま俺はハゥフニスを見下ろす。目の前の女を征服したという実感を得たかった。
「……怖いな、媚薬って」
自分の本来の気質がこう出ないと信じたい俺は、そう口にする。
涎と汗で肌を汚し、精液で髪を汚し、端正な顔立ちがどうしようも無いくらい下品になったハゥフニス。辺りには精液が飛び散り、ハゥフニスの股からは黄色い染みが広がり、アルカリの匂いを立ち上らせている。
「ハゥフニス?生きてる?」
返事はない。気絶してしまったらしい。俺は動かなくなったハゥフニスをみて、なおも陰茎を硬くしてしまった。どうしようもない気概なのだろう。白目を向いて気絶したハゥフニスをみて、どうしようもないくらいに満足感を得てしまった。
「ごめん……1度だけだから」
俺はハゥフニスが気づく前にと、乱暴に腰を動かして、もう一度ハゥフニスの腟内へ射精した。
腋と髪を楽しもうとしました。そうして出来上がったのがこちらになります