※この作品はR-18です。

男が苦手な女の子だった紫苑ちゃんが最強雄様に見初められパパ活大好き♡ マゾ娘にされ、入華ちゃんを始めとするドスケベドルフィンたちと共に最高にドチャクソハッピー♡ にされ尽くしちゃうヤツ   作:デイジー亭

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気⾼き輝き持つ⻩⾦……美味しい雌を貢いじゃお♡ 娘からの初めてのプ レゼントだよ、ぱぱ♡

【相談があります】

 

『な、なんですって!? あのシオンがッ!? ワタシにっ!?』

 

 軽快な電子音の響きに携帯端末を取り出して、思わずワタシは目を疑った。『Galatea』の……シオンとワタシだけのグループに、ぶっきらぼうに打たれた文言。仕事の『連絡』でも無く、賃上げの『交渉』でもなく……『相談』? 相談と来たか……! 経験豊富なワタシに、縋りたいとシオンが言っている! ワタシはウキウキ気分で、彼女の指定した店へと向かった。

 

『さぁシオンッ! お、お姉さんに話してみなさいっ! 今ドキ女子のお悩みをっ!』

 

『へリーさん、テンション高すぎ』

 

『これが落ち着いていられるもんですかっ! も、もしかして学園の話……?』

 

 シオンが学園で浮いてしまっているというのは、もはや周知の事実である。ミステリアスな彼女は、余人には近づきがたい雰囲気を身にまとっている。そして仕事の都合で、学園をエスケープさせてしまうこともままある。だが……女子トークに興味が出てきたのかもしれない。涙を呑んで、学業に専念させるべきだろうか。

 

『そんなことじゃない。もっと重要』

 

『もっと、重要……!』

 

『そう、とても重要なお話』

 

『とても!? とてもなのねシオンッ!』

 

『うん』

 

 思わず身もだえする。学園とアトリエと実家、そしてラーメン家……シオンの行動範囲はクソ狭い。そのごく限定的な生息地でのみ生きる、彼女がワタシにする重要な話……! このチャンスは逃せない。思わずテーブルから身を乗り出し、対面の蒼い瞳をガン見する。神秘を宿すその輝きに、ワタシは心を奪われ彼女をスカウトしたのだ。だが……翳りが宝石を支配する。

 

『……そうなのね。ワダツミを旅立つのね、シオン……!』

 

『……』

 

『そうよね、女の子だもの! こんな所に居ちゃいけないわ、少し寂しいけれど……ワタシ、全力でシオンを支援するわ!』

 

『……』

 

 だんまりを決め込む彼女は、恐らく罪悪感に支配されているのだろう。だが、既に決まっていたことだ。出会った時から、定められた別れ……ついにその翼をはためかせる時が来たのだ。希望の空へと……海に囲まれた人工島たるワダツミ。新しき因習に支配されたこの島を出るため、彼女はモデルとなったのだから。

 

『でもお金、足りるかしら……? 報酬を惜しんだつもりは無いけど、渡航費用がクソ高いものね』

 

『……』

 

『でも……シオンが決めたことだもの。いいわ、最後の仕事と行きましょう。報酬は弾んであげるから』

 

『へリーさん』

 

 この島では、成人するとツガイを見つけなければならない。彼女の母のように、失ったならともかくとして。それを避けるためには、自分たちのように特殊な仕事……デザイナーのような、その者にしか出来ない業務に従事するなどの『言い訳』を作らなければならない。モデルとして生きるならば、自分が守ってあげることは出来る。だが……彼女は飛び立つことを選んだ。

 

『いいのよ、シオン。卒業するまでに決めるって言ったものね、少し早いけれど……この島の空気は淀んでいる』

 

『……うん。でもへリーさんは』

 

『自由な空に飛び立ちなさい、ワタシのことは気にしなくていいわ……どうせ一族のハミ出し者だもの』

 

『へリーさんは、この島で生きていくつもりなの?』

 

『ワタシは……飛ぶことを許されていないの。出来るのは、羽ばたきを見守ることだけ』

 

 そう、淀んでいるのだ。血族が創り上げた企業のデザインコンセプトは、目を覆わんばかりのもの。男に媚びるための衣装ばかり作って、女の子の気持ちに目を向けてくれない。彼女たちには選択をする自由があるはずなのだ。鎖に囚われた自分と違って……だからこそ、自分と妹は戦っている。歩調は違うけれど、目指すところは同じなはず。

 

『ヘリーさんは強いね』

 

『弱いわ。セレナのような才能もなくて、リサ―チと試行錯誤に励んで。せせこましく稼ぐのが……やっと。アナタに十分な報酬さえ、支払ってあげられていない……!』

 

『それも、女の子のためでしょう?』

 

『ええ、ワタシは諦めないわ。彼女たちの夢を、奪わせることなんかさせない』

 

 だからこそ、シオンを選んだ。愛する母とともに、このクソみたいな島から脱出することを望む彼女に。憂いを帯びた瞳は、未来への切望を宿していた。彼女がモデルになってから、売り上げも伸びた。だが……希望に燃える少女たちのバイト代で届く程度の値段では、足りないのだ。彼女に平均より少々色を付けた報酬しか、支払うことが出来ていなかった。でも……いいのだ。

 

『へリーさんは、私が居なくなったらどうするの?』

 

『再出発するわ。新たなシンデレラを探す……十二時なんてチャチなこと言わないわ。当面の生活のために、必要な費用は工面するから』

 

『やっぱり、へリーさんはすごいよ』

 

『大人の女よ? そしてアナタを送り出す魔法使い(デザイナー)……舐めてもらっちゃ困るわ。さぁ……最後の仕事よ。端末を出しなさい、魔法を解いてあげる』

 

 彼女のためなら惜しくはない。ワタシの燻っていたハートに、火を点けてくれた彼女のためならば。喜んでまた、最初から始めよう。口座に貯め込んでいた電子通貨は、きっとこの時のためにあった。夢を与える魔法使い(デザイナー)が、最初に叶えるユメ。それが住江絵紫苑の幸福であったならば、それはなんて幸せなのだろう。

 

『今まで、お世話になりました』

 

『さようなら、『SHION』。アナタの幸せを、ワタシはいつも願っているわ』

 

『そしてこれからは、私がお世話してあげるね』

 

『へっ?』

 

 魔法を解いた音が涼やかに鳴って……端末を抱きしめた彼女が、にこやかに笑う。なんて綺麗な笑顔……見惚れるワタシの涙に滲む視界で、その口の端がどんどん吊り上がって行って。あらシオン、女の子がそんな顔しちゃいけないわ? 抱きしめようとしたワタシの腕ががくんと落ちて、首を傾げてぷすりと音を立てた場所を見る。首筋に刺さる……注射器?

 

『ごめんね、へリーさん』

 

『し、シオン……?』

 

『へリーさんはちょっと、人を信じすぎるのが欠点だよね』

 

『わ、ワタシを……だま、した、の……?』

 

『うん♡』

 

 がたんと音を立て、身体がテーブルの下に落ちる。そして呂律もうまく回らない……この症状は、恐らく筋弛緩剤? だが、まぶたまで重くなってきた。睡眠薬まで混ぜ込まれているらしい。がたがた身体が震えるのは、薬の作用からか。それとも……恐怖からか。だって、こんなにも。見上げる彼女の顔は……ぷつんと意識の糸が切れて、ワタシは闇に落ちていく。

 

『し、シオ。ん……』

 

『ふふっ。お休みへリーさん……店員さん。手筈通りに』

 

『かしこまりました』

 

 ああ、シオン。シオンシオンシオン。やめて、そんな顔をしないで。悪魔みたいな顔ならばよかった。ワタシを騙してお金を剥ぎ取って、それで彼女が幸せになれるならば……諦めることが出来ただろう。馬鹿なワタシが悪いって、自棄酒を煽ればそれで終わり。でも……彼女の顔は、どうにもならないぐらいに。ワタシの一番嫌いな顔をしていた。

 

『さ、待っててねぱぱ♡』

 

 熱情を宿したサファイアが、うっとりと蕩けるさまは……新たな魔法を上書きされたシンデレラ。それを彼女に掛けた者を呼ぶ彼女は、どうしようもないほどに……淫らな雌の顔をしていた。

 

 ◇◇◇◇◇

 

『ん……』

 

『あ、へリーさん。起きた?』

 

『シオン……!』

 

『ふふ、端末探しても無駄だよ? 取り上げてあるから』

 

『……』

 

 びくりと⾝体が跳ねる。⼆⾊に塗り分けられた頭が上がると、ゆっくりと⽬を開けた彼⼥。⾦⾊の輝きが辺りを⾒回して……それが私を捉えると⾒開かれる。まぁるくなったそこに宿る輝きが、万華鏡のように千変万化する。もぞもぞと⾝をクネらせながら、考え込んでいるようだ。何を⾔うのだろう、ワクワクと⾒守る私の前でその⾊が落ち着いて……くちびるが、そっと開く。

 

『へリーさん?』

 

『何してるのシオン、さっさとワダツミを出なさい』

 

『……』

 

『縛ったままで構わないわ……でも残念、あれ以上は何もあげられない』

 

『あはっ』

 

 吐き出されたのは、疑問ではなく。恨みではなく。哀願でもなく……慈愛。その瞳に宿る⾊は、ひとかけらすらもネガティブに翳らなくて。気⾼い輝きだけが、彼⼥の⾦⾊を煌めかせていた。やっぱりこの⼈は凄い。あり得ない……騙されたのに、薬まで使われたのに。こんな状態でなお、へリー・ルイスは揺るがない。

 

『ホントよ? ショボかったかもしれないけどね、あれがワタシの精⼀杯』

 

『疑ってなんか、いないよ』

 

『そう? 失望させちゃったかもしれないって、ちょっと⼼配だったけど』

 

『へリーさんが私に嘘を吐いたことなんか、ない』

 

 携帯端末の画⾯に⽬を落とすと……彼⼥の今までの頑張りが、視覚的に⽰されている。予想よりも桁が⼆つ多い……⼝座に⼊っていた額は、⽬を疑うほど。ワダツミを出るだけではなく、当面の生活費と私の進学費⽤まで賄えそうなぐらい。こんな額をポンと出せるならば、彼⼥はあんなに苦労していなかった。

 

『あら、嬉しいことを⾔ってくれるわね』

 

『ごめんね、へリーさん』

 

『罪悪感なんて必要ないわ、そのお⾦は落としてしまったの。そういうことにして、お酒を流し込んで忘れる……だからシオン、アナタは⾃由になりなさい』

 

 本当に、この⼈は……いつも私を⼼配して、⾃分のことなんて顧みない。⾎なんか繋がってないのに、⾚の他⼈なのに。彼⼥から感じる感情は、いつも暖かい物だけ。ともすれば、お⺟さんから感じる暖かさと⽐肩するほどに……もう⼀⼈の私の⺟親。そんな彼⼥に、嘘だけはつきたくなかった。でも、もう⼤丈夫。裸のホンネでぶつかろう。

 

『へリーさん、私……』

 

『お⺟さんと幸せにね、ワタシの愛しいシンデレラ』

 

『へリーさんにも、幸せになって欲しいの』

 

『要らないわ。ワタシは⼀⼈で⽣きていける』

 

 彼⼥は他⼈に責任を求めない。私よりも低い背で、いつだって胸を張って⽣きている。落ち込む時もある、ちょっとした愚痴を聞かされたことだってある。でも……下を向き続けることだけは、決してしない彼⼥。そんな⼈を裏切るなんて……私はとんでもないクズだ。彼⼥の携帯端末を取り出す。

 

『お⾦も返すね』

 

『要らないって⾔ってるでしょう? 未練なんて無いわ、舐めるのもいい加減にして頂戴』

 

『舐めてなんかいない。へリーさんが凄い⼈だって、私が⼀番知ってる』

 

『シオン……』

 

 軽やかな⾳とともに、彼⼥の⼝座に電⼦通貨が戻る。これを私が受けとる訳にはいかない……汗と⾎と涙が染み込んだ、彼⼥の頑張り。ずっと側で⾒てきた私は、その重さを誰よりもわかっている。誰よりも⾃分に厳しく、夢⾒る少⼥に⽢い⽢い夢を与える魔法使い(デザイナー)。どんな境遇にあってさえ、その志は尊く⽬映(まばゆ)く輝いて。

 

『尊敬してる、⼼の底から』

 

『ワタシに尊敬される資格なんかないわ。少⼥たちに夢を与えてきたのは、アナタよ』

 

『ヘリーさんが居なきゃ、私は輝けなかった』

 

『⽯ころを輝かせることなんて、どんな魔法使い(デザイナー)にも出来ないの。磨いて光るのは、原⽯だけ』

 

 彼⼥は決して認めない。⾃分がどんなに素晴らしい⼈間であるかを……⾎を吐くような想いをして、⾃分の才能の不⾜を嘆いて。妹に抱くコンプレックスだって、妬み嫉みの産物ではない。彼⼥が憎むのは、いつだって⾃分の弱さ。その瞳の⾦⾊が睨みつけるのは、輝かしい未来だけ。その険しさが緩むのは、⾃分が美しいと思う物を⾒つめる時だけ。

 

『なんで私を選んだの? 無愛想な私なんかを』

 

『輝いていたからよ。どうしても磨きたかった……アナタがどんなに隠そうとしても、いつかは⾒つけられちゃうわ』

 

『他に綺麗な娘なんて、いっぱい居た』

 

『ワタシに魔法(デザイン)の才能は無いけど、審美眼だけには⾃信があるの。シオン……アナタの輝きは、誰にも負けないわ。砂漠の中に埋まっていたとしても、きっとワタシはアナタを⾒つけていた』

 

 鍍⾦(メッキ)だと⾃嘲する、その瞳の輝きこそは……この世の全ての美しさを映し出す、貴く煌めく⾦。宝⽯は美しいけれど、⼟台が無ければアクセサリーにならない。傷つきやすい宝⽯(少女)を包んで守り引き⽴たせる、貴⾦属が無ければ容易く傷つきくすんでしまう。ヘリー・ルイスこそは、ころころ転がる宝⽯(少⼥)の守護者。私の愛しい魔法使い(デザイナー)。

 

『だから私も貴⼥を選んだ。決して私を裏切らないって、理解できたから』

 

『当然でしょ? 光り輝く原⽯(⼥の⼦の夢)は、とっても傷つきやすいの。魔法使いが⾃らその煌めきを貶めるぐらいなら、死んだ⽅がマシよ』

 

『でもヘリーさんは、裏切った私を恨まないんだね』

 

『裏切る? 違うわ、シオン。アナタはもっと輝くチャンスに向かうの。もっといい魔法使いにカッティングしてもらいなさい……ワタシは、それを夢想するだけで幸せになれる』

 

『ヘリーさん……!』

 

 もしかしたら……いいや、きっと。裏切ったのは私が初めてではないのだろう。けれど少⼥の守護者は、傷ついても傷ついても何度だって⽴ち上がる。包んだ宝⽯が嵌まっていた部分が、いくら歪んでも擦り切れても。板⾦するみたいに、⾃分の⼼を鍛(う)ち直して。また新たなシンデレラを探して磨いて送り出す、不屈の魔法使い(デザイナー)。

 

『わかったらさっさと……』

 

『でもね、へリーさん。私思うの』

 

『何をかしら』

 

『シンデレラは私が最後。次なんて要らない』

 

『シオン……?』

 

 そう……この⼈の価値は計り知れない。そんじょそこらの宝⽯(少⼥)なんかよりも、なお輝きを放つ美しく尊いもの。彼⼥がデザインする全ては、少⼥を魅惑するとびっきりの宝物だけれど……違う。この⼈⾃⾝が、魔法に⾝を包む少⼥たち全てを⾜しても⾜りぬほどの。奇跡のように煌めく⾦塊そのもの。だから……だからこそ。

 

『もう傷つく必要なんてない、へリーさんは幸せにならなきゃダメ』

 

『……⼥の⼦の夢を⽀えるのが、ワタシの幸せよ』

 

『うん。へリーさんはそう⾔うよね。だから……その幸せが間違ってるって、教えてあげる♡』

 

『そんな戯⾔、いくらシオンでも……!』

 

 そんな資(・)産(・)価(・)値(・)の(・)塊(・)が、無価値なカスどもにこれ以上無駄に消費されるのは看過できない。本当の幸福を⾻の髄まで叩き込み、今まで⾃分がどんなに愚かな⾏いをしていたのか。それを気づかせてあげないといけない……⼥の⼦の夢なんて偽物の輝きで、メッキした⼼の鎧を無理やり引きはがす。

 

『ふふ。お願い、ぱぱ♡』

 

『任せろ』

 

『ッ!?』

 

 さぁ始めよう。⻑々と、ずいぶんお待たせしてしまった……でもそろそろ頃合いだろう♡仕込みは⼗分、後は堕とすだけ……魔法使い(デザイナー)を私たちがデザインしてあげよう。本来あるべき形に……価値ある物は、それを持つ資格ある者の元へ。つまりはパパ♡ 私は初めて愛するお⽅に極上雌を貢ぐ幸せに、うっとりと瞳を蕩けさせて告げた。

 

 ◇◇◇◇◇

 

『ね、ぱぱ♡ とってもいい雌でしょ♡』

 

『ああ、素晴らしい。気⾼き魂を感じた……さすがシオンが熱⼼に推すだけはある』

 

『シオン。そいつは誰……!?』

 

『ぱぱだよ♡ 私を飼ってくださっている雄様♡』

 

 ぎりり、と⻭を噛みしめる。真剣な顔が⼀気に蕩けて、ワタシの愛しいサファイアが淫欲に濁る。気を失う前に⾒た顔は、夢では無かった……! ワタシたちの⺟と同じ顔。男に媚びることしか考えていない、だらしのない雌の顔。⽬の前にそそり⽴つ巨⼤な男に、シオンは狂わされてしまっていた。

 

『シオンッ! アナタはそうならないために! ワタシはそうさせないために! ⼆⼈で頑張ってきたのに……!』

 

『うん♡ へリーさんには感謝してるよ? ぱぱと出会うまで、私を守ってくれてありがとう♡』

 

『俺からも礼を⾔おう。よくやったな、へリー・ルイス。お前の尽⼒により、紫苑は不幸な⽬に遭わずに済んだ』

 

『不幸!? 不幸ですって!? 今まさに、不幸な⽬に遭ってるじゃないの……!』

 

 苦しい、⾟い。切ない……苦々しい想いが胸を満たす。ワタシが魔法を掛けてきた少⼥たちの⽬を眩ませ、ワタシから奪い続けてきた不倶戴天の敵。それが、男……! 飼い雌なんて制度、間違っている。少⼥たちの夢と⾃由を奪う、悪しき狂い尽くした制度。それから彼⼥たちを解放するために、不幸にしないために……ワタシたちはデザイナーをしていたのに。

 

『嫌なの? へリーさん。私、今とっても幸せ♡ なんだけどぉ……♡ ちゅっ♡』

 

『⽬を覚ましなさいシオン。アナタはそんな娘じゃなかった……気⾼い輝きを取り戻して!』

 

『気⾼いとも、⼗分にな。雌として⼀切の誤りが無い、尊い姿だとは思わんか?』

 

『その姿のどこがっ……!』

 

 誇りの⽋⽚もありはしない。あるのは淫らさだけ……ワタシが磨いた原⽯は、美しく輝くその肢体を男にイヤらしく絡ませて。ワタシに輝かしい夢を囁いたくちびるは、その頬に捧げられて。ワタシが磨いてきた数多の少⼥たち。旅立てなかった彼女たち同様に……男に媚びることしか知らぬ、雌に貶められていた。

 

『んふっ♡ そーお? でも、こうしてぱぱにすりすりするとぉ……♡ んっ♡』

 

『こらこら、⽢えん坊だな紫苑は』

 

『悦びがおなかの奥から溢れるの♡』

 

『シオン……』

 

 ワタシのデザインした服。夢へと向かうための翼を、ねっとりと男に擦り付けて彼⼥は笑う。そんなことのために、ワタシは頑張って来たんじゃないのに。真剣にアナタのことを想って、その魔法を拵えたのに。涙で視界が滲む……ああ、ワタシはまた守ることが出来なかった。美しい幻想は、またもや醜い現実に敗北した……この淀んだ空気の島は、⼈を狂わせる。

 

『ヘリ―さんのことは⼤好きだよ? 私に夢を叶える⼿段をくれた、私を守ってくれた。私を本当に⼤事に想ってくれているって、⼼の底から理解してるし尊敬してる」

 

『だったら、何で……!』

 

『でもぱぱのことはもっと♡ も〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと♡ だぁいすき♡』

 

『……!』

 

『私に夢よりももっと素敵な現実をくれた♡私を飼ってくれた♡ 私を本当に愛してくれてるって、魂の底からわからせてもらったの♡ 偉⼤過ぎる雄様に、媚びるの抑えらんない♡』

 

 ⽢く⽢く、なお⽢く……ミルクに砂糖を飽和するまで溶かしたような声。ドロついたその響きは、ワタシに、無⼒感を突きつけて。ああ……⾃分が磨いた原⽯は、狂ったカッティングを施されてしまった。照り返す光の名は、夢ではなく欲望。⽣々しい⾁欲に囚われた、ワタシの愛しいシオン。

 

『そんな、物のために……!』

 

『ワタシを裏切ったのか、かな? 勘違いしてるよへリーさん』

 

『何が勘違いだっていうの……?』

 

『へリーさんを裏切ることなんてしない。尊敬してるもの』

 

『だったら、何で!』

 

『ふ、ふ、ふ……♡』

 

 ……この島はやっぱり嫌いだ。いつだって⼈を狂わせる……こんな顔で笑う娘じゃなかった。ライラックのように密やかで、⽉の光のように優しく照らす微笑み。それが彼⼥に⼀番似合うはずだった。だけど今……ワタシの⽬を奪うのは、ひまわりのように。太陽のように陰惨に輝く、淫らがましい満⾯の笑み。

 

『シオン』

 

『シオンの花⾔葉、知ってる?』

 

『……忘れたことなんて、⼀回も無いわ』

 

『そう♡』

 

 だから笑顔で送り出すつもりだった。きっと永遠に残る思い出になるはずだった。その愛しい想いを抱えていれば、ワタシはずっとずっと頑張れるはずだったのに。出会ったその⽇に開いた辞典に乗っていた⾔葉。ワタシの愛しい可憐な花を⽰す、その花⾔葉は。

 

『君を忘れない』

 

『忘れられない思い出、キザんであげちゃうね♡ へリーさん♡』

 

『刻まれなくたって、忘れないわ』

 

『もう、また間違えてる♡』

 

 ⼿折られた花は、うっとりと微笑んだ。それはずっとずっと⻑く永く続く……ワタシの⼼を折って、消えない傷痕を刻み付ける⾏程の始まりだった。

 

 ◇◇◇◇◇

 

『花⾔葉ってね、へリーさん。花⾃⾝が決めるものじゃないの……⾒る⼈が、その花の価値を決める』

 

『そんなの知ってるわ』

 

『でもわかってない♡ 知ってるのと、理解するのは別だよ? それをわからせてあげる♡』

 

『シオンッ!? や、やめて……!』

 

 ジョキジョキと、吊り下げたへリーさんの派⼿なキャミソールを引き裂く。念⼊りに、ていねいに。ズタボロに……奏でるハサミの⾳は、彼⼥が⼀番聞きたくない響きだろう。デザイナーにとって、⾃分がデザインした服をただの布っきれにされることは凄まじい屈辱であるに違いない。だからこそ⾏う……失うことにより、得られる悦びがある。それを私は教えてもらった。

 

『ふふ、美味しそうになっちゃったね♡』

 

『何でこんなこと、するのよぉ……! そんなにワタシのことが嫌い!?』

 

『⾔ったでしょ、⼤好き♡』

 

『……?』

 

 ⾦⾊を⽩黒させるへリーさん。囚われのその⾝を縛るふわふわの⼿錠に、籠る⼒が少しだけ緩む。『Galatea』の断⽚がひらひらと落ちていき……いつものビビッドカラーのパーカーの中⼼に、⼤きな⼤きな⼆⼦⼭♡ 黒いセクシーなブラに包まれたそれが、ぶるぶると震える……♡黒いホットパンツとガーターベルト。それにボーダーのニーソックスに守られた、脚もちょっぴり震えちゃってるぅ♡

 

『⼤好きだから……本物の幸せ、教えてあげるの♡ イミテーションなんかじゃない、何よりも価値のある物を♡』

 

『そ、そんな物。知らないわ』

 

『⼤丈夫、丁寧に丁寧にキザんであげるから♡』

 

『んっ……し、シオン!?』

 

『ふふ、やわらかぁい♡』

 

 ゆっくりと⼿を沈ませる。頑なな⼼とは裏腹に、そこはとんでもなく柔らかい♡ ブラ越しに揉み込んでも指を悦ばせるそこは、私より背が⼩さいのに私より⼤きくて♡ きゅっ♡ きゅっ♡ と優しく握るたびに、ぴくぴくと痙攣する⻑いまつげ♡ こんな楽しいおもちゃ隠し持ってたなんて、へリーさんったらマジ愚か♡

 

『や、やめなさい。おさわりは厳禁よ! ⼥の⼦は⾒て楽しむものよ!?』

 

『ぱぱ、教えてあげて♡』

 

『うむ』

 

『ひあっ!? や、やめてぇ……!』

 

 たぽ、たぽぉんっ♡ とブラごと持ち上げられちゃうへリーさんのデカ乳♡ 量られちゃってる、重さを……♡ ⾃分が⼿に⼊れる価値がある雌かどうかを⾒定めるような、雄様によるデカ乳重量の計測♡ 本物の雄様は体重計なんか使わない、ただ⾃らの逞しい⼿のみを使う♡ 思わずぎゅっと⽬を閉じちゃうへリーさん♡

 

『ふむ……紫苑』

 

『はぁい♡ んっ♡』

 

『ふむ……へリーの⽅が重い。励むように』

 

『はい……♡ ごめんなさい♡』

 

『好き勝⼿、しやがってぇ……!』

 

 もちろん私も⼤好物♡ 毎⽇量ってもらって、⾃分の価値が⾼まっているのを教えてもらうの……♡ へリーさんがデザインしてくれた私⽣活⽤の窮屈なそれ♡ ⾊違いのパーカーと、キャミソール♡ 彼⼥の物と違い地味で窮屈な物から解放されて、悦び震えるデカ乳を⾃分から載せちゃう♡

 

『へリーさん、よく⾒て♡』

 

『⾒たくないわ……!』

 

『いいから⾒なよ』

 

『あっ……し、シオン!? 駄⽬よ、形が崩れちゃう!』

 

 タプつかされて、痴漢被害を耐える⼥の⼦丸出し♡ くちびる噛みしめ耐える、へリーさんのまぶたを無理やりこじ開ける♡ 彼⼥が⼀瞬唖然として……ノーブラな私にノーを突きつけてくる♡ 丸出しな私を⼼配してくれてる……♡ やっぱり⾯倒⾒がいい、すごくママ♡ ⾃分のデカ乳よりも私のデカ乳⼼配してくれる♡

 

『⼤丈夫だよ、へリーさん♡ どんな形してたって、ぱぱが可愛がってくれるもん♡』

 

『そ、そんなわけ。んっ。ない、でしょぉ……? は、ぁ……』

 

『どうしたへリー。具合でも悪いのかな』

 

『最悪よ、アナタのせいで……ひぁっ!?』

 

 紅潮した顔のワケは、怒りだけじゃない♡ 荒い吐息の理由だって……♡ 彼⼥の⾝体を⽕照らせる、雄様の⼿から伝わる熱♡ それがどんどん彼⼥のデカ乳に伝わっていき、初めての感覚に⼾惑うへリーさん♡ とってもかわいい……でも雄様に逆らったのはクソ減点。ぱちんとブラを弾いてやり、ちょっとだけお仕置きしてあげる♡

 

『駄⽬だよぉ? へリーさん。ぱぱに逆らったら……酷いこと、しちゃうかも♡』

 

『も、もう⼗分酷いわよぉ……!』

 

『そう? 例えば……ブラを没収しちゃうとか?』

 

『や、やめてっ! ひあっ! ひあぁっ……!』

 

 さらに連続でパチらせる♡ セクシーなのに頑丈で、上質なそれ……♡ 仕込まれたゴムだって、結構強い♡ ⾝⻑に対して乳がデカ過ぎるから、⾛るとクーパー靭帯痛める彼⼥♡ ⼈⼀倍気を使っているのだと、以前零していた……嘘を♡ もちろん私は知っている、彼⼥が気絶してる間に……ヘリ―さんが隠し持つ、とんでもなく恥ずかしい秘密を♡

 

『そーお? ぱぱ、へリーさんイヤみたいだから……私で遊んで♡』

 

『うむ』

 

『ふぁっ♡ あんっ♡ んっぎゅっ……♡ ぱ、ぱぱ♡ もっと、強くぅ……♡』

 

『し、シオン! やめて、⼥の⼦の胸は繊細なのよ!? もっと優しく扱ってあげて!』

 

 代わりにグイ揉みしてもらう、私のデカ乳♡ 雄様に無礼を働いたへリーさんの失態を償う、素直で従順な乳捧げ♡ ぎゅぅぅ……!と⼤きな⼿からハミ出す乳⾁に、ヘリーさんがイヤイヤと⾸を振る……♡ 彼⼥⾃⾝を責めるより、ずっとずっと効果がある♡ 睨んだ通りだ……彼⼥は共感性が⾼すぎるし、私を大事に想い過ぎる♡

 

『うちの教育⽅針に⼝を出すな』

 

『何が教育よ!? シオンを酷く扱って……!』

 

『んはっ♡ ンッギュッ♡ ふぁ゛ぁ゛ぁ゛ンッ♡♡♡』

 

『し、シオン……!』

 

『ひぎぃ゛ッ♡ んひっ♡ んっひぃ゛ぃ゛ぃ゛ンッ♡♡♡』

 

 贅沢に両⽅引っ掴んで、乳⾸で⽖先持ち上げる教育的デカ乳指導♡ びくびくびっくぅんっ! と思わずデカ乳アクメしちゃう♡ お利⼝さんな私のデカ乳は、パパにどんなに強く求められても平気♡ でも……釣鐘型にブラ下げられた、私のデカ乳⾒る彼⼥はそんなの知らない♡ ゴリゴリと乳⾸潰してもらうたびに、私が最⾼のマゾアクメ満喫してるってわからない♡

 

『やめて、シオンを解放して!』

 

『ふむ』

 

『ふぁっ♡ んっ♡ やさしぃ……♡』

 

『よしよし』

 

『……』

 

 悲鳴を上げた彼⼥に対し、⼤⼈しく私のデカ乳で遊ぶのをやめてしまったパパ♡ だっぽんっ♡ ぶるぶるっ……♡ と離された余韻に震える先端を、優しくかわいがってくれる♡ 激しくても優しくても、感じるのは悦びだけ……♡ もっともっと欲しくなっちゃう♡

 

『ぱぱ、もっと遊んで♡ 遊んで♡』

 

『うむ』

 

『し、シオンにこれ以上酷いことしないで!』

 

『しかし娘⾃⾝が望んでいることだ……そうだな、紫苑?』

 

『うんっ♡ ぱぱを暇させるなんて、私許せないもん♡』

 

 だからおねだりしちゃう♡ かかとを持ち上げて、ゆっさ♡ ゆっさ♡ と欲しがりデカ乳アピールして大胆セクハラおねだりしちゃう♡ 流し⽬でへリーさんを眺めながら……♡ ⾦⾊の瞳に宿る葛藤。それは私がデカ乳揺らすたびに、彼⼥の内⼼を映し出して……♡ でもそのジレンマは、容易く天秤を傾ける♡ 彼⼥が選ぶのは、いつだって……♡

 

『な、なら……代わりにワタシで遊びなさいッ!』

 

『ほう、いいのか?』

 

『へリーさん……♡ 本当にいいの?』

 

『シオンが酷い⽬に遭わされるよりマシよっ!』

 

 ⾃⼰犠牲♡ 彼⼥の習性は、クソほどわかりやすい……彼⼥の価値観の天秤。それは⾃分と私が⽫に載せられたならば、容易く私の⽅に傾く。彼⼥は⾃らを、価値が無い物と思い込んでいるのだ……その美を映し出す⾦⾊の瞳は、鏡を⾒る時だけ曇る♡ 魔法使いの弱点は、知らないこと……本当の悦びと、⾃分の価値を♡

 

『じゃ、さっそく……♡ わっ♡』

 

『ほう』

 

『あ、あんまりじろじろ⾒るんじゃないわよっ!』

 

『へリーさん、こんなの隠してたんだぁ♡』

 

『う、うう……』

 

 だから⾃分の弱点を、もっともっと知られちゃう♡ 黒いブラのホックをぱちりと外すと……ばるんっ! とまろび出すデカ乳♡ 明らかに詐称だ……88cmなんて真っ⾚な嘘♡ どう⾒ても90cmを軽々超えちゃってる♡ そして……暴かれた真実はそれだけではない♡ 彼⼥の抱えるコンプレックスの根源、それは……♡

 

『素晴らしいな』

 

『本当は奥ゆかしいへリーさんにぴったりだね♡』

 

『こ、こんなの⾒て何が楽しいのよぉ……!』

 

『えー? とっても魅⼒的だよ♡』

 

 トランジスタな魅⼒を放つ、凸凹だらけな彼⼥のデカ乳の頂点♡ そこにそびえ勃っているはずの⼤粒イチゴは、その⾝を縦割れ乳⽳に隠していて……♡ 恥ずかしい秘密を知られた彼⼥の、真っ⾚な顔♡ ⽩いパイ⾁とのコントラストが、恐ろしいほどの魅惑を振り撒いてる♡

 

『嘘おっしゃい。ワタシはこんな⼥よ……胸ばっかり育って、⾝⻑だって伸びなかった!』

 

『セレナさんよりちっちゃいのに、⼤きいもんね♡』

 

『ええそうよ! デザインの才能だってセレナが上! 妹に何⼀つ勝てない、惨めな⼥なのよワタシは!』

 

『そんなことないよ?』

 

『誰がッ! こんなワタシを愛してくれるっていうのよ! こんな⼤きいばっかりの物ブラ下げて、先端だって凹んじゃってる!』

 

 ⽕が点いたようにまくしたてる彼⼥の、⼝から溢れる⾃⼰嫌悪。妹と⽐較され続けた彼⼥は、すっかり⾃信を無くしてしまった。どんな評価をされても、感じるのは空虚。売上だって彼⼥の⽅が多いのに。経営⼿腕は群を抜いてるのに。冗談めかして姉より優れた妹なんて居ないなんて、お酒に酔って⾔っちゃうけれど。

 

『だからワダツミが嫌いなの?』

 

『ええ、そうよ! 妹と並べられたら、誰だってセレナを選ぶに決まってる!』

 

『だから他⼈を輝かせることを選んだの?』

 

『惨めなワタシなんかと違って、アナタたちは⾄⾼の輝きを宿している……それを眺めている間だけは、哀れな⾃分を忘れられるわ』

 

『ああ、へリーさん……!』

 

『何よ、今さら同情? 要らないわ、そんなの』

 

 彼⼥の感情の波が、濁流のように押し寄せる。ばちばちと叩きつけられる彼⼥の本⾳。⾃棄になったように⾒えるけれど……その瞳に籠るのは飽くまで慈愛。⽅針をシフトしたのだろう、彼⼥は切り替えも早い……⾃分の⽋陥と思い込んでいるそれがバレた今、彼⼥が望むのは。

 

『もう顔も⾒たくない。本当はずっと嫌いだったの、アナタのこと……正体を知られた今、何の未練もないわ』

 

『……』

 

『シンデレラは代償⾏為に過ぎない……魔法使いの正体なんてこんな物よ。失望したでしょ?』

 

『……』

 

『おもちゃなのよ、アナタたちは。ワタシの綺麗で美しいおもちゃ。醜いアヒルは⾃分が⾶べないから、美しい⽩⿃を⽻ばたかせることを選んだ』

 

『……』

 

『だから⾶び⽴ちなさい、シオン。少しでもワタシに恩を感じてくれているなら……この島から、出ていってちょうだい』

 

『……』

 

 私に嫌われること。⾃分がどんなに惨めな存在であるのかアピールして、魔法使いなんて居ないって。本当は私のことが嫌いだって嘘をつく。私がショックを受けた振りをして黙り込むと、どんどんと連ねる嘘。何としてでも私をこのワダツミから旅⽴たせようと必死になり過ぎて、本当は私が⼤好きだって。美しい物を⼤事にする本⾳を隠すことが出来ていない。

 

『シオンッ! もうこれ以上、ワタシを惨めにしないで……』

 

『ね、へリーさん』

 

『……何よ』

 

『へリーさんのこと、もっと好きになっちゃった♡』

 

『は?』

 

 マジでこの⾺⿅、これで私に嫌われることが出来ると思っているのだろうか……? 今までのシンデレラにも、これをやってあげれば良かったのに。それならば、宝⽯たちが彼⼥を裏切ることなんか無かったはず。私だってパパと出会う前なら、彼⼥にガチ恋していたかもしれない。こんな、こんな……!

 

『こ、こんなクソきゃわわな⽣き物! 放っておけるわけないでしょっ!? ズルいよヘリーさん、かわいすぎっ!』

 

『はぁっ!? ちょ、ちょっとシオンッ!?』

 

『もう許せない、絶対に離してあげない! 本当の幸せを、ブチ込み尽くしてやるっ……ぱぱ!』

 

『なんだ紫苑』

 

『ほんとはお⼿軽にハメられる、デリバリーなおまんこちゃん♡ にしてあげるはずだったけど……おうちで飼おう♡』

 

『うむ、俺もそう思っていた……紫苑に決して劣らぬ、最⾼級を超えて極上に過ぎる雌だ。飼ってやらねば男が廃る』

 

『え、えっえっ!? ちょっと、何なのよ!? 何でそうなるのよっ!?』

 

 マジでヤバい。すごくヤバい。思った以上どころか、予想を遥かに超える萌えポインツの塊。こんなの絶対⾒逃せない。初めてパパに貢ぐプレゼントに、これ以上の物なんてない。パパとの愛の巣に、他の雌なんて必要ないと思ってたけど……絶対に必要だ。むしろ必須栄養素と⾔えるだろう。絶対幸せにしてやっからな、助かると思うなよマジで……!

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