キモオタだって彩南町に転生して寝取りハーレムを作ってみたい 作:大島納豆
ヴヴヴヴ……
『ぁ……はぁっ…くぅ…』
やぁやぁ、僕の可愛い可愛いモモちゃん♪調子はどうだい?
「う……くぅ……んひっ……」
……って、まだ耐えてるんだ。
これだけやっても堕ちないなんて、精神面は強いんだねぇ。
流石デビルーク一族ってとこかな?
『はっ…うぅ……ん、はぁ……』
他の娘達は君を除いて全員陥落、もう少しで僕の夢見たハーレムメンバーが全員揃うんだ。
君もそろそろ僕のハーレムの一員になって方がいいと思うよ?
ヴィィィィィ……ィィィィィン
『はっ…誰が貴方なんかの…っ、あぁっ…!』
でゅふふ、体は実に素直だねぇ。まぁそれも当然か。
ファーストキスも、処女も、アナル処女も、初イキも、初中出しも、ぜーんぶボクがもらっちゃった
んねぇ。
もう君の体はリト君のものじゃなくて僕のものなんだよ、でゅふ。
『なんとでも……言ってなさい……この豚っ…!』
んもう、生意気だなぁ、御主人様に反抗的な奴隷ちゃんはお仕置きだねっ!
罰として24時間ぶっ通しでイカせ続けてあげるよ!
『は、いやっ、まってだめ、それ、は、ダメェッ!』
ぐふふ、そんな顔したってダメだよ、モモちゃん―――。
「―――ぃ」
でゅふふ、ここもこんなにしちゃって、本当に身体だけは素直だなぁ―――。
「起きて―――さい」
モモちゃんが素直になれるようにボクが直々に―――。
「起きなさい、このデブサイクさん」
「ぶぎぃっ!?」
さっきまで心地良い淫夢にうなされていた僕は、突如頭部からの鋭い一撃(おそらく蹴り)に豚の
うな声を挙げて飛び起きた。せっかくいい夢見てたのに!
僕は快眠を邪魔した蹴りの主を探そうと周りを見渡したが、周りには濃霧が掛かっており蹴りの
もいなかった、おまけに人の気配も無くなんとなく不気味だと思った。
とその瞬間後ろから声が聞こえた。
「どこを見ていらっしゃるのですか」
僕の後ろに立っていたのは、ダークブラウンのスーツに身を纏った若い女の人で、目つきはキツ
がルックスはかなりレベルが高く、スラッとした長い足がスーツによく映えた。
日本人らしからぬ雰囲気とその身なりも相まってかなりの美人なのだが、今のその顔は不満一色
いう感じで、キツめの目で怖い顔がさらに怖くなっている。
「やっと起きてくれましたか、豚の様に寝られては私も困るのですよ」
女の人からから立て続けに辛辣な言葉をもらった。僕がブサイクなのは自他とも認めてるし、割
切ってるので別に怒りはない、けどこの人のような美人から罵詈雑言を浴びせられるのは流石
傷つくよ…。
前は「お前の飯食う姿見てるとなんか腹立つから飯食うな」なんていわれてたっけなぁ……。
とここまで回想していた時に僕はある違和感を覚えた、寝る直前の記憶がぽっかりと抜けて何も
い出せないのだ。今日はエロコラ制作用にエロ漫画を買おうとして朝早く家を出たことは覚えて
る、けどそこから先の記憶はまったく思い出せない。
また何か言われるだろうけど、それを覚悟で僕は思い切って聞いてみた。
「あ、あのなんで僕はこんなとこにいるんですか?」
すると女の人は即答はせずに、顔を逸らし少し考えるような素振りを見せた、もしかしてかなりま
い所に来ちゃったんだろうか。
「そうですね、貴方にはなんの慰めにもならないからはっきりと申し上げますが」
「貴方は死にました、享年20歳でございます」
……はい?
「死んだというよりも、我々が殺した、とでも言うべきでしょうが、とりあえずあなたは死にました。」
いやいやいや、理解できないのに訂正されても困ります、殺された?僕が?この人に?
あまりに唐突な事実に殺された事に対する怒りよりも、事情を飲み込むことで頭は一杯一杯だった
けど殺されたんなら何故僕はここにいるんだ?もしかしてこの人は新手の宗教勧誘の人なんじ
ないだろうか?
いや、もしかしたらこの人が本物の死神という可能性もある、きっとこれから「貴方は死人ですか
すぐにでも閻魔大王様の所へ行って地獄へ直行してください」だなんて言い出すに違いない!
「僕はもう地獄行き確定なんですかね……」
「ああ、安心してください。ここはあの世ではありませんし、あなたもすぐに『生き返らせて』差し上
ます」
『生き返る』、とはどういうことだろう?せっかく僕を殺したんだから地獄の釜で煮るなり焼くなりす
ばいいのにまた生き返らせたんじゃ意味がないんじゃないのかな?
「これからの説明についてはこの私、『魔界エネルギー株式会社』の特務である悪魔、ゲルムが
明致します」
ゲルムさん、と名乗った女性は僕に深々とお辞儀をし、そこから彼女達の世界悪魔の世界につ
て長々と説明された。
僕はあまり頭が良くないので話の内容を深く語れないが、自分なりに解釈したところ、こういうことらしい。
ゲルムさん達、悪魔一族は古くから人間と交流があり、彼らは人間と契約しその契約の代償とし
契約者の魂を貰い、それを通貨とすることで一族を発展させていった。
しかし近年、悪魔達は人間が欲を発散させる時に発生する『金属』を発見し、それに目をつけ始
た。
その『金属』が注目された理由としては欲望を解消した時に生み出される金属はただの金属と
違い未知のエネルギーを秘めており、機械の動力源や新素材の開発など様々な事に応用が効き
挙句の果てには時をも操れる可能性があるとすら言われているらしい。
元来の方法と違い人間を殺さずとも、むしろ人間をリピーターにし何度でも再利用ができるこの
法は瞬く間に魔界全土にその価値が認められ、数多の企業がその事業へと参戦していった。
採取できる金属は欲望の種類によってまちまちだが、中でも他の種類と比べて保有エネルギー
がずば抜けて高い『金』が一番価値が高く、少量でも超高額で取引されるらしい。
だが『金』が取れる欲望を持つ人間というのは滅多に存在しないらしく、いたとしてもすぐに枯渇
て取れなくなってしまう。
「私達は最初こそ『金』の鉱脈堀りに躍起にでしたが、効率が極めて悪く、今では『金』の鉱脈当
は賭博とほぼ同等、又はそれ以下のと言われています」
「けどそれと僕が一体何の関係が……」
僕はそこまで大層な欲望は持っていないし、僕一人に固執する理由が分からないけどなぁ……。
「しかし貴方がいれば話は違ってきます」
「え?」
「その事についてこれからご説明いたします、よく聞いてください」
ゲルムさんは続けてこう説明した。
数日間ゲルムさんは僕を偶然見つけ、気まぐれに僕の行動を一日中観察したところあることに
がついた。それが―――、
「貴方の性欲解消の時に『金』の発生が確認できました。貴方は性欲を満たすときには必ず『金』
生み出す、我々にとっては文字通り金の鶏ということなのです」
ゲルムさんが言うには、ごく希に特定の欲だけが『金』に変換される体質持ちの人がいるらしい。
過去にもそういう前例はあったのだが、極小数でありその前例は片指で数えられるほどしかい
かったらしい。
まさかエロコラを作ることしか能のない僕のオナニーが悪魔界を救うとは。なんだか嬉しいような
ずかしいような。
「貴方には思う存分性欲を解消して『金』を生み出してもらい、我々の会社の利益に貢献しても
いたいのです」
「いや、けどゲルムさん、僕三次元とかは興味ないんだ……」
「……まぁ、貴方ならそういうと思って、ぴったりの条件を用意させてもらいました」
「?」
「貴方の望むアニメや漫画、ゲームの世界へと転生させてあげます」
「マジでっ!?」
思わず身を乗り出してしまった、よっぽど酷い顔をしていたのかゲルムさんは若干引いていた。
「……ゴホン、それに加え我々の支援と、今はあまり大した物は用意できませんが特殊能力も付
られます。貴方にとっても悪い話ではないと思いますが?」
確かに悪くはない、ていうかむしろこっちからお願いしたいぐらいだ!
「是非お願いします!」
「では、交渉成立ですね。それであなたはどこの世界へ行きたいのですか?」
「Toloveる!Toloveる!」
「即答ですか」
僕が行く世界はとっくに決まっていた。
Toloveる―――かつて本家ジャンプで連載し、今はジャンプスクエアで連載中のエロラブコメの
字塔とも言うべき作品だ。
レベルの高いイラスト、ギリギリとも言える性描写は多くのリピーターを生み出し、原作ファン曰く
「本家がエロ同人誌」と言わしめた。(ちなみに僕は春菜と古手川がスライム責めにあっている回
みてリピーターになった)
そのためにエロ同人をやろうにも本家の画力に勝てず、希に画力が高い人が出ても大半は和
モノだったり陵辱、NTR系はかなり少ない、いやToloveるでそういったジャンルを好む者すらあ
り見なかった。
もちろん僕がToloveるの世界に行く理由はただ一つ、主人公である結城リトを慕う女キャラを全
寝取り、僕をハーレムの主とする『寝取りハーレム』を実現させるためだ。
デビルーク三姉妹と3Pを楽しみ、酔いどれの春菜ちゃんに甘えられながらの寝取りラブラ
SEX、唯ちゃんとは学校での背徳的な野外プレイを楽しむ、なんて素敵なことだろうか!
「是非、是非お願いします!」
「キチンと準備しますから土下座して懇願しないでください、見てるとなんだか悲しくなってきま
から」
あぁ、ついに僕はあの世界にいけるんだ!あの世界に行って寝取りハーレムを作るんだ!
生んでくれてありがとうお母さん、息子はただいま人?のため生まれ変わります!
「あぁ、それともうひとつ聞きたいのですが……」
とそこでゲルムさんが思い出したかのように言った。
「まだ貴方の名前を聞いていませんでしたね」
「あ、確かに」
そういえばすっかり忘れてた、危うく言いそびれるとこだった。
「僕の名前は、蛭田 浩一(ひるだ こういち)だよ、よろしくね」
「これからよろしくお願いします、浩一様」
僕が握手を求めると、ゲルムさんも快く握手をしてくれた。他人と握手するなんて久しぶりだなぁ
…みんな僕と握手したがらないからなぁ。
「それではこれからあちらの世界へ貴方を送らせてもらいますので、動かないでくださいね」
「え?なんで―――」
ゲルムさんは手をハンカチで拭き、僕と距離を取るとポケットからスイッチのような物を取り出した
なぜだろう嫌な予感がする、いやそれしかしない……!
「こういう事でございますよ」
カチッ
ゲルムさんがスイッチを押すと、僕の視界からいきなり彼女が消えた、いや僕が『落ちた』のだ。
もうちょっと良い方法は無かったのかなぁ、と呑気な事を考えていると意識は僕が穴に落ちて行
様に、僕もまた深い眠りに落ちていった……。
ちょっと多かったかもしれないですね…