失態だった、とは思う。
イレギュラー化したメカニロイドは市街地を渡りあらゆるものを壊し尽くしていた。
これらを止めるにあたって、たまたま近くにいたわたしに白羽の矢が立った。
問題はこのメカニロイドが裏で改造されていたものでパワーも堅牢性も、暴走した時のために敢えて残した弱点が全て潰されていた。
おおよそ、反ネオ・アルカディアの組織による犯行だろう。
無機質な破壊者が何もかもを、壊していく。
エックス様が築き上げた理想郷を壊していく。
ただここで全力を出せなかった。出せば確か倒すことこそ容易だが市街地への被害は計り知れない、そう言った人間様の判断からだ。
いいか◼️◼️◼️◼️、我々イレ◼️ュラー◼️ンタ◼️には引き金を引くのをためらってはならないときがある。
こんな相手、全力を出せば一捻りしてしまえばすぐ終わる。つまらない、と思うと同時にわたしの中のメモリーの片隅がそう訴える。
そんな事を言われた記憶など、無いのだけれども。
もちろん、その手加減をしろという判断が誤りであったのは言うまでも無い。
その結果がこれだ。
守るべき対象である民間人を掴みあろうことか人質を取り始めた。
メカニロイドが行き着いた区域では既に民間人の誘導は終えていたはずなのに、避難が不十分だったか。
けれども、掴まれた民間人はまるで死人のような表情で助けを求めはしなかった。
ただ、ただ、その命の終わりを待っているように。
イレギュラーと断定されて処分されるレプリロイド連中の方がまだ生きているとも言えるぐらいだ。
死んだように生きている。
そんな不気味な存在がそこにいた。
だからこそ逆に暴走したメカニロイドを処分することも容易だった。
人質に取られたとはいえ暴れることがないので、全力でこのメカニロイドを破壊するだけ。
その時のわたしはきっと、それまでの反動でおかしくなっていたに違いない。
結論から言えば加減をしくじった。
その結果、全てが終わった後破片が、メカニロイドのアームから解放された民間人の腹に突き刺さり血がとめどなく溢れていた。
それなのに。一つももがこうともしない。
虚な目で空を見ている。
仏心を出したのはほんの気まぐれだ。
こちらの過失なら多少なりとて補填はするだろう。
けれどもここまで死んだみたいに生きている人間は初めてだった。
「一つくらい、望みを言いなさい。出来ることならば多少手回しはしておけるから」
その時、言い放った言葉は今でも覚えている。
どうせ死ぬなら、レヴィアタン様とエッチなことがしたい。どうせ人間の女とは望めない身だ、だから。……などと言った瞬間思考が止まったし、理解が追いつかず頭の中が熱を持ち始めた。
「何言ってるの? え……馬鹿じゃないの? 頭打っておかしくなった? そもそも私わたしはそういう事の為に作られていないの。そんなにしたいのなら、そういう店に行けばいいじゃない」
理解ができなかった。
金が欲しい、とか俺を助けてくれ。ならまだしもこんな頭のおかしいことを要求してくるような奴が居るとは思わない。
反射的に吐き出した言葉の通り、金をたんまり貰うなりしてそう言う店に行けば良いのだから。
けれどもこの馬鹿は言うのだ。
レヴィアタンだから、いい。
と。
理解が追いつかず、ただわたしは意識を手放す民間人の顔を見下ろしていた。
でも、死に際にそんな事を平気で吐けるこの民間人に内心、面白さを感じていた。
弱いレプリロイド連中の相手なら散々やってきた。退屈な仕事だった。
弱いし一丁前に命乞いをするし、パンテオンどもに丸投げしても達成は出来るような仕事なのだ。
けれどもこの民間人は、わたしを名指しで言った。その事実がただただおかしく、気付けば頬がつり上がっていた。
◆◆◆◆◆
今日もあなたはレヴィアタンにまた呼び出された。
あの事件の補填で金だけは無駄にある。そして、自棄になっていた流れで仕事先とも縁をも切ってしまっているからあなたには時間があった。
またいつもの水辺だ。
彼女は埃っぽいのが嫌らしく水辺を好む癖がある。あなたは指定された場所を訪れる。
そこには、剥き出しの平たい岩に座っていた彼女がそこにいた。
あなたを見つけるや否や、餌を見つけたような笑みを浮かべる。
いつも通りの姿にあなたは安心感すら覚える。
「来たわね。それにしてもここ、ちょっと埃臭いわね……指定する場所間違えたかしら」
違いは人間のあなたでははっきり言ってわからないが違いがわかる者にはきっと分かるのだろう。
「ま、貴方
自分で遊んでいるという物言いは少しばかり引っかかりはしたが、遊ばれても文句は言えないようなことを先にしでかしている手前あなたは何も突っ込まなかった。
「さてと……」
レヴィアタンはいつものように岩の上にあるのかないのか分からない土を払い除け、あなたの座る場所を作り、ちょんちょんと指す。
いつもの事を始める合図に慣れたあなたは火に誘われる虫のようにふらふらと向かう。
そしてあなたが腰掛けたその時、隣でレヴィアタンは何処からか、缶のようなものを取り出しあなたに見せつける。
「今日は面白いものを持って来たわ」
一体この女は何をしでかすのだろう。
期待してしまっているあなたがいる。何それと疑問を投げかけても彼女は答えない。
その代わり、耳元まで口を寄せ
「ねぇ……あなたが壊れる所、見せて?」
いつものように呟くのだ。
レヴィアタンが持って来たもの。
それはいわゆるオナホールと呼ばれるものだった。
それもただのオナホールではなく、レプリロイドの専用のアタッチメントで取り付けることが出来れば疑似的な姫壺になる。そんな代物だ。
けれどもこの捻くれた女がまともな使い方をする訳がなく。
踵のヒールを取り外し、代わりにそのオナホを取り付けた。
「一度はやってみたかったのよね貴方のその肉の竿を足で嬲るの」
常々思う。
この女は生粋のサディストだと。元のレヴィアタンの足のパーツでは足コキになり得ないので選択肢には無かったがヒールの代わりに取り付けられたオナホールのお陰で選択肢が増えたことと、レヴィアタン当人は乗り気でいることを喜ぶべきか引くべきか。
平たい岩をベッド代わりに、あなたの剥き出しになった分身にレヴィアタンは足を近づけ、ヒールのオナホールを近づけていく。
「ふふっ……ふふふ……」
どれだけ足コキをしたかったのだろう、笑いを堪えながらその細く、無駄ひとつのない足を艶かしくもゆっくりと近づけていく。
ヒールの先端からは、予め仕込まれたローションがとろりと垂れ落ちる。
事実上のレヴィアタンの女陰にあなたの分身は興奮を隠せない。
「これから壊されるのに、貴方は期待をした顔をしている。こんな滑稽なことはないわ」
けれどもレヴィアタンは飽きもせずあなたを壊しに来るのだ。あなたが快楽に歪む顔を愉しみ、下腹部を疼かせる。
壊れているのはお互い様だ。
そんな事をあなたが彼女に投げかけると、鳩が豆鉄砲を食ったような目になった。まさか言い返されるとは思わなかったのだろう、しばらくの沈黙の間、レヴィアタンはあなたの投げかけた言葉を反芻していた。
少し間を置いた、彼女の顔は不思議と怒りはなく
「……そうね。お互い壊れている。あなたはレプリロイドの女に欲情し、わたしは欲情したあなたを見て愉しんでいる。さぁ、お互い壊し合いましょう?」
その時浮かべた微笑みはどうしようもなくなったあなたを受け止める天使のようでもあり、あなたをぐずぐずに堕落させる悪魔のようでもあった。
くちゅり、と音を立てて柔らかいヒールがあなたの分身の先端に触れる。
レヴィアタンの持つレプリロイド特有の熱に人肌ぐらいに温められたそれは人のそれのよう。
「んっ……クスッ、そんなに挿れたいのね……変態」
「本来人間のものはここ。ここにあるの」
わざとらしくレヴィアタンは、アーマーに包まれた股を指し示す。そう、本来なら人間の女が持ち合わせている裂け目に分身を挿れて、子種を流し込む。
「ここに挿れて、ザーメンを流し込んでいくの。それなのにあなたはわたしの踵のオナホールに挿入して気持ちよくなっているの。孕みもしないのに……んっ……ほら、入るわよ」
水音とローションをこぼしながらあなたの分身はレヴィアタンの踵に埋まっていく。
ぐじゅぐじゅと人肌の暖かさが先端から竿まで広がっていく。
「少しずつ、少しずつ。あぁ……壊れていく。あなたの顔が歪んでいく。この瞬間、私は好きよ」
レヴィアタンの温もりに包まれていく。
レプリロイドの放つ電気信号がうねうねとオナホールをうねらせ、あなたの分身を揉みくちゃにしてあなたが溜め込んだ子種汁を搾り出そうとしている。
次にぐちゅ、と音が立ったときにはもう根っこまでレヴィアタンのヒールオナホにあなたのものが全て
「あハっ……ぜーんぶ、
恍惚とした蕩けたような顔でレヴィアタンが、あなたの分身を呑み込んだことを告げた。
次に右、左、上、下、とその脚をくねらせ挿入されたあなたの分身をあれよこれよと刺激していく。
「んっ、んぅっ、面白いくらいに反応するわね。私が脚を動かせば貴方はまるで魚のように跳ね上げて……かわいいわ」
ぐちゅ、ぐちゅ、と音を立てながらレヴィアタンの脚が艶かしく動く。
まるで求愛のダンスのステップでもしているかのような軽やかに、あなたの分身を乳搾りのように搾り上げていく。
「どうしてここじゃないのかしらね?」
再びわざとらしくレヴィアタンは自分の開かれた股を指でなぞる。人間なら持っていたであろう裂け目を示すかのように、下から上へ。陰核がありそうな場所までつぅーっとなぞる。
その姿にあなたは耐え切れず腰を震わせた。それに反応してかぴくん、とレヴィアタンのふとももが震える。
「きゃっ……ふーん、わたしにあることを想像したんだ?」
誘われるがままに反応したせいで彼女の思い通りだ。あなたは否定もできず、レヴィアタンの煽るようなオナニーのふりをした指の動きで分身に血を滾らせる。
「わたしの膣内にあなたのその肉の竿を捻じ込んで、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜることを想像したのね」
レヴィアタンにそれがあったらきっと、愛液を溢れさせ掻き出していたに違いないような動きで、存在しないクリトリスをつまみ上げ弾くふりをする。
一体どこでこんなことを覚えていくのか分かりはしないが、これも全てきっとあなた
そして一頻り煽ってからぎゅっ、とそのオナホの締まりを強めた。
ぎゅぅっ、と圧迫されるあなたの分身は慌てて精を吐き出そうとするもその締まりに阻まれ、あなたは目をきゅっ、と閉じる。
「……駄目よ。ないものねだりだなんて」
そんなあなたの反応に気をよくしたのか、再び足の動きを複雑なものにさせた。
「ほら、ほら。わたしの膣内に出してしまいなさい? わたしを孕ませる為に偽物の性器に精子を無駄撃ちして撒き散らすの」
ぐりぐりと奥の硬い底を押し付けながら、上下にピストンをする。
側から見ればきっと足コキをしているだけの光景に見える。けれどもその実、ヒールの代わりに取り付けられた造られた姫壺に挿入している。
子種汁を撒き散らそうとしている。
「アハ……壊れちゃいなさい。イけ、イけ、イけ!」
うねる膣壁はレヴィアタンの動きに合わせてあなたを狂わせる。
身を捩らせるあなたの姿を見てレヴィアタンは目を爛々とさせ、蕩けた笑みを浮かべ内股をもじもじとさせている。
けれどもそんなことが気になる程あなたには余裕がなかった。今にも爆発しそうなくらいに膨らむあなたの分身、そして下半身を襲う刺激に目を白黒させているあなた自身に、レヴィアタンはトドメと言わんばかりに、オナホの奥まであなたの分身を押し込んだ。
「きゃっ!?」
びゅっ、びゅっ、びゅっ……
限界を超えたあなたの分身は爆ぜて、抑え込んでいた孕ませたいという欲望をレヴィアタンの踵の中に流し込む。
分かっていた事だろうにレヴィアタンは瞬時にびくん、と下半身を跳ねさせただただ流し込まれる欲望に身を委ねる。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……随分と出すじゃない……前の口でしてあげた時より。……何かちょっと腹が立つわね」
自分の口がオナホに負けたと思ったのか、レヴィアタンは不服げだ。女としての何かに思うところがあったのか、それともあなたを揶揄っているのかは謎だ。
ちゅぽん、と吐き出し終わった踵を引き抜くとぽたぽたとあなたのぶち撒けた証が垂れ落ちる。
あれが人間の子宮だったらきっと確実に孕んでいるに違いない。
オナホを足から取り外して本来のヒールに戻すその姿も、可憐な少女のような動きであなたはただぼんやりと見惚れていると少しだけ、景色の動きがゆっくりに感じた。
考えもまとまらない。これが疲れからの眠気なのだと気付いた時にはちょっと呆れ気味のレヴィアタンの顔が意識を手放しかけたあなたを見下ろしていた。
「まったく、しょうがない人」
その声色に棘らしきものはなく。
ただ、毛布のような優しさが篭っていた。
あなたが目覚めたときにはレヴィアタンは一人、あなたの頬をつんつん弄っていた。
目が覚めてあなたに気付かれるや否や速攻手を引っ込めたのは、また別のお話。
次回ゼロ1ラストのコピペ戦後の話
四天王のやべーやつとめちゃくちゃするだけの話
作者のモチベーションとなるので是非オシコり報こ……感想お待ちしてます(「・ω・)「<キェェェェ!