頭の半分はまだ温かい泥のような無意識の領域に留まっている。
だが、それとは別に、何か暖かい感覚がある。まるで湯船に浸かっているような心地よさだ。この気持ちよさならいつまでも浸かっていたい。
そう思わせるほどの快楽だった。
「んっ?」
意識が覚醒するにつれ、その心地よい感覚も次第に消えていく。代わりに全身を包む温もりを感じる。
けど、それとは違う別の熱を感じた。それも股間あたりから。
「なんだ?」
不思議に思いながら目を開けるとそこには見慣れた天井があった。いつも通りの俺の部屋だ。
そして視線を下に向けると──
「え? なにしてんだ!?」
思わず声を上げた。すると目の前にいる二乃は口に含んでいたものを離し、こちらを見上げてくる。
その顔には笑みを浮かべていた。
「おはよう」
「お、おう、おはよう。じゃなくて」
慌てて体を起こすと、俺は部屋の中を見渡した。
ここは間違いなく俺の家であり、俺の部屋である。
しかしなぜか俺の上に跨っている二乃がいた。
しかも全裸だ。
そんな二乃に対して驚きながらも冷静に対応するように心掛ける。
「昨日泊まったのか?」
「違うわ。今日も泊まりに来ただけよ」
「そっか。それでなんでお前は裸なんだ?」
「それは風太郎が寝ている間に脱いだからよ」
つまり夜這いを仕掛けてきたってことか。
それにしてもどうしてこんなことをしてきたのか気になるところだ。
そんな考えを余所に、二乃はフェラを続ける。
舌先で亀頭を舐め回し、唇でカリ首を挟み込むようにして刺激を与えてくる。
さらに右手では玉袋まで優しく揉んできた。二乃のテクニックによって肉棒は徐々に硬度を増していき、射精感が高まっていく。
それを察してなのか、二乃はさらに激しく責め立ててきた。
「ぐじゅっ! ずちゅるるるぅう!」
「くぁあっ!!」
強く吸い上げられると同時に我慢の限界に達してしまった。尿道口から白濁液が噴き出していく。
その勢いは凄まじく、一瞬にして二乃の顔全体を汚してしまった。
それでも彼女は口を離さず、精液を飲み込んでいく。喉が鳴る音が聞こえてきて、ようやく二乃は肉棒を解放してくれた。
だが、まだ萎える気配はない。それどころかより硬くなっていた。
「元気ね」
「まあな」
あれだけの快感を与えられれば当然の結果だろう。むしろ一回出しただけで収まる方がおかしい。
「でも、これで終わりじゃないわよね?」
そう言うと二乃は自分の指を口に含み、唾液まみれにする。そして濡れた手で自分の秘所へと触れていった。
既に愛撫によって準備万端だったようで、すんなりと膣内へ入っていく。
そのままゆっくりと動かし始め、甘い声を上げ始めた。
「ふぅっ、んんっ、はぁっ♡」
気持ち良さそうな表情を浮かべながら腰を動かす姿はとても淫らなものに見える。
普段の二乃からは想像できないような艶やかな雰囲気を纏っている。
腰を動かす度に、膣肉はペニスを強く締め付けてくるため射精欲が高まるばかりだ。
俺は彼女の尻を掴むと、思い切り突き上げた。
「ひゃあんっ!?」
いきなりの行動だったためか驚いた様子を見せる二乃だったがすぐに笑顔を見せた。
「もう、びっくりするじゃない」
「悪いな」
「まぁ、良いけどぉ」
二乃は起き上がると俺の上に跨ったまま、何度も腰を動かす。先ほどよりも動きが激しくなっている気がした。
結合部から溢れ出る液体で布団が汚れてしまうが気にせず行為を続ける。
「はぁっ、はぁっ、どう? 気持ちいいかしら?」
「ああ、最高だよ」
「なら良かったわ。じゃあそろそろ出すから受け止めなさいよ」
二乃はそういうと一気にペースを上げた。
膣内は今まで以上に収縮し、射精を促すように動く。
亀頭が子宮口にぶつかるたびに痺れるような感覚に襲われ、今にも爆発してしまいそうだ。
「うぐっ! お、おい、ちょっと待ってくれ!」
「待たないわ。ほら、早く出しちゃいなさい」
更に速度が上がる。
それと同時に限界を迎えてしまいそうになる。
子宮口に押し込む形で射精すると、その刺激で二乃も絶頂を迎えたようだ。
「んあっ! はぁはぁ、あんたなかなかやるじゃない」
「お前こそな」
そのまま余韻に浸っていると二乃がこちらを見つめてきた。
「ねえ、もう1回しましょう?」
返事をする間もなく再び唇を奪われる。
今度は俺の方からも舌を差し込みお互いを求め合う。