今回は『剣の御巫ハレ』と『鏡の御巫ニニ』の二人で、お相手は『幻惑ラフレシア』になります。
植物姦及び催眠(洗脳?)要素がありますのでご注意ください。
風に揺られた木々が鳴る。
舞の稽古を終えて、夕焼け色に染まった石造りの階段を境内に向かって上る。
「今日もキツかったなー」
隣を歩く赤髪の少女──ハレが両の手を頭の後ろに持っていき、伸びをしながら零す。
とはいえ、その表情に疲労の色は見えない。
「汗一つかいていなかったのに、よく言うわ」
小さく溜息をつきながら、私──ニニは呟く。
ハレは元々身体を動かすのが好きなのもあり、体力は無尽蔵なのではないかと言うほど多い。
「ニニだってまだ元気そうじゃん」
「私は自分の体力に合わせてメニューを調整してるからよ。ハレと同じメニューなんてゴメンだわ」
「ふーん……まぁいいや。それより早くシャワー浴びてメシにしようぜー!」
階段を上り切って鳥居をくぐると、ハレは境内に向かって今にも走り出しそう。
あれだけ動いた後によくそんなに走れるものだと思う。
けれど私は、それよりも少し気になることがあった。
「ニニ? どうかしたのか?」
立ち止まっていた私に気付いたのか、ハレが声をかけてくる。
私は少しだけ顔を上げてスンスンと鼻を鳴らす。
「……なにか、変な匂いしない?」
「匂い? うーん……確かにちょっとする気はするけど、気にするほどでも無くないか?」
境内は雑木林に囲まれている。
その林の中から、いつもはしない匂いが微かに漂ってきていた。
「私は少し様子を見てくるわ。ハレは先に休んでていいわよ」
「一人で大丈夫か?」
「様子を見てくるだけよ。厄介そうなら呼びに戻ってくるわ」
「ん、りょーかい。それじゃあメシの準備して待ってるぜ」
「ええ」
ハレと別れて、雑木林に足を踏み入れる。
匂いは林の奥の方から漂ってきているようで、奥に進めば進むほど強くなってくる。
「出来れば、長くは嗅ぎたくないわね……」
境内では気にしなければいいだろうと思う程度のものだった匂いは、いつの間にか顔を顰めるような強烈な臭いに代わっていた。
例えるなら、手入れの行き届いていないトイレのような臭い。
腕で鼻を押さえつつ、臭いの元へ急ぐ。
少しして、私は臭いの元に辿り着いた。
太い木の根元付近に咲いた、肉厚の花弁を持つ赤い花。
「これは……ラフレシア……?」
中心には牙のようなものが覗く口がある。
ただの花ではないということは見ればわかった。
とにかく悪臭だけでもなんとかしようと、私は魔法で水を生み出してラフレシアに向けて放つ。
その瞬間、ラフレシアの口から桃色のガスが噴出した。
「しまっ……!?」
突然放たれたそれを、私は大量に吸い込んでしまう。
直後、私の意識は闇に溶けていった。
◇◆◇◆◇◆
「……ニニのやつ、遅いな……」
冷め始めてしまっている夕飯を前に、アタシ──ハレは呟いた。
ニニが林に入っていってから、もう1時間は経ってる。
様子を見るだけにしては、長過ぎる時間。
「ニニの実力なら問題ないと思うけど……」
結構悔しいけど、ニニの実力は相当なものだ。
武具の扱いで言えばアタシの方が慣れているし勝っている自信があるけど、ニニには多彩な魔法がある。
だから、これは念のためだ。
立ち上がり、林に向かう。
「ニニは、臭いを警戒してた」
林の中を臭いの漂ってくる方向へ走る。
使い慣れた短剣を手に、周囲を警戒しつつ全力で。
「……っ! …………っ♡」
「ニニっ!?」
進行方向から、ニニのものと思われる声が聞こえてくる。
警戒度を上げて、その場所に突っ込んだ。
「っ!?」
そこで目にしたのは、余りにも予想外の光景。
「やっ♡ そこ、いいっ……♡」
「ニニ……?」
確かに、そこにニニはいた。
けれどニニの服は乱れ、身体に植物の蔓が巻きいてニニの身体を持ち上げて、その先端をニニの膣が咥え込んでいる。
何よりも驚いたのは、ニニの反応。
普段のニニなら嫌悪を示すであろうその状態に、表情を蕩けさせて嬌声を上げている。
「なにしてんだよ、ニニッ!!」
「んぅ……♡ あら? んっ♡ハレも、来たのね……」
アタシの存在に気付いても、ニニの様子は変わらない。
原因はおそらく、ニニの足元に咲いた大きな花。
「あれは、まさか……」
何かの資料で見た気がする。
確か……『幻惑のラフレシア』。
自身に危害を加えようとするものに様々な作用のガスを噴出して、相手を意のままにする……危険な花だったはずだ。
「ってことは……」
よく見れば、ニニの瞳から光が失われている。
おそらく、ラフレシアのガスを吸ってしまったのだろう。
でもだとすると、今は脅威度は低い。
資料に書いてあった情報だと、ラフレシアのガスは補充にかなり時間がかかるらしいから。
「ニニを……離せっ!」
短剣を構え、炎を纏った斬撃を舞のように放つ。
その斬撃が、突如として現れた水に阻まれた。
「ダメよ、ハレ」
蔓から解放されたニニが、アタシとラフレシアの間に降り立った。
不敵な笑みを浮かべたニニは、その手に水鏡を携えている。
「ニニ、どいてくれ」
「だから、ダメよ。それよりも……」
ニニの鏡に魔力が宿っていく。
ラフレシアのガスは精神に干渉するが、能力は封じない……
「私と、一緒になりましょ?」
鏡が光を放つ直前、アタシは固く目を閉じる。
ニニの鏡も精神干渉の能力を持っている。
鏡に映った自分と目を合わせるとアウト。
皮肉なことに、ラフレシアと似た能力。
「ニニの能力は知ってる。そう簡単には食らわない」
「そうね。でも、目を閉じたまま戦える?」
「戦えるさ」
ニニとは、何度も手合わせしてる。
能力も、気配もよく知ってる。
気配だけを頼りにしても、戦える。
「そう……それじゃ、あっ♡ちょっと、そこはっ♡ダメぇ……♡」
「ニニッ!?」
突然嬌声に変わったニニの声に、目を開けてしまう。
「ほぉら、騙された♡」
目の前にあったのは、アタシの顔。
……違う、これは……鏡、だ……
「ハレは優しいものね。私の身に何かあったら、目を開けてくれると思ったわ」
「に、ニ……」
意識が薄れていく。
だめ、だ……ここでアタシが堕ちたら、誰が、ニニを……
たす、け……
◇◆◇◆◇◆
「あっ♡きもち、い……♡そこ、もっとぉ……♡」
「焦らすなぁ……♡はやく、はやくくれよぉ……♡」
林の奥から、嬌声が響く。
グチュグチュとした水音と共に響く二つの声は、快楽を求めることに必死なように聞こえる。
ハレとニニの二人は共に蔓に巻き付かれ、身体を持ち上げられていた。
ニニはラフレシアの蔓によって二穴を犯され、ハレはクリトリスと乳首を激しく擦られてはイク寸前で止められ、焦らされている。
二人に嫌悪感は全く無い。
それどころか、もっと強い快感を与えてほしいと心の底から思っていた。
「アタシにも、早く入れてぇ……♡」
「んぉっ♡そんにゃ、奥まれぇ……♡」
何度も挿入を繰り返されているニニと、未だ一度も挿入されていないハレ。
ニニの乱れた姿を間近で見続け、ハレの挿入欲求はピークに達している。
そんなハレの眼前に、蔓の先端が一本差し出される。
ハレは我慢出来ずにそれにむしゃぶりついた。
「ん……♡じゅる、ちゅっ……♡こりぇ、はやく入れへぇ……♡」
おねだりをしつつ夢中でその蔓を舐めしゃぶるハレの股間に、ニニの顔が運ばれていく。
ラフレシアの意図を汲み取ったニニは、ハレの濡れそぼった膣口に舌を這わせた。
「んんぅ!? ぷはぁ、ニニ……それ、らめ……♡」
「なんれ? ハレったら、んちゅ……気持ちよくなりたかったんでしょう?」
「そ、だけどぉ……♡ここまで、焦らされた、んだから……イク時は、挿入で、ってぇ……♡」
「ふふ、ハレ……可愛い♡」
ニニはハレから口を離すと微笑んで、両手でハレの膣口を左右に広げる。
ラフレシアの方へ視線を向けて、再び笑う。
「入れてあげて。もう十分焦らしたでしょう?」
ニニの言葉に応えるように、ハレの口に入っていた蔓が下半身に向かう。
穴を探すようにワレメを擦り、その度にハレの身体がビクビクと震える。
「ほら、ハレ……お待ちかねの挿入よ♡」
ハレの身体をそのまま貫かん勢いで、蔓が挿入される。
処女膜を容赦なく破り、止まることなく子宮口に叩きつけられる。
「……っ!?♡」
身体が大きく反り、声にならない声を上げてハレは絶頂を迎える。
焦らされ続けたせいか、破瓜の痛みも快感に塗りつぶされて消えてしまっていた。
「こりぇ、らめっ♡おかひ、なっひゃ……♡お"っ♡やめっ♡いっかい、とめひぇ……♡お"お"ぉ"っ♡」
「すご……♡ねぇ……私も、もっと激しく犯して♡」
ハレの激しい絶頂を羨ましそうに見たニニが、今度は自分の膣口を広げる。
艶かしく腰を横に振り、ラフレシアを誘う。
二本の蔓がそれぞれ膣と菊門に侵入する。
「んお"っ♡りょうほぉ♡」
「ニニっ♡たすけ♡あたひ、おかひく♡なっひゃ……♡」
「いいの♡おかしく、なっひゃ、いぃぃ♡まひょ……♡」
激しく植物の蔓に犯される二人。
抽送の度に二人の身体は空中で激しく揺れ、それに負けないほど大きく痙攣する。
「ハレ、こっち……♡じゅる、んちゅ……♡」
「んぅ!?♡ ニニぃ……♡れろ、ちゅっ……♡」
徐にニニがハレの唇を奪う。
唇をこじ開け、舌を滑り込ませて絡ませる。
一瞬驚いた表情をしたハレも、すぐにニニの舌に自らの舌を絡ませた。
すでに二人は絶頂状態から降りて来られないような状態だったが、それでも感じる、さらに大きな波の気配。
「んっ、ちゅる……♡なぁ、ニニ……」
「れぇろ、ちゅっ……♡ええ、ハレ……一緒に♡」
「ああ、一緒にぃ……♡」
すぐそばまで迫ってきた一際大きな波が、二人の身体に押し寄せる。
二人はお互いに唇を重ねたまま、その時を迎えた。
「「んうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」
◇◆◇◆◇◆
「ん……」
朝。
いつもの通りに目を覚ましたニニは、まだ覚醒しきらない意識を覚醒させるために洗面所で顔を洗う。
タオルで顔を拭いていると、ハレが洗面所に入ってくる。
「おはよう、ハレ」
「んぅ……おはよぉ……」
ハレはまだ眠いのか、目を擦りながら挨拶を返す。
そんな様子を微笑ましく思うニニ。
二人の太ももを白く濁った液体が伝っているのに、二人はまだ気付かない。