またフルルドリスさんのお話です。
前話の前日譚的な部分とその後の話。
前半陵辱、後半は前回と同じくシュライグとしっぽりします
──教導国家ドラグマ
その頂に聳え立つ荘厳な雰囲気を纏う城内に、雰囲気に似合わぬガシャガシャとした金属音が響く。
音の主は無骨な鎧を身に纏う女性──フルルドリス。
戦闘を終えたフルルドリスは、兜のみを外して小脇に抱えて城内の浴場へ向かっていた。
全身を覆う鎧での戦闘を終えた後は非常に汗をかいているため、やらなければならないことを終わらせたら真っ先に浴場へ向かうのが、フルルドリスの日常だった。
「『聖女』様、お疲れ様です」
浴場までもうすぐというところで、男に声を掛けられる。
服装からして、『教導の神徒』の部隊の者だろう。
「ああ、お疲れ。すまないが、何か用があるなら少し後にしてもらっても良いだろうか。先に汗を流したい」
「お気になさらず。大した用ではありませんので……」
男は懐に手を入れると、口角を吊り上げて笑う。
「ゆっくりとお休みください」
直後、懐にから取り出したスプレーの中身をフルルドリスの顔に目がけて噴射した。
相手が騎士団の関係者と油断していたフルルドリスは、それをマトモに吸い込んでしまう。
「な……に、を……」
「おや、あれほど吸い込んで意識があるとは驚きです。ドラゴン族でも即昏倒する強力なクスリなのですが……これも聖痕の加護ですか」
フルルドリスの身体から力が抜ける。
同時に恐ろしい眠気が襲ってきた。
力の抜けた身体では重い鎧を纏った状態でマトモに動くことなど出来ず、フルルドリスはその場に倒れ込む。
そのまま、フルルドリスの意識は闇に沈んだ。
◇◆◇◆◇◆
どれくらいの時間が経っただろうか。
フルルドリスは目を覚ました。
どうやら、大浴場の一角にいるようだった。
鎧は脱がされているが、インナーは着たままだ。
身体を動かそうとすると、頭上から鎖の音が鳴る。
「これは……」
両の手首に嵌められた手枷。
それが天井に繋がれていた。
「おや、目を覚ましましたか」
脱衣所の方から先程の男が入ってくると、目を覚ましたフルルドリスを見てニヤリと笑う。
「ああ、その手枷は外れないと思いますよ。聖痕の力を封じる刻印がしてありますのでね」
「下衆が……私に何をするつもりだ?」
「いえね、ずっと思っていたんですよ。戦闘後の貴女と廊下ですれ違うと、非常に濃密な香りがするな、と」
男はゆっくりとフルルドリスに近づいていく。
その言葉と男の表情から、フルルドリスは生理的な嫌悪感を感じざるを得なかった。
「ち、近付くなっ!」
手が使えないなら蹴り飛ばしてやろうと考えるフルルドリスだったが、まだクスリが残っているのか身体に力が入らず失敗に終わる。
男は腕を上げているフルルドリスの腋に顔を寄せ、蒸れた汗の臭いを肺いっぱいに吸い込む。
「はぁ……芳しい……聖女のモノとは思えない、濃密な汗の臭い……」
「か、嗅ぐな変態めっ!」
絶対に嗅がれたくない、戦闘後……しかもシャワーすら浴びられていない身体の臭いを間近で嗅がれ、フルルドリスは羞恥に顔を赤くすると共に嫌悪感に身悶えする。
「貴女のせいですよ。毎日のように鎧の隙間から周囲にこの臭いを振り撒いて……ここで生活している男どもはみな、貴女のその臭いに悩まされているんですよ。貴女のソレは余りにも性的ですからね」
「何をっ……!」
「私だけではありません。そう……」
男はフルルドリスからゆっくりと離れ、両腕を大きく広げる。
何かを披露するかのように。
「この場の全員が、貴女を犯したいと思っているのですよ」
脱衣所から、10人を超える男達が浴場に入ってくる。
それを目の当たりにした時、フルルドリスの心に生まれたのは確かに『恐怖』だった。
「大丈夫、すぐに何もわからなくなる。声だって我慢する必要はないですよ。脱衣所で防音結界を行使しているメンバーがいますから、思う存分喘ぐといい」
主犯の男が手で合図をすると、男たちは一斉にフルルドリスの身体に殺到する。
壁とフルルドリスの背中の間に入り込み背後から胸を揉む者、腋に顔を埋めて深く呼吸する者、タイツを破り素肌を露出させる者──様々だ。
しかし一貫しているものが一つ。
フルルドリスを性的対象としてしか見ていないという点だった。
「やめ……やめ、ろぉ!」
必死にフルルドリスは抵抗しようとするが、聖痕の力を封じられ、両手すら封じられた状態ではロクな抵抗など出来はしない。
主犯格の男が自らのモノを露出させて迫る。
一番槍は主犯格の男だと決まっていたのか、他の者が場所を空けるように左右に分かれる。
「では、いただきましょうか」
モノの先端を、フルルドリスの秘所に押し付ける。
フルルドリスから血の気が引いていく。
『聖女』として純潔のまま生き、戦場に身を置くことで『女性』としての幸せを半ば諦めていたフルルドリス。
その純潔が、このような形で散らされようとしている。
「やめ、ろ! それは……それだけ、はぁ!」
必死に抵抗するフルルドリスを無視して、男が腰をフルルドリスに叩きつけ……
◇◆◇◆◇◆
ガバッ、と。
フルルドリスは掛け布団を跳ね上げた。
「また……この夢か……」
全身から嫌な汗が吹き出し、服が肌に張り付く。
忘れたいと、ずっと思っている過去の出来事。
汗で張り付いた前髪をかき上げて、フルルドリスは溜息をついた。
教導国家ドラグマを離れ、鉄獣戦線と行動を共にしていたエクレシア達と合流してしばらく経った。
今はスプリガンズの船を拠点としているため野宿ではないが、ゆっくりと眠れる時に限ってフルルドリスはこの夢に悩まされる。
「少し、歩くか……」
眠れるような気分ではなくなったフルルドリスは、ベッドから立ち上がると部屋を出る。
「あら、どうしたの?」
部屋を出たタイミングで、桃色の髪をした鉄獣戦線のメンバーである女性──フェリジットと鉢合わせした。
「少し、眠れなくてな」
「汗スゴいわよ。少し歩いたところに水浴びなら出来る場所があるから、行ってきたら?」
「本当か? それは助かる」
フェリジットから場所を聞き、フルルドリスはその場所へ向かう。
どうやら今停泊している地点の近くに泉のような場所があるらしい。
大きな岩で拠点からは見えなくなっているらしく、覗かれる心配もないだろうとフェリジットは言った。
鉄獣戦線と行動を共にするようになって、シャワーや入浴の機会がかなり減ったこともあってフルルドリスはこのような機会を楽しみにしている節があった。
拠点としている船の至る所で、機械を弄っているスプリガンズのメンバー達を見かけた。
随分と遅い時間なのに、時間を忘れて作業をしているようだった。
「……ここか」
十数分ほど歩いた岩場の陰に、それほど広くはないものの泉のような水場があった。
船の方向は岩で隠され、反対側には大きめの森が広がっている。
フルルドリスは辺りを見渡し、安全を確認すると衣服を脱ぎ始める。
念のため、武器である刀はすぐに手に取れる位置に置いておき、身体を水で洗う。
「少々冷たいが……文句は言えんな」
じっとりとかいていた汗を丁寧に流していく。
ふぅ、と息をつくと、適度に身体から力が抜けて心地いい。
「おや、奇遇ですねぇ」
リラックスしていたフルルドリスに投げかけられる、嫌な雰囲気を纏う声。
弾かれたように声のした方──森の方向に向き直るフルルドリス。
そこには、思い出したくもない顔があった。
「貴様……!」
先程夢に出てきた、主犯格の男。
忘れたくても忘れられない、憎くてたまらない顔。
「そんなに殺気をぶつけないでくださいよ。うっかり『コレ』をあの船に送ってしまいそうです」
フルルドリスに見せつけるように携帯端末を掲げる男。
その画面には、フルルドリスが純潔を散らした時の映像が流れていた。
「っ……!」
「抵抗も無しでお願いしますよ。私を制圧しても、別働隊が連中の端末をハッキング済みですから、すぐにこの映像が船中に流れることになります」
「どこまでも、卑劣な……!」
ククク、と笑う男を睨みつけるフルルドリス。
しかし今の仲間たちにあの姿を見られることは憚られた。
「どうやら、状況は御理解いただけたようですね。それでは、失礼しますよ」
男が泉に足を踏み入れる。
フルルドリスの目の前まで近付くと、男はフルルドリスの秘所を指で軽く撫でた。
ヌルリとした感触が指に伝わる。
「おや、あんなことを言っていたというのに……これは明らかに泉の水ではありませんね。粘性が高い……もしや、期待していたのですか?」
「そんなわけ、ないだろう……!」
フルルドリスは股を濡らしていた。
あのような夢を見た直後であったこともあるが、シンプルに欲求不満気味であったことは否めなかった。
シュライグに一度抱かれたことはあったが、それ以外は全くそんな機会は無かった。
教導国家で生活していた期間は、あの日以来事あるごとに犯されていたこともあり、身体は疼くばかりで……
「説得力がありませんねぇ。ほら、こうしてほしいのでしょう?」
男の指がフルルドリスの秘所の中に侵入する。
抵抗もなくそれを飲み込んだばかりか、フルルドリスの身体はそれを離さないと言わんばかりに締め付ける。
「んっ……!く、んぅ……!」
フルルドリスに聞こえるように、男はグチュグチュと音を立ててフルルドリスの秘所をかき回す。
どれだけ嫌だと感じていても、昂ってしまっている身体はそれを快楽として受け入れてしまう。
「まずは一度、イかせてあげましょう」
「いや……あぁ♡ やめ、ろぉ……!」
女を絶頂に押し上げるためだけの、乱暴で激しい責め。
次第にフルルドリスの表情はトロけ、腰が引けていく。
それでも、男はフルルドリスを逃すまいと左手で腰を引き寄せる。
「やっ、だめ……!〜〜〜〜〜!!」
ビクン、とフルルドリスの身体が大きく跳ねる。全身から力が抜け、フルルドリスは不本意ながら男の両手を掴んで身体を預けてしまう。
「相変わらず敏感ですねぇ。いや、昔より敏感ですかね? 我々から離れてから、ご無沙汰でしたか?」
「だま、れ……」
フルルドリスは男を睨み付けるが、その声は力無い。
そんな様子のフルルドリスを見て、男はニヤニヤと笑う。
「さて、もっとじっくり解してもいいのですが、私もそろそろ辛抱ならないのでね。本番といきましょうか」
未だ力の入らないフルルドリスに後ろを向かせ、フルルドリスは岩場に両手をつく。
必然的にフルルドリスは男に向かって腰を突き出すような体勢になってしまう。
「では、久しぶりに堪能させていただきましょうか」
「やめ、ろ……」
「お断りします」
「んうぅぅぅぅ!?」
フルルドリスの言葉を簡潔に否定し、男は容赦無くフルルドリスの秘所に自らの肉棒を捩じ込む。
絶頂直後の秘所に捩じ込まれたことで、激しい快感がフルルドリスを襲う。
「おや、挿入しただけでイきましたか。流石は聖女様。売女の才は健在のようで何よりです」
「ふざける、な……! そのような才など、おっ♡」
男の言葉を否定しようとするも、そのタイミングで膣奥を突かれて反論の言葉は喘ぎに変わる。
どれだけ否定しようと、身体は敏感に反応し、頭がトロけていく。
「相変わらず具合の良い肉穴です。私のモノを優しく、それでいてキツく締め付けてくる……貴女は本当に良い穴だ」
「人のことを、穴だと……! ふざけ、んぅっ♡ふざけ、るなぁ……!」
「違いましたか? 無理矢理捩じ込まれているにも関わらず股を濡らし、締め付け、嬌声を奏でている貴女が、穴以外のなんだと?」
煽りながら、男は腰を振る。
肉と肉がぶつかり合う音と共に、粘り気の強い水の音が響く。
反論しようとしたフルルドリスの口からは艶かしい吐息が漏れ、マトモな言葉にならない。
「あぁ、良いですねぇ……そろそろ出しますよ」
「やめっ、中は……中はやめろぉ……!」
「もちろん、お断りします」
「んっ!あぁぁぁぁぁぁ!!」
フルルドリスの膣奥へと煮えたぎった欲望が流し込まれる。
子宮が火傷しそうなほどの熱に、フルルドリスの身体が跳ねた。
男がゆっくりと肉棒を引き抜くと、身体に力の入らないフルルドリスはその場に尻餅をついてしまう。
「はぁ、はぁ……気は済んだ、だろう……なら、さっさと……」
「何を言っているのです?」
「なに……?」
「『あの時』もお伝えしたはずですよ。貴女に欲望をぶつけたい者は大勢いる、と」
森の中から、同じ服装の男達が数人現れる。
フルルドリスの顔が目に見えて青ざめていく。
「ヤり終わった者は順次、別働隊のメンバーと交代してあげなさい。彼らもまた同じ欲望を持つ協力者ですから」
主犯格の男はそう言って、フルルドリスに背を向ける。
男達がフルルドリスに詰め寄ろうとして……止まった。
「随分と趣味の良い催しだな」
その声が聞こえたのは、フルルドリスが背を預ける岩の上から。
バサリと低く響く翼の音と、ガシャリと重く響く機械音。
「俺も混ぜてもらおうか」
凶鳥の両翼が開く。
次の瞬間には、男の半数以上が地に伏していた。
「貴様は、凶鳥……! 何故この場所が!?」
「年がら年中機械弄りしてる奴らが、あんなチャチなハッキングに気付かないわけないだろうが。逆探知してソイツら片付けて、聞き出した」
「シュライグ……」
「悪かったな、遅くなって」
シュライグはフルルドリスの隣へと降り立ち、肩を抱く。
フルルドリスが顔を真っ赤にしているが、それには気付いていないようだ。
シュライグの視線は、男達に向けられていた。
ありったけの怒気と殺意をこめて。
そこからはもう、一方的だった。
男達が何をしようとシュライグは動じず、1人1人確実に始末していく。
最後に残った主犯格の男は腰が抜けて立てなくなっていた。
「さて、残るはお前だけだ」
「やめろ……私に何かあったら、教導国家が黙っていないぞ……」
「望むところだな。そもそもヤツらは元々俺たちの敵だ。それに……」
銃口を男の頭に向ける。
男の顔が恐怖に染まっていくのが見てとれた。
「ヤツらがお前如きのために動くとも思えんな」
冷たい目で男を見下ろし、シュライグは引き金を引いた。
◇◆◇◆◇◆
「大丈夫だったか、というのはもう間違いなんだろうな」
男達の始末を終えて、シュライグはフルルドリスに声をかける。
フルルドリスは未だシュライグに肩を抱かれているが、フルルドリスの様子からして、シュライグには手遅れであったことは間違いなさそうに思える。
「いや……大丈夫だ。助けに、来てくれたから」
そう言葉を紡ぐが、フルルドリスのその声は震えている。
どう考えても、我慢しているようにしか見えない。
「……ヤツらが俺たちに送ろうとしていたデータは、見ていない」
「え……?」
前触れもなくシュライグから語られたその言葉に、フルルドリスはシュライグの顔を見上げる。
「お前が抵抗出来なくなるような脅しに使えるデータなんだとすれば、俺達には見られたくないものなんだろう。なら、俺がそれを見てしまったら、耐えていたお前の努力を無駄にすることになる」
確かに、フルルドリスにとってあの映像データは絶対に見られたくないものだった。
あの時のことはエクレシアも知らない。
誰も、知らない。
「……優しいんだな」
「……仲間だから、な」
「仲間、か……」
その言葉は、本来であればフルルドリスにとって喜ぶべきものだったはずだ。
だが、フルルドリスの胸にチクリとした痛みが感じられる。
「……その優しさに、もう一つ甘えても良いだろうか」
「俺に出来ることならな」
シュライグの言葉を受け、フルルドリスは腕からスルリと逃れる。
そして、シュライグの顔を正面から見つめ……唇を奪った。
「!?」
驚きに目を見開くシュライグ。
しかし抵抗することはなく、自然にお互いがお互いの舌を絡め合う。
少しして口を離すと、2人の間に透明な橋がかかった。
「忘れさせてくれ。シュライグのモノで、私の悪しき記憶を」
「任せろ」
シュライグはフルルドリスを抱き寄せる。
大人しく腕の中に収まったフルルドリスの耳元で、小さく囁いた。
「忘れさせてやる。そして、忘れられなくしてやる」
「それは、楽しみだ」
ふふふ、とフルルドリスは小さく笑う。
そんなフルルドリスを、シュライグは両手で軽々と持ち上げた。
脚の内側に手を入れ、半ば無理矢理にフルルドリスを開脚させる。
シュライグの腕はフルルドリスの膝を裏から支え、背中に回されている。
「ま、待て……! これは流石に恥ずかし……んぅ♡」
想定外の体位を恥ずかしがるフルルドリスに、有無を言わさずシュライグは挿入する。
元々、嫌々ながらも何度かイかされてしまった後だ。フルルドリスの身体はほんの少しの抵抗もなくそれを奥まで受け入れた。
「ちょ、聞いて、あぁ♡きいて、いるのか……んうぅ♡」
「少し、静かにしろ……」
シュライグはフルルドリスの身体を上下に揺すりながらも、唇を重ねる。
口を塞がれたことで、フルルドリスの抗議は無理矢理おさえつけられる。
「んー!んぅ♡むぅー♡」
口内と膣内を同時に犯され、頭が快感で溶けていく。
しかし、先程までとは違う。
ただただ嫌だと思っていたのとは違い、今はただ幸福感に包まれていた。
「っはぁ♡ シュライグ……♡」
気付けば、フルルドリスはシュライグの首に手を回していた。
少しの息継ぎの後、今度はフルルドリスから唇を重ねる。
「んっ、んぅ……♡れろ、ちゅっ……♡」
「っ……出すぞっ!」
「きて……!」
射精の瞬間、シュライグはフルルドリスの最奥に肉棒を押し付ける。
同時にフルルドリスの膣内が激しく収縮を繰り返し、更なる快感を両者に与える。
「んあぁ……♡ すごぉ……♡」
「……まだ、終わらんぞ」
「ふぇ……?」
シュライグは挿入したままフルルドリスの身体を前後反転させ、脚を地面に下ろす。
男に犯されていた時のように、フルルドリスは岩場に手をついて腰を突き出した体勢になる。
「ちょ、少し休ませ……んぁう♡」
「忘れられなくしてやると言っただろう」
フルルドリスの耳元で囁き、ゆっくりとピストン運動を開始する。
抜けるギリギリまで引き抜き、勢い良く奥まで突く度にフルルドリスの身体が跳ねる。
「んっ♡ その、ゆっくり♡抜き差しするの、だめ……♡」
「休ませろと言ったり、ゆっくりはダメだと言ったり……仕方のない聖女様だな」
「バカ……」
フルルドリスは不貞腐れたような表情でそっぽを向く。
あまり見ないその表情に嗜虐心を煽られたシュライグは、腰の動きを早める。
「やっ♡急に、激し……♡」
「激しいほうが、好きだろ……!」
「好きっ♡ 好きぃ……♡」
肉同士がぶつかり合うたびに、ぱちゅん、ぱちゅんと2人の体液が弾ける。
2人はただ快楽を貪り、お互いを求める。
「フルルドリス……!」
「おくに♡いちばん、おくにぃ……♡」
「あぁ……! もう1発、だ!」
再びの射精。
フルルドリスの希望通り、シュライグは腰を可能な限り押し付けてその時を迎えた。
すでにシュライグのモノで満たされていた子宮内には収まりきらず、フルルドリスとシュライグの結合部から白く濁った液体が溢れ出す。
「はぁ……♡もったい、ない……♡」
「安心しろ……また何度でも出してやる」
「ん……♡嬉しい♡」
◇◆◇◆◇◆
結局、2人はこの後何度も身体を重ねた。
汗だくになった身体を泉の水で洗い流そうとして、泉の水に白く濁ったモノが大量に浮かんでいることに気付いて2人で苦笑いした。
泉の端の方の比較的キレイな水で身体を洗い流し、服を着て船に戻る。
足元がまだ覚束なくてシュライグに身体を預けていたフルルドリスが鉄獣戦線メンバーであるキットやフェリジットにからかわれたのは、また別のお話。