※この作品はR-18です。

はぐれ対魔忍ソウゲツ   作:蠱惑奈 毒蜜

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pixivに書いてあるやつと同じやつをハーメルンにも投稿いたします。
これ昨年に投稿する予定だったのですが3dsのテリーのワンダーランドで裏ボス作るほどハマりすぎたため遅くなったと補足しておく。
だって楽しすぎるもん、このゲーム


0話

東京のとある高層ビルの社長室、男は一人で様々な男女の写真が写ってるパソコンを覗きながら電話越しに笑っていた。

「案外やってみると簡単だな、ヨミハラに侵入しようとする対魔忍にコネ作って、あんたに売ればいいだけだからな、矢崎、俺はあんたの友達でほんとよかったよ」

「ハハハ、その分私の党に活動資金を送ってくれる君も私にとっては嬉しい存在だよ」

電話の相手、矢崎宗一も笑いながら答える。

彼は民新党の幹事長でありながら、弟の伝手で犯罪組織と繋がっている男である。

「そういやあんたのお気に入りの雌豚、少し予約させてくれよ、俺も溜まっているんだ」

「ふふ、君は激しすぎるからな、壊すなよ」

「おいおい、あれはあいつが誘ったからって言っただろう。それよりも今日も対魔忍のデータと侵入経路送ったからな、有効活用してくれ」

「ああ、うまく使わせてもらうよ…おっと、私にも急用が入った、切らせてもらうよ」

そう言い矢崎が電話を切る。

男は再びパソコンとスマホに目を向け、笑いながらマウスホイールを動かし、

「たく最高だよ、この写真と肉便器になった奴らの顔を見比べるのは。コネ作った俺が実は裏切り者だって分かった時のあの顔、傑作だよな!」

「君もなかなかのクズだねぇ、あっ、ちょっと動かさないで。今証拠写真撮ってるから」

「!?」

男が声をした方を見てもいない…と思った瞬間、空間が揺らぎ、そこから一人の人物が姿を表した。

「だっ、誰だ?!」

「んー『カシャ』誰かって言われると…まぁ不審者だなw」

自身を不審者と言いながらもスマホで写真を撮っている彼は、対魔忍の戦闘服を改造したような装束に身を包み、声からすると若い男の声のように聞こえた。

しかし顔には数本の線が彫られた狐のお面をつけており、素顔がわからなかったが、男は彼の姿に聞き覚えがあった。

どんな警備も掻い潜り、手練れのSPすら相手にならない存在だと言われ、彼に依頼された奴にはこの世の地獄が待っていると今は亡き仕事仲間から聞いたことがあった。

あの時は、所詮は噂話だとして酒の肴にしていたが、まさかその人物が本当に目の前に現れるとは思っても見なかった。

男は目の前の彼の名を呟く。

「はぐれ…対魔忍」

はぐれ対魔忍と呼ばれた彼はスマホをしまい男の方に顔をむけた。

「へぇ、あんたみたいな奴にも俺の名が知れ渡っていたか」

「いやまて、ここにきたということは!俺の護衛どもは!?」

「あれが護衛、みんな殺したよ、すごい雑魚だった」

「なっ!?」

自身の護衛には矢崎の伝手で魔族を数多く雇っており、手練れの対魔忍すら苦戦しそうな数であった。

それらを自分の気づかぬ間に殺され、挙句の果てに彼にとっては雑魚でしかなかった。

その事実は男にとって絶望でしかなかった。

「さて、このデータさえ渡せば、あんたの生死はどうでもいいんだけどさ、まぁ殺さなくてもいいってことなんだけど…どうする?殺さない方がいい?」

しかしはぐれ対魔忍の一言はそんな男に希望を与えた。

男はすぐさま泣きながら五体投地で彼に助けを求める。

「お願いします!助けてください!その情報は渡します!もう二度と悪事を働きません!だからお願いです、命だけは!!命だけはぁぁぁぁ!!」

そんな男の助けに彼は答える。

「でもさ、あんたが情報を売った対魔忍さぁ、命はあるけど、こんな男どもの相手させられてさぁ、生き地獄だよね、お前のせいでこんなにたくさんの対魔忍が酷い目に遭ってるのに、なんでお前は一回土下座すりゃのうのうと生き残れると思ってんの?」

「ゑ?」

「俺だって温情はあるさ、脅されたってぐらいなら許すよ?だけどさ、自分の利のために人を売るようなクズをどうして救わないといけないんだよ?」

「う、嘘だろ、じゃあ俺を助けるって言うのは?」

「はっ、嘘に決まってるだろ、ちなみにお前の謝罪は撮影しておいたから。騙された被害者に送っていく予定だよ。惨めだなぁあんたも、最後に残すのは金じゃなくて謝罪動画に「うわぁぁぁぁ『バン!バン!』」どわ、危ねっ!」

遂に男は忍耐の限度を超え、隠し持っていたピストルを乱射し始めた。

「ちっ、野郎」

はぐれ対魔忍は最初こそ驚いて避けたが、続いて放たれた銃弾に腰からダガーナイフを抜き銃弾を真っ二つに切って男に近づいていく。

「来るな!来るな!来るな!来るな!来るなぁぁぁ!!」

男が来るなと言うたびに放たれた銃弾は全て彼がダガーナイフ一本で真っ二つにしてしまい遂にカチッ、カチッと引き金を引いても何も出なくなってしまった。

「あ、あ、あ」

生き残る望みを絶たれ、床下に黄色い滲みを作っていた男の頭をはぐれ対魔忍が掴み、持ち上げた。

「何、安心しな、お前の情報は送るべきところに送っていくから、お前も安心して……地獄に落ちやがれ」

そう言って男の頸動脈をダガーで切り裂いた。

          ‥‥

「終わりましたよ、アサギさん」

『わかったわ、すぐに情報を持って帰還しなさい』

「帰還?俺んちはもうそこじゃないですよ」

『私語は慎め、帰還後、新たな任務をだす』

「はいよ、双海蒼月、帰還しますよ!っと」

はぐれ対魔忍、改め本名双海蒼月は自身の術でくり抜いたガラスの穴の中から勢いよく飛び出していった。

           ‥‥

これは、一人の忍びのお話

他の対魔忍からいたぶりを受け、抜け忍となった忍びのお話

そして、他の対魔忍の世界では語られないはぐれ対魔忍のお話

      第0話 はぐれ対魔忍




ちなみに蒼月の格好は「トリニティセブン」の春日アラタのように半袖に腰マントをしている。
ちなみに改造というのはあのピチピチ戦闘服を少しブカブカにしたような感じ
後は小説の通りの格好です。
コメントよろしくお願いします。
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