なんか夢を見ていた。
仁科が大勢の男達に囲まれ、連続してセックスをしていた。
集団レイプなどでは無く、仁科も喜んでいた。
前から後ろから男のモノを入れられて、平気で中に出されていく。汁などで汚れているはずの身体はヌルテカに光り、見た事の無いエロい身体になっていた。
胸も尻も今よりも大きく、顔付きも大人っぽい。
ああ、これは夢なんだ。こんな風になる訳ないじゃん。
次の瞬間、場面が変わった。
エプロンを着て家から男を送り出している。
スーツを来た男の顔は見えないが、幸せそうな顔だった。
そしてまた場面が変わる。
スーツを着ていた仁科が、若い男から言い寄られていた。学生か?
男の前にしゃがむと、男のズボンからチンコを取り出しフェラを始める仁科。
また場面が変わった。
仁科がキッチンで料理を作っていた。
胸は明らかに大きく変わっており、そしてお腹は大きく膨らみ妊娠している事が分かった。
場面は変わった。
今度は俺が映っていた。
大人に成った俺だった。
ここは教会か?女から見ている位置から俺を見上げている。
二人で神父の前に立ち、誓いを立てている。
女になった自分を見てみた。
胸は大きく腕は細い。髪は上げられているのか全く見えず、回りには見たこともない人達が参列していた。
おい、この女は誰だ?!
誰なんだよ。
おい、誰か教えてくれ…………
良い香りがして目が覚めた。
昨夜仁科がしていた場所は布団が畳まれ、更に奥には小室がまだ寝ていた。
頭の上に置いてあったスマホで時間を確認するが、まだ7時になったばかりだった。
「あ、起きたんだ。おはよっ」
起き上がってスマホを見ていた俺に声を掛けて来る美香さんがいた。
「おはよ~」
後ろを見るとそこには布団が畳まれ、誰もいなかった。
「桜小路さんは、早くに帰って行ったわ。食事ありがとだって。」
「へー素直になったじゃん。」
「そうね。一時はどうなるかと思ったわ。」
昨日の海での事を言っているんだろう。椅子に座った美香さんはニヤニヤして後ろの仁科を見ていた。
「あ、圭介君おはよ…」
「仁科、おはよ。」
「あの! 昨日は色々ごめんね。あっ ご飯食べる?用意されてたおにぎりなんだけど、レンジでチンする?」
「ああお願い。」
良い香りはこのおにぎりだったのか。
仁科は俯き気味に余り視線を合わせず、冷蔵庫からおにぎりを取り出しレンジに入れていた。
昨夜サバトの降霊術のように狂ったように身体をくねらせ、猿轡を外して悶え狂った仁科とは大違いだった。
その相方をしていた小室の方へと顔を向ける。
「あ、まだ寝かせといて。寝るの遅かったから。」
「明るくなるまでやってたんだって。こんな顔していておサルさんだよね~」
それ程言われてもしょうがなかった。
その仁科も分かっているのか、照れながら顔を下に向けるしかなかった。
ゆっくりと軽い朝御飯を食べ、コーヒーで微睡む。
8時になったので、外へと出てみた。
既に気温は暑く、ずっといたら汗ばみそうだが、深呼吸をして寝不足とアルコールで未だ働かない頭を動かして行く。
ふと目に入った木の根元。
少し砂がこんもりと盛り上がっていた。
ああ、昨日の桜花の脱糞の現場だ。
まあ、勝手に出て来る物を止められないわな。
可愛いかったから許そう。
汗でも掻いたらアルコールが抜けないかな?
でも、汗ばんだ身体で帰りたくはない。
汗を掻く前に家の中へと入った。
「うっ」
「外は暑いでしょ。」
美香さんに言われたが、起き上がって来た小室の横を通り窓を開け放つ。
「冷気が出ちゃうよ。」
真面目な顔をして美香さんが言ってきたが、みんな知らないんだろう。
「ここスゲー匂いしてるから。少し換気。ん?なんかオシッコみたいなにお――」
「だめえええ!」
仁科が慌てて俺の口を塞ぎにきた。
「少しおもらししちゃったから。」
小声で話してくる仁科。
「まさか、おねしょ…」
「ちがうって。あの時に出ちゃったの……」
「ああ、あの時ね~」
まあ、知らないんだけど。どうせ潮吹いてオシッコも出ちゃったんだろう。
「みんなに秘密で……へへっ」
感じ過ぎるのも大変だよな。
俺に一発やらしてくれ。
なんて言える訳ないしな。
「取り敢えず換気しようか。」
「ごめんね、圭介君。」
仁科も恥ずかしいだろうが、俺もこういう時どう言う顔をしたら良いか分からないな。
美香さんだったらどうするだろう?
『ケイちゃんが上手過ぎるからよ』
なーんて言ってきそう。
桜花だったら?
『あんなに沢山腰振るからよ!』
なんて、顔真っ赤にして怒るんだろうな。
「そんなに楽しい?私がおもらしして…顔が笑ってる。」
妄想しててあっちの世界へ行ってた。
「いや、俺も混ざれば良かったかな?なんてね。」
「え? あっ うん 出来れば二人っきりがいいな。なんか言っちゃって……大学…一緒に行こうね。」
「う、うん!」
アルコールでの二日酔いがスッキリ晴れたようだった。
この笑顔。
やっぱり俺は……………
完全に諦めきれないでいた。
その後、何もイベントが起こる訳も無く、片づけを終わらせゴミを管理棟へ運び、鍵を返して帰路に着いた。
小室君も仁科も、そして俺も寝不足だったからか、帰りの電車の中で眠っていた。
美香さん一人にして悪かったと思ったが、眠気には勝てなかった。ごめん。
そして夏休みに入り、俺は勉強を頑張った。
一応、合格県内には入っていたが、仮にも旧帝大だ。
万が一と言う事もある。
昨年、隆之と仁科が付き合っている時、俺は美香さんとセフレの関係になった。
適度な快楽を伴うストレス発散と、部活へ集中する時間もあって成績は信じられないくらいに上がっていた。
そして一緒の大学へ行くと言う目標も出来た。
図書館や美香さんの部屋に行って勉強する事も増えた。
美香さんとの勉強の後で、お楽しみエッチもするんだけど。
頭の良い美香さんは俺らと同じ大学へ行くみたいだった。
また三人揃って同じ場所へ。
隆之も水泳部の彼女が出来たらしいし、速効自分の部屋に連れ込む所を見てVサインをするところを見ると、仁科の事は吹っ切れていたみたいだった。
新学期が終わり、猛烈になっていく勉強。
疲れて家で寝る前に抜く事も無くなっていく。
成績は維持レベル。安心できるレベルだけども油断は禁物だ。
秋がやってきたが、いつもと変わらぬ勉強の毎日。
仁科に連れられ入学したが、ここが進学校だと言うのを自分の身で感じる。
冬がやってきた。
もう過ぐ前期が始まる。
としが変わる少し前。世の中のラブラブカップルがあんな事やこんな事をしている中、やっぱり勉強に励んでいた。
学校が終わり、家に帰ろうとしていた時だった。
「圭介君、これ。」
皆がぞろぞろと帰って行く中、俺の所に仁科がやってきた。
たまに教室で残って勉強を一緒にしたり、途中まで帰ったりはしていたが、今日は何だろう。
「クリスマスだから。」
長細いラッピングされた袋があった。
「あ、俺何も買ってない!」
「そうだろうと思ったわ。私は一緒に大学へ行けれるのがプレゼントにしようかな。」
「その為に頑張ってるじゃん。これ開けて良い?」
「うん。」
袋を開けてみると、中には美術部で使っていた物よりも良い筆が入っていた。
「あっちでも一緒の美術部に入れるといいね。圭介君美術が好きになったって言ってたから。」
「ありがとう。大切に使うよ。」
「それじゃあ私も。」
次に美香さんもやってきた。
手には少し大きめな袋を持っていた。
「ごめんっ 美香さんにも何も買ってなかった。」
「まあ付き合ってる訳じゃないからね。その内何かで返してもらおうかな。開けてみて。」
中にはあったかそうなマフラーが入っていた。
「風邪を引かないように…ね。」
少し照れてる美香さん。
微妙な顔で微笑んでいた。
「早速帰る時に使わせてもらうよ。」
寒さも厳しくなっていた。
そして最後の追い上げも近かった。
それぞれ帰り道で別れ、家に帰りついた。
「圭介~あんたに宅急便が届いてるわよ~変な物買ったんじゃないわよね。」
「多分俺のファンからプレゼントだよ。」
「どうだか。」
そんな事を言いながら自分の部屋に持って入り、宛名を見ると確かに俺に泣ており、送り先は空欄だった。
「だれからだ?」
袋を開けてみると、中には時計が入っていた。
カシオのGST-W300-7AJFというモデルでGショックという白いソーラー電波時計だ。
ネットで調べてみると4万弱もする。
これはアレか?
時間に遅れないように、テスト時間がどれだけ残っているかを確認しろという事だな。
マジで俺のファンがいたんだ。
仁科や美香さんは態々名前を隠す事はしないだろう。
小島さんもアレから俺に絡む事は無くなっていたし、隆之とも未だに仲が良く、彼女の話をしたりするだけで、水泳部の巨乳の彼女とは余り話した事もなかった。
って事はやっぱり俺の隠れファンだ!
顔はそこそこカッコイイと言われ、歌は上手で勉強も学年トップクラスになっている。
少しヘタレと呼ばれる事もあるが、これが俺の性格なんだ。仕方ないじゃん。
でも、隠れファンがいる事で俺も嬉しくなっていた。
次の日、二人に時計が送られてきたと伝えると、美香さんが『チッ』と軽く舌打ちしていた。
誰か知ってると聞いても知らないとしか言わない。
後輩で誰かそう言う人がいるんだろうか?
正月が過ぎ、前期テストがやってきた。
無難にテストを終え、速効でアパート探しが始まる。
合格発表が来ると合格者の番号に俺の番号が乗っていた!
家族へと話をして直ぐに二人へ合格だった事を送信した。
二人も合格だったと言う事で久しぶりに三人で会い、ファミレスのドリンクバーで乾杯した。
俺は次の日から車の運転免許を取りながら一人暮らしの準備を始める。
他の皆も同じような感じだった。
「じゃあ行ってくるよ。」
「気を付けて、電話もたまにはしてくるんだよ。」
家族に見送られながら俺は実家を出て行く。
帰って来るかどうかはまだ分からない。だけど、仁科と美香さんも同じ大学だ。
多分これからもこの仲が続くんだろう。
ああ、向こうに着いたら部屋を住めれる状態にして、バイトも探して、二人と合流しなきゃ。
「また新しい一年が始まるな。」
俺は楽観的に考えながら電車に揺られ、希望に満ち溢れていた。
次章からは大学編になります。
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