【完結】「助けてノノえもん!」~ブルアカの世界でノノミとエッチしまくるダメ先生~ 作:春画屋@二次創作R18
こちらが前編、後編はエロ中心の11000字です。
↓手乗りアロナちゃん関連
22・23回:「あなたの知らないハッピーエンド」
25回:「ちゃんと私を認知してください!」
↓『前の先生』関連
32.5回:ノノミ-small-Revolution
33.5回:ノノミ and "Sensei" and...
↓セリカ・アヤネ関連
シーズン1、2回〜4回
ぺらっ、書類をめくる。それに目を走らせながら……あむっ、サンドイッチをくわえる。弾薬の補充……経費の申請……これの入力、こないだSRTのモエが当番の時に作ってくれたマクロ、使えるかな……。
「パパー。そうやって書類を見ながら食事してるの、ノノミママに見られたら怒られちゃいますよー」
「いいの。実際にはノノミはここに居ないし、見てないから。それに、ご飯もあんまり作りに来てくれないし、お前のママじゃな……まあ、そこはノノミママでいいか」
右手に夕飯のサンドイッチ、左手には書類、膝の上のタブレット端末には、仕事のデータが表示されている。確かに「娘」の言う通り、ノノミに見られたらまたいろいろ言われそうだ。しかし、明日シャーレに行ったら、すぐにこれに取り掛かって片付けてしまいたいし。……何やら娘が書類を
「暇なら、もうスマホの中に入って寝なさい」
「うーん、まだ眠くはないですし……」
そう言いながらも、テーブルの上をちまちまとスマホの方へ歩いて行く。秋葉原にでも行ったら、小さめのファギュアとして売っていそうなサイズ。見た目は、ブルアカを象徴するような透き通るような青のイメージのあの少女——『アロナ』とそっくりのAI、正式名称『手乗りアロナちゃん』。こいつが俺の「娘」だ。本人が自称している通り、もう「娘」でいいや、ってことにした。観念した。
生んだのはノノミってことになっている。「じゃじゃ〜ん! 『手乗りアロナちゃん』ですよ☆」と出したのを、出産と見なしていいのか疑問だが、まあノノミがママだろう。で、その話になると大体、「え? それなのに結婚してないんですか? なぜ?」と聞かれるのだが、「家庭の事情だ。聞くな」と答える事にしている。既に何度も断られているなんて、情けなくて言えるか。うっかりアコに言ったら、案の定「断られたんですか? もしかして、断られたんですか? 付き合っているのに?(苦笑)」と、
ちなみにうちの娘、オリジナルの『アロナ』とは違って『シッテムの箱』の中ではなく(そもそも俺は、諸事情によりシッテムの箱を持っていない)、俺のスマホの中に住んでいる。そして、こうやって画面の外に出てきて、その辺を歩くことも出来る。その代わり、オリジナルのアロナが出来るような特別な事は何も出来ない。この世界の構造や複雑な事情についても、多分俺よりよく知っているが、どうも他人との接し方が上手くない。まだ生まれたばかりだし、情操教育をしてやらないと。
「それとも、遊んでやろうか?」
「いえ、私がパパのお仕事を邪魔してしまうのはちょっと……あ、モモトークが来ましたよ!」
「モモトーク? 誰? ノノミ?」
「ええとですね。これはアビドスの……」
娘が、テーブルに置いてあるスマホの画面を覗き込んでいる。手にとって見ると、
『せんせー!』
『今、先生の部屋の前!』
『ドア、開けるね!』
開けるねって、おい!
「せんせー!」
「先生!」
「せんせー☆」
勝手に(どうやったんだろう)ドアを開けて、ノノミ、セリカ、アヤネと、アビドス対策委員会の三人が飛び込んできたのだった。
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「もうっ! また、こんな適当な食事で済ませようとして!」
「ちゃんと、ハムとチーズとレタスと入ってるし、栄養取れてるだろ! 野菜ジュースで一日分の野菜取れるし! 別に、カップ麺だけとかじゃないだろ!」
「食事しながら仕事しちゃダメでしょう⁉︎ 消化に悪いじゃないですか!」
「いつもやってるんだから、別に平気だって!」
「あなたはまず、そういう考え方がダメなんです! 言われたら、ちゃんと改める! その仕事は明日、シャーレに行ってからにしてください!」
「シャーレで仕事する時間が短い方が、当番の子と接する時間だって増えるだろう⁉︎ 別にあれは、仕事させるのが趣旨ってわけじゃないんだし!」
てなわけで、ノノミに怒られそうだなと思っていた事は、一通り全部怒られた。身の回りの世話はしてくれなくなったのに、うるさいんだから。(見た目アロナの)娘がこっちを見上げながら、「ほら、やっぱりー」とか言ってる。
「んで、何? ノノミは小言を言いに、わさわざ俺の部屋に来たの? セリカとアヤネまで連れて」
ちょっとだけ嫌味を込めて、ノノミに言う。
「いえっ、ノノミ先輩はそんな……!」
「私たちが頼んだの!」
「え? アヤネとセリカが?」
「だって先生、いつか帰っちゃうんでしょ? なのに、シャーレに当番に行く子はどんどん増えてるし、先生もアビドスになかなか来られないし!」
「ああ、それで最近よく来るのか」
そういえばこないだも、覆面水着団が押しかけてきたのを思い出した。
「——というわけで〜。あなたの方からみんなに会いに行ったり、シャーレに当番で呼んだり、というのだけが、あなたと一緒にいるための手段ではありませんよね☆」
「なるほど、流石ノノミ」
それで、セリカとアヤネの二人を連れてきたわけか。納得。ここは素直に、ノノミにごめんなさいしておこう。あんな事を言っておいて、寝不足で当番の子と会うのも本末転倒だし。
「ところでセリカ。お前、俺が「向こう」に帰らなきゃいけないとか、そういう話、理解できるようになったの?」
「ホシノ先輩とノノミ先輩が教えてくれたから、結構前から知ってたよ。入れ替わりで、別の「先生」が来るんでしょ? 確か、前にいた……」
「そこまで知ってるんだ」
「最初その話を聞いた時、セリカちゃんが泣きそうになって、大変で……」
「アヤネちゃん! 余計なこと言わないで!」
俺にずっといて欲しいとか、誰かが言っていたと
「なら分かると思うけど、後任でその「先生」も来るし、別にお前らを置いて行こうとか、そういうことじゃないからな? あくまで仕事として交代するだけだし、今のところその予定もないし。それに会えなくなっても、いつもお前らのことは考えて、ちゃんと楽しく平和に暮らせてるか見守るつもりだから。「見守る」って
「いえ、『先生』と同じような事を言ってるなと」
「あ、そーなの……。言ってたんだ」
どうやら、ノノミの言う『先生』——『前の先生』も、俺と似たような事を言っていたらしい。「プレイヤー」である俺がブルアカを始めた時にこの世界が生成され、それと同時に『シャーレの先生』という「器」の中に俺の記憶と人格が流れ込んで生まれた存在……それが『あいつ』——『前の先生』なので、似たような事を考えていてもおかしくない。というか、記憶が戻ってからはより同じような発想をするようになったのか、最近よくそういう話を聞く。しかし、どうも微妙な気分になるな。同じように『シャーレの先生』という「器」に入っていて、発想も似たようなものなら当たり前なんだが、俺とあいつと見分けがつかないとずっと言われ続けて来たからな。今もちゃんとは見分けられないらしいし。
「じゃあ、連絡ぐらいはしてくれる?」
「あー、そうだなあ。黒服にも、年賀状ぐらい出すって言っちゃったしな。「向こう」からでもそれぐらいなら出来るだろうし、何とかするよ」
「あの……先生は、以前いた『先生』とは少し違う場所から来たんですよね? ずっと前から
「そうそう! その二つって、どう違うの? 先生も前にいた先生も、私たちと違って銃で撃たれたら死んじゃうから、キヴォトスの人間じゃないのは分かるんだけど」
「アヤネもセリカも、俺が以前から散々言っていたのを、やっとそこまで理解してくれたのか。ずっとアレな人扱いされてきただけに、感慨深いな」
信じてもらえなかったというか、どうでもいいやと思われているというか、アリスにはいまだに「それは何の設定ですか?」と、厨二病みたいな扱いをされている。ムツキには「別に、どっちでも良くない?」と雑な扱いをされている。まあ、何でもいいけどさ。
しかし、以前から説明しているように、この世界は『ブルーアーカイブ』というゲームの中の世界で、俺は「キヴォトスの外」から来たという「先生」とは違い、そのさらに外の『現実世界』から来た「プレイヤー」で……なんて言っても、アヤネやセリカにはピンとこないだろう。それはもうよく分かった。よっぽど頭がいいか、ノノミみたいに実際に何か体感していなかったら、その話は理解不能だ。
「俺も上手く説明できる気がしないんだよね。ノノミ、説明できる?」
「うーん、私もちょっと……。では、この子に説明してもらいましょう!」
ぱっと見アロナのフィギュアみたいなうちの娘を、ノノミがみんなの前に連れてくる。それを見てセリカたちが、何この子、可愛い! などと騒いでいるが、この二人とは初対面だったか。後でちゃんと紹介するとしよう。
「それでは説明します! まず、私たちのいるこのキヴォトスを三次元の世界と考えた場合、私のパパ、つまり先生の住んでいた『現実世界』からは、『ブルーアーカイブ』というゲームの中、というとらえ方が出来るのですが、その場合「キヴォトスの外」というのは、その三次元空間であるキヴォトスの情報を、二次元の情報、あるいはテキストの形に変換するための特殊な空間と考えることが出来ます。そこを通過する事によって、情報は「ブルーアーカイブというゲームを構成するデータ」へと変換され、このことによって、『現実世界』は『ブルーアーカイブ世界』の上位世界である、という関係が成立します。そして「プレイヤー」は「画面」に映るデータを「見る」、あるいは「読む」事によって*1……セリカさん、私の言ってること分かりますか?」
「全然わかんにゃい」
「安心しろ、セリカ。俺にもほとんど分からん」
「だよね」
ダメだったか。やはりうちの娘、ついこないだ生まれたばかりのせいか、思いやりが足りない。まず、理解させる気があるのかと問いたい。ちゃんと、バ……頭があまり良くない人間にも分かるように、噛み砕いた説明をしてくれないと。
ノノミは頭を撫でながら、「次はもっとうまく説明出来るようになりましょうねー」「はーい、ノノミママ!」などとやり取りをしている。やはりあいつ、俺の娘というより、ノノミの娘ということでいいのではないだろうか。あんまり自分を子持ちだと思いたくない……もう遅いか。
「でもさあ、「キヴォトスの外」ってのをややこしく考えて、実在する空間みたいに扱うのもどーなんだ? あれって定義としては、「『シャーレの先生』がそこから来た」ってことだろ? なら、そういう表現が出来る「何か」、もしくは「どこか」でいいんじゃないの? 「ゲームの中」って表現と一緒で」
「うーん……。もちろん、そういう解釈も出来るのですが、上位下位の関係ではあっても、二つの異なる世界が実在するのは確かですし、その二つの境界部分を「実在する」と仮定するのは間違いではないと思うのですが……」
「それって、現実には存在するけど説明出来ないものを、数式なら表現出来る、みたいな話だろ? そうじゃなくて、「オーラロードを抜けると、そこは「海と陸の間の世界」だった*2」みたいな、ふわっとした言い方で——」
「ちゃんと通じてるじゃん! 先生の裏切り者!」
「裏切ってないし、大して通じてないぞ⁉︎」
セリカに裏切り者扱いされた。そんな大した事言ってないのに。
「ていうかセリカ、今さら言うのもなんだが、別に今の話を理解する必要なんてないんだぞ? 俺がどこから来たのかなんて、「キヴォトスの外」の外からだろうが「日本」からだろうが、大した違いはないんだから」
「先生のいたところって、「日本」っていうの?」
「ん? ああ、国の名前としてはそうだな。そっちの方が分かりやすいか?」
「うん、そっちで説明して」
「なら——」
——ここに、「キヴォトス」という学園都市がある。その周りには広大な海が広がっていて、その中に浮かぶとある島には、『シャーレの先生』が住んでいる。その島……つまり「キヴォトスの外」から来たのが『前の先生』なのだが、『今の先生』である俺は、その海を超えた先にある大陸、その中央あたりに位置する「日本」という国の——
「——そこの「東京」っていう街の、中央線沿線の交通の便のいいところに住んでいた。で、そこからキヴォトスに来たわけだな。大体分かったか?」
「うん、何となく分かった! つまり『前の先生』が来たのより、もっと遠くにある国から来たって事だよね! そんな感じでしょ?」
「そうそう、イメージ的にはそんな感じでいいよ。俺の方が遠いの。アヤネも分かった?」
「そのくらいのものだと考えてしまった方が、逆に分かりやすいという事ですよね?」
「そういう話」
アヤネも一応、納得したらしい。が——
——でも、セリカちゃんに今言ったのって、ほとんどでっち上げですよね?
——うん。今考えた。
あまりにも適当だったのでバレるかと思ったが、特に問題なくセリカにイメージは伝えられたので良しとしよう。細かいところなんて覚えてないだろうし。大体、アメリカ人だろうがイギリス人だろうが、日本人から見たらどれも外国人に変わりはないんだ。そんなようなものだ。
というわけで、結局この世界に来たばかりの頃と同じように、一生懸命説明してもどうせ通じないし、いいや、という結論に至ってしまった。ヒマリとかカヨコとかおじさんとか、必要な人間にだけ通じればいいんだ。
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そして……
「——なんて、以前いた『先生』がそんな褒め方ばかりしていたせいで、いろんな子が勘違いしてしまいまして。確かミレニアムの子は、結婚式場まで探していたとか。でも、困ったとか、どうしようとか、そんなことを私に言われても、そんなの自業自得ですとしか。ねえ?」
「ほら! 先生も、あんまり
「何で褒めた相手に怒られるんだよ。セリカは料理も上手いし可愛いし、って話から、思ったままを言っただけなのに」
「それから、ゲヘナ風紀委員会の……——」
「あー、聞きたくない、聞きたくない」
三人が作ってくれたので、改めてちゃんとした夕飯を食べた後の話である。気付いたらユウカが俺と結婚する気満々だった理由だとか、チナツがやたら距離感が近かった理由だとか、その辺がノノミの話から判明したのだが、そういうのはもういいよ。もう判明しなくていいから。『前の先生』のそういう話、どれだけ出てくるんだ。あと、結婚したいとまで思うなら、ユウカは俺とあいつをちゃんと見分けろ。
「でも、こうやって思い出してみると相当ダメな先生じゃなかった? 前にいた「先生」って」
「俺はそいつと比較されて、ダメな先生、ダメな先生と言われてたんだけどな。セリカに」
まあ実際、今より暇でやる事もない(というか、まとめてやったらすぐ終わる量しか仕事がなかった)からと、アビドスに入り浸って遊んでいたから、ダメ人間呼ばわりされても当たり前なんだが。シャーレ所属の子も、かなり少なかったし。
「そっ、そうだけど! でも、あの当時は知らなかった事情もいっぱいあるみたいだし、今はそんなにダメだと思ってないわよ⁉︎ ノノミ先輩の事は大事にしてるし、『シッテムの箱』っていうのがないから、戦闘の指揮なんか取ってたら本当に危なかったんでしょ? それに、いざという時はちゃんと守ってくれそうだし!」
「そこで守ろうとしなかったら、人としてヤバいだろ。可能か不可能かはともかく」
何だか、元が低かったせいかも知れないが、俺の評価上がったなあ。
「それに、エッ……。…………優しいって分かったし」
今、「エッチの時は」って言いかけたな? この場でそれを言うのは、ノノミが怖いからやめておこうな?
「でも、今はそんなことを言っていても、来たら来たで、やっぱりこっちの先生の方がいい! とかなるぞ?」
「それは、仕事に関してはそうかも知れないけど」
「そこだけ肯定するなよ」
「でも、前の先生も優しいし勇気もあるし、それはいいんだけど、先生の方が男らしいっていうか……」
俺の方が男らしいって、そりゃ『前の先生』の方が「シャーレの先生」の「器」のせいで中性的になってるんじゃなかろうか。戦闘の指揮にしたって、『ブルーアーカイブ世界』の『シャーレの先生』は
「それに、あの先生って彼女とか作る感じじゃないでしょ? 別にそれが悪いってわけじゃないけど、先生ならノノミ先輩のことは、「男」として守ってくれそうじゃない? 俺の彼女に手を出すな、みたいな感じで」
「うん、そういうのって、やっぱり憧れるよね」「だよね!」なんてセリカとアヤネのやりとりを、ノノミがニコニコしながら見守っている。相変わらず、余裕だなあ。
「まあ、あっちは「彼女」なんか作らないだろうなあ。作らないっていうか……」
そもそも、「シャーレの先生」はどうやったって「
「みんな、すごいなあ……」
アヤネがポツリとつぶやいた。
「すごいって、何が?」
「みんな、結婚したいとまで思ったり、積極的っていうか、私は前の先生ともあんまり深い付き合いはしてなかった気がしますし……」
そりゃ、アヤネがしっかりしてるからだろ、と思ったが、あながち間違いではないかも知れない。結婚する気になってた奴の話はともかく。
「確かにアヤネは、もうちょっと積極的になった方がいいかもな」
「やっぱり、そうでしょうか」
「同じように頑張って、その分がちゃんと報われるとしたら、欲張りになって、ちょっと無茶するぐらいの方がいいかも知れないだろ? 世の中、最終的には頑張った分だけいい事が起きることも多いし」
多いというか、それ自体が問題になるぐらい『ブルーアーカイブ世界』というのは、何をやっても全てが「ハッピーエンド」に繋がっているそうだから、ガツガツした奴の方が向いている世界なんだろう。あんまりそれを当てにしても怖いけど。
「でも、程度の問題だからな? アヤネのいいところは、奥ゆかしいところなんだから。間違っても、シロコみたいになっちゃダメだぞ? あれはもはや、飢えた肉食獣みたいなレベルだからな?」
「あはは……あそこまではちょっと……。私には、実際に銀行を襲うのも先生を襲うのも、ちょっと無理かな、なんて……」
「待て。銀行はもちろんだが、俺を襲おうとするな」
俺を逆レイプするような無茶苦茶なのは、シロコだけで十分だよ。されてみたら気持ち良かったし、あれはシロコ的にはハッピーエンドなのかも知れないけど。そういえばあいつ、めちゃくちゃガツガツしてたなあ……。
と、スマホの中に入って寝てしまったらしいうちの娘を見ているのか、画面をつんつんつついていたセリカが、思い出したように言った。
「ところで、ノノミ先輩。みんなでやりたい事があるって言ってたの、何なの?」
「そうですねえ。では、そろそろ始めましょうか。みんなで……気・持・ち・良く、なっちゃいましょう☆」
えっ、ノノミ以外の三人の声がハモった。気持ち良くなる? 気持ち良く……? それって、どういう……って、
「待て、セリカ! お前、何脱いでんだ!」
セリカは既にブレザーを脱ぎかけ、シュルッとネクタイを引き抜いている。アビドスの制服のワイシャツ、薄いんだから目の毒だからやめて!
「だ、だって、こういう事だよね⁉︎」
「そんなわけねーだろ!」
——と、言いたいところだが、以前にもこんな事あったなあ!
——でしょ!
何も言わなくても、目と目で通じてしまう。セリカと一緒に俺のところに来たノノミが、「保護者(ノノミ)同伴なら、セリカちゃんとエッチしても構いませんよ〜」などと言うから、そのまま本当にエッチしてしまったという、強烈なエピソードがあるからな。実際、セリカとしては俺とエッチしたかったのが
「ま、まあ、先生相手なら、多少は……」
「あら? セリカちゃん、服は脱がなくていいんですよ? それとも、先生とエッチでもするつもりでした?」
「違うの⁉︎ いやっ、別に変な勘違いしたわけじゃ……」
慌てるセリカと、
——それは勘違いしてもしょうがない。
——だよね。
何も言わなくても、目と目で(以下略)。まあ、勘違いしたからと言って、そんな俺とエッチする気満々でも困るんだが。俺はしたいなんて言ってないし。
「んじゃ、みんなで気持ち良くなるって、何をしようって……?」
「それはですね……「耳かき」です☆」
→というわけで、エッチな耳かきの後編へ続く
後編は♡喘ぎ多用の上、ほぼ怪文書みたいになってますので、苦手な方はご注意を。