※この作品はR-18です。

【完結】「助けてノノえもん!」~ブルアカの世界でノノミとエッチしまくるダメ先生~   作:春画屋@二次創作R18

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後編です。ノノミがセリカとアヤネに耳かきをする話、11000字ほど。
怪文書みたいになってますので、苦手な方はご注意を。
最後の方で少しシリアスやってます。


第49.5回(裏):耳かきで、あっ♡ あっ♡ あっ♡ 【♥40】

 

 さて、今の状況をまとめてみよう。

 

 「いつか元の世界に帰っちゃうのに、あんまり先生(俺)と会える機会がないし!」ということで、ノノミに連れられて部屋に押しかけてきたセリカとアヤネ。俺のいた『現実世界』の話や、俺の前に「先生」をやっていた『前の先生』の話などをだらだらと話していたのだが、セリカが「そういえば、ノノミ先輩がやりたいって言ってたのって何なの?」と聞けば、ノノミが答えるには「みんなで、気持ち良くなっちゃいましょう!」との事。……って、えっ? 「気持ち良く」……って何するの? あっ、あっ、セリカ、服を脱ぐのは気が早い……! と、勘違いしちゃった俺たちに、ノノミは「エッチな事じゃありませんよ〜」。じゃあ、何をするんだ?

 

「——耳かきです☆」

 

 

------------------------

 

 

 と、今の状況を一応まとめてみたが、「何かノノミが、俺とセリカとアヤネに耳かきをしたいって言い出した」ってな感じに、一行で済んだ気がする。そんな、状況をいちいち丁寧に説明するラノベの主人公じゃないんだから。

 

 そんな事はどうでもいいんだ。耳かきだっけか? って言っても……

 

「まあ、ノノミが耳かき大好きなのは今更なんだけどな。突然やりたいって言い出しても、別に違和感とかはないし」

「先生、ノノミ先輩といる時はいっつも膝枕で耳かきされてたもんね。あれって、あんなにしょっちゅうやっていいもんなの?」

「さあ……あんまり耳掃除が目的って感じじゃなかったけど、とにかくノノミがやりたがってたから、まあいいか、って。もう、あれ趣味なんだろうし」

 

 何しろ、口癖のように言っていた「耳かきしませんか?」がいつの間にか「耳かきしてもいいですか?」に変わり、さらに「耳かきしましょう、耳かき!」へ、最近では「耳かきしたいです! させてください!」などと、我がままを言うほどに……。どうも俺の記憶が戻って、「じゃあ、これからは「彼女」ね」ってなったあたりから、我がままを言ったり甘えてきたり、そういうのが増えた気がするが、そんなノノミも可愛いので、特に問題なし。

 

「また新しい耳かきを買って来たから、使ってみたくなったとか?」

「また新しい……って、ノノミ先輩、いくつも耳かき持ってるの?」

「持ってるよ。確か、高級な竹か何かで出来てるやつとか、ゴム製のやつだったり、先端の形が違ったり、LEDライトがついてて、中を照らせるやつとか。あと、ステンレス製だっけ? あの、それぞれ形が違うのが、五本セットになってるやつ。あれ、気持ち良かった」

「それは多分、ステンレスではなく、チタン製のやつですね☆ どちらも硬いので気持ち良いのですが、気をつけないと耳の中を傷つけてしまうんです」

「何この会話……。耳かきのプロ同士がしゃべってるみたいな……」

「俺はプロじゃないぞ」

 

 セリカのこの反応、もしかして話が通じてる俺も、ちょっとおかしくなってるんだろうか。

 

「ふっふっふっ……ですが今日のは、ただの耳かきではありませんよ……? じゃ〜ん! 『究極☆耳かき(梵天つき)』です!」

「おっ、何か出てきた」

「何これ?」

 

 ノノミの手の中にあるものを、三人で覗(のぞ)き込む。……まあ、耳かきだな。ちょっと変わった見た目だが、多分耳かきだ。とはいえ、何もないところからノノミがいきなり出したという事は、「力」を使って出したんだろうから、何か超常的な力でも備わっているのかもしれない。

 

「でも、耳かきにしては何かハイテクっぽくない? ランプとかボタンみたいなのもついてるし……」

「電動歯ブラシみたいだよな。このランプ、ゲージになってんのか? 先端は確かに耳かきの形をしてる……何だこれ? USB端子?」

「これはですね〜、ここにケーブルを挿(さ)して充電するのですが、何かの時にはスマホと接続すれば、モバイルバッテリーのようにも使える優れものなんです☆」

 

 いるか? その機能。

 

 いや確かに、何かあった時にスマホがバッテリー切れで困っていて、そんな時にたまたまこの耳かきをケーブル付きで持ってりゃあ、普通に便利だろうけど。何か、発想がエンジニア部みたいだな……。

 

「もしかして、BluetoothとかNFCとか内蔵してる?」

「え? その機能、耳かきにいります?」

「……あんまり」

 

 訂正。エンジニア部の設計思想とは違うっぽい。あそこならその二つは絶対つけようとする。特に意味もなくつけようとする。

 

「この耳かきはすごいんですよ〜。何しろ、「究極」の「気持ちよさ」を追求してるんですから☆」

「あ、そこで「気持ちいい」に繋がるのか」

「それでは、先生はいつもやってますし、セリカちゃんからやってみましょうか」

「私⁉︎」

「はい☆ ささ、セリカちゃん。私のお膝にどーぞ☆」

「う、うん。何か恥ずかしいな……みんな見てるし。えと……こ、こう?」

 

 寝そべったセリカが、ノノミの膝の上に頭を乗っける。ノノミの白い指がセリカの前髪と、猫耳(本物)のすぐ下で結ってあるツインテールの部分をかき分ける。プラスチック製と思われる耳かきの先端部分が、セリカの耳の穴の中に入っていく。カリ……カリ……穴の入り口部分をかく音が聞こえてきそうだ。ノノミは、慎重に耳かきを動かす。

 

「…………」

「……んっ……」

「……セリカちゃん、気持ちいいですか……?」

「う、うん。ノノミ先輩、上手だし……」

「それでは……一段階上げますね」

「へ? 一段階って……? ……っっっ♡」

「セリカ、何つー声を出すんだ」

 

 セリカが、違うところに挿入でもされたかのような、気持ちよさそうな声を上げた。耳の穴に耳かきが入ってるだけなんだから、あんまり色っぽい声を出さないで欲しい。変な気分になる。

 

「セリカちゃん、気持ちいいからって動いちゃダメですよー……」

「そ、そんなこと言ったって、くふ、ン♡ んく、ンっ♡ ゃ、やぁ……ダメ、そこ……くふっ♡」

「だから、変な声出すなって……おい、セリカ?」

「せ、セリカちゃん? どうしたの?」

「ん、んく、く……ぁう……♡ んくっ♡」

 

 口を押さえて、必死に甘い声を出さないようにしているが、表情から何から、普通に耳かきされているようには見えない。というか、エッチなことをされているように見える。ノノミは静かに耳かきを続けている。

 

「……この耳かきはですね……「究極」の気持ちよさを追求した耳かきですから……気持ち良さを五段階で調節できて……最高にすると、エッチするより気持ちいいんですよ☆」

「本当に、そっちの方向に気持ち良くなるやつか、これ!」

「はい☆」

「んっ……♡ んく、くふ、ンっ♡ んぁ、く、ンン、ンっ、んぁ……♡」

 

 言われてみれば、顔はだんだん赤くなってきたし、たまに細かくピクピクと震えている。あれ、動いたら危ないんじゃないのか。

 

「……動いちゃダメですよ〜……。危ない時は、先端部が柔らかくなる特殊加工がされているので、絶対安心ですが……」

 

 あ、そうなんだ。

 

「そっ、そんなことっ……ンくっ♡ 言ったって……気持ち良す……ンっくっ♡ ぁン♡ ちょ、そこ、ダメ、ぁンっ♡ ゃ、やぁ……♡ そ、そんな、かき回すみたいに……くふ♡」

「……気持ちいいですか? それでは、もう一段階……」

「ふむっ♡♡♡ は、はふ、それダメ……っ♡ はぅ、ンぁ、ぁ……ンンッ♡♡♡ はぁ、はぁ……」

 

 セリカは甘い声を上げながら、小さく身体をくねらせている。危ないので、あれでもかなり我慢してるんだろう。その姿はいやらしく、そして色っぽく……何だ、この状況。耳かきじゃなかったのか、ただの耳かき。

 

「セ、セリカちゃん、大丈夫⁉︎」

「ノノミ! これ、そろそろやめてやった方が良くないか?」

「ふぁ、はぁ、んっ♡ んぁぁ……♡ あっ♡ ふぁぁ……♡」

 

 セリカの目はとろんとして、息も荒くなってきた。耳かきかどうかとか以前に、さっきから色っぽく喘ぎ続けているセリカの姿を、ずっと見ていていいもんだろうか。

 

「だ、ダメ……ゃめないで、ノノミせんぱ……は、はンっ♡ はぁ、はぁ、ンぁ♡ そ、そこ、もうちょっと奥……♡ ぁふ、か、身体が熱ぃ……ん、ンふっ♡」

 

 上着を脱いだままでノノミに膝枕されたせいで、セリカの上半身はワイシャツのみだ。それをぷちぷちと、ボタンを上から二つほど外していく。待て待て待て、ちょっと待て。そのままだと、見えちゃうから!

 

「セリカっ! ブラ見えちゃう! ボタン外すの、そこまで!」

「ぇ……ぇあ……せんせ……なら、べつに見えても……はふ♡ ふぁ♡」

 

 三つ目まで外したところで、ブラは見えないまでも、セリカの控えめな膨らみが作る、胸の谷間は見えてしまっていた。そしてよく見ると、おそらく黒なのだろう、白のワイシャツにうっすらと、ブラが透けて見えているようだ。

 

 どうしたものだろう、と横にいるアヤネを見ると、

 

「…………」

 

 アヤネは俺が見ているのにも気付かず、顔を赤らめ、食い入るようにエッチに喘ぐセリカを見ている。

 

「それではセリカちゃん……いきますよ〜……♪」

「んぁっ♡♡♡♡♡」

 

 五つ目のランプが光った。ということは、これが最高の段階か。セリカの口は半開きになり、よだれが垂れそうになっている。身体を何度もよじらせているせいで、シャツもスカートも乱れ、素肌も露(あら)わだ。そんなセリカの耳の穴を、カリッ……カリッ……と、ノノミが絶妙な手つきで、耳かきで刺激を与えているのが分かる。

 

「ふっ……ンッ♡ くぁ……♡ ぁ、ぁふ♡ ふぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ あっ、あっ、あっ、あっ……♡ ん、くぅ……♡ ふぁっ、ぁっ、あぅ〜〜〜♡♡♡」

 

 ピクっ、ピクっと震えると、セリカの身体からぐったりと力が抜けたのが分かる。

 

「はぁ〜〜〜い! 終わりですよ、セリカちゃん♡ あとは……」

「ふぁっ♡♡♡」

 

 息を吹きかけられ、一瞬セリカの身体が跳ねた。イっちゃったか……。いや、一応耳かきだよな? 耳かきでイッちゃったのか?

 

「ノノミせんぱぁい……反対、右側も……」

「はいはい、それじゃセリカちゃん、ごろーんしましょうねー☆」

 

 言われるままに、セリカがごろんと身体の向きを変える。そして……

 

「——ぁっ♡ ぁふっ♡ あっ、あっ、あっ、ダメっ、きちゃう、きちゃ……ぁ〜〜〜っ♡♡♡」

「はい! 気持ち良かったですか? セリカちゃん♡ 終わりですよ☆」

 

 反対側の耳ではろくに抵抗もせず、セリカはあっという間に快楽に堕(お)ちてしまった。何か嫌な表現だが、そうとしか表現出来ない。恐ろしいな、「究極の耳かき」……。

 

「それじゃ、今度はあなたの番ね♡ はい、こっちにおいで〜♪」

「嫌だよ、この二人が見てんのに! あと、そういう喋り方は二人っきりの時だけって……いや、アヤネ、違うんだ。ノノミと二人っきりの時でも、別に」

 

 アヤネが、「二人っきりの時って、こんな感じなんですか……?」と言わんばかりの顔で、恥ずかしそうにこっちを見ている。やめてくれ、恥ずかしくて死にそうなのはこっちだよ。くっ、以前は、ノノミにどれだけ甘えようが周りにドン引きされようが、全く気にならなかったというのに。

 

「せ、先生……。この耳かき、すごいよぉ……♡ 先生とアヤネちゃんも……♡」

「セリカは前がはだけてるから、隠せって!」

 

 セリカの白い胸元が、開いた前の部分からチラチラと見えている。無防備すぎる。

 

 それにしても、そもそもノノミの耳かき自体がかなり気持ちいいのだが、あの耳かき、相当ヤバいぞ。セリカの姿を見ている限り、誰かに見られているかどうかとか関係ないレベルの、人としてかなりアウトな領域までいってしまうようだ。どうやら、あれが感度を切り替えるボタンなのだろう、ノノミはそれをカチカチさせながら、ニコニコしている。怖っ。

 

「で、では、私にお願いします!」

「アヤネ⁉︎」

 

 アヤネが挙手した。そんな、これから真面目な意見を言います、みたいな姿で、こんなヤバいことに志願しなくても。

 

「いや……アヤネ、大丈夫か? 今の見てただろ? 多分、結構……いや、かなり恥ずかしいぞ、あれ。確かに気持ちいいんだろうけど、俺が見てる前で、いいのか?」

「さっ、さっき、先生に、何事も積極的な方がいいと言われたばかりですからっ!」

「こんなところで積極性を発揮しろとは言ってないから!」

 

 

------------------------

 

 

 まあ、アヤネ本人がやりたいと言っているのだから、しょうがない。というわけで、

 

「えっと……メガネは外した方が良いですよね」

「そりゃそうだ」

 

 メガネキャラのメガネを取っていいかどうかの問題は、時として戦争に発展することもあるが、どう考えてもここは安全優先なので。…………おお?

 

「メガネを外したアヤネ、可愛いな」

「へぁ⁉︎」

 

 アヤネのメガネは取ってもいいに一票。可愛い。

 

「もうっ、そういうところだってば! 彼女持ちの男の人が、あんまり女の子を褒めちゃダメ! さっきも言ったけど、勘違いされちゃ……あっ、でも、アヤネちゃんはもうちょっと褒めてあげて!」

「どっちだよ!」

 

 どっちでもいいなら、思ったままに褒める男だぞ、俺は。……なるほど、それがダメなのか。

 

「せ、先生! 上着は脱いだ方がいいですよね⁉︎」

「いや、耳かきするのに上着とか別に……」

「ですが、セリカちゃんは脱いでいたので!」

「うん。じゃあ、まあ……」

 

 別にセリカの真似をする必要なんて全くないと思うけど、本人が言うならまあ……

 

「中に着ているセーターも!」

「うん」

「ネクタイ!」

「うん」

「わ、ワイシャ……」

「止まれ! そこで止まれ!」

 

 どこまで脱ぐ気だ。下着姿にでもなるつもりか。

 

「す、すみません、これ以上は……」

「十分! もう十分だから! それ以上、脱がなくていいから!」

「アヤネちゃん、いいよ! もっと大胆に!」

「セリカ、煽(あお)るな!」

 

 アヤネは顔を羞恥(しゅうち)で真っ赤にして、身体をプルプル震わせている。何で俺が無理矢理脱がそうとしたみたいになってるんだ。むしろ止めてるのに。

 

 しかし……この間、ここに覆面水着団が押しかけた時に、アヤネの胸が結構……いや、かなり大きいのが分かったせいか、ついそこを意識して見てしまう。服の上からだとやっぱりよく分からないが、キツめのブラでもしてるんだろうか。いや、ワイシャツをふっくらと押し上げているあの膨らみは、こうして見ると十分大きい……いかんいかん。

 

「そ、それでは、よろしくお願いします!」

「はーい、優しくしてあげますからね〜☆」

 

 それにしても、あのとがったエルフ耳は普通に耳かき出来るもんなんだろうかと、ノノミの膝に頭を乗っけたアヤネを見ながら疑問に思う。そして、見るからにガチガチに緊張してるんだが、大丈夫なんだろうか。動いちゃったとしても危険はないとか言っていたが。

 

「アヤネちゃん、少しリラックスしましょうか」

「は、はい」

「それでは……ぷにっ♪」

「っっっ!?!?!?」

 

 ノノミが、耳の先のとがった部分をつまんだ途端、アヤネの身体が大きく跳ねた。そしてノノミが、ぷにぷに、とこねくり回すたびに、ぁっ♡ ぁっ♡ と声を上げる。

 

「アヤネ⁉︎ まだ耳かき、始まってすらいないぞ⁉︎」

「アヤネちゃん、耳弱いんですね☆ ……ふっ」

「ん〜〜〜っっっ!」

 

 耳に息を吹きかけられたアヤネが悶(もだ)える。早いって。

 

「アヤネちゃんて、そんなに耳が弱かったの?」

「いや、その……そうなんだけど、先生が見ているかと思うと余計……」

「あ、俺か」

 

 どうやら、俺が見ているので、それで余計に興奮していたらしい。しかし、それにしたって。

 

「それでは……いきますよ〜……。…………」

「…………っ」

 

 ノノミの指が、アヤネの長い耳をつまむ。そして、例の耳かきをそっと耳の穴の近くに持っていき、そして……カリ……カリ……優しく動かす。

 

「ぁ……は……んっ……んぁ……」

 

 まだ普通に耳かきしているだけだと思うのだが、既に色っぽい声が出ている。

 

「んぁ……はぁ……ふぁ……」

 

 ……普通に耳かきしてるだけだよな?

 

「ぁ……んっ……。あ……あ、せんせ……んぁぁ……」

 

 俺を見ていたアヤネの頬が赤く染まり、視線が宙をさまよう。これもやっぱり、俺に見られているからか。しかし、すごい羞恥心(しゅうちしん)だ。

 

「では、いきますよ〜……。…………えい♪」

「ふくっっっ! んぁ♡ あっ♡ ふぁ、ぁう、んぁぁぁっ♡」

「アヤネちゃんたら……まだ一段階上げただけですよ……☆」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ んっ、んぁっ♡ ぁぁぁ……♡ んっ、ぁっ♡」

「あ、アヤネちゃんの表情、めちゃくちゃエッチ……」

 

 セリカの言う通り、アヤネは、はぁはぁと激しく喘ぎ、目はとろんとして、口は半開きになり、もう理性が溶けかけているような、ものすごくエッチな顔になっていた。

 

「せ、せんせぇ……見なぃで……恥ずかしぃ……」

「おっ、おう!」

「んぁ……ぁン……や……ゃあ……あぁ……」

 

 セリカとは一回ヤッちゃってるので、その時に乱れた顔は見てしまっているのだが、こんなエッチな顔のアヤネは見たことがない。見られたら恥ずかしいに決まっているので、顔を背ける。

 

「ゃ、やっぱり、見て、くださぃ……」

「どっちだ⁉︎」

「見られちゃぅほ……が……興奮……んぁぁ……はンッッッ♡」

 

 どうやら、見られて興奮する方がいいらしい。これ、普段のアヤネはもう、どっかいっちゃってるな。

 

「せ、セリカちゃんも、先生も、こんな私を見てるよぉ……んぁ……あぁ……」

「う、うん。見てるよ」

 

 ぁふ♡ ぁふっ♡ と、身体のラインがはっきり出てしまっている制服姿を、俺たちに見せつけるように、いやらしくくねらせる。完全に理性が飛んでしまっているアヤネに、流石にセリカも圧倒されているようだ。

 

「は……ぁ……もぅダメ……」

 

 アヤネの右手が胸の膨らみに伸び、左手はスカート越しに太ももの閉じた部分に……待て待て待て! それはまずい!

 

「それではアヤネちゃん、いきますよ〜……♪」

「ンあっ! ぁふっ♡ ンぁっ! ぁ、くっ♡ ンあっ! あっ! んあっっっ♡」

 

 アヤネが、柔らかそうな自身の胸の膨らみを揉みしだき、白い服の布地が乱れて、くしゃくしゃになる。両足をもじもじとすり合わせると、少し短めのスカートがめくれ、太ももの付け根まで生足が露わになってしまい……とうとう白いショーツが見えてしまった。

 

「うわ、アヤネちゃんの下着、めちゃくちゃエッチ……」

 

 白というより純白の、おそらくシルクか何かの高級な生地の下着が、悶えるアヤネの動きに合わせて、スカートからチラチラと見え隠れする。

 

「せ、セリカちゃ……ぁあ♡ んっ♡ ンぁ♡ あっ♡ ンッ♡ はっ♡ あっ♡」

「……それでは♪ …………」

「ノノミ⁉︎ ノノミ! そこまで! そこまで!」

 

 俺が止めるのも聞かず、ノノミは耳かきのレベルを最高にしたらしい。ぁぁぁっ♡ っと高い声を上げるアヤネの耳の穴に、絶妙な動きでゆっくりと、耳かきを出したり入れたりする。

 

「はっ、はっ、んぁっ! んぁぁぁっ♡♡♡ ゃ、あぁっ♡ ふぁ♡ ンくっ! ンあっ! ンンンっっっ♡♡♡ ふぁっ、あっ、ンッ、ンぁぁぁ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡」

 

 

「す、すいません……積極的すぎました……」

 

 五分後、アヤネが俺の前で土下座して謝っていた。そんな、謝られても。

 

「俺はまあ別に、アヤネがいいなら……」

「いえ……私も恥ずかしかったです。……というか、今も恥ずかしい……」

 

 なら、やるな。

 

「アヤネちゃん、すごかった……。あのエッチな下着って、どこで買ったの?」

「えっと……セリカちゃんが便利屋の人とよく行くショッピングモールの……」

「え、あそこ? どこの店?」

「一階の奥の方の……」

「俺の前で、どこで下着買ってるとか、そんな会話しないで」

 

 とりあえずアヤネは土下座の姿勢を崩して、普通に座ってもらえないだろうか。どんな状況だよ。

 

「エッチなアヤネちゃん、可愛かったです〜☆」

「ノノミはちょっと反省しなさい」

「あ、痛いです!」

 

 軽くチョップしておいた。やりすぎ。

 

 

------------------------

 

 

 セリカとアヤネは、何やら二人できゃいきゃい騒いでいる。そこから離れたところで、俺はノノミと少し真面目な話をしていた。シロコやおじさんが居ないのが、ちょっと気になったのだ。

 

「——といった感じでして」

「そうか、シロコもな……。あいつ、昔の記憶がないことは以前から気にしてたみたいだし」

「ですから私とホシノ先輩も、シロコちゃんのことは気にかけてきたのですが……でも、大丈夫だと思います。『シャーレの先生』という「器」や、「主人公」という「役割」にとらわれることなく、「あなた」は「あなた」で変わらない。そんなあなたが身近にいれば、シロコちゃんだけじゃなく、みんな「自分」は「自分」でいいんだって分かります。どんな人生だって望んでいいんだ、って。だから、アリスちゃんだって……ね?」

「そんなに俺がいい影響を与えてるか、いまいちピンとこないんだけどな。「先生」である事も、一応意識してるし……まあ、そういう話とは違うか」

 

 アリスや、「主人公」である「俺」のように、他の生徒とは違ってシロコには、「ブルーアーカイブ」の「はじまり」という特別な「役割」がある。そして、『色彩』が来(・)な(・)い(・)こ(・)と(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)のが、どうやら確定したこの世界でも、いずれクロコ——「終わり」である、『シロコ*テラー』——は呼んでやらなければならない。俺が『シッテムの箱』を持たないことによって、『メインストーリー』から解放されたこ(・)の(・)『ブルーアーカイブ世界』でなら、どんな人生を歩んでもいい。そのことを、二人には教えてやらなければならない。

 

「——とはいえ、『前の先生』が『現実世界』から俺をこっちに呼んだ一番の理由は、ノノミに俺を会わせるためであって、別にそんな立派な話のためじゃないんだけどなあ。結果的に平和になったり、いろんな事が起きるにしたって。第一、今ここにいるのだって、ノノミのために無茶して残った結果でしかないし……って、こういう考え方がお手本になるって話か」

「そうですよ☆ ふふっ、あなたって本当に、私が「こっちの世界」から見ていた『現実世界』にいた頃の「あなた」と、まるっきり同じなんですよね。お引っ越しして、前にいた会社からシャーレに転職しただけ、みたいな感じで」

「だって来てみたら、キヴォトスって治安が悪いこと以外は大して日本と変わんないし、職もあったし。それより、ホシノのことはどうしような? また悩んでるんだろ?」

「うーん……ホシノ先輩に関しては、実は意外と簡単な問題ではないかと私は思っているのですが……でもきっと大丈夫ですよ。あなたがいますから……」

「そんなことないだろ。あの話だけは、俺じゃどうにもならないから困ってるんで……お?」

「……あなたがいてくれて、良かったです。あなたに会えて、良かった……」

 

 ノノミが、とん、と俺に身体を預けてきた。それを受け止めて、軽く抱き寄せる。目を瞑(つぶ)ったノノミが、背伸びをして顔を近づけてくる。その唇に……

 

「んっ……」

「ん、む……ぁ……」

 

 一度、ぎゅっときつく抱きしめてから、力を抜いて、重ねた唇をそっと離す。至近距離で、ノノミと目が合う。そして、無言——

 

「……あの二人、見てないよな?」

「ふふっ、こういう恋人っぽいのを見られるの、恥ずかしいです?」

「それもそうだけど、絶対キャラが違うとか言われる」

「いつもとのギャップで、二人もあなたのこと、本気で好きになっちゃうかもですね☆」

「んなバカな。そんな簡単に……。でも、懐(なつ)かれてるんだな、俺。セリカにもアヤネにも、一応好かれてる自覚はあったんだけど」

「さっき、セリカちゃんも言ってたでしょう? 女の子には、年上で「男の人」って意識するような相手には、憧(あこが)れみたいなものもありますし、他にもいろんな好奇心も……ね?」

「ああ、そりゃ「男」は俺しかいないもんな? なるほど」

「あ、いえ、もちろん男の人なら誰でもいいという意味ではなくて……あはは」

「言われてみれば、確かにセリカにもアルにもそんな扱いされてるな」

 

 種付けに来たわけではなくても、種馬みたいな扱いをされてるのは事実。「初体験をご希望の方は、シャーレの先生まで」みたいな感じで。

 

「しかし、ノノミはすっかり恋愛の達人みたいな感じだな」

「伊達にあなたみたいな大人の男の人と付き合ってませんから☆ 年齢的にはまだでも、中身はもう立派な大人ですよ?」

「なら結婚してよ」

「ダメです☆」

 

 即答された。

 

「やっぱりノノミも、俺がいつかは帰る前提で考えてんの? 一応言っとくけど、先のことなんて完全には確定しないもんなんだから、どこの世界にいたって一緒だよ? 俺は本気で帰らないつもりで言ってるし」

「でもあなたって、頭もいいし、可能性がある限りはこっちに居られるよう考えてくれますけど、その分「絶対のルール」なんかには敏感でしょう? 何かそういうのがあったら、私がわがまま言っても意外とあっさり帰っちゃいますよ? 自分から身を引いて」

「んじゃ、ずっと一緒にいられるって確信したら、してくれる?」

「はい! 善処します☆」

「善処かい」

 

 全く、受け答えまでこんなに上手くなっちゃって。

 

 それにしても、「絶対のルール」なんてものがあったって、いくらでもひっくり返す手段があるのは、今までの俺を見ていれば分かるだろうに、知ってて言ってるのか、信用がないんだか。そりゃあ俺だって、死人を生き返らせるような奇跡は起こせないけど。

 

「あ、セリカちゃんが呼んでるみたいですよ。行きましょうか☆」

 

 

------------------------

 

 

 困ってしまった。

 

「たまにでいいんだけど、無理? 別に「先生」としてじゃなくてもいいし。ね、アヤネちゃん?」

「私も、一度帰ってしまった後も、いずれまた先生に会えたら嬉しいんですが、無理なんでしょうか?」

「海外に行っちゃって、同窓会に呼ばれても来られない教師の気持ちが分かった気がする……。ていうか、そういうのは帰るのが決まってからでいいじゃん……。まだ帰る予定ないし」

 

 『現実世界』に戻ってから、また「こっち」に来る。それが出来たら苦労しない。俺にそんな事が可能だったら、『前の先生』だって何かしらの方法で、こっちに帰ってきてるだろう。おじさんがあれだけ健気(けなげ)に待ってるのを知らないわけないし。

 

 ふと見ると、ノノミがニコニコ笑っている。

 

「大丈夫ですよ? もし、たまにでも会いに来てくれたら、私もそれで満足ですし〜」

「俺が困ってるの分かってて、そういう意地悪なことを言うかな……」

「あなたならきっと、何とかして来てくれるって信じてますから☆」

 

 どこまで本気で言ってるんだか。それとも、もしそれが可能ならたまには会えるからいいや、なんて、もう妥協した上で考えているから、結婚はしません、なんて言ってるんだろうか。何にしたって——

 

「何言ってんのよ! ノノミ先輩はそれじゃダメでしょ!」

「え? セリカちゃん?」

「絶対に帰らないで欲しいって言っていいのは、ノノミ先輩だけなんだから、そういうこと言っちゃダメ!」

「あ、いえ、その、それはいろいろ難しくてですね……」

「気持ちの問題なの! ノノミ先輩がそんなだったら、先生のことを好きな他の子だって、気持ちが揺らいじゃうでしょ⁉︎」

「あ、あら? もしかしてセリカちゃん、割とそういう感じなんです?」

 

 セリカに関しては、ちょっとそんな気はしてた。

 

「ほらほら、ノノミ〜。何でも分かってるような気がしても、意外とその通りじゃないかもよ〜?」

「ううっ、あなたまで、そんな意地悪……」

「そうです! 私だって、ノノミ先輩がちゃんとしてくれなかったら、先生と、エ、エッチしちゃいますよ!」

 

 えっ、とアヤネ以外の全員がそちらを見た。

 

「ア、アヤネちゃん! 発言が具体的すぎるっていうか、今からそれは流石にまずいでしょ……!」

「だって、セリカちゃんはしたことあるよね⁉︎ 私だって!」

「それ、ずっと前だよね⁉︎ いや、昔ならいいってわけじゃないけど!」

「アヤネはさっきから、積極的になるタイミングがおかしい! あと、俺の意思も尊重して⁉︎」

 

 服を脱ごうとするアヤネをみんなで止めながら、やっぱり他人の気持ちと先の事は分からんなあ……などと思うのだった。

 




第48回を読んでいたらおわかりだと思いますが、ノノミは既にあの「絶対のルール」を念頭に置いて考えています。そのルールを変えられない以上は、結婚は絶対にしないという事です。主人公を絶対に元の世界に帰すという話についても同じです。
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