※この作品はR-18です。

博麗の子供たち   作:エスカルゴ・スカーレット

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流れるような近親相姦♡

「おとーさぁん……♡」

 

「霊子……?お前まさか……発情してる?」

 

「はつ、じょー……?」

 

 普段のエスカルゴならば、ラリホーを掛けるなり電撃で気絶させるなりしただろう。けれども今は、大好きな霊夢を犯し倒した事で、彼もかなり重度の興奮状態にある。彼もまた、既に正気ではない。

 

「ね〜……おまた、ヘンだよぉ…………なんかコリコリ硬くなってぇ……グリグリ潰すときもちぃの……♡」

 

「どれ、父さんに見せてみな。キャミ持ち上げて」

 

「ん……♡」

 

 霊子の普段着は白のキャミソール。寝る時だってそれは変わらない。だから、霊子は父親の要求に、裾を持ち上げる事で素直に答えた。

 そこにはとうに、生意気で勝気な霊子はおらず、分からない事だらけで心から困惑している、1人の幼女しか存在しなかった。

 

「ノーパン!?パンツは前にあげただろ」

 

「スースーするからこの方がいいの……」

 

「あぁそう……まぁそこは任せるよ。それよりこれは凄いな。愛液でグッショグショだよ?もしもこれでパンツなんて履いてても、無意味だったなこれは」

 

「あい、えきぃ……?」

 

「霊子のお股からヌルヌルが出てるだろ?それさ」

 

「ん……愛液、トロトロ出てきてる♡……お股のね、硬いの潰すとね、もっとキュンキュンしてね、愛液トロトロ〜って溢れてくるの♡♡」

 

 目の中にハートが浮かんでいるように見える程、生まれて初めての快楽に、無邪気に興奮している。エスカルゴはそんな霊子を見て、興奮しながらも、1つ冷静に結論を出した。

 巫月や霊愛、霊麗などと違い、この子は完全なる無知なのではないかと。エロ漫画を読んだりなどで事前知識を得ていた子供達とはまるで様子が違う。

 エロに目覚めた子供の中で、「クリトリス」すら知らない子供は居なかった。紅魔館に住まう四女、弦月姫ですらもそういったワードなら知っている。

 

「……おいで霊子、俺が全部教えてあげる」

 

「うんっ♡」

 

 エスカルゴは寝室と隣の部屋を隔てる襖を閉め、適当に創造魔法にて簡易ベッドを作る。教えるなら布団よりはベッドの方が色々と都合が良かった。

 彼は足を広げてベッドの端に座り、霊子を、前に座らせ、あすなろ抱きのように身体をくっつける。そして霊子の陰部へと手を伸ばし……。

 

「触るよ?」

 

「ん……♡ んぁっ♡ そ、それっ♡ 好きぃっ……♡」

 

「このコリコリ硬いのは『クリトリス』。『陰核』なんて呼んだりもするよ」

 

「くり……とりす……いんかく……」

 

「コレをイジったり、お股の穴……『おまんこ』に、指を入れたり、もしくは乳首をイジって気持ち良くなるのを、『オナニー』とか、もしくは『マスターベーション』と呼ぶ。覚えときなね」

 

「おまんこ、おなにぃ……ますたー、べーしょん」

 

「特にクリトリスをイジるオナニーを『クリオナ』なんて呼んだりもするね。確か、霊愛も最初の方はクリオナ派だったかな?」

 

「くりおな……私、クリオナ、好きっ……♡」

 

「他にも色んな種類のオナニーがあるから、まぁ、その辺の事は霊愛や霊麗に教わりなさい。霊夢だと少し怒られるかもしれないから」

 

「うん……♡」

 

「オナニーを見られるのはあんまり良くないから、1人きりになってからヤるのがオススメだ。布団の中とか、お風呂とか……ね」

 

「分かった♡」

 

「それから……おまんこ、あるでしょ。おしっこする穴の少し下ね。ここにね、男の股間についてる棒……

『ちんこ』、『ちんちん』、『ペニス』、『陰茎』などなど、色んな呼び方があるが、コレをこの穴に入れるのを……」

 

「せっくす……?」

 

「そう、正解。よく知ってたね。本とか読んだ?」

 

「さっき、お姉ちゃん達に教えてもらったの……」

 

「そうか、ならついでに妊娠のメカニズムについて軽く教えておこう。自分と父さんの身体を使って、保健体育の授業だね」

 

「ほけんたいいく……うん、教えて……♡」

 

 

 ◆

 

 

「────以上、エスカルゴによる近親相姦の為の保健体育のレクチャーでした。気持ち良かった?」

 

「うんっ♡」

 

 キス、ディープキスを教えられ、クンニもされ、フェラを教え込まれ、手マンされ、オナニーの仕方などなど教えられた霊子はすっかり頬を紅潮させ、M字開脚をして、溢れる愛液を隠そうともしない。

 まだ「本番」はしていない。エスカルゴだって、これだけで満足してくれたなら────と、微かな期待を抱いていたからだ。

 しかし当の霊子は……。

 

「おとぉさんっ♡ せっくすっ♡ せっくすっ♡」

 

「……スる?さっきも言ったがこれは……」

 

「親子セックス、本当はダメ……でもいい!ヤるっ!お姉ちゃん達もヤッてるんなら私も!」

 

「ま……いっか」

 

 幻想郷イチ倫理観の緩い男、エスカルゴ。寝室で霊夢が寝落ちしているのを知っていながら、隣室で末の娘を抱く事を決意した。

 

「……じゃあまずは……」

 

「『ちゅーから始める』っ♪」

 

「ん。さっき教えた事、覚えてるね」

 

 唇で軽く、ちゅっ、ちゅっ、と、触れ合うようなキス。たまに頬にまでキスをしたりする。やがて、我慢ができなくなった霊子は彼の両頬をムニュッと掴み、固定し、ぶちゅっ♡と唇を強く強く押し付けにゅるりと舌を挿入する。

 これも先程、エスカルゴが教えた事だった。

 

「ん゙っ♡ んぶっ、んぐ♡ はぷ……んぅううっ♡♡」

 

 ディープキスしながら、エスカルゴは霊子の翼の付け根の気持ちいい部分を指でなぞり、たまに硬く勃起しているクリを指で弾くように触ったりする。その度に娘は大きく身体を震わせ、口が離れそうになるが、決して離すまいと、ますます唇を強く強く押し付け、ますます舌を挿入し、暴れさせる。

 よほどキスが気に入ったのか、娘達を散々犯したエスカルゴでさえも苦笑いする程に、長時間の間、唇を重ね、舌を絡ませていた。

 すっかり口内が乾き、顎が痛くなってきた頃に、霊子から口を離す。垂れそうになった2人の唾液は霊子がジュルルルッ♡……という音を立てて勢いよく吸い上げてしまった。

 

「ぷはぁっ♡ ちゅー、しゅきぃ……♡♡」

 

「キス中に何回イッた?」

 

「んーとぉ……分かんないや……えへへっ♡♡」

 

 性教育の際に「イく」という感覚の事も、とうに教えてしまっている。なんならエスカルゴは霊子をクンニで何度もイかせたくらいだ。それでも、まだ潮吹きには達しなかったようだが……。

 

「さ、休んでる暇は無いハズだ。キスの『次』は?教えた通りにやってごらん?」

 

「うん♡ お父さん、寝て♡」

 

「お。そっち(・・・)を選ぶか」

 

「お父さんのぺろぺろ……えっと、くんに、好き♡」

 

「鍛えてますから」

 

 エスカルゴが寝ると、霊子はその上に全身で跨りビショ濡れの股間を彼の口元、そして自身の口元にエスカルゴの陰茎をもっていき、2人は殆ど同時に互いの性器を口、舌で愛撫し始めた。

 

「初セックス前に69(シックスナイン)を選ぶとはね」

 

「らってぇ♡ フェラだとお父さんばっか気持ち良くなりやすいじゃんっ♡」

 

「それもそうだね。口内にある性感帯なんて、所詮口内の性感帯。たかが知れてるからな」

 

「ジュルルッ……んぐっ、んっ……んちゅ……んぶっ、はふっ……はぷ……んっ♡ じゅぷっ♡」

 

「っ……は、はぁ……はっ……んっ…………」

 

「んっ♡ イイよぉ、お父さんっ♡ クリ好きぃっ♡」

 

「クリオナばっかしそうだな……。ほら、もっと竿も舐めて。亀頭だけじゃダメって言ったろ?」

 

「ん♡ ごめんらはぃ♡」

 

「っ……牙も当たってっけど……まぁいいさ、最初は誰だってそんなもんよ」

 

 たまに指を突っ込んだりして、エスカルゴは娘の膣内の解れ具合を確認する。如何に霊子の身体が、突然変異故に異常なまでに強靭だとしても、やはり処女喪失の痛みは想像を絶するものがあるだろうと思っている。

 しかしそんなエスカルゴの、淡い父心など霊子は知る由もなく……。

 

「セックス♡ シよぉ♡」

 

「……ああ。シよっか」

 

 近親相姦に慣れてしまったエスカルゴに、愛娘の処女を散らすのが自分であるという罪悪感などは、一切ない。あるのは「痛くないかな」という痛みの心配だけである。

 しかしそんな彼の心配を他所に、霊子は、父親の腰の上に跨ると、素股で焦らす素振りすら見せず、ストレートに挿入し始める。霊愛達ならば、ここで一瞬は焦らしたのだろう。霊子が焦らさないのは、早く挿入したいだけでなく、単に性知識や経験等がまだ不足しているからであった。

 

「くはぁっ♡ おなか、くるしっ……んあっ♡」

 

「痛くない?」

 

「ちょっと……い、痛い、けどっ……」

 

「お?」

 

 ペタンと、胸と胸を合わせるように身体を倒す。そしてそのまま霊子はエスカルゴの首筋に牙を立て吸血を開始する。

 

「んっ……俺んこと気持ちよくしてどーするっ……」

 

「こぉひてると……おちちゅく……♡」

 

「……なら、いい。落ち着くまで飲んでなさい」

 

「うん……♡」

 

 目元に涙を滲ませ、霊子はチュウチュウと血液を吸っていく。エスカルゴはそんな娘を愛おしむかのように頭を撫で、手櫛でその綺麗な白髪をまっすぐ伸ばしていく。

 霊子がこうして血を飲むのは、赤子が自分の指、もしくはおしゃぶりをしゃぶるのと同じような感覚なのだろう、とエスカルゴは1人で納得していた。

 やがて霊子は何も言わず、口を離すと、ズチュッズチュッと騎乗位セックスを再開した。

 

「はぁ♡ はぅ……んっ♡ おく、ゴツゴツされてる♡ぜんぶ、はいんないよぉ……♡」

 

「まだまだ、おまんこ小さいね」

 

「いつか、お父さんのおちんちん……ぜ〜んぶ、私のおまんこで食べてあげるね……♡」

 

「楽しみにしてる」

 

「んっ……♡ くぁあっ♡ すごい……こんなきもちぃのシテたなんて、ズルいっ♡♡」

 

「あはは……もう射精(だ)すよ霊子」

 

「いいよぉ♡ おとーさんの、おちんぽ汁♡ わたしのおまんこに、ビューッ♡ ビューッ♡ シテぇ♡♡」

 

「霊子は飲み込みが早い。俺も鼻が高……うっ……」

 

「んんっ♡ 膣内(ナカ)でっ……出てるぅ……♡」

 

 そうしてこの2人は、結局、朝までヤリ続けた。姉弟3人は、覗きがバレた瞬間があまりにホラーが過ぎて、霊子がセックスしていると確信しながらも覗きには来れなかったようである。

 かくして、博麗神社の末っ子・霊子もまた、父の毒牙に掛けられたのであった。

 

 

 ◆

 

 

 ────数時間後。

 

「霊子ってば、まだ寝てんの?霊愛〜、霊子んこと起こしてきて。全く、ご飯が冷めちゃうわよ」

 

「はーい」

 

 居間に霊子以外の全員が揃い、朝食を囲む。まだ霊子は起きてきていないようなので、霊夢は霊愛にそう指示を飛ばして連れてきてもらう。

 やがて霊愛に遅れて、目を擦り、欠伸しながら、トテトテと居間に登場。しかしいつもなら真っ直ぐ席に着くところ、今日はそうでもないらしい。

 

「どした霊子」

 

 自分の席をスルーし、霊夢と並び座っている父、エスカルゴの元へ向かうと、一瞬の躊躇いも無く、立ち止まることすら無く────。

 

「おはよぉ♡」

 

「「「「「〜〜〜〜〜っっ!!?」」」」」

 

 ちゅっ♡……と姉や兄のみならず、母すら見ている目の前で口付け。まさかの出来事に子供達は硬直。霊夢は目を見開き、箸を取り落とす。エスカルゴはされるがままになっており居間は静寂に包まれる。

 1秒……2秒……3秒……まだ唇を離さない。やがて場がシーンと鎮まっている中、ちゅく……ちゅる……という水っぽい音まで聞こえてきたところで、まず霊夢が我を取り戻した。

 

「こ、こら霊子ッ!あんた何してんの!?」

 

「んぇ?」

 

 霊夢に怒鳴られ、渋々ながらも口を離す。2人の口の間には透明な糸が……。舌を入れていたのはもう誰が見ても明らかだった。

 

「何って……『おはようのチュー』……だよ?」

 

「そうじゃなくって……何で……っ」

 

「……?あ、そっか。お母さんも、チュー……ね?」

 

「ッ!?」

 

 にへっ……と寝ぼけまなこで微笑んだかと思うと、霊夢の頭に手を回し、体重を預けるように抱きつきそのまま霊夢とも唇を重ねた。

 昨晩のエスカルゴ仕込みのテクか、霊夢でも顔を紅潮させてしまうくらいのキスをして見せた。

 

「や、やめなさいって!何考えてんの!?」

 

「お父さんに『チューは好きな人とするもの』って教えてもらって……だから…………お母さんは私のこと嫌いなの?」

 

「っ……んなワケないでしょ……あんたも私の大事な子供よ、嫌いなワケないわ……」

 

「でも……」

 

 普段の霊子からは考えられない、甘ロリボイス。生意気な彼女は消し飛んだかのような上目遣いで、霊夢もタジタジとはなるが、やはりそこは霊夢だ。すぐにハッとなり、霊子を優しく諭す。

 

「いい、霊子。『好きな人』ってのは、普通は家族なんかを含まないのよ。恋愛的というか、そのね、子供欲しいなとか……えぇと、そう、霊子もうちの子だから言っちゃうけど、極論『エッチしたい人』とするような行為なのよ、キス……チューってのは!」

 

「……えっち、したい人……」

 

「ええそう。昨日の夜、霊愛達と覗いてたでしょ?私とエスカルゴのエッチ」

 

「うん」

 

「「「認めるな!!……気付いてたの!?」」」

 

「そりゃ、休んでたら隣から霊子の喘ぎ声がするんだもの……。エロい事に興味が無い霊子が、自分から私達の行為を見に来るはずもないし、かと言って、エスカルゴから子供を襲うはずも無い。となれば、選択肢は1つよね。あんたらに誘われて見に来て、発情してエスカルゴを誘惑したんだろうって思った(・・・)だけよ」

 

「え……『思った』?もしかしてカマかけられた?」

 

「みたい……だね?」

 

「ギリギリバレてなかったのに認めちゃった……?」

 

「じゃ、そういうワケで霊愛、霊麗、霊魔。霊子に余計な事を吹き込んだお仕置きとして今日の修行のノルマは普段の4倍よ。いいわね」

 

「「「4倍ィ!?」」」

 

「子供が4人だから4倍。分かりやすいでしょ?」

 

「「「絶対無理!!絶対ヤダ!!」」」

 

「あらそう、構わないわよ。じゃあ代わりに、私とあんたら3人での弾幕ごっこを4戦連続ね」

 

「「「修行させてくださいッ!!」」」

 

「よろしい。エスカルゴと霊子、あんたらも、一応話だけは聞かせてもら────」

 

「んっ♡ おとぉ……さん♡ ちゅき……♡ んんっ♡」

 

 霊夢が子供達に説教している横で、霊子は、父の太ももに陰部を擦り付けながら、ちゅっ、ちゅっ、と変わらずキスを続けていた。

 

「や、ま、待て霊子、霊夢に見られ……」

 

「お前はまたそうやってええええええっっ!!!」

 

「ヒィイイイッ!?」

 

 頭をかち割ろうと、お祓い棒を振り上げる霊夢。エスカルゴは咄嗟に霊子を庇うように抱き締めて、霊夢に背中を向ける。しかしお祓い棒を振り下ろす霊夢の腕を、規格外の怪力の持ち主の霊子は難なく掴み、止めてしまう。

 

「邪魔しないで。お母さんはお父さんが好き、私や霊愛お姉ちゃんもお父さんが好きなだけ。そこに、何の違いがあるっての?」

 

 キツイ視線を向ける彼女の目は、やっと「いつも通り」の霊子の目、そして声だった。さっきまでの変に甘えたような声でも態度でもない。まさか二重人格などではないと思うが……。

 

「私とエスカルゴは所詮他人、でもあんたらは実の親子だからでしょ!」

 

「だから何?親子だと結婚できないっていうのは、前にお姉ちゃんから聞いたけどさ。それもまだよく分かんないけど、一旦それは別にいいとしてもさ、好きなんだから、エッチくらいシテもよくない?」

 

「それはっ………………そりゃ……でも親子だし…………!その、ダメなものはダメよ!生物としても、ほら、タブーだって言うし!」

 

「理由になってないねソレ。笑える。生物としてのタブー?『知るかバーカ』って言ってやりたいね。子作りの伴わないセックスなんてオナニーと大して変わらないでしょ。子作りしないセックスは2人でヤるだけのオナニーだよ。自慰行為ならぬ他慰行為みたいな?」

 

「〜〜〜〜〜ッ……」

 

 事実、幾つかの例外はあるが一般に「快楽を得る為の交尾をするのは人間だけ」と言われている。

 何らかの方法で避妊し、「妊娠を防いでまで妊娠する為の行為をする」ということは、実際、子供を作らないのであれば厳密には「子作り」ではない。だからこれは「快楽を得る為の行為、つまり2人でヤるだけのオナニーだ」と霊子は主張したのだ。

 

「反論したいんならどうぞ。私なりに反論し返してあげるよ」

 

「それでも!近親での子作りは、その、遺伝子的な問題もある!ウッカリ子供デキちゃったらあんたの幼い肉体でどうこうできる問題じゃなくなるのよ!分かってんの!?」

 

「けど妊娠するには『排卵』が始まってなきゃダメなんじゃないの?なら、妊娠は問題ないよね。私も霊愛お姉ちゃんも『始まって』ないから。そもそもお父さんの神徳からして『願えば孕む』『願わねば孕まない』のは、お母さんも知ってるよね?私とか霊愛お姉ちゃんが、『子供欲しい』と思ってるって考えてんの?」

 

「……かもしれないでしょ!うっかりそう思ったり、雰囲気に流されたりとか!」

 

「私、この夜中に処女喪失したばっかだけどさぁ。あんだけエッチしてもらっても『子供欲しい』とか微塵も考えなかったよ?霊愛お姉ちゃんは?」

 

「え?あ、うん……そう思った事は無いよ。だって、子供がデキちゃったら……全力でエッチできないし。エッチしたいからエッチするだけだしさ……。子供が欲しいからエッチするんじゃないし」

 

「……そゆこと。分かった?お母さん?孕む気が無いセックスなんて、オナニー同然なんだよ。もし排卵始まったとしても、お父さんを信じている限りは、うっかり妊娠も無いし」

 

「…………………………エスカルゴ。あんたは?もう私に隠れてセックスしたくない?」

 

「……もう、全部、バレてるからな。今更隠しても、意味無いし。隠れてセックスする意味も無いだろ。でも、どうしても霊夢が『子供と旦那のセックスを見たくない』……って言うなら、これまで通り隠れてそうするよ」

 

「『これからはシない』って選択肢は無いんだ?」

 

「無い。ごめん。この子達が俺の事を性的、1人の男性として見てくれている内は、俺もこの子達を、子供だと思いつつ、女として見る。孕ませる気は、勿論無いよ。これまでも、これからもさ」

 

「じゃあ……霊子の言う『楽しむだけのセックス(2人でヤるだけのオナニー)』をするって事ね」

 

「ああ」

 

「ふぅん」

 

 冷たい視線でエスカルゴを、子供達を見下ろす。

 霊魔は、この件には直接は関係無いというのに、過去に父・エスカルゴと交わった経験があるからかもしくは姉のシガレットとも交わっているからか、肝を潰すような思いをしながら、場に残って、話を聞いていた。

 

「────じゃあ契約しましょ。私からの契約よ。博麗霊夢、最初で最後の『悪魔の契約』。この私に

『悪魔として』なんて言わせるんだから……もしこの契約を違反したら『殺す』どころじゃ済まないわ。本気で、覚悟しなさい」

 

「……あぁ。どんな契約だ?」

 

「『子供を妊娠させたら即時離婚の上、その子供は博麗神社を追放し、エスカルゴ共々永遠に出禁』。どう?エスカルゴにとっては死ぬより辛いわよね?この私に会えないんだもの。このままだと、いつか違反しそうだけどねぇ?これを受けるかどうかは、あんたら次第……。よぉーく話し合って決めなさい」

 

 話し合うでもなく、それぞれが顔を見合わせる。そんな視線のやり取りが続くこと、約1分。

 

「さぁ────どっちよッ!?」

 

 凄まじい妖気を放ち威圧する。怒りに満ち溢れたその表情は、これまでに無いくらいに機嫌が悪いと嫌という程に全員に「分からせ」る。しかし。

 

「「「「契約するよ」」」」

 

 エスカルゴ、霊愛、霊麗、霊子は真っ直ぐ霊夢の目を見つめ、声を揃えて言い切ってしまった。もう後には引けない。「セックスしても妊娠はしない」という契約を結んでしまった。

 霊夢はその4人の真っ直ぐな目を見て、そして、気持ちを受け取った。霊夢も霊夢で「契約」とまで言い切ってしまった以上、「これからの生活」を、覚悟する必要があった。

 本当はこんな契約、結びたくなかった。離婚や、子供を追い出すのもそうだが、霊夢自身「これから始まるであろう生活」に耐えられる自信が、あまり無かったから。

 だから無理そうな契約を押し付けたのに。なのに4人は、固い決意表明をした。それならば霊夢も、悪魔として契約した以上、守らなくてはならない。

 霊夢に残された答えは、たった1つだった。

 

「────契約、成立ね」

 

 斯くしてエスカルゴ、霊夢、霊愛、霊麗、霊魔、霊子による、博麗神社の新たな日常が幕を開けた!




次回、オマケ。
挿絵修正。(2023/06/02 00:40:33)
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