※この作品はR-18です。

エクスティア×FGO 異界魔導帝国ロギア・アース~堕ちた人理の希望~   作:王天君

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エクスティア×FGO第11話です。
掴まってしまったバーヴァン・シー。他の捕まえられた仲間達と共に皇帝の前へ引き出され、最後の仕上げをすると語られながらこれまでに施された調教を思い出させられることに。
そして最後に訪れるのはバーヴァン・シーとモルガンの絆を割くことを目論む悪魔の勝負。
果たして母子の絆は守り切れるのか。


第11節幕間 隷基再臨 淫魔毒騎士バーヴァン・シー・オルタ

敗北者たちのこれから

━━帝都ホウジョウ━━

━━同帝城ペンドラゴン━━

━━玉座の間━━

 

西暦2018年12月25日。

先日バーゲスト、メリュジーヌの叙任式が行われた玉座の間。

今日もまたこの場所には名目だけの重臣たちが立ち入り禁止とされて静かな雰囲気が保たれている。奥まった2つ玉座にはナイオーロとルクスリアが腰かけ、その側にソラエルは控えていた。

他の姉達はこの場にいない。扉の外で準備が整うのを待っているのだ。

 

「ご苦労だったなルクスリア。それにソラエル」

「ありがとうございますナイオーロ様。私たち姉妹の存在理由は貴方の幸せ。今回の戦いを苦労だなんて思っていません」

 

待ち時間で部屋の様子を別室に転送する使い魔の準備をしながら、主の誉め言葉にわずかに固まる。

 

「でもボクの方は自分のミスを埋めただけですし、褒めてもらえるようなこと……あんっ♡」

 

主人の言葉を辞退しようとしたソラエルの頭に彼の手が乗せられる。わしゃわしゃかき混ぜられるとくすぐったいと目を細めた。

淫魔特有の桃色をした髪と柔らかい頭をなぞる指の感触。ただ撫でられているだけで心の中に温かい幸せな気持ちで満たされる。

 

「クク、つまらないことをいつまでも気にするなよ。

大事なのは成果だろ。お前は姉共々よくやった、それでいい」

「そうねソラエル。ご主人様が褒めて下さっているのだから甘えさせていただきなさい」

「……んぅ、えへへ。はいナイオーロ様! ボクも陛下に褒めてもらえて幸せです。

せっかくなのでちんぽ……は無理だからチューとか━━むちゅ♡ちゅっ♡ちゅるぅ♡そ、そんな急にナイオーロしゃまぁ♡」

 

冗談交じりにお願いしようとした口が主の唇で塞がれ、隣にいるルクスリアも見ているのに熱烈なキスで報われる。恋焦がれる乙女のような熱っぽさで彼の舌を迎え、小鳥が啄むようにチュッチュと唇を交わした。

掌から与えられる幸福感をさらに煮詰めた甘い快楽。舌の触れた歯茎も唇も快楽波動が伝わって背筋が震える。眷属の体は主人に与えられる全てが熱烈な快感。ほんの数秒のキスで下腹部の淫紋が薄ピンクに光って、絶頂してしまう。

 

「んっひぃぅ♡……いいです。ナイオーロ様のキス好き……ボク、すぐイっちゃいました」

「れるっ━━クク、慰めと褒美の前払いだ。全部終わった後で愛しの藤丸と一緒にイキ狂うまで抱いてやるよ」

「ふわぁ……♡そんなのボク、絶対おかしくなっちゃいます。幸せすぎますもん」

「お優しいナイオーロ様。貴方のようなお方にお仕え出来て妹達も幸せ者です」

「そうか? お前らのような優秀で美しい眷属に恵まれた俺の方が幸せ者だろうぜ」

「うふふ、では私達全員が幸せということで。準備も出来たようですし、そろそろ入らせますね。━━入りなさい」

 

ルクスリアが手を叩くと部屋の巨大な扉がゆっくり開いていき、ぞろぞろと大勢の人影が中に入ってくる。やがて全員が入り切るとそれぞれ自発的、あるいは促されて2人が座る玉座の前に横列となって跪く。

第1列に専用のマントを棚引かせたリズエルを筆頭として四天王。

第2列に仰々しい戦闘衣装から再臨前の鎧を黒化させたデザインに簡素化したバーゲスト・オルタとメリュジーヌ・オルタ。そして全員黒の水兵服に身を包むネモ/ポセイドンを筆頭としたネモ・シリーズ。

第3列に手枷首枷をハメられたダ・ヴィンチ、モルガン、バーヴァン・シー。

最後列に何も拘束されていない状態で大量のカルデアスタッフが並ぶ。

そしてその様子を見ながらこっそりお姉様の影で口元を拭き、さも威厳保ってますよーという表情で直立した。

 

「両陛下、これより北伐の戦果をご報告させていただきます」

 

福岡、九州、日本海、北海道……各地を転々としつつ、敗走と撤退を繰り返して逃げ延びてきたカルデア。十全の戦力を伴って始まったはずの異聞帯攻略も大部分の戦力を失い、残ったメンバーは藤丸、マシュ、ゴルドルフ、ムニエルの4名のみ。他全ての突入した職員と戦力はロギア帝国の手に落ちた。

今日のこの場は捕獲したカルデア陣営の数も多いため、堕とす前に一度ナイオーロにも報告しようという一種の戦果報告の場だった。

全員の平服を確認した後リズエルが言葉を紡いでいく。

 

「ロギア帝国皇帝ナイオーロ陛下にご報告いたします。この度の北伐行軍により北海道エリアを制圧、偽物の世界樹の焼却、並びに旧皇帝の誅戮をいずれも達成。これにより陛下に逆らう勢力は地下のレジスタンス(玩具)共のみとなります。

続けて捕獲しました眷属候補たちをご覧ください……バーゲスト」

 

声を掛けられた2列目のバーゲストが誇らしい表情をしながら鎖でつながれた犠牲者たちを引っ張る。

 

「はいリズエル様。━━ほらマリーンズ、顔をあげさせて下さい」

「「「アイ・サー!!」」」

「うっ……」

「……」

 

号令を受けたマリーンズが3人の首に繋がれた鎖を引っ張って跪いた姿勢から顔をあげさせる。まさに奴隷そのものの扱い。苦しそうにしつつも従うダ・ヴィンチとどこか遠い所を見た表情でされるがままのバーヴァン・シー。その2名は特に何もなかったが、モルガンだけは辛さを帯びた表情で元部下に声をかける。否かけようとした。

 

「バーゲスト……貴様……がっ!?」

「なんで勝手に喋ってるの。もう一度お腹に穴を開けられたい?」

 

氷のように冷たい表情のメリュジーヌが乱暴にモルガンの首輪の鎖を掴み、腹部へ蹴りを突き刺す。風切り音に続けて、ドンッと重いものがぶつかる音がとても痛そう。

受けた彼女の口から唾液が飛び散る。その中の一滴が靴にかかると人形じみた美少女の顔が怒りに染まる。

 

「チッ。靴が汚れたんだけど」

「メリュジー……ヌ……あぎっ!」

「早く謝ってよ。靴を汚してゴメンなさいって。言われないと分からないの?」

 

ギリギリと足輪で立てないモルガンの首だけを掴んで引きずり起こすメリュジーヌ。その様はあまりに暴力的で、かつては忠義を捧げていたと微塵も信じられない光景。

だが意外にも詰られる彼女への救いの手は下される。

 

「メリュジーヌ、そんなに怒るものではありませんよ。これからはまた仲間になるのにあまり痛めつけるのは可哀想。靴だってまた私が買ってあげるから」

「……ルクスリア様がそう言うなら」

「うふふ、ありがとう。いい子ね、メリュジーヌ」

「はぁああ……お姉様♡」

 

制止の言葉とわずかな甘い声だけで竜の怒りを鎮めてみせる。ソラエルも傍らでやっぱりお姉様すごいなぁと感嘆の思い。

やや気が抜ける光景の後、コホンとリズエルの咳払いの後にバーゲストが語り出す。

 

「では両陛下。改めてご紹介をさせていただきますわ」

 

後ろから首を掴まれ、ナイオーロへ強制的に視線を合わされるダ・ヴィンチ。瞳に籠っている感情は苦しみや絶望。この後に待ち受ける運命を想像して既に心が折れかけているらしい。

だがソラエルは見逃さない。それでもまだ何かの期待を残した小さな光が目の奥に灯っていることを。

 

(ま、もう希望なんて残ってないけどねん♪)

「まずはカルデアの技術顧問、レオナルド・ダ・ヴィンチ。すでにネモ・プロフェッサーを始めとしたメンバーの洗脳は深部まで到達済み。北海道で少しばかりの抵抗をしたようですがそれももう無意味に終わりました。進捗については━━プロフェッサー?」

「はいー。そうですね、思ったより粘られましたねー。しかし常識改変は既に済んでいますので、後は陛下に抱いていただきながら調整も容易ですー。記憶を弄ったり、思考を弄ったりもできますから希望プレイもどうぞお気軽にー」

「プロフェッサー……君まで……」

 

僅かに力なく発したダ・ヴィンチの言葉には誰も反応しない。その問いかけ自体が無意味だからだ。

続いてモルガンの首が持ち上げられるが、こちらは今でも敵意を隠さずに睨み返している。手、首、足と3つも封じられ、魔力封じの呪いまでかけられているのによく強気でいられるなぁと驚き半分呆れ半分。それだけ責任感が強い人物だってことは知ってるが普通出来ないだろう。

 

「元妖精國ブリテンの女王モルガンですわ。私にとっては元上司にもあたります。3人の中ではまだ未調整ですので……ふふっ……失礼、私やメリュジーヌのように愚かな心からの変貌も近くで楽しんでいただけること請け合いですわ」

「っ━━」

 

自分を嘲るバーゲストの言葉に思わず憤りの声をあげようとする。しかしそれ以上は何も形にならない。メリュジーヌがギロっとした目でまた蹴られたいと言外に主張するからだ。モルガンもここでこれ以上言っても無意味と分かったのか押し黙る。

そして最後にバーヴァン・シーが首を引っ張られると人形のようにふらふら体を揺らして起こされる。全身が糸の切れた人形みたいでおよそ意思が感じられない。

 

「最後にバーヴァン・シーですが……こちらもロギア細胞を使った最深部への洗脳が完了しております。このように服も……」

 

促されるバーヴァン・シーの服は北海道で着ていた時のまま。首から下が黒と青の混ざったラバースーツで覆われ、腰には帝国の紋章が刻まれたベルトと足には硬質な光を放つロングブーツ。引き締まった脚と出る所は出ている体のシルエットがくっきり見えていて非常に劣情を誘う。

スイッチが切れたみたいに黙って顔をあげさせられる姿も躾の行き届いた犬っぽくて可愛い。

 

「はいはいナイオーロ様! 堕とすのはこの子からがいいと思いまーす!」

「ほう? 

何か理由でもあるのか」

「それはですねぇ……えいっ!」

 

主の期待の視線に震えて指を鳴らす。するとそれまで意思のない人形のようだったバーヴァン・シーの真っ赤な瞳に意識が戻り、パチパチと現状が認識できないようで瞬き。

だが周囲を見渡して色々と思い出したようで、すぐに絹を裂くような絶叫を上げた。

 

「ッあ、ああああああああ!! なんで、なんで私、いやぁっ!! ここはっ━━んひぃいいあ!!??」

 

言葉が最後まで続かない。体を震わせるとラバースーツの股間にできた黒い染みからポタポタ水滴が滴る。敏感な体になっているのに暴れたせいで早速絶頂したようだ。

 

(ミニソラが上手くやってくれたみたいだね。さすがボクの半身)

 

細胞お漏らしがやっと止まったバーヴァン・シーは周囲見渡すが絶望が拭えない。当然といえば当然。周りは敵だらけ。味方のダ・ヴィンチとモルガンは拘束済みでネモに至っては自分を取り押さえる側。正直絶望していたり、反抗的だったりの2人ではつまらなかったので混乱してくれる彼女は実に面白い。

そう感じたのは姉も一緒だったらしい。

 

「っぷ! アハハハハ!! ざまぁないわねジャリガキ。前に私をアバズレなんて言ってくれた強気はどこ行ったのかしら?」

「アズエル」

「はいはい分かってるわよ姉さん。私語は慎みなさいってんでしょ」

 

以前の因縁から取り乱した様子を嘲笑うアズエルと窘めるリズエル。当然ソラエル自身もそちら側。

 

「にゃはは。久しぶりにちゃんとした言葉を喋った感想はどうかな。まだ言葉を覚えててほっとした?」

「テメエ……そうだ、お前のアイツ……ミニソラのせいで私は━━」

「それとももう言いたいかな。あの魔法の言葉。

━━ほら言えばいいじゃん。『ヒャイイイ、ヒャイイイ』って」

 

そっと耳元に口を近づけて笑い声だけ耳の奥に届くよう叫んでやる。これが実に効果的で細胞に塗れた自分の体を抱くようにして、怯えたみたいに震えはじめる。

 

「ひゃっ……! や、嫌ぁ!! その声言わないで! 私の中に何かが……何か怖いのが……!!」

「嘘つき。本当は気持ちいいでしょ? 

言っちゃえばいいじゃん。ヒャィイイって叫びながらロギア細胞に染まる快感、よく知ってるくせに。ほら一緒にせーの……」

「あ、ああ……」

「「ひゃ━━」」

「いい加減にしろ」

 

思わず彼女が口にしてしまいそうになった刹那、モルガンの冷たい叱責。バーヴァン・シーもピクッと体を固め、半開きになっていた口が行き場を失ったみたいに閉ざされる。

 

「バーヴァン・シー、なぜお前はそうなのだ」

「あ……う……そ、そうよねお母様!! ごめんなさい! 私また……!」

(ふぅん。謝ってるように見えるけど……本当は言いたかったって感じ? 

やっぱり侵蝕の影響も進んでるみたいだね)

 

一見すると母親の言葉で正気を取り戻したように見える。だがその表情には例の叫び声を彼女が上げなかったことによる不満の色が混ざっていることを見逃さない。

いつの間にか傍に来ていたナイオーロも同じように見抜き、ククッと深く笑った。

 

「母親への愛で正気を取り戻す……実に美談で感動的だな。クク」

「滑稽の間違いですよね? 

そういう相手を虜にしてやるぜ~ってのがナイオーロ様ですもん♪」

「よくわかってるなソラエル」

「えへへ~。やった―また褒められちゃった!」

「あの……ナイオーロ様。いかがなさいましたの?」

 

自分と主人だけが通じたせいで困惑した様子のバーゲスト。

まだ眷属になって日の浅い彼女だと主人の嗜好を完璧に読むのは難しいのだろう。ちょっと優越感。

 

「決めたぞ。まずはバーヴァン・シーから眷属にする。実の母親の前で娘の心を折るのも面白そうだ」

「なっ、あ?! ふざけんじゃねえぞ! 私がオマエなんかのものになると思って━━ごぇっ!」

 

モルガンの時と同じようにバーヴァン・シーも黙らせられる。ただ今度手を出したのはメリュジーヌではなくバーゲスト。淑女然とした落ち着いた笑みであるが床へ彼女の頭を足で踏みつけに。

 

「いけませんわよバーヴァン・シー。陛下に対してそんな口の利き方をしては」

「チッ! 母親がダメなら娘もダメだ。揃いも揃ってこんな無様……恥ずかしくないの?」

「バーゲストに……メリュジーヌ……テメエらお母様に向かって……!」

「あら。陛下の人形となってそのお母様と戦ったのはどこのどなた?」

「……あーバゲちゃん、その辺りは全部細胞で操ってたから覚えてないと思うよ。

そんなことより陛下! ボク、バーちゃんの仕上げに面白いことを考えたんですけど!」

 

細胞の活動を止めた途端に反抗的な態度を取ったバーヴァン・シーには自分も結構ムカついている。

そんな奴が大切にしている娘と母の絆。ぶっ壊したくて仕方ないってもの。

それにせっかく手に入れたたくさんの職員たちの洗脳についても丁度都合がいい。

 

「━━という感じでどうですか?」

「……クク、いいだろう。ユリエルと一緒にやってやれ」

「はーい、全てはナイオーロ様のために♡そんじゃユリ姉ちゃんよろしくゥ!」

「さらっと姉を便利品扱いするな全く。陛下、それではソラエルの希望通りに処置は進めます。次に会う時は従順な兵となっているであろう彼らにお言葉を」

 

ユリエルの依頼を受け、玉座から立ち上がったナイオーロが最後列で座らせられたスタッフたちを見下ろす。

反対に見上げる彼らの視線はどれも恐怖や不安に染まっている。サーヴァントでないし戦闘員でもない彼らは急に迫った命の危機に覚悟なんて決まっていない。どういう扱いを受けるかもわからなくては怯えて当然だ。主が王としての存在感を見せつけてくれる姿がソラエルの胸をたまらなく熱くした。

 

(ああいいなぁ……男も女も命を握られて怯えてる……ナイオーロ様が絶対者だって感じる今みたいな時間。ボク大好きだよぉ♡)

「さてカルデアの人間達よ。これからはオレがお前達の主であり、活動の目的であり、生きる全てだ。そう考えて生きてもらう。

なにすぐ馴染むはずだ。これまで感じていた未来への不安、取り戻せるかもわからない世界への重荷、全部オレ様が代わりに背負っていってやるからよ。お前達はただこれから快楽と幸福で満ちた日々を送ればいい。ここまでの旅路、ご苦労だった」

「はぁーい。それじゃあ君達はユリ姉ちゃんについてって! 

だいじょーぶ! 全然痛いこととかしないから」

「陛下にとってお前達も大事な資産だ。命にかかわる真似はしないさ。

━━ジェリシギル」

 

ユリエルの問いかけに部屋の隅から白衣の褐色肌をした研究者風怪人、ジェリシギルが恭しくお辞儀して出現。

 

「ここに控えておりますわ。ようこそお戻りくださいましたユリエル様」

「新しい被検体たちだ。手早く処置をする」

「心得ておりますとも。くすくす、あのエクスティアと共同研究をする日が来るなんて、世の中何が起こるか分からないものですわね」

「ネモ・シリーズ、お前達もついてこい。分身体との影響もデータを採っておきたい」

「分かったよ。ところで僕は彼と会いたいんだが、この後……」

 

ユリエルに先導される形でネモ・シリーズとカルデアスタッフたちが退場。後は三女が上手くやってくれるだろう。

 

「ではメリュジーヌ。私達はダ・ヴィンチを部屋へお連れしますわよ」

「……僕は陛下たちと一緒にいたいんだけど」

「あらあら甘えん坊ね。それなら私と一緒に行きましょうか。ほら抱っこしてあげる。

陛下、後で戻りますので」

「あぅ……る、ルクスリア様♡」

 

バーゲストとお姉様に抱っこされたメリュジーヌがダ・ヴィンチの鎖を引いて退場。

着々と集まった人影が減り、人で満ちていた室内がだんだん寂しいものになっていく。

 

「ふふっ! それじゃあ私達はこのジャリと女王サマの準備をしておこうかしら」

「そうだな。妹を侮辱した愚行は許せないが……それはこの後のドスケベなイキ様で償ってもらおう。

ああ、楽しみだ」

「いや……何する気だ……くんな! 来るんじゃねえ! もう私が私じゃなくなるの、そんなの絶対━━!!」

「はいはい。バーちゃんも一度お休みしようね。今までにしてあげた調教を頭に流してあげる。自分が何されたかしっかり思い出せばいいよ」

 

暴れそうになった彼女の顔に掌を翳し、催眠魔術で眠りへ誘う。あっという間に暴れそうだった体から力が抜け、すぅすぅと規則正しい呼吸音が聞こえだす。

ついでに魔術を頭に施し、ここまでの記憶を夢に見るよう調整。北海道での戦いもちゃんと思い出せるように。

次に目覚めた時には最高に絶望的な顔を見せてくれるに違いない。

 

「これで準備よしっと! さてさてスタッフちゃん達の準備とー、モルガンの用意とー、バーちゃんの用意。やること一杯だからボクも頑張らないと! 

━━キミ(……)もボクの頑張り、しっかり見ててよね♪」

 

撮影用の使い魔にウィンクして笑いかけながら、ソラエルもまたバーヴァン・シーの仕上げを用意するべく用意を始めた。

 

◇

 

過去編① 調教1回目 触手服再調教

時を少し戻し、カルデアが関門海峡から鹿児島へと向かっていた夜のこと。

ちょうどネモが艦内へ侵入したルクスリアによりネモ/ポセイドンへ堕とされた夜の話である。

深夜、人気のない医務室。そのベッドには息の荒いバーヴァン・シー。

いつものドレスを脱ぐこともせず寝転がり、被ったシーツの下で、終わらない疼きと苦しみに耐えていた。

 

「はっ……はぁ……クソッ! すっきりしねえ、イライラする!」

 

汗で張り付いたシーツがウザい。外は肌寒いくらいなのによく効いた暖房のせいで汗が背中や首筋を滝のように流れ落ちる。

 

(クソッ! あのアバズレに何かされたせい……でなきゃ私……こんな)

 

不調は艦に戻ってすぐ始まった。下腹部にじっとりと汗をかくようにして高まる熱。無視しようとして耐えられたのは最初の10分のみ。気づけばスカートの下、誰にも触らせない黒ショーツの中へ手を入れておまんこの中を混ぜてしまっていた。

自分の異常にパニックになって、でもお母様に助けなんて求められなくて辿り着いたのは医務室。

でも正直に状態を話すのは昼のせいもあって恥ずかしく、ネモ・ナースから鎮静剤をもらって休む形となった。

 

(ナースは出て行ってくれたけど……)

 

表情を見て何かを悟ったのか、ナースも熱が高い以外は異常がないということで外出している。多分マシュの方を見に行ってるんだろう。

もし帰ってきても医務室のドアは認証があるので開く前に音が聞こえる。だから安心して好き放題指で気持ちよくなれる。

しかし気分がいいかというと状況は真逆。

胸の中に溜まるモヤモヤした熱。昼間に海の上でアズエルとかいう奴にやられた変な行為で覚えた感覚によく似ている。指を2本、潤った秘裂に差し入れて何度も何度も出し入れ。

すでにその指はふやけてシワシワ。

それでも性欲は発散されていなかった。

そう、ずっと指でオナニーしているのにまだ一度も絶頂出来ていないのだ。

 

(あのイクって感じに近いのに全然良くない。もうずっとこのまま何時間も……なんでよ!)

 

山頂に向けて歩いているのに、山頂は近づかないでその場で足踏みしている感じ。

そして指で掻き回す時間だけが伸びていく。

このままずっとベッドから動けなくなるんじゃないかって不安を覚え始めた頃、不意に耳元に小さな声が囁かれる。

 

『苦しそうだね。エッチ初心者はオナニーも苦手なのカナ? 

にゃはは』

 

振り向けばベッドの上でごろんと同じように寝っ転がって両手で頬杖をついたマスコット人形みたいな奴。ポテポテ足を振ってこっちの顔を覗き込んでやがった。

昼間に恥をかかせてくれたアズエルと同じ、この異聞帯で最初に追っ払った淫魔ソラエルの分身。

 

「ミニソラ! どうして部屋の中にいんだよ!!」

『んー、医務室の前を通ったらエロ~い声が聞こえたから☆』

 

事も無げに語るが簡単なことじゃない。部屋のロックを開けた音は聞こえなかったし、無理やり開けたならすぐ気づくはず。昼の戦いではザコマスの所に瞬間移動してきたらしいし、その応用かもしれない。

魔弓を召喚、いつでも首を刎ねられるように引き絞ると慌てたように両手を上げた。

 

『わわわ! 待って待って! いつも言ってるじゃん。ボクは戦う力ないって! 怖いこと止めてってば!』

「うるせえ! 私のシてる所みただろが。死ぬには十分すぎんだろ」

『納得いかなーい! 

……とまあ冗談はこの辺りにしてっと。助けてあげようか? 

お腹の中が熱くて熱くてたまらないんでしょ?』

 

やや真面目な感じの口調になった言葉で攻撃の手を止める。常にふざけたこんな奴、とても信用できない。

適当に痛めつけようと

 

『ボクならもっと気持ちよくできるよ。スッキリさせてあげられるの保証する』

(……こいつならあの、気持ちいいが出来るの?)

 

頭によぎるのは昼味わった初めての感覚。体の細胞全部が弾けて飛んで行ってしまいそうな、少し怖いけどそれ以上にずっとすっきりした夢のような感覚。

自分では全然ヨくなれない。お腹に溜まった熱も消えてくれない。多分朝までやっても辛いだけ。

ジワリと心がミニソラの提案に魅力を感じ出す。内心の変化を読んだみたいにミニソラの笑みが深くなった。

 

『大体さ、そんな状態で明日も戦えると思ってるの。鹿児島にだって帝国の兵隊が襲ってくるかもしれないよ。また失敗したら君のお母様、どんな顔するかな』

(っ……そうよ、もう失敗できないんだから。そのためにこの鬱陶しいの取らなきゃ)

 

昼の失敗を取り返さないといけない。お母様に褒められないといけない。だからここでミニソラに助けてもらって気持ちよくなろうとするのは仕方ないんだと。

それは結局、快楽を求める本心に対する体のいい言い訳なのだがバーヴァン・シーにその自覚はない。

 

「……分かったわ。けど嘘だったらタダじゃおかねえからな」

『信用ないな~。ボクは箸以上重いもの持てないくらい非力なのに。

ま、同意も取れた所でぇ━━イッツ・ショータイム!』

 

ミニソラが指を鳴らすと同時、ショーツの中に何十もの舌で舐められたみたいな柔らかい快感が生まれる。

ぬるぬる、れろれろ、媚肉を舌で割り開き、陰核も生温かい肉の感触をした塊にくるまれて激しく擦られだした。

たまらず上がる甲高い悲鳴みたいな声。

 

「ひゃぁん!?」

(まずっ! 外まで聞こえた!?)

 

慌てて口を押さえるが、ミニソラが心配ご無用と指を振る。

指された指先を見るとベッドの周りに青白い光の線。床から天井まで四方に走る線で囲われて外と区切られていた。

 

『簡単だけど防音の結界。これで安心して声出して感じてよ』

「べ、別に私はんっ! くっひぃ! ふにゅっ!」

 

最後まで語ることなくショーツの感触が再開。秘裂から伝わる震えそうなくらい気持ちいい刺激は的確に私の気持ちいい所を捉えている証拠。指なんかでやった時の比じゃない。

 

「テメ、これ……んっひぃいいい!! っ、な、なにしやがった!」

『にゃはは! 戦う力はないけどエッチなことする力は持ってるのさ♪ 

マジシャン・ミニソラちゃんの大魔術~☆』

 

手を振る動きに合わせて舐める動きが一気に加速。思わずスカートごとショーツの上から姿の見えない舌を押さえつけるが動きは止まらない。むしろ押さえつけたことでより深く舌が入り込み、昼の時はより奥までなぞり上げられる。

指では届かなかった深い部分。

未熟な知識で闇雲にかき混ぜるだけの自分とはわけの違う動き。内部だけでなく入り口の部分もクンニの要領で舐められ、ただただ自分で焦らしていた疼きがはっきり快楽になって頭に流れ込んでくる。

 

(やばっ……これマジで気持ちいい。ミニソラおまんこ、ぺろぺろ沢山されるの……好きかも)

 

その時、勢い余った舌の一本がショーツとスカートを押しのけて外へ。その正体は、

 

「うぇぅ!?」

『ん、どうしたの?』

 

ぬらぬらと粘液に濡れて光る舌の正体はピンク色の触手。関門海峡の時と同じ、肉厚でブニブニした食感と押し付けるような動きで触れてくる動きや巧みさもあの時と全く同じ。どうして気づかなかったのか、思わず自分の間抜けっぷりに震えそう。

少し受け入れそうだった気持ちよさが一転して何とも言えない気持ち悪さに変わる。

 

「テメエよくもこんな……私の服に触手なんて!!」

『どうしてそんなに嫌がるかな。今だって見るまでは気持ちよくなってたじゃん』

「な、なってねえ!」

『またそんな照れちゃって~。触手ちゃん出した途端にすっごいうっとりした顔になってたよ』

 

そんなはずない、と強く言い切りたかったが自分でも嘘だと分かるので口が止まる。

黙っているのを是と判断したのか触手たちが再度動き始め、クリトリスの皮を剝く役や入り口をねっとり舐める役に分かれた。

ぺりぺりと新鮮な空気に触れて敏感なクリを舐められる鮮烈な刺激も、マン筋をなぞられるじわわっと広がる刺激も気持ちいい。動きに無駄がなくて触手たちがちゃんと感じさせようとしてくれているのが分かる分、邪険にしづらい。

 

『バーちゃんのおまんこもピッタリ閉じててきれいだね。本体ボクもいたらきっと舐めたくて仕方なくなるよ』

「んなの……んっ……あ、クリに舌巻き付くの……っ、嬉しくない……わよっ……」

 

陰核にとぐろを巻く動きでまとわりついてくる。表面には細かい粒々が出現して凹凸が擦れる刺激も気持ちいい。

膣内で処女膜を破らないように入り口近くを犯す触手も変化。膣壁のザラザラやプニプニの肉壁と同じ表面を作って噛み合った快楽を流し、かと思えば表面をつるつるにして一気に滑りよく舐め回す。

段々と快楽ペースが上がってきたところで陰核亀頭をピンと弾かれる。

 

「ほっひぃいいい!!」

(おまんこ! クリも! 触手なんかに気持ちよく……気持ちよくされちゃ……ち、違うわ! ただの生理現象!)

『あ、可愛い声♡』

 

一瞬駆け抜ける強めの快楽。今のは特にいい。あと一歩でイケる。そんな予感もするようなゾクゾク背筋を震わせてくれる刺激だった。

自分の心を誤魔化そうと頭を巡らせる。触手のくれる快楽は確かに自分では満たされないもので、望んでいる刺激であるのも事実だ。彼らやミニソラのくれる刺激に比べれば指でやっていたことなんておままごと。

しかし相手は触手だ。

 

(触手なんかが……! うねうねして気持ち悪いのに……でも、おまんこが気持ちよくて……)

 

不愉快な見た目をしたモノに体を差し出して気持ちよくしてもらっている倒錯した状況。イソギンチャクみたいな存在も強さも劣る生物にいいようにされ、尊厳が現在進行形で踏み躙られている。

プライドとの乖離が体を苛み、

 

『バーちゃんは真面目だね~。君はオナニーの道具に触手を使ってるだけ。何も変じゃないでしょ』

「私が……使ってる……?」

『そうそう。バイブとかー、ローターとか! そんなのと同じだって。さっきまで指でしてたのをボクがお手伝いしてるの! だから気持ちよくなってるのは恥ずかしくないんだよ?』

 

ミニソラの言葉は暗示みたい。頭の中でぐるぐる回り、彼女の言うことが正しいんじゃないかって気分にさせてくる。

 

(そっか……そうよね。さっきまで指にやってもらってたのが……触手を使ってやるのに変わっただけ……うん、変じゃない)

 

触手の見た目への嫌悪感や不快感は消えていない。ショーツに寄生し、大事な所を舐めてくる不届き者なんだから当然。既に下着はべとべとだし、スカートも前後染みになりそうなくらい濡れてしまってる。これが勝手にやられているなら今すぐ引きずり出して焼いてやる所だ。

でも畜生に劣る存在に舐められ、女王の娘である自分を汚していると思うと何とも言えない背徳感の快楽となって震える。

それにミニソラの言う通り、気持ちよくなろうとしてるのは事実だから認めたって問題ない。自分の心の中で素直になったってこいつにバレるわけじゃないし。

 

(私変態じゃねえのに……でもそんなに悪くない……気持ち悪いけど……気持ちいい……)

『触手ちゃんにも慣れてきてくれたカナ? 

じゃ、レベル2行っちゃおっか!』

「へ……あ、はふぅううう!!?」

 

昂ってきていた体を襲う新たな快感。

それはブラジャーの裏側を覆った新たな触手の群れ。

おまんこの分みたいに役割を分けたわけでも形を変えたわけでもないのに、一斉に舐められただけで頭が真っ白になりそうな肉悦。

さらに触手服化は止まらない。履いていたブーツ、お気に入りの赤のドレス、お母様に似せた王冠っぽい髪飾り、その全てが内部に触手を生やして体をまさぐってきた。

 

(すごっ……おっぱいも……ぺろぺろされただけなのに……気持ちいい……!)

「ふぅー、ふぅーっ! ひぅ、あっ、やぁっ!」

『まだノリノリで喘いでくれないかー。ちょっと残念。でも伸びしろがあるって考えればいいよね! 

ほらほらもっと攻めを強くしていくよ!』

 

起きるのは関門海峡攻防戦での再現。

体に密着する服の全てが触手になり、正気を保てなくなりそうな快楽の奔流が流れ込んでくる。手袋を埋め尽くす短いのも、太ももを締め付ける太いのも、へそをくすぐる柔らかいのも、乳首に吸い付くのも、とにかく一つ一つの触手が役割を持って気持ちよくしてくれる。

 

(でもまだイケない。あの最高に良かったイクって感覚じゃない)

 

そうだ。そこまで違いの分かる快感をもらっているからこそ、自分でするよりずっと気持ちよくなったからこそ浮き彫りになる絶頂との距離。

もっと強く。もっと激しく。攻められたら気持ちよくなれそう。

でもそんなこと言うわけにはいかない。

だっていくら道具を使っているからってはしたないし。

 

『どうして我慢してるの? 

気持ちよくしてって道具に命令するだけなんだから何も変じゃないって。ほら正直に教えてよ、どこをもっと気持ちよくしてほしいか』

「別に……んんっ! ……して欲しくなんか……」

『……ちょっと掛かりがが悪いかな。触手ちゃんたち、おまんこにぬりぬりしてあげて』

 

ミニソラが言った途端、触手から分泌される液の量が倍以上に。表面を塗りつける程度だったのが液の中を触手が蠢いているようなもぞもぞした感触になり、一気に触手の触れた部分が敏感になる。

当然こちらが受ける悦楽の良さも今まで以上に。

また一段階、絶頂への階段を上ったって分かる。

 

「んんんっ!! あ、っくぁ!!」

『にゃはっ! エッチなお薬塗ったからもっとヨくなってきたでしょ。感じてる声も殺しきれてないよ~★』

 

快楽の質が変化。熱く火照った体の中で自分が感じるポイント、触手の刺激がより強く感じられるところが頭の中へ自然と浮かぶ。

とてもいい所、少し触り方が違うところ、もっと強い刺激が欲しい所……そんなバラバラの性感帯が自然とイメージできる。そして思い描いたと同時に触れあう触手とも何か繋がる感触。

 

「あ、ぅい……なにか変なの……触手と……!?」

『およ? ひょっとして適合した?』

「てき、ごうっ……!?」

(ンだよそれっ!)

『その触手ちゃん達はお昼にアズ姉ちゃんが付けた奴だからさ。バーちゃんの体をずっと分析してたんだ。体の中感じるポイントも覚えていくし、最後には宿主の感じる所を全部把握してくれるの。

ま、難しい話を抜きにすると……』

「━━んっおおおお!?」

 

ソラエルの話は途中までしか聞いていなかった。体中をさらに上の快楽が襲い、たまらず押さえていた声が出てしまう。

気持ちいい所を自覚した途端に触手の動きが変化。バーヴァン・シーが感じた気持ちいいと思うポイントの全てを的確に刺激、より洗練された動きで体を攻め始める。

おっぱいには搾乳機みたいな形をした触手が取りついて乳首を吸い上げると同時に、極細触手が乳房全体をハムみたいにキュルキュル締め付ける。搾乳機内部からは空気が抜け、強い吸い上げで限界まで勃起した乳首の竿全体に触手の舐め上げが炸裂。

 

(おっぱい……乳首取れる! 取れちゃう……だけど……いいっ! ぎゅりゅるるるって吸い上げ乳首フェラされるの気持ちいい!)

 

腋の下、うなじ、足の指には舌のような先端をした触手が集結。全部がクリトリスを扱うようにして丁寧かつ大胆な舐め方で汗の一つまで蜜のように舐めとっていく。汗と分泌液が混ざり合って塗りたくられ、よりはっきりその刺激を感じさせられてしまう。

思考力まで吸われていくみたいで被虐感が気持ちいい。

 

(吸われてる! 舐められてる! 私の中身をべろべろ舐められてるみたいぃいい!!)

 

なによりおまんこ。クリトリスはキャップのようなのがはめられて乳首よろしく吸い上げられ、亀頭を羽箒みたいに繊細な触手たちが撫でまわす。秘裂も入り口と中身を差し込まれた触手たちの触れる感覚がこれまでとは別格。プニプニの粘膜へ粘液を擦り込まれると細胞がより快楽を感じられるように変化していく心地が余計なことを忘れさせる気持ちよさ。

 

(おまんこ! クリトリス! 全部気持ちいい! 気持ちいいの! もっと、もっとしてぇ!! 

━━イケる! もうちょっとで私イク!)

 

遠慮容赦のないバーヴァン・シーが望んだとおりの快感。全身をのけぞらせ、震えてしまう強烈な肉悦に流されることしかできない。

そして水を与えられた魚みたいに体の高ぶりは際限なく膨らみ、精神が高い所へと押し流されていく。

これだ、この感覚。

張り詰めた風船のように快楽が全身を駆け巡り、ちょっとの刺激を与えられただけで破裂するあの感覚。

心の中でずっと待ち望んでいた絶頂の訪れに思わず腰が浮き、目の前が白黒に点滅。

スルスル伸びてきた触手に勃起した乳首とクリトリスを弾かれるのが最後の一押し。

 

(イ━━)

「イ、っくぅうううう!!!」

『あはは! すっごい声』

 

快感が爆発。

イケた。待ち望んだ瞬間だ。体全てがはじけ飛ぶあの快感は記憶の通りに苛んでいたもどかしい感覚全てを燃やして絶頂へと引っ張り上げてくれる。

愛液が噴き出し、固くしこった乳首とクリトリスが千切れそうなくらいひっぱられ、とてつもなく気持ちいい。

手足をぴんと伸ばして思い出のままの絶頂に打ち震えた。

 

(すご、い……この感じ……ミニソラの言う通りにしたら……本当に……イケた)

 

心地よい余韻の時間。

望んだとおりの快楽が得られ、絶頂にも至ることが出来て言うことなし。

だが触手は消えることなく張り付き、イッた直後の敏感な体を再度マッサージし始める。

そして自分の内側からもまだ快楽を求める火が消えていないのを悟る。

 

(あ、おまんこまたクチュクチュされてる……くすぐったいの……また乳首もジンジンして……)

「ひあっ! ……な、なんで!」

『たった一回だけで満足なんてもったいないよ。ね、もっともーっと気持ちよくなりたくない? 

気持ちいいだけじゃなくて幸せな気持ちにできる自信あるんだけどな~』

 

誘う言葉はどう考えても罠。乗れば大変なことになってしまうと分かっている。

だが一度絶頂してもまた下腹部の疼きが再燃しだすと与えてもらった甘美な絶頂の魅力だけが頭を焼き、それ以外の事を考えられなくなってしまう。

 

(今以上……もっと……もっと気持ちいいことしてくれる……欲しい……私、そう私が触手を使うだけだから……)

 

殺気ミニソラが言った言葉を免罪符にする。正しいかは今の頭には関係ない。くれるという快楽を受け入れる合理的な理由さえあればいいのだから。

 

「もっと……すっきりしないといけないから……ミニソラ……やれよ」

『(かかった♡)』

 

段々と強くなる快楽への焦がれに溺れ始めた私はミニソラの顔が邪悪な笑みに彩られ始めたことに気づかなかった。

 

『ふんふ~ん♪ 楽しんでくれてるみたいでボクも嬉しいな♡

服との同調率も上がってきたし……期待に応えてもっとヌルヌルで気持ちいいこと、してあげる。とっておきの触手攻め最大レベル……頭ぐちゃぐちゃのぬるぬるになっちゃえ♡』

 

指を弾く音が一つ。

それだけで世界が書き換えられる。

 

(ベッド、全部触手に……!?)

 

体を横にしていたベッドそのものが触手の海に。大小様々な触手で跋扈する触手ベッドが寝ている私を中心にして左右に裂け、中へ取り込まれる。

底の見えない闇へ呑まれることに僅かに恐怖が浮かぶも、これまでのミニソラの態度を思うと酷いことになるとは思えない。

そして取り込まれた先はポチャンと音がするくらい、沢山の液で満たされたプールのようになっていた。そこへ無抵抗に投げ込まれ、頭からつま先まで何一つ残らずに漬けられる。

 

「むぎゅっ!?」

 

息が出来ない! と慌てた途端、口と鼻周りにマスク型の触手が装着。こちらの呼吸を安定させた。

安心して息を吸い込むと甘ったるい匂いが鼻につく。嗅いでいるとまた下腹部の熱さが度合いを増して気持ちいい。これは息を吸うためと自分に言い訳して深呼吸。喉や肺も犯されるみたいで充満したガスが体に浸透していく。ポカポカ温かくなりながら肌全体に意識が映る。

ベッドの中に満ちていた液体は全部触手から染み出していたのと同じ成分。ヒリヒリ、ビリビリって感じに肌を敏感にしつつゆっくり体に馴染んでくる。

続いて触手服の上から私の腕くらいありそうな大型触手がペタペタまとわりつき、今度こそ全身が隙間なく覆われていく。

服では布が無くて触れられなかった部分、顔、鼠径部、二の腕と肌が剥き出しの所がないように全部だ。べたり、ぺちゃりっていやらしい音をさせて聞こえる音がいやらしい。下品で不愉快な音も今の興奮の中では気持ちよくしてくれる発情に繋がる蠱惑的な音色。

 

(私……触手に全部包まれてる……繭に包まれてるみたい……)

『完全に体に馴染んだね。外から見たらベッドが人型に膨らんでて面白ーい♪』

 

入れられた時は深い海を揺蕩う感じだったのに、今は触手に捕まって磔の姿勢で固まっている。前後左右のあらゆる角度から全身が触手に捕らえられ、さらに上からより大きい触手が……といった感じで全く身動きが取れない。

感じるのは全身を思った通りに攻めて感じさせてくれる触手の感触と塗りこまれる淫液、そして外にいるミニソラの声だけ。

 

『そろそろ洗脳も進めようかにゃーん♡』

(あ”っ……耳にも何か入ってぇ……)

 

耳を包んでいた触手が変形。中から何本も極細触手が生まれると耳の内部へ入り込んでくる。痛みなく潜り込むそれらは内部と直結。

これまで外から聞こえていたミニソラの声が頭の中へハウリングしだす。

 

『受け入れた快楽と幸せな時間が頭を痺れさせる。夢と現実、理性と欲望の境界が曖昧になって君の脳を美しく染め上げるんだ。

ほらもっと心を開いて頭に刻もう。君を包む液の温かさ、ぎゅっとつかんで離さない力強さ、何より君を虜にする気持ちいい快楽を』

(刻む……触手の感じを……)

『そうそう。まずは温かさに意識を集中させて』

 

触手の粘液は熱すぎも寒すぎもしない、ちょうど肌位の温度。固定されているのに不思議とゆったりぷかぷか浮かんでいるみたい。

寄せては返す波のように迫って離れてを繰り返す、不可思議なリズムに心が惹かれていく。

トクントクンって心臓の音が聞こえる。私のかなって思ったけどもう一つ一緒に重なっているのに気づく。

 

(誰、誰なの……?)

 

音を聞き、相手が誰か求めるとたちまちその姿が目の前に。

自分と同じくらいの背丈。足元まで届くようなピンクのロングヘアー。頭から角ばって突き出す双角。そして見ているだけで震えてくるような恐ろしい美貌。漆黒のドレスに身を包んだ美しくも恐ろしい女王。

関門海峡から離脱する時、甲板に降り立った淫魔の女王。

 

(ルクスリア……)

 

視線の先で彼女がまるで迎え入れるように両手を広げてほほ笑みかけてくる。その笑みに対して恐れよりまず下腹部が熱く濡れてしまう。

 

(はぁっ……なんで……アイツ……みただけで……おまんこ……)

『それはあの人が君のママ(……)だからだよ』

(ま、ま……?)

『大好きな女の人って意味。知ってるでしょ? 

呼んであげなよ』

 

知っている。知らないわけがない。

お母様と同じ母を意味する単語。

こいつなんか母親じゃない。

私のお母様はブリテンの女王、モルガンだけ。

誰が呼ぶもんか……と思うが抱きしめられるとたちまちに幸せな気持ちが胸を埋め尽くす。呼び方に関する些細な疑問なんて吹き飛ぶような、今までのただ気持ちいいとは別格の幸せ。

辛い過去、悲しかった思い出、そんな古傷がもたらす痛みの全てがルクスリアの腕に抱かれると消えていく。

感じるのはどこまでも昏い底が抜けた穴のような闇なのに、まるで包み込む春風みたいに温かく優しい。

 

(バーヴァン・シー、私の娘になりなさい。貴方のような子が教育係には丁度良さそうだから。見返りには妖精では与えられない安らぎと快楽をあげる)

(そ、んなの……いるわけ……)

『夢中になるのはまだ早いよ。ほら次は抱きしめられる力強さに集中させて━━』

 

触手が締め付けを強化。溺れそうな温かさに自分をつなぎとめる逞しい力強さが加わる。

するとまた別の人影が目の前に現れた。

金髪碧眼をした美丈夫。バーヴァン・シーの知る限り、最も強さや力を持っていそうな男。

 

『分かるでしょ? 君のオマンコを疼かせる男の人……理想の殿方。その方が君の主、ナイオーロ様だよ。

ああ間違えた。今は……パパ(……)って呼ばないとね』

 

パパ。

今度は本当に馴染みもない単語。生前に使ったこともない。

でも不思議だが感じる膣が潤むこの感覚。これがパパという存在に感じるものなら……受け入れたらどれほど気持ちよく……

 

(お前を求めてやる。だからオレのものになれ。オレのために働くのが幸せだと理解するがいい)

 

触手の締め付けがナイオーロの腕に抱かれているみたい。さらに幻が体を抱きしめるとルクスリアの温かさとはまた別種の幸せが胸へと去来。おまんこを蕩かし、勝手に体が屈服してしまうメスとしての悦びを得る幸せ。

まだ誰も入れたことの無い膣肉がヒクヒク蠢いて目の前の男を迎え入れたいと叫んでいる。

 

(嘘、だろ……おまんこ、敵のが欲しくって……すっごい熱くなってる……! ひゃっ♡)

 

淫液に混ざりだす愛液。触手たちが少しも見逃さずに肉襞をべろぉっ舐め上げられて声が出てしまう。

そしてそっと後ろから広がる体験したばかりの温かさ。少し視線を動かすとルクスリアが後ろに。

笑う2人の幻影に挟まれて不安より先に安堵と性感を感じてしまう狂った状態。

 

(うふふ)

(クク)

(なに……何する気なの……)

『今日の仕上げさ。お姉様のちんぽで君を犯すの。大丈夫、気持ちよくするって言ったのは嘘じゃないから。

……次の調教用に慣らしとかないと壊れちゃうしね』

(クスクス、ほら分かる? 

貴方のケツまんこ、触手ちんぽで躾けてあげる。私のふたなりちんぽと同じサイズだからとっても気持ちいいのよ)

 

お尻に当てられる熱くてごつごつして、そしてなぜか触れられただけでキュッと膣の締まる熱い感触。お尻の谷間に添えられてピッタリ直立した肉棒。ペチペチ背中を叩かれる度に全身が期待でうねるのがよく分かる。

腰まで軽く届く長さ。私の腕くらいある太さ。お尻の圧力を容易く押し返して自己主張する熱さ。

その全てを知らない。

だから欲しい。

きっと今当てられているものを受け入れたら素晴らしい快楽を味わえる。

理屈なんてない。本能が高らかにその存在を受け入れているのだ。

思わず口を開けてマスクに充満した淫液ガスを吸い、体の中の熱は最高潮に高まっていく。

 

『バーちゃん、欲しいなら一言くらいおねだりしてくれても良くない? 

君の為(……)に頑張ってるんだから。ママ、おちんぽ下さいってボクも聞いて楽しみたいな』

 

私の為。冷静な頭なら詭弁と見抜けるその言葉も、あと少しで何かを得られると分かっている時には意味がない。

やってもらっているのが申し訳ないって考えまで浮かび、もう頭からお願いする以外の選択肢が消える。

触手に包まれて体を快楽に浸し、2人に抱きしめられて心を快楽に染め、私は一線を自分から超えた。

 

(ママ……うん、ちょうだい! お願い、ママのちんぽを私に入れ━━んふぅうううう!!? ♡

お尻、ぶっといちんぽ……入ってきたぁ……♡)

 

ぬるっと入り込む亀頭と竿。昼に一度触手が入り込んだ尻穴はその太いちんぽもあっさり受け入れる。

ナニカを入れる器官じゃないのに。拡張され、メリメリと中までちんぽにアナルが拡張されるのがたまらない。それにまるで肛内をぴっちりと埋められるとそれがあるべき形のようになじむ。

やがて根元まで入り切って埋め尽くされた時、確かな幸福感で全身が包まれるのを感じた。

 

(これが……ちんぽ……私……入れられて幸せだって思っちゃってる。

んぁっ♡ひゃっ♡動き、だしたっ♡)

 

ゆっくり形を整えながら差し込まれるピストン。徐々に慣らしながら加速し、出し入れが20回を超える頃には簡単に出入りを繰り返すように。

ちんぽを動かすルクスリアからは感嘆の声が漏れる。

 

(これが貴方のお尻まんこ……ふふ、とってもキツキツで気持ち、いい♡一度入れたら離したくないって泣いてるみたいだわ。よく出来ているわよバーヴァン・シー)

(ルクスリアが褒める具合の良さか。クク、俺もいずれたっぷり味わってみないとな。将来有望で嬉しいぞ)

 

挟まれながら囁かれる。彼らが気持ちよくなるための道具としか見られていないけど、そんな誉め言葉が嬉しさと快楽にすり替わって膣を熱く疼かせる。また溢れた愛液をベロベロと舐め上げられ、アナルを締めてちんぽと2人の賛辞に満たされてしまう循環。

 

(ああ……止めろ……止めて……そんな優しいこと言われて……ふひゃんっ♡ちんぽでごりごりされたら……もう好きになる……こいつらの事、パパとママだって覚えこまされちゃう……!)

 

いくら蕩けて快楽を求めた頭でもそれが良くないってことはなんとなくわかる。

でも拒んだら? 

今味わってるこの気持ちいいのがなくなっちゃうの? 

体中舐め尽くされるのも、体を熱くする液を塗られるのも、おっぱいとクリトリスをきゅうぅぅって吸われながら舐められるのも、おまんこくちゅくちゅされるのも……全部? 

 

(そんなの……嫌……あんっ♡奥までまた、ふぉっ♡突くの、きたぁ♡)

(ふふっ、入れたばかりだけどすぐ射精ちゃいそう。

ね、いいわね? あなたの奥、触手ザーメンでドロドロにしちゃうけどいいわね?)

(クク、出してもらえ。それがお前にとっての最高の快感だ。

━━いずれ味わう初体験の為にもな)

 

アナルでも亀頭が肉を拡げる感覚が伝わる。射精が近い前兆なんだって聞いてる。

ぷくっと膨らんだ傘が腸壁を削り、ルクスリア━━ママに犯されているんだって倒錯した快感を頭に叩き込んでくる。

逃げられない。逃げたくない。

だってきっと射精っていうのもすごく気持ちよくしてくれると思うから。

 

(私、欲しい……お尻にっ━━っあああああ)

(射精してあげる。お尻の一番深い所に触手ザーメン感じて、私達のことしっかり覚えてしまいなさい)

 

高笑いと共に流れ込む灼熱。今までに味わった快楽の中でもひときわ強烈で精神が燃えてるんじゃって錯覚するほど。

熱さは当然のように比例して快楽に変わり、触手ザーメンに圧迫された子宮と脊髄へダイレクトに伝わる。さらには現実でも全身を包む触手たちが一斉射精。全身がザーメンプールの中に落とされ尽きない白濁汁の熱が体の全てへと伝わっていく。

そして驚くほど簡単に、私もまた絶頂。

 

(あっぁああああ!! ♡♡)

 

もう自分の指でオナニーしてた頃なんて記憶の彼方。潮と愛液を盛大にぶちまけ、また触手に舐めとられる。

ぞぷりと入り込んだ触手からはドックドックとザーメンを流し込まれ、そのうち胃まで逆流するんじゃないかって勢い。

もうマスクに囲われた鼻と口以外は全部触手ザーメン塗れ。それでも淫液に浸って発情した体には熱々の射精したてザーメンが心地よく思える。

 

(すごぉ……アナル、ママのザーメンで一杯になってる……少し苦しいけど……とってもいぃ……♡)

 

射精を受けた余韻に浸る私の頭にナイオーロの手が乗り、よしよしと撫でてくれる。そんなおかしな行為も今の自分では福音のように尊く感じてしまう。

 

(よくルクスリアを射精させたな。お前は本当に優秀だ)

(ゆう……しゅう……? 私、いい子にできた……? 

お母様には……いつも怒られてたのに……だめよ、お母様をママとパパと比べるなんて……)

 

僅かな疑問と抵抗はあるが概ね胸の中は喜色一色。ママがアナル中出ししてくれた情念の悦とパパが褒めてくれる幸福の楽が心の隅々まで行き渡り、あんなにもどかしくて苦しんでいた時間は遠い過去みたい。

始まってからようやくスッキリと晴れ晴れした気持ちになれる。胸を焦がすようだった疼きも今や綺麗に消え去っている。

 

(お休みなさいバーヴァン・シー。いつかちゃんと犯してあげられる日を楽しみにしているわ)

(オレもな。クク、今はまだこのまんこもお預けだ。入れてもらうために頑張るがいい)

『お休みバーちゃん。今日の事は適当に忘れさせてあげるから安心して寝ていいよ。にゃはは!』

 

完全に性欲を発散しきった反動なのか、急速に瞼が重くなって眠くなってくる。

ミニソラ達の顔が見えない笑いを咎める体力もなくて、私の意識は射精してもらった温もりに犯されて眠りに落ちていった。

 

◇

 

『ふわぁ~、つっかれたー! ボクみたいな人形がやる仕事じゃないってこれ!』

 

触手ベッドから解放されたバーヴァン・シーの体を拭いてミニソラは一人ごちる。既に衣服は元通りのドレスになっており、触手で凌辱されたとは思えない。もっとも粘液塗れなのは不可抗力なので必死に拭いている。タオル一つでも自分の体くらいあるから拭きにくいことこの上ない。

そこで医務室の扉が開き、人影が中へ。

一瞬警戒するがそこに立っていた人物を見て警戒を解く。

 

『君か、ナースちゃん』

 

立っていたのはネモ・ナース。

服装こそそのままだが肌は褐色に染まり、頭にはヤギの角と腰にハートの形をした尻尾。既に眷属へ堕ちていることを示していた。

問いかけに対しても恭しくお辞儀して答える忠節ぶりだった。

 

「はいミニソラ様。後は私がやっておきますからどうぞお休みください」

『その様子だとお姉様が首尾よくネモ君を堕としたっぽいね。快調快調。じゃ、任せちゃおっかな。

この後の指示はもう受けてる?』

「はい、お姉様から。藤丸さん、マシュさん、バーヴァン・シーさんの3名のメディカルチェック結果改竄と不調を放置するよう誘導……どちらも医療分野を受け持つ私にしかできない役目です。必ず全うしてみせますね」

『そうそう。やっぱり英霊って優秀だから眷属になっても即戦力で助かるよー。

んじゃ、後よろしくね~。ボクは本体が調教した藤丸クン見に行くから……あ、そうだ』

「はい?」

 

とっとと退出しようとしたところで悪辣な考えが浮かぶ。この後を面白くするにはいいスパイスになるはず。

 

『バーちゃんが起きたらミニソラが体調を良くしてくれたってこと、後はモルガンがこの子に期待してたって伝えておいて』

「分かりました。ミニソラ様の分は調教をしやすくするためとして……モルガンさんの分は何か意味が?」

『期待してくれてる相手に弱った状態じゃ近づかないでしょ。明日の夜に洗脳するまでは気づかれたくないんだ。後、モルガンがアズ姉ちゃんの邪魔したせいでボクの手間が増えたし。気づかなかったことで虐めてやりたいから』

 

本来なら今晩の調教は昼に捕まえて施すはずだった。

快楽への渇望と主である2人への潜在的欲求植え付け。ナイオーロ因子以外にも好意を抱かせ、更に用意したロギア細胞でより確実にバーヴァン・シーを主のものとする作戦。サーヴァントでも一際強力なモルガンに対する切り札になるから。

昼で仕込みを終わらせ、今晩に細胞で侵蝕、明日の鹿児島で戦力を分散させ、可能ならモルガンにも罠を張る計略だった。それがモルガンがヴェステギルを殺したせいで狂ったのだ。

この分の怒りは彼女にぶつけて発散させてもらわないと気が済まない。

 

「承知しました。では私が上手く言いくるめておきますね」

『よろしくねー』

 

◇

 

過去編② 調教2回目 ロギア細胞侵蝕快楽洗脳

翌日の夜、鹿児島から撤退した日の夜で藤丸がルクスリアに奉仕調教を施された頃。

 

「おいミニソラ」

『ん? どしたのさバーちゃん』

「バーちゃん止めろ! 

……もう一回アレして」

『アレ?』

「アレはアレよ……その、カゴシマの戦い前にやってくれたの」

『にゃはは~。なぁんだ、バーちゃんもエッチ大好きになったんだね』

「ばっ!? ち、違うわよ! ただ……あのムズムズしたのもまた溜まってきてんだよ。

それにバーゲストもいなくなっちまったし、明日もかなりキツイ戦いになりそうだし……お母様の前で失敗なんてできないから」

『もちろんいいよ! ボクは気持ちいいことしたい人みんなの味方だからね♪』

 

そのような会話の後、再びバーヴァン・シーはミニソラを伴って医務室のベッドに寝ていた。

いつもの赤いドレスにハイヒールと慣れた格好。ミニソラがそのまま楽にしてくれればいいよ~とほにゃほにゃしながら笑ったのでこんなことに。

 

(うう~。やっぱり頼むべきじゃなかった? 

でももうそろそろ……っ、またおまんこの奥、指じゃ届かない所……熱く)

 

鹿児島でのマスター達が戻ってくるまでの戦いはきちんと役割を果たせた。頭もすっきりして、生前以上にちゃんとやれていたと思う。お母様にも怒られなかったし。

このまま明日も戦うためには疼きの発散が必要不可欠。そして今頼れるのは目の前で何かしているミニソラしかいない。

ベッドの隣で何かゴソゴソしていたが、ようやく準備できたと何かを取り出す。

 

「何よそれ?」

(金属製のプレート?)

 

取り出したのは私の掌サイズくらいの大きさをした六角形の板。表面には帝国軍の旗のマークが刻まれている。反射的に嫌な予感がする一方で、ミニソラに快楽を教えられた今の自分にはわずかに期待してしまう本心もあった。

きっとまた気持ちよくなれる。

ミニソラは前も気持ちよくしてくれた。

イカせてもらえる……! 

 

(っ。何考えてるんだろ。ただ溜まってるの発散してるだけなのに)

 

頭に浮かんだ欲望塗れの思想を振り払うと、ミニソラが得意げな顔でそのプレートを持ってふらふらさせる。

自信満々って感じの笑みが何ともムカつく。抱えるような大きさのせいで持ちきれずにふらついてるのはバカなんだろうか。

 

『っとと……コホン、内緒♡今日もきっちり気持ちよくしてあげるから安心してよね♪ 

バーちゃんは深呼吸しながらゆっくり目を閉じて』

「……大丈夫なんだろうな」

 

疑心より心配の方が先に立つ態度だがコイツ以外に頼れない。

覚悟を決めて息を大きく吸いながら目を閉じ、眠る姿勢でミニソラの次の動きを待つ。

とん、と少しだけ重い感触がして薄目で見ると例のプレートが胸の上に乗せられた。

 

『さぁ、始まるよ……♪』

「ぇ……!?」

 

シュルルと音がしたかと思うとプレートから黒い何かが伸びる。生き物にも思える動きで伸びてきたそれは黒い布だった。プレートを触媒に召喚されているみたいで尽きることなく伸び、あっという間に10本以上生える。

そしてそれらは勢いそのままに体に巻き付いてきた。

 

「きゃっ!」

『大丈夫だいじょーぶ。ちょっとぴっちりするだけだから』

 

始まった締め付けに何が起きるかって緊張するが、実際にはミニソラが言う通りに布が巻き付いてきただけ。

でもその布は質も量も明らかに異常。服の上から張り付いたかと思えば服ごと肌に吸い付いてきた。昨日の触手ベッドに負けない力で密着、服は溶かされて直に布がくっついてくる。

手も足も胴も首も背中も顔以外の全てが隙間なく、黒色のミイラ男みたいな外見にされてしまう。

 

『そろそろかな~』

「なにい……っんはぁ♡♡!?」

 

不意な風が吹き、同時に体を駆け抜ける鋭い快感。全身を襲ったのは昨日の優しさもあった快楽とは別種の力任せに殴られるような暴力的悦び。

 

(でもまだ何もされてない……のに……布が巻き付いたくらいで……)

 

昨日みたいに触手塗れや液を擦り込まれたなら敏感になることも分かる。しかし今はただ黒布が付いただけで、刺激といえば他に風が吹いた程度。そんなので感じるはずがない。

疑問と一緒になんとなく腕へ触れるとまた腰の浮く快感。

 

「あんんっ!!」

(ど、して……腕触っただけで……)

 

まるでおまんこに触ったような愉悦が広がる。腕を少し撫でただけなのに。

スリスリ撫でると指先にも伝わる滑らかでスベスベな感触。昨日のオナニーを思い出してワレメを撫でるみたいに指を動かした。

 

「あっひぃいい♡♡」

(すごぉ……腕でこんなに気持ちいい……おまんこならもっと……♡)

 

快楽と欲求の成長が止まらない。思わず撫でそうになるけど、まずは体中を触ることに夢中で全身を触る。

そうして撫でている間に包帯状だった布達の境界が溶け、全身が一枚の黒布に包まれていく。

不思議な布だった。触った表面はこんなにも手触りがよく、指先が踊るように動くのに内部へ浸透した成分はドロドロの粘液みたいで体の中にまで染み込むよう。

やがて気づく。

 

(……この布……私の体と一つになってる……?)

 

それまではただ快感を感じる布だとか、ただ触り心地がいい布と思っていた。しかし布を触る時間が伸びれば伸びるほどに、それは実の肌を触っているような感覚になっていく。黒布が自分の肌同然に、そして包まれた体全部がおまんこみたいな感度になっているとここでようやく気付いた。

 

(これ……なんか……ヤバい気がする……とにかくミニソラに止めさせ━━)

『そろそろ説明してあげよっか。君にくっつけたのはボクらが新開発したロギア細胞。服に見えてるのは形態を安定させてるだけなんだよ。

で、難しい話は省くとして、この細胞に覆われた部分は全部性感帯になっちゃうの。しかも全部の神経を性器と繋ぐから感じる快楽は通常の数十倍♡』

「すうじゅっ……!?」

 

それまでの疑問が吹き飛ぶ数字。しかしだからといって何かが出来るわけじゃない。ロギア細胞とやらに侵蝕された体はすでに身じろぎだけでも感じさせてくれる。

立ち上がるなんて全くできそうにない。

 

『つまり今のバーちゃんの体は全部クリトリス♡さっきから体撫でてるのだって昨日のオナニーなんかと比べ物にならないでしょ?』

 

頷く必要なんてなかった。だって自分で良く分かっている。

話しながらも勝手に手は細胞で覆われた体をなぞり、ビリビリする快楽電流が頭を犯す。気を抜くと頭が体を撫でることだけで一杯になってしまいそう。

 

(また体撫でるの……止まんない……絶対ミニソラ……何か企んでる……でももうちょっと撫でたい……撫でたいよう……)

 

壊れていく自我を感じながら快楽に震えていると今度は耳に変な音。

ズルズルと重い物がうごくような感じ。

 

『ほぉら。侵蝕が次の段階に進んじゃうよ、ちゃんと見えてる?』

 

見えてる。いや聞こえてる。

粘土か泥のような細胞が蠢いて耳に近づいてきている。そして動けない体で防げるはずもなく、両耳からロギア細胞が入ってきた。

水に浸かった時みたいな感じとは違う。耳の表面を這い、ゆっくりしかし確かに中へ進んでくる。侵入した細胞は脳へと進んできたみたいで段々と思考もおぼつかなくなってくる。

 

(あたま……へんに……なりゅぅ……)

『にゃはは。いい感じに理性蕩けてきた♪ 今の君、ボク好きだなあ。

侵蝕が進んだ証拠にどうなってるか見せてあげようか。ハイ鏡~』

 

ミニソラが指を振ると空中に大きな姿見が出現。ベッド全体を捉えて浮かんだそれに私の姿が映し出される。

腰には帝国の紋章が刻まれた同色のベルト。それ以外は全部黒一色のラバースーツで覆われちゃってる。ラバーの質はとってもいいみたいで、医務室の弱い光でも細部がしっかり見えて光沢が分かる。

デザインとかファッションとかそんな言葉から縁遠い無個性の塊みたいな格好。日頃の私なら絶対着てやるかってなるし、普通の頭ならすぐにも脱ぎ捨てたはず。

なのに鏡に映る自分から目が離せない。

 

(……この服……とっても……ドキドキする……)

 

自然と呼吸が早く、ドクドクと心臓の鼓動も速くなる。

こんなにも自分の体は魅力的だっただろうか。

自慢の大きく実った自慢のおっぱいはラバーの締め付けでいい形がはっきり見えてる。先端に付いた二つの乳首もしっかり勃起していて触ってと自己主張。

細くくびれたウエストからぴちっと膨らんだ大きなお尻へのラインも素敵。柔らかそうで手に吸い付くような素晴らしい触り心地だろう。

そんな体を細胞で出来たスーツが強調して一層いやらしく見える。

 

(私、こんなにエッチな体してたんだ……締め付けられた体……すっごいエロい……抱きたい……セックス……オナニー……ちょっと、ちょっとだけ胸も触ったって……)

「━━ふっひぃいいい!!!」

 

思わず手を伸ばして胸を触ると信じられないような声が出ちゃう。思った通り、腕で気持ちよかったんだから元から敏感な所はさらに気持ちいい。足や太ももみたいな触っていない所だって絶対気持ちいい。

体を抱きながら走る快感に震えているとミニソラが得意げに話しだす。

 

『ふふ~ん。自分の体がドスケベに見えちゃってるみたいだね。でも仕方ないよ。頭の中に入った細胞が君の頭を書き換えていってるから。普通じゃないことで興奮できる変態にね。

ね、何が起きてるか知りたい?』

(こんな……とにかく知らないと……だって知らないと……耐えられない、から)

 

本当に知りたいと思ったのは耐える為だろうか。まだまだ気持ちいい思いが出来るって期待はなかっただろうか。

多分どっちも。

だけど喋ると思ったミニソラは私の顔を見てにんまり笑い、

 

『焦らない焦らない。気持ちよくしながら教えてあげるからさ。

それにボクも楽しみたくなっちゃった……と、い・う・わ・け・で! えいっ!』

 

指を振った瞬間、ミニソラの体が黒煙に包まれて晴れた時には別人となっていた。

 

『じゃーん♪ ミニソラ改めクロソラちゃんでーす!』

 

クロソラと名乗った元ミニソラ。

外見は大体何度か見たことのあるソラエルと同じ。ピンク色の髪も頭の左右に突き出す角も奴ら眷属特有の着ているのかよく分からない服も腰から生えた尻尾も。

違うのは唯一、肌の色がチョコレートのような黒褐色。にひぃと淫魔らしい口角を釣り上げた笑みでこちらに笑ってきた。

 

「おまえ……大きくなれんの……」

『見た目だけのハリボテだよん。やっぱり魔法撃って攻撃とかはできないけど~……エッチはやっぱりこの女の子らしい体じゃないと燃えないでしょ』

 

胸を下から持ち上げて大胆に谷間を見せつけてくる。細胞に頭をやられたということなのか、その谷間に触れてみたい衝動が暗く燃えてくる。

発情した猿を笑えない。でも肉付きのいい体や指が沈みそうなくらい大きい胸を見せられたらもう目が釘付け。

 

「はっ! はっ!! はぁー……!」

『にゃはは! 息荒ーい! まだ裸にもなってないのに興奮しちゃったの? 

そんな模範的な悪い子には~、ご褒美あげちゃいまーす♪』

「ひゃんっ♡」

 

足元に回ったクロソラがこちらの膝に手を入れて開脚させられる。当然体を掴まれただけで気持ちいいから悲鳴も上がって、でもそれ以上にこれから何をしてくれるのかって期待が頭を巡ってる。

ココ見て、と示されたのは股間。当然ロギア細胞でコーティングされて黒くテラテラ光るのが何倍にもエロい場所にしている。しかしそれだけじゃなくて何かで濡れた染みが股間に出来ていた。

 

『何かわかるかな。これはね、おまんこの中に溜まった君の愛液。全身覆われちゃってるから出口を無くしてヌルヌルになっちゃってるんだ』

 

そこまで説明したと思うとニヤァとすごく悪い笑みをして、耳元に顔を寄せてきた。

 

『コレ、吸ってあげる♡』

 

思わず恐怖した。

腕より胸より気持ちいいおまんこを淫魔のコイツに舐められたら。自分でやっても夢中になってしまう位の快楽が襲うのに他人の手に任せるのは期待を通り越して恐怖でしかない。

しかしすぐに細胞が頭をぐじゅるぎゅると弄って、股間の湿りを濃くさせた。

 

「は……はぁああ……」

『期待十分って感じ? にゃひ! いただきまーす! 

はぁーむっ!! ジュリュルル!!! ブジュルルルル!!』

「オ”━━アヒィイイイ!! ♡♡」

 

溜まっていた愛液、そしてラバーの中に圧縮されたロギア細胞が吸いだされる。液体の流れが膣襞を撫でては吸いだされるその快感は絶頂と放尿の快感を何倍にも凝縮した様。

全身クリトリスっていうのもよく分かる。

だってクロソラの鼻が時々当たるクリトリスとワレメから感じる快感が同じだから。

脳にまでクンニ性感は繋がり、吸われる時間と一緒に力も思考力も吸い出されていくみたいだった。

 

『次は舐めないとね』

「ほぁぅ……んひぃ……おまんこ……ぐちょぐちょって……ふぎぃいいい♡♡」

(溶ける……吸ワれりゅぅ……クロソラの舌……とってもいひィ)

 

吸うだけで終わったりしない。

にろぉっと軟体生物を思わせる動きで舌がワレメの中へ。愛液、唾液、ロギア細胞、舌がかき混ぜて濃さを増した混合液が膣内にすりつけられると強い嬌声が上がっちゃう。

 

『んちゅぷ……一度イっちゃおっか。いくよ~……じゅずっ! ンジュル! ジュリュウルルル!!!』

「ひあぅ♡あ、アヒィイイイ!!! イきゅぅうう♡♡」

 

流石淫魔って思える舌遣い。膣を滅茶苦茶に犯し尽くされ体液をごきゅごきゅ吸われる快感で簡単に絶頂。

 

(出したい……お漏らししちゃう……クロソラの口に……ロギア細胞たくさん……でりゅぅうう♡♡)

『んぶっ!? ……んっく。こっきゅ……こほっ! こほっ! たくさん出たね。バーちゃんのロギア細胞、とっても濃くて美味しい♡』

 

絶頂を引き金に溢れだす愛液。それは既にスーツの中に溜まったロギア細胞と溶け合い、美しさすら感じる漆黒。それを美味そうに啜るクロソラの顔を見ているとどんなに美味しいんだろう、なんてエロくてそそられるんだろうって欲に塗れた思考が頭に次々浮かんでくる。

興奮を裏打ちしてイかされた後の愛液が止まらない。

遠慮容赦なく入ってくる舌へ湧きだす愛液がドバドバ出てきて、口から溢れた細胞が真っ白なベッドを黒く汚していく。

 

(いひぃ……ベッド……汚してるぅ……もっと……ロギア細胞で……細胞で……したい……したいの……)

 

細胞で汚れたベッドを見て感じる黒い衝動。クンニし続けてくれるクロソラの顔を見ていると段々その衝動が少しずつ形を持っていく。

 

(汚したい……染めたい……ロギア細胞で……同じように……クロソラも……)

 

綺麗な褐色肌のクロソラ。

その体中に自分の体に纏ったロギア細胞を塗り付け、同じラバースーツを着せたい。この我を失いそうな快楽の虜にしてしまいたい。

ラバーに包まれたクロソラのはち切れそうなおっぱいやお尻を想像すると涎が零れだし、こぽっと特に多めの愛液が彼女の口へ吸いこまれた。

 

『けぷっ! ロギア細胞ご馳走様。とってもいい濃さで後の役にも立ってくれそう。

それに……本格的に侵蝕されてきたみたいだしね』

 

それを契機にこちらの顔を見た彼女の笑みはさらに深くなり、前張りや胸当てやスカートといった最低限の服を脱いでいく。

そして露になる翼と尻尾と角以外は人間の、それもとびきり上質なメスの体が目の前に。

ゆっくり私を抱き起すと頭を掴み、吸い付きたくなるような甘い笑みで笑ってきた。

 

『ホラ、エッチに誘う体をしたメスが目の前にいるんだよ。何したい? 

好きにしていいよ……にゃはは♡』

 

揺れる二つのおっぱいから目が離せない。亡者みたいにふらふらしながら実った果実を掴むと、また素晴らしい快感となって目の前がチカチカ点滅する。

 

(ああ……クロソラの体……ステキぃ……私、私がスルのぉ……ロギア細胞で染めルゥ)

『何考えてるか分かりやすい顔しちゃって。いいよ、おいで♡ボクに堕ちちゃえ』

「んっちゅぅううう!!」

 

まるで聖母と見紛う笑みに惹かれてクロソラのおっぱいへしゃぶりつく。気づけばロギア細胞は顔の下半分にまで侵蝕してきており、口もラバーマスクを被せたように変な格好。それでも口も舌も細胞の影響でたまらなく気持ちよく、おっぱいに塗り付けるのがまた新たな愉悦に繋がる。

 

『あはっ! がっつきすぎぃ。そんなに染めたかったんだボクのこと。くすくす、ほらもっと塗り込んで』

 

私の舌が体を舐める度、私の掌から分泌されるロギア細胞を塗りたくる度、クロソラの体が同じようにラバーに覆われていく。きれいなおっぱい、形のいいへそ、ほっそりした腰、むしゃぶりつきたくなるようなおまんこ、ハリのあるお尻……全部真っ黒に変わってく。

攻めているのは私なのに、むしろ自分が攻められているみたい。ラバーに覆われたクロソラの体がエロくてエロくて離れられない。

 

『さてと教えてあげる。ロギア細胞の侵蝕で起きる影響の一つは性癖の変化』

(せい……へき……?)

『どんなので興奮するかってこと。ちんぽ見ただけとか誰かの匂いとか、人間には皆エッチをしたくなるスイッチがあるんだ。それでこの細胞は君の脳に入り込んで性癖をロギア細胞の侵蝕と使ったセックス、あともう一つが大好きに変えちゃうの』

 

頭がよく回らない。クロソラが何か言っていても言葉を音として掴めるが言語にならない。

そんなことより彼女の胸を舐めている間も胸のドキドキや溢れだす愛液の量は増加。感じている快楽の質はもう私の理解を超えていた。

クロソラの体を自分の手でロギア細胞に染めていく快感。こんなに気持ちいいことがあるなんて知らなかった。胸には圧倒的多幸感と充足感、黒く染まった肌を擦り合わせるだけで愛液が漏れてしまう。

理性がトんでいく。

 

「はぁっ! あっん! いっ! ふひぃ! 脳……かき混ぜられてりゅ……」

『……予防しといても結構クるねこれ……あんまり余裕なくなってきたかも』

 

自分と同じように首から下が黒いラバースーツに染まったクロソラ。紅潮した頬の具合にもそそられる。もっともっと染めたい。

 

(体のナカも……染メテアゲナキャ……あっ?)

「あっ、はぁアアアア!!!」

『ふふっ、侵蝕最終段階だね』

 

股間にムズムズする感じ。愛液で潤っていた秘裂へと細胞が集中してきて、体の欲望が弾けるようにしてクリトリスが肥大化。小指の先位だったクリトリスはあっという間に掌くらい太い固く反り返った肉棒へと変異した。

 

「あはぁ……ちんぽぉ……♡」

(私にちんぽ、生えちゃった……♡)

 

それはあまりに暴力的で、卑猥で……そして魅力的だった。

思わず手が触れて前後するとすぐ射精してしまいそうなほど強烈。

 

「ふぉおおおお!!」

『もうセンズリこいちゃって♡ダメだよ勝手に出しちゃ』

 

クロソラに命令されると勝手に体が固まり手も止まる。どうしてって疑問もあるがそれよりもっと生えたちんぽを扱くことしか今は考えられない。

 

(どうして……どうしてぇ……もっと触りたい……ちんぽ触らせてぇ……!!)

『にゃはは。慌てない慌てない。ほらボクも……んっ、ほっ、ぉおおおお!!』

 

珍しい嬌声と一緒にクロソラの股間にも肉棒が屹立。自分のものとほとんど同じ、黒光りする色もおっぱいと同じように誘う形もそっくり。

メスを惹きつけて離さない、甘美で濃厚な臭いをプンプンさせている。

このちんぽにも触れたい。舐めたい。咥えたい。ロギア細胞をたくさん出して欲しい。

希望はすぐさま叶えられた。

 

『一緒にシようね。分かる? ロギア細胞が生やしてくれた特製ふたなりちんぽ♡これで歯磨きしようね……♡もちろんボクも』

「お……ごぉ……ふぅうううう」

 

ベッドの上で2匹の黒い獣が混ざり合う。クロソラが上で私が下。互いのふたなりちんぽを咥えあい、夢中になってしゃぶる。

すぼめた口を蹂躙してくる太いちんぽ。歯茎や喉奥に触れる度、頭の奥に火花が散るような心地。初めてのフェラなのにまるで何度もしてきたように口が動く。

舌の上に先走りで垂れたロギア細胞が蜂蜜みたいに味わい深く、この世のものと思えない味が美味しくてたまらない。

 

(のど……いひぃ……くるしいのも……おかされるのも……ひぃいいん……!)

『ちゅぷ、れろぉ、れるれろぉ、ちろろ、ぷっちゅ……くす。ロギア細胞の味、もっとヨクなってきたね♡』

 

口だけに集中していられない。

股間に生えたふたなりちんぽをしゃぶるクロソラの舌は私と別次元。クンニと勝手は違うはずなのに少しも衰えない動きでカリ首も竿も亀頭も手玉に取られて舐められる。

感じるポイントは一つだって見逃してもらえない。

そうやって細胞に全身包まれた今の状況にたまらなく興奮してしまう。

 

(すごいぃ……私のからだ……中まで包まれていってる……ロギア細胞……ドロドロ……すきぃ……)

『ちょっと早いけどすぐ、射精ちゃいそうだよ。喉奥を犯し犯されでロギア細胞ぶちまけちゃおっか』

 

スパートがかかってストロークの速度が上がる。根元まで一気に顔を落としては吸い上げる動作に腰ごと体内の細胞が持って行かれる心地。あるいは魔力が吸われているのかも。分かるのはただただ気持ちいいってことだけ。

負けじとこちらもクロソラのちんぽを勢いよく飲み込む。じゅっぼじゅぼ音を立てて舐めるとご褒美のように溢れる先走りが脳を焼き焦がす。

 

(しゃぶられるのいい……しゃぶるのもいい……ちんぽ……ロギアさいぼー……頭……ぎゅるぎゅるされてるぅ……いひぃ……もっとしたいのぉ……)

『あぁう! いいね、このまま射精してあげる。ボクの口にもたくさん出してよ。君の中で熟成したロギア細胞』

 

一際深く咥えこまれた肉棒、そして唾液でたっぷり濡れ濡れになった鈴口を舌先でほじられた瞬間、頭で快感が弾けた。

 

『う、射精る!』

「んぶぅっ!!」

(来たぁ! クロソラのロギア細胞! 甘くて濃くてクセになる美味しい飲み物……私もイク! 細胞でお腹タプタプにされてイクぅうう!! アヒィイイイ!!!)

 

互いに同タイミングで射精。それぞれの口へ体内で熟成した高純度のロギア細胞をぶちまけた。

初めての射精。精通。ロギア細胞を排出する快感がまた脳へと繋がり、強烈すぎる快感にどうしようもなくもっと細胞を出したいって訴える。

当然自分も同じようにクロソラのロギア細胞を吸い上げ、喉へ、内臓へと注がれる。肌を覆ってくれる素敵すぎる物質が注がれ内臓まで変異していくのを自覚するとまた熱に変わって興奮。

 

(これぇ、ヤバィ……頭弾ける……溶ける! ……気持ちよすぎて頭変にっ……あ”ぁ”っ!!)

 

これまでの絶頂とは違った。絶頂で高まった体の興奮が収まらない。いつまでたっても高い所イキっぱなし。ビュルビュルと噴き出るロギア細胞の勢いが収まっても体は絶頂の時の昂りのまま。

頭が弄られ、受け止める快感も引き上げられているんだと体で理解する。脳を犯されているんだから感じる範囲だけでなく、脳が感じる快感も増加していたっておかしくない。

脳細胞がプチプチって潰れて弾けてる。あまりの快感にもう思考も追いついていない。

 

(ひゃぎぃ……わたひ……わたひぃ……ナニだっけ……ソウダ……モット、ロギア細胞デ)

 

ロギア細胞で相手を覆いつつ、自分も覆われる。そんな循環する快楽の輪が興奮を引き上げて果てしなく体を熱く滾らせる。ちんぽが応えるみたいに少しも萎えず、張り詰めた硬いままなのはもう私が快感の事しか頭にないって示していた。

 

(ロギア細胞イイ……モット飲みたい……もっと犯シタイ……もっと……モットモットモット!!!)

「はぁ……細胞……ちんぽぉ……」

『にゃはは。思考もほとんどぶっ壊れちゃったかな? 

じゃあ仕上げといこっか。体液ぜーんぶ絞り出して完全なロギア戦闘員になっちゃおうよ』

 

戦闘員。それが危険な単語だって分かるだけの理解力ももう私にはない。

馬乗りになって細胞の肌を擦り合わせたクロソラが秘裂を2本の指でゆっくり割り開く。とろとろ~っと内部から垂れる漆黒の蜜。既に彼女の体内がロギア細胞で犯されている証拠だ。亀頭に降りかかる先走りだけでも又十分に感じられる。

 

(イレタイ……ロギアおまんこ……チンポ、犯スゥ……)

『心配しなくても入れてあげるってば。ほらラバーまんこに包まれて頭壊れちゃえ♡』

「オ━━オ”ォ”オ”オ”オ”~~~♡♡」

 

入った。入った!! 

熱くぬめるクロソラのまんこにふたなりちんぽが吸い込まれる。ラバーの膜を押しのけて中へ掘り進む感触。特に繊細なちんぽを押し返そうとする弾力が気持ちよすぎる刺激になって包み込んでくれる。

口とはまた違う熱さとキツさに満ちた快楽の園。

入れただけで感じてしまってカクカク震える私を嗤いながらクロソラの腰が動き出す。一度抜けそうなくらい腰を浮かせ、次に全体重をかけて下ろしてくる激しい腰の打ち付け。パチュンパチュンって音と一緒に2人の体を染めたロギア細胞が飛び散る感触も気持ちいい。

この頃には一回のピストンで一つ脳細胞が潰れるような気がした。動けば動くほど気持ちよくて、でも細胞が調整した体は気絶も失神も許さない。

 

「ア”ッ”、ひぎぃ”、いひ、ちんほ、きぼひぃいい!!」

 

黒く染まった互いの肌を擦り付け合いながら、騎乗位で搾られ続ける。私が犯しているんじゃない。クロソラに犯されてる。互いの表情を見ればどっちに余裕があるかなんて一目瞭然だったから。

 

「おっぱい……擦りあうの……さいぼー、かんひるぅ……」

『ボクら2人とも巨乳だからね。こうやって押し付け合うだけで、んっ♡乳首擦れて気持ちいい♡』

 

ラバーの擦りあう底冷えしそうな快楽に震えて私は自分が壊れていくのを感じていた。キッツイクロソラまんこの締め付けがふたなりちんぽから先走りを絞り出し、代わりに肉棒表面にロギア細胞が塗られて体の中に逆流してくる。

 

『もうちんぽに抗えなさそうだし、最後の性癖教えてあげる』

(アヒィ……なんラっけ? ……だいヒなこと……ちんぽ、キモヒイィ……♡)

『君が最も気持ちよくなれる最後の性癖……それはロギア帝国とナイオーロ様のために働くこと』

 

ドクン。

音の羅列でしかなかったはずの言葉を聞いて細胞が頭を締め付ける。意識がクロソラの囁く言葉へと集められていくのが分かった。

もちろんその間もちんぽピストンは止まらない。

 

『帝国の為に働くのが君の幸福。君に必要なこと。

想像してごらんよ。この気持ちいいロギア細胞スーツを着て帝国の為に働く姿。たくさんの人を細胞で侵蝕(おか)して、今の君と同じロギア兵に洗脳する光景を』

 

ドクンドクン。

 

「はぁ……はぁああああ……」

 

逃げていく沢山の人間達。綺麗な女、エロい女、可愛い女、皆に細胞を塗り付けてラバースーツで侵蝕するロギアの兵隊。その中の1人として女をふたなりちんぽで犯して気持ちよくなることだけ考えるケダモノ。そんな存在になった自分を想像すると、

 

(それ……スッゴクいい……♡)

 

とても興奮する。

細胞で自他の境界を無くすほど汚し合って染めるなんて、クロソラと2人でも気持ちいいのに一体どれほどの快楽を得られるんだろう。全員の体から溢れた細胞の海につかり、永遠に誰かを侵蝕する

そうして皆皆を染めてしまえば━━

 

(バーヴァン・シー)

(あ……お母様……)

 

全部全部壊れていたはずの頭。でも一番大切な人の声が頭に聞こえてわずかに正気を取り戻す。

こんな姿をお母様に見られたら嫌われる。

こんなの女王の娘に相応しくない。

いくらこのスーツがヨクって、ロギア細胞が素晴らしくったって負けちゃいけない。

 

「ふ、っぐぅううう!!」

『あっ、れ、意識取り戻した?』

「んっぎ、くっ、てめえ、ひぃん! なんかの、おぉっ!! 思い通りに……」

『へええ。腐っても妖精騎士かぁ。さすが流石。

……ま、無駄なんだけどね。この為のナイオーロ因子なんだから』

「え━━」

 

意識が後ろに引っ張られる。ちんぽとおまんこで味わう快楽はそのまま、頭の中に誰かの声が響きだした。

 

【快楽を受け入れろ。帝国に忠誠を誓え。それがお前にとっての幸せ】

(ッ! 誰だ!! 例え何されようがお母様の敵になんてなってたまるか!)

【いいのか? 

帝国と戦うなら今の快感はもう味わえないぞ】

(……いらない!! 私はこんなの欲しくない!!)

 

即答できなかった。だって今も蠱惑的な笑みと一緒にプレゼントされる打ち付けピストンは無視できない快楽を生んでいたから。

思わず精神世界でも股が潤い、ジュンって濡れた感触に震えちゃう。

そしてそんな一筋の未練を敵は見逃してくれない。

 

【意地を張るな。もっと染めたいだろう? 

そのロギア細胞で沢山の人間達を】

 

クロソラの言葉に想像した光景がリフレイン。抑え込んだはずの欲望と衝動が声によってまた目覚めさせられる。

体に細胞を塗りたくった快感。細胞で汚れた胸をしゃぶる快感。互いのペニスからロギア細胞を飲み干す快感。なによりラバースーツまんこに挿入する快感。

もっとたくさん細胞で犯したい。細胞侵蝕したい。

 

(でも……でもお母様には)

 

頭が必死に理性と欲望の狭間で揺れる。

気持ちは有限。

快楽は無限。

クロソラが笑いながら腰を打ち付けるほど、お母様の存在が遠くなってしまう。気持ちいいことしたい、でも嫌われたくない。既に思考力が消滅したはずの頭でこんなことが思えること自体おかしいのに。

 

【クク、いい解決方法を教えてやろう。お前も母親も幸せになる方法がある。知りたくないか?】

(……ッ知りたい! 教えて! 教えて欲しいっ!)

 

一も二もなくぶら下げられた餌に飛びつく。この時の為に細胞が思考抑制を解いたって気づけない。

そして頭に響く邪悪な声のくれた答えはとてつもなく魅力的だった。

 

【お前の母親もロギア細胞で侵蝕すればいい。共に帝国へ堕ちれば嫌われることはない。それどころか感謝するだろう。これほど素晴らしい快楽を教えてくれてありがとう、とな】

(あ、ああ……)

 

どうして今まで気づかなかったんだろう。

お母様も一緒になればいいんだ。そうすれば嫌われない。いつまでも一緒にいられる。

それにお母様にロギア細胞を塗って染める光景も素敵。

あの白い肌、妖精國一美しい銀髪、端正で乱れることなんて知らなさそうな顔……細胞を塗ったらどんな顔してくれるだろう。黒く染まった肌と汚れた銀髪をしながら、赤く染まった頬をした顔で求めてくれたら、

 

(バーヴァン・シー……もっと侵蝕(おか)して……♡)

(あはっ……それさいこうじゃない……♡)

 

考えただけで最大級の興奮が襲ってくる。

一緒に帝国に尽くしたい。尽くして悦びつつ、細胞で互いを染めながらするセックスのことを想像するともう射精してしまいそう。

細胞によって膨らませられた欲望は簡単に私の頭を染め、もう一度侵蝕洗脳の虜にしてしまう。

 

『ふわっ!? ち、ちんぽがもっと大きくなった♡よっぽどお母さんのこと好きなんだね。

……後の為にも好都合で助かるなぁ』

【さあ認めろ。母親を染めたいだろう】

(染めタイ……! お母様ト気持ちヨクなリたい……!!)

 

快楽に頭が呑まれた。心が細胞に呑まれていく。言語機能が奪われてより侵蝕が深い所に進んでいく。

それまで耳からだけだった細胞侵蝕も変化。乳首の穴、そしてアナルにもぎゅるじゅる音を立てながら入り込んでくる。

 

「オ”ァァアア♡♡」

 

出す為の器官に入り込まれる異常な感覚。それも細胞に侵蝕された今はただの快感でしかない。喉と同じように内臓が細胞に包まれていくのを歓喜しながら受け入れ続ける。

また声が聞こえる。今度は機械的で議論の余地なんかないって感じの一方的な声。

 

【お前は帝国と皇帝ナイオーロの従順な僕(しもべ)】

 

以前なら吐き捨てる言葉。

だが今の私はもう躊躇わない。体の内も外も覆った細胞が繰り返せと教えてくれる。

 

「私ハ……帝国ト皇帝ノ従順ナ僕ェ」

 

口にするのも快感。帝国へ堕ちていくのがこんなに気持ちいいなんて。

もっと早くしておけばよかった! 

 

【帝国に従うことがお前の喜び】

(帝国ニ従ウ……私ノ喜ビ)

【人間はお前の敵】

(人間……ワタシノ敵)

【カルデアはお前の敵】

(カルデア……ワタシノテキ……!)

 

自らを人類とカルデアの敵として変えていく言葉。紡ぐほどに細胞が変異して最後の変貌が始まる。

口元と耳で止まっていた侵蝕が再開。伸びあがった細胞粘液たちが鼻、額、頭頂部まで覆っていく。

それは妖精騎士トリスタン、そしてバーヴァン・シーという個体が完全に消滅してロギア帝国の兵隊に生まれ変わることを意味していた。

 

【モルガンはお前の獲物。お前が犯せ】

(モルガン……オカアサマ……)

【モルガンはお前の獲物。お前が犯せ】

(オカアサマ……ワタシノエモノ)

【モルガンはお前の獲物……! お前が犯すんだ】

(オカアサマ……ワタシガオカス……ロギア細胞で……♡)

 

クロソラが気を利かせて鏡を再び見せてくれる。

自慢だった長い赤髪も細胞に取り込まれ、マネキンみたいな無個性の頭に変わっていた。顔も目の周り以外すべて覆われ、青みがかった白色の瞳だけが血みたいな赤色をして、吸血妖精だった最後の名残みたいだった。

やがて下腹部の熱も最高潮。子宮と体中の細胞がクリトリスへ体液を凝縮させて、吐き出したいって集まっていく。

 

(クル……スゴイノクルゥ……ロギア細胞、クロソラニ射精、スルノォ……♡)

 

分かる。この射精で完全に終わる。頭の中を完全にロギア兵へ書き換えられて。

染め上げてもらえる(………………)

心の声の興奮も最大級に昂り、最後の声は絶叫へ変わった。

 

【お前はロギア兵。帝国に永遠の忠誠を誓うのだ】

「ハィイイ!! ワタシハァアア従順ナロギア兵ィイイ!! 皇帝陛下ァァアア!! ロギア帝国ニ永遠ノ忠誠ヲォォオ!!! 誓ヒマスゥゥウウウウ!!」

 

忠誠を誓うと胸に強烈な衝動が生まれる。

溢れる情熱、快楽への欲求、破裂しそうなほどの興奮、その全てを込めた気持ちが口から飛び出したいって跳ねる。

思いのまま口を開くと甲高い奇声が迸った。

 

「ヒャイイイイイイイ!!」

 

快楽が声となって噴き出したみたいだった。叫ぶのが気持ちいい。全身の細胞が歓喜の祝福を受け止めたみたいに沸き立ち、脳までビリビリ震えさせられる最高の快感だった。

そして叫びながら同時に射精。上と下の口両方から快楽を迸らせる絶頂は理性や思考なんて容易く消して、お母様への執着心以外は全て帝国への忠誠で塗り固められる。

バーゲストたちのことも、カルデアのことも、あの雑魚いマスターのことも。全部が頭から消え失せて快楽を求める心に染まった。

やがて胸に付けられていたプレートが浮かび上がって頭に装着。脳へと沈み込むように細胞の中へ溶け込んで額にマークが刻まれる。スーツが固着化してより深い黒色をしたロングの手袋とブーツがそれぞれ肘と膝まで装着。

そこまで認識したところで私はもうあまりの快楽に意識が耐えられず、意識が埋まっていった。

 

(ワタシ、シアワセェェエエエ……ヒャイイイイイ……)

 

◇

 

『あーヤバ。もうちょっとでボクまで頭トんじゃう所だった。遊びすぎは良くないね、うんうん。ま、無理した甲斐あったかな』

 

完全にロギア兵へと堕ちた元バーヴァン・シーを眺めながらため息。体に塗られたロギア細胞は気持ちいいが自分まで意識を失ってはシャレにならない。

用意しておいた抗体で細胞を除去して元の黒褐色肌、そしてミニサイズに戻る。

ベッドで震える彼女はもう自分の意識では正気に戻れない。頭に付けたプレートが完全に意識をコントロールし、帝国の命令だけを受け付ける兵隊になったのだ。

 

『これからはボクの駒として働いてもらうよ。北海道の邪魔な世界樹を焼いて、モルガンを捕まえる為に』

「ハイ……」

『にゃはは! いいお返事だね。ゾファー兵ならぬロギア兵の出来上がり! 仲良くしようよバーちゃん♪ 

━━っと、見た目だけは元に戻しておかないとね』

 

細胞を額のプレートに収束させるとロギア兵が一瞬にして元のバーヴァン・シーの姿に。しかし侵蝕は消えていない。その証拠に垂れた前髪で隠した額には帝国のシンボルがしっかり輝いている。

 

『もういつでも君はロギア兵に戻れる。けどまだバレるわけにはいかないから、その時が来るまでは今までの格好でいて』

「ハイ……ワカリマシタ……」

 

うつろな瞳で答える憐れな少女を嗤う。もうすべての勝敗は決まった。彼女がいればモルガンも恐れるに足らない。立派な刺客として機能してくれるだろう。

 

◇

 

翌日、カルデアはメリュジーヌを失いながらも北海道へ到着。

艦に待機を命じられた時間の間でミニソラが光の壁を張る世界樹の位置を探り、モルガンがバーヴァン・シーのそばを離れる日まで体調不良で休ませる。

そして会談の為にモルガン達が離れた時を狙い、ミニソラとバーヴァン・シーは世界樹へ向かい着火。同時にミニソラの反応を辿ったソラエルがストーム・ボーダーへ降り立ち、ネモにもう偽装は不要と伝えたことで艦全体でネモ・シリーズに職員が襲われる事態も発生。

これが北海道で藤丸とマシュが体を重ねた間に起きていたことである。

 

◇

 

調教最終回 愛の砕ける刻

━━帝城ペンドラゴン━━

━━玉座の間━━

そして時間は再び捕虜の中でモルガンとバーヴァン・シーが残された玉座の間に戻る。

 

◇

 

体の上を這うこそばゆい感触に眠っていた意識が呼び起こされ、やっと目が覚める。目を覚ました時、私は自分にされていたことを思い出していた。

 

「っ……はっ!」

(私……そうだクロソラに散々体へアレを……ロギア細胞を塗られて……お母様を傷つけて……しかも違う奴をママとかパパとか……くそがよぉっ!!!)

 

快楽の疼きに耐えられずミニソラに縋り、彼女の思惑に乗せられて敵に忠誠を誓った失態……どちらも悔やんでも悔やみきれない。

とにかく今の状況を、そしてお母様をって考えた所で腰が砕けそうになる快感が股間から走り、自分の置かれた状況にもようやく目が行く。

場所は例の玉座の間。薄暗い天井から光を落とす照明がふらふら揺れている。

体は十字架型の拘束具に固定されて身動きできず、顔を何とか動かすので精一杯。首から下はまたあのロギア細胞で出来たラバースーツに覆われ、少し股を擦り合わせるだけで性感を生む。ただ以前のような失神する威力ではなくて、あくまで気持ちいいと感じる範囲に収まっていた。

そして股間には例のふたなりちんぽが生えて既に勃起、クロソラに入れた時よりも大きくなったんじゃないかって思うほど。

そしてそんな肉棒にそっと触れてしこしこと動かす手が一つ。

 

「うふふ、おはようバーヴァン・シー。まだ眠っていたけどちんぽが起きていたからつい触っちゃった」

「テメエ……ママ、じゃない! ルクス、はぁぅううう……」

 

太い肉竿に怖気づくでもなく触れ、しこしこ手慣れた手コキを繰り返すルクスリア。あまりの快感に言葉が最後まで続かず情けない声が出る。

 

「とてもいいちんぽね。貴方もやっぱりこちら側の素質があるみたい。こんなに濃い細胞も出してくれているし」

「おぅ、ほっ、ふぁっ……くっひぃ!」

 

やっていることはただの手コキ。しかし次元が違う。ただ根元から亀頭まで擦り上げ、細胞を絞り出させるように動かしているだけ。しかも彼女は細胞を着けていない。ただ細く白くて美しい指で肉棒を愛撫しているだけなのだ。

それが手つきや指の動き、体温、匂い、ありとあらゆる要素が魅力に見えて勃起を固くさせられる。

寝ている間も続いていたであろうその刺激にまたロギア細胞が竿に集まり、早く出したいって熱が頭を犯す。

 

「気持ちよさそうな声で鳴いてくれるのね。私もとても嬉しいわ。たくさん濃いロギア細胞を出せるように手伝ってあげる。しこしこ……し~こしこ……クスクス♡」

「おっほぅ……だめぇ……やめりょ……それいじょうはぁ……」

「いいのよ我慢なんてしなくて。ロギアふたなりちんぽから熟成した細胞、たくさん出しちゃおうね♡」

 

耳元で囁かれると奴の甘い匂いが頭を痺れさせる。イキ我慢とか思いつく余裕もないほど絶頂衝動が高まり、ほっぺたにキスされた瞬間にもう幸せな気持ちまで湧いて射精させられちゃう。

 

「ちゅっ♡」

「ふ……ふっひゃぁああああ!!!」

「あらあら元気」

 

ドビュドッビュってバケツでもひっくり返したような量の黒い細胞がちんぽから発射。握っていた手もドロドロに汚れるが、それを嬉しそうに舐めとってみせる。絡んだ分をうっとり見つめ、感触を確かめるみたいに指をにぎにぎした後に液へ口づけ。

 

「んちゅ。れろ……れろろ……んふ、美味しいわね。貴方のロギア細胞ザーメン」

 

本当に美味しい物みたいに汚れた手を舐め、舌が指を這う光景も酷くエロチック。

綺麗な指が私の発射した細胞で汚れてる。しかも舐めて飲んでくれてる。嬉しいと幸せが交互に頭に浮かんで思わずゴクッて喉が鳴った。

興奮は一度の射精では全然晴れず、射精したばかりのちんぽもまたギンっとフル勃起。

 

(もっと飲ませたい……飲んでホシイ……ロギア細胞デ侵蝕……コンナ雌ト侵蝕セックスシタイィイイ……)

「あらあら欲望丸出しの顔。私は嬉しいけど、もう正直になっていいの?」

「っ……くそっ! また私!」

 

気づくと細胞が伸びて顔まで覆ってしまおうとしていた。気を張るとまた首まで引いていくがまったく油断できない。

そんな私の攻防を見てなにが楽しいのか笑って頭を撫でてくるルクスリア。髪に手が触れると細胞もないのになんでか拒絶できない不思議な気持ち。

 

「ソラエルのおかげでエッチ大好きになったのね。射精も出来ていい子いい子。うふふ」

「私はっ……そんなの望んでなんか……ねえっ!!」

「あら。嘘はいけないわ。生き物は気持ちいいことに抗えない。そう作られているんだもの。

その証拠に貴方の仲間だった騎士達がどうなったか……忘れてないでしょう?」

 

まるで子供をあやすような口調。この女からすれば自分は敵とすら見られていないのが腹立たしい。ラバー塗れで動く度に性感を覚えてしまう体では抵抗もままならない。

 

「起きたようだな」

「はいナイオーロ様。ソラエルのロギア細胞に包まれてとってもいい体になっています。この分なら仕上げもまったく問題ないかと」

(あ、パパ……じゃねえ! ナイオーロ!)

 

見えないが後ろには皇帝の奴もいるらしい。玉座があったからそこに座ってるんだろう。

だが今は奴より無視できない存在がある。

 

「……仕上げ?」

 

その言葉に嫌な予感しかしない。そもそもこんな風に固定されていい予感もするわけないけど。

立ち上がったルクスリアがそっと私の頬へを当て、優しく優しく撫でてくる。細胞に覆われていない場所なのにこいつに触れられるとまた秘裂と同等の快感が流れて悶えさせられる。

 

「ひあっ! っく! ふっ、ふぅーっ!」

「うふふ。可愛い可愛いバーヴァン・シー。これから貴方を私達の眷属にしてあげる。妹達や妖精騎士と同じ、主人に仕えることが至高の悦びだって思える存在になれるの。

どうかしら? とっても素敵だって思わない?」

「誰が……なるかよそんなの!」

「あらそう? 

ミニソラには帝国に忠誠を誓わせたって報告を受けたのに。こんな風に♡」

『ハィイイ!! ワタシハァアア従順ナロギア兵ィイイ!! 皇帝陛下ァァアア!! ロギア帝国ニ永遠ノ忠誠ヲォォオ!!! 誓ヒマスゥゥウウウウ!! 

ヒャイイイイイ!!!』

「あ……ちが……これは……これはっ!」

 

見せられた端末に流れる映像。顔までラバーで隠れた私が帝国に忠誠を誓い、歓喜の絶叫をあげている姿。あられもない姿を見せられ、また仲間を裏切った自分に心が暗くひび割れそう。

無邪気な笑顔で画面を近づけ、快楽の虜になった私をこれでもかって見せてきやがる

 

「ほらほら! とっても幸せそうな笑顔。ひゃいい、ひゃいいいってエッチに叫んじゃって。また叫びたい?」

「止めろ……聞かせんな、そんなの……」

 

強気な言葉と逆に股間はまた疼き始めてる。自分があんなに気持ちよさそうに叫ぶ声。もし素面の今叫んでも気持ちよくなれるのだろうか。あの時の、忠誠と狂喜の絶頂の声を。

心の中にまた衝動が生まれる。あの声を出したい。自分も気持ちよくなりたい。

そして開き始めた口に━━ルクスリアが人差し指でしーっと封じた。

 

「ふふふ、だめだめ。その声はもっと後にとっておきなさい。ちゃんと後で言わせてあげる……貴方次第だけどね」

「どういう、意味だよ」

「それはボクから説明しまーす!」

 

相変わらず軽薄な声と一緒に部屋の扉を開けて入ってきたのはソラエル。そして片手には鎖を持っていて、その先にお母様が繋がれていた。

 

「お母様!!」

 

酷い姿だった。いつものドレスやティアラは全部奪われて、安っぽい文官とかが着るような白色の丈の長い上下一体の服。腰には帯が止められ、髪もいつものリボンで止められているが以前の美しさには遠く及ばない。

 

「テメエ、ソラエル! お母様になんて格好させんだ!」

「基本的に服装自由なんだけどね。さすがにお姉様のいる場で女王っぽい服の人がいるのは困るからお着換えしてもらったよん。

そんなことより! これからがバーちゃんには勝負をしてもらいまーす」

 

また変なこと言いだしやがった。ただどう考えたって楽しいだけのわけがない。何かあくどいことを考えているはず。ミニソラが善意に見せかけてロギア細胞を投与したように。

説明が始まろうとすると、また隣でルクスリアがこちらの頬を撫でてくる。同時にふたなりちんぽにも。

 

「ルールは簡単よ。これから私とモルガンが貴方のちんぽに奉仕するの。持ち時間は1分ずつで交互に」

「ふあっ! あっ、はぁっ! さ、わんなっ! 力、ぬけりゅ……」

「先に射精させた方が勝ちよ。私が勝ったら貴方には眷属になってもらうし、モルガンがもし勝てたら……そうね、この異聞帯の外に逃がしてあげる。とってもいい条件でしょう?」

「はっ! はぁぅっ! ……私はただここにいればいいの?」

「ええ。でもただ喘いでもつまらないでしょうし……そうね、貴方から射精を懇願しても負けにしましょう」

「私から?」

「そうよ。射精させて下さい~なんて情けない言葉、負け宣言だもの」

 

ここにきて垂らされる希望らしい糸。ただそうあっさり信用できるわけもない。

 

「……一つ聞かせろ」

「あらなあに?」

「……テメエが勝手に決めていいのかよ。皇帝はそっちだろ」

 

本当に約束が守られるのかって疑問と一緒に睨むと、背後からナイオーロの返答。

 

「クク。ルクスリアがするのは全てオレの為だ。オレを裏切ることなんぞありえん」

「私は約束を反故にするなんて酷いことしないわ。

それに考えるまでもないでしょう。この勝負はとても貴方達に有利。今の敏感なちんぽなら不慣れでも射精させるくらいわけないわ。

もちろん断るなら……力づくで眷属にしてお終いね」

「……バーヴァン・シー」

 

お母様と目が合う。その目はまだ死んでいない。敵に操られて戦った私をまだ信じてくれてる。

なら応えるしかない。追い詰められた状態で戦っても勝ち目は薄いし、脱出できればマスター達と合流してまだ逆転の目立ってあるかもしれない。

それに今回は私の意思が一番大事。射精も懇願もお母様に合わせてしまえば何の問題もない。

 

「いいぜやってやる!」

「ふふ、それでいいの。ね、ソラエル?」

「ボクの台詞全部取っちゃった~……ちゃんと練習してたのに。

コホン! それなら始めようか! 愛を確かめる手コキ射精勝負! 君たちはちゃんと勝てるかな!?」

 

◇

 

先攻は譲ると渡されたお母様で、私も一度目で射精してやるって意気込んで始まった。

始まったんだけど。

 

「どうだ……? ここを、こうで……?」

「う、うんお母様。とっても……いいわ」

(な、なんでだよ……)

 

亀頭に触れ、竿を前後させ、たどたどしいながらもあのお母様が私のちんぽを手コキしてくれてる。細胞に犯されたせいもあってシチュにとても興奮してる。それは間違いない。

だけどお母様の手コキに私は少しも感じられなかった。ただ手が動いているだけで指の触れる感じは気持ちいいけどそれだけ。手コキ自体はちっとも気持ちよくないし、射精なんてずっと遠い。

 

(き、きっとさっき射精したせいよ。お母様がしてくれてうれしっ……嬉しいし、私を気持ちよくさせようってしてくれてるのに感じないはずない)

「はーい、1分経過~! モルガンチャレンジ失敗でーす」

「ッ待て! まだ……!」

 

お母様がソラエルに引き剥がされ、代わりにルクスリアがそばに。

 

「それじゃあ始めるわね」

(っ! とにかく耐えないと! どうせこいつも━━)

「ふ~」

「ひゃぁあんっ!!」

 

刺激が来たのはちんぽじゃなくて耳。優しく息を吹きかけられ、奴の甘い匂いが耳と鼻に入ってくる。まったく予想していなかった部分が刺激されて動揺し、次の瞬間に鈴口をしゅっと撫でられる。

 

「あっふぃ!」

 

その一撫ででお母様の1分を上塗りする快感。開始前の手コキさえ霞むような電流にも似た刺激が体を撃ち抜いた。

 

「あら。もう気持ちよくなっちゃった?」

「っ……ンなわけねえだろ。ちょっとくすぐった……ふにゃぁあああ!!」

 

今度はカリ首。輪を作ってクリクリと回しながら上下。ゆっくりゆっくり反り上げ、逆に下ろす時は一気に! 

緩急をつけた攻めがたちまちに下腹部へ熱を溜め始める。

覚えてる。射精の前の体の細胞や魔力が集まるあの感じだ。

 

(だ、ダメ! こんなすぐにイカ━━)

「はいそこまでー!」

「……え」

「もう経っちゃったのね。ふふ、1分って早いわ」

 

ソラエルが時間を告げるとあっさり去っていくルクスリア。もうすぐ射精の入り口が見えると思った体はどうしようもなく熱くなっているのにお預けを喰らった気分。クロソラと触りあった時やまんこに入れた時の気持ちいい体験が出来そうだったのに。

代わりにお母様が複雑な表情で近寄ってくる。

 

「……そんなに良かったのか?」

「ち、違うのお母様! アレは、その、その……」

 

お母様にすれば面白いわけがない。自分では全く感じなかった私があんなに簡単に喘いじゃったんだから。

でも私だって声が出ちゃうのはしょうがないじゃない。

心になんだか暗い感情が浮かび上がってくる。

 

(なんでそんな目で見るの。アイツのテクが凄すぎるだけで私は悪くないし……そもそもお母様がもっと上手く感じさせてくれたら……な、何考えてんだ私!?)

 

そして始まるお母様の手コキ。

やっぱり嬉しいのに。感じたいのに。刺激の質がとても小さくてつまらない。私の声が上がらないことに焦ったのか擦る速度が上がる。

 

「っ、このっ!」

(お母様の手……気持ちよくない……ただ激しいだけ)

 

そんなこと思っちゃいけない。ルクスリアの指テクがヤバくて、感じちゃう私がおかしいだけなんだから。

あっという間にまた1分。

 

「ふふっ。残念ね、また射精させられなかったんだ」

「くっ!」

 

挑発的な笑みと一緒にルクスリアが交代。

アイツの指が艶めかしく蠢くのを見ただけでちんぽがピクンって跳ねる。

服装もお母様が地味な格好にされているせいでより女王の貫録や威厳まで伝わってきちゃう。お母様じゃなくてルクスリアに手コキされているのが快感になりつつあるって自覚。

そっと寄ってきた片手がまたちんぽに触れつつ、反対の手と口が乳首を舐めて引っ張ってくる。当然そこは細胞が塗られているせいで感度もすさまじい。

 

「はぅあぁぁぁ♡」

(ルクスリア、ヤバいぃ……ちんぽも乳首も簡単に弱点にされてりゅぅ……クリ引っ張られてるみたぃいいい!!)

「ちゅっぷ、んちゅっぱぁ、れろれろ……ほ~ら乳首をギュッてしても」

「……ふあっ、あぁっ! あんぅうううっ! 乳首、取れちゃうぅうう!!」

 

痛いって思うような乳首捻り上げも全部快感へ直結。のけぞって震えちゃう。

余裕をたっぷり見せた笑みで笑うのがムカつく。でも動けないから荒い呼吸をしながら睨むしかできないんだ。

 

「クスクス不思議だわ。私はこんなに簡単に気持ちよくできるのに、どうしてモルガンはできないのかしら」

「そんな……どうせテメエら……何か」

「違うわ。私は貴女が大好きだもの。大事な仲間になる子を愛しいって思う気持ち、それがモルガンより強いのよ」

「っ、ふざけんな!」

「ふざけてなんてないわ。その証拠に貴方の体は私達の愛を求めているの」

 

引っ張っていた乳首を今度は中へ押し込まれる。細胞も一気に内部へ入り込んで気持ちよさが炸裂。

 

「ひっ、ふぁあああ!!!」

 

あと少し。ほんの少し乳首を弄られるかちんぽを擦られれば射精する。射精できる。目覚めたばかりで味わったあの気持ちいいのが、と期待したものの手が唐突に離された。

 

「ふふ、ダメ。イカせてあげない」

「なっ!?」

 

思いがけない言葉に顔を見ればまさに淫魔そのものな邪悪な笑いで迎えられる。

 

「あらどうしたの? 

勝つチャンスがやってくるのよ。喜ぶべきじゃないかしら」

「……な、なんで」

「くすくす、内緒。ほらまた大好きなお母さんの番。今度こそイケるといいわね」

 

そうしてお母様が触ってくれるけどやっぱり足りない。直前まで感じさせられたから愛撫から快楽も得られるけどちっとも足りやしない。

質も量もルクスリアに比べると弱いし、なにより必死すぎて私の反応を見てくれていない。

ルクスリアは私の顔や声を聴いて反応を楽しむ余裕があった。手慣れているんだろうが、ちゃんと私を見てくれてるって感じがする。

 

(なんで……どうしてわかってくれないのお母様……)

 

脱出の為にしているゲームなのに私の気持ちはどちらの味方か分からない。

射精したら勝ちのお母様の手じゃ射精出来そうもない。

射精したら負けのルクスリアはなんでか射精させてくれない。

ただ体に敵の与える快楽だけが刻まれていく。

気持ちいい。気持ちよくない。気持ちいい。気持ちよくない……そうしているうち、段々気持ちが変わる。

お母様よりルクスリアの番が待ち遠しい。お母様の番なんかいらないから早く触って……なんてことも思っちゃう。

もうお母様には焦らしプレイされているも同然。どれほど必死にされても、頑張られても、心が凄く遠くに感じちゃう。

 

「きもひいぃ……ひゃぃいい……♡」

 

時間はもう分からないけど多分1時間くらい経ってる。磔にされているおかげで立ててるけど拘束を解かれたらいつでも倒れちゃいそう。

お母様がまた擦ってくれているけど先走りだけがダラダラ垂れ流し状態。ルクスリアに感じさせられた快感が1分じゃ抜けず、イキそうでイケないギリギリで張り詰めた肉棒は今までで一番の大きさに勃起。

口と膣からも涎と愛液が垂れちゃって、正気かって聞かれても自信がない。

 

(またお母様の番……もう辛い……辛いの……ちんぽ、射精したい……でも負けたらお母様が……)

「っ、バーヴァン・シー……」

「はい時間切れ~。早く代わってね」

 

またお母様が離されてルクスリアが寄ってくる。

すっかり奴に慣れて匂いを嗅いだだけでちんぽがビキってヒクつく。顔を近づけ、甘い甘い砂糖菓子みたいな匂いを鼻一杯に吸い込むのも気持ちいい。これだけでお母様の手コキなんかより感じちゃう。

先端からは射精を待ちきれずぴゅる、ぴゅるって先走りにまざったロギア細胞ザーメンが零れちゃってる。

 

「あらあら。こんなに固くして……早くイキたいのね。

そろそろ諦めてはどう? もう十分頑張ったわ。楽になって、ずっと気持ちいいことダケする眷属になりたくない?」

「あ……う……それは……」

「負けを認めるならイカせてあげるわ。このちんぽに溜まった……」

「あぁ……ふひっ……はぁあああ……」

 

喋りながら竿から亀頭へ向けて指が滑っていく。頭や心がちんぽに吸い出されていくような心地。指一本だけで全然気持ちいい。

 

「濃厚でメスを孕ませちゃいそうなロギア細胞、出したいでしょう?」

「あひぃ……しょ、しょれはぁ……だしたい……けどぉ……」

 

つい認めちゃう。でもしょうがない。だってイキたいのは本音だから。それにコイツに出さない限りは負けじゃないから。

 

「じゃあ誰が出してくれるのかしら。貴方のお母さんは全然ダメみたいだけど」

「くっ」

 

お母さまの悔し気な声。私を全然イカせられないことは感じてたんだろう。

その切なそうな声を聞くとちんぽがビクビクって震えちゃう。

 

「もう分かったでしょう。貴方を気持ちよくできるのは私。お母さんじゃダメだって」

「そ、そんなの……そんなこと……どうせ何か卑怯な真似……してんだろ……」

「そうかもしれないわね。でも仮に何かしてたとして、同じことがお母様にできる? 

満足できる快楽、貴方に与えてくれるの?」

「あぁあ……気持ちいいぃぃ……頭……ギュルギュルするぅ……」

 

胸が体に押し当てられる。私よりもずっと大きい爆乳。繰り返した時間でちんぽを挟まれ、沢山の唾液と一緒にシェイクされた記憶が蘇る。

舌がうなじや首すじ、へそ、乳首、そして亀頭に触れる。体中何回にも分けて舐められた記憶が蘇る。

スマタでワレメにちんぽを擦られたことも、喉奥に届くくらい深く咥えられたことも、天にも昇りそうな深い深いキスをされたことも、これまでに蓄積された快感の波が頭に誘惑の波になって押し寄せる。

 

「私の体、とても気持ちいいでしょう。落ち着いて安心できて、そばにいるのが当然って思えちゃう心まで堕としちゃうから。

だから貴方が堕ちても何もおかしくないのよ。もう体は堕ちてるんだから」

(……でも……でもっ……!)

 

ここでルクスリアに縋るのは簡単。でもそれはお母様に対する裏切り。

裏切れない。裏切りたくない。妖精國で唯一拾ってくれた恩人を悲しませたくない。

どんなに気持ちよくなれなくたって、下手くそな手コキしかできなくたって、お母様は大切な人。

快楽中心に思考が歪んでもそこだけは譲れない。

だけど唐突に拘束が外れて後ろから力強く腰を掴まれる。

 

「ア”ッ”!!」

「クク、掴んだだけで感じるか。大した仕上がりだな」

 

憎たらしい声に振り向けば想像通りにナイオーロがにやにや笑って私の腰を掴んでる。細胞に汚染されてるせいなのか、奴が掴んだ腰からも甘い痺れが伝わってワレメから溜まっていた愛液がドロッと零れ落ちた。

 

「あぅ……く、っそぉ……離し、やがれ……」

「そろそろこのゲームも終わりでいいだろう」

「なん、だと……」

「母親に失望していく娘の余興も愉しかったぞ。褒美だ。メスに相応しい快楽で堕としてやろう」

「っ、まだ勝負は……!」

「おいおい。とっくについてるも同然だろ。モルガンじゃイケない。だがルクスリアはいつでもイカせるることができる。お前だってこいつが本気なら最初の1分で終わってたくらい理解できるはずだ」

 

分かってた。イカせてあげないなんて言った時点でとっくに。

でもだからって……! 

 

「ソラエル」

「はーい! ほら来てよ女王サマ」

「あぐっ!」

 

首に付けられた鎖を引かれてお母様が近くへ連れて来られる。後ろから抱き寄せられた私の近くに。

私が不甲斐ないからいつも傷つけられてしまうお母様。最期だって私が捕まってたせい。ごめんなさい。ごめんなさいっ! 

 

「クク、母親の前で娘を寝取るってのも面白い趣向だろ」

「ふふ、そうですね。では準備を」

 

ルクスリアが指を鳴らすと触手が翼から出現。瞬時に折り重なって大型のベッド状に組みあがる。

そこへ呼び出した本人が股間の前張りと黒レースの前掛けを外しながら横に。胸当ても外れるといよいよ生まれたままの姿。女の私から見てもすさまじい美しさでちんぽは限界以上に勃起。見ているだけで入れたい気持ちが高まるのを止められない。

特に私の目の前に晒されるのはピッタリ閉じたルクスリアのまんこ。綺麗な貝のように閉じ合わさり、一度目にするともう目が離せない。中からちゅくっと愛液が漏れ始め、わずかに光るのがまたいやらしい。

 

「はっ! はぁぅー……!」

「ふふ、また荒くなった♡そんなに入れたいんだ」

「あ、ち、ちがっ!」

「いいのよ。おいで、バーヴァン・シー」

 

がばっと開いた両手でこちらを誘う。片手でおまんこをパクパクさせたり、おっぱいをグニグニ動かしたり、仕草の一つ一つがちんぽにクる。

あの体を自分のものにしたい。

お母様は裏切れない。

ロギア細胞で汚したい。

大事な人だから。

 

(私……私ぃ……!!!)

 

理性と欲望で頭はぐちゃぐちゃ。

だから不意打ち気味にちんぽを握られ、まんこにぴたりと添えられても動けない。

 

「最後のチャンスよ。これから貴方のちんぽを私のまんこに入れちゃうわ。負けたくないなら腰を引きなさい。もし動かさなかったら━━いうまでもないわね♡」

「あ、私……私は……あぁっ……はぁぁあん♡」

 

ゆっくり亀頭が沈んでいく。ずっと私を惹きつけた女のまんこに。

にゅるり、にゅぷぷと蜜を蓄えた秘裂は腕くらい太いちんぽさえ簡単に呑み込む。

入り口のマン肉を押し広げ、襞を少しずつ掻き分ける感触。

外はひんやりして冷たさに亀頭がピクついたが、中は逆にドクドクと熱くうねった膣肉が絡みついては竿を搾ろうと締めてくる。

 

(こんなっ、のぉっ!!)

「よく頑張ったわ。ご褒美に━━イキなさい」

 

頭があっという間に快楽に呑まれる。それまで考えていたこと、迷っていたことも瞬時に忘却して肉棒のこと以外頭から消え失せる。

子宮口にコンって亀頭が触れた瞬間、一気に締め付けが強まって空気が抜けたように密着。全身クリトリスの体で耐えられるわけもなかった。

こみ上げる絶頂感。そしてあの私の頭を犯す言葉がちんぽからこみ上げる。

そして射精。

 

「ヒャイイイイイ!!!」

(あはっ……あははっ……イっちゃった……私ぃ……イっちゃったァ……)

 

ドプドップと噴き出す細胞ザーメン。ルクスリアのまんこは出した灼熱の塊を全部飲んでいく。まるで喉みたいに吸い上げ、並の子宮なら溺れる量が搾り尽くされそう。一度目の射精を終えても全然満腹じゃなくて、ちんぽを吸って離さない。

 

(ちんぽ、イヒィ……モット出す……細胞……侵蝕(おか)ス……)

 

なんて気持ちいいんだろう。目の前にいる極上のメスに欲望のまま細胞をぶちまけることがこんなにイイなんて。一度の射精じゃ到底満足できない。もっと出したい。入れてる子宮をパンパンにして孕ませるないと満足できない。

 

「ふふっ。射精したばかりでもガチガチ♡それでこそ私達の仲間に相応しいわ。

それでどうかしら。まだ耐える? ……それとも沢山射精したい?」

「なリたい……気持チいいコと……したい……ロギア細胞……出したヒ……♡」

「じゃあロギア帝国(私たち)を選ぶ? 

モルガン(お母様)とルクスリア(ママ)、どっちがいい?」

「ア……」

 

快楽ボケした頭が一瞬正気に。自分は何をしてるんだ。お母様を助けなくちゃって思考が戻りかける。

でもそれは文字通り一瞬の事。

まんこを締め付けられ、さらに私自身のまんこにもナイオーロのちんぽが入ってくる。さらには頭に残っていた細胞たちが帝国に隷属したあの時の興奮を思い出させ、あっという間に霧散した。

 

「あ、ちんぽぉ━━ヒャイイイイイ!! 分かったからァ!! 選ブ、選ビマスゥウウ!!」

「ふふ。どっちがいいの?」

 

もう迷わなかった。

 

「あなた(ママ)、ママがイイ!! ママじゃなきゃ嫌! オ母様なんかイラナイ(………………)ィイイイ!!! 

チンポ射精シタイ! パパのチンポも欲シイ!! たくさん射精(だ)して! たくさん侵蝕(おか)すノォオオオ!!!」

 

叫びながら自分の欲望を口にする。

これまで自分を縛っていたあらゆるものから解放された気分だった。どんな欲望もどんな願いも口にしても心が痛まない。

絶叫しながらピストンを開始。初めて自分の意思で動かし犯す女の膣は最高だった。亀頭から竿まで全てで感じられる。口や手なんかよりずっといい。永遠に続けていられそう。

 

「やめろ……やめてバーヴァン・シー!!」

(まんこ……ねっとり絡みついてくる……ちんぽ入れるの……最高すぎぃ……)

「ママのナカ気持ちイヒィ!! 染メてあげるのォ!!!」

 

お母様の叫び声が聞こえる。けど腰は止めない。

だってしょうがない。こんなの気持ちよすぎる。ちんぽの魅力を知った後でプライドや恩義なんてゴミ同然。とっとと捨てて誘いに乗っていなかった自分が馬鹿すぎる。

 

「お母様! お母様ごめんなさい!! デモ、デモォ!! ママのオマンコ凄いのォ! ちんぽ、溶けちゃってるミタイィイイイ!!! 

耐えるのとかァ、お母様の事トカァ、モウドウデモイイノ!!」

 

酷いことを言っている。何を言っているかも分かってる。

でも止めない。止められない。

ちんぽが気持ちいいから止めるなんてできっこない。

だけど急にパパとママが腰を掴んで私のピストンを停止。動けなくしてくる。

 

「いけないわバーヴァン・シー」

「あ、ぁ……ドウシテ……ワタシ……ロギア細胞デセックスシタイ……!」

「だって貴方、間違えてるわ」

「マチ……ガイ……?」

「もう貴方のお母様は私よ。その女の事はモルガンと呼びなさい。でないとまんこ、使わせてあげないんだから」

「……ヒャイイイ……分かりました……ママァ♡」

 

これまでの形式的な称号じゃない。本当にお母様を呼んでいた頃の愛情を込めて呼ぶ。満面の笑みで私の呼び方を受け止めてくれるルクスリア━━ママが愛おしくてたまらない。

 

「あはハ! ごメんなさイ! ゴめンなさい! モルガン! でモ私、わたヒィイイ!! 

もうオマエの手コキジャ感じない! チットモ満足できないのォ!! 下手クソすぎナノォ!!」

「ば、バーヴァン・シー……正気に戻れ! お前はこんなことで━━」

「はいはい。國も娘も守れない女王サマは黙ってようね。口枷嵌めてっと。

今の君はバーちゃんが堕ちる為の舞台装置でしかないんだから静かにしてよ。後で沢山遊んであげるから」

「~~!!」

 

途中まで何か言ってたけどソラエルに口を封じられて黙らせられるモルガン。正直、途中から耳障りだったしもう別にいいや。

そんなことよりも今はちんぽを包んでくれるママの極上まんこを堪能する方が大事。

こちらに愛おしそうに手を伸ばして、乳首を引っ張ったり押し込んだり、へその穴を拡げたり、腋を舐めたりとあらゆる方法で全身を感じさせてくれる。

 

「ああ可愛い。こんなに可愛い子を今までずっと苦しませていたなんて酷い母親。

ほらバーヴァン・シー、元お母さんにあなたのお母さんは誰か言ってあげて」

「ママ、ママなのォ!! ママに全身触られルのイヒィぃ!!」

 

なんかモルガンが泣いてるみたいだけど知らない。どうでもいい。

細胞が溶けだしてママの体に纏わりつく。黒く染まっていくその肌がとてもエロくてちんぽも勃起しっぱなし。しかもそれだけじゃなくて。

 

「ふふふっ、さっきから射精し続けね。干からびちゃうかも」

「アハァ! ソレイイ!! ママを犯しすぎて死ヌトカ最高ジャナイ!! 

━━ア”ァ”ッ!? マ、マンコのチンポも動いてる。まんこ犯されるのもイヒィイ!!」

 

後ろから私を抱くパパのピストンも加速。細胞に覆われたまんこは当然ちんぽを強く近く感じさせてくれる。

 

「眷属で娘か……それくらい常識外れな方が面白い。ほらしっかり感じろ。膣の……奥で!!」

「オ”ォ”ォ”オ”オ”!! パパちんぽクる! 私のマンコ、パパ専用にされるのっ!! 

シテ!! モット突いて!! 私全部パパ専用にしてぇ!!! ヒャイイイイイ!!」

 

初めての痛みなんて少しもない。わずかに出ていた破瓜の血もすぐロギア細胞に吞まれて黒色に染まる。細胞に改造されたマンコは初めてに太すぎるちんぽを簡単に受け止め、柔軟に形を変えて受け止め続ける。

射精を繰り返すことでまた私に残っていた細胞以外のものが出ていく。そして抜けた分がまんこや肉棒を覆う細胞から体内へ補填され、より純粋にロギア細胞で出来た肉体に変えられる。

 

「あ! ああ! やっぱり、ちんぽいい♡ロギアペニスにひだひだ、絡みつくの好きぃ♡」

 

まんこを犯し、まんこを犯される。

ちんぽで犯し、ちんぽで犯される。

倒錯した快感と再び侵蝕し始めた細胞が顔を覆っていく。ラバースーツで覆ったつるつるの顔になってもママは変わらず抱いてくれる。それが嬉しいし、何より気持ちいい。

パパだって同じ。むしろ私の姿に興奮してくれたみたいでちんぽがさらに固くなった。パパのエッチ♡

頭には前に洗脳された時の声が再び聞こえだす。

 

【帝国に永遠の忠誠を誓うのだ】

【皇帝陛下に絶対の忠誠を誓え】

 

あの時は細胞に言わされてた。

でも今度は違う。

私は本心から誓いの言葉を叫ぶ。

 

「帝国に忠誠ぉおお!! パパとぉ、ママにぃい、永遠で絶対の忠誠……誓いましゅぅううう!!!」

「いい子ね、本当に……ナイオーロ様」

「ああ。これで……堕ちろ!!」

 

膣の奥、子宮の中にドロッドロに濃くて熱いザーメンの波が入ってくる。小さい私の中を簡単に満たし、孕ませようって欲望に満ちてる。注がれると細胞も共鳴し、子宮の上にハート型の紋章、淫紋が浮かぶ。パパの所有物だって刻まれたこの紋章も愛おしくて仕方ない。

そして私の体もパパのザーメンを受け止めて全身が歓喜に打ち震える。文字通りこれまでで一番。体が弾け飛んだって思う規模の快楽だった。

 

(あっひぃいいい!! イク、イグゥ! パパザーメン注がれて私、死にそうなくらい気持ちぃいいのぉお!! ママに出す! 射精す!! 絶対今気持ちいいから! 射精したら私生まれ変われるから!! もういらないもの全部吐き出してやるっ!!)

「━━ヒャイイイイイ!!!」

 

ママのおまんこへ何度目かも忘れた射精。またドクドクと勢いよく体からあらゆるものが細胞へ溶け、排出されていく。それがいい。

細胞に魂まで侵蝕され、塗り替えられるのが至福の時間。射精した細胞に体を構成する魔力やエーテルが溶け込んで抜け、代わりに体内へ侵入した細胞が置き替わる。

それは神秘の存在からの堕落。受肉してサーヴァントからも逸脱する決定的変貌。

もう細胞で侵蝕された英霊バーヴァン・シーじゃない。

私はロギア細胞で出来た正真正銘の別の存在へ生まれ変わる。

更にママとパパから力が注がれて細胞、触手、因子、3つが絡んで私の体を繭のように包んでいく。

 

「ひゃいいい……生まれ変わる……パパとママの役に立つ……ちゃんとしたロギア兵になるのぉ……」

「ええ。いってらっしゃいバーヴァン・シー。生まれ変わったらまた抱きしめてあげるわ」

「より美人になって帰ってこい。お前にはオレ達の子どもとしてやってもらうことがあるからな」

 

新しく得た親の声を福音として抱き、私は自分の全てが繭に包まれていく中で意識を堕とした。

 

◇

 

3騎目の淫魔騎士

バーヴァン・シーが帝国に忠誠を誓った日の翌日。

彼女は地下にある四天王直轄の実験施設の一つに連れて来られていた。

 

◇

 

魔導国家の割に使われていたエレベーターを降りてしばらく。前を行くソラエルお姉様に従って薄暗い道を歩いていたら、一つの大きな金属製の扉の前に到着した。

服はまだだからと渡されたフード付きマントで体のラインもすっぽり前部隠す格好。前の知り合いが見ても私だって分かんないだろう。

 

「ここに私の役目があるの?」

「そ。もっと言うと君の実力がどれくらいかな~って検査も兼ねてるよ」

 

お姉様のふんふ~んって機嫌良さそうな鼻歌を聞いて少し緊張。実力を見たいってことはそれだけ期待されてるってこと。特に姉様にはミニソラの事も含めてお世話になってるから頑張ろうって気になる。

そんな表情に気づいたみたいでポンポンって肩を叩いて励ましてくれた。

 

「そんなに緊張しないでいいよ。結果がどうなっても君はもう仲間だから」

「そう言ってくれるのは嬉しいけど……やっぱりお姉様たちの役に立ちたいから」

「健気だねぇ……こっちの方が妹キャラっぽい? いやでもボクには今のキャラの方があってるし」

「姉様?」

「と、ごめんごめん。早速入ろうか」

 

何だか考え事をしていたみたいだけど気を取り直して中へ。

天井にはお昼の太陽みたいな強い照明。四方をこれも無機質な白い金属壁に囲まれた部屋。その真ん中に20人くらいの女達が裸にされて集められていた。

彼女達の正体はカルデアの女性スタッフ。捕まったあの日、研究室へ運ばれていった連中。

まだこちらに気づいていないようで自然な反応が見える。全員不安を隠しきれない表情。心細そうにしたり、そういう子を励ましたりって様々。

 

(あァ……生きてるって感じがする……すっごい美味しそう……♡)

 

やがて扉をくぐったこちらに気づいたのか視線が向けられる。

最初は警戒していた目だけど、フードに隠れた私の顔に気づいた奴もいて少しずつ緊張が解け……そしてまた不可解に曇る。

 

「バーヴァン・シーさん!」

「助けに来てくれたん……です……か……?」

 

声は途中で尻すぼみ。当然だろう、私の隣にソラエルお姉様がいるんだから。

前は敵だった相手の横に平然と立っているのを見たら疑問に思う。

 

「助け? 

そうね、助けてやるわ。姉様?」

「うん、いいよ。姿も隠さなくてオッケー」

「キャハハハ!!」

 

マントをバッと脱ぎ捨て、隠していた姿を露にする。同時に見ていた女達が息をのむ声が聞こえてきた。

首から下は以前と同じロギア細胞で出来た真っ黒なラバースーツが全身を覆い、下着替わりにもなっている。生地を極限まで薄く絞って、乳首もクリトリスもぷっくりと衣装を脱いだら見えちゃうような状態。

その上から衣装を着こんでいる。

掌から二の腕まで紺色のエナメルで違った光を放つロング手袋。

足先から太ももまでも同色のロング靴下とこれも同色の高いハイヒールを履き、靴下の縁から腰の下着へ前後で細いバンドが伸びて固定。

胴の上を飾るのは首元の邪悪なハート型飾りから伸びる3本のバンド。靴を固定しているのよりは少し太く、2本が乳首を隠して最後の1本が谷間を通って胸の下で繋がる構造。

下は前の勝負服で履いてたダッサいのを捨て、ほとんど生地のないマイクロハイレグビキニ。腰紐に当たる部分を胸の服に繋げてあるのですごく食い込み、まんこの形も見えちゃうエロ衣装。子宮に刻まれたパパの淫紋も丸見えなのがお気に入りポイント。

腰からくねるツヤツヤした尻尾も新しく生えてる。

黒い肌の上を走る紺のラインがとてもエロチックだってパパも褒めてくれたから当分この服。

また腰回りと頭周りにはフリルをふんだんに使い、花嫁のヴェールとスカートにも見える。真っ黒だけど。

頭のてっぺんには黒塗りのティアラを象った髪飾り。ママが誕生日ってくれたもの。前に付けてた小さいのも捨てるのもったいなくて部屋に置いてある。

肌はスーツに似た褐色。日焼けしたくらいの濃さだからあまり変わってないかも。

髪はピンク色でお姉様たちとお揃いになっていて、瞳も金色。

顔立ち以外、前の私との共通点は一切ない。本当に生まれ変わったって感じがして、お姉様たちとの絆も感じられるのが大好きだった。

 

「それでお前らもママがロギア兵にしちゃえって言うから改造してあげるの。私の初仕事だから大人しく改造されてよね」

「初仕事って……」

「私達を……裏切ったんですか!?」

「だからそう言ってるでしょ。私はもう妖精騎士トリスタンじゃない。ロギア帝国皇帝ナイオーロ陛下にお仕えする騎士の1人、淫魔毒騎士バーヴァン・シー・オルタ。

分かった? もう喋る気ないから」

 

魔力を循環させて弓を召喚。私の行動に勘のいい奴は逃げようと背を向けて部屋の奥へ走り出し、勘の悪い奴は何もできずに立ち尽くす。

でも結果は変わらない。

 

「キャハハ!! 生まれ変わっちゃえ!!」

 

弓を一度弾く。瞬間、弓から何本ものワイヤーみたいに細い糸が伸びてその場にいた女達を残らず縛り上げる。手、足、首、と場所は色々。糸が縛った場所から泥がにじみ出るようにして黒いのが広がり、女達の体を包んでいく。

数秒後、全員が固まったように動きを止めて次の瞬間には甘い声をあげだした。

 

「はぁぁあん♡」

「ひぃ……きもちぃいいのぉ♡」

 

正体はもちろん縛った糸。私の体に流れるロギア細胞を束ねて糸状にしたものだ。これを魔力で発射、対象を自在に縛り上げる。糸を鋭くして相手に傷を与えることもできるし、今みたいに縛った部分から細胞を侵蝕させて汚染することだってできる。

悲鳴と怒声が渦巻こうとした部屋の中は1分とかからず、女達の乱れる嬌声の坩堝に変わった。

元のロギア細胞に加えて、ママの力を受け取った私の魔術で強化された洗脳効果。ただの研究者共に耐えられるわけもない。

最初は気丈な顔をしていても顔まで細胞が覆う頃には理性の限界を超え、自分から進んで塗り付け始める。とてもいい。

 

(皆が理性も道徳も細胞に塗り潰されてる……ああ素敵……これが私の新しい力……皆の心を奪っちゃうの気持ちいい♡♡)

 

やがて皆が細胞に覆われると、誰からともなくあの声を上げ始める。

私の子宮にもキュンキュンきちゃうあの声を。

 

「ヒャイイイ!!」

「ヒャイイイイイ!」

「キャハハ!! いい声で啼くじゃないお前ら!! あ、ふぅ……私も、叫びたくなっちゃった……♡

ヒャイイイ♡♡」

 

叫んでいると細胞が私の体も締め付けて感じさせてくれる。もう手足のように動く実に頭のいい子たち。着ているだけで気持ちいい服なんて本当に天才。脱ぐことなんて考えたくもない。

仕上げに叫んでいるロギア兵の額に糸を突き刺していく。ブスッ、プスッと刺さったそれから魔力を流し込むと額に帝国のエンブレムが浮かび、全員の興奮しまくっていた表情が落ち着いていく。あのエンブレムが思考を制御し、性交時以外での冷静な戦闘力を維持してくれる。

 

「キャハハ!! 私の糸で戦闘員にするのたまんないわ!! 意識を塗り潰す瞬間、心が壊れるのが流れ込んできて最高に気持ちいい♡」

「うん、思ってたよりもずっといいね。繁殖、洗脳、制御、発情……どの能力においてもボクが開発してたのより高性能。これで兵隊づくりもスムーズになりそう。若干乗っ取られてそうなのが不安だけど」

「もう何言ってるのよ! 淫魔の私が細胞なんかに……ヒャイイイ……ああやっぱりこのカラダ、気持ちイヒノォ」

「……大丈夫カナー」

 

私の活躍を見てくれていたお姉様も満足そう。よかった、ちゃんと役目を果たせたみたい。元仲間のスタッフたちを細胞侵蝕するのが気持ちよすぎてつい検査だって忘れてた。

何か分からないけど記録用らしい使い魔に向かってポーズをしてるお姉様に、今一番気になっていることを問いかける。

 

「それでモルガンは私にくれるのよね、ソラエルお姉様?」

「うーん、君も加えるって感じ? 流石に独りじめはね。

でもいいのかな、そんな呼び方しちゃって。君にとっては大好きなお母様じゃなかったの?」

「ママはルクスリア様だけよ。生んでいただく前の記憶なんて忘れたわ。

でもさぁ、アイツの顔見るとなんかムズムズするっていうか……おまんことっても疼いちゃうんだもん!!」

「はいはい。心配しなくても次は君たち3人にやってもらうつもりだし……後姉ちゃん達とも仲良くやってね。前に少し喧嘩しちゃってるから」

「もちろん! アズエルお姉様にだってちゃんと謝ったわ。私の不作法で不快な思いをさせてしまったもの。

お詫びにこのスーツの良さをじっくり教えて差し上げようと思ったのに……アハァ、ヒャイイイ……」

 

気を抜くとずっとオナニーしてしまいそうなくらい気持ちいい。

これが私の服。私の生き方。ナイオーロ様とルクスリア様の娘、バーヴァン・シー・オルタ。

今が生きてきた中で一番幸せだって言えるのだけは間違いなかった。

 

「キャハハハ!! ヒャイイイイ!!」

 

◇

 

バーヴァン・シーに残りのスタッフの洗脳も任せ、ソラエルは1人自分専用の研究室に入っていた。

 

「これで妖精騎士は全員眷属化完了。リズ姉ちゃんの補佐兼近衛騎士を務めるバーゲスト。ユリ姉ちゃんにデータを提供してクローン軍団を率いるメリュジーヌ。そして新しくアズ姉ちゃんの指揮下で戦闘員生成係のバーヴァン・シー!」

 

集めたデータを元に大型の機会端末の前に座り、ポチポチ入力中。淫魔になってもキーボード入力は両手で出来ないのが悩みだったりする。

 

「ダ・ヴィンチちゃんともう一人はマシンで調整中だし……にゃはは、この後も楽しみだなぁ。それにモルガンを堕とす為のピースも揃ったもんね♡」

 

高純度の魔力を秘めたモルガンは簡単には手が出せない。刺し違えることを狙って挿入したナイオーロのちんぽへ反転攻勢をしかけるかもしれない。

なので彼女が拒絶できない娘をロギア細胞で霊基ごと侵蝕。ナイオーロ因子と細胞が溶け合った堕落液を射精することでモルガンの霊器を安全に犯す為の道具とするわけだ。万が一失敗しても主には傷一つつかないわけである。

ついでに彼女の心を抉るようバーヴァン・シーを堕としたおかげで精神の守りも脆弱になっている。

そして思考は最後の詰めへと至る、ある事柄へ。

 

「オロチ……ソンブレロ……メイオール……マゼランはすでに接続済み。これでスパイラル、セイファートも担当が埋まる。北海道にも新しいのを植えるとして……」

 

ふと手が止まり、そばに飛ばしていた使い魔に話しかける。

 

「にゃはは。キミがモンスターと繋がるのはもう少し先カナ?」

 

〈つづく〉




母娘の絆寝取りとか業深すぎ。正直引くわ。

というわけでバーヴァン・シー悪堕ち回でした。
過去最長の話になっちまった。単独でこれより長いのってドラクエⅤのだけ。あれも3エンド入れてるからかなり長かったけど。
とりあえず触手から始まり、細胞で操られた経緯を示し、最後に絆を割いて別の人の娘になるという展開。かなりぶっ飛んでいますが悪堕ちの時点でぶっ飛んでるし好きにやろうと思い、こんなことになりました。
悪堕ちコスについてはかなり悩んだ面があり、
素体がゾファースーツ。
上半身はトリ子の第2再臨。
下半身はTS魔法少女なお!からスレイブシリーズのエロ下着とハイヒール。
全体のイメージは悪堕ちプリキュアと色々混ぜて考えました。
正直拘る所間違えてる自覚はある。

ゾファー細胞については入れるか悩んだ面もありますが、触手だけじゃつまらないのとせっかくエロいから使いたいって私欲から導入決定。大元のネタ提供者様とも入れちゃおうとなって進みました。いつか原作も再開してほしい。あと1,2話で完結だったのに。

次回はモルガン悪堕ち回。3騎士絡ませることは考えてますがどう堕とすか思案中。メジャー所の怪人はほぼ出尽くしたというのもネック。多分3人が堕とされた技術の集合編みたいな感じになるかなと思います。
結局今回もカツカツになったのでまだ出せませんがエクスティア×エボルトシリーズの最新話も早く書かねば。娘ちゃん登場させたいのに。
ではまた次回。
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