※この作品はR-18です。

エクスティア×FGO 異界魔導帝国ロギア・アース~堕ちた人理の希望~   作:王天君

18 / 18
エクスティア×FGOシリーズ、最終話となります。
汎人類史が終わった地球、新しい常識に支配された世界で元藤丸立香のリカエルと姉のソラエルが過ごす日常のお話。
大体一言とかですが英霊達も色々堕ちた状態で出てきます。
また今回は異聞帯クリアということでみんな大好き遺影礼装があります。どうぞ最後までお付き合いください。
※注意!
今回は途中に怪人化した男キャラ×男の娘のエロシーンがあります。ある意味コイツならこうなるわなってキャラですが、一応ここに書いておきます。


エピローグ

歴史は変わった。

漂白された地表は8本の空想樹によって日本の形に存在を固定されたロギア帝国以外、新しく作り変えられた。

そこにあるのは異世界であったはずのカルローン。

神秘と魔力が今なお息づく世界であり、魔導技術の進んだこの世界では科学文明が殆ど進んでいない。

武力によって領土を広げるのが外交の一種でさえある世界でロギア帝国は着々と新たな世界征服に向け、その力を高めていく途上。

時は西暦を捨て、新帝国暦元年2月。

星が新たな歴史を歩み出してしばらく経った頃の話である。

 

◇

 

ありふれた朝

━━帝城 ソラエルとリカエルの部屋━━

 

夜が明ける少し前、浅い眠りが染みついた体はまだ眠り足りない頭を放って勝手に意識を浮上させる。

僅かに眠気が残る瞼を開けて見上げる視界には与えられたベッドの天蓋。

 

「ふわぁ……まだ眠いな……」

 

藤丸立香だった少女━━リリスティア・リカエルはゴムで留めたピンクの髪を解きながら欠伸を漏らす。

真冬の凍えるような空気も魔術で遮断した帝城の部屋には無関係。全裸にシーツ一枚羽織っただけの姿でもとても過ごしやすい。

時刻を確認しながらのそのそ体を起こしていると、腕の中から可愛らしい音色の吐息が聞こえてくる。

 

「ふにゅぅ……ふみぃ……」

 

やや少年っぽさのある短い髪に整った包容力のある美貌の少女━━リリスティア・ソラエルがそこで実に幸せそうなだらしない寝顔。

勿論というか私と同じ格好なので彼女も全裸にシーツだけ。何なら同じシーツに一緒にくるまっている。はだけた胸元には綺麗な桜色の乳首。

綺麗な肌色の中に咲いた花のような色合いが綺麗で思わず手で摘まむ。クリクリ、くにくにと手で弄れば柔らかな弾力と確かな芯の通った固さ。乳首一つでも男を誘う魅力に溢れている。

 

「んっ……もう……ダメだってば……リっちゃん……おっぱいぎゅってしながら……おまんこぱんぱんしちゃぁ……にゃふふ~♡」

 

僅かな喘ぎ声とさらにだらしなくなった表情で答えてくれる。昨日の交じり合った夢でも見ているのだろう。

ご主人様にはお姉様達が奉仕する日ということで昨日は2人だけの時間を楽しんでいたから。互いの体を隅から隅まで愛撫して舐め合い、ふたなりちんぽを生やしてまんこもけつまんこも白濁で溺れるほど注ぎ合う濃厚セックス。ザーメンの中に2人の体が溶けて一つになるような快感が忘れられない。

そうやってイキまくって射精しながら眠った姉と自分の体をきれいにし、清潔にしたベッドの上で彼女を抱いて眠ったのが昨夜。

そのため睡眠時間は姉の方が取れているはずなのだが。

 

(仕方ないか。私やカルデアを堕とすまで働き詰めだったってご主人様も仰っていたし)

 

指で梳けば流れるように抵抗なく通る髪の感触。楽しみながら頭を撫でると今度はくすぐったそうに身を震わせる仕草も可愛い。

眷属になって以来、ご主人様への愛はもちろんだがソラエルへの愛しさも負けず劣らず胸の中で高まり続けている。

 

(私を見てくれていたお姉ちゃん……私を救ってくれたお姉ちゃん……ご主人様の次に大好き……♥)

 

先の見えない苦しみの世界から解き放ってくれた恩人。

マスターではなく藤丸立香としての私を見てくれた人。

淫紋と因子で刻みつけられた愛情はそれを育て続けてくれた彼女の存在も胸の中に大きな存在となって色づいている。

カルデアも汎人類史も彼女が喜んでくれるなら捧げるとあの日の主への誓いと共に焼き付いているのだ。

しかしそれを素面で本人に言うのは照れ臭いので寝ている時やエッチしている時しか言わない。姉はもっと言って欲しいなーとうるさいが言わない。

 

(……って浸ってる場合じゃないよね。今日も役目はあるし)

 

名残惜しさを噛みしめながら彼女の額に口づけして体をゆする。

 

「お姉ちゃん起きて。今日は地下の視察に行くんでしょ」

「んにゃぁ……あと少し~。まだ早いしー」

「ダメ。ご主人様直属の眷属は模範的なふるまいも必要ってリズエルお姉様も言ってたし」

「ふみゅぅ……もうちょっとお布団から出たくなーい。リっちゃんもさー、ボクの魅惑のボディ堪能できるんだから悪くないじゃん♡」

 

こちらの腰を抱くと頭を胸に擦り付けてくる。彼女に劣らない大きさのおっぱいと乳首に髪が擦れるのもくすぐったくて気持ちいい。

どちらが姉か分からない状態でもう一度髪に指を通す。甘えてくれるのは嬉しいし、ふわっと花畑に降りたような匂いも素敵。一緒にこのまま今日はお休みしたくなりそうだ。

そこでちょっとした悪戯心が頭に浮かぶ。

 

「はぁ……えっと通信魔術は……これね。宛先は……」

 

淫魔に生まれ変わって使えるようになった魔力を行使。

起きないというなら起きたくなるまで苛めてあげよう。

 

「ガヌスギルー。コレクションで一番エグいバイブ貸して。

お姉ちゃんが朝からケツイキで目覚まししたいんだって」

『承知ですぞー!』

『どうせなら私も参加していいかな? 

旦那様に一緒に可愛がってもらいたくてね』

 

ガヌスギルと一緒にメリュジーヌの声。

妖精の3騎士達は全員自分を堕とした相手に主人と同じくらい好意を寄せていて、バーゲストはハイラギルに、バーヴァン・シーはクロソラによく懐いている。メリュジーヌもガヌスギルのアナル調教にハマり、彼を夫と見定めるほど好きらしい。

夫のガヌスギルも小さな体でちんぽをじっくり締め付けるメリュジーヌのロリアナルと淫竜の姿を気に入っており、城でも仲睦まじい姿をよく見る。

あの瘤だらけの指をアナルに入れられる快感は自分もよく分かるが、ここまでゾッコンになるのはすごい入れ込みようだ。

とにかく彼のアナル好きはかなりのもの。いい感じのバイブで思いっきりお目覚めアクメさせてあげよう。

 

「冗談! 冗談だから! 今すぐ起きるってば!!」

 

と思ったのに慌てた様子で起きてしまう。

むぅ、せっかく堂々と楽しむ理由が出来たのに。

 

「なんで起きちゃうの?」

「残念そうにするのおかしくない!?」

「折角目覚ましアクメさせてあげようと思ったのに。

━━お姉ちゃんが起きたからもういいわ。ガヌスギル、メリュジーヌ、ごめんね」

『残念ですなぁ。折角新開発した竜鱗バイブを試して頂こうと思ったのですが……』

『ふふっ。それなら一番乗りはやっぱり私だね。ほら旦那様、いやらしいアナル妻のお尻にその玩具……入れて♡お”っ”……ぁあああああ♡♡♡』

 

あっちで楽しみ始めたので通信切断。出来ないのにムラムラしてもつまんないだけだし。

彼女の言った通り実は時間もまだあるし、何ならバイブでほぐした後にふたなりちんぽでイかせるくらいはしてもよかったのに。

がっかりした気持ちを隠さないでシーツをテキパキたたんでカーテンを開け、朝日を迎え入れていく。

起きてしまった以上は早く今日の用意をしないと。

 

「リっちゃんってアレだよね。常識人だった反動が来てるタイプ」

「そう?」

「自覚ないんだ……」

 

のそのそ起き出した姉に何か言われているけどイマイチ理解できない。

エッチな悪戯をしようとしたのがそんなに驚きなんだろうか。

全身に魔力を巡らせ、胸当てやスカートにロングブーツと前張りのいつもの衣装を身につけていく。角や尻尾もそうだがやはり淫魔としてのこの格好がとても落ち着く。

生まれた時からこの服が自分の一部である感じといえば伝わるだろうか。

 

「服を編み出せるのは眷属になって良かったことの一つよね」

「喜ぶポイントが庶民的ぃー。もっとないカナー。翼が生えて飛べる―! とか、エッチな服可愛いーとか」

 

同じように淫魔装束を召喚して身につけながらふくれっ面をされる。

そういわれても飛ばないといけない場面はほぼないし、エッチな服というより姉と同じ服を着ている方が嬉しいって思うくらい。ご主人様にいやらしい体のラインを余すことなく見てもらえるのはいいことかも。

 

「起きたなら出かけましょ。夜は私達が愛してもらう番だし、しっかり頑張らないと」

「あ、本当だ! ご主人様に頑張ってるアピールしないとだもんね!!」

 

寝起きのほにゃほにゃした様子はどこへやら、すっかりやる気になった姉を連れ立って部屋を出る。

地球がカルローンへ置き替えられてから何度となく繰り返した朝。

中身の無い仲良しを再確認するだけの他愛のない会話をしながら太陽を見つめ返す。

 

(さ、今日も頑張ろう)

 

西暦2019年。

取り戻したかった歴史とは違うけど、私は新しい日常と呼べる生活の中で生きていた。

 

◇

 

淫霊が統べる街

━━帝城地下 地下街連絡通路━━

 

城の地下に作られた姉専用研究室を通り、さらに地下にある通路を姉と進む。

帝城の地下から帝都の地下へ直結する秘密通路。真新しくも薄暗く、騎士もほとんど存在さえ知らない。

頭の後ろで手を組んだ姉は寝ぼけていた顔が嘘のようにウキウキした表情。

 

「スレイブ達はどんな街にしてるかな~。驚きたいからしばらく見に来てないんだよね」

「報告書の通りなら帝都以上の規模に拡大しているはず」

 

ナイオーロ様をマスターとして召喚された何十何百のスレイブサーヴァント達。

英霊ならぬ淫霊と呼ばれる存在となった彼らの役割は地球へ浮上したカルローンの国々と戦うための尖兵。

しかし一先ずは帝国領土である日本全域の統治が急務であり、すぐさま戦場へ送る必要はなかった。そして召喚された彼女らの魔力はモンスターからの供給で賄えるが、帝城だけでは居住空間が足りない。

呼べるだけ呼べと言われて召喚したものの、どうするのだろうと思った私の前でご主人様はすぐ彼女らへ命令を下した。

旧日本人が隠れ住み、時に奴隷調達として使われる地下。そこをスレイブ専用の居住空間にしろと言ったのである。

 

「後はこの門をくぐって~……とうちゃーく!」

「っ……眩しい」

 

眷属と主にだけ開けられる封印を施した扉を抜けて地下へと至る。

通路と同じ薄暗さを想像していたが、扉の先にあったのは太陽かと思うような明るい光を宿した天井だった。

 

「すっごーい! 天井がピカピカ光ってるじゃん」

「魔術か何かね……キャスタークラスが協力してやってるのかしら」

 

目が慣れてくると徐々に内部の空間にも目が届くようになってくる。

実際に自分の目で降りるのは初めてだったが下水道から派生した地下世界とは思えない清潔さと明るさに満ちた空間。

扉を抜けた私たちのいる場所は見張り台みたいな高い位置にあって、下にはたくさんの建造物が所狭しと並んでいる。ただ造形はかなり滅茶苦茶で西洋風なものもあれば純和風なものもあり、新しさを感じる鉄を用いた建物もあれば古風な木造建築もある。

恐らくはサーヴァント達が自分の住処として馴染みある建物を好き勝手作っていった結果、時代も世界観もごっちゃになっているのだと思われた。

 

(まぁ好きに使っていいって言ったし。それにスレイブ達が快適に過ごせているなら問題ないしね)

 

元々住んでいた人間達にとってどうかとかは特に気にしない。というか気にならない。家畜以下の生物にわざわざ住み心地なんて聞くわけないし。

それはそうと地下世界は広さもかなりのもので帝都と同程度には奥行きがありそう。進捗管理を任せたダ・ヴィンチからある程度情報は聞いていたが想像以上に発展しているらしい。

 

「どこ行くんだっけ?」

「情報通りだと街の中心に教育機関を作ってるって話。視察予定もそこよ」

「へー。教育……教育って誰にするんだろ」

「そりゃあ……やっぱり子どもじゃないの」

 

◇

 

見渡すような広さの街を歩くのも面倒と空を飛んで街を見下ろしながら進む。

生まれ変わる前にソラエルとのデートで見た帝都の様子とは全く違う光景が広がっていた。

大通りや裏路地はあるのだが露店や屋台は全くない。

人通りは多いものの歩いている人間達は全員首輪が付いていて、中にはスレイブによって首輪に繋がれた鎖を引かれている者もいる。

4人も使って神輿のように担がせているクレオパトラ。

 

「早く歩きなさい。揺らさず、そして乱れずが基本です。この私を乗せているのですから」

 

大柄な男の両肩に腰かけて2本の鎖をそれぞれ握るステンノとエウリュアレ。

 

「ほらほら傾いてはいけないわ。座り心地が悪いと息も止めてしまうわよ」

「ちょっと! 私が傾いてるじゃない! ったくアステリオスがいればこんな愚図に乗らなくていいのに……」

 

目立つのはその2つだが、彼女ら以外も基本的に奴隷とされている人間を気に留めた様子はない。

咎める声をあげる者もいない。それは人間の奴隷扱いが公然と認められていることの証左だった。

 

「にゃふふ~」

「どうしたの?」

「ううん。人を守るための英霊もご主人様の因子には逆らえないんだって思うと楽しくって!」

 

街の様子を見て笑う姉。確かにその通りかもしれない。

共に人類史のこれまでを守るために力を合わせたことのある英雄も、主人の因子を刻まれて洗脳されて操り人形になる……輝かしい経歴を自ら穢していくような彼らを理解すると、その堕落ぶりに秘裂がジュクリと湿る。

 

(ふふっ。みんな、すごく生き生きしてる)

 

私自身も守るべきだった人間が虐げられていてももう何も感じない。彼らを傷つけて仲間達やご主人様が楽しめるなら役立てて幸福じゃないかって思う位。

そんな姉よりに歪んだ思考を自覚する度、自分が作り変えられたことを見せつけられるようで興奮してしまう。

そんな素敵な街の様子を眺めながら進むことしばらく、やや大きめの建物が複数並んで開けた校庭みたいな空間も持つ場所を発見。

外観は神殿とか社のようなどこか神秘的な気配を漂わせていて、他の住居圏とは一線を画した雰囲気。三階建てくらいの大きさに見える。

主要な素材として用いられているのはおそらく石材と木材。古代技術が仕込まれている気配があった。

 

(多分あれね。他にそれっぽい建物も見当たらないし)

 

姉に目線で合図を送って広場に降下すると、建物の中から赤い光を纏う槍を握った金髪の少女が走ってくる。

到着したこちらの下に駆け寄り、目の前でわざわざ息を整えて威厳を取り戻そうと努める姿が可愛い。

 

「ようこそなのだわ!! ソラエル様、リカエル様!」

 

エクスティアを彷彿とさせるハイレグの食い込みに薄いスカートを伴う黒衣と赤い外套。

大胆に露出した太ももやドレスが改造されて見せつけるようになった胸の谷間。

そして子宮に浮かぶのはスレイブサーヴァント共通の淫紋。

ウルクで出会った冥界の女主人、エレシュキガルだった。

 

「やーやーエレちゃん。お出迎えありがとね~」

「お疲れ様エレシュキガル」

「今日は陛下から地下を与えられた私たちの努力、しっかり見ていってほしいわ」

 

誇らしげに胸を張って鼻を高くしているのが可愛い。

あらかじめ送られてきていた資料を取り出して確認。責任者の名前もエレシュキガルになっているし、彼女に案内してもらえばよさそうだ。

すっと顎で促すと、心得たって感じに胸を叩いた彼女の後ろへ続いて歩き出す。

エレシュキガルを先頭に私、その後ろに姉が続く。

 

「ダ・ヴィンチちゃんから詳しい報告来てないけどここって学校であってる?」

「ええ、その通り! ここは地下の子ども達をご主人様と帝国の奴隷に育つよう教育する場所なのよ! 

詳しくは見てもらえばわかると思うの」

 

近くで見るとこの学校はいくつもの魔術や神聖な呪術が施されているのに気づく。領域全体を覆うようにして建物全体に紋が刻まれ、体に宿る主の因子がさざ波に打たれたように目覚めていく。

まさしく結界であり、極めて高度な術が行使される領域となっているようだ。

入り口をくぐると急に近代的な内装に変わり、きれいに舗装されて歩きやすく過ごしやすそうな通路に。窓からは地下の天井にある光が差し込んで開放的な気配を醸し出してこれも住みやすそう。

照明も魔術式のものだが備え付けられているのでとても明るい。これが奴隷を調教する機関とはなかなか信じられない出来だ。

 

(意外ね。工房みたいに閉鎖的な感じだと思ったのに)

 

外観が呪術性を高めていた割に中身が真逆なのは少し驚き。

そのまま誘導されて廊下を進むと、いくつも学校の教室みたいな部屋が並ぶ場所に辿り着いた。

エレシュキガルに手招きされ、近くにあった部屋を窓からこっそりのぞいてみる。

 

『じゃあもう一度みんなで言いましょうね。ありがとうございます、ナイオーロ様って━━さぁ一緒に!』

『『『ありがとうございます、ナイオーロさま!!』』』

『ええ。ええ! とってもよくってよ貴方達! それでこそ生きる価値を持つ命だわ! 

この地に生きる汚れた人間から生まれてしまったあなた達。あなた達は生きていることもナイオーロ様の許しがあるから。だから常に感謝する心を忘れないようになさい!』

『『『はーい、エレナせんせー!!』』』

 

部屋の中にいるのは年端もいかない、小学生低学年くらいの子ども達。凹凸の少ない体を隠すこともなく椅子に座って教壇に立つ少女の言葉を無邪気に繰り返している。

そして彼らにご主人様への感謝の言葉を指導しているのはサーヴァント、エレナ・ブラヴァツキ―。

教え子とほとんど年齢差のない体に扇情的に改造された黒いレオタード衣装と淫紋を身につけ、頭にはトレードマークの丸帽子。

彼女もまたスレイブとして召喚された淫霊の一騎。持ち前のおばあちゃんっぽい子供可愛がりの気質を使い、幼い子供たちの面倒を見ているらしい。

中に声が聞こえないよう小声でエレシュキガルに話しかける。

 

「子ども達は何やってるの?」

「ご主人様への絶対的な忠誠心の刷り込みよ。

このフロアは比較的幼くて自我の確立もまだされていない子ども達が中心なの。自分達がいかに無価値で消費される存在なのかを誘導して自分に言い聞かせるのよ。

部屋全体に仕込んだ魔術が暗示をより深く刻んで、次のフロアへ進む頃には精神にご主人様の存在が根付くわ」

 

すっと彼女が指で示すと奥の方にまだまだ同じような部屋が続いており、他のスレイブ達が同じように子どもの自我に植え付けを行っているのが分かる。

 

「奥にはエウロペ、源頼光……愛情が強いスレイブ達でここは任せてあるわ。子供たちも時間をかけると彼女達への愛情が増して、次第に実の親のことも忘れてしまうの。そうなったら後は私達の言葉を妄信するいい子の出来上がりなのよ。

ここより小さい歳の子はジャック・ザ・リッパーやナーサリーライムの子どもスレイブ達が育てているわ」

「はーなるほどねー。洗脳装置に繋ぐ方が早いけどこういう手もありかぁ」

「お姉ちゃんとしてはどうなの?」

 

ふむふむと急に仕事をする顔で納得しだす姉。

逆に私はまだまだこのやり方がいいのか分からなくて内心少し戸惑い。

 

「いいと思うよ。速度だけなら装置に繋ぐ方がいいけど、このやり方だと奴隷たちの心を残したまま洗脳できるし。

それにスレイブ達もこの状況で自分の欲を満たしてるっぽいしね」

「ソラエル様の言う通りなのだわ。

フロアは志願者で固めてあるから問題も起きないし、何より私達の持つ欲望の発散場としても機能するの。

ここだと……ほら見て頂戴」

 

もう一度部屋の中に視線を移すとエレナが上着を脱ぎ捨て、周りに集まらせた子ども達に自分の乳首を吸わせ始める。少年らの口元にはちゅぱちゅぱとミルクが吸われていく。

 

『うふ……うふふ!! ああんっ♡よくってよ。私の小さなおっぱい、たっぷり吸いなさい♡チューチューって甘い魔力を体に染み込ませるの。

んっあ……ふっう……おっぱい好きなのかしら……そうそう……たくさん吸っていいんだから』

 

隣の部屋では包み込むような優しい声音のエウロペ。

 

『はいはぁい。おばあちゃまのおっぱいは逃げませんよ。お腹が一杯になるまで吸っていいですからね』

 

母を名乗って全ての子どもを庇護しようとする源頼光。

 

『はぁあああ……母の乳房を求めてくれる子どもがこんなにも……ああいけません! 喧嘩などしては。皆で仲良くしゃぶって……んぅぅう♡まだ童とは思えない力強い吸いつき……眷属の皆様にも自慢できることでしょう♡』

 

授乳に感じながら子ども達を可愛がろうとするブーディカ。

 

『あはぁぁぁぁ♡んっ♡おっ♡乳首の奥まで舌でクリクリってほじられ……あんっ♡娘に飲ませてた時はこんなに気持ちよくなかったのに♡いいよ君達、ブーディカさんのことママだと思ってたくさん吸うの。

早く立派な帝国の奴隷になれるようにね。たくさん吸って……ああぅ♡も、もっとおっぱい揉み揉みも♡』

 

気づけば廊下にまで伝わるスレイブ達の授乳による喘ぎ声。子供を偽りの母性で堕落させて自らも快楽を得る……英霊とは思えない堕落した欲望の発散の仕方がたまらなく美しい。

アメリカ、オリュンポス、平安京、ローマ……頼りになる姿を見た彼女達を知っているからこそ、今の彼女達が偽りのない快楽に耽っていると分かる。

 

「スレイブとして召喚されたおかげで皆母乳が出るようになっているのだわ。そして飲ませることで体に淫気が流れこんで脆弱な肉体も強化される。さらには人間の母親より彼女らを慕うように思考も矯正されていくのよ。

みんな幸せでとっても素晴らしい場所に仕上がってると思わない?」

「……アレが本当の彼女達……ふふっ、欲望を隠さなくないのって素敵よね」

「ねー。皆とっても幸せそうじゃん! 好きにやってもらって正解だったかな」

 

姉と顔を近づけて髪を擦り合わせながら笑い合う。

カルデアでは大人しく理性的にふるまっていた彼女達の真の姿。邪悪で淫らに歪んだ笑顔はとても幸せそう。

私も姉もそんな風に作り変えられた彼女らを見るのが嬉しい。ご主人様の偉大さとそんなお方にお仕えできる幸せをより実感できるから。

 

「さぁさ、まだここは始まりなのだわ! 次もちゃんと見てもらわないと!」

 

エレシュキガルに背中を押され、階段を上って次のフロアへ進む。

内装のデザインは変わらないがフロアの中にある空気が少し変化した気がする。やっぱり同じように教室っぽく区切られた部屋がいくつも階段の両側に並んでいた。

 

「ここは?」

「今の子たちがもう少し成長してから送る場所よ。この時代の子ども達と同じように学をつけさせて基礎性能を向上させるのが目的なのだわ。

勿論より深く具体的に帝国に忠誠を誓えるようにする教育もね」

 

教室を覗くと今度は教壇に濃い紫の髪とよりボディラインにぴっちり貼りついた全身タイツを着る女性。指揮棒を片手にペチペチ打ち付け、色っぽく化粧をした顔で熱弁を振るっている。

カルデアにいた頃と変わらず厳しい瞳と明らかに変わった品定めするように薄く緩んだ口元。

 

『よいか? 

お前達の命は一片に至るまで帝国の道具。主人の為に尽くし、捧げることが幸せと骨の髄に刻み込め』

『『はいスカサハ先生!!』』

 

ケルト神話に語られる影の女王スカサハ。カルデアにいた頃は自分もも恐ろしいほどの調教もとい特訓を受けて成長した記憶が懐かしい。

そして隣にもう1人、スカサハより小さいが纏う威厳は劣らない幼女がこちらは拷問器具の鞭を同じように手で具合を確かめる。

 

『よい返事なのじゃ。尊き主に役立つことで貴様らは初めて価値を持つ。媚び諂い、ねだり甘えて主の慈悲を請う姿こそ貴様らのあるべき姿と忘れるでないぞ』

『『はい、ふーやーちゃん!!』』

『誰がふーやーちゃんじゃ愚か者ぉ!!』

 

怒りつつも可笑しそうにククッと喉を鳴らす少女。

大仰な着物を羽織りにして威厳を持たせる一方、胸をぐるっと一周する紐と股間は垂れ幕だけと踊り子のように露出の高い服。そしてやはり子宮には主へ屈服した証である淫紋を宿した幼女。

こことは違う地下世界で出会った古代中国の女帝、武則天。

可愛い少女と虐殺皇帝の二面性を持った彼女もここでは皇帝の奴隷として、己の意思で従う奴隷に過ぎない。

スカサハと武則天の組み合わせで分かった。下層が母親として導く係ならここは指導者として導く係なのだろう。やや言葉に厳しさはあるが椅子に座る子ども達は尊敬と憧れの瞳で彼女らを見つめている。

年齢は小学校高学年から中学生くらいまで。男女入り混じって男と女に目覚め始めた体つきは私も少しそそられる。

 

『武則天(此奴)の言う通り、お前達は所詮ただの肉バイブと肉オナホに過ぎん。

男は少しでもちんぽを大きくせい。女はオスの視線を浴びる喜びを受け入れ、そして体を育てよ。

……ちゅっ……れろ、れろろぉ……想像してみるがいい。この棒が肉棒であれば……そしてそれを舐め、舐められてどう思うかをな』

 

指揮棒の端を軽く噛み、ムチムチな太ももを擦り合わせながら舐めて子供に流し目を送る仕草が様になっている。スーツでも着せたら引く手数多なエロ女教師になりそう。

淫魔に覚醒した私でも犯したくなる熟した体。子供たちもズボンの股間を膨らませたり、あるいは自分の指を彼女の指揮棒に見立てて口や股に擦りつけたり。

隣では武則天も股間の垂れ幕へ涎で濡らした鞭の持ち手を擦り付け、隠れたワレメの形をくっきり子どもたちに見せつけるアピール。紐もずらして薄い膨らみとそこに咲くピンク色の蕾を指ではじいて子ども達の視線を引っ張っている。

教えながら欲情させ、子ども達の思想をより歪めているみたいだった。

 

『ふむ授業中だが、少し体も動かそう。そこの……うん、右から2列目のお前だ。特に濃くて臭いオスの性臭を漂わせているな』

『妾も同感なのじゃ。まだまだ青い、新芽の如き匂いをさせておるぞ』

『す、すいません……』

『何を謝る。私に欲情したのだろう? 

下着から溢れる臭いをさせるような逸材、しっかり育ててやらんとな。

ほれ前へ来い。お前達も輪になって囲え』

『くふふ! 実地授業というやつじゃな』

 

前に呼び出した少年のズボンを慣れた手つきで脱がさせると肉棒が元気よく飛び出す。皮はずる剥けで亀頭も張っており、触られる前から上向きに勃起済み。私でも褒めてあげたくなるいい形をした肉棒。

そんな子供のペニスにスカサハは肉食動物っぽく舌なめずりし、股間の前に跪きながら臭いを嗅ぐと満足気な口元で深く笑う。隣に羽織りを脱いだ武則天もちんぽを挟み込むように座る。

 

『待ちきれんといった様子だな。私に褒められて固くするとは将来有望なことだ』

『うむうむ! ご主人様には遠く及ばんがザコ奴隷共より数段マシなのじゃ』

『では……』

『試食、させてもらおうかの♡』

 

両側から挟んだ少年の肉棒へ口づけ。

スカサハがたわわな巨乳を彼の肉竿に押し付けてむにゅむにゅ触感に訴えかける。武則天は亀頭を舌で一舐めし、続けてネコがミルクを舐めるような舌遣いで亀頭だけを丹念に何度も舐め回していく。

 

『れろ……れるりゅ……ちゅろろ……くふふ! 亀頭の苦さ、初物の醍醐味じゃな』

『んっ……いい熱さだ……火傷しそうに熱いぞ、貴様のちんぽ。どうだ私の胸は? 

ハリも柔らかさもたまらんだろう』

『あぁ……は、はい……先生の舌も……おっぱいも……すごく気持ちよくて……!』

 

子ども相手にも容赦のない攻め。

武則天の顔は拷問をするよう嗜虐的な笑みでスカサハも鍛錬を行う時の強気な笑いを浮かべている。違いはどちらもかつては見せない発情と興奮の宿るいやらしさが見え隠れしていること。

小さく俊敏に蠢く舌も、肉棒が埋まってしまいそうな胸も少年にはとてつもない快感だろう。遠くから見ていても腰はガクガク震え、顔はトマトみたいに真っ赤。周りの少年少女も2体の淫霊が発する気配に当てられ、股間をぼうっとした顔で弄り出している。

 

『ああ先生……先生ぇ……』

『ん、どうした?』

 

舐め始めたばかりだが肉棒を弄ばれる彼はすでに限界といった顔。辛そうに表情を歪める少年の頭は射精のことで一杯に違いない。

胸の圧迫を押し返すほど強い勃起。2人のフェラとパイズリに攻められたペニスはぶるぶる震えて胸の中で跳ねそう。

そんな彼の醜態に武則天がにたぁと笑って頬に手を添えた。

 

『ほれほれ射精したいか? 射精したかろう? 

しょうがないの━━だ・め・じゃ♡』

『あっ……あぁあああ!!!?』

 

どこからか取り出したリボンでペニスを縛り上げる。せりあがってきていたらしい汚汁はせき止められ、武則天が突き出した舌先にぴゅるっと僅かな白濁と先走りの混ざった液を飛ばす。

 

『んちゅっ……ちゅぷ……ちゅろろろ……射精が近づいた時の先走りの味もまた格別よ』

『あが……あぎぃいい……せ、せんせぇ……紐を……射精を……』

『くくっ、簡単に壊れるなよ。いちいち正気を取り戻させるのも面倒だからな。

まぁ壊れても設備なり、怪人なりに使えるから構わんが』

 

少年の苦しみもどこ吹く風と、今度はスカサハも胸でペニスを扱きながら亀頭を舐め始める。

 

『んっ……れぇろ……れろれろ……ちゅっぱ……ふふっ、射精欲に支配されたオスの味。主人の数万分の一程度だが……飢えた肉欲が満たされるようだ。んぶっ……じゅるりゅ……じゅぞぞぞぞ!!』

『あー! 咥えるでないわ!! 妾が舐められんではないか!』

 

欲望に完全に火が点いたのか、子供ペニスをスカサハがぐっぽりと咥えこんでしゃぶり始める。隣では武則天が不満を訴え、少年は射精できない地獄の快楽に打ち震えている。

 

「ふぇ~、いい顔してるしさせるね」

「そうね。ご主人様の影響を受けたサーヴァントがここまで乱れるなんて」

「これもご主人様のお力なのだわ。私も含めて皆が自分の幸せを満たせる……最高の環境ね!」

「エレちゃんも楽しめてるの?」

「とってもやりがいを感じているわ! 今まで誰にも褒められなかったのにここでは育てるだけご主人様が褒めて下さるもの! 

最初は人間を道具にするなんてと思ったけど……よく考えればご主人様のお役に立てるのだから喜ぶべきだもの! おかしなことで悩んでいたって反省したわ」

(……ウルクでもずっと冥界の管理をしてたものね。場所は変わっても地下で人間共を管理するのが性に合ってたみたい)

 

主への忠誠と仕える喜びを嬉々として語るエレシュキガル。なんだか子犬っぽいキラキラした表情が可愛い。

そこまで見ていると教室の中で熱がいよいよ最高潮。

顔色が赤を越えて蒼白になった少年が恍惚の笑みを浮かべながら泡を吹きそうなくらい震えている。周りの子たちもズチュズチュと夢中で自分の肉棒や蜜壺をかき回し、気持ちよくなることしかもう頭になさそう。

まるで発情した猿みたいな子ども達。

つまらない常識や倫理から解き放たれて目の前のオスとメスの濡れ場に昂る姿、とても愚かしくて愛おしくてそそられる。

 

(ああ……可愛い♡)

「にゃふふ。リっちゃんもいい顔してるね」

「そう? お姉ちゃんだってきっと同じ顔してるわ」

「かもねん」

 

そして攻め手である2人も自分たちを囲む子供の爆発寸前の欲望に満足そうに笑う。

 

『のう、他の童共ももう我慢できんようじゃ』

『そのようだな。後10分はこのまま扱いてやろうと思ったが……射精させてやるとしよう。

じゅずりゅるるる!! ぶっちゅ! むっちゅぅうううう!!』

『妾も乳首を虐めてやろう。ほれ、どこまでも気持ちよくなってイってしまえ。れろ……れれう……ちゅぶ……ぶじゅるるるう!!!』

『あ”ぁ”!!! お”っ”! せ、んせぇっ!! ちんぽ……胸も!! ヌルヌルの舌が全部ぺろぺろ……射精させて!! 射精させてくださぃいいいい!!!』

 

もうイきたくてイきたくてたまらないはず。それでも縛られている限り絶対に射精できない。ちんぽが爆発しそうな快感と恐怖の渦に呑まれる少年の絶叫は私のまんこまで濡らしそう。

その懇願の叫びに2人は視線を一瞬合わせ、意地悪く笑ってから攻めを止める。

口元を吊り上げた、まさに淫魔と悪魔の混ざった笑いが少年の耳に近づく。

きっと小声で囁いた2人が何を言ったか、廊下で見ていても分かった。

 

『『イけ。みっともなく射精しろ、メスにおねだりするマゾオスめ♡』』

 

囁きと同時にスカサハは鈴口に指を差し込み、武則天は少年の両乳首をぎゅうぅぅっと抓り上げる。

痛そうなその技も少年には快感でしかないと、彼の浮かべた表情が物語っていた。

そして遅れて全身を震わせ、ビクビクと少しずつ高まる体の震えが股間へと降りていく。

 

『ほうれ射精せ! 射精すのじゃ! 貴様のちんぽからオスの汁をドバドバ吐き出すがいい!!』

『私の胸、お前の欲望で真っ白に染めてみたいだろう。愚かな大人共では触れることもできないこの乳まんこにびゅくびゅくお漏らししてしまえ』

『あ”っ━━射精る……射精る……射精ぅううううう!!!』

 

紐が2人の唇で解かれた瞬間、凄まじい量の精液が少年の肉棒から迸った。ドボォッて爆発音さえ聞こえてきそう。バケツをひっくり返したような、それこそ少年の体液全てが精液に変わったんじゃないかと思える膨大な量のザーメン。

白目を剥いて噴出させる少年の精液を2人はペットの躾が行き届いているのを喜ぶような笑みで受け止める。

噴き出した直撃が武則天の幼い笑顔を汚し、たっぷり汚れた後にスカサハが先端を再び咥えて吸い出し始める。

 

『ジュボッ! ジュボボォッ!! ジュズゾゾゾォ!!!』

 

流石英雄。出来損ないの娼婦ならたちまち口から溢れさせる量のザーメンも難なく飲み干し、口を好色に歪める余裕さえある。胸をより肉棒へ押し付けて射精させ続け、空いた手はタマタマを揉みこんで中身を搾り出させようとワキワキ蠢く。

 

『お”ぉ”ッ!! あ”ぎっ! 射精てる!! せーしが……先生の口に食べられてるぅううう!!! 身体……とけちゃうよぉおおお!!』

 

たっぷりたっぷり搾り取り、子どもが苦しもうとちんぽに密着した吸引は止まらない。スカサハも女王の威厳なんてかなぐり捨て、喉奥までぐぽぐぽと咥えながら頬をちんぽに密着させた下品なフェラ顔で吸い続けた。

武則天も白濁に塗れた顔で少年の乳首を弾いて射精中の彼を今度はイかせ続ける。

 

『くふふ、ほぅれ。乳首をピーン、ピーンと♡』

『あ”ぁ”!! やべでっ”!! やべへぇっ!! ちんぽ! おっぱい!! バカになるぅ!! ふぎぃいい!!!』

『まるでケダモノの遠吠えじゃな♡よいぞ。けだものに匹敵する欲望を宿してこそ優れた肉奴隷。怪人や帝国民の為に捧げよ』

 

やがて何分つづいたか分からない射精が止まり、子どもが幸せに蕩けた顔でばたりと倒れる。

たっぷり精を吸い搾ったスカサハと攻め立て続けた武則天がともにツヤツヤした顔を見合わせ、少しずつ顔を近づけて唇を重ねた。

スカサハの口に溜まった汚汁を酒みたいに舌で相手の口に流しこみ、武則天もそれを迎え入れてかき混ぜる。たくさんの水気を含んだ淫音が教室に染み渡り、観客の子ども達も待ちきれないと頬を上気させる。

 

『んじゅる……じゅぞぉ……べろろぉ……どうだこの童の精は』

『じゅぶ……ぐっぷ……れっろ……くふふ、まぁ及第点というところかの。

━━ほれ次は貴様らの番よ。とっとと粗末なモノを扱かんか』

 

倒れた子どもに何か魔術を施すとそれっきり2人は興味を残りの子どもに移し、また新しい精と蜜壺を貪り始める。スカサハは宝具の槍を少女に渡し、待っている間はそれを股に擦りつけろとなんでもなさそうに指示。武則天も刑吏を召喚して子どもを三角木馬に乗せたり、触手まみれのブラシで男女問わず乳首を弄らせたりといよいよヒートアップしていく。

流石にキリがないので顔を窓から離す。

 

「……すごいことしてるけど壊れないの?」

「サーヴァントの母乳で先に強化されてるから平気。壊れた所で魔術を使えばどうとでもなるし、最悪怪人にしてしまえばいいもの」

「ふーん……ここで教育は終わり?」

「もう少し成長させて17歳くらいになったら奴隷として出荷するの。しっかりセックス奉仕が出来るようになれば一人前なのだわ。

だから教育はここまでなのだけど━━」

 

エレシュキガルが言葉を区切る。

そこで気づく。子ども達に施す教育がここまでとしても大きさが合わない。外から見た建物の大きさからすると3階建て。

後一階分、上に部屋が残っている扱い。

上を見てから再度エレシュキガルに目を向けると、よくぞ気づいてくれたと胸を叩いた。

 

「とっておきがこの上の階よ! 淫魔(私達)向きの場所を作ってあるのだわ」

「私たち向き?」

「ボクらが好きそうな所ねー。楽しそうじゃん♪」

 

◇

 

導かれるままに階段を上がると明らかに下層とは雰囲気が変わる。

どこか明るく子どもへの教育という建前があった空間だったのがずっと重圧を感じるものに。

窓は塞がれ、明かりは蝋燭の様に頼りない仕様に変化。当然明かりも一気に少なくなって、階段を上り切ったフロアはお化け屋敷かと言いたくなるような暗がりの空間だった。

持っていた槍の先に光を灯したエレシュキガルがフードを被り、なんだか楽しそうな顔でさらに昏い部屋の奥へ歩き出す。

 

「ここは今まで言った通り、皆を優秀な性奴隷に仕上げるために作られているの。でもたまに反抗期っていうのかしら……脱走しようとしたり、スレイブの調教を拒もうとしたりする悪い子がいるのだわ。

どうしても命令を拒みたがる子が何人かいて……」

「あー反抗期ねー。分かる分かる。ボクもした気がするもん。リっちゃんは?」

「よく覚えてないわ。ご主人様にお仕えする前の記憶だもの」

「なるほどね~。

……昔話しにくくなっちゃうのは欠点かな」

 

何かお姉ちゃんが小さな声で喋ったが、聞く前に通過した教室の中から男の擦り切れるような絶叫が聞こえた。苦痛と快楽の境界を行ったり来たりしている、スカサハ達に攻められた少年よりさらに余裕がなくなった声だった。

しかも子どもではなくて大人の男の声。

なんで学校擬きにって疑問が浮かぶとすぐエレシュキガルが思い出した様子で手を叩いた。

 

「そうそう。れじすたんすとかいう不届き者達の処理場も兼ねてるの」

「レジスタンス? 

そんなのいたんだここ」

「あ」

 

九州や鹿児島で抵抗していた防衛軍の事は知っているが帝都にいるとは初耳。というか地下に逃げ隠れして生きるので精一杯な連中だけだと思ってたのに。

しかし姉を見るとしまったって口をぽかんと開けて固まる。

 

「どうしたの?」

「いやぁ、すっかり忘れてたなーって。そうだそうだ、レジスタンスいたんだった」

 

角をポリポリ掻いてバツが悪そうな表情。地下とはいえご主人様に仇名す連中を忘れていたのを恥じているの? 

そんなこと気にするタイプでもなさそうなのに。

 

「いやリっちゃん達と遊ぶのが楽しくてつい忘れてたなーって」

「へぇ、でも別にいいんじゃないの。陛下に逆らう愚図共もスレイブ達の役に立ってるみたいだし」

「いやそういうことじゃないんだ」

「じゃあ何なの?」

「自分が作ったレジスタンスを忘れるなんてうっかりしてるよねって話」

「……は?」

 

この姉、何て言った? 

にゃはは~といつもの調子で頭を搔きながら申し訳なさそうに笑っても流石に誤魔化せるないようじゃない。まさかご主人様に逆らうつもりはないだろうけど何考えてるんだか。

 

「いや違うんだってー」

「何が違うのよ」

「んっとね……」

 

やたらいいわけがましい話をまとめると内容はこう。

帝都の地下に逃げ込んだ連中をまとめて狩るには指導者と兵力が必要だった。

しかし当時はほぼ全ての兵士とアズエル姉さんが最前線へ行っていた。さらに騎士団とリズエル姉さんは難民の流れ込んだ帝都治安維持で手一杯。ご主人様とルクスリア様も周りにいた旧帝国の文官共(私とマシュが玉座に乗り込んだ時逃げ出して粛清された連中)が勝手をしないよう見張る必要があって地下には行けない。ユリエル姉さんはジェリシギルさんと一緒に空想樹レプリカ及び各地の設備管理に奔走。お姉ちゃんも当然機動力を買われて各地の連絡役と必要なら前線の一騎として活躍。

じゃあ放っておけばいいかと思いそうだがそうなると何をやるか分かったものじゃない。

そこで先んじて帝国に反抗を示すレジスタンスの結成を主導。謎の指導者として地下の不穏分子が集まるよう仕向けたそう。余裕がない彼らには武器や食料を定期的に供給するだけでメリットある存在として祭り上げられた。

そうやってある程度の規模になるとご主人様の暗殺というヒロイズムをくすぐる餌で誘い、のこのこやってきた所を騎士に襲わせて実戦訓練の糧にしていた。

壊滅すれば地下に帝国へ逆らった連中は皆殺しにされたと噂を撒き、従っていれば奴隷や道具にされても殺されることはないって奴隷根性を残りの積極的に逆らわない人間に植え付けて地下の意識を誘導していた……って理由だそう。

私達がやってくる直前には帝都の治安も安定し、奴隷商が降りられるようになってほぼ役目はなくなっていたみたい。そして私たち相手に日本全体を通して戦う内に楽しくなって、古い玩具のことは頭から抜けちゃったって時々申し訳なさそうにしながら語った。

 

「……お姉ちゃんはやっぱりすごいね」

 

抱いた感想はシンプルにその一言だった。私達相手にいつものほほんと笑いながら戦う姿もすごかったけど裏でこんな策謀を巡らしていたなんて。

それでいて全然誇るでもなく忘れてた~と語る器が凄い。正直に感嘆の息を漏らしてもやっぱり大したことじゃなさそうに首をかしげるだけ。

 

「ふぇ? そうかなぁ。大体ノリと勢いでやってるだけだよ」

「私はまだお姉ちゃんみたいにできないから」

「誰だって最初はそんなのだってば~。それよりこの階がボクら好みって話はどうなったのさ!」

「ふふ! それではどうぞなのだわ!!」

 

気を利かせて黙っていたエレシュキガルが部屋の扉を開ける。

奥は廊下と同じで真っ暗闇に蝋燭のような小さい灯りが壁につけられているだけ。机や椅子と言った学習用具は一切なくて、マットみたいな柔らかい床が一面に広がっている。

 

「みんなここがお気に入りよ。躾が出来てない子も陛下に逆らった愚か者も不要だもの。ただ欲望のままに犯して犯して搾り取ってしまうのだわ」

 

床の上には無数の男が転がる。年齢は老人だったり、大学生くらいだったり、あるいは小学生くらいだったり。裸に剥かれてぐったりした彼らが床を埋めそうな数も転がって、彼らの上に年齢や姿が様々な女性が跨って精を貪っていた。

 

「こらー! クロ!そのちんぽは私のだって言ったでしょー! ほらおじさん早く出して!」

「なによ。イリヤが早く搾らないのが悪いんじゃない。おじさんも私みたいな褐色ロリまんこに吐き出して死にたいでしょ?」

「クロ、だめ。その人は私も目をつけてた。んじゅる……じゅぶぅ……じゅぶぶぅ!!」

「いやいやいや! 美遊両手に握ってるよね!? まだ欲しいの!?」

 

クロエ、イリヤ、美遊の魔法少女組はそれぞれ秘裂に肉棒を咥えて運動するみたいな軽さで腰を打ち付ける。しかもセックスしている最中でも互いに次の獲物の取り合いをし、指も口もちんぽ汁に汚れていないと許せない雰囲気。

カルデアでの仲良しさは残ったまま無邪気にちんぽ狂いへ堕ちたみたい。

 

「もう……射精ない……許して……」

「打ち尽くしたか……つまらん。魔獣(我が子)なら何度果ててもすぐ固くするというのに。

もういい……絶命の嘆きで楽しませろ」

「ぎぇ……あ”ぁ”……」

 

万力のように黄金の鱗に覆われた蛇の尻尾で男の全身を締め付け、痛みの悲鳴と血を啜るのはゴルゴーン。ソアラのように髪から変化した蛇も男へ食らいつき、捕食対象として体液を全て啜り上げている。

 

「ゆかい。ゆかいだ。余の体を穢す男の精……斯様に美味なる酒があろうとは……種壺で一滴残らず喰らわずにはおれぬ」

 

啜るというと伊吹童子も同じ。跨った男が子供に見える体格差で腰を落とし、地獄を覗いたような男の悲鳴も愉悦と笑ってピストンを続ける。犯す……というよりもはや捕食だ。

 

「ははっ!! いいねえお前さんのその顔! 快楽と苦痛の混じった顔、筆が疼いてたまんねえってもんサ! 

締めてやるから魔羅から子種出せっ!! 

━━っくはぁ!! キタァっ!! こってりした男の性汁、おれにたぁっぷりっ!! ますます筆が走りやがらぁ!!」

 

こちらは男を犯しながら筆を走らせて絵を描き続ける葛飾北斎。触手で男の尻穴を弄り、精嚢から精液を根こそぎ搾り出し、肉の薄いそのお腹がぽっこり膨らむほどの量を受け止めて満足そう。かと思うと筆をザーメン塗れのまんこへ突っ込み、描き上げた墨の肉棒に精液で彩色を始める。絵師としての欲望も歪んだ形で残っているらしい。

 

「はむ……んむっ……飴とは違うがこのちんぽとやらも悪くは……むっ!」

「あら旦那はん……ってもう男やなかったね、お嬢はん」

「茨木に酒吞」

 

スレイブ化して色んな変化した人がいるなと思いながら見回っていると、一人の子どもを襲う2人に遭遇。子供は小学校高学年くらい。

下の階や部屋のスレイブ同様、彼女らの服も丈が短くなって淫らな露出多めの服に変わっている……ただ茨木はともかく酒吞童子は元からほとんど隠れてないせいで外見に変化が少ない。

大きな着物を羽織っている以外、首からかけた輪より繋がる装飾品で胸と股間だけ隠した服装。

 

(私よくカルデアでこの子襲わなかったな)

 

手を出さなかった自分が信じられない。欲望を受け入れられる今なら彼女の格好が男をそそらせるか分かる。

多分だしてたらこちらの体も食べられてただろうけど。

そんな欲望混じりの視線をどう感じたのか。既に子供の隣に寝転がってベロベロと肉棒を舐め回す茨木と反対側に酒吞童子も寝そべって舌を這わせだす。

 

「れろ……れぇろ……ちゅっぱ……人間なんて頭齧って腕を捥いで……たまにおもろい子がおる生き物に思てたんやけどねぇ。ちんぽが射精す白い酒……今のうちらにはえらい美酒に感じるんよ」

「酒吞の言う通りだ! ちんぽも甘くて辛くて……んちゅぅ、ちゅぱ、れろお……ふふ! 舐める舌が止まらぬ! 此度の召喚、とても恵まれたものだぞ!」

 

当然2人の子宮にも淫紋が浮かぶ。

食料としか見なさず、性欲とは無縁だったはずの茨木まで子どもが勃起させた肉棒に夢中。

 

「血も骨も生きてた頃より温こう感じるんよ。……なによりまぐわうのが良うてなぁ。上の口(こっち)で食べるのもええけど魔羅を女陰(ほと)で食べてまうと……処女(おぼこ)みたいになったみたいやわ」

「む、酒吞が入れるのか?」

「坊(ぼん)もそろそろイきたいもんねぇ。うちの中で気持ちのええお汁、たくさん射精そうなぁ」

「う……え……やめ……怖いよぅ……」

 

思わずぐずり始める子ども。生憎だけどここに君を助ける気のある人はいないんだよね。

ただ逆に気分が乗ったらしいのが茨木。いつもの悪役っぽい大口を開けた笑顔で笑いだす。

 

「かかっ!!! なんだお前! 連れて来られた時は吾と酒吞も怖くないと言ったくせに!!」

「うふふ、だぁめ。やめたらへん。悪いことしたら仕置きされるの、坊も知っとるやろ?」

「興が乗ったぞ酒吞! 吾もこの小僧を犯してやる!」

 

言うや否や茨木が着物をはだけ、無毛のワレメを露出させると少年の顔へと跨る。

 

「んぶっ!?」

「ふぉぅ……♡く、くく!! お前の顔、中々いい所にあたるではないか!! ほれ舌を突き出せ! 吾の秘裂、犬の如く舐めるのだ!」

 

じゅぷじゅぷと水音を滴らせながら顔の上で繰り返されるグラインド。最高の玩具を見つけたとはしゃぐ姿はまるで子供みたい。

 

「くすくす、茨木だけ見てたらあかんよ。うちも妬いてしまうわぁ。ほぅら」

「あっ……うぁああああ!!! きつ……ちんちん、おまんこに食べられてっ!!」

 

酒吞も止まらない。舌なめずりしながらワレメを拡げ、少年のまだ幼い肉棒を小さな体へと飲みこむ。ぐぽぽぉと音まで立てて入り込む男の象徴。幼くても確かに硬さを宿した肉の塊は鬼の引き締まった蜜壺がねじり切りそうなほどの強さで締め付ける。

 

「ああええわぁ。坊の魔羅、生きてるって熱さ……自分が雌やて思い出させてくれるわ」

「あ、あぐっ!!」

 

感動したように恍惚の表情で腰を動かし続ける酒吞だが少年はそうはいかない様子。

強すぎる締め付けがなせる技なのか、酒吞が腰を浮かせると彼の腰も持ち上げられ、逆に落とせば床とに目一杯ぶつけられる。

 

「酒吞……んっ、ちゅっ」

「茨木も乗ってきたみたいやねぇ。ほら口貸しぃ……れろ、ぷちゅ、んれる」

 

子どもはもはや快楽道具としか鬼の彼女らには映っていない。

互いの顔へ手を当て、その小さな唇を重ねて唾液を混ぜ合わせる。

性交どころか搾取とも呼べそうな交わりに姉が感嘆の声を漏らす。

 

「うひゃぁ……すっごいね鬼の子たち。男の子舌付きバイブみたいに使っちゃってる」

「お仕置きだからアレくらい派手にやっても許されるの。死なない程度に精液を搾ったら記憶を消して下の階に戻すの。大体言うこと聞かないだけだから、一度お仕置きを体に覚えさせればいい子になってくれるから」

「陛下に逆らったバカ共は?」

「勿論搾り尽くして終わりなのだわ。スレイブに気に入られれば専用ちんぽとして飼ってもらえるかもしれないけど」

 

お仕置きとか処理場といっていたが、結局ここはスレイブにとってのヤリ部屋ってことだ。

その証拠に周りを見ても。

 

「くふふ」

「あはは!」

「きひひひ!!!」

 

相手のことを考えて犯してる女は1人━━いや一匹もいない。全員自分の欲望をぶつけてただ発散させることに囚われた淫魔の下僕。

もちろん、そこに馴染んで何も思わない私も同類。

 

(仕方ないわよね。ちんぽの良さを知ったらメスは動物になっちゃうもの♥)

 

改めて自分の魔性としての意識を自覚していると、酒吞達もいよいよ終わりが近づいてきたらしい。

打ち付け、擦り付ける両者の腰が際限なく加速していく。

 

「うふふ、震えとるねぇ」

「かかっ!! もっと舐めよ! お前の価値は吾の股に奉仕する以外ないのだ!」

 

少年に言葉は向けるものの2人の目線はお互いのことしか見えてない。ただ快感を与える装置として使うことしか考えていない思考がとても可愛いものに映る。

時折2人が少年の体についた爪が皮膚を破り、小さな血玉をぷちゅッと傷を刻む。

その刺激も気持ちいいのだろう。

彼は爪が突き立てられるほどに体をくねらせ、2つの淫魔鬼の蜜壺に舌と肉棒を強く深く突きこみ続ける。

 

「あ……うあぁ……射精、射精るぅぅぅうううう!!!」

 

やがて悲鳴のような声と一緒に体が一段強く跳ね、少年の腰と首が持ち上がった。

同時に見ているこちらにも聞こえるほど大量の白濁が肉棒から流れ出した。酒吞のお腹を妊婦みたいに膨らませ、さしもの彼女も快楽に顔を歪ませる。

 

「くっ……ふふふ!!! 子種をびゅうびゅうって牛の乳みたいに噴き出す男の顔、何度見てもたまらんわぁ♡

死にたない、死にたないって震えて可愛ええこと♡」

 

茨木も深く入り込んだ舌の与える快感にはいいものがあった様子。

背中を思いっきりのけぞらせ、細い太ももで彼の顔をぎゅっと挟んで鼻までワレメに密着させた。

 

「ふぉぉおお!! くかか!! 舌がいいところ……クリトリス(豆)も……ぺろぺろとっ!! ううっ酒吞! 吾もっ!」

「ふふっ。うちもイってまうわぁ」

 

両者の体が小さく痙攣。軽くだが絶頂したみたいだった。

2人の爪が少年の体へ深く突き刺さり、赤く染まった指がマニキュアみたいに綺麗に彩る。

そのままごぽっごぽって搾られ続ける少年の事は放置し、血染めの指で互いの体を再びまさぐりだすくらい。

 

「酒吞童子、その子は矯正までだから殺されては困るのだわ」

「そないに目くじら立てんでもええやないの。ちゃんと息しとるんやから」

 

エレシュキガルが思わずって感じで苦言を漏らす。酒吞の言う通り生きてはいるっぽい。

てっきり搾り殺しても事故で済ませると思ったらその辺りはきっちり決まっている様子。

まったくもうっと言って肩を怒らせる彼女もまた生き生き仕事できてるんだなってなんだか感慨深い。

 

「……とまぁこんな風にこの施設は動いてるのだわ」

「いやー面白いね! 重要な所全部任せたおかげで驚いちゃった。何よりみんな楽しそうにしてるのがいいよね!」

「奴隷の教育機関と矯正施設としてはちゃんと動いてそうだし、陛下にもエレシュキガルが頑張ってたって報告しておくね」

「よろしくお願いするのだわ!」

 

視察としては後に各種設備やスレイブの意見も聞けば終わり。

私も見ていてちょっとムラッと来てるのはあるけどそれは後で発散すればいい。

しかしエレシュキガルに聞こうとすると急に腕を引っ張られた。

 

「さ、お仕事終わり! ご飯食べにいこうよ! もうお腹すいちゃった~」

「お姉ちゃん、歩き回って調教見てただけでしょ。まだ仕事あるし」

 

そもそも私が仕事に慣れるようにお姉ちゃんについていくって話で来てたというのに。

思わず呆れ半分可愛い半分で何か言おうと思ったのだが、

 

「リっちゃんは気ままでエッチなお姉ちゃんは嫌いなのカナ?」

「……ここでそういう質問はズルいと思う」

 

全部含めて好きだって分かってるくせに。

まぁ設備は資料があるし、スレイブの意見はどうせ満足してるに決まってるからいらないと言えばいらない。何より姉とランチに行く時間の方が大事といえば大事だ。

 

(急ぎでもないし、後でまた見に来れば問題ないか)

 

なんだかんだ私もお姉ちゃんには甘々だなと自覚しつつ、エレシュキガルの教育施設を後にしたのだった。

 

◇

 

昼食と再会

━━帝都地下街 歓楽街方面━━

 

「はー、お腹減った~」

「また言ってるし……地下でも食事ってとれるのかな。後ほら、人間態にしとかないと」

「おっとと。ボクら有名人だもんねー」

 

姉は最後にデートした時の姿、私も髪や瞳を落ち着いた色に変え、姉に選んでもらったネクタイフロントのトップスにハーフパンツとエロカッコイイ感じの衣装を着た人間に擬態。

空を飛んでいればあまり気にされないけど、私も姉も四天王や巫女として帝国で知らない人はいない。囲まれるのも姉はともかく私はそこまで好きじゃないから隠さないと。

 

(それにしても食事が取れる所なんてあるのかしら)

 

スレイブは食事が不要だし、奴隷の人間共用に食事場所が作られているかは怪しい。

今歩いている地下の大通りは地上と同じく人通りがあるがお店の数があまり多くない。しかもなんというか非合法っぽくてアダルティな感じの看板の店ばっかり。

特に生き生きした笑顔で店長をデフォルメしたらしいマスコットキャラがアピールしてる店、看板は「キアラ・マッサージ」。マッサージ店はいいとして、入り口横に裸のクリームヒルトとブリュンヒルデが竜種の獣人たちに囲まれてピースしてるポスターが貼ってあるのは一体何なのか。

 

(彼女には生きやすい所なんでしょうけど……)

 

正直悪乗りが過ぎる。

なんだか疲れた私の気持ちを気にした感じもなく、姉はすいすい進んでいく。

 

「実はお昼ごはんのお店は決めてあるんだ~。場所もちゃーんと覚えてるから安心してよね!」

「泥船に乗った気持ちでいろってこと?」

「大船!」

 

バカな言い合いをしつつも姉に手を引かれて地下の街を行く。

変わらずスレイブに従えられた奴隷たちが歩く意外、特に目立った点はない。

最初はそう思っていたがよくよく見ていると奴隷共以外にも帝国の兵士が結構歩いてる。騎士団みたいなのではなくて、獣の頭をしたのとか異形とかがちらほら。

 

(なんだか血生臭い奴らが多いわね)

 

全体的になんだか荒くれ者の雰囲気の兵が多い。ただそういうオーラがあるだけでスレイブに手を出すバカはいないし、私やお姉ちゃんも正装をしてるから遠巻きに見られるだけ。

全員歩いたり立ち話してるだけで、目つきや姿勢が鋭いって話。意外と統率というか、雰囲気に反した秩序が保たれている気配。裏路地に目をやると奴隷じゃない貧民がこちらをギロギロ陰から見てるけど、獣人達は彼らを襲うでもなく普通にしている。

 

「地下は亜人種の方が多いみたいね。何か理由があるのかしら」

「いいんじゃないの~。地下のことは大体スレイブに任せてあるしさー。騎士団がいなくて緩い方が過ごしやすいとかだって」

「またそんな適当なこと言って」

「それよりごはんごはんー! 

あ、アレじゃない!!」

 

何か見つけたらしい。

わいわいしながら示した姉の指先にあったのは一軒の結構大きいレストランっぽい建物。ごく普通の装飾をした外観に窓から見える内装も普通。スレイブや獣人が食事をとっているのが見えるし、食事処で間違いなさそう。

しかも人気店らしく、入り口に次々と亜人やスレイブが入っていく。

 

「ここ?」

「うん、場所はここで合ってる! 他の人もいるし怪しい店じゃないから入ろ?」

「そうね……早く済ませてエレシュキガルの……ところ……に……」

 

途中で言葉が止まる。

だってふと見上げた入り口の上に置かれた看板には「クラブ・カルデア」の文字。見慣れた名前と地下街の退廃した雰囲気に溶け込む暗いデザインの看板が凄くミスマッチ。

 

「なにこれ……ってお姉ちゃん!?」

「すいませーん。2人空いてますかー? 

リっちゃん早く―」

 

色々困惑して止まっている間にも姉は止まらなかった。

勝手に先先進み、扉を開けて店の中へ入っていく始末。古い喫茶店にある入り口を開けるとなるチリリンってベルの音が良く響いた。

 

「はぁ……お姉ちゃんってばいつも勢いで行動しすぎ」

「リっちゃんもベッドの上じゃ勢い任せにボクをエッチするくせにー♡」

「そういう話してない!」

「いらっしゃいませ~!」

「いらっちゃいませ! お食事でちか? それともお遊びでちか?」

 

そのときシャーと車輪が回る音と羽ばたくような音が聞こえてきて、私より小柄な2つの人影が目の前に滑り込んできた。

片方は眷属共通のピンク色の髪と尻尾と翼。大きな黒リボンでひとまとめにした私と似た髪型にフリル付きカチューシャ。服装も白と黒の落ち着いたカラーリングのミニスカートエプロンドレス。靴は革靴っぽいデザインをしたローラースケートシューズ。

黒いストッキングが小さな足もしっかり健康的に引き立たせて綺麗な……メイドさん。

そしてもう一人も燃えるような赤い髪と眷属の特徴こそないが、同じメイドの服装で隣に立つと一礼。

よく知っている2人━━ダ・ヴィンチ・オルタと紅閻魔だった。

 

「……ってリカエルちゃんとソラエル様。こんな地下のお店に来るなんて珍しいね」

「ありゃ。旦那様の眷属様でちたか」

「ダ・ヴィンチちゃんと紅閻魔ちゃん。2人のお店?」

「私じゃないね、女将は紅ちゃんだよ」

「あい。地下(ここ)で店を開く許可、旦那様から頂いているのでち。

ここは帝国の皆様やスレイブにくつろいでもらうためのお店でち」

「レストランでくつろぎ? 

それになんだかカジュアルだよね。服装とか内装も……閻魔亭ってお堅い感じだったのに」

「郷に入っては郷に従えでち。もてなしに必要ならばこのような下女の格好も取り入れるのでちよ。

……あちきには似合ってまちぇんか?」

「ううん。とっても可愛いよ。紅閻魔のそういう服は珍しいなって驚いただけ」

 

2人とも小さい体にメイド服が良く似合う。特に紅閻魔は女将の格好に誇りを持っていたのにメイド服を喜んでいるみたいなのが彼女の変質を見ているようで面白い。

素直に感想を伝えると紅閻魔が特に喜びを隠せない風でスカートの裾を握ってパタパタはためかせた。

今度は入り口から中をきょろきょろしていた姉が口を開く。

 

「やーやー久しぶり。ダ・ヴィンチちゃん、城で研究してなかったっけ? バイト?」

「正解。研究してばかりじゃ刺激が足りなくてね。暇なときは地下レストラン(ここ)でウェイトレスもやってるのさ」

「ああ、ブリテンでやってたっけ。接客が気に入った?」

「ん、それもあるけどね。ここは裏が私達にピッタリなのさ♡」

「裏?」

「ダ・ヴィンチ! お連れした方が早いでち」

「っとそれもそうだね。それじゃお客様こちらにどうぞー」

 

◇

 

裏、という言い回しで想像した隠し扉とか秘密通路の出番は特になかった。

入口を入った所で見える客席は本当に普通のファミレスで老若男女問わず幅広い年齢層が使っている。ただ地下の雰囲気もあるのか子どもを連れているのはほとんどいない。いる子どもは全員首輪で縛られている奴隷の少年少女ばかり。ただ乱暴に扱われたり、床に座らされたりはしておらず、それぞれの主の横でじっと座って控えているのが殆ど。

 

「街中だともっと奴隷に乱暴してるイメージだったのに」

「お店の中だからじゃないかな。いくら躾けでもお店の雰囲気壊していいわけじゃないもん」

「こっちねー。この階段を下りた先が裏だよ」

 

店の奥にあった大きな階段。店に入った客も多くはこちらに行くようで私達の前にも亜人がたくさん階段を下りていく。

明かりは蝋燭や光量を絞った魔術灯で薄暗く、帝城の地下に似た秘密の雰囲気。

少し歩いた先のレストランの地下にあったのはかなり広いパーティールームのような場所。さっき見てきた教室の何倍も広さがあって、中央には部屋の奥からファッションショーのワンウェイみたいに伸びたステージが魔術の灯りで照らされて存在感をこれでもかと主張。ステージを囲うようにしてたくさんのシート席が設けられ、座った亜人の男達が酒や料理をつまんでいる。

そして彼らにたくさんのスレイブが接客しているのだが━━

 

「「「いらっしゃいませー♡♡」」」

「わあぉ……」

 

自分が出したと思えないくらい間抜けな声が出て、姉も同じようにぽかんと口をまん丸に開けた。

スレイブの着る服は黒いエナメル材質の光沢ある肌にぴっちり貼りつくレオタード。ヘソ上辺りから二股に裂けた布地が胸を隠し、腹部へ横向きに走る紐がきっちり垂れてしまわないように縛ってある。

お尻からは白くて丸いふわふわの尻尾が生え、頭の上にも同じようにふわふわの白い長耳が付いたカチューシャ。

首元に蝶ネクタイと手首にカフスをつけて気品も演出。

脚は人によって網タイツだったり黒ストッキングだったり。

つまり胸からヘソまで大胆に開いたバニーガール衣装だった。

 

「……ダ・ヴィンチちゃん、これも紅閻魔ちゃんのアイディア?」

「いやディーラーのアルトリア」

 

納得。彼女は元からバニーガールの格好しているし。

元は気高く英霊の皆が女性の魅力を引き立てる為のバニースーツで接客・奉仕している光景も中々いい。しかも席に置かれたランプで照らされた接客中のスレイブの顔は皆発情したメスそのもの。兎は万年発情期なんていうけど似合いの格好だ。

 

「ふーん、バニーかぁ。リっちゃん、ボクらも着てみない?」

「ご飯食べに来たってこと忘れてる?」

「だってほら、ご飯は逃げないでしょ」

 

この姉、まさかバニーの格好がしたくてこの店に連れてきたんじゃなかろうか。

ジト―ッと見ているとダ・ヴィンチが間に挟まる。

 

「まぁまぁ。ソラエル様の言う通り着てみるのもいいんじゃない。

このお店は接客も基本的にしたい人がするだけだから。断りたかったら断って大丈夫だよ。それに━━」

「おぅいダ・ヴィンチじゃねぇか! こっち抜いてくれよー!」

「あぁっとお楽しみタイム! はいはいただいまー! 

ごめんねリカエルちゃん、ソラエル様。ちょっと待ってて!」

 

近くの席にいた獣人が手を上げるとそれまでのウェイトレスとしての表情が一瞬で消え、代わりにじゅるっと涎を啜るメスの表情に。

スケートで滑りながら駆け寄ると男が無遠慮に出したペニスへいただきますと挨拶して跪き、一気に喉奥まで咥えちゃう。

 

「んじゅぶぶぶぅうううう!!!」

「ふえー。やっぱりダ・ヴィンチちゃんのお口まんこすごいね。ぶっといおちんぽ、慣らし無しで食べるなんて」

「ザーメンが一番好きな飲み物って聞いてるし普通なんじゃないの。ミルクサーバーくらいに思ってるのかも。

……ああ、ここだと仕事しながらザーメンサーバーたくさんだから気に入ってるってことか」

「なるほどねー。ボクも好きだけど彼女には主食みたいなものなのかな。今もすごい熱心だし、とっても美味しそう♡」

 

小さく可愛い口を大胆に突き出して肉棒に密着させたフェラ顔で夢中な様子のダ・ヴィンチちゃん。

完璧なちんぽ中毒者に堕ちた彼女も幸せそう。頬をパンパンにさせて肉棒を飲み込み、ぐぽぐぽと唾液をたっぷり馴染ませた水音がここにも聞こえる。

 

「んじゅぶっ! じゅぶる! むっじゅ! じゅぼぉ! ……ふふっ、いいねこの獣臭いちんぽ。私の喉も孕ませようって言うのかい? 

ナイオーロ君に怒られちゃうなぁ♡♡」

「おおぅ!! くっはは!! 皇帝陛下まで軽く呼びやがって! 大したガキだよお前は! 

それにやっぱすげぇ吸いつきだぜダ・ヴィンチ!! 男の子種狂いメイドがよぉ!!」

「じゅぽぽぉおぉおお!! ……んぐぷぅ……何言ってるんだか。メスは誰だってちんぽ好きのメスなんだよ。認めてるか誤魔化してるかの違いだけだね。

ほらそんなことより早くザー汁! 今日もこってり一番搾り射精してよね。今接客中なんだから」

「おっと悪いな。そりゃ確かに急がねえと失礼だ」

 

男が彼女の頭を掴んだかと思えば乱雑に動かしだす。

オナホでも使うような荒さでパチュパチュ音が立つけどやっぱり彼女の顔は幸せそう。頬がボコッと膨らむのさえ満足そうな顔。

やがてより強く男が腰を打ち付けたかと思うとドビュゥゥって何かの搾り出される音。

 

「んぶぉっ!! ……ぎゅっ……じゅっ……ごっ……っくぅ♡じゃーめん……ごちひょうひゃまぁ……♡」

 

咥えていたダ・ヴィンチの頬が破裂寸前に膨らみ、小さく華奢な体がガクガク震えてしまってる。それでも口から白濁が逆流することはなくて、ごっきゅごっきゅ喉を鳴らしながら嚥下していく音も聞こえる。

教育施設で見た弱い奴隷共より数段上のオスの気配に私も少し息が荒くなっていた

 

「んっ……さすが人間共とは格が違うわ」

「にゃはは。やっぱりオスってのはあれくらいはやってくれないとね。

リっちゃんってば顔真っ赤じゃーん」

「う、うるさい。嗅いじゃったんだから発情もするでしょ!」

 

そんなやり取りをしていると搾精を終えたダ・ヴィンチが口をナプキンで拭きながら戻ってくる。

 

「ふぅ……けぷっ! ごめんごめん、おまちどおさま。

今席まで案内するから」

 

すっかり元の店員の表情に戻った彼女だけど、ザーメンの拭き残しが口の近くについてる。

 

「ダ・ヴィンチちゃん。口、ザーメンついてるよ」

「え、本当!? っとこっち? あれそれともこっちかい?」

「そっちじゃなくて……ほらじっとして」

 

なんとなく小さい子供の世話を焼く気分。

彼女からナプキンを受け取って拭いてあげると少し照れ臭そうに笑った。

それで今度こそ席へ誘導され始めるけど横から熱視線。

 

「むぅ」

「……どうしたのよお姉ちゃん」

 

朝起きて見た中で一番のふくれっ面。可愛いけど何怒ってるんだろ。

 

「ずるい~。ボクもリっちゃんに口拭いてもらいたい!」

「子どもじゃないんだから。ベッドでいくらでもやってあげるわよ」

「絶対だからね! リっちゃんの初めては全部ボクが欲しいんだから!」

「はいはい」

 

中央にあるステージ近くの席へ着席。半円形のシートに丸テーブルとカップルが並んで座りやすい設計の席。多分この店の仕組みからすると奉仕するスレイブが並びやすいようにするためだろう。

テーブルもロックがかかっているけど簡単に動かせるし、何なら近くの席に対面座位でセックス中の獣人とニトクリスがいた。

 

「お”ぉ”っ♡オ”ォ”ゥ”♡まったく、いいちんぽです♡このファラオたる私を貶めるにふさわし━━んぉおお♡しきゅぅ、凹まされでっ……んいぃいいい♡♡」

「リっちゃんエッチ見てないでご飯何するか決めよー」

「そうね」

 

気品と潔癖の塊みたいだった彼女の下品な声も聞きごたえがあるが、今はそろそろお腹が減ってきた。

メニューをめくると注文自体は上のレストランと共有なのか、ハンバーグやカレーといったまともなラインナップ。シェフ特製カルボナーラを2人分頼むとダ・ヴィンチちゃんは注文を飛ばして再び話し出す。

 

「それで真面目な話なんだけど。

リカエルちゃんもソラエル様とデートして思わなかった? 

帝都ってものすごく平和だなって」

「そういわれると……確かに全然問題を起こしてる人とか見なかった……変よね。戦争が終わった直後なら犯罪者とかが現れて治安も悪くなるはずなのに」

「騎士団の人に怒られてるの大体ボクだしねー」

「お姉ちゃんは少し反省してて」

 

服屋の一件でも怒られ慣れてる感じだったし多分姉は本当に何度か怒られてる。

でもそれ以外で街を歩いている時に騎士団が出動したり、誰かが悪事を働いていたりはしていなかった。眷属となって仕事をしていても特に犯罪行為で帝国民が捕まったのは見ていない。

元から勝ち戦で物資も潤っているからって理由はあると思う。でもそれだけなのだろうか。

乱暴をするのが好きな奴だっているはず。

 

「帝都は首都だから表面だけでも規律を守らせてたみたいだね。破ったらリズエル様から極刑。例の文官達が悪事やろうとしたら積極的に取り締まって殺したんだって。おかげでナイオーロ君への支持はうなぎ登りで、逆に肌に合わない人とか問題を起こす怪人は前線に出させて日本人なら犯罪推奨ってことで暴れさせたんだって」

「ふぅん。それで合ってるのお姉ちゃん?」

「うん、その通りだよ。北海道を攻める前にもバゲちゃんを調教したんだけどいうこと聞かないガルムギル(バカ)がいてさ。すぐ前線に送っちゃった」

 

無理矢理徴兵すること自体はかなりの荒業。しかしそれで治安を保っていたなら一概には悪手ともいえない……のか? 

 

「でもこの地下が出来たおかげでそういう問題児も過ごしやすくなったのさ。

陛下もこっちは騎士に見張らせないようにしてるからスレイブも大はしゃぎ出来るし、荒っぽい子もストレス発散して地上ではキッチリ法律を守ってバランスを保ってるわけ」

「このお店もそのために?」

「そう! ご主人様から紅ちゃんへの勅令。地下ではほとんどの犯罪行為や禁止行為……麻薬、賭博、売春、人身売買、その他を容認。むしろ普及させろってね。

で、利益流通が始まったらトップを私達が頂いて全部陛下のものにしちゃうと」

「表も裏も支配権は全てご主人様が握る……さすがご主人様」

「ふぇー。全然知らなかったや。ご主人様とそんな話してたんだ」

「……とかいってお姉ちゃんが考えたんじゃないの?」

「さぁねー」

 

にゃははーと笑う姉の真意は全く分からない。でも店の方へ先導して歩いていた辺り、結構深い所まで知ってると思う。

 

(本当にどこまで考えてるのか分からないわ)

 

この店は治世の光と影的な話だと思う。どれほど良く治めても悪人はいるし、犯罪者は出るだろう。

だから地下ではかなり締め付けを緩めることで肉欲を解放させ、表面である地上は規律が成り立っている街にする。

復活させたカルローンの国々とも戦争は行う予定だが、滅亡させる前に降伏する国も出るだろう。

幸福を受け入れ、いざ他国のトップを招く帝都が汚く寂れていては陛下の威厳に関わる。

見えざる地下世界に悪逆と快楽を集中させ、全てのコントロールは彼が握る。

ただ皇帝として実権を握るより、さらに強固な支配が出来ることだろう。

 

「皆すごい子ばかりでね。ちんぽも陛下に負けないくらい太かったり大きかったり……ザーメンも量だけなら陛下以上! 一緒にいくらでも飲めちゃう地下、私にはまさにパラダイスなのさ♡」

「うん、さっきのフェラでそんな気がしてた」

 

彼女にとっては特にあっているだろうし、何なら天職だとも思う。

それじゃごゆっくり~と上の階に戻っていくダ・ヴィンチと入れ違いになるように、料理を持ったバニーが現れる。

 

「お待たせしました」

 

慣れた手つきでお皿をテーブルに置くのはピンクのロングヘアと褐色肌に白い巻き角をした少年だった。

座った自分と同じくらいの目線をした小柄な体。やっぱり兎耳にバニースーツなので露出が高く、股間がやや可愛らしく膨らんでいる。

そして私みたいにピンク色の長い髪をまとめた彼は、

 

「ネモ?」

「ああ。僕だよ藤丸……ううん、リカエル」

 

ちゃんと会うのは久しぶりだった。北海道で別れて以来あまり時間を合わせることもできなかったし。

大体姉に引っ張り回されて時間が潰れているから仕方ないのだけど。

 

「でもまさかここで働いてるなんて」

「カルデアスタッフだった者は大体ここでも働いているよ。僕以外にネモ・シリーズだっているし。ダ・ヴィンチとはさっき会っただろう?」

「……ひょっとして所長やムニエルも?」

 

カルデアスタッフと聞いてすっかり忘れていた2人の顔が頭に浮かぶ。

別に今更助けようとか思ったわけじゃなくて、そういえばいたなってくらいの感覚だけど。

問いかけにネモは口元に手を当てて女の子より女の子っぽい仕草で笑ってみせる。

 

「正解さ。ムニエルは怪人になって、ゴルドルフは━━コレ」

 

含み笑いと一緒に指差したのはネモが運んできたカルボナーラ。

厚く切られたベーコンに無骨に振られた黒コショウ。卵とチーズの混ざった乳製品独特の濃い匂いは味を保証するように美味しそうで性欲最優先な私と姉もお腹がくぅと鳴る。

何となくだがこのカルボナーラには見覚えがあった。

 

「……まさかシェフって」

「そう。この店のシェフとして腕を振るっているのが彼」

「なんでまたそんなことになってるのよ……」

「ねーリっちゃん、おしゃべり後にして食べようよー」

「ちょっとだけ待って。お姉ちゃんだけ先に食べてもいいから」

「やだよー! せっかく2人で来てるのになんで寂しく食べなきゃいけないのさ」

 

ふふって私と姉のやり取りを面白がるネモ。なんというか以前よりだいぶ表情が柔らかく変わった気もする。

目元や口になんとも言えないメスの気配もあるし。

 

「所長は怪人になれなくてね。どこまでも凡人というか、暴走するほどの欲望がなかったのかギルツシードを与えても体にくっつくだけでそのままだったのさ。

かといってもうご主人様も手間をかけて増やすほどの魅力はないと仰った。だから使い道のない彼をこの店で引き取ったんだよ。料理を作るのも性にあってるって楽しくやってるよ」

「……ついでに聞くけどムニエルは?」

 

まったく興味ないけど眷属にしてもらったあの日、城の騎士に聞いたっきりだから一応聞いとこう。

でもそれを聞くと何が面白いのか、ネモはぷっと口元を押さえて本当に子どもみたいに笑った。

 

「ネモ?」

「ああすまない。君をバカにしたんじゃないんだ。思い出し笑いで……ぷっくく。彼の今は中々すごいよ。

ほらこれが今の彼」

 

バニースーツの中(スペースあるんだ)から携帯電話みたいな小さい装置を取り出すと何かポチポチ操作。

あったあったってもう一回見て笑うとその画面を見せてくれる。

最初は真っ暗だったがすぐに画面が引いていき全体像が見えるように。

何だか薄暗いがどこかの寝室。私がいつも使ってる大型ベッドより大きめのベッド。シーツの上には濁り切った白い液があちらこちらに散り、同じように何人も小柄な人影が力尽きたように倒れ伏している。

共通点は体中をドロドロに汚し、アナルからぴゅっぴゅと噴き出す精液。そして誰もが少女に見間違いそうな顔をしているのに肉棒が付いていること。

そう、犯されて倒れているのは全員男の娘。

幸せで恍惚とした笑みを浮かべた美少年が何人も横になっている姿はどこか美しくもあった。

そしてベッドの中心で今も1人が誰かに犯されている。

 

『じぬっ!! 死んじゃうから!! こんな……気持ちよく僕のけつまんこ……いいなんてぇ♡♡

このボールみたいなちんぽ、あにゃる溶けりゅよぉ♡♡』

 

拒むような口ぶりだが体位は対面座位。足もしっかり相手の腰に回してホールド中。もっと犯してと言っているようにしか聞こえない。

悲鳴ぶった嬌声を上げる少女━━少年が誰かと思ったが眷属に似たピンクの髪でアストルフォだと分かる。

そして相手の姿も徐々に見えてくる。

 

『むふふ~。いいね、いいねぇ。皇帝陛下様様だぜ。エロい事し放題! 可愛い子に手を出しても怒られるどころか褒められるんだからさぁ!』

 

どこかで聞いたような軽い口調。

ピンク色の毒々しいボディ。

両肩の上には緑色の液体がたっぷり詰まった謎のタンク。

体全てに節がついていて、アナルビーズを連ねて出来上がったような体。

そして特徴的なギザギザの歯。

そこまで見てとある怪人が頭に浮かんだが、目だけが私の思い描いたものと違っていた。

黒い眼球に赤い瞳、しかしゴーグルをつけているはずがなぜか冴えない四角い眼鏡。

 

「ガヌスギルじゃ……ない? 

まさかムニエル?」

 

横から画面をのぞき込んだ姉もこれには驚いたように目をまん丸にしてる。

しかし面影と言えば後は髪が金色をしてるくらい。

見事なまでにガヌスギルと化していて、アストルフォを悶えさせる節が付いたちんぽも彼を軽々持ち上げて腰に落とす力も人間ではありえない。

何よりスレイブの彼を感じさせ、メスとして満足させるのも人間じゃ無理。

 

『あぉ”!? ムニエルちんぽしゅきぃ♡僕のあなるぅ♡君専用にされてるよぉ♡♡』

『あのアストルフォともセックスできるんだから本当最高だ!! うひひひ!! オラ、もっと突いてやるぜぇぇぇえ!!!』

「……すごいね~瓜二つじゃん! よっぽど欲望が似てたとしか思えないや」

「だから面白いんだよ。ギルツシードを与えた時に陛下の前だったんだけど、メリュジーヌと愛し合っているのを見た瞬間一気に態度を変えたんだ。

彼、アストルフォやデオンが好きだったようだし素質があったんだろうね。普通では叶えられない欲望を発散させたがる素質。怪人になれば男の娘を回してやるって言ったらあっさりガヌスギルの姿になったよ。

それでここからがまた面白いよ」

 

アストルフォとセックスを続けている彼の側にのしのしと今度こそ見覚えのある怪人、ガヌスギルが登場してきたところ。

隣には当然のように堕ちたメリュジーヌも並び、長い舌を伸ばして歩きながらキスの真っ最中。

 

『今日も絶好調のようですな』

『ふふ、雄の形をしたメス共を満足させるなんて君もやるねムニエル。カルデアの君より数万倍輝いて見えるよ』

『ガヌスギルの旦那!! それにメリュジーヌ! 

まったくいう通りだって! く~、なんで俺ももっと早く帝国(こっち)につかなかったんだろうな!』

『あひゅぃっ♡む、ムニエルぅ♡喋りながら突かないでぇ♡お尻、くすぐったいよぉ♡』

『んん~結構結構。アナルへの造詣が深い新人に恵まれて嬉しいですぞー』

『ご主人様には負けるけど……メス達の顔を見ればどれだけの快感が流れているかよくわかるよ。

ああっ♡私のアナルまで疼いてしまいそうだ♡』

「ムニエル……舎弟と小悪党が板についてるわね」

「幸せそうでよかったじゃん」

 

まぁ元とはいえ仲間が元気にしてるのは良かった……んじゃないだろうか。

すごい生き生きした顔でアストルフォを突き上げ、突かれる側も幸せ一杯の笑顔で舌を絡めるキスで愛情を返している。元から理性が蒸発した彼も普段は見せない舌を突き出して快楽に喘ぐメス顔が快楽のほどを教えてくれる

 

『僕、僕男の子なのにっ♡ムニエルの女にされる♡ううん……もうされてるよっ♡ちんぽ♡アナルちんぽでずっぽずぽもっとぉ♡♡』

『ぐへへ! 心配すんなよアストルフォ! お前にもこれからしっかり種付けしてメスにしてやる!! 

オラオラオラ!!!』

『あひゅぉぉおおお♡♡ちんぽまたおっきくなったぁ♡お尻めくれりゅ♡こわれひゃうよぉ♡♡』

『射精すぞ! 射精してお前も俺のメスになっちまえ!!! 

━━くっあああああ!!!』

 

一際強く突きあげられてアストルフォの体が宙に浮かぶ。次の瞬間、ムニエルが掴んだ腰を強引に引きずり下ろしてちんぽが根元まで入り込むと精が迸った。

 

『あっふぅううう♡♡ちんぽの中にあっついの登って━━ふっひぃいいい♡きた! 来たぁ♡♡お尻焼ける♡あっついザーメン、たくさん中出しされて……イッくぅうううう♡』

 

アストルフォもまた同じタイミングで射精。ぴゅるるっと可愛い量の精液でムニエルの腹を汚し、倍以上のザーメンが腸に流れ込むと押し出されるように後からもう一度搾り出た。

ボコッっと妊婦のように膨らむお腹。ごっぷごっぷとお尻の中でムニエルのちんぽが震えてザーメンが注がれ、更に彼の両肩にある液体も全身の管を伝って同じように注がれていく。

不思議なことにいくら注がれてもアストルフォの膨らんだお腹はそれ以上に大きくならない。それどころか絶頂の衝撃でベッドに転がると少しずつお腹の膨らみも落ち着いていく。

 

『くく、全く私も変態ですがムニエル殿も人のこと言えませんなぁ』

『へへ、へへへ!! いいだろ。これで俺も皇帝陛下に貢献してるんだからさ!』

「これ、射精しただけじゃない?」

「その通りさ。アストルフォをよく見ていて」

 

映像でアストルフォに出されまくった精液がたっぷりアナルから逆流。ぶぴゅっと下品な音を立て、倒れた彼のアナルから掬えそうなくらいたっぷりのザーメンが流れ出す。

 

『あっひゅぃいい♡♡おひり、おひり焼けて溶けちゃう……僕の……僕がでちゃうよぉ……♡♡』

 

見ている間にアストルフォに変化が起きる。

ザーメンを漏らす度、お尻はよりむっちりと肉が乗り、ウエストはキュッと細く、肩幅や骨格はそのままだが肉付きがよくなってより女性的な体へ変化していく。頬や二の腕も筋肉の代わりに脂肪が乗り、プニプニした女性らしさが加えられていく。

それでいてちんぽは消えず、ただサイズが子供のような大きさに変化。愛玩するような大きさはオスとしての格を失わせ、同時にメスに堕ちた精神性を表すよう。

 

「ムニエルのガヌスギル……ガヌスギルMとでも呼ぼうか。射精した相手をより男の娘として完成させる力に目覚めたみたいなんだよ。ああやってアナル射精(中出し)した後に出てくるザーメンに相手の男としての部分が溶け込むみたい。

今じゃすっかりアストルフォを始め、若くて可愛い男のスレイブは皆彼の虜さ」

 

言葉を裏付けるように画面の中でベッドに倒れていた少年たちがアナルからザーメンを零しながら起き上がってガヌスギルMの足やちんぽに縋り始める。

金の短髪に赤い瞳。裁定者たる気迫と年相応の純真さを見せていた子ギルは足元に跪き、ガヌスギルMの左足にキスをして屈服を表明。

 

『はぁぁぁ……いいですよ。貴方のちんぽの為なら僕の財全てを捧げたっていい……もっと僕をメスにしてください♡』

 

赤い髪に利発な瞳、王としての気概と妻への愛を揺らがせなかったラーマは左に座り、ガヌスギルMの腕の中に抱かれて肉棒を触りながら体へキス。

 

『余にはシータが……なのに……なのにっ♡んちゅっ♡はぶちゅ♡このちんぽに突かれては……もう妻より君を愛して……ああっ♡♡』

 

征服王の若き姿でも大きな夢を胸に、誰にも仕えない輝きを見せていたアレキサンダーは右隣に座り、恋人同然に腕を絡めて肉棒を大切に撫でまわす。

 

『このちんぽが……ね♡突かれる度、出す度に夢を忘れさせる♡全く罪深いちんぽだよ。んぁあぁ♡そんな君から離れようともしない僕も同じ♡似合いのメスである僕はもう君のモノだ♡

臣下として妻として……いいや愛人だっていい。いつまでも可愛がって♡』

 

傾国の美形とも呼べる美貌を仮面で隠した忠義の士だった蘭陵王は腰を高くつきだし、彼にヒクついたアナルを惜しげもなく見せつける。

 

『ちんぽ……ああちんぽ♡国も誇りも、んれろ……尻穴からコキ捨てればなんとくだらない……むちゅ、はぁれろ♡ムニエル様、こんな顔しか取り柄のない愚か者にもどうか愛を下さいませ♡』

 

男にも女にもなれる体で諜報員の自分に誇りを持っていたシュヴァリエ・デオンは右足をペロペロ舐め上げる。

 

『私は男なのに……はは、そうだったんだ♡元から私、メスだったんだね♡れろぉ、んべろぉ、ちゅぅ♡体なんて……フランス王家もどうだっていい♡私はもう君の前でメスにしかなれないって分からされてしまった♡』

 

そしてシャルルマーニュ十二勇士の誇りをとっくにメスの欲望へ溶かしたアストルフォ。倒れた直後でも起き上がり、ガヌスギルMに熱烈なキスをしながら再度抱き着いて快楽をせがむ。

 

『んっちゅぅうう! ちゅっぱ! れっちゅ! ねえムニエル! もう一回! もう一回しよ! 僕の中、何度だって君のザーメンでパンパンにしていいから! 

もう君のちんぽとアナルファックなしじゃ生きていけないよぉ♡』

 

そして他にも沢山のガヌスギルMの手でメス化を施された男の娘達が彼に群がっていく。

全員股間にぶら下げた肉棒を小さく可愛らしく勃起させつつも、見えているのはガヌスギルMのアストルフォに咥えられた雄々しい勃起ちんぽのみ。そばにいるメリュジーヌの淫らに堕ちた体にも羨望の眼差しこそ向けるが、欲情しているのはちんぽに対してだけなのがまた堕ち具合をよく伝えてくれる。

 

『ムニエルぅ♡』

『ムニエル様ぁ♡♡』

『ぐへへへ!! 全員可愛がってやるから安心しろ! その代わりしっかり皇帝陛下の役に立てよなぁ!! 

殺して奪って戦え!! 

ふあはははは!!!』

 

高笑いするガヌスギルMの怪人ぶり、そして帝国への忠誠を確認したらしいガヌスギルとメリュジーヌはすぐ踵を返す。

 

『これは私もうかうかしてられませんな。メリュジーヌ、戻って私も可愛がってあげますぞ』

『旦那もやってかないか? 

ここにいる全員、とんでもない名アナルだぜ』

『この場のお嬢さん達はムニエル殿のアナル奴隷ですからな。私、同好の士には礼節も弁えていますぞ。

それに妻を放っておくと……クク、この尻穴が寂しがりますからな』

『あふぅ……♡指がずぽずぽしてぇ♡……ふふっさすがは旦那様だね。淫竜の扱いを熟知してる。

貴方に全てを支配されているって感じられて私も嬉しいよ。

だからほら、早く部屋でもっと私に貴方の愛を感じさせて♡』

『いいでしょう。たくさん啼かせてあげますぞ~♡』

 

そうして再び大乱交が始まる所で映像は止まった。

 

「……とまあこんな感じだね。さっきも言ったけど少年とか美少年のサーヴァントはスレイブになってないのも含めてガヌスギルMの手でメス堕ち済み。ご主人様と彼の命令なら何でも聞くちんぽ付きメス奴隷になったんだ。

ストーム・ボーダーでも操舵技術には光るものがあったけど……まさか男の娘を乗りこなすのも上手いとはね。なかなか面白いと思わない?」

「調子に乗ってる顔が少しムカついたけど確かに」

「人間ってどんな才能あるか分かんないもんだね~」

 

理由はどうあれご主人様の役に立ってて幸せなら言うことはない。

しかし美少年を残らず堕としているのならネモだって興味を持ちそうなのに。ネモも、ガヌスギルMも。

 

「ネモはガヌスギルMの所いかないの?」

「僕はご主人様の眷属だし、あの方が一番気持ちいいからね。夢中になる程じゃない……ってところかな。

後ろから前立腺をあのちんぽで何度もコリコリされるのはすごく気に入ってる。

よかったらリカエルも一緒に行ってみる? 

ご主人様と形の違うちんぽもいいものだよ」

「んー、考えておくわ。アナルもいいけどまんこも好きだから」

「分かった。君と一緒に犯されるのも楽しみだからぜひ考えてほしいな」

 

端末を戻すと再びネモは思い出すようにして語り出す。

 

「後はカドックやシオンとかもバニースタッフ。特にカドックはペアにアナスタシアをつけてやれってマスターからの指示で今じゃロシア系美人姉妹って人気だよ。多分今もフロアのどこかで一緒に誰かのちんぽしゃぶってるんじゃないかな。

……そういえばどうかなバニースーツ(この服)」

「どうって……ネモも私に着ろって言いたいの?」

「そうじゃない、こういう意味」

 

クスクスと可愛く笑うとシートの上に膝立ちし、ゆっくり顔を近づけてきた。

お尻についた白い丸尻尾をフリフリ揺れ、スーツと黒ストッキングに覆われた少年の柔らかさを残したヒップが視線を誘う。

近づく顔に合わせて視線を下に向ければ薄い胸に咲く乳首がしっかり見え、股間の可愛らしい膨らみまでバッチリ見えている。

何より近づく顔はしっかりと紅が差し、明らかに発情したメスのそれ。

 

「どうだい、僕のバニーはお気に召した?」

「そりゃすごくエッチだし可愛いけど……急にどうしたの?」

「どうもしないよ。ただメスとして君が欲しい。

僕が陛下に忠誠を誓った理由の一端は君なんだから」

 

熱っぽく、恋人に愛を囁くようにネモが私の顔に触れて言葉を繰り返す。

元からマスターとしての私が好きで、ルクスリア様に犯されてメスの自覚を持つと私に犯されたい願望を抱いたと。その欲望を今こそ叶えたいんだって。

 

「ほらリカエル、僕の股間(ここ)を見て。君が近くにいるだけで固くなって……愛されたくてお尻もきゅんきゅんしているんだ」

 

ぬちょりと音がしてお尻の尻尾が取れる。てっきり飾りだと思っていたそれはアナルバイブ。ローションに濡れた凸凹の表面がとてつもない色気。

顔に当たっていた掌が口元まで伸びる。

 

「君のメスにしておくれよ。もうアナル、いつでも入れられるんだ。

ご主人様に負けない太くて固いふたなりちんぽでずぷってされるのが楽しみで……リカエル……藤丸ぅ♡」

「こらー!!」

 

もうちょっとで唇同士が重なりそうになると横からさらにムカっとした表情の姉がフォーク片手に震えていた。

 

「こンの女狐!! 泥棒猫! 僕とデート中のリっちゃんに手を出そうなんてふざけんな!!」

「ソラエル様はいつだって側にいるんだから許してほしいな。僕が彼女に触れるのは本当に久しぶりなんだもの」

「私そもそもご飯食べに来たんだけど」

「メインの前に僕とのキス(食前酒と前菜)も悪くないと思うよ」

「無視すんなー!」

「……ネモ、ごめんね。今日はお姉ちゃんと仕事だから。次の休みに時間を取るからその時に」

 

執心してくれるのは嬉しいし、エッチなことだってしたい。なんなら教育施設で散々見た後でここでもいいちんぽを見た後。

ネモのアナルもきっとぬるぬるねとねとした最高の締め付けと快感をくれるに違いない。生やしてもいないふたなりちんぽがビキって勃起してしまいそうになってる。

サラサラの髪も果物みたいな匂いも素敵で抱いちゃおうかなっていう思いもあった。

でも今日は姉と過ごすって決めてるし放っておけない。

 

「そうかい。なら次を楽しみにしておくよ」

 

きちんといったらあっさり引いてくれた。顔の熱とか見ても粘るんじゃないかって思ったのに。

 

「ソラエル様を怒らせるのも怖いからね。たくさん待ったし、もう少し待つくらい平気さ」

 

バニースーツが華奢な体に似合ってすごく色っぽいのにカッコイイ。

このままご飯食べようと思ったけど、離れたせいで気が抜けてずっとムラムラしてた私の中で溜まっていた淫魔の欲望が少しだけ溢れる。

眷属に堕ちても凛々しくメスの顔を隠しきっているキャプテン。彼の幼い魅力に満ちた体も少年っぽさを残した横顔も切り分けられる前のご馳走みたい。

ああ━━食べちゃいたい。

 

「ネモ」

「ん、何━━んぅ!?」

 

片手を背中に回して抱き寄せ、そのまま褐色肌に浮かぶ乳首を片手で弄る。小さく薄い唇に私の唇を重ね、彼の舌を巻き取るようにして愛撫。

空いたもう片方の手はバニースーツの上から今も自己主張を続ける股間へ指先を優しく這わせた。

可愛い可愛い子どもサイズのペニス。亀頭も竿もなぞっているだけで楽しくなれる。

 

「ちゅ、ちゅばっ、ちゅう!」

「リ、リカエ、んあっ、ゆ、指が僕のちんぽを……さ、先を弄られると……♡」

 

それまでのカッコイイ顔はどこへやら。

たちまちに蕩けた見た目相応な子どもらしさと、ドキッとするような色気を纏った表情に変わる。体からはメスの匂いが一気に溢れだし、キスと愛撫で彼が発情したことを証明していた。

そのまま乳首と亀頭を指先で弄びつつ、言葉を続ける。

 

「ねえネモ。あなたが抜いてあげようかって誘ってくれたこと、覚えてる?」

「ん、あんっ、乳首カリカリもっ……お、覚えているよ。お姉ちゃんに染めてもらった日だからね。ああっ♡押されると、スーツの生地が亀頭に擦れて……いいっ♡♡」

 

脚にも手を伸ばす。黒タイツに隠された足は震えながらもちゃんと筋肉の固さがあって、ざらざらしたタイツの触感も合わせて無限に触っていられる。

 

「あふぅ……リカエルの手、すごく優しくて……なのにゾクゾクって……♡」

「あの時のネモが見せてくれたメス顔……とっても可愛かったよ。男の子なのにずっとメスの匂いさせて……私が陛下だったらシャワールームに連れ込んで犯してた♥」

「っ♡そ、そんなの♡」

「体震わせちゃって。あの時私にメス扱いされたくてうずうずしてた? 

この淫乱♥おちんちんついてるメス♥」

 

囁きかけながらちんぽをさらに弄ると目に見えて体が震える。

さっきまでのカッコイイ彼もまた今の彼の一部なんだろう。

でも本質はこちら。今みたいに私やご主人様にメスとして可愛がられ、愛されるのを望んで止まないちんぽのついたメス。

 

「ひゃん♡み、耳に息かけながら……そんなの言われたらっ♡」

「可愛いちんちん。私の掌に収まるくらい大きさで持ちやすいね。その辺のゴミについてたら千切りたくなるけど……ネモのならずっと触ってたい」

「藤丸……リカエルぅ♡」

「しこしこ……しゅっしゅ……くにくに……くりゅくりゅ……固くなっても可愛い大きさじゃない」

 

そのまま膨らみが硬く、大きさも増してきた。

だからってご主人様には遠く及ばない。でも無様に見える勃起もネモの感じた顔を見ると、まるで子供が精一杯背伸びをして大人ぶっているようで可愛らしい。

このまま射精させてしまおうかとも思ったが、敢えてここで止めた。

 

「はいここまで」

「え……」

 

餌を目の前で取り上げられた雛のよう。ムニエルじゃないけど男の子を可愛いと思う気持ちもわかる気がする。

自分でも驚くほど嗜虐的な気持ちが湧き、そっと顎に手を添えてキスしてあげる。ピクピク嬉しそうに震える亀頭をもう一度なぞってあげた。

 

「今私の口と手の感触を覚えたでしょ。次に会う時までオカズにしてオナ禁しなさい。

頑張って我慢出来たら……私のちんぽで犯してあげる」

 

すっと魔力でふたなりちんぽを出現させ、彼の掌に触れさせてあげる。

彼についているモノより2回り以上大きなご主人様に近い私のペニス。懸命ににぎにぎと触ろうとする、小さな彼の指がくすぐったくて気持ちいい。

ビキビキ反り返って血管の浮いたソレに釘付けになっている彼の表情ときたら。恋する乙女みたいにうっとりちんぽを見つめて可愛いったらない。

 

「どうかしら。オナ禁出来る? 

可愛いネモ」

「う……うん♡……もちろんさ。はぁ……はぁ……♡♡でもどうして急に……」

「今日はお姉ちゃんとの日って言ったでしょ。

でもあの時誘ってくれたお礼をしてなかったからその代わり。あなたに抜いてもらってればもっと早くご主人様のものになれたかもしれなかったからね」

 

ふらふらと顔を真っ赤にした彼の頬にもう一度キス。それだけで達したように背筋を震わせる彼がとてつもなく破壊力のある可愛らしさを宿しているように見える。

やっぱり英霊の誇りある顔もいいが、見た目相応の少年っぽい反応をしてくれる今の顔の方が好き。

席から去っていく彼へ手を振って見送った。

 

(うふふ、あー楽しかった。ネモのメスな顔、たまらないわね。酒吞童子の時も思ったけど男の時の私、本当にちんぽついてたのかしら? 

━━あ! お姉ちゃん忘れてた)

「ええっと……お姉ちゃん?」

「むー!!」

 

多分不満だろうなって思って顔を姉に向けたら案の定だ。

極太ちんぽを咥えていたダ・ヴィンチにも負けないくらい頬を膨らませ、怒りこそしないがボクを放っておいて! って感情がひしひし伝わってくる。

 

「もう! 僕とデートなのにあの子の相手しちゃってさ!」

「ごめんごめん! ちょっとムラってきて体が動いちゃったんだって」

「すっごい楽しそうにネモ君可愛がってたけどねー。何だかお姉様みたいな雰囲気になってたし」

「そんなこと言ったって……ネモの顔見てたらムラムラしてちんぽ触りたくなったんだもの。

さっきのもっと触ってって雛が餌を欲しがるみたいな目もすごく良かったし♥」

「……リっちゃん、いつも可愛いのに時々Sになるよね。朝も起きないボクのアナルにバイブ突っ込もうとするし」

「予想できないことするのはお姉ちゃんもだけどね」

 

この辺は姉と同じで淫魔や眷属になって欲望に素直になった影響だと思う。

まだふくれっ面は収まらなかったが、とりあえず我慢しようと決めたのかやたら長い溜息。

 

「はぁぁぁ。まぁ仕方ないか。ボクらってそういう生き物だしね。……でも目の前で見せつけられたしなー……そうだ! あーん、してくれたら許してあげる」

「……分かったわ。横に来て」

「わーい!」

 

子どもみたいな歓声を上げて口を開ける姉に、フォークで巻き取ったカルボナーラを差し出した。

 

◇

 

「そういやこのステージって何するんだろね? 

次いちごー♪」

「ショーか何かでしょ。クラブって書いてたし何かするんじゃないの。

……ほらヘタも取ってあげたわよ」

「あーん♡」

 

所長の美味しいパスタを食べ終わり、追加で頼んだ果物を食べさせてあげながら雑談中。

私は座ってるけど姉と言えば長シートに横になり、私の太ももで膝枕してあげてる状態。口を開けた所へ果物をあげて、どっちが姉だかわからない。

とはいえ果物一つに顔をほころばせる姉の笑顔を見るのも楽しいので何度も口元へ。

そうしてダラダラしていると、フロアについていた灯りが急にすべて消える。

 

「紳士淑女の皆様、本日はお越しくださりありがとうございます。

これより今月のメインイベント、奴隷オークションを開催いたします」

 

光がまさしく今話していたステージに集中。

まさしくマイク片手にアナウンスを始めた少女をキラキラと輝かせる。

銀の髪に頭に伸びた4本の角。両手両足に走る血のように鮮やかな赤いライン。

四肢を黒い手袋とブーツが一体化した布で覆い、胴は首下からヘソ上までをひし形にくり抜いた以外をぴっちり貼りついたレオタード。

太ももや背中、お尻に谷間と女性的な魅力に溢れた体を惜しげもなく晒しつつ、同時に機械兵器のような完璧さと力強さも感じられる細部のディテールに拘ったデザイン。

顔は大きな結晶をはめられた眼球にも見えるバイザーで口から上は表情が見えない。

そんな異形の機械人形にも似た少女だが見覚えはあった。

 

「マシュ」

「まずはご挨拶を。本日の司会進行は皇帝陛下の騎士が一柱、私ζが務めさせていただきます。どうぞお見知りおきを」

 

マシュ・キリエライト・オルタ。そしてエクスレイヴシステムタイプ:ζ。

カルデア時代から頼りにしてきた後輩で今は同じご主人様へ尽くす淫魔魔導騎士。

その彼女が司会役としてマイク片手にとうとうと言葉を紡いでいた。

 

「それではオークションの説明に移りたいと思いますが……その前に本日サプライズでお越しいただいているスペシャルなお客様をご紹介したいと思います。

━━壇上へどうぞ! 陛下の参謀として活躍されるリリスティア五姉妹の四女、リリスティア・ソラエル様! そして我らが世界樹と陛下を繋げられる偉大な巫女にしてリリスティア五姉妹の末女、リリスティア・リカエル様!」

 

マシュが私達に手を向けると同時、スポットライトが座っていた席に突き刺さる。当然周りで奉仕やプレイを楽しんでいた人たちもこっちに視線を向けてくる。

当然見た目は魔術で変えてあるけどあくまで人間形態になってるだけ。じっと見られたら髪型とか顔立ちで分かる人は分かってしまう。特に姉はやたら人前に出るせいで顔も売れているから……

 

「ソラエル様?」

「おお。四天王まで来られるとは」

「いつもと姿が違うようだが……」

「あらご存じありませんの? 

ソラエル様が城下を歩かれる時はいつもあの姿ですわよ」

 

案の定というべきか、姉がすぐさま顔バレしてる。というか偽装の姿まで知られてるんじゃ意味ないじゃない。

私自身はあんまり人前に出ることがないからそこまで反応されないけど、それでも髪型とかで知っている人はいる。

 

「……お姉ちゃん。これも予定通り?」

「知らない知らない! これは本当に知らないってば!」

 

変な声をあげて飛び起きた姉を見ればぶんぶん首を振ってる。あんまり信用できないけど……さすがにここで巻き込まれるのを黙ってた理由がない。

 

「せっかく仕事の息抜きだったのに……あとお姉ちゃんとイチャイチャできてたのに。

ってお姉ちゃん?」

「よくわかんないけど注目されたからには期待にこたえちゃうよん! 

衣装チェーンジ!!」

 

さすがの対応力だった。お姉様が昔使っていたっていう服装のままステージに飛びあがると魔力を解放。一瞬粒子状に散った服がすぐさま肉体へくっつき、新しい服を編み上げていく。

リリスティア共通の胸から腰回りまで覆う装甲が展開。谷間の下にはハート形のアクセサリ。続けてアクセサリの下から股間部分へ際どい食い込みをした黒いエナメル状の布で覆われる。

二の腕から手元まで、そして足回りにはこちらもリリスティアの衣装が展開。手首にだけ黒色のカフスボタンがセット。

鼠径部の外から足元までは黒ストッキングが装着されて形のいい足を良い感じにアピール。

最後に頭には黒い兎耳、お尻には黒い兎の尻尾が装着。

 

「いえい! 皆ー! ソラエルちゃん参上ってね!」

 

一瞬のサービスショットを披露しながらバニーガールに変身した姉が目元でピースサインを決めると会場の温度が2,3度上がったんじゃないかってくらいの声援が上がった。

 

「「「うおおおおお!!!」」」

「にゃははー! 皆反応ありがとねー! 

リっちゃんもおいでよー」

「……やらないとだめ?」

 

ちんぽは好きだし裸になるのも抵抗はないけどだからって羞恥心が消えたわけじゃない。結構いる店のお客たちの前で裸を晒した後にバニースーツを着るって淫魔でもそうそうやらないプレイだと思う。

でもこういう時に私の姉は絶対見逃してくれない。

 

「はやくー!」

「……はぁ。分かったわよ。

━━衣装チェンジ!」

 

ステージに飛びあがり、天井目掛けて突き上げた指を鳴らす。特に意味はない。せっかくなら格好つけないと見ている方も恥ずかしいだろうし。

姉と同じように衣装が消え、一瞬とはいえ裸が席に座る何人もの目に触れる。今気づいたが男だけじゃなくて女も結構いる。男女問わずスレイブの魅力は人を惹きつけるってことだろう。

 

「さっすがリっちゃん!! やっぱりバニー似合っちゃうね!」

「……褒めても何もでないから」

(まぁお姉ちゃんがそういってくれるのは嬉しいけど)

 

その言葉が嘘でないといくつもの視線が証明する。

すっかり女性らしくなった胸、余計な毛の生えていないワレメ、後頭部でまとめられた長いピンクの髪。

そこに何十、何百という欲望の混ざったギラギラした視線が突き刺さる。

淫魔の体だからこそわかる。犯したい、ちんぽをぶち込みたい、屈服させてやりたい、そんな欲望が視線へ乗せられて体の中に入り込む。

まるで見えないたくさんの手で体をまさぐられているみたいだった。大きさも感触も違う無数の手に体を好きにされているのに感じるのは紛れもない快感。

デートの水族館以来だけど人に見られるのってやっぱり気持ちいい。

 

「あっ……♡」

(やば……変身プレイ結構いいかも)

 

布地が展開され、バニーガールへ変身を終えると快感は減少。しかし相変わらず胸の谷間やストッキングに覆われてもほぼ丸見えなお尻に視線が刺さる。

 

「あっ……んぅ……♡」

 

悪くない。むしろもっとサービスしてあげてもいい。

姉を見れば胸元をチラッとめくったり、谷間を寄せてナニカを挟んで擦るように上下してみせたりとしっかりアピールしている。見習って同じように胸元を晒してみせるとたちまち歓声が上がる。

挑発的な上目遣いをして姉に負けない巨乳へ涎を垂らしながらパイズリの真似。垂らした舌にまで視線が刺さって気持ちよさが体中に流れてくる。

体に熱が溜まり、もう自分でやってるだけじゃな物足りない。そもそも教育施設で見ているだけ、さっきのネモも我慢で発散していない欲望は溜まる一方。

そこにたくさんの肉欲を向けられたら淫魔の体は容易く発情してしまう。

 

「お姉ちゃん……」

「ふふっ。リっちゃんもシたくなっちゃった?」

「いいじゃない。そういう店なんだし見せつけてあげましょうよ」

「そうしたいとこだけどねー。今ボクらって主役じゃないからさ」

 

言われて見て段々頭が落ち着いてくる。壇上にどうぞと言われたが変身ショーも何かパフォーマンスをしろとも言われていない。

勝手に姉が始め、誘われたので自分も乗り、ムラついた欲望を発散してやろうとアピールを始めただけ。

司会役のマシュを思い出してそちらを見ると明らかに固まっていた。バイザーで見えない表情の下が固まっているのは間違いない。

私達が2人で視線を向けるとようやく役割を思い出したみたいにハッとしてマイクを再び握る。

 

「え、えー、お二人ともありがとうございます。お二方の事は皆様に今更ご紹介するまでもないと思います。我ら帝国が誇るリリスティアであるお二方にも見守っていただきながら、本日のオークションを楽しんでいただければと思います」

「いえーい! みんなー、よくわかんないけどたくさんお金使ってねー! ボクと妹は非売品だから買おうとしちゃダメだぞ☆」

「お姉ちゃんはちょっと黙って!」

 

下手をすると司会のマシュより目立ってる姉を連れて彼女の隣へ。今更席に戻ってもイベントの注目がそれるし、視界の近くにいた方が観客も嬉しいだろう。

ある程度観客の注目が司会に移ったのを確認し、マシュも再び喋り出す。

 

「さて! 

当クラブのオークションで買い上げていただくのは奴隷! そう皆様の思い通りに遊んで頂ける奴隷です! 

かつて帝国がカルローンにあった頃より続く由緒正しい奴隷文化。いまも皇帝陛下の慈悲により、奴隷を持つことが許されているのはご承知の通り」

 

そこで彼女が指を鳴らすとバニーガール衣装の獅子王のアルトリアが鎖を引いて舞台袖からステージに登場。更に鎖の先には手枷と首輪を繋がれた女達が続く。誰一人衣服は与えられておらず、裸で形のいい胸やお尻も丸見え。体に刺さっていた視線が彼女らへ向かっていくのが分かった。

全員ステージに上ると一人ずつ壁に固定され、万歳するような姿勢で身動きを封じられる。

そしてそんな扱いをされている女達には見覚えがある。カイニス、モードレッド、セミラミス、メルトリリス、ペンテシレイア……誰も彼も人の言うことなんて聞くかっていうタイプの女達だ。

ふと疑問だったのはそんな彼女達でも帝国に召喚されているなら淫霊、スレイブのはず。教育施設にいたサーヴァント達がそうだったように性欲や肉欲に塗れた存在のはず。

しかし繋がれている彼女達は全員敵意をむき出しにして会場の観客、司会のマシュ、更には隣にいる私たちまで睨んでくる。

 

(契約のバグか何か?)

「そしてこちらの奴隷達! 恐れ多くも陛下から皆様を労う為に与えられた極上のメス達となります! 

肉体はしっかりと開発済みですが精神に調教は施しておりません! 

買われた後は反抗する様子を楽しむもよし。当店の調教部屋でじっくり悶える姿を楽しまれるもよし。皆さまの希望をどうぞ奴隷共で叶えて下さいませ! 

なおご存じと思いますがこの奴隷達はレンタルです。購入後1週間~1ヵ月で当店にお戻し頂く形式であることをお忘れなく。

ではまずセミラミスさんから━━すいません。アルトリアさん、少しお願いします」

「心得ました。どうぞ僅かな逢瀬を楽しんでくださいζ様」

「離せ!! おのれ貴様ら━━!!」

 

そこまで話すとマシュはアルトリアに司会を任せ、私の方へ歩いてきた。

バイザーが上下に開き、中からは瞳が赤紫色の宝石みたいに変わった後輩の変わらない笑顔が見えた。微笑みながら機械人形として尖ったスパイクで守られた手をこちらに差し伸べる。

 

「お久しぶりです先輩」

「うん、久しぶりマシュ……」

 

挨拶の後に喋ろうとして、隣の姉の顔をちらっと見る。ネモの時みたいにまた機嫌が悪くなったりしないだろうか。

だが考えは見透かされていたみたいで、向いた瞬間に姉もこちらを向くとニカッと笑った。

 

「久しぶりに話したいよね。ボクはアルちゃんのお手伝いしてるから喋るといいよ」

「いいの? 

ネモの時はのけ者にされて怒ったのに」

「マシュちゃんは泥棒猫みたいな真似しないもんねー」

「は、はい! マシュ・キリエライト・オルタ! ソラエル様の妹様に手を出したりなどは決してしません!」

 

敬礼まで取る生真面目さ。慌てながらも横一文字に結ばれた唇が慣れ親しんだきっちりした性格を表現している。

 

「そんじゃごゆっくり~━━みんなー! どんどん素敵な思い出を買っちゃおー!」

 

姉が再びステージの真ん中で声を張り上げる。呼応するように高まる熱気がオークションの興奮も引き上げていくみたいだった。

そんな様子を見ながらステージの隅で観客の視線を遮りつつ、マシュに言葉を向ける。

 

「今でも私の事、先輩って呼んでくれるんだ。

ご主人様の眷属なら貴方が先輩なのに」

 

差し出された手を握り返すとまた嬉しそうに顔を緩めてくれる。

私の答えを聞くとマシュはふるふると迷いなく首を振った。

 

「私のナイオーロ様(マスター)は変わりましたし、すでに私自身もEST:ζでありマシュ・キリエライト・オルタですが、私にとって先輩が大切な人という事実は変わりません。

先輩に出会えたからご主人様にも出会えました。何より私にとって先輩はいつまでもただ一人の先輩です!」

 

その太陽みたいな笑顔は少し瞳や髪の色が変わった位では揺らがない程、カルデアで頼りにしていた少女のまま。

姉に向けるのとはまた別の懐かしさと愛おしさで髪に触れるとんっと短く甘い声をあげて体を捩った。

 

「今まで通りマシュって呼んでいい? 

それともマシュお姉さんって呼ばれたい?」

「い、いえそれは不要です! 私が姉だなんて恐れ多いですし」

「うん。じゃあマシュ、これからもよろしくね」

「はい、先輩!」

 

ふふっと顔を見合わせてあらためて笑い合う。

すっかり変わってしまったお互いでも、結ばれた絆は変わっていないようで嬉しかった。

しかしそんな和やかな時間が急に別の声で遮られる。

 

「おいテメエ!!」

 

一番近くの鎖で固定されていた女性。褐色の肌に赤い紋様が走る銀髪。女の美しさと男の荒々しさを併せ持つ英霊、神霊カイニスだった。

先ほど見た敵意ある表情通り、カルデアにいた頃のような荒っぽい声を迸らせる。

 

「まったく。ダメじゃないですかカイニスさん……いいえカイニス。

大きな声はお客様の邪魔になりますよ?」

「テメエ……マシュ! しかも後ろにいるのはマスターか。2人そろって何やってやがんだ!! 

とっととこの鎖外しやがれ!」

(抵抗してるのはどう見ても本気……でもお腹にはスレイブの証の淫紋が刻まれてる。

何かのバグで記憶と意識を取り戻したの?)

 

カイニスの言葉に反応する気はないけどこの態度は気になる。スレイブとして完全に作り変えたのに英霊に戻ってしまったんじゃせっかくの奴隷が台無しだ。他の子たちも調整しないといけなくなるかも。

不思議な気持ちと残念に思う気持ちの二つで彼女を見ていると、マシュが隣で首を振る。

 

「ああすみません。先輩はお店に来られるのが初めてだからご存じないですよね。

カイニスは別に英霊に戻ったわけではありませんから安心して下さい」

「そうなの? 

どう見ても本気で暴れようとしてるように見えるのに」

「はい、これもイベントの一環なんです」

「おい無視してんじゃ━━」

「うるさいですよ」

「ごぶっ!?」

 

カイニスが声を無視する私達に怒鳴ろうとした瞬間、予備動作なしに加速したマシュの拳が彼女の腹へ叩きこまれる。どれほどの激痛だったのか、あのカイニスが息を詰まらせて咽る。

恐ろしいことに速度も威力も完璧に調整したみたいで後ろの壁にヒビが入ったり、肉を叩いた音が響いたりってことが一切ない。

私でもマシュの手が消えたように動いたのとカイニスが咽るのを見なければ何が起きたか分からなかっただろう。

 

「すいません先輩。お話の途中なのに中断してしまって」

「ああ……うん。いいけどカイニス大丈夫? 

結構いいの入ったように見えたけど……」

「はい、大丈夫です。痛いだけで後遺症にならないよう力をセーブしましたから。

それにカイニスにはこれもご褒美なんですよ」

 

初めてマシュの表情が淫魔らしく捕食者の凶暴さに満ちたものに変化。

ゆっくりカイニスへ近づき、目の前でわざと開いた掌を拳に握って彼女の体が僅かに震えるのを楽しそうに見つめる。

さらにもう一度手を開き、鋭い機械爪に覆われた指が無理やり開かされた彼女の蜜壺へ。

鍛えられた筋肉でピッタリ閉じた褐色の綺麗なワレメ。マシュの指が少し入り込むとサーモンピンクのエロい内粘膜が露に。観客席からも少し見えた人がいたみたいで視線が向くのが分かった。

そして指を軽く出し入れして抜き取ると……マシュの指が糸を引くほど濃い愛液でべっとり汚れていた。

 

「れろ、べろぉ、んりゅ、くちゅ……ふふっ。表面を変えても誤魔化せないメスの味がこんなに。やはり体は開発済みにしておいて正解ですね」

 

指を汚した愛液を蜂蜜みたいにペロペロ舐め上げていくマシュ。ことさらに肉棒に見えるよう持ち上げ、べっとり指全体に唇も使って押し広げる姿はとてつもなくいやらしい。

金属特有の硬質感がライトの光に当てられて光沢を放ち、より彼女の魅力を引き立たせる。

 

「ンだよ……これ……痛いのにオレは……」

「殴られてマン汁垂らしちゃいましたね。少しは立場を理解できましたか? 

エッチで虐められるの大好きなマゾメスのカイニス♡」

「っ!! お前、オレになに━━」

 

反論しようとした瞬間、今度は片手でカイニスの乳首をひねったかと思うと口に含む。舌と歯の動く音が聞こえ、噛みながらレロレロとたっぷり舐り尽くす慣れた攻め方。

 

「ふ、ぎぃいいぁぁぁ♡♡」

 

そしてカイニスもマゾと呼ばれたのが揺らがない事実と示すように体を震わせ、固定された壁に背中を押し付けるようにのけぞる。マシュが掻き回したまんこからは愛液が噴き出し、ちょろちょろと潮で小さな水たまりが出来てしまう。

紛れもなく虐められて感じ、絶頂した証拠だった。

 

「んっぷ、れっろぉ……くすくす、雑魚マゾは静かにしててください。貴方が吠えるのは飼い主様に引き渡してからで結構です」

 

嗜虐的な苛めることに楽しみを見出した笑み。以前は見せなかった表情だがとても生き生きしていて楽しそう。

イった衝撃で気絶したのか力なく項垂れたカイニスを確認すると、それまでの攻めが嘘のように元のマシュの顔になって私の方を向く。

 

「それでえっと……そうそう! カイニスがどうして反抗しているかでしたね。

簡単です。今の彼女の意識表面にはカルデアに記録されている英霊の側面を貼り付けてあるんですよ」

「貼り付ける?」

「ジェリシギルさんの発明や陛下の力を複合したもので、淫霊としての意識を保ったまま人格をインストールするんです。

この生意気でメスの自覚もない愚かなカイニスは仮初め。本当は奴隷の幸せを理解したマゾメスなカイニスさんが主人格なんですよ。カルデア式で例えるなら淫霊カイニスさんのオルタが今のカイニス、ということになります」

「へえー」

(すごいけどエグ……)

 

まあまあ酷い扱いだ。せっかく御主人様の奴隷として忠誠を誓っているのに愚かな人格を表面化させられるなんて。

主人の意向に逆らう気はないけど可愛がってあげるだけでいいのにとは思う。

繋がれたカイニスを見ているとマシュがふふっと笑って私の口元に指をあてた。

 

「先輩はきっとこう考えておられますね。せっかく幸せな奴隷になれているのにかわいそうではと」

「大体合ってるけど……良く分かったね」

「先輩の後輩ですから」

 

気のせいか少し得意げ。

やっぱり私のことをよく見ている。姉以外では一番私の理解者だから当然か。

 

「先輩が哀れまれる必要はありませんよ。この処置は皆さん望まれていますから」

「そうなの?」

「処置を受けても淫霊としての意識は残っていて……ご本人はテレビを見ているような感覚なんだとか。この処置を受けると淫霊ではできない『英霊としての誇りに驕る自分をオスの方々に蹂躙してもらう』という体験ができるので人気なんです」

 

そこまで語ると腕の装置を動かし、小さな端末を取り出した。ネモが使っていたのと似たそれをカタカタ叩くとまた動画らしいものが再生される。

 

「こちら、よろしければご覧ください。

普段のカイニスさんがお客様とセックスされている光景です」

 

マシュが笑ってみせたその画面。ベッドの上でカイニスが獣人や帝国人の男達に輪姦されている映像だった。1人、2人、3人、もっといる。

犬のように四つん這いになった彼女を取り囲み、下卑た笑いを添えながら犯している。

 

『おう誰が男だって!! もういっぺん言ってみろよ! このメス豚がっ』

 

カイニスを後ろから貫く男が罵声を飛ばす。ずぼぼぼぉっとゆっくり抜けたかと思うと次の瞬間、一気に根元まで突きこむ杭打ちピストン。

罵声がそのまま犯すような抽挿を受けた彼女が背筋をのけぞらせ、舌をはっはっと垂らしながら笑っていた。

 

『はいぃぃ♡もう、申し訳ありましぇぇぇん♡私、わたひはメス、めしゅですぅ♡♡ちんぽパコパコされて━━お”ひ”ゅ”ぃいいい♡♡まんこ奥まできたぁ♡ちんぽちんぽぉ♡』

 

目の前で繋がれても気高さを保とうとする彼女とは全く別人。男に犯されるのを望み、禁忌のはずの自分を女と認める宣言を叫びながら悦んでいる。

 

『ったく! 言われたことも出来ねえのか役立たずがっ!! おらぁっ!!』

 

男の笑いと怒りの混ざった平手がパチンっと小気味いい音を立てる。

 

『あっひぃいぃ♡♡お尻、お尻叩いたらぁ♡いひぃ♡しちゅけ♡躾られりゅの♡』

『ははっ! ケツ叩いたらまんこ締まりやがった!! このマゾ女! 鍛えてるから叩きがいがあるぜ!』

 

周りの男達もそれを見てゲラゲラ笑い、太鼓でも叩くみたいに次々叩いては赤い紅葉をカイニスの尻に刻む。叩く音が響く度、カイニスは舌を突き出しながら被虐の悦びに震えて男に腰を打ち付けて楽しんでいる。

 

『エロい舌だしやがって━━たまんねぇぜ! こっちも咥えろや!! 窒息させてやらぁ!』

 

見ていた1人が頭を掴み、強引に根元までちんぽを彼女の口へ挿入。

その苦しささえも幸せと彼女の顔が嬉しそうに緩んでしゃぶる唾液の音が増した。

 

『はひっ! はひぃっ♡ぶもぉ!? ……んんぶ! んげぶっ♡じゅぶ♡じゅぼっ♡♡

み、みなしゃまぁ!! 淫霊カイニスはぁ……ちんぽ突っ込まれて……お尻叩かれて感じるマゾメスですぅ♡もっと……もぉっと虐めてくださいませぇ♡』

「……ふふっ、先輩も釘付けですね。他のもよろしければ」

 

映像が切り替わる。

次は短くもキレイな金髪を解き、薄めの胸を男に押し付けつつ抱っこされて甘えた仕草を見せる反逆の騎士モードレッド。

 

『なぁ……なぁオッサン! いいだろ、オレのまんこ! 鍛えてるから父上にも負けねえんだ! もっとグリグリ突いてくれよぉ! んひぃ♡あはっ♡あはは!! いいぜお前のちんぽぉ! 

え? 父上って呼べって……ああいいぜ! 父上♡もっと父上のちんぽで娘のまんこ、子種びゅくびゅく射精してくれ♡あ、キスもしようぜ! ほら……んっ、ちゅばっ、れるぅ……』

 

何かの勝負をしたのか鎖で四肢を縛られ、威厳のない犬のように宙づりにされながら後ろに立った男に情けなく貫かれるセミラミス。

 

『ま、待て! 我の負けを認めてやる! だからその大きさを一気になど……んぉおおおお♡♡ちんぽがぁ……我の肉穴を……っはぁ! はあ! なんという大きさだ……何? まんこは嬉しがっているだと? 

た、たわけが! そんなことあるわけが━━んひぃぁああぁ♡♡ま、まだ我の話がふひぃいい♡♡動かすなぁ♡ち、ちんぽが動くと我の頭が真っ白に……♡』

 

騎乗位で男に跨り、それでもなお足りないと男達の手を添えながら肉棒を扱き、舐めて何かの幻覚でも見ているらしいメルトリリス。

 

『んっちゅ、っちゅっぱ、ぷっちゅぅ♡いいわ、ちんぽに奉仕するの最高♡私の指、ちんぽに触れると分かるの! 熱さも形も! なんでもっと早く触らなかったのかしら! 

フィギュア? 人形? ━━くっだらない! もっとよ! もっと私を犯して! ちんぽ越しに流れる快楽とときめき……ああ私のアルブレヒト、こんなにたくさんいたなんて♡』

 

正常位だが男にのしかかられる体勢で一切自由なく組み敷かれて犯されては頬を赤らめるペンテシレイア。

 

『んぅ……♡おっ♡おっ♡おっ♡ちんぽが奥へっ♡ふ、ぅうううう……な、何? 美しい? 

ふふっ、そうだろう。私の美しさに気づくとは見る目があるぞ貴様。もっと褒めるがいい! そして私を犯せ! 女には美しさが全て、強さなどこうして抱かれては意味がない。

んひぃいいい♡ははっ♡早速正直にちんぽを膨らませて。いいぞ、お前の強さで私をもっと美しい女にしてくれ♡』

 

そこで映像が終わる。

何度見ても目の前のカイニスを含め、ステージで険しい表情をしているスレイブ達と同一人物と思えない。彼女らが嫌っていたり、気にしていたりした内容が全部快感を得るための道具になっている。

わかってはいたがここまで淫乱になっているのを一人ずつ見せられるとなかなか壮観である。

マシュが言う通りなら、目の前の彼女の内側にいる主人格たちもこの状況を楽しんでいるんだろう。殴られ、乳首を弄ばれて感じたのも納得の乱れ具合だった。

 

「……なんていうか、すごいね。私は召喚するまでが仕事だったから後は知らなかったけどこんな感じになってたんだ」

 

エグイなんて思ったが大間違い。彼女達もこれならきっと楽しんでいることだろう。

 

「やはり従順なメスばかりでは飽きるだろうと陛下が指摘されまして。確かに奉仕するだけの私達は満足ですが、時には抵抗するメスを押さえつけるのもまた殿方にとって魅力となるようです。

淫霊の皆さんも本来の自分がいかに愚かだったか、そして取るに足らない小さな存在かを実感したいと引く手数多なんです」

 

道理でプライドや拘りが強そうな面子ばかり繋がれているわけだ。カイニスの例の通り、堕ちる前後で差が激しそうだし、堕ちる前の自分を見てメスとして屈服する悦びを何度も味わえる遊びみたいなものと思えばやるのも納得。

 

「期間限定のレンタルなのは? 

奴隷って買ったらそのままずっと所有するものだと思うけど」

「気軽に買って頂けるようにです。それに淫霊はあくまで陛下の道具、皆さんが使えるのはあくまで陛下のご慈悲ということを理解させるためにも期限は必要なんです。

後、長期間継続すると主人格に肉体が戻れない恐れがありますから。期間が空けばまた反抗的で新鮮なメス奴隷を別の方に楽しんでいただけるんです」

 

マシュによるとレンタル式の奴隷でも人気はあるらしい。

なんでも地下に降りてくるのは貴族や純帝国人より亜人達の方が多い。そして基本的に彼らは金銭的に余裕たっぷりというわけでもない。

そこで期限付きにする分、価格を落として彼らにも手を出しやすくする。すでに淫霊としてどれほど淫らになれるかは知られている英霊達はそれでも欲しくなる魅力があるのだ。

本性を忘れて気高く振舞う姿を嗤うもよし。

自分の手で調教してメスだと自覚させてやるもよし。

本来の気高い英霊に主導権を握られてセックスするもよし、と色々楽しみ方があって人気だという。

特に自分で調教して堕とそうとすると、あと一歩で堕としきれず時間切れになった男が次も躍起になって競り落とそうとするので儲かるみたい。

他にも衣食住などは店持ちだが調教道具などは別料金。1週間ずっと犯し続けでもしない限りは費用が回収できるという。

 

「結構しっかり利益計算とかしてるんだ」

「はい! ですがもっと楽しんでいただくために、それに陛下のお役に立つために! 

まだまだ勉強が必要です!」

 

両手で拳を握って気合を入れるマシュ。

何だかその姿が昔の旅をした頃を思い出すみたいで笑ってしまう。

 

「……ふふっ」

「先輩?」

「ううん、変わらないなって。マシュはいつも努力家で読書も好きだったよね」

「そうなのでしょうか。常にご主人様の為、働くことだけを考えているのですが」

「それでいいよ。マシュはいつも通り、何も変わらないのが一番かわいい」

「そ……そういう風に言われると照れてしまいます。ご主人様以外の方に褒められるのは久しぶりなので」

 

急に頬を染め、機械人形のような冷たい表情が嘘みたいに顔を逸らす。

この辺りの小動物っぽい仕草もなんだか懐かしいし愛おしい。

ネモの時みたいにまた可愛がって意地悪したいムラムラが上ってくる。気が付くと彼女の機械パーツで覆われた耳に口を当て、息を吹きかけながら囁いていた。

 

「可愛いマシュ。誇らしい私の後輩。カルデアで一番頼りにしてたわ」

「うう……!? そ、そんなに何度も言わないでください! あまりからかうのでしたら先輩でも怒りますよ! 

━━すいません! 残りの準備急いでください! 慰安係も部屋へ早く!」

「はーい!!」

 

照れ隠しのように離れたマシュが準備係の人達へ指示。

慰安係? 

戦場でなら分かるけど今ここで何を慰安するというのか。

よくわからなくて見ていると舞台裏から新しく鎖で繋がれた女性たちが引き出され、また別の部屋へ連れていかれる途中。ただしこちらは最初の淫霊と違い、全然見覚えがない。

というか華がない。それなりに美人であったり、胸が大きかったりはする。だけど淫霊に比べると体の中から出てくる格みたいなものがものすごく見劣りする普通の美人止まりの人達。

 

「……この子たちは?」

「色々です。各地の日本人の生き残り、レジスタンス気取りの不穏分子、後は周辺に出現した村で隷属を選ばなかった連中……替えの利く安上がりな人間共です」

 

事も無げに見下した表現で彼女らを貶めるマシュ。カイニスに向けたものよりもっと冷たくてゾクッとしそうな冷たい目に変わっていた。

そんな顔も中々可愛いって思う私は多分後輩バカなんだろう。

 

「この人間共をどう使うの? 

皆の後に出しても買う人がいると思えないわ」

「はい。私も同意見です。彼女達は━━」

 

その時、最後尾に繋がれていた1人が出てきた入り口へ駆け出す。どうやったのか鎖を外し、一目散に逃げだしていく。

 

「ちっ」

 

マシュの短い舌打ち。

ここに連れて来られてる時点で奴隷だし、逃げようっていう女の気持ちはまあ理解できる。心底どうでもいい存在すぎて全く注意していなかったので私も反応が遅れた。

でも次の瞬間、マシュの片手が霞んだかと思うと爪から5本の斬撃が飛んで女の体が細切れになった。

 

「はぁ……なんで仕事を増やすんですか」

 

大きなため息をつきながら肉塊に変わった女を踏む。蔑みの視線で見下した後、逃げた女の前にいた別の女へ爪を向ける。

 

「お前、死体(コレ)が逃げようとしたのに気付かなかったんですか?」

「ひっ、ちがっ、私何も……ぎゃっ!」

 

マシュが指一本を振ると女の足に赤い筋が一つ。パックリ裂けて中から鮮やかな血がちょろちょろ流れ出す。

 

「質問に答えて下さい。後ろにいた女が逃げようとしたのに気づかなかったのかと聞いてるんです」

「き、気づきませんでした!! 何も知りません!」

「そうですか」

 

首にかけようとしていた指が止まる。後一瞬遅かったら彼女の首も先の死体と同じで細切れにされていただろう。

1人を手にかけ、もう1人も殺す寸前だったマシュはまた優しい顔で私の方へ向き直った。

 

「すいません、先輩。先輩の前を汚してしまって」

「ううん、別にいいよ。それより慰安って何をさせるの?」

「競り負けた方に使って頂くオナホ穴です。

オークションの主役である淫霊の皆さんはどうしても数に限りがあるので、残念賞として無料同然の値段であてがった女を抱いてもらい、次への英気を養って頂こうという試みです」

「で、でも!!」

 

マシュの説明を聞いていると女の1人が思わずって感じに声を出した。せっかく話してるのに邪魔しないでほしい。

同じことを思ったみたいでマシュが再び冷たい瞳に。この子もだいぶ強くなったな。

 

「なにか?」

「だ……だって私達はここで使われたら死ぬかもしれないじゃない!」

 

おや、これは初耳。

 

「そうなの?」

「獣人の方は特に体力もありますが、本命で競り負けた後ですので鬱憤をぶつける方が多いですね。淫霊は体も強いので彼ら相手も余裕ですが人間では限界が」

「ふぅん、まあ人間ならそんなものだよね」

「せ、せめてもっと優しく扱うように言って欲しいの! こんなものみたいな扱いされて……犯し殺されるなんて……」

「まだ分かってないみたいですね」

 

最後まで語らせずにマシュが喋っていた女の首を掴んで壁に叩きつけた。やっぱり絶妙に調整された力で音はほとんどしない。代わりにどうやったのか、ぶつかった女の鼻から盛大に鼻血が噴き出した。

 

「あぎゃっ!」

「ものみたい? 物なんですよお前達は。愚かしくも陛下に逆らい、素直に従属する道も選ばなかった愚か者達。何、人間扱いされようと思ってるんですか」

 

特に止める気はないけど容赦ないなマシュ。

改造されたおかげか後に引きずらない絶妙な力加減で女達に恐怖を与えてるし。

そこまで嬲っていたかと思うと急に今度は笑って女から手を放す。

 

「安心して下さい。殺したりしません━━死ぬならお客様を満足させて死んでください。

……ああそれとも工場戻りがいいですか?」

 

工場と聞いて女がビクッと震える。工場とは怪人量産工場のこと。工場と言いつつも実態は牧場とかが近い。強制排卵剤でいくらでも出産できるようにした女に怪人をあてがって受精させ、さらに一週間ほどで成長・出産のサイクルを繰り返させる。

ロギリアンの人型量産怪人化によって耐用期間が跳ね上がったとユリエル姉が嬉しがっていた。当然、ここで犯されるより待遇はずっと悪い。

 

「子宮が使い物にならなくなるまで怪人の子どもを生み続ける道具になるのがお望みと。せっかく見た目がマシだから連れてきてあげたのに」

「い、いやぁ……工場は……工場なんて連れていかれたら……!」

「だったらここで働きましょうね。大丈夫、お客様に媚びれば殺されないかもしれませんよ♪」

 

薄く笑ってこそいるがその本質は先ほどまでと真逆。女が絶望して恐怖に引きつらせた表情を心底嬉しそうに嘲笑う笑み。

そのまま手伝いの人達がやってきて残りの女達を別室━━多分慰安作業をやらせる部屋へと引っ張っていった。

ふうとため息を吐いたマシュの様子が元に戻ったのを確認して、もう一度声をかけた。

 

「マシュ、少し変わった?」

「そ、そうでしょうか!? 

先輩を怖がらせる意図はないのですが……申し訳ありません」

「ううん、少し驚いただけ。逞しくなったなって。これは私も負けてられないね。

━━そろそろステージに戻ろうか。オークションもまだ途中だし、お姉ちゃんを放っておくと後で泣くから」

「な、泣かれるのですか? 

ソラエル様が……」

「そりゃもうさっきもネモで遊んだらボクを放っておくなんてー! って泣きながら怒ったもの」

「な、泣いてないやーい!!」

 

聞こえないだろうと思ったらまさかのステージから反論が飛んできた。

こちらに気を使ったようで結局私が何をしてるか気になって仕方ないのだ。本当に手のかかる姉だと思う。同時にそんな彼女が愛おしいとも。

 

「ほらね?」

「ふふっ、そのようですね」

 

マシュも微笑ましい気持ちになったのか、また柔らかい笑顔で私を見ながらステージの表舞台へと歩き出す。

 

「それではよろしくお願いします、先輩!」

「お手柔らかに頼むね、マシュ」

 

こうしてオークションの手助けをしながら、午後の時間がゆっくり過ぎていった。

 

◇

 

夜のお楽しみ

━━帝城 皇帝の寝室━━

 

夜。

オークションを終え、城に戻ってお風呂に入ったけどまだ仕事は終わらない。

そもそもこの後こそ一番大事な時間。

ご主人様にご奉仕できるまたとない時間。

堂々とベッドに腰かけて足を開く彼の下に2匹の淫魔が揃って顔を寄せ、主の掲げた逞しい勃起に舌を這わせる。

 

「んっ……じゅる……じゅりゅる……れろろぉ……んへぉ……」

 

姉が大きく開けた口に肉棒を咥えこみ、根元まで届くように深く深く口を落とし続ける。窄めた口の形は気品の欠片もないほど淫らでいやらしい。

 

「今日は視察だったな。眷属達からもお前達は仲良く仕事をこなしていると聞いている。特に不都合も出ていないか?」

「はい! リっちゃんが優秀でボク、すっごい助けられてまーす」

「リカエル、お前はどうだ?」

「お姉ちゃんと同じです。まだまだご主人様の眷属として未熟な私ですから……とても助けてもらっています」

「なるほど。共に助け合っているか……姉妹仲がよくて何よりだ」

「んっ♥」

「あはっ♡頭なでなでされるの……んちゅっ、ちゅぺっ……好きだよぉ♡」

 

奉仕しながら報告する姉と私の頭を撫でてくれるご主人様。その指先さえ愛おしくておまんこが濡れちゃいそう。

思わずつかみ、彼の指にも舌を這わせる。

 

「ちゅっ、ちゅぱっ! はぁ……はぁぅ……ご主人様の指、おっきいぃ♥舐めてるだけで気持ちよく……なっちゃいますぅ。んちゅる、ちゅぺ、あむちゅ、ちゅぱっ……ごつごつして、とっても力強くて……オスの魅力に溢れておられます。これが男の人……屈服するべきオスなんだって私のおまんこ、すっごいキュンキュンして……♥」

「クク、指もいいがちんぽも忘れるなよ?」

「は、はい。申し訳ありません」

 

軽い注意だけどうっかりしていた。今は奉仕。自分が気持ちよくなるばかりじゃダメ。姉の邪魔にならないよう屈み、タマタマに指の分の敬愛も込めてキスを繰り返す。

姉はというと頭に乗った指へうっとりした表情をしつつもしっかり竿全体へ舌を当て、レロレロと気持ちよくなるよう動き続けてる。時には口全体で竿を飲み込むような豪快さもあって、まだまだ熟練度の差があると実感。

 

「はぶっ……ちゅっ……ちゅばっ……むっちゅる……」

(お姉ちゃん……私だったら顎が外れちゃいそうになるのにまんこみたいに食べちゃって……)

 

そんな気持ちを知っているのかいないのか、舐め続ける姉の視線は肉槍一筋。恋する乙女の瞳で主とちんぽに夢中な表情。

そんな彼女に当てられて私もまた奉仕に熱が入る。

 

「……んふふ……じゅりゅるる……えへぇ……ちんぽ、何度しゃぶっても全然味薄くならない……あはぁ、すっごぉい♡」

「お姉ちゃんの言う通り……ちゅっ♥ちゅっぷ♥ちんぽキスしてると頭の中が全部ちんぽだけになって……私の男失格ペニスなんかと違う……ああ……おちんぽ様ぁ♥」

 

ぶにぶにした触感も唾液と体臭の混じった匂いも何に奉仕しているかを色濃く示してくれて興奮を煽る。

彼女が口を肉棒から離す。先走りと唾液の混ざった糸がキラキラと光の橋みたいに両者をつないだ。

 

「クク、いい奉仕だが……その恰好は雰囲気づくりか?」

 

じっとりと熱の籠った視線が私と姉の顔から胸、そして足元へと伸びていく。

他の人間では何人集めても足りない、オレのものって所有欲に満ちた王の視線。肌どころか内臓まで舐め尽くされるようなその視線を受けただけで感じちゃう。

 

「はぁぅ……♥はい、視察で回った時にメイド服を着ているお店に行ったので」

「今日のご奉仕はせっかくだからメイドさんスタイルにしよっかーってさっき決めたんですよー」

 

そう。今日2人で着ているのは共にメイド服。

以前デートで買った清楚なメイド服を衣装に取り込み、さらにご主人様に喜んでもらえるよう姉と色々改造を施したエロメイド服。

頭にはカチューシャ。手袋と靴は黒色で本職に負けないよう拘った長手袋と眷属のハイヒールを止めて革靴に。

ソックスはエクスティアを元に太ももまでの長さに押さえた白色で姉と私で色違いのリボンを太ももに結ぶ。

胴から腰まではリリスティアの服をそのまま使い、腰回りにエプロンと最低限の清楚要素。

胸がパックリ開いた、昼のバニーガールにも劣らないエロ衣装だった。

 

「こうしてメイド2人のデカ乳おっぱいを……」

「両側から擦り付けちゃいまーす♪」

 

ご主人様に寝転がってもらい、今度は左右から姉と胸を突き合わせて肉棒を挟み込む。

 

「ん……お姉ちゃん……ちゅぶ、ちゅれ、むちゅ……」

「ボクも……べろぉ、ちゅぺ、はちゅ、ちゅう……」

 

姉とちんぽの上でキス。舌と舌を絡め、境界も忘れるほど熱っぽく触れ合わせる。長めの私の舌より小さくてピクピク動く可愛い姉の舌に唾液を塗り付け、彼女の中へ送り込む。猫がミルクを飲むみたいにぺろぺろと攫ってくれるのが嬉しい。

逆に姉から流し込まれる唾液を私もしっかり受け止める。体全部がいい匂いのする姉は唾液も当然いい匂いだし甘い。思わず飲みたくなるのを我慢して、私の唾液と混ぜあわせてまた送り返す。

互いに唾液を絡め合わせ、やがて目一杯溜まったのを視線で合図。

 

「ん……おねえひゃん、ひょろひょろ」

「うん……混ぜた唾液を……れろ~。

━━ふふっ! ボクとリっちゃんの唾液でちんぽヌルヌル~♡動いちゃいますね」

 

沢山混ぜ合わせた唾液ローションを挟んでいたちんぽにぶっかける。

すっかり泡立って粘っこくなった唾液はおっぱいで挟み込んだ肉棒をとても滑らかに動かしてくれる。

 

「ほぉ……これはいいぞ」

「ありがとうございます。お姉ちゃんと、練習しましたから」

「いつも途中でキスするのに夢中になっちゃいますけどね☆」

「お姉ちゃん!」

「クク、いいさ。オレの奴隷だ。どこまでも欲望に正直でいろ。それこそがオレへの誠意ってもんだ。

だが奉仕は忘れるなよ」

 

主人の言葉を受け、すぐさま奉仕を再開。

ぬるぬるによく滑る2つの双丘に挟まれた肉棒へ姉と交互に胸を押し付ける。

 

「こう、してぇっ……」

「んあぉ♡り、リっちゃんの乳首がボクの乳首をぉ……」

「お、お姉ちゃんのおっぱいも私の……あんっ♥」

 

すり合わせただけで気持ちよくなり、服の中でツンと持ち上がる乳首。姉もやっぱり感じているみたいで可愛い桜色がメイド服の生地をぷっくり押し上げている。

そんな勃起乳首へ乳首を押し付けるとビリビリした快感が走るようでとても気持ちいい。

ちんぽを擦りつつ、姉の乳首へ乳首を当てようと胸をより強く押し付ける。

 

(乳首……乳首いいのもっと……)

 

朝から溜め込み続けた肉欲が快感をきっかけに再び目覚め、体の中からもっともっと触りたい欲望を高めていく。

やわらかくてむっちりした胸を擦り合わせるマッサージのような柔らかい快感と、時折乳首が擦れて流れる鋭い快感。2つの快感に高められた欲望が自然と奉仕しているモノの存在を頭に意識させる。

 

(ちんぽ……ああやっぱりご主人様のちんぽ素敵ぃ……)

 

フェラしていた時でもほれぼれするような思いだったが、欲望に火が点いてから見るとやっぱりすごい。

大きめな自分達の胸に挟まれても亀頭どころか竿まで飛び出す長さ。

雑魚オスとは比べるのもおこがましい膣を押し広げてくれる太さ。

大きく張り出したカリは女のまんこを抉る力強さに溢れ、ビキビキに血管を浮き立たせた外見は男らしさとは何なのか一目で教えてくれる。

匂いもとても濃厚で、私達の唾液をかけられても薄れることのない女の子宮を疼かせる性臭。すっかりおまんこも愛液を垂らしてショーツが濡れてしまった。

 

(欲しい……ちんぽ……ちんぽちんぽちんぽぉ♥♥♥)

「……んしょ、んしょ。ふふっ、ご主人様♡リっちゃんにご褒美、与えていただけませんか?」

「クク、いいだろう。既に顔がちんぽ欲しくてたまらんって言ってやがる」

「あ……も、申し訳ございませんご主人様」

「構わんさ。奴隷を満足させてやるのは主の甲斐性だ。働いてきた分を労ってやらないとな。

ほら上に跨れ。だがまだだぞ、入れるギリギリの姿勢でオレに媚びてみろ」

 

そんなに顔に出ていたのか。顔から火が出そうだ。

でも我慢できない。

ずっと仕事だからとかけていたセーブがご主人様の寵愛で外れていく。

にゅぷんと跳ねるようにちんぽから胸を外し、もつれる手でショーツを脱ぎ、ミニスカートを持ち上げて犬がチンチンする姿勢でちんぽの上に待機。

ご主人様に恥ずかしくてエッチな姿を見せて許可をもらわないと。思いつく限りに自分を貶め、主人の興奮を煽れるような言葉を探す。

 

「ご主人様ぁ……どうか……どうかリカエルの……元オスのくせにメスとして可愛がられるのを選んだ淫魔奴隷まんこに……ちんぽ、ご主人様のたくましくてかっこいいおちんぽ様を恵んでください……♥」

 

言いながら自分の男だった過去を捨てた時に得た幸福感を思い出す。

男なんて自分にはいらない。

すべて捨て去ったあの日の気持ちよさ。

何より煩わしい全てから解き放ってくれたご主人様への愛と快楽。

思い出しただけでイってしまいそう。まんこからは透明な液がトロッと流れ出し、唾液で光るちんぽをさらに淫らでいやらしく飾っていく。

 

「朝からずっと皆が盛ってるの見せられて限界だったんです。お昼もネモをイジメちゃうくらいムラムラして……早く……早くお慈悲をください、ご主人様♥」

「クク、いいだろう。いれていいぞ、リカエル」

「はいっ━━んぁぁああああああ♥♥」

 

来た。きた。キタ。

入ってきた━━違う、戻ってきたんだ。

ミチミチと期待でトロトロになりながらも肉棒を求める襞を強引に割り開き、ぶっといちんぽが挿入される。

感じたのは異物感よりも満足感。このちんぽがあってこその自分だと五感全てが叫んでいる。

 

「いい……あふぅ……ちんぽ、おっきぃ……根元までぇ……あっ……子宮にキスしちゃってぇ……♥」

 

入り込んだ一瞬で膣の全てを埋め尽くし、隙間なくキモチイイ所に触れてくれるちんぽ。

その偉大な長さであっさりと膣道の奥、子宮にまでコツンと亀頭を押し付ける。

子宮へキスされた途端に広がる甘い痺れのような快感。この快楽さえあれば何もいらないと本能にまで刻みつけられた悦びの快感だ。

だがじっとしているだけでは徐々にその悦びも薄れてしまう。

逃したくなくて、そして主を悦ばせる為に跨った腰をゆっくり持ち上げ、やがて降ろすピストンを開始。

 

「あっひ! んっう! どう、んひぃ! ……ですか? 

ご主人様、ちんぽ、気持ちいいですか?」

 

ぐちゅぐちゅ濡れる襞を動かして巻き付け、肉棒全体を感じてもらえるよう締め付ける。

そして私の締め付けをものともしないちんぽの力もすごい。並のちんぽなら食いちぎっちゃいそうなくらいに力を入れているのにまるで無意味。むしろ襞の形を整えられ、よりご主人様にあった形へ変えられていく幸福感と暴力的な快感の方がずっと強い。

 

「ああ……いいぞ。よく腰の動かし方も分かっている」

「よかった……よかったですっ♥もっと、もっと気持ちよくなってくださいませぇ♥まんこ、私のまんこで!」

 

不意に姉が私の後ろに、ナイオーロ様の足元へと現れる。

何をと思った次の瞬間には乳首をキュッと摘ままれた。

 

「はふぃいいいい♥♥」

「にゃはは。エッチなメス声いただきました~」

「お、お姉ちゃん! んぉ♥♥んっんっんっ♥おっぱい弄ったら、腰動かせなくなっちゃう!」

 

姉の指は慣れたもの。メイド服の隙間からするりと入り込み、胸全体を下から持ち上げながら指を沈みこませて揉みしだいてくる。

荒っぽい男の揉み方とは違う、快感を高める為の愛撫。乳腺や筋肉の筋に従って揉みあげられると体の奥から熱が広がり、じわじわ火のつくような快感と一緒に胸がより性感帯として目覚めてくる。

 

「んっふ……ふあぁ……なんでこれ……乳首以外でも……」

「お姉ちゃんは妹のことを何でも知っているのだ~♡うりうり~♪」

 

乳首を再び摘ままれる。痛みのないそっとした指使いで持たれただけなのに、ゆっくり昂らせてきた熱が一気に出口を見つけたように殺到。

 

「あっ♥はぁんんっ♥」

 

ミルクが出るんじゃないかって思うほど体から一気に熱が迸る。擦れ合うサラサラした指の感触がくすぐったくて気持ちいい。

同時に姉がおっぱいを弄りながらリズムを合わせてくれて、腰の動きも再開。より体重を込めて下ろし、逆に目一杯抜こうと足に力を込めてピストン。

カリが引っかかって襞を抉っていく感覚も、思いっきり膣に入ってきた亀頭が子宮口をほじるのも、姉におっぱいを揉まれてから乳首を摘まむ繰り返しも、全部気持ちいい。

 

(もうすぐ……イキそう、かも)

 

既に昂ぶりは絶好調。このままピストンを続けるだけでも絶頂出来るだろう。

だがそれを感じたのか、姉がまたにんまり笑って手を緩めると私の耳に口を近づける。

 

「もう少しでイけそうだね。イったら絶対気持ちいいもんね」

「うん……うん♥お姉ちゃん、私をイかせて。朝からずっと我慢してたんだもの」

「まあまあ焦らない焦らない」

「んっ♥お姉ちゃん……?」

 

片方の手が胸から外れてご主人様と愛し合う結合部へ。

先走りと愛液に濡れた私の秘裂に触れ、やがて陰核を乳首へしたようにキュッと摘まむ。

 

「あんっ♥」

「淫魔なんだもん。ボクも混ざりたいなー。

━━どっちがいい? 

ふたなりちんぽを食べられるのと、ふたなりちんぽで犯されるの」

 

姉の指先に魔力が集まってくる。私のクリトリスを勃起させてちんぽにして自分が食べちゃおうという考えだ。そして同時に背中に当てられた姉の股間にも固くて熱いものが出現する感触。

どちらでも出来るよという姉も遊びたい気持ちがひしひし伝わってきた。

どちらも、と思いかけたが違う。

だって今の私はメス。ご主人様に奉仕して姉に可愛がってもらう自分にオスの悦びなんていらない。

気づくと思いっきり願望を叫んでいた。

 

「ちんぽ! ちんぽで犯して! ご主人様とお姉ちゃんのちんぽで犯して♥♥私、メスだって沢山マーキングしてほしいの♥」

「にゃはは~。まったくとんだおちんぽ好きになっちゃって♡男だった時はボクより立派なちんぽ持ってたのに♡」

「そんなの知らない♥私メス♥メスだから♥犯すより犯される方が好きなのぉ♥」

「りょーかい♡そぉれっと!」

「んぉおおおお♥」

 

一瞬の溜めの後、お尻の中へも肉棒が入り込む。

拡張や慣らしなんて必要ない。淫魔のお尻はいつだって性器だから。腸壁をゴリゴリ抉って突き上げてくる肉棒の熱さと太さが自分を壊してくれるよう。

生まれ変わった時以来の二つの穴で犯され、ちんぽが両側から頭をぶっ壊すようなとてつもない快感。

目の前が真っ白になりそうな愉悦で快感の火花がピストンの度に視界で瞬いた。

 

「ちんぽ、お姉ちゃんのもご主人様のも!! ちんぽすごしゅぎぃ♥」

「クク、これがいいのか? 

そらっ!!」

 

掛け声と一緒に腰を掴まれ、ご主人様からもピストンを開始。

上ってきた逞しい肉棒が膣をあっさり埋め、奥の子宮口さえも簡単に割り開いて子宮壁をゴリッと削る。光が弾けるような快感と衝撃を受けながら打ち震え、のけぞりながら必死に問いへ答える。

 

「ふっひぃいいい♥はいっ! はい”っ!! 気持ちいいです! ちんぽハメハメ最高ですっ!」

「男だったくせに男にちんぽを入れられて気持ちいいのか。昔のお前が見たらなんていうだろうな」

「そんな、そんなの羨ましがるに決まってます! ちんぽなきゃ嫌です! ずっぽずぽ体の奥まで貫く凶悪ちんぽハメられるの最高♥」

 

快感は前だけからじゃない。

お尻の方にもメイド服ミニスカートをめくった姉のデカちんぽがぐりぐり、じゅぽじゅぽとリズミカルに突きこんでくる。

久しぶりのアナルセックス。入り口を越えた肉棒に肛内を突かれると膣でしているように快感と痺れが体へ到来。必死に追いつこうと膣襞でちんぽを迎えると、また姉の嬉しそうな笑いが耳へ。

 

「くふふ~」

「ど……どうしたのお姉ちゃん?」

「あのリっちゃんがこんなにもちんぽ大好きになってくれるなんてな~って♡」

「やん♥ご主人様の前でそういうの言わないでぇ♥」

「にゃはは。でもご主人様はそういうの聞きたがるお方だから隠しちゃダーメ」

「そ、れは……あんっ。そうだけど……んにぃ♥」

 

体を起こしたご主人様も正面から私を見つめ、ちんぽを動かしながら問いかけてくれる。

 

「女の体がいいか? 最高か?」

 

そんなの決まってる。

 

「はい! はいいっ! 男の体より女の方がいい! 私、ご主人様のメスになるために生まれてきたんです! 

だって……だってぇ……今の方が何っっっ倍も幸せですからぁっ♥♥」

 

当然だ。男の頃なんてもうほとんど思い出せないし、思い出そうとすることもほぼない。

マシュやカルデアの仲間を振り返るのがせいぜいで、それ以前は本当に希薄。

いつもセックスする度、そしてご主人様に突いてもらう度にどんどん薄れて、代わりに一層胎内を犯してくれるちんぽと主人への愛が強くなっていく。

なにより犯してもらっている間の幸せな感覚はもう何物にも代えがたい。

 

「いいねぇ。ちんぽ気持ちいいね……ずっとこうしてたいな、リっちゃん」

 

一瞬声のトーンがいつもと変わって、胸を揉んでいた手が体をぎゅっと抱きしめるように。

どうしたんだろうって思うけどお姉ちゃんはすぐにまた笑って腰を動かし始めてくれる。

 

「んっ! ふっ! ふあっ! リっちゃん、リっちゃんはボクのなんだから!! これからもずっと気持ちいいことしようね!! むちゅっ!」

 

何かを振り払うような声と一緒に押し付けられる唇。

何を考えているかはやっぱりわからない。

でもとりあえず気持ちよくしてあげたくて私も姉の顎に手を添えて唇を重ねる。

 

「ちゅぅ♥んちゅぅ♥ちゅろ♥お姉ちゃん……お姉ちゃん好き♥」

「ふっちゅ♡れろぉ♡れるるるろぉ♡♡リっちゃん、ボクも大好き♡」

「クク、オレの奴隷ってことを忘れちまいそうな仲の良さだな」

「あっ、ご、ごめんなさいご主人様!! 私が━━んんひぃいい♥」

「謝るなよ。オレを忘れるほど攻め方が甘かったならオレの手落ちだ。

さらに気持ちよくしてやろう」

 

言葉の後、限界だと思っていた肉棒がもう一回り膨らんだ。

子どもの腕くらいにも太くなり、膣が壊れそうなほどの圧迫感。なのに感じるのはどうしようもないほどたくさんの快楽。

そして呼応するように姉の肉棒も膨らんでいく。

 

「えへ♪ ごめんなさいご主人様。ボクもちゃんとご奉仕しますね」

「ほう?」

 

姉の肉棒の動きが変化。

膣側をゴリゴリ抉るように変わって、腸壁と膣壁が同時にちんぽで擦られる。

内壁一枚を隔てて擦れ合う2本のちんぽ。

しかも姉はタイミングを計ってふたなりちんぽが押した膣壁がご主人様のカリや竿をなぞるように調整。コリッ、コリッとカリ首に膣壁を引っかけられるように密着度が増し、快感も一気に増大。

 

「くっ……なるほど。また面白いことを考える」

 

ご主人様でも僅かに声から余裕が消える。

そして私も気にしていられる余裕はない。元から快楽の逃げ場がない状態で詰まっていた肉穴。それをさらに押し付けようと動かされれば圧迫はより強くなり、腸壁も膣壁もなくなってちんぽがぶつかってるんじゃないかと錯覚する。

 

(溶ける……ちんぽ以外全部分かんなくなる♥でも幸せ! 気持ちいいのっ♥)

 

そしてすぐに終わりも近づいてくる。

 

(あ♥亀頭がぷっくり膨らんで……射精……射精してもらえる……私の中にびゅーびゅーって熱いのが……♥)

 

待ち望んだ瞬間の訪れを締め付けた肉襞の感触で察知。

ぬとぬとと先走りが膣壁に押し付けられれば亀頭の広がりを決して見逃さない。前後ピストンの衝撃と快感がどこまでも性感を昂らせ、私自身も再び絶頂に近づいていく。

 

「リっちゃん……ボクも……ボクも!!」

「うん……うん♥もっとお姉ちゃんも沢山突いて! お尻めちゃくちゃにしてっ♥」

 

姉もお尻を掴んで突き上げを加速。彼女ももうすぐ射精してくれると思うと嬉しさが高まっていった。

2人の肉棒を少しでも気持ちよくしなくてはと思って、強烈な快感でふわふわする頭のまま必死に肉壺を締め上げて快楽を与える。

そして、

 

「射精ひてくだしゃい! ナイオーロ様! お姉ちゃん!!!」

「射精すぞリカエル!! お前への愛の証、たっぷり受け取れ!! うぉおおおお!!!!」

 

獣のような吠え声の後、射精が始まった。

熱い熱い子宮を破裂させるんじゃないかと思うレベルのザーメンが一気に雪崩れ込んでくる。

 

「はっひぃぃいいい♥ふぉ♥あちゅ、あちゅぃいいい♥ふひゃぁぁああ♥」

 

まさに灼熱。膣壁が火傷したかと思うほどの快感と熱さが襲い、熱が膣の隅々まで染み渡っていく。

同時に膣も細胞が泡立つような感覚がして触れた瞬間から愉悦に。

そしてアナルでもじゅくっと奥まで突っ込まれた亀頭が弾け、姉の荒々しい吐息が吹きかけられる。

 

「ボクも……射精ちゃうよ! 大好きなリっちゃんのけつまんこ、妊娠しちゃ……えっ♡」

 

ドプンと塊をひり出すような衝撃と一緒にこちらも精液が一気に注がれる。肉棒だけでパンパンだったお腹が中から広げられ、白濁の流れる感覚さえあまりにも気持ちいい。

 

「おひりにも来た♥来ちゃぁ♥じゃーめんしょしょがれ━━オっほぉおおおお♥♥」

 

獣じみた声まで上げ、クラブで見たカイニスのように情けない吠え声をあげて体をくねらせる。

もう頭が馬鹿になりそう。

じっとしていたら次々に膣と腸を満たす白濁に頭まで溺れてしまいそうだった。

そしてそんな熱さと肉欲の迸りに押し上げられ、私自身も高みへと気持ちよさが上っていく。

 

「イク、イっちゃいますぅううう♥♥まんことアナルに中出しされて……イッくぅううぅぅうう♥♥」

 

子宮の淫紋が光を放ち、最高に気持ちいい愉悦に満たされながら私も絶頂。

注がれた分の白濁を快楽と嬌声に変えて口から吐き出すみたい。

叫べば叫ぶほど高まる性感を迎え、最後は私もあへぇと口から舌を垂らしながらだらしなく姉に身を委ねた。

 

◇

 

たっぷり射精してもらったちんぽを引き抜くと、想像通り二つの穴から白濁が零れてしまいそうになる。ひり出すだけでも快感になりそうだったが懸命に両穴を引き締め、体の中へ閉じ込めて後味まで堪能させてもらう。

格好だけのメイドだがご主人様の前で粗相はできないし。

そしてまんこから抜けて白濁に塗れた肉棒へ、もう一度姉と一緒に唇で舐めていく。

 

「んちゅ、ちゅぱ、ちゅっぷ、ふっちゅろぉ」

「れろ、れりゅ、んちゅるるる、んぅう」

 

ちんぽ越しに姉と舌を絡ませる。私と姉、そしてちんぽで一つの生き物になるような感覚。

舌から伝わるその熱さが奉仕の悦びを何倍にも引き上げてくれる。

ぺろぺろ舐めとる白濁の味もいいし、唾液も甘くて美味しい。

 

「熱心なことだな。ソラエル、そしてリカエル(お前)も」

 

ご主人様のお褒めの言葉までもらうと嬉しすぎて、ついきっちり締めた膣穴からザーメンが零れてしまいそうになっちゃう。

 

「えへへ! 当然ですよ。ボク達の全てはご主人様のもの。気持ちよくなっていただきたくて奉仕することしか考えられないですもん」

「喜んでいただけて光栄です、ナイオーロ様。私を男から解放してくださった御恩、少しでもお返しできているならそれに勝る喜びはありませんから」

「だがリカエル。お前も一度イった位で満足はするなよ?」

「……はい。もっと奴隷として耐えられるよう励みます」

 

失望させてしまっただろうか。少し落ち込みそうになる表情を取り繕い、メイドらしく、奴隷らしくしっかり熱を込めて奉仕を続行。まだまだ未熟な私、姉にも負けないくらい頑張らないと。

そうやって気を引き締めた途端、主の言葉でまた緩みそうになる。

 

「違う。お前達にもいずれはオレの子を産んでもらうからな。しっかり孕むまで犯し続けてやる。

オレの女として耐えられるようになれってことだ」

 

子。

最初どういう意味か分からず、次いで子どもをいつか抱くんだという実感が追い付いてくる。

 

(私が……ご主人様の子どもを産む……?)

 

誰より大切なお方。この方の血を継ぐ子を我が子として育てられる。

何だかわからないけど、でも想像するとこみ上げるのは嬉しさだけだった。

 

「はいっ。ご主人様の子を産めるよう頑張ります!」

「ああ、そうしてもらわないと困る」

「えー、ずるいー! こういうのはねんこーじょれつって奴ですよご主人様!」

 

姉が不満そうに頬を膨らませるのも可愛い。大好きな姉と一緒にご主人様の子を孕み、ボテ腹で犯され、いつかは我が子もご主人様に……なんて素敵な人生。

堕ちてよかった。

この方に捧げるために私の今までの人生はあったんだってあらためて思える。

 

「心配せずとも眷属達の順は守るさ。だが先に孕んだらその時はその時だな」

「っ━━こうしちゃいられない! 次はボクの番! リっちゃんが今度はボクのお尻を犯す番だからね!」

 

メイド服のスカートを持ち上げ、早く犯してとショーツを脱ぎ捨てる姉。

むっちりしてプルプル震える尻肉とアナルを見ていると、今度は犯してやりたいって欲望が高まってくる。

魔力を巡らせ、すぐさまふたなりちんぽを出現させて姉の尻をゆっくり揉んでいく。

 

「分かってるわ━━アナルが閉じなくなるまで犯してあげる」

「ふぇ!? い、いやー、ボクはそこまでハードなのは求めてないカナ。

……あの、何か怒ってる?」

 

何で驚いているんだろう。

自分から犯してって言ったくせに。

 

「いいえ、まさか。ご主人様以外とエッチしてる時は私、攻めたくなるって知ってるでしょ。今日もネモやマシュにそうしたし」

「し、知ってるけどなんか目が怖いな~って」

「一度じゃ足りないの。私も孕みたいし、ご主人様にもっともっと私へ射精して頂きたい。

━━だから手っ取り早くお姉ちゃんを気絶するまで犯そうかなって」

 

半分冗談で半分本気だ。

姉は私が犯したくらいで気絶まではしないだろうし、私もそこまで出来る自信はない。

でもさっきの私みたいに快感に溺れる姉は見たいし、啼かせてあげたい。

ビキっと男の頃唯一のとりえだった肉棒がさらに大きくなり、亀頭が肛門へぷにぷにとキス。それだけでもちんぽが蕩けていきそうな気持ちよさがある。

 

「ストップ! その考えストップ!! やっぱりエッチな話の時のリっちゃんヤバイって! 

ほら無理矢理はナシですよねご主人様!?」

「クク、本当に仲がいいなお前達」

「笑ってないで助けてー!!」

「大人しくしてお姉ちゃん!」

 

そうして日付が変わるまで、互いに犯す時は遠慮なくちんぽで犯し、犯される時は相手の精を搾ろうと競い合った。

 

◇

 

眠りの前の小話

━━帝城 ソラエルとリカエルの部屋━━

 

「ふぁー……疲れた~」

「お姉ちゃん、寝るなら服脱いでよ」

「はいはーい。

……んもぅ、リっちゃんが思いっきりズポズポするせいでお尻閉まんないじゃん。まだ中でドロドロ動いちゃってる」

「悪ノリしたのはお姉ちゃんも一緒でしょ。胸ばっかり何度も揉んで……乳首すごい張ってるし」

「まぁまぁ、そこはご愛敬ってことでさ。おっぱい大きい方が赤ちゃんも吸いやすいしいいじゃんか」

「よくないわよ全く」

「でも今日も楽しかったねー。エレちゃんの所は子どもを良い感じに育ててくれてるし、クラブもスレイブ達が楽しめてるみたいで良かった」

「そうね。知らない人たちじゃないから幸せなのは私も嬉しいわ。

━━ね、お姉ちゃんは幸せ?」

「んん? なんか哲学的な話題?」

「違うわよ。いつも楽しそうにしてるけど無理してるんじゃないかって思っただけ」

「……そう思う?」

「そんな気がしただけよ。お姉ちゃん、抜けてるフリして誰より仕事してるタイプだもの。

今日もクラブのこと知ってたし、私がマシュと話す間もステージに立ってたじゃない」

「あはは~。気づかれちゃってるか」

「ずっと一緒なんだから気づかない方がどうかしてるわよ。私だけじゃなくてルクスリアお姉様達だって気にしてるはず」

「まぁね。お姉様達も心配性だから。

でも今は十分幸せだよ? 

毎日楽しいし……リっちゃんみたいな可愛い妹も出来たし!」

「きゃっ! こ、この! またおっぱい揉んでっ♥ち、力入らないぃ♥」

「にゃはは~。リっちゃんのおっぱい揉んでる時が幸せ~」

「……こんなのでいいならさせてあげるけど。他にしたいこととかないの?」

「んー、閻魔亭みたいな宿でイチャイチャエッチしたいとか青姦したいとか?」

「またそういうことを……したいなら別に付き合うけど。

他に特別なこととか……んあぅ♥もう! おっぱいばかり揉むか喋るか一つにしてよ」

「はいはい♡リっちゃんは可愛いなぁ♡

特別なことかー……特別……」

「お姉ちゃん?」

「そっか……もうできないもんなぁ……」

「どうしたのお姉ちゃん」

「んーん。ちょっと考え事してただけ。何でもないよ。

━━そうそう! 美味しいパンが食べられるカフェがあってね。次のお休みに一緒に行こっか。リリスティア衣装(正装)じゃなくていい所でさ、雰囲気もとってもおしゃれなんだ! 

リっちゃんもきっと気に入るって!」

「カフェなのにパンが有名なお店? 

帝都のこと、それなりに知ってるつもりだけど……そんなのあったかしら」

「ううん、ここじゃないんだ。ま、それはその時お楽しみってことで。

……あっちのお姉様も話は通じるし、てんちょーさんもお客さんとしてなら大丈夫……のはず」

「何ブツブツ言ってるのよ。また変なこと企んでるの?」

「そんなことないよー」

「本当にお姉ちゃんったら……しょうがないからついていってあげるわ。私はお姉ちゃんの妹だもの。

さ、明日も工場の視察とかやることはあるんだからもう寝ましょ」

「そうだねおやすみー」

「……」

「……」

「……」

「……リっちゃん」

「……どうしたの?」

「ずっと一緒。ボクだけはリっちゃんとずっと一緒だからね」

「当たり前じゃない。お姉ちゃんがいなかったら私はいないんだもの。

私だって離れてあげないから」

「にゃはは、そう言われると照れるなぁ。じゃ、お休み~」

 

━━きっと今日と同じ夜をこれからも何度も迎えると思う。

姉に振り回されて、姉を振り回して。

そんな日々の繰り返し。

それでいい。

私はリカエル。リリスティア・リカエル。

もう人類の未来とか星の命運とか知らないし興味ない。

だってマスターでもないただの淫魔だもの。

お姉ちゃんやご主人様がいてくれれば後はもう何もいらない。

 

「おやすみ、お姉ちゃん」

 

すぐに寝息を立てはじめた姉の頬に手を添えて目を閉じる。

明日も今日と同じ幸せな日になりますように。

 

 

【挿絵表示】

 

━━END━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇

 

 

 

概 念 摘 出

THE NEW CRAFT ESSENCE

『桜の咲く頃に』

 

【挿絵表示】

 

イラストレーター:けだまとん

 

 

 

解説

 

「創ちゃん卒業おめでとう!」

「ありがとう。真理奈こそ卒業おめでとう」

「ふふっ、ありがとう。

でも今日はちゃんと1人で起きてほしかったな。4月からは大学生なのに少し心配かも」

「うう……ごめん真理奈。いつも起こしてもらって助かってます……」

「先輩、ご卒業おめでとうございます。卒業生答辞、とてもかっこよかったです!」

「ありがとうマシュ。来年はマシュが3年生だから後輩の面倒もしっかりみてあげてね」

「藤丸ー! マシュちゃんとイチャついてないで俺もフォローしてくれよ!」

「創真が自分で起きないのが悪いんだろ! マシュも言っていいよ! 早起きしろって!」

「し、紫峰さん! 早起きは習慣にしなくてはいけないと思います!」

「ふふっ! マシュちゃんにまで言われちゃったね創ちゃん」

「こ、後輩にまで叱られるのは効く……」

・

・

・

もし運命が変わっていたなら。

もし出会いが全く別の形であったなら。

あるいはこんな日もあったのでしょうか。

帝国の支配と戦う日々も世界を救う旅もない、ありふれた出会いと別れの物語の一節。

恋人と友人と後輩と過ごした学び舎を去る日。

命運も責務とも縁がない彼らの迎えた、ある卒業式の光景。

 

━━これは夢想の絵画。

人並みに幸せを願い、駆け抜けた彼らが過ごしたかもしれない日常の形。

もう訪れることはない大切な記念日。

未練はないし、後悔があるわけでもないのです。

それでも時折、俺(ボク)は夢に見る。

あり得たかもしれない日々のカタチを。

過ごせたかもしれないもう一つの安らかな日々を。

桜色の淡雪が降り積もる空の下、隣に眠る妹を見つめて。




というわけでFGO特有の終わりをさせて、このシリーズは終わりとなります。
お付き合いいただきありがとうございました

概念礼装及びシリーズ原案はフォロワーの妖精妃モルガン様より頂きました。
そちらにアレンジを加えた形となります。アイデアをありがとうございました。

そして素晴らしい概念礼装のイラストにつきましてはフォロワーのけだまとん様→https://twitter.com/kedamaton_
が描いて下さった作品を使用しております。ご本人様には使用許可を頂いていることを記しますのと共に、重ねて厚くお礼申し上げます。
原案では街角の休日イメージだったのですが、けだまとん様の作品をからインスピレーションを感じ、桜要素を盛り込みたくて卒業式に変えた感じです。
藤丸はもう過ぎちゃったし、創真も3のハッピーエンド以外卒業式できなかっただろうなという考えから、ソラエルにとっては2人ともできなかったこととして胸に引っかかっております。
あと最後についてはこの話の構成を考えていた時に遊んでいたホラゲー、『零 眞紅の蝶』の影響も受けてます。欲望の赴くままに生きている裏にある儚さとか、男から女に変わった境遇を理解できる2人だけの姉妹の絆とかを感じでもらえると嬉しいです。

思えば最初はモルガンと妖精騎士達と藤丸とマシュを堕とすだけの話のはずだったのに、ネモとダ・ヴィンチを加えた上に大冒険とすごい分量になりました。
完結まで半年以上と書いてきた中でも間違いなくシリーズ最長ですね。
驚きと同時に中々の達成感があります。
書き上げられたのは紛れもなく多くのフォロワーの方々に支えられたからであり、感謝の念で堪えません。
応援頂きまして誠にありがとうございました。
これからも色んな悪堕ちを書いていきますので楽しんでもらえると幸いです。

メインストーリーはここで終わりですがひょっとすればまた日常回としてソラリカコンビの日々を描くこともあるかもしれません。

ではまた次回。
基本的にpixivで活動してますがハーメルンもIS×00いい加減どうにかしないとな・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。