エクスティア×FGO 異界魔導帝国ロギア・アース~堕ちた人理の希望~ 作:王天君
堕ちたのかどうかはぜひ本編でご確認ください。
不時着
関門海峡が落ちた後。
クサカベによる決死の後押しと一か八かのエンジン点火により包囲を脱したカルデア一行。
彼から最後に示された鹿児島にいるはずの人間達を少しでも守るため。
そしてとにかくさらに情報を集めるために彼らの船は福岡から南下の道を取っていた。
佐賀、長崎は対馬より押し寄せたモース軍団の別動隊により既に壊滅。
大分もルクスリアの事前襲撃と津波による一撃で防衛線が崩壊。意気揚々とアトランティスの帆船で上陸を続ける帝国軍を見ながらも敵の規模から苦渋の決断で迂回。
血で濡れる大地に桃色をした世界樹の花粉が降り注ぎ、世界が赤く塗り替えていくのを見守るしかできなかった。
ブリッジに集まったクルーも一様に表情は重く、妖精騎士達も敗走の深刻さ故に誰も口をきかない。
ミニソラはいつの間にかビンの中へと戻ってニヤニヤ笑いながら沈黙。
ゴルドルフは敗走は無念で戦況も芳しくないとしつつ、生き延びた責任を果たさなくてはならないと主張。士気は上がらないものの、鹿児島であらためて助けられなかった償いをすると皆の心を一つにまとめた。
しかし無理をして急速浮上したストーム・ボーダーにつけが回り、破損個所からエンジントラブルが発生。
高度を維持するのは不可能。
かといって街中に着陸すれば帝国に発見される危険が高まる。
異聞帯離脱の選択肢も残すならシャドウ・ボーダーに全員乗り換えも出来ない。
各員相談の上、内陸かつ山中なら一時的に目くらましをして修理出来るのではないかと結論。
四国側の県は危険性が高いと選択肢から除いた結果、熊本県阿蘇市の阿蘇山中腹へと不時着。
ここで一晩を明かし、翌日に鹿児島県へ向かうこととなった。
◇
深夜の襲撃
「はぁ」
自室へと戻ってベッドに腰を落としたネモはようやく一息つく。
本当ならばブリッジでマリーンズや他の分身たちに指示出しをしないといけないのだが、昼の激戦による負担と最近の体調不良を考えたスタッフたちが少しは休んでと朝まで休憩することになった。
(とても休んではいられないけど……ふう、だからこそ英気を養うのも重要だね)
部屋の中は薄暗く、仮眠をとるには最良の状態。
先が見えない状態からリソース節約が決まり、今も個人ルームの照明も明るさを落とすことになっているためだ。
帽子をベッドの枕元に置き、襟元のボタンを緩めてセーラー服をクローゼットの中に。
最後に他のネモとの同期を切断して感覚が共有されていないことを確認。
やっと一人の時間を取れる。
以前は感じたことの無い解放感。
誰の眼も気にしなくていいのが心を安心させてくれる。
そうして集中している間は無視できていた股間の猛りに嫌でも意識が向く。ズボンの生地をわずかに押し上げて膨らむ勃起の気配。チィィィとチャックを降ろしてストッキングを脱ぐと下着に水の染みがくっきり。
(朝も戦闘開始前に
すでに灰色のブリーフをべっとり先走りで汚したペニスをそっと握る。爆発するんじゃないかってくらい膨らんだそれは手の中で熱く熱く燃えているみたい。
軽くシュコシュコ上下しただけで声を出しそうになって、誰もいないのに思わず口元を覆って周りを確認してしまう。
(こんな自慰を覚えたての子どもみたいな真似を……マリーンズに知られたらどんな顔するか分かったものじゃない)
異聞帯侵入からそろそろ1週間弱。侵入当初から身体を襲う謎の熱は今でも継続していた。集中すればシャットアウトできるし、一度射精すればしばらく気にしなくてよくなる。しかし根本的解決が出来ず、今ではネモの頭でベッドに入るのとオナニーを始めることは同義になっていた。
「こんな、んっ、ただの生理現象に、ふっ、惑わされ、くっ、なんてっ、僕らしくも、んんっ」
襟を口に咥え、寝そべりながら声を殺して枕に思いっきり背中を押し付ける。弾力に富みながらも芯の通った硬さを持つ肉棒はネモがどれだけ力を入れてもビクともしない。
不思議な安心感さえ抱きながら上下運動を懸命に繰り返す。
早くスッキリしたい。
早くこの熱を無くして休み、仲間達を休ませる準備も考えなくては。
だからこれは決してオナニーにハマっているわけじゃない。必要だからやっているんだと誰かに言い訳。
「みんな、これは必要だから、別に楽しんでるわけじゃ……んんっ!! 僕を気遣ってくれたのに、ふっあ! ……ペニスなんか握って!!」
いくら英霊でもオカズなしに射精できるほど上級者ではない。ノウム・カルデアにも魅力的なサーヴァントは大勢いるし、彼女らが性的に素敵な女性たちだとも思う。
だがその体を想像しても肉棒は気持ちよくなってくれず、代わりにまたいけ好かない男の顔が少しずつ頭の片隅に浮かびだす。
(なんでまた
頭のイメージと体に生まれる疼きに導かれて、両手で握っていたペニスから片手が子どもの薄い筋肉と脂肪で包まれたお尻へと伸びる。
「んちゅっぷ。えっとアナルはここで……うん、人差し指がゆっくり入って……次は中指を……」
侵入直後に半ば突き動かされて行ったアナルへの刺激。今ではその準備も万全。連日追われる発情とオナニーの処理にすっかり作業化が板についてきた。
ためらうことなく指を口に入れ、丹念に唾液でテラテラ光る指をずぷぷぅと挿入。
「んひぃっ♡」
(……まただ。お尻に指を入れただけなのに、自分でも分かるくらい強く締め付けてる。でも本数を増やしても簡単に吞み込む……おかしいのかな? でもこんなこと他の人には聞けないよ)
男ならペニスを扱いて射精するのが普通。アナルオナニーのやり方なんて聞けるものじゃない。
唾液と腸液で十分に表面が湿ったのを確認してからアナルでも指を動かし始める。
片手はペニスをしっかり握ってグツグツムラムラと集まってきた精子をペニスの中で煮込みながら吐き出そうと必死。先走りを絡ませて竿全体に絡みついた水気が抜群の潤滑油。シュッシュと亀頭を撫でるだけでイってしまいそう。
対照的にアナルから感じる快感はあまりいいと言えない。
最初は三本で満たされたネモのアナル。今ではしっかり食い込んでくれるがいまいち満足感に到達していると言い難い。元々が子どもサイズで小さなネモの指だ。3本を束ねても成人男性の指2本に幅も長さも負ける。欲しい所に届いてくれないような、そんなもどかしさがあった。
それでもどうにか快感が高まってきて、フィニッシュの為に少しでも奥へ当てようと奥へと差し込む。
(あとちょっとでイキそ……)
「こ・ん・ば・ん・は♪」
すっと顔に影がかかって果物の蜜を集めたような香りが部屋を満たす。
絶頂直前で意識が研ぎ澄まされていたのが幸運となり、すぐさまそれが異常だと気づく。
「誰だ!?」
寝具代わりのタオルで前を隠すと同時にベッドの前へ魔力が集まって形を成し始める。
床に届くピンクの髪と威厳を漂わせる白塗りの大角。
ネモの頭くらいありそうな大きさに形の取れた美しい2つの乳房。
隠す気があるのかないのか分からない前張りだけで隠した局所と美しいドレス。
エナメルのように艶めかしい光沢を纏った4枚の羽根と1本の尻尾。
忘れようのない強さで今日の関門海峡攻防戦を終わらせた皇妃。
「君とは初対面ねキャプテン・ネモ。私の顔はもうカメラで見たかしら?」
「ルクスリア……!」
「ふふ、せーいかい♪」
チロリと真っ赤な舌を口元から出しつつ彼女━━ルクスリアは笑ってみせた。
もちろんとんでもない異常事態。敵の最高幹部かトップが目の前にいる。尋常な状態のわけがない。
(どうやってここに、いやまずは藤丸達を呼ぶべきだ。でもネモシリーズとの同期は切ったし再接続まで時間を稼がないと……)
タオルの陰でパンツを戻してズボンもジッパーを気づかれないように慎重に持ち上げていく。
津波を引き起こし、アトランティス艦隊を率いた怪物だ。ネモが戦えないと知ったら何をしてくるか。
まだ興奮の冷めない頭を快楽から戦闘へ切り替えようと四苦八苦。
(あと少しで射精できそうだったのに……いや違う! 落ち着かないと)
「そんなに固くならなくても。とって食べたりしないのに」
「あいにく君を軽視できるほど僕は強くない。
どうやってここに入ったのか教えてもらいたいな。警備の再考も必要だ」
「それは内緒♡秘密の一つや二つあった方がいい女になれるのよ」
「……ずいぶん余裕だね。ボクが仲間を呼んでいるとは思わ━━」
「あら、呼びたいなら呼んでもいいのよ?
お姉ちゃん、貴方達全員と戦っても負けないもの」
笑った体からあふれ出す魔力の奔流。攻撃をしているわけでもないのに高い壁を前にした時のような圧迫感。
正気とは思えない発言。妖精騎士達も含めたカルデアの総戦力と戦って勝つなんて。だがそれが嘘でも何でもないことは関門海峡で嫌というほど見せつけられた後。
だがそこまで異聞帯の王クラスに膨れ上がっていた魔力が急に消失。
事故などではなくルクスリアはそれまでと同じ余裕を持ったまま、ほうと頬に手を当てて悩ましげな声を上げる。
「でも今日はそんなことしたいわけじゃないの。お楽しみの時間が減ってしまうのは嫌だし……ソラエルにも『藤丸クンを勝手に堕としたらお姉様でも怒るからね』って言われてちゃってるの。
あの子が気に入る相手なら私も欲しくなりそうだし、顔を合わせたくないのよね」
「なら何をしにここへ」
「君よ」
「……は?」
思わず間の抜けた声が出てしまうがあちらはネモの方がおかしいという感じ。
「ソラエルが手紙で教えてくれたの。小さくて可愛い男の子の船長さんがいるって。少し興味が出たから来ちゃった」
笑いながら一歩近づく。
ベッドの上に片膝が乗った。
「来てみて大正解! 可愛い顔に体、ナイオーロ様にお仕えする眷属怪人にしてあげるわ。この国では最高の幸福なのよ。嬉しいでしょう?」
「嬉しいわけが!」
2歩目。完全にベッドの上へ上がったルクスリアが近づき、膝立ち状態でこちらの頬を触ってまた笑う。跳ねのけようとして体が金縛りみたいなものに捕まって一切の身動きが封じられる。
互いの吐息さえかかる距離。果物を煮込んだみたいに匂いを強くさせ、反発さえも楽しくて仕方がないとばかりに笑ってくる。
「強がっちゃって可愛い♡
隠してもおちんちんが小さくなって怯えているの、丸わかりよ?」
「ひゃッ!!」
スベスベのきめ細かい布のような感触がペニスに触れ、いたずらっぽい笑みが添えられる。
裏筋を指ですぅっと撫で上げる刺激はくすぐったい程度だが、慣れない刺激でぞわわっと震える。
「うふふ。ひゃっ! ですって。期待通りのいい声」
(落ち着こう。どうにかして敵の弱点を見つけて先手を打つ。それしかない。……どうにかしてマリーンズを)
艦が損傷するだろうが仲間達を呼び寄せて、ここでルクスリアを倒せればまだこの先に見込みがある。
幸いにもここは艦内。相手の戦い方も限られるはず。
(……リスクはあるけどここでわずかでも有利をつくれるなら)
ルクスリアは今もネモの肉棒をくすくす笑って触り、こちらの表情を楽しんでいるだけ。
油断しているはずだ。
だが動き出そうと腰を浮かせた途端、トンっと胸を押されて再びベッドに倒れる。
「うわっ!?」
「クスクス、希望を捨てていない顔をしているわね。ソラエルの言う通り、外の子どもたちは自分で考える偉い子が多いわ。
このまま一方的に堕としてもいいけれど……そうね、ゲームをしましょうか」
「げ、ゲーム?」
「ネモ君が私たちのものに堕ちるか堕ちないかを競うの。
君は仲間を危険にさらさず私と戦える。私は面倒なサーヴァント全員の相手をしなくていい。良い条件じゃないかしら?」
シャツの上から胸骨鎖骨となぞった指が顎に触れ、パープルの瞳が魂を吸い込むみたいにゆらっと光る。
「私の勝利条件は君を堕とすこと。眷属になりたい、快楽が欲しいです~って君に認めさせれば勝ち」
「……ずいぶんな余裕だね。言うと思ってるのかい」
「自信がない勝負なんてしないわ。あ、もちろんゲームの間は私の言うことを聞いてね。ずっと部屋の中で『やって』『嫌だ』を繰り返すのも不毛だから」
「……」
「そんなに無茶なことは言わないわ。
それで君の勝利条件は……時間制限にしましょうか。朝日が昇るまでに君を屈服させられなければ私の負け。今の季節でこの場所だと朝7時くらい。今から7時間、堕ちずに耐えればいいの」
「7時間……」
「君が勝てば私を好きにすればいい。大人しく牢に繋がれてあげる。私が勝ったら私のものに……ってあら? 私は勝ってもそのままじゃない。まぁいいわ。いたいけな少年相手に少しくらいのハンデはあげないとね」
グラグラ頭の中で計算が揺れる。
この怪物との一騎打ち。しかも相手の得意分野である性に関する戦い。子供と同程度の性知識しかない自分では酷く不利。だが自分一人のリスクで敵のトップを捕虜にできるまたとないチャンス。
一方で藤丸達を呼べば戦闘になる。確実にこちらも退場者は出るだろう。それにルクスリアが通信妨害の手を打っていないとも限らない。
敗北と敗走で追い詰められているカルデアにとってどちらがベストか。
「僕は……」
悩み抜き、やがて答えを口にする。
◇
本心との対面
ネモは悩んだ末にルクスリアの提案に乗ることを選んだ。
カルデア側の情勢は極めて悪い。
味方だった艦隊は残らず粉砕され、生き残った自分達にどこまでも重く現実の存在はのしかかり、このままいけば藤丸とマシュへの精神的負担も爆増してしまう。
(僕も藤丸達に戦わせているだけじゃいけない)
少しでも情報が欲しく、また帝国へ反抗の糸口を作れるならリスクは負うべきだ。
「やる気になってくれて嬉しいわ」
「ロギア帝国の捕虜を入手できる機会だ。僕一人が怯えて無駄には出来ない」
満足そうに笑うルクスリアに不安を覚えながらも毅然と伝えると早速最初の命令。
体を起こしされ、なぜかベッドに腰かけたルクスリアの前に立たされた。
服装はどちらもそのまま。
ルクスリアは着ているかいないか分からない格好で、自分も上はシャツに下はズボンと下着を少し下ろしてペニスを露出させた最初のまま。もう既に5分以上股間を露出させている。
手も触れずにルクスリアはじっと身体を見つめてほほ笑む。
「もう始めているんだろう?
何もしなくていいのかい?」
「あら何かして欲しいの?」
「そういうわけじゃ……」
(僕が恥ずかしがるのを見たがってる?
大人の女性にこういう姿を見られるのは……)
体を隠すのは禁止と手も後ろで組んでいる。おかげで毛も生えていない無毛の股間がずっと視線に晒されている。
神話に語られる英霊ネモでも体と精神は生前の子供基準。敵でも美人の女性にずっとあられもない姿を見られ続けるのは中々精神的に辛いものがあった。
挙句の果てに絡みつくような彼女の視線にムズムズして、見られているだけだったペニスがわずかに持ち上がってしまう。
当然のようにルクスリアはそれを見逃してくれない。
「甘勃起してるのは私に見られて興奮したのかしら?
ネモ君、変態の素質あるみたいね。クスクス♪」
「……なんとでも」
見え透いた挑発だ。ここで興奮なんてしてないと言ってもルクスリアはさらに何かを言って退路を断つに違いない。
軽度の緊張から来る体の防衛反応……そう思っておこう。
「そろそろ触りたくなっちゃった。ほらお姉ちゃんの膝においで、ネモ君」
ぽんぽんと自分の膝を叩く仕草はまるで家族にやるかのように気安い。敗北すればマズいのはあちらなのになぜあんなに余裕なのか。経験から来る安心感?
命令に逆らうのは禁止なのでやむなく彼女の膝の上へ。乗るとすぐさま後ろからぎゅっと抱きしめられて、彼女の甘い匂いで全身が包まれる。
「お姉ちゃんソファーの感想はいかがかしら?
男でこの柔らかさを味わったのは君が2人目なのよ」
「さ、さあね」
(なんだこの身体。太ももも、頭に当たる胸も信じられないくらい柔らかい。女性の胸はこんな感触なのか?)
「顔真っ赤にしちゃってクールぶっても意味ないわよ。でもそんな所、背伸びしてる弟を見てるみたいで可愛いわ」
平静を装いながら内心では混乱が募る。
後頭部に当たる胸の感触はそれほどに暴力的。マスターのシオンやマシュ、他の英霊と比べても特に大きいその乳房。布地越しに背中へ感じる柔らかさは本物。上質なクッションみたいにこちらの体重を受け止めてむにゅにゅ~っと自在に変形する。
体の前へ回された腕が剥き出しだったペニスへするっと巻き付いた。
「んっ」
「ふふっ。それじゃあネモ君のちんぽ……いいえおちんちんね。可愛がってあげる」
慣れた手つきで皮を剥き、ゆっくり上下運動が始まる。
冷たくひんやりした彼女の手は肉棒をしっかり握り、反対の手が亀頭をクリクリと指の腹で撫でまわす。
「いちに、いちに♪」
「っ……」
(この人、上手い!)
「気持ちよかったら声に出していいからね。お姉ちゃん気持ちいいようって。ほらいちに、いちに」
口と手の動きがまるで違う。
慈しむような語り口に対して指先はこちらの反応を一つ残らず捉え、息遣いや体の震えの反応があった場所をじっくり攻め立てる。
先走りで汚れた指を気にすることなく動かして━━
「ふぅー」
「うわっ!?」
「ふふふ。お耳でも感じられるなんて素質充分ね」
完全に相手のペース。
しかし頭に押し付けられる胸の柔らかさも、立ち込める甘い匂いも、誘惑の言葉を吐きかける口も全てが甘い夢に誘おうとこちらを追い詰める。
ぴったりとペニスの形に添って張り付き方を変える彼女の手は女性器の様に気持ちがいい。もちろんこの霊基で女性との経験はないが、とにかく指だということを忘れそうなくらいに的確にいい所に触れる。
(さっきまで射精そうだったせいですごく感じてっ……何かで意識を逸らせれば……)
「お姉ちゃん、ネモ君の可愛い声聞きたいなぁ」
「そ、そういえば……」
「ん?」
「さっきから君の言う……ふっく、お姉ちゃんって何だい?
例の四天王の姉って自己主張のつもりかな」
適当な話題で意識を逸らそうと試みる。とにかく快楽の事だけを考えるのは危険。
相手に考えさせ、喋らせてこちらも話に意識を動かせれば何か手はあるかもしれない。
「ああ、特に意味はないわ。私、人間だった頃は兄弟っていなくて。君みたいな弟を持つのに憧れがあったの。それにナイオーロ様相手だと
意外としっくりきたのよね、お姉ちゃんって自分で呼ぶの」
「っ、に、人間だって?」
「あら知らなかった?
私と四天王の妹達は全員元人間よ。君のことも怪人にするって言ったでしょう」
(彼らが、んんっ、元人間……怪人化の力も空想樹によるもの?
もっと詳しくっ!?)
巡らせようとした思考がルクスリアの滑らかな手によって中断させられる。
決してこちらが痛くないのにペニス全体を押し包むような手つき。着々と消えかけていた情欲の炎に火がつけられ、股間に集中してくる熱さを無視できない。
「お姉ちゃんのお手手まんこ、ネモ君の我慢汁でべとべと♡
下の口はもうお姉ちゃん好き好き~って泣いてるみたい」
「好きに、言っていればいいさ」
(射精するだけなら負けにはならないけど……しかし敵の思い通りにされるのは)
許可されていてもルクスリアが何を考えているか分からない。
時折意味深な笑いを添えてじゅっちゅ、くっちゅうと音を立てて繰り返される掌の動きが頭から冷静さを奪う。
「気持ちいい? いいよねネモ君。さっきまでオナニーしてイケそうだったものね」
「……」
「そんなに強がらないで楽しめばいいのに。今だって裏筋をカリカリ~ってすれば……」
「ひゃうっ!?」
「ふふふ。飛び跳ねるくらい気持ちよかったの?
君の言い方を真似するならトビウオのように飛んでいきそう、なぁんて言い方かしら」
「く……」
一度感じた場所はすべて覚えられている。今も声こそ出なかったが手コキの途中で反応してしまった所を強めに攻められただけなのに。
寒い季節でも密着して互いに熱を持つ行動をしているせいで少しずつ背中や脇に汗の気配。首筋に浮かび始めたそれが彼女の舌で舐めとられた。
「なっ!」
「れろぉ、んれり、れるりゅ」
髪に頭が埋まるほどの密着。あの甘い匂いを肺一杯に吸い込まされ、股間の熱さと疼きがより成長を強める。もちろん手の動きはそのまま。今も優しく丁寧に気持ちいい上下運動の繰り返し。
あと少しで射精させられる。そんな想像も浮かんだが、ルクスリアはネモの首筋を丹念に舐めとると手を止めた。
「お洋服脱ぎ脱ぎしましょう。ネモ君、ばんざーいってして」
「……」
逆らっても仕方ないので黙って両手を上げ、彼女の手でシャツがゆっくりずり上げられて腕から一本ずつ抜かれる。
「なんで破かないんだ」
「もちろん魔術で消すのなら一瞬よ?
でもこういうの、雰囲気を楽しむものでしょう。ほらズボンも脱ぎましょうねー」
(いちいち子供にするみたいにして。なんだかこっちまで変な気分……何考えてるんだ僕は)
ズボンとパンツとストッキングまでするすると脱がされ、ルクスリアの膝の上ですっ裸に。12月の冷えた環境では暖房をつけていても少し肌寒い。
こういう時は霊体でも関係なく寒さを感じるから厄介。
思わずぶるっと震えると、今度は全身を包み込むみたいに頭まで抱きしめられる。
「クス、寒かったかしら。こうやってお姉ちゃんがくっついていれば少しは平気でしょ」
「……変な気づかいをして」
「眷属になる子には優しいの。マスター君にもそう言ったでしょう。
君ももうすぐ私と同じナイオーロ様の眷属になるんだから。遊んだって辛い思いはさせないわ。
━━それにしても細いのね。ちゃんとご飯食べてる?」
「ひっ!? きゅ、急にお腹を!」
「もうおちんちんを触られているのにどうして恥ずかしがるのかしら」
片手は変わらず肉棒をシコシコ動かしたまま、もう片方の手と尻尾が今度はネモの体をあちこちくまなく触っていく。
ふくらはぎや太もも。
二の腕にヘソ回り。
芸術品を触って確かめるような繊細さなのに、一方でその手には蛇が舌を丹念に這わせているような感触。
触れるか触れない彼のフェザータッチがかえってその存在をありありと感じさせる。
「足は健康的な肉づき。鍛えすぎでもないし瘦せすぎでもない」
「くっ、あっ」
「爪もきれいに切り揃えて清潔ね。誰かに見せる予定でもあるのかしら」
「べ、別に。ふゅ! ……海の上でマナーに気を付けているだけ、ひぅっ」
「程よく引き締まった薄いお腹に凹んだ可愛いお臍。
━━少し面白いことしてあげる」
「うぃ!? な、尻尾から触手なんっ、や、やめっ! くすぐったっ!!」
何を気に入ったのかハート型の先端をした尻尾からべとべとの液を垂らす細い触手が幾本も発生。
薄明りでテラテラ光る先端がピトッとお腹に触れ、ヘソの穴へゆっくり入り込んでいく。
そして中でコリっとした感触がした途端、
「うっああああああああ!!?」
「あらすごい声。でも痛いわけじゃないでしょ?」
彼女の言う通り痛くはない。むしろ感じたのは快楽の部類。
だがその感じがたまらなく異常。
ヘソから触手を介して人体の中に接続されたような異物感。まるで体内まで触手が巡って動いているような奇妙で不気味な感じ。
何よりその異常な感覚のはずがまったく痛くなくて気持ちいいと感じるのがおかしい。
(何かに体の中を探られてる!? だ、だがまったく痛みを感じないのは……)
「今君の体内に私の魔力を流し込んでいるの。元々因子で侵蝕済みだから進みも速くて助かるわ。もちろん痛くないようにちゃんと出力も調整しているし……ふふっ、我ながら気が利くお姉ちゃんよね。
さあネモ君、髪の毛もすっきりしましょう」
髪留めを外され、ターバンの下で丸めてあった髪が解ける。きっちりと指揮官らしく威厳を保つ為の整えた髪型。抑圧から解放された金の髪はルクスリアにも劣らないロングヘアーは姿を変える。
「ふぅん。ツーテールなんて珍しいと思ったらロングだったの」
「ま、待って! 髪は触らなっっ!!」
「ここが君の弱点?」
さらさらの指がネモの髪を痛まないよう、ゆっくりゆっくり手櫛で梳く。
ヘソに繋がった尻尾から何かを感じたらしいルクスリアが耳元へ口を寄せてきた。
「長い髪を切ってないのは女の子への憧れ? 海が関係するなら人魚姫あたりかしら?
王子様が迎えに来てくれるのを待っていたりして」
「……何を馬鹿な」
そんなことはない、はず。
しかし問われて藤丸、そしてナイオーロが脳裏に浮かんでしまう。
対照的に髪と肉棒を触り続けるルクスリアの声は、どこか喜色を含んだものに。
「英霊の姿に偶然は無いわ。君がその姿で召喚されたことにも意味はある」
「……何が言いたいんだ」
「言わないと分からない?
君が本心で望んでいること、私は分かるわ」
体を撫でていた掌が頬に触れ、反対側にも彼女が頬ずりして挟まれる。
流れ込む魔力に肉槍を手コキする快感以外が遠くなっていき、ルクスリアの声だけがひどく耳の中に残り続ける。
「君は強い相手に求められるのを望んでいる。私の提案も断らなかったのは正義感や義憤じゃない。欲望を満たしてくれる相手だと本能が認めたから。
私達の主人、ナイオーロ様に惹かれてるんでしょう?」
「そんなことあるわけ……」
「あの方と同じ魔力を宿した私を見て感じたのは敵意だけ?
オナニーじゃ解消できないもやもやも私なら晴らしてくれるって期待したんじゃない?
こうしておちんちんを触ればわかるもの。君の本心はエッチなこと大好きで可愛がられたいよ~って言ってるわ」
「ちが……違う!!」
「クスクス。そんなにムキになっちゃって。淫魔相手にエッチで隠し事なんか出来るわけないじゃない。ふふっ。もっとも今の君の本心なんて子供でも見抜けると思うけど。
でも君も認められるように……えいっ!」
「え、うっく!?」
掛け声がしたかと思えば急に手の動きが早く。
それまでのゆっくり育てるような手つきとは違う荒々しささえある手コキに急激に射精感が高まっていく。
当然ゆったりとした攻めに慣れていた体はあっという間に火がついたみたいに熱く激しく昂らされる。
そして頭にはまたナイオーロの姿が浮かぶ。
ルクスリアが近くにいる影響なのか、今までよりさらにはっきりと。
「考えていることも分かるわよ。ご主人様を思って気持ちよくなっちゃってるネモ君、とっても可愛いわ。ご主人様だって君の事、本当の女の子みたいに可愛がって下さるわよ」
(女の子みたいに、だって?)
そんなのいらない。
望んでなんかない。
そう確かに思っているはずなのに、強くなった体の熱は否応なくペニスへと集まり、射精に向けて息も脈も加速させられる。
「想像してみなさい。自分よりずっと大きくて逞しいご主人様の手で体を掴まれるの。頭でも腕でも腰でもいい。自分とは違う『男』を無理やりに肌で感じさせられてしまうの」
想像のナイオーロが近づいてくる。
映像で一度見ただけなのにありえないほど鮮明。
頭2つ分はありそうな身長差。鍛えているのが分かる藤丸よりがっしりした肩幅。
同じ性別の相手なのに、敵なのに。
見て感じているのは敵意でも恐れでもない。
(違う、違うんだ! こんな気持ちを持つはずがない!)
ありえない、首を振って否定しようとした感情が注がれる魔力と背後からの言葉が許さない。
「魔力で私の持つナイオーロ様のイメージを注いであげたわ。あのお方の魅力を存分に知りなさい」
奴の手が伸びてきた。
傷を帯びた、いくつもの戦場を超えてきた戦士の手。小さく幼い自分の掌とは大違い。
そんな手がルクスリアの掌に重ねてネモの頬に触れた。
「━━『オレの命令だ。射精しろネモ』」
「ひっ……ああああっっ!!」
(
奴のものに変換された声を聞いた瞬間、全身をビリビリの電流が流れてこれまでの想像なんて比較にもならない快感に襲われる。
血液は沸騰し、心臓は脈拍が止まりそうな速さで鼓動を刻む。溜まりにたまっていた魔力と精を噴出させるみたいにして、肉棒から熱い白濁が迸った。
びゅくびゅくドクドク、オナニーの時よりずっと勢いも濃さもあるスペルマをベッドの上へ何回も吐き出しては汚す。
ずっと手コキで溜められていた精液が噴き出る度、オナニーではまるで感じられなかった幸福感が流れ込んでくる。
「よく出来たわね、ネモ君。ほらご主人様も君が射精できて偉いって思ってくれてるよ」
『ああよくやったなネモ』
(違う……褒めるなっ……なんで奴に褒められてまた嬉しさがこみあげて……)
ナイオーロの言葉に従ったこと。
射精するよう命令されたこと。
そして命令を実行して褒められたこと。
一つ一つが自覚する度に快楽へ切り替わり、射精したばかりの体が軽く震えるような性感に。
「ご主人様に褒められて感じちゃった?
いいのよ。君はご主人様のために働くのが喜び。その気持ちは何も間違ってない」
自身の掌がドロドロにされても意に介した様子もなく、それどころか楽しそうに垂れた精液を指から舐めしゃぶって囁かれる。
そしてそんな色っぽい仕草もネモには見ている余裕がなかった。
「クス、よかったね射精させてもらえて。気持ちよかったよね。こんなに私の手を汚したんだもん」
「そ、それはぁ……」
「これは屈服じゃない。正直な感想を言っても誰も責めないよ。ほらご主人様の眼を見てちゃんと」
指で顔を上げられ、また想像でしかないはずの彼に目線を合わされる。
じっと目を見つめられると心が吸い込まれていくみたいで、射精と喜びで弱った頭ではきちんと反抗するのもままならない。
『言えよ』
「き、きもち……よかった……ひぅっ!!? な、なんで僕! また射精……っっあああ!!!」
「今度は命令に従っただけで射精しちゃったね。快楽に正直になれて偉い偉い」
頭を撫でられながら一度目に負けない量のザーメンをドピュドピュまき散らす。途中から撫でる手がナイオーロのものに変わったと認識するとまた、言いようのない気持ちよさで頭が染められて我慢や抵抗と一緒に精子を吐き出してしまう。
(射精する度、ナイオーロへの嫌悪や敵意が薄れて……だめ、なのにっ!
彼に頭を撫でられると嬉しさで胸が一杯になるっ!!)
そのまましばらく射精と絶頂を続け、ようやく手が離されて射精が止まった時にはとてもだらしない表情をしてしまっていた。
「冬なのに体中汗まみれ。白目剥くほど気持ちよくなれるなんて逸材だわ。
それとも落ち着いたらまた余計な頭に戻っちゃった?」
彼女の言う通りで、射精が止まると敵の手で気持ちよくなってしまった自分への言いようのない後悔と罪悪感がこみあげてくる。
結果が否応なく現実を見せつけ、同時に自らに起きた変化も自覚させられる。
(僕は、奴を想像して、奴に求められて絶頂してしまった。以前ほど奴……彼を敵と思えなく……)
まだ敵だと分かっている。だがそれはカルデアの敵だからという組織的なもの。映像で見た不遜な態度や見下した振る舞いに感じた嫌悪感がきれいに消え、代わりとして男らしいカッコよさや精悍さのように映る。
彼の命令に従うのは気持ちいい。
彼にも止められるのは幸せ。
頭の中にそんな印象が深く深く刻まれてしまっている。
それをまだ異常だと思う理性が残っているのだけは幸いだった。しかし戸惑いだけで消し去ることはできない。
一度否定して沈めた奴を見た感想……焦がれがまた頬を熱くして求められたくなってしまう。
(なんで頼もしいって感じてしまうんだ。もっと求められたいって思うんだ。
あんな敵、ただの敵なのに━━━━アマダイみたいに一途に思ってしまう。こんな感情、おかしいのに)
ありえないのに。
ルクスリアに無様に射精させられた姿を見て満足そうにしている彼を見ると、もっともっと射精したい。
彼の手を味わいたいという願望がゆっくり熱となって起きるのを感じた。
◇
メスに堕ちる
射精が止まった肉棒に満足した様子のルクスリアは次の標的へ手を移す。
「お尻の穴、ヒクヒクしてる。ここでナイオーロ様のちんぽを受け入れたくてずっと耐えていたの?」
「ああっ!? ま、待つんだそ━━んんんああっっ!!」
するりとペニスを扱いていた指がお尻の穴へ。ドロドロの精液を纏った指はキュッとすぼまった菊門をプニプニ押し、少し抵抗した後にちゅぷんと音を立てて入ってくる。
自分のより長い指がいつもは届かない奥までニュルニュル掻き分けて進む感触。精液ローションは程よい滑りで指を促し、数日自身も拡張していたアナルはルクスリアの指を拒めない。
そして感じてしまう不快感や異物感以上の背徳感と満足感。肉棒を触られるよりずっと確かな性感の喜びが体に宿るのが止められない。
(どうして、どうしてこんな気持ちが……)
「君のお尻、私の指をぎゅ~って咥えちゃって。私の指も中々でしょう? ご主人様より長いから奥まで届くの。
それにしてもこの締まりと入りの良さ……うふふ、初めてじゃないのね」
「べ、別にどこで自慰行為をしようと……」
「誰に言い訳しているの?
私はお尻でオナニーする男の子、とっても好きよ。だって受け入れる悦びを知っている優秀な子ってことじゃない。ほらもっと奥まで指を入れてぇ……」
「んんぅっ♡」
「いい声だしてくれるじゃない♡おちんちん扱かれるよりアナルで感じるだなんて、ご主人様大好きなメス奴隷になる準備が進んでいる証拠だわ。
ねえネモ君。射精の感想はどうだった? すっきりした? もっと射精したい?」
また甘い匂いに包まれながら囁かれると想像のナイオーロも近づいてくる。
ルクスリアと反対側の耳に彼が近寄り、男物の香水と抜き身の刀みたいな鋭い気配を感じて体は強張るどころか勝手にお尻の指を締め付けてしまう。
「べ、別に」
「私は素直な感想と希望を聞いているだけよ」
『お前の正直な気持ちを言え』
「君の望みを、体が望んでいるものがあるよね?」
『海の王子なんて言って本心は違うだろ』
「男らしさは君が持っていないもの。絶対的なオスに君は惹かれている」
『皇帝の、強い男の女になれよ』
「
『今までのじゃ足りなかっただろ?』
「射精したけど足りないよね」
『指チンポで誤魔化すより、本物が欲しくねえか?』
「
『正直になれ』
「正直になろう?」
ナイオーロに命令されると断りたくない、彼の言葉に従いたい気持ちが自然と生まれる。
生まれてしまう。
頭を振って誤魔化したところで消えてはくれない。
こちらの心中は接続した触手からお見通しなんだろう。ルクスリアの軽い笑い声がしたかと思うと指を引き抜き、自分を乗せている彼女の身体に魔力が集中。
ずるって音を立て、お尻にそれまでなかった熱い感触が押し付けられた。
太くてブニブニした生物感ある手ごたえ、お尻の肉が火傷してしまいそうな熱さ、アナルから骨盤や背骨にまで届く長さと太さ。
「そんな、信じられない」
その言葉の意味は二つ。
ルクスリアの股間に男のペニスが生えていたから。
そしてそれが自分の物とは比べ物にならないほど太く大きかったから。
「前戯も楽しんだし、そろそろ君を堕としてあげようと思って」
「どうして……ペニス、んっ、ぺ、ペニスはまだ敏感っ!」
「淫魔がふたなりちんぽを生やすくらいは簡単よ。
それよりお上品な呼び方はもう止めなさい。ちんぽ、おちんぽって呼びなさい」
『呼べるよな?』
「~~~っ、分かった! ちんぽって言うから、だからちんぽ弄らないで!!」
「うんうんいい子だね。そんないい子のネモ君にこれからご褒美」
軽く持ち上げられ、彼女の下着から飛び出たちんぽの上に跨らせられた。
改めて自分の肉棒を上に重ねて見せつけられる男としての格差。
両手で握っても手が周らない太さに、皮が剥けて女を犯すと息巻くようなエグイ形の亀頭。
対して
勃起しても半分にも届かない自分のちんぽ。
股で挟むと熱さも力強さも何倍にもなるって分からされる。
ルクスリアがおちんちんと言い直した理由も今ならよく分かる。
これが男のちんぽ。本来の男性器。
「分かる?
これがご主人様のちんぽ」
(男の人の象徴……だったら。だったら僕のぺに……ちんぽは一体)
「君のはおちんちん。少し大きなクリトリス。
君が本当に気持ちよくなれるのは……もう分かるよね」
ドクっと脈打ったかと思えばちんぽからドロッとした先走りがポタポタ垂れ始める。
ザーメンですらないのに、それはネモが先ほどベッドを汚した精子よりずっと粘り気やオス臭さに溢れ、嗅いだ瞬間にアナルがキュッと何かを望むみたいに震える。
そしてルクスリアの甘い言葉が恐れと期待に震えるネモの下へ授けられる。
「お姉ちゃんにまた
それとも……
聞く体を取りつつも彼女の翼から触手が生え、手足を拘束しながらネモを持ち上げる。
M字開脚の姿勢で抱っこされるように空中に持ち上げられ、お尻も触手たちにゆっくり肉を広げられてルクスリアに菊門を丸見えにされる。
抵抗しなくてはと思う頭と反対に体は言うことを聞かず、射精を終えた後の子どもちんちんは涎みたいに薄い先走りを垂らすだけ。お尻も勝手にきゅうきゅうヒクつき、その反応に自分で自分が震えさせられる始末。
「やっぱり素敵よ君。マリーンちゃんみたいなチョコレート色の肌もいいけど、大理石みたいな色でとってもきれい。人魚姫をみた王子様もこんな気分だったのかしら」
その発言にどこか引っかかる部分があったのだが、後から考えるとここで気づいてももう無意味なことだった。
そんなことより頭の中は差し迫ったちんぽによる蹂躙を考えてそれ以上頭が回らない。
「はい時間切れ。それじゃあメスに堕ちようね」
にちゅっと音を立て、先走りで濡れた亀頭が十分に解れたアナルを貫こうとくっつく。
今までのネモなら口だけでもやめろとか離せとか、形だけでも抵抗をしたかもしれない。
どうせ意味はないとしても。
だが射精と一緒にちんぽやナイオーロ達への敵意を削がれ、男の格差を見せつけられた後に迫ったそのふたなりちんぽを跳ねのけるのを躊躇うほど魅力的に見えてしまった。
熱とはしたない自分を見つめるナイオーロの誘惑が心を一瞬乱す。
もちろんそれを受け入れるわけにはとすぐ反発しようとしたが、それはあまりにも遅すぎた。
「……やめ━━お”っ”ぉ”ぉ”おおおおっ!!」
「はぁああぁん♡♡女の子顔負けの締め付け。ちんぽずっぽり飲み込んでくれる感触、最高よ♡」
ぐりゅりゅりゅ~と淫らな音を立ててアナルの中にちんぽが入ってくる。細い指で慣らされていたとはいえ未開発のアナルには余りにも大きく、凶悪なその逸物が。
だが押し広げられ、形を変えられていくのに感じるのは少しの苦しさと何倍もの満足感。
自分の体というパズルがこのちんぽをいれて完成したかのような、どこまでも心が満たされていく不思議な気持ち。
(奥へ、入ってくるぅ! 指じゃ届かなかった気持ちいい所が全部押されてっ……!
こんなの覚える! 覚えさせられる! ちんぽがどれだけいいものか、霊基に刻まれるくらいしっかり教えられてしまう!)
ルクスリアの指で感じさせられてもうこれ以上はないと思っていた。
どれだけ彼女達が素晴らしいとか、ちんぽが素敵とか言ってもある程度慣らされた分耐えられるだろうと。
だがそんな甘えた思考は挿入された瞬間に粉砕。
1mm進むごとにずっと欲しかった快感で心が満たされていくよう。
にゅぷっ、じゅっぷとわざと音を立ててゆっくり押し込まれる腰使いも一層ちんぽの全てをネモの頭に刻む。
視覚だけで想像していた快楽情報がアナルの快感で更新、より強くはっきり気持ちいいものに書き換えられる。
そして彼女の腰、ちんぽの根元がお尻の肉を打ったと同時に先端は結腸の入り口が貫通。
その刺激だけで一回、射精とは違うお腹の中から広がるような快感が弾けて絶頂する。
「ああ”あ”っ!?」
(なんで、
うあっ! ち、ちんぽが僕のお尻の中でぇ!!?)
「あーあ、とうとう挿入されただけでイっちゃたね。それは君の身体が完全に女の子の快感に負けちゃった証拠。もうちんぽ触られなくてもイケます~って敗北宣言してるの」
「そんな、そんなはずは……ふわぁああああ!!」
「ほら突いてあげる。君のお尻の穴、このおちんぽの形になるまで何度でも突いてあげるわ。朝になる頃には締まらなくなっちゃったりして。
でも別にいいよね。サーヴァントは排泄の必要ないんだから。完全にちんぽ様入れる用のオナホ穴になっても問題ないよね」
「っあ、ちんぽ奥まで突かれて、こんなの、こんなのは!」
「あら♡オナホ穴って言われて興奮した?
下のお口は正直。ちんぽ、ちんぽぉって吸い付いてきてる♪」
射精を伴わない絶頂。
メスイキしたと知る間もなく始まる抽挿。
ずっぷずっぷ音を立てて繰り返されピストンが一突きごとに頭の中まで掻き回すとてつもない快感を与えてくる。
入り口までずるる~っと引き抜かるとゾクゾクって抜けていく排泄に似た快感が走り、勢いよくまた根元まで中に入れられると油断した尻肉がまた押し広げられる暴力的快感。
これまでの取り繕った態度をしている余裕なんてない。口を開けばそれだけで嬌声が上がりそうで歯を食いしばった。
「これ、いいわねぇ。犯される男なんて! 情けなくて! 弱くて! バカにしたことしかなかったのに!」
「ぎっ! ひぐっ! お”お”っ”!!」
(お尻、これ、すごいっ!! 指なんか全然違う! お尻の中、ちんぽ専用にされる!)
「君のお尻すごい名器よ。男のくせにちんぽ入れる用に使ってくださいって腰も掴みやすいし!」
「んぎぅっ!! や”め”、や”めろっ!!」
(男としての尊厳なんて欠片もない、惨めではしたない犯され方をしているのに! 何でこんなに気持ちいいんだ!!!)
「心の声も聞こえてるよ。気持ちいいくせに止めてなんて、ネモ君はどこまでも恥ずかしがりね。正直になるのが恥ずかしいのかしら?」
「ふかっ、深いとこ、入って!! ちんぽ、ちんぽがっ!」
体が快楽に負けてしまっても心はまだ折れていなかった
満たされる気持ちよさも、ちんぽの魔力に逆らえないほど喘がされても。
せめてこのゲームの負け、屈服だけはしないように気を保とうと必死になる。
「メスはちんぽの魅力には勝てないの。君を犯す私もご主人様の前では乱れるしかできない。だからネモ君が気持ちいいって言っても何も悪く無いんだよ。
お姉ちゃん、きちんと言葉にして欲しいな~」
「そ、それは、それだけは……お”お”っ! 入り口、浅い所で動かされるの!!」
浅く引き抜かれたちんぽの亀頭が、入り口の上のあたりを擦るように動かされる。まるで体の中から背骨をなぞられるようなゾクゾクする心地の快楽にまた悶え、這い寄った甘い誘惑が抵抗をつづける心に蛇みたいに絡みつく。
堕ちよう、楽になろうって毒を次々に突き立てた牙から注いで来るのだ。
「もっとちんぽ欲しいでしょう?
だったら認めて求めなさい。僕はちんぽが欲しいです、ナイオーロ様に忠誠を誓いますって。
そうしたら……くすくす、今よりもっと気持ちいい快楽をあげる」
(もっと、もっと……?
違う、何考えてるんだ僕は!)
その言葉にも感じてしまうのはまず期待が先。次いでそんな選択肢を取るのはあり得ないと自分に言い聞かせる。
いつしか耐えるのが目的で、なんで耐えているかとか耐えてどうするかは頭からすっぽり抜け落ちている。
とにかく耐えなくてはって一念でその身を立たせた。
そこへ━━
【キャプテン。こんな時間にすまない。少し話したいことがあるんだけど大丈夫?】
「っ!!??」
部屋の扉から呼びかける声。声からして研究室にいるはずのダ・ヴィンチだろう。
よりにもよってこんな時に。
「クスクス、これは困ったわね。ダ・ヴィンチちゃんにも加わってもらう?」
「だ、ダメだ! 彼女に手を出す━━んんぉぉおおお!!」
「ふふふ、ちんぽ入れられながら乳首引っ張られただけですごい悲鳴。それとも嬌声?
ああそうだ、彼女に君を堕とす手伝いをしてもらいましょうか」
(なにを……あうっ!)
ちんぽをいれられた姿勢のまま触手に体を浮かされて扉の前へ。
移動の間も触手で体を動かされて強制的に感じさせられ、常に甘イキを繰り返して反応もままならない。
「いいことネモ君。これからダ・ヴィンチちゃんとお話ししなさい。
彼女のお話が終わるまでに私をイカせられたら負けてあげる。悪い条件じゃないでしょ」
「んぃっ……手加減、してるのか」
「当り前じゃない。それにもう後何時間も君が耐えるなんて無理そうだし。
早く決着つけたくなっちゃった」
つまりネモはもう長く耐えられない。それだとつまらないから自分達の敗北条件も厳しくしてあげると言っているのだ。
この期に及んでもまだ余裕を崩さない態度に腹が立つが、その油断に乗らないとこちらも勝ち目がない。
とっくに堕ちている体に引っ張られて、もう心もいつ折られるか分かったものじゃない。
(悔しい……こんなちんぽでケツまんこを犯された位で……ルクスリアを射精させれば勝ちなんだ。勝たなくちゃ)
【キャプテン?】
「す、すまない。どうしたんだいダ・ヴィンチ?」
【かなり重要なことが分かったよ。例の世界樹とやらから放出されているピンク色の雪か花粉に見える物質のこと】
話し始めると同時にまた尻尾からの魔力が体に流され、いったん遠ざかっていたナイオーロのイメージがまた頭に浮かんでくる。
(っ、よりによって犯されている時に!!)
『クク、いい締め付けだな。ルクスリアが褒めるのも納得だ』
(やめろ……頭を撫でるな。また君に……貴方に撫でられると力が、抜けていく)
彼の手を感じた途端、それまでよりさらに多くの幸福感が体を包む。
こんな恋人に感じるような気持ち、ありえないと分かっているのに。
【━━で……聞いてるキャプテン?】
「え? ……あ、ああもちろん! 聞いているとも!」
『良い子だな。そうだ異常はない。お前はオレのために
「ち、ちが!!」
【え? 何か違った?】
「あ、いやこちらの話だよ! ちょっとマリーンからも通信がね」
【ふーん。まあいいよ。それで……】
『クク、そうだそれでいい。オレのためにダ・ヴィンチとも会話を続けろ』
(こ、この!! 逆らえない状況で言うことを聞かせておいて……なのに褒められて頭を撫でられるとまた気持ちいいのが拡がってっ!)
いい様にされているのに彼に褒められると忠犬染みた根性でもっともっと褒めてほしくなる。
その掌に頭を押し付け、思わず啼いてみたい衝動が胸を支配してくるのだ。
(とにかく耐えるんだ。ダ・ヴィンチにバレないようにしないと。ちんぽで気持ちよくさせられているって!)
ナイオーロの誘惑に抗うあまり、犯される快楽への抵抗が薄れる。
順調に彼らの術中に陥っているとも知らず、扉の向こうの少女へ無事を偽り続けた。
◇
ダ・ヴィンチは部屋の前で
室内のネモの様子が何やらおかしい。
妙な水音が聞こえるし、上ずったような声も。
だが
「世界樹から放出されているという花粉。あれはただの花粉なんかじゃない。
船体に付着していた残滓とミニソラの魔力波形を照合した所、90%以上の合致が見られた」
【っ……うっ……】
「ミニソラと同じなら大元のソラエルともそこまで離れてはいないはずだよ。つまりアレは彼女らの構成物質がそのものと言っていい」
【へ、えっ……そうなのか……おくっ、きたぁ……】
「奥? どこのこと?」
【い、いや、こちらの話だよ……んっ……なでなで、やめろ……やめてぇ】
「淫魔を自称する彼女らの抗生物質だ。どんな効果があるか分かったものじゃない。
ましてや侵略者を自覚している彼等ならね。
長期間、大量に摂取した場合は何かしらの影響が出る可能性がある」
【んやっ……はやく、はやく射精せ、射精しろ……ち、ちがう! ねだってなんかない! 君を負けさせるためにっ!!】
「ちょっとキャプテン。何かゲームでもしてるの?
こっちは真面目な話をしてるのに」
【あ、っく! ちが、違うんだ……マリーン達が少し……そ、そう。少し盛り上がっていてね】
「とにかくこのストーム・ボーダーはキャプテンの宝具のノーチラス号を組み込んでる。この花粉が
最近の体調不良も続いてるし、それの影響も考えられるって話だよ」
【そ、そんな……あ、やめっ……また……が速く……深い所……グングンって!】
「キャプテンは何か心当たりない?
やっぱり毒のような何かだとすると精密検査の必要もあるけど」
【だ、大丈夫! 問題ない! あ、ああクる……熱いの……先っちょが膨らんで……】
「……そんなに楽しいゲームなの?
キャプテンもストレス溜まってるのは分かるけど、状況が状況だからほどほどにしてね。
とりあえず異常がないならいいよ。じゃあ私は━━」
【ま、待って! まだ……】
なんで呼び止めるんだろう。
熱中するようなゲームがあったのも驚きだが、プレイ中なら早く立ち去ってほしいだろうに。
「どうしたの?」
【そ、その━━】
「あーダ・ヴィンチ!」
「どうもですー」
呼びかけに振り向くと角を曲がったところからマリーンの1人とプロフェッサー。
「ちょうどキャプテンに用があったものでー」
「僕らも相談があってね! これはもう直接会わないと出来ないよーな極秘の相談」
「そうなの?
でも今取り込み中みたいだよ」
「大丈夫ですー。こんなこともあろうかとキャプテンの部屋の電子キー、複製済みですのでー」
【え、ま、待つんだ!! 今入ってくるのは! んんぅ……ま、待って!! 今は僕の方が……!】
「うん?
やっぱり何だか様子おかしいね」
「きっとキャプテン僕らに内緒で何か遊んでるんだって!」
「開けちゃいますねー」
おもむろにキーパッドへプロフェッサーがボタンをポチポチ押して、すぐに「OPEN」の文字が画面に表示される。
【開けちゃだめ━━っくぅうううう!!!」
そんな変な掛け声が扉越しから直接聞こえるように変化して扉が開いていき……
「へ?」
顔と全身にべちゃべちゃと白い何かが降りかかった。
◇
全ては姦計の内
ネモはそれなりに善戦した。勝ち目があったかは別として。
扉越しに会話しつつルクスリアに犯され、ナイオーロに心を絡めとられながら甘やかされ、アナルをずっぽりとハメられ続けた。それでも恥辱と堕落の誘惑に耐え、ダ・ヴィンチにも怪しまれつつも犯すふたなりちんぽを締め付け、あと一歩で射精させられそうだった。
しかしダ・ヴィンチが立ち去ろうとした時に慌てたのが原因でリズムが崩れた。
お返しとばかりに奥まで突っ込まれたちんぽでヘソが浮かび上がるほどガン掘りされ、絶頂させる余裕なんて瞬時に消え失せる。
メスイキを繰り返されつつ、ゴリゴリ削られた前立腺に射精感がこみあげて破裂してしまいそうに。
そしてマリーンとプロフェッサーがやってきたことでもう頭はパニック。
「くすくす。流石はカルデアの技術顧問レオナルド・ダ・ヴィンチ。ヒント無しの状況でそこまで分析してみせるなんて」
ルクスリアの驚いたような言葉もどこで聞いたのか。
開きそうな扉の前で犯されている状況で、なぜかペニスはそれを望むみたいに持ち上がって今までで一番の固さになってしまう。
射精させないと。
射精しそう。
お尻が気持ちいい。
乱れているのがバレてしまう。
皆になんて説明する?
様々な情報にフリーズしてザーメン発射秒読み装置になったネモにも構わず、ルクスリアはそれまで通りグリグリと腸壁を抉って犯し続けた。
「君達の不運は彼女の発見が少し遅かったことでしょうね」
そんな言葉が聞こえて扉が開き、ネモとルクスリアが射精して通路の3人にザーメンを降りかけたのは同時だった。
◇
「あ、ひぃ……」
(お尻を熱い精液がびゅるる〜って満たして……中出しされるの……気持ち良すぎて)
「もう何なのさこれ。白くてベタベタ……変な、におい……って」
「……っ!」
場が凍りついていた。
顔にかかった精子を拭うダ・ヴィンチ。
通路の分身2人は無表情。
後ろには自分を犯すルクスリアが平然と笑っていて、自分は全裸で彼女の触手に絡めとられてアナルを犯されて射精した後。
誰が見てもネモが敵と体を重ねて喜んでいるようにしか見えない。
腸内に射精された快感でバラバラになった理性を繋ぎ集め、とにかく通路の3人を守らなくてはと何とか思い至る。
そしてダ・ヴィンチが全身についた白濁の正体に気づいたように口を開け━━指を汚すザーメンを躊躇いなく口に含んだ。
「んちゅる、ちゅっぱ、ちゅるるれぇ。もう! 射精するなら服にかけないでよ」
「━━え」
頭が追い付かない。
即座に背後のルクスリアに気づいて戦闘態勢になるか、それとも悲鳴を上げるか。そんな想像をしていたのにまるで動じた様子もなく指の白濁汁を舐めとって綺麗にする余裕ぶり。
「苦しそうな声がするから心配したのにキャプテンったらオナニーしてたの?
子どもちんぽをそんなに大きくさせちゃって」
「え……だ、ダ・ヴィンチ!? なんでそんな言葉遣い……それにどうして、落ち着いて……」
「どうしてって、キャプテンのオナニーを見たくらいでなんで慌てる必要が?」
「いや、だって……」
「はぁー。あのねキャプテン、さすがの私でも激戦の後で少しまいってるんだ。
元気そうだからもう行くよ。匂いついてないよねもう~」
そのままスタスタ何事もなかったように去っていくダ・ヴィンチ。
固まっていた思考を、皮肉にも再び動き出したちんぽが引き戻す。
「くすくす。思った通りのぽかんって可愛らしい反応ね」
「……そうか君が! いったいダ・ヴィンチに何を!!」
「私がしたわけではないわ。ただ今みたいな反応をするって知っていただけ。
そうでしょう? ━━私の可愛い眷属ちゃん」
「はいお姉様ー! 深度チェックばっちりだからドッキリしてみましたー!」
「ダ・ヴィンチさんへの洗脳プログラムは順調に進行してましたのでー」
「マリーン、それにプロフェッサー……お前達一体何を!」
「まだ分かんないのキャプテン?」
「分からないのも無理ないと言いますかー」
2人がそれぞれ水兵服とダボダボの服の裾をずり上げる。
彼女らのへそ下にはピンク色に光る、邪悪に歪んだハートの模様が浮かぶ。
ソラエルに刻印として藤丸につけられたものと同じ、あの紋が。
「「僕(私)たちは既にナイオーロ様の下僕ってこと(ですー)」」
2人はいつもと姿に変化がない。元気いっぱいのマリーンとぼけーっとしたプロフェッサー。
いつも通りにルクスリアの物となったと語る姿が正気なのだと伝えてくる。
だがいつ?
この異聞帯に来る前からでは絶対にない。
そんな機会はなかった。
だが思考を続ける余裕は与えられない。
「んおおおぉぉ!!? ま、またちんぽがグイグイ来てっ!」
「私を無視しないで欲しいわ。お姉ちゃんが抱いてるのに他の子を見られたら傷ついちゃう。
そんな悪い子になっちゃったの?」
「い、いつだ! 君たちが2人に接触する時間はなかったはず!」
「違うよキャプテン」
「私を堕としたのはこのマリーンですねー。福岡でダ・ヴィンチさんと所長が外出してる間ですー」
「キャプテンがオナニーを隠して同期切ってくれたから楽だったね!
プロフェッサーを襲って因子に感染させてー、すぐに研究室の監視カメラを偽装したデータに書き換えたんだ。そして夜までご主人様因子入りの僕の怪人ちんぽでザーメンドクドク注いで堕としちゃった♡」
「マリーン!! お前は自分が何をおおおおっ!? だ、からっ! もうちんぽ突かないでぇ!!」
「順調に素直になってくれて嬉しいわ。
ご褒美に一ついいことを教えてあげる。そこのマリーンちゃんはぁ……ソラエルが連れてきたのよ」
「は、あ! なに、いやどういう! おっ、お”ぅ!」
驚きと混乱で緩んだ頭のガードをすり抜けたちんぽの快楽がどんどん理性を蝕む。
最初の落ち着いた思考なんて見る影もなく、気を抜いたらもっと突いてと言ってしまいそうなほど気持ちいい。
「ブリテン異聞帯で君たちがアルビオンに襲われた時、船の外へ落ちたマリーンがいたのを覚えてる?
この子はたまたまそこに居合わせたソラエルが拾った子なの」
「えへへ~。死んだーって思ったら捕まってご主人様に毎日犯されて大変だったよー。でもおかげでこうやって皆にまた会えたし、気持ちいいこともたくさん出来たしで結果オーライだよね!」
「っ!」
(あの時の━━)
ルクスリアに指名されて喜ぶ彼の姿。紛れもない自分の分身であり、彼女の語った時のことを思い出す。
ケルヌンノス出現前に戻り、バーゲスト討伐に向かおうとしたところを襲ってきた炎の厄災アルビオン。熱線で障壁が焼き斬られ、被害報告するムニエルが沈痛な面持ちで言ったのだ。マリーンが1人落ちたと。
もちろんネモも覚えているが回収する余裕はなく、ブリテン崩壊に巻き込まれたか魔力に戻って自分の中に還元されたとばかり考えていた。
その彼が今、目の前にいるのだ。
「後はソラエル様が対馬で中に入った時はまだ外に隠れててね。戦いが始まった時にこっそり入ったってわけ!」
「当然我々は外部から隔壁を空けるコードも知ってますからね~」
「その子はソラエルが用意しておいた保険なのよ。君たちの捕獲か全滅命令に失敗した時、内部から崩壊させるための裏切り者。
マスター君達の夢へのパスを繋げたのも彼らだし、ビーコンになって私に場所を教えてくれたのも彼ら」
「ダ・ヴィンチさんについてはAIに侵入して、プログラムを少しずつ書き換えてるわけですハイ」
「プロフェッサーを堕とした後、ダ・ヴィンチちゃんのAIに接続して特製ウイルスを流し込んだの」
「時間がかかるタイプなのでまだ帝国への絶対忠誠はできませんー。でもその分自力で克服は困難ですし、性行為への抵抗低下と艦内でナイオーロ様の因子を持つ者への認識レベル操作は可能ですからー。
今もルクスリア様を認知できていなかったので、彼女はキャプテンがオナニーして自分に精子ぶっかけたと認識していますー」
「そのうちダ・ヴィンチちゃんもご主人様のメス奴隷に書き換えられちゃうの! 自分が異常だなんて気づかないうちに!」
「そしてこの異聞帯に降り積もるナイオーロ様の因子。これがある限り貴方達は心身ともに侵蝕され、ナイオーロ様に惹かれていくの。今の君みたいにね」
「それ、じゃあっ!」
「キャプテンももうすぐナイオーロ様のことが大好きなメスになれますよー」
「お姉様に勝ったって僕らが逃がしておしまいだから意味ナイナイ!」
「最初からこのゲーム、意味がなかったんですよ」
「クスクス、以上が種明かし。さあ諦めて私たちの仲間になりなさい。
このケツまんこを犯してくれるおちんぽ様、もっともっと楽しみたいでしょう?
素直になるだけでいいのよ」
明らかにされた事実に心が揺らぐ。
勝っても意味がない。ならばもう戦う必要はない。このゲーム自体も茶番だ。
だがではどうすればいい。
いまさら藤丸達を呼ぶ?
元から勝てるか怪しい上、ダ・ヴィンチは弱体化しネモ・シリーズ全員が堕とされているかもしれないこの状況で。
絶対負けないつもりだった心も、動揺や揺さぶりや告白が繰り返されたせいで大分脆くて危うい。
そしてまた、腸内をぐりゅっとチンポが征服しようと抉る。
「お”うっ♡い、いやだ……まけて……たまるか」
「ここが君の前立腺?
じゃあしっかり突いて壊してあげる♡」
「うゃあ♡」
「キャプテンのあんな声初めて聴いたよう」
「私達と大元は一緒ですからねー。とっくに気持ちよさに負けそうなくせにまだ耐えてるのは本体の意地ですか?
そんなの何の役にも立たないんで早く堕ちましょうよー」
限界が近い。
射精やピストンで削られた心はもう後少しで壊れてしまう。
その気持ちよさにたまらず甘い声まで漏らすように。
(負ける……堕とされる……ダ・ヴィンチにかけたあの射精。中出しされたあの感覚をもう一度味わったら、きっと僕は……)
消える。プロフェッサーやマリーンと同じ、仲間達を欺く裏切り者になってしまう。
そんな自分の未来を想像した時、なぜか一番に思いついたのは意外にもあの少年の事だった。
「藤丸……」
彷徨海へやってきた汎人類史最後のマスター。
頑張ってひたむきでこの日本異聞帯でもマシュと共に戦い続ける彼。幻霊と呼ぶに相応しい、自分みたいなあやふやなサーヴァントも信頼してくれる少年。
ここで折れたら彼を悲しませる。そう思うと最後まで戦わなければって気持ちにさせられる。
━━そしてルクスリアはそれを見逃さない。
「マスター君の事、大好きなのね」
「いつも思考駄々洩れですからねー」
「カルデアにいる時から藤丸の側にいつもいたもんね!」
「っ……好きとか嫌いとかはない。ただの船員として大切に━━」
「クス、そういうことにしておきましょうか。彼は確かにいい子。君が好きになるのも分かるわ。それにソラエルとアズエルが言っていたわね。ご主人様に劣らないちんぽを持ってるって。ちょうど今君を犯してるこれと同じくらいってこと」
「っ!」
「ふふっ、アナル一段と締め付け強くなった♡
きっと彼も仲間になれば私たちを満足させてくれるに違いないわ。当然君のこともね」
(藤丸、も)
彼とも気持ちよくなれる。
ドクンと心臓が一つ大きく鼓動。
妖しく暗い囁き。
なのになぜこれほど心が惹かれるのか。
因子の侵蝕で植え付けられたナイオーロへの思いと同じくらい、藤丸への純粋な好意が性欲に呑まれて汚れていく。
「大切なマスター君と一緒に気持ちよくなりたくはない?
このまま敵対すればご主人様ちんぽは二度と味わえない。永遠にお預けよ」
ドクン。
ケツまんこセックスがもうお預け?
今も抜ける時の喪失感が切なくてアナルがキュンとしてしまうのに。
「マスター君もそう。このまま何かの奇跡が起きて助かっても、君のことを抱いてはくれないわ」
ドクンドクン!
藤丸に、犯される?
素面ならバカバカしいの一言で片づける妄想。だがねっとり先走りと腸液を絡めて蹂躙してくれるちんぽの快感で僕だっていらないと即答が出来ない。
本心は逆に、嫌いじゃない彼とこんなに気持ちいいことをするという未知への期待が生まれる。
「ソラエルはマスター君を同じ女の子にしようとしているの。今みたいにふたなりにもなれる淫乱メス眷属に。
つまり私達と一緒になればこの柔らかおっぱいで甘やかされるプレイも……」
持ち上げられた頭が豊かなおっぱいで挟まれる。頭の形にスライムみたいに形を変える柔らかおっぱいは息をしただけでいい匂いがする。
これと同じものを彼も持ってくれて、自分を包んでくれる想像をするとネモの肉棒もまた興奮で硬く。
「私達と同じ淫らなメス奴隷になったマスター君と並んで、愛しいご主人様にこうして犯されるのも━━」
「んおぅ!」
「全部思い通り。大好きな人達に囲まれて送る幸せなメス奴隷性活……君はお嫌い?」
「きっとすっごい気持ちいいよ! マスターと一緒にちんぽで鳴かされるなんて最高すぎだってば!」
ドクンドクンドクン!!
心に刻まれたナイオーロへの思い。自覚させられ、色欲に歪められた藤丸への信頼や友情。
ちんぽが常識も理性も打ち崩し、清らかだった心を淫らに作り変えていく。
「そんな、こと……」
「小さい声。本心が見え見えよ。世界とか汎人類史とか、君にはそんなに大切?
こうやってケツマンコをジュポジュポしてくれるチンポだけあればいいでしょう」
「誤魔化しても無駄ですよー。キャプテンが藤丸さんのこと大好きな思考は駄々洩れですからー」
ドクンドクンドクンドクン!!!
「これから君に
「うぃあぐっ!! ま、またちんぽが、ぼ、僕のケツまんこの中でグリグリ膨らんでっ!!」
「━━射精るわ。射精してあげる! 淫魔の精液たっぷりケツまんこ射精されて堕ちなさい!!!
本心を叫ぶのよ。気持ちいいならちゃんと言いなさい!」
そして2度目。
熱くて熱くてたまらない、濃厚なザーメンが腸内に迸る。
その快感はお尻の全神経を快感へ直結させ、自身も容易く絶頂させられてしまった。
「……き、気持ちいい!! 僕、僕、アナル中出しされて━━イっくぅうううう!!!!」
お尻に感じたのにも引けを取らない、人生最高量の精子が子どもちんちんから発射。天井にべっとり貼りついて汚してしまう白濁が気持ちいい。
(あ……ああ……)
思考が塗り替えられる。
ダ・ヴィンチの訪問で動揺した時とは違う。アナルに流れ込んだ熱が全身へ伝播し、体中の細胞に染み込むみたいな幸福感。
もうこの快感なしの生活なんてありえない。
嫌いじゃない……いいや大好きな藤丸とも一緒にケツハメセックスしたいし、ナイオーロにも可愛がってほしい。
もう当然の思考。
この快感に比べれば人理だの、異聞帯だの、どうでもよく思えて仕方ない。
「回答を聞かせてくれるかしら。私達の仲間になって永遠に気持ちいいことをするのか。それとも勝ち目のないこの異聞帯で
だから満足した声で射精の快感に浸る彼女の問いへの答えも決まっていた。
「僕は……ぼくはぁ……君の……ルクスリア様とナイオーロ様のものになる……なります。
藤丸と一緒に、ずっと気持ちいいことがしたい……もうそれ以外、どうだって……いい」
「ふふ、よくできました♡ゲームも私の勝ちね。ようこそ我らロギア帝国へ」
「おめでとうキャプテン!」
「キャプテンが堕ちたことでネモ・シリーズも全員堕ちることが可能になります。
ルクスリア様ー」
「ええ。このまま━━怪人化させてしまいましょう」
時間は午前3時。
ネモの最後の堕落が始まる。
◇
隷基再臨
屈服を決めたネモの体から触手とちんぽが抜かれ、改めてベッドに横たえられる。
その隣で見下ろすルクスリアの体から魔力が発生し、ベッドを中心とした魔方陣が描かれる。
「はぁ……はぁあああ……今度は、何を……」
「君の心に相応しい姿へ変えてあげる。私の宝具の力でね。霊基そのものを作り変え、二度と戻れないメスにしてあげるわ。
君達の霊基再臨に倣って言うなら━━隷基再臨とでも呼ぼうかしら」
「隷基、再臨」
「安心して。私の宝具はとっても気持ちいいから」
謳うようにあまりに悍ましいことを語られているのに、もう抵抗はしない。
それどころかさらに気持ちよくなれると聞いてアナルがキュッと締まるのが答え。
「私の宝具はあらゆる命をご主人様に付き従う怪人、怪物へ変える力。意志も絆も全部捻じ曲げてしまえる力。やろうと思えば街一つ、世界ごとだって可能よ」
「なら、最初からそれを使えば……僕らに言うこと聞かせられたんじゃ」
「そんなのつまらないじゃない。
可愛いネモ君が頑張って、抵抗して、でも快楽には勝てなくて私に屈服する……それが見たくてここまで来たんだから。面白みを自分から潰すなんて馬鹿のすること。
さぁ、生まれ変わりなさい! とっても気持ちよくなれるから楽しんでね♪」
「もぎゅうっ!!?」
陣から触手が発生。ご丁寧に先端はどれも大好きになった肉棒を模している。
四肢に巻き付き、喉奥やヘソやアナルにも突っ込まれ、ペニスにも吸引器のような触手が先端へ装着。
全身をルクスリアが繋げた時のような魔力の注入と同時、ペニスからはぎゅるると魔力が抜かれていく。
更に彼女の言葉通りに全身を滅茶苦茶にされるような快感が襲った。
(ち、ちんぽがこんなにたくさん!! しかも触られたところが全部熱くなって……すごい! これ! 触手で生まれかわるの、すごく気持ちいい!!!)
「んじゅ! じゅりゅる! じゅっぷ!」
「うふふ。小さいお手手とお口で触手楽しんじゃって♡
やっぱり私の見立て通りの悪い子になってくれそうで嬉しい」
もう触手に奉仕できる部分はすべて埋まったのに、まだ魔方陣から生まれる触手は消えない。
腕も足も隙間なく覆い、肌の見えるところがなくなるまでペタペタニュルニュルと熱くて気持ちいい感触をさせながらくっついてくれる。
顔にべっとり先走り液の貼りつく感触も。
髪を一本一本液が刷り込まれてべちゃべちゃになっていくのも。
自分が快楽の一部に溶けていくみたいな背徳感が性感へ変わって感じられる。
それが全く不愉快ではない。
以前なら不快さで吐きそうな匂いと肌触りの触手ももう体全てを包まれたって物足りない。
堕ちた笑みを浮かべ、口を犯してくれるちんぽに願ってみる。
(もっと、もっとちんぽが欲しい━━ああ! 僕のケツまんこにずっぷり来たぁ♡)
アナルに2本目を迎え入れ、過去の自分が卒倒しそうな嬌声で喜びを訴える。
「あひ、あひぃいいいいい♡♡♡」
「あのキャプテンがすごい乱れ方! さすがの僕でもあんなんじゃないよ」
「真面目ぶってるだけでオナニー好きの変態でしたしー。あのままカルデアにいても職員襲ってたんじゃないですかねー」
(酷いこと言われてる! でも言う通りだ。こんな気持ちいいの、一度受け入れたらもう忘れられないよ♡毎日毎日ちんぽが恋しくてたまらなくなるに決まってる♡♡)
分身からの罵倒にも興奮し、口内に3本突っ込まれた触手を全部舐めながら手コキして射精してと懇願。
あの熱い精子。
頭も心もドロドロにしてくれる、ルクスリア様のくれる精子が欲しい。
もっと自分を壊して!!!
その願いもすぐ叶えられる。
(射精、来たぁあああ♡♡♡♡ケツまんこ火傷しそう♡♡熱くて臭いの、たまらない!!!)
触手同士の隙間をザーメンが埋め、ネモの体をまるで卵のように包んでいく。
内部では白濁の汚汁にルクスリアの瘴気と魔力で出来た液体にキャプテン・ネモの霊基がゆっくりと溶け、肉体の形も失ってただの液体に変わる。
さながらそれは生命のスープのように神秘的で、同時にあまりに低俗な欲望で塗れた繁殖の虚。
体の感覚が徐々に失われ、その最後の時まで快楽を味わうネモにそうそうとルクスリア様から声がかかる。
「生まれ変わる君へのプレゼント。私が君に目を付けたもう一つの理由。マゼラン・レプリカから作り出したコレ、一緒に混ざり合いなさい」
(ルクスリア様……お姉ちゃん……!)
卵に投げ込まれたのは何かの機械部品のようなもの。
それが何なのかは分からない。
だがきっと素晴らしい快楽をくれるもの、彼らの役に立つために必要なものなのだろうと期待してネモは意識を手放した。
◇
闇の空間でネモは自分を呼ぶ声を聞く。
(誰、僕を呼ぶのは)
最初は分からない。
だがだんだんとはっきり聞こえ、姿も像を結ぶように。
金髪をなびかせた逞しい精悍な男。
自分みたいなメス男の娘とは違う、本物のオス。
全てを支配するべく生まれたご主人様。
(ああ、ああそうだ……貴方は、僕の、ご主人様……♡♡)
「そうだ。お前はオレのものだ、ネモ。ようやく認めたな」
「ああ……いや、うん。ルクスリア様のおかげで理解できた。僕は貴方のような方に可愛がられるのが喜びのメスだったんだと」
「クク。上々の仕上がりだ。これからはお前の心にもオレがいる。オレ様とルクスリアのために仲間の全てを裏切れ」
「任せてほしい。この命、この霊基、全てはご主人様のために捧げると誓うよ」
その誓い、幸せな気持ちがこれからのネモにとっての全てとなった。
◇
最初に感じたのはアナルを犯す気持ちのいい触手が出入りする感触。
まず触覚が戻ってきたらしい。
次いで口の中の臭くて美味しいザーメンに味覚と嗅覚が戻る。
あちこちでじゅりゅるりゅと穴を犯す音に聴覚が戻る。
「瘴気と魔力が完全に馴染んだ様ね。起きなさい、ネモ君」
敬愛する主人の声に刺激され、パチッと目を開けることで視覚も完全に接続。
卵の殻が消え、触手が魔方陣に引いて、全身からザーメンを舐めとって綺麗にして去っていった。
せっかくの気持ちいい感じが無くなるのは残念だが、主人の前で許しなく快楽に浸ることはできない。
そんな思考が当然のようにできて、でも違和感もないことが逆に驚いた。
(ルクスリア様の奴隷としての思考が完全に定着したのか。
余計な理性との戸惑いがない分、楽になっていい)
「おはよう、ネモ君。新しい体の調子はどうかしら?」
ベッドの傍らでずっと生まれ変わる様子を見ていてくれたらしいルクスリア。
その愛らしい笑顔一つで被服従の精神と守りたい愛情が胸を一杯に。
「すこぶる快調だよルクスリア様」
「あら。せっかく私の物にもなってくれたのにお姉ちゃんって呼んでくれないの?」
「……分かった、お姉ちゃん」
「クスクス。可愛い反応はそのままで嬉しいわ。マリーンちゃんとプロフェッサーちゃんには時間工作を頼んだからまだ余裕もあるし……さ、鏡を見てみなさい。君にピッタリの格好よ」
ルクスリア様の尻尾が弧を描き、内部に鏡面が出現。
隷基再臨を果たした自らの体が自分の眼に見せつけられた。
身長は以前とほぼ同じ。
長い髪はターバンで隠すのをやめ、サイドも耳まで隠すロングのストレートヘア。髪色もルクスリアと同じ淫魔の性を体現したような薄い桃色。
白かった水兵服はプロフェッサーの衣装をさらに昏く落とした黒い水兵服となり、金縁のボタンが鈍く光る。
青かったストッキングとショートパンツは黒色に変わり、パンツは裾を短く切ったホットパンツ仕様。スラッと伸びた曲線美がストッキングに強調され、お尻と足は怪人化に伴ってややふっくらした女性味を帯びる。
そして頭にはヤギの様に横へ渦巻く形の角が両側頭部に生え、お尻からは彼女ら眷属と同じ黒くぬめぬめ光る尻尾が一本。
肌の色はマリーン達と同じ、健康的に日焼けしたような褐色肌。
生まれ変わった自分の体に見入って思わずなぞったお尻の形に声を出してしまう。
「あんっ♡……ふふっ、すごくいい感度。お尻も揉まれただけでイケそうだ」
「ピコロギル種の反応が強く出たわね。思った通りの可愛いショタ男の娘怪人になってくれて嬉しい♪
でもお姉ちゃんとしてはもう少し露出が多くても良かったのだけど……」
「ならこれを見てよ、お姉ちゃん」
上着のボタンを外すと中にはシャツ一枚。褐色の肌に桜色の乳首がエロチックに自己主張。
へそ下には例の邪悪なハートの淫紋が浮かび、間違いなく隷属したことを示す。
そして両腰回りには股間から伸びて前後で繋がるV字の黒い紐。いわゆるセクシーランジェリーと呼称されるもので、男が着るとは到底思えないオスを誘う為だけの下着に変わっている。
「あら♡男らしさなんて無縁のエロ下着じゃない。そんなの履いた気分は?」
「最高さ。ホットパンツもジッパーがついてて後ろだけ開けるし、下着もケツまんこぱっくり見えてて履いたままちんぽハメられるんだ♡
どこでも犯され放題なんて今の僕にはピッタリの衣装だよ」
そして胸には古代文字で書かれた魔術紋。
これが生まれ変わったネモの証。
ルクスリアに与えられた機械の正体。大西洋異聞帯で見つけた、あの神の神核。
「では━━」
おもむろに手を差し出したルクスリアの真意を見抜き、蕩けていた表情と服装を戻して片膝をつく。そのまま彼女の片手にキスをしながら誓いを述べる。
「我が姉、淫魔聖姫ルクスリア。そして皇帝ナイオーロ陛下に僕の全てを捧げて奉仕することをここに誓おう」
「その誓いを受けましょう。そして名前を授けるわ。新たな私達に連なる異聞帯英霊━━スレイヴライダー、ネモ・ポセイドン」
命名と共に胸の霊核が真に魔力を供給されてサーヴァントとしての目覚めを迎えた。
これまでの倍以上に匹敵する魔力の発生量。戦闘が苦手だった自分でもこれなら白兵戦さえ一人で出来そう。宝具やスキルにも改良が施された気配がするし、英霊としても間違いなく強化された。
損傷して傷ついていたストーム・ボーダーもこっそり修復し、手を加えておくのも容易だろう。
さらにまだ堕落していないネモ・シリーズも強制的に同期させ、隷属させられる確信。
対して記憶にもない父のコアにだけは感謝してやってもいい。
「ポセイドン……ふふっ、父の名をこんな形で受ける日が来るとはね」
「それではこれからの作戦を伝えるわ。
だけどその前に……もう一度犯してあげましょうか?」
「ああお願いだよお姉ちゃん。生まれ変わってから君の香りを嗅いでいるだけで、メスまんこ疼いて仕方ないんだ……♡」
「ふふふ、淫らなメスに堕ちられたわね。それじゃあ……」
多くのカルデアメンバーが知らないうちに、こうしてひっそり侵蝕の手は広がる。
◇
悪夢は終わらず
翌日。
久しぶりに疼きや熱からも解放され、文字通り生まれ変わったネモはブリッジへの道を歩いていた。
姉からの命令は
藤丸とマシュの堕落は進めて良し。
起きた異常は共有させずに個別に堕落するよう仕向けろ。
鹿児島の後は北海道へ向かえ。
以上の3つ。
そのままネモ・シリーズ全員で船を占拠する手段もあったはずだが、確実性から姉は避けた。そして彼女の命令なら従うのが自分の役目。
(藤丸に早くあのエロ衣装を見せてあげたいな。こんな可愛げのない服、早く脱ぎ捨てたいのに)
元は誇りだったはずのセーラー服への思い入れはもはや微塵もない。生まれ変わったエロ水兵服こそが自分の本当の服だ。
しかし姿は非常に残念だが元の霊基を偽装した格好に戻し、表面上は何も変わっていない風にしてある。まだ偽装は必要との考えからだが、当然不満がたらたら。
(大体この服は利便性がない。もっとちんぽハメやすい恰好にしないと退屈じゃないか。
ぴっちりしてるから今もバイブを入れてられるのは楽しいけど)
涼しい顔をしながら、お尻には姉から貰ったバイブをしっかり奥まで入れている。
彼女の言った通りにナイオーロ様のちんぽを覚えたアナルはもうなにか入れていないと逆に落ち着かないほど開発された。今も肉襞はうねうねと自力でバイブを出し入れして楽しみ、気を付けないとイッてしまいそうなくらい気持ちいい。
(魔力で動くから便利って言ってたけどその通り。皆の前でもこっそり動かしたら……ああ想像しただけで気持ちいい♡)
「あ、ネモ。おはよう」
「ふぇっ!? あ、ああ。おはよう!」
バイブの振動に浸っていた所へかかる呼びかけ。思わず間抜けな声で答えると、シャワーを浴びていたらしい藤丸が浴室から出てくるところだった。
以前ならこれも何でもない場面。
適当に挨拶しつつ雑談して、平凡だが楽しい時間に浸る所。
だが今日は少し違う。
シャワーから上がったばかりの藤丸に貼りつくシャツとズボン。体の形がくっきり出るその姿がたまらなく美味しそうに見える。
当然、股間の所も気づかれないよう視線をやって彼の逸物をこっそり視姦。
(ご主人様には劣るけど美味しそう……ソラエル様が気に入ったのも納得だ)
「ネモ?」
「……ああごめん。それで体調不良気味なのかい?」
「そうそう。昨日もまた変な夢見てさ。ソラエルの奴が色々……まあしてくるんだよ。なんか疲れるし、とにかくすごい夢見が悪い」
「体に異常はある?」
「例の呪いの影響もあるからね。今日もまだ確かめてないけどどこか起きてると思う。
あと……ごめんやっぱいいや」
「なんだい。そこまで言われると気になるな」
「あんまり朝から話す話題じゃないんだよ」
「水臭いね。僕と君の中でそんな遠慮をするのかい?
君の部屋でもう少し詳しく聞こうじゃないか」
「……なんか今日のキャプテン距離が近くない?」
「え? ……あ、いやそんなことはないよ。
クルーの体調不良を知っておきたいんだ。もちろんキャプテンとして!」
知らず知らず近づき、こっそり彼の胸板に手を当てているのに気づかれたかとヒヤリ。
だが責任感を持ち出すと、その辺りは似ている彼もなるほどと納得。
どうにも再臨後は暴走しやすくなる悪癖がついたみたいなので注意しないと。
そして聞き出した彼の不調は中々に自分好みな内容だった。
「なるほど。射精できていないと」
「夢の中で意識ごと引っ張られてるからか夢精しないのはいいんだけどさ。
朝起きると、まあその、ちょっとムラムラして……仲間にする話題じゃないって思うんだけどね」
彼自身は実に深刻。姉から聞いた呪いの通りなら精神も繋がり、淫夢を見せられていれば疲れも溜まるだろう。
だが彼のちんぽを味わいたい自分にとっては渡りに船だ。
「━━じゃあ僕がスッキリさせてあげようか?
マシュやダ・ヴィンチに頼むより君も気が楽だろう。それなりに顔は可愛い自信もあるしね」
とびっきり作った淫靡な笑みと、わっかを作った手をシコシコ上下させて舌を垂らしながら彼に迫る。
作り変えられたこの身体。男が自分に求める表情や仕草くらいは朝飯前。
ムニエル辺りならきっとここで押し倒してくるような確信だってある。
藤丸だってきっと発情せずにはいられないはず。
このままシャワールームに連れ込まれてフェラからの挿入とかになれば最高だ。一気に彼を堕落させ、メス堕ちの喜びも一緒に教えられる。
だが返ってきたのは戸惑いの表情だった。
「え? ええ、ネモ何言ってんの?」
「……君も辛いんだろう?」
「だからって仲間にそんなの頼むわけないだろ。そりゃなんか急に色気のある表情したから反応に困ったけど……ってごめん、男に言うことじゃないよな」
「そんなことはないよ。僕だって美しいと言われれば嬉しいさ。魚だってオスも良いつがいを見つけるために自分を磨くものだからね」
やや混乱と申し訳なさの表情。
首の淫紋の侵蝕で発情していないはずはないのに。
やや上気した頬を見ればそれは間違いない。
だが理性で抑え込んでしまっているのだろう。
(ここはお預けだね。無理に僕からしゃぶっても彼は堕ちない。
違和感に気づかれて隷基再臨に気づかれても面倒だ)
「━━そんなに深刻に捉えないでくれ。あまりに思い悩んでいるようだから励まそうとしただけさ。
これでも英霊だから色んな技術も収めているしね。
辛くなったらいつでも言って欲しい」
残念な内心はおくびにも出さず、あくまで彼を心配している体に留める。
姉からも無理に藤丸を堕落させるのは命令されていないし、関係は維持で行こう。
(ソラエル様やお姉様が目を付けたのが分かるね。
純粋で仲間思いでひたむきな君が快楽のことしか考えられない眷属に堕ちてしまったら……そんな君に僕のメスアナルを抉ってもらえたらどれほど気持ちいいんだろう。
今の君も女になった君も素敵に違いない。
今までは親愛を向ける仲間だったのに、もう素敵なちんぽで愛し合う奴隷仲間になりたくてうずうずする♡)
「早くその呪いも何とかしないとね。僕も君を助けるために頑張るよ藤丸」
「何言ってるんだよ。ネモにはいつも助けられてるって」
(しっかり助けてみせるとも。君が優秀で淫乱なメスに堕ちるようにね)
こうして静かにストーム・ボーダーは一部の構成員諸共にロギア帝国の手に落ちた。
もはやサーヴァントもマスターもそれ以外も怪物の腹に囚われた哀れな獲物。
一部だった裏切り者は今や船の過半数に間もなく至る。
そして次なる舞台、鹿児島へ船は向かう。
〈つづく〉
◇
おまけ
スパイのマリーン越しに朝の光景を見ていたソラエルとアズエル。
「ボクの藤丸クンに手を出そうとして! あんの女狐!!!」
「落ち着きなさいよ。アンタのじゃないし、そもそも女狐って男でしょうが」
「アズ姉ちゃんは甘い!! 今は男でも女の子みたいに誘惑できるやり手がいるの! このままネモ君に彼がハマって男の娘好きに目覚めちゃったらどうするのさ!!」
「あーはいはい。分かったからとっとと鹿児島に行くわよ。リズエル姉さんが怒るとメンドいんだから」
「はーなーしーてー!!! 今すぐボクのふたなりちんぽで色目使うなって躾けてやるんだー!」
「お姉様が許してるんだから諦めなさいよ。ったく」
ついに3万字超えちゃったよ。
昔は2万字とかでも多いとか言ってたのに。
調教と悪堕ちはがっつりやりたいから文字数が増えるけどなんとかせねば。
もっと短い方がいいですかね?
マリーンの裏切り者設定については当初から考えていました。数が多いので一人増えてもキャプテンも気づきにくく、艦内を自由に動き回れる便利役。
Twitterでぶっちゃけましたがネモの悪堕ちシーンは入れる予定なかった所をメス堕ち期待声が多かったので入れたイレギュラー。裏切り者の正体発覚のタイミングもあやふやだったのでこの機会に出せて多分結果オーライ。
落下したマリーンなんかいたっけ?と思われた方はマテリアルか動画でアヴァロン・ル・フェ進行度29節「ある予言」の進行度1をご確認ください。
そして捕まった後にナイオーロに犯されて因子で洗脳されました。以前の紫峰創真だらけでソラエルとの通信中に犯されていたのがこのマリーンです。
ネモ・シリーズ全員の調教シーンはやってもきりがないので省略。今後のネモ・シリーズは言及がなければ全員裏切ってるとお考え下さい。一応、関門海峡までは例のマリーンとプロフェッサー以外はちゃんと味方でした。
そして本編で明らかにした通り、日本異聞帯に振る桃色の雪みたいな花粉は全てナイオーロ因子です。敵対している相手を自分に惹きつけるアレのせいで、時間を置くほどカルデアは不利になるクソ仕様。ゲーム的には戦闘LV.低下がかかります。
通常なら早々影響は出ませんが、ネモの場合はストーム・ボーダーという巨大な船を自らの宝具で接続しているために侵入直後から影響を受けていました。そして今回のメス堕ちに繋がったと。
ネモは見ての通り悪堕ちしましたが、藤丸とのプレイは多分あんまりない予定。あってもフェラ程度。
男×ショタ男の娘はウケがいいか分からんからね。
あとソラエル達のサーヴァントっぽいゲームに出た場合の設定を作っています。
こういうキャラなんだなと思ってもらえれば。
詳細はpixivのシリーズ欄に
ではまた次回。
次回はネモが調教されている裏で起きていた藤丸達の異変。そして鹿児島への到着と待ち受ける敵の話。
できれば鹿児島終了まで行きたいですが、無理ならどこかで区切ります。
そして鹿児島終了で仲間が一人脱落します。