※この作品はR-18です。

エクスティア×FGO 異界魔導帝国ロギア・アース~堕ちた人理の希望~   作:王天君

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エクスティア×FGOシリーズ第8話。
捕らえられたメリュジーヌを襲う怪人達による調教。心身に快楽を植え付けられ、やがて大切な記憶さえも書き換えられて……
※この話のpixiv版には表紙及び挿絵が存在します。
pixiv版はこちらから→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18307303


第8節幕間 隷基再臨 淫魔竜騎士メリュジーヌ・オルタ

囚われのメリュジーヌ

━━帝城地下 四天王ソラエル専用処置室━━

 

日本海の戦闘において脱落したメリュジーヌはバーゲストと同じように拘束。魔術も使えないように処置を施された上で帝城へと運ばれた。

そして今、地下の元仲間が使われた洗脳装置に彼女もまた繋がれて別種の処置を施されていた。

頭にはバーゲストに使われたタイプを小型化したバイザー。耳まですっぽり覆うタイプで洗脳魔力と音声による二重書き換え手法。

膝立ちの姿勢で両腕を後方に伸ばして固定された姿勢で全裸にされた彼女の身体へ、やはりいくつものチューブや管が取り付けられている。乳首、脇、舌、へそ、耳、小陰唇、肛門……おおよその体中全てに取り付けられた装置からは絶えずデータが取られ、同時に洗脳用の魔力が流しこまれ続ける。

そしてそれらの機械を操作するための端末を操るのは拘束されたメリュジーヌの側に立つ白衣の男。頭にはセンサーを組み込んだバイザーをつけ、体から管を生やした長髪の男。

何度か機械を操作し、その度に舌打ちやうなずきを繰り返す。

そんなじっとりとした雰囲気をした部屋へソラエルは空気を気にせず入っていく。

 

「フォッ君お疲れ~。メリュ子ちゃんの調子はどう? 

もう洗脳出来た感じ?」

「……まず訂正を求める。私はフォサルギル。フォッ君という名称は該当しない」

「えーいいじゃんフォッ君で。名前から距離を縮めるのが大事なんだよ?」

「……。

ユリエル局長と分析した結果、既に躯体データは収集済み。セイファート・レプリカのファクトリーにて製造ラインを確立。順次被検体に投与を開始している。

しかしオリジナルの洗脳については進捗率が著しく低い」

 

グイグイ距離を詰めるソラエルに諦めた様子で手元の端末を見せるフォサルギル。相手の嫌そうな様子をまったく気にしないソラエルだったがデータを見ている内に表情が険しく変わる。

 

「因子は定着してるけど洗脳の進みが悪い……バゲちゃんと同じ理由かな?」

「その通り。精神的体制がかなり強い。特に━━」

「肉体も問題なんだよソラエル」

「あ、ユリ姉ちゃんお帰り」

 

現れたのはずぶぬれの裸をしたユリエル。幼い体から水滴を垂らしつつ、バスタオルで長い髪をゴシゴシ拭く。シャワーを浴びてきたところのようで仄かなシャンプーの香りがソラエルにまで漂ってきた。

淫魔化しても相変わらずツルペタロリ体型な姉。自分の巨乳と比べると悲しいサイズだが人形みたいな愛くるしい顔とベストマッチ。そのおかげか兵士の中でもコアなファンが結構いるらしい。

やっぱり貧乳もステータスだね、うん。

 

「何か今失礼なことを考えてなかったか?」

「知らないヨー」

「……まあいい。それで捕獲した妖精騎士ランスロット、メリュジーヌのことだ。

既に洗脳装置に繋ぎ、快楽調教による認知書き換えを行ったが失敗。繰り返しても効果が認められない」

「でも精神力だけで耐えてるわけじゃないと」

「フォサルギル解析結果を」

「承知。奴はソラエル様がブリテン異聞帯で収集した情報の通り、最後の竜アルビオンの肉体が妖精の成分を取り込んで変異した存在。

元々妖精は種の存続を行わず、死ぬと同種の命が別に生まれるサイクルが出来ている」

「ああ、そんな感じだったね」

 

言われてみればそんなのだった気がする。当時は他のことで忙しかったし、興味のないことまでは調べていなかったから忘れていた。

 

「被検体『アルビオン』は性感機能が未成熟。外見を模したことで女性器や排泄器官も備えているが使用経験がない。快楽信号も刺激としか受け取っていない。今もヴァギナへの試験管挿入もローションを使わないといけないほどだ」

「まとめると先天性の不感症なんだよ、あの竜。

元から性行為で種を残す必要のない個体が同じく必要のない生命体を模倣したせいだろう」

「ん? でもバゲちゃんはちゃんと気持ちよくなってたよ?」

「あくまで備えていないのは個体としてだ。妖精全部にセックスする機能がないわけじゃない。流石に自慰の経験や知識は備えていると思うがな」

「そういうことね。困っちゃうなぁ」

 

バーゲストとは別口で厄介な相手。快感を感じさせるところから始めないといけない。

とはいえ別に焦るようなことでもない。こういった敵が厄介なのはむしろ楽しみ。毅然とした騎士を快楽でドロドロの沼に沈めて堕とすのが楽しみでもある。

 

「体を仕込みつつ味覚改造……排泄器官(アナル)は形があればセックスできるし……快楽漬けにしてから洗脳装置へ繋ぎつつナイオーロ様に……うん、大体方針は固まったかな」

 

いくつかの怪人をリストアップした後に姉へとその策を伝える。思った通りで彼女も笑い、お互いに酷薄な笑みで笑いあった。

そばで見ていたフォサルギルが思わず退くほどに。

 

「さすがソラエル。酷いことを思いつく」

「嫌だなぁ。僕はメリュちゃんも気持ちよくしてあげたいだけだって」

「くくく」

「あはっ☆」

 

こうして囚われた竜の少女を巡る淫謀も始まる。

 

◇

 

堕ちた仲間

竜の体は体温を失いやすい。兵器として熱の伝導性は大切な機能と割り切っていて、しかし誰かとくっつきたくなる心も持っている。特にメリュジーヌは好きな人と密着するのがお気に入りだった。

……最期はこの手にかけたとしても。

 

(オーロラ……僕……私は)

「そろそろ起きなよ」

 

誰かが肩を揺さぶっている。心地よかったその微睡みから強引に引きずり起こされ、急速に意識が明るい所へ連れ出された。

 

「……ここは」

「おはようメリュちゃん」

「起きたか妖精騎士ランスロット」

「君達は……」

 

見たことある顔とない顔がそろってこちらを見下ろしていた。

同時に自分の置かれた状況にも気づく。

金属質の壁に四方を囲まれた殺風景な空間。色々と魔術ではなく科学由来の機械が置かれてメリュジーヌを取り囲む。そして彼女自身は部屋の真ん中にペタンと膝をついて座り込んでいる。服は全てはぎ取られた全裸で自慢の銀髪もまばらに散らされている。

そして見下ろす2人、見覚えのある方が座ったメリュジーヌに笑いかけた。

 

「気分はどうかな。ボクのこと分かる?」

「ああ覚えているよ。対馬でマスターを誑かそうとした淫魔」

「にゃはは。酷いけどその通りだね。淫魔リリスティア・ソラエルがボクだし。それでこっちが……」

「ユリエルだ。お前の調教進行係を務める」

「……君かい。僕を撃ち落としたのは」

 

ツインテールを垂らした自分と同じような幼い体型のリリスティア。兵器としてのプライドを傷つけられた怒りを視線に込めても素知らぬ顔。

名前だけ言うと2人して手元の端末を弄って何事か相談。座ったままのメリュジーヌには注意が薄い。

 

(真竜への回帰不可……アロンダイトも鞘がないから投影できない……よくないな。戦闘力は4割以下にまで落ち込んでる。それに首のこれは……)

「首のそれで体を縛ってるからね。暴れられたら面倒だし」

 

コンパクトなチョーカー型の首輪がつけられていた。それに加えて四肢にも歪んだハートの形をした紋章が一つずつ浮かぶ。それらから不愉快な気配を漂わせる魔力が発され、最低限必要な魔力以上の魔力行使を妨げる。筋肉も確かめた限りでは女性と同程度しか出ない。

自分の存在価値を下げられる好意がプライドを激しく傷つける。

 

(……落ち着こう。不用意に暴れて警戒されても意味がない。ここは大人しくしておくのがよさそう)

「どうして助けたの? 放っておいても消滅したはずだよ」

 

最後の記憶は海へと落下しながらマスターを見つめた瞬間。失った手足も復元されているのはソラエル達が治療したとしか思えない。

 

「にゃはは、簡単なことだよ。

君にもボクらの主、ナイオーロ様に仕えるメス奴隷になってもらいたいからさ」

「……バカにしてる?」

「混じりっ気なしの本気だって。君はそのちっちゃなお口で甘えん坊フェラとか喜ばれると思うんだよね。ほらこっちのユリ姉ちゃんと君、ちょうどペアになれそうでしょ? 

特につるぺちゃいひゃひゃ!! 姉ひゃんひっぱらにゃいで~!!」

「余計なことを言う悪い口はお仕置きだ。

━━戯言はさておき貴様の戦力は欲しい。待遇もそれなりに保証しよう。どうだ、こちらへ寝返る気はないか?」

 

特にどうでも良さそうな感情の籠らない瞳で手を伸ばされる。

その舐め切った態度が許せなくて思い切り叩いて跳ね除けた。……封印された体は悲しいくらいに非力でぺちっと音が鳴るだけだったけど。

 

「ふざけないで。僕はマスターを裏切らない。彼の信頼を、心を踏みにじるものか!!」

 

体に宿った心は力があるから持っているんじゃない。大切なものを守るためなら勝算が無くても戦う。アルビオンはそうやって散ったのだから。

命や扱いをチラつかされて寝返るほど安い存在に堕ちたつもりもなかった。これ以上の侮辱は許さないと生前に劣らない殺気を込めて睨みつける。

 

「うーん。期待通りというかなんというか」

「抵抗してくれる方がこちらも楽しくて助かるな。

そんなお前にいいものを見せてやろう」

 

ユリエルが端末で見せてきたのは2人の男女の情事の映像だった。

ベッドに横たわり、黒褐色の肌にピンクブロンドの髪の大女と丸いボールみたいな体の男が抱き合いながらキスの真っ最中。男が優しく女の髪を撫で、女も寵愛に応える熱心で情熱的なキス。まるで男の口を貪っているみたいで見ているメリュジーヌにも気持ちが伝わってくる。

 

『んっちゅ♡はっちゅ♡じゅれろ♡ぶじゅるるう♡……ふふっ。もう先生ったらがっつきすぎですわ♡』

「……え」

 

画面の女の声を聞いて固まる。そんなはずはない。

自分が知る彼女は強者に甘えるような声も女っぽい喋りもしない。しかし長年一緒にいた経験のせいか、直感で事実に気づいてしまう。

 

『ぐふふ。陛下のお手付きになるまで手が出せませんでしたからねえ。今日は止めてと懇願するまで可愛がってあげますよう』

『まあ♡そんなことをされたら私、壊れてしまいますわ』

『嬉しそうな顔で言っても説得力がありませんよ。ほらちんぽとご対面だ』

『ふわぁ♡キスだけでもうこんなに……すんすん……すんすん……はぁあああ♡

固く張りつめて反り返ったちんぽ様♡匂いだけで……んっ♡感じてしまいます』

 

男の股間で激しく勃起した男性器。黒く反り返ったそれでぺチンぺチンと顔を叩かれ嬉しそうに顔を歪める。その顔には屈服しきったメスが奉仕対象を見つけた笑み。

猫の求愛行動みたいに頬を擦り付けていたが、もう待ちきれないと口を開く。

 

『いいですわよね。この発情メス犬口まんこでたぁっぷり食べてもいいですわよね?』

『ぐふふ、いいんですか? 

そんなことでは妖精騎士の誇りが泣いていますよ。貴方を慕ったであろう者達も』

『陛下に逆らう弱者に価値なんてございませんわ。再臨させていただいてよく分かりました。皇帝陛下にお仕えする以外の全ては取るに足らないことと』

『いいお返事だ。それでは許可しましょう。思う存分しゃぶっていいです━━うおおぅ!?』

 

女の顔くらいあった男性器を迷わず口の中へ。下品に音を立てて顔を上下させ、互いの身体で押しつぶされる爆乳がぶぴゅっと音を立てて乳を漏らす。

むわっと匂いそうな母乳がベッドへびちゃびちゃと濡らしていく。

 

『んっじゅる、んっちゅう♡ちゅりゅるるる♡はぁぁあ喉まで犯す我慢汁♡妖精なんて雑魚足元にも及ばない濃厚な臭いぃ♡んっじゅう♡♡ちゅぶ♡じゅりゅ、じゅりゅりゅるりゅ♡おっぱいミルク出しながらフェラするの気持ちよくってぇ♡

でもちんぽミルクも好き♡もっと好きですの♡ちんぽ、ちんぽちんぽちんぽぉ♡♡♡』

『ぐはは! 躾け始めた頃からは考えられぬ淫獣ぶりですねぇ! 

これからも何度も何度も教育してあげますよ!!』

『んんんぶぅぅじゅる……ふふっ先生の力で私、どうなってしまうのかしら? 

もっともっと淫らで騎士らしさなんて欠片もない女に……想像しただけでたまりません♡

淫乱なメス犬のバーゲストを躾けて下さいませ♡オス様ザーメンたくさん恵んでほしいです♡

━━ん”っ”お”っほぉぉぉ♡♡犬まんこにちんぽ入って、来たぁ……♡♡』

 

男性器から口を離した女が男へM字開脚。そして秘裂を両手で広げながら男が挿入するシーンで映像は終わった。

見終わってもしばらく身体を襲った衝撃から意識が戻ってこない。

 

「バーゲスト……」

 

映像の女は間違いなく肩を並べ、後を託された戦友。規範を第一として妖精國で恐れられた彼女だ。しかし今の映像は顔だけ同じ別人としか思えない。

浅ましく男に媚び、男性器をねだるあの姿は娼婦かそれ以下。常に凛々しく誰よりも騎士たらんとした彼女があんな風になるなんて。

にやにや笑う2人の淫魔が左右に座ったかと思うと耳元でそっと囁いてくる。

 

「あのバゲちゃんもすっかり堕ちちゃってるのは見たら分かるよね」

「ちょうど私がお前を捕獲した頃だったよ。あの女が堕ちたのは」

「今はハイラギル君に帝国の常識とかを刷り込んでもらってる所なんだ。完成したら叙任式で正式にナイオーロ様の騎士に任じられる」

「お前もその隣に並ぶんだ。

ふふっ。自慢のすまし顔が強張っているぞ。そんなに奴が堕ちたのが信じられないか。

━━安心しろ。お前もこれから奴と同じ所まで堕ちる。入ってこい」

 

意地悪な笑みを浮かべてユリエルは笑いながら指を鳴らす。

 

「ふしゅしゅ! まってましたぁ」

 

奥の扉が開いたかと思うとすさまじく醜悪な化け物がそこにいた。肌色こそ人間のそれだが肉体はブクブクと肥大化して人間味が無く、体表からはピンク色の管を生やした異形。眼球は真っ黒に染まって瞳は赤く、口の代わりにここもピンクの管が埋めている。全身をゆさゆさ震わせて歩く姿に生理的嫌悪感を覚えずにいられなかった。

更に不気味なのは外見に留まらない。

 

(なんだこの臭い)

 

大抵のことには慣れているメリュジーヌさえも鼻と口を覆う悪臭。およそここまでの人生で一度として嗅いだことが無いくらい生臭くて吐いてしまいそうだった。

戸惑っている間に怪人の側へ移ったソラエルが笑う。

 

「彼はグラケギル。これから君を調教してくれる最初の怪人だから仲良くしてあげてよ」

「ふしゅしゅう。よろしくねぇ」

「お前もバーゲストと同じだ。陛下にお仕えする騎士に相応しい淫乱な体と心に作り変えてやる」

「……好きにすればいいさ。僕はお前達に屈したりしない。いうことを聞く気もない。召喚に応じたのはマスターの為なんだから」

「それでいい。清らかで誇り高いその顔が淫欲に歪む様、たまらなく愉しみだ」

 

絶対に負けない。

そう思いつつも敵の怪人に抱かれながら快楽に溺れた表情のバーゲストが頭の片隅にこびりついて離れてくれなかった。

 

◇

 

調教1回目 全身吸精及び性感帯化改造調教

「それじゃあさっそく頂きま~す」

「きゃっ!?」

 

いきなり触手が伸びてきたかと思えば四肢が絡めとられ、ゆっくり怪人の方へ引きずられる。

一体何をする気だと思えばでっぷりした肉塊である敵の体がメリュジーヌに向けて開いた。本当に文字通り開いたのだ。花が咲くようにヘソに当たる部分を中心として肉がバラバラ開いていき、その中へ引っ張って行かれる。

 

(食べる気!?)

 

捕食されることへの本能的恐怖が沸き上がるが抵抗できる力もない。中へ放り込まれると内部からも管や触手がいくつも生えて再度こちらを拘束、敵の体内で足を大きく開いて尻もちをついた体勢で座り込まされてしまう。

一面薄いピンク色をした内臓や肉壁。メリュジーヌが入れられた直後に入り口も閉ざされ、少し蹴った程度だと全く開いてくれない。

体を縛る管も弾力に優れて千切れず、さらに管の表面からは奴の体臭と同じ嫌なにおいをした液体がチロロと流れ出していた。試しに触れるとピリピリと弱い静電気みたいな刺激がわずかに生まれてきた。

 

(……これは消化液?)

「消化されるのが嫌なら言うことを聞けってこと?」

 

こみ上げる気持ち悪さを押し殺しながら平静を装う。すると肉の壁の向こうからくぐもった声が返答。

 

『まさか。そんなつまんないことするほどネタ切れしてないよ』

『治療だ。我々の仲間に相応しい身体にしてやろう』

 

返ってくると思っていなかった独り言に外からソラエルが答えてくれる。

 

『ぐへへへぇ。こんなに綺麗で可愛い女の子を汚せちゃうなんて。皇帝陛下様様だぁ』

「もぐっ!?」

 

さらに肉塊怪人の声と一緒に先端へマスクをつけたような形の触手が口元へ張り付く。マスクは内部にも細く小さい触手が無数に生え、口まわりの肌をくすぐりつつ固定。さらに口を強引にこじ開けると中身がスライド。口内まで太い管状触手が入ってぶよぶよのそれを咥えさせられた。

噛み切ることも出来ずに触手のせいで閉じなくなった口の中へも細い触手が侵入。まず返しのような形のが4本内部で唇の裏に引っかかって抜けないように。次いで無数の触手が口に流れ込むと口裏の肌に接続。

餌をたくさん頬張ったハムスターみたいな顔で接続された管から何かが流し込まれる不気味な感覚を味わう。

 

(口の中に何か入って……ダメだ。魔力で抵抗も出来ない! 

っ! 今度は口以外も!?)

 

触手の攻めは続く。

眼帯状のパーツを付けた触手が両眼を覆い、耳当ての形をした職種が両耳、きれいな鼻にもすっぽりとあう形の触手がくっつけられる。そしてその全ての内部から極細触手が生えたかと思えば体内に侵入を開始。

 

「んぐっ!? もぎゅ! ばべろっ!!」

 

初めて味わうそれは悍ましすぎた。痛みはまったくないのに接続している感覚だけはしっかりとある。

勝手に体へ繋がられてくまなく調べられた上、一方的に何かが流れ込む不快感。そして必死に表面化を避ける恐怖感。幽霊意外に怖いものなんてないと思っていた。そんな自分の考えが容易く壊されるほど触手の繋がりは不気味で不愉快。

 

『改造触手による視覚・聴覚・嗅覚・味覚のジャック成功。いつでも第2フェーズへ移行可能』

『OK。グラケギル、始めていいよ』

『ふしゅしゅ、かしこまりましたぁ』

 

眼球にも鼓膜にも触手は接続。そして流し込まれる魔力からはグラケギルからも出ていた嫌な臭いまで感じられる。

しかし急に分析していられる余裕が消し飛ぶ。

 

(な、なんだ!? 口と耳と鼻と……ううん、体中全部に男性器の感じが)

 

目には亀頭とカリ首をしっかり自己主張する形が何本も出現。

鼻には少しドキドキする媚薬効果でもあるのかって生臭さとオス臭さを混ぜた臭いが。

耳にはにちゃりちゅっぱと先走りをメリュジーヌの体に垂らす音が。

口には触手の奥から現れたペニスの形をした触手が舌へ押し付けられ。

そして最後に体を縛っている触手の全てがちんぽと同じ熱さや先走りの水気を含ませだす。

取り込まれた時に感じた、あの肌がピリピリする感じがもっと強く。そして体中に広がっていく。

 

(っ、体が何か変。それにこれだけの男性器は!?!)

 

自分の感覚器すべてで体に迫る触手ちんぽたちを確認。

触手に覆われて塞がれているはずなのに見聞きできているのはそういう風にやっているのだろう。今も眼球を動かせば何かが目に張り付いている感触も確かにあった。鼻や耳も同様。

 

(魔術で偽物を本物に見せかけてるのか。確かに気持ち悪いけどこれくらい……)

『ふしゅう。騎士様のちんぽ包みだぁ。ふしゅしゅ! これからどうなっちゃうんだろうねえ』

(……脅しならやめておくんだね。私はこれくらいで屈したりしない)

 

口が塞がれているので思ってみたら相手と会話が成立。奴の体内だからなのか、触手越しに会話が可能のようだった。

これは都合がいい。実際に言葉に出さなければ周りの淫魔共には知られない。搦め手はとてつもなく苦手だが何か情報を引っ張ってみるべきだろうか。

しかし怪人は予想をはるかに超える不気味な返答を寄越してきた。

 

『ふしゅるるる! 屈するとかどうでもいいよぉ。君はこれからザーメン漬けになっちゃうんだからさぁ』

(ざ、ザーメンづけ?)

『やった方が早いよねぇ。ほぅら、体にちんぽ擦り付けるよぉ。その小っちゃくて可愛いお口にもぉ』

(っ!)

 

まずいくつも見えるちんぽの中の一本が前へ。続いて唇が柔らかな表面をぷちゅっと押し付けてキスする感触。さらにゆっくりと閉じた肉の門を押し開けた亀頭が口の中に入ってくるのが続く。実際には口の中で触手ちんぽは動いていない。

ただ脳内でちんぽに対してそんな振る舞いをした感じだけが流し込まれてくるのだ。これは自分が体験したことだと頭に刻むみたいにして。

 

(……しっかりしろ。ペニスへ奉仕なんてしていない。魔術で誤魔化しているだけだ)

 

頭を正気にさせようとするが目は確かに口の中へ入ったペニスを見ている。同様に嗅覚は肉棒特有のオスの臭いを。触覚もじかに触れているから分かる熱やドクドクと集中して勃起させる血流を感じてしまう。

 

『ちんぽのお味はどうかなぁ』

(最悪に決まってる。こんな、こんな、の……?)

 

舌にはペニスを舐め上げた感じ。竿の根元からゆっくり舌を這わせるその熱さも本物としか思えない。

そして実際に口の中に入れられた触手ちんぽも再現するみたいに動き始め、見せられて五感に流されている模擬感覚と実際の感覚が交錯。

自分の口が触れているペニスは感覚だけの偽物? 

それとも実際に口内の触手から生えたペニスが触れている? 

 

(僕が舐めて……違う……でも……)

 

映像はさらに進む。じゅっぷじゅぷ音を立ててちんぽを奥まで迎え入れ、唇まで引き抜くのを繰り返すディープスロート。

 

━━じゅぞ。じゅりゅる……じゅずぞっ! ぶぶじゅっ! じゅぷるるるっる!!! 

 

同時に合わせるようにして口内の触手ちんぽも喉の奥に触れるほど入って来たり、逆にじゅぽぽぽと音を立てながら抜けていく。

自分の身体は動いていない。なのに映像と触手の動きが連動してまるで自分が頭を動かして触手に奉仕しているみたい。

 

『口も狭くてああ気持ちいいぃぃ! ほらもっと突いてあげるぅ!』

(んぼっ!?)

 

動きが加速する。どうやらペニス全てが怪人の感覚と繋がっているようで声には快感の色が混ざっていた。

だが突かれるこちらはそれどころではない。映像が現実に合わせて動きを速め、射精を促すような高速フェラに。

さらには口内で接続した触手が筋肉を動かし、メリュジーヌの口を窄めてちんぽに吸い付かせる。

 

「んじゅるるうう!! じゅっぽ! じゅ、じゅっぷ!! れろれろ! むじゅぅ! じゅぽぽぽ!!」

(うぶっ!? やめ、汚いっ! 不味い! こんな不浄なもの、舐めさせるな!!)

 

何を思おうが映像もペニスの動きも止まってくれない。

無理矢理なフェラピストンをされているのか自分がしているのか、頭がおかしくなりそう。

自分の口が奏でるちゅぱ音が何倍もの密度になって鼓膜に木霊。軽くしているはずのフェラがバーゲストを思い出して熱烈で激しいもののように聞こえてくる。

 

(どうしてバーゲストはこんな……男性器を美味しそうに……ただ屈辱なだけで……)

 

変わり果てていた同僚。あの彼女が自ら奉仕する存在に堕ちるほどの何か。

怪人達の男性器に一体何を見たのだろう。

どうしてあんなに幸せそうな顔が出来たのだろう。

拒絶する意思は変わらないがわずかに興味みたいな感情も湧く。

 

『そろそろ射精そうだよぅ! 可愛い口まんこに僕のザーメン飲ませてあげるからねぇ!!!』

(射精すって、まさか精子!?)

 

驚きの尽きないまま、喉の奥の奥まで突っ込まれたペニスが膨らんで固定したかと思うと爆発。

映像もしっかり射精してくるがこの時ばかりはまったく気にしていられない衝撃が頭を襲った。

 

『ふしゅしゅ━━!!』

「ぶっ!? んぼぉっ!」

 

一瞬で口が一杯に。

エグくて汚くて猛烈な吐き気と不快感を覚えさせる灼熱の塊が口と喉を満たす。窄めた頬をパンパンに膨れさせる恐ろしい量だ。含んだだけで口の粘膜が穢され汚され侵蝕されている気さえする。

続けてタイミングを合わせたのか全身をグルグル巻きにしていた触手たちも次々に射精。口と同様の熱く糸を引いた白濁が振りかけられる。巻かれた触手の隙間を埋めるみたいにメリュジーヌの全身をザーメンがまとわりつく。

 

(熱っ!! これが精子……なんて量だ。それにすごく臭くて……怪人の身体から漂っていたのもこの臭いか。

っ、また口の触手が膨らんで!)

 

恐ろしいことにペニスの爆発は終わりではなく始まりらしかった。

口が満杯なのにぶるぶる震え、中から第2第3のザーメンが溜まっていて少しの刺激で噴出する兆候がある。引き抜こうにも体は動かず、そして触手も抜けていってくれない。

このまま流し込まれたら本当にザーメンで溺れ死ぬかも。

 

(……仕方ないか)

「んっく。こくっ、こくっ!」

 

やむなく口の中に入った大量の精子を飲んでいく。

知ってはいたが初めての体験。そもそも生殖が必要ない自分にこんな体験が訪れるなんて。

出来る限り味覚から意識を背けるが舌の感覚が鋭敏化。少し冷ました程度では熱いままの白濁汁の味が事細かく頭に入ってくる。

 

(苦いし、粘っこくて喉に絡むし、飲みにくいし……うぅ。鼻にまで臭いが逆流して……あれ)

 

接続された触手たちから魔力が流れ込んでくる。

すると口の中に残っていた汚汁への印象や感覚が少しずつ変化。

 

(飲みやすくなった?)

 

味も臭いも変わらないが悪印象が少し薄れる。

苦かったばかりなのが奥にあるコクみたいな味わいを感じ取る。ちょっとしょっぱい感じもいいスパイス。飲みにくい粘っこさも味の変化と共に興味本位で嚙んでみればぷちゅっと歯ごたえもあって悪くない。適当に噛んでから飲み込むと思ったよりずっとすんなり飲めてしまった。

臭いも生臭さは健在でも気にならなくなったし、落ち着いて嗅いでみればなんだか吸い寄せられるようなフェロモンを発しているようですらある。

想定していたより自分にも適応力はあったようだ。

 

(この程度の刺激なら耐えられる……だったら)

 

どうせ抵抗できないのは敵の思惑通り。口以外は縛られて精液でドロドロだがそれ以上には何もされていない。怪人も特に何かする気配もない。

だったらと一泡吹かせてやるアイディアを思いつく。

 

(やられっぱなしっていうのも合わないからね)

「ぢゅずる! じゅっぺろ! じゅずりゅるるるるる!!!」

『うひょう! この子必死に舐めてるよお! そんなにおねだりしなくたって射精(だ)してあげるからさあ』

 

さっき勝手に動かされた口の動きを模倣してしゃぶり上げる。

思いついたのは単純で敵がまだ何度もザーメンを出そうとしているならこちらからそれを出させてやろうというもの。

こちらから求めるようで嫌だし、敵を喜ばせるのだって腹が立つ。しかしどうせ体を使ってやられるならこちらから動いて敵に主導権を握らせないのも作戦になる。

必要なら何でも割り切れるメリュジーヌなりの作戦だった。

 

(よくもやってくれたね。偉そうにした分、無様な姿をさらせばいいよ)

 

既に怪人の肉棒はしっかり張りつめている。敏感な部分も口を動かされたせいで分かっている。

カリ首をなぞり、亀頭を丹念に舐め上げ、鈴口から出る先走りも舌でチロチロ舐めとる。精液と同じように先走りも飲みやすくなっていて、いくら啜っても苦にならない。

 

(精液(これ)飲んでると……お腹が熱くなって。魔力が含まれてる?)

 

最初に飲んだ精液がこぽっと胃の奥まで堕ちたのを感じると、今度は体が熱されたように息が上がる。整っていた呼吸も乱れて段々とじぶんとしゃぶっているちんぽのこと以外が朧げになってくるみたいだ。

 

(長くしてると良くなさそう。早く終わらせないと)

 

いつしかすっかり頭から男性器への嫌悪感は消え、早く射精させることだけに必死になっていく。

怪人が何を企んでいても狙っているザーメン漬けが出来なくなればこちらのもの。根こそぎ精を吸い取ってしまえば何もできないはずだ。

 

「んっちゅ! ぢゅっず! むっじゅりゅ!!」

『ああ上がってきたぁ!! 2発目の濃厚精液しっかり飲んでよぉ!!!』

(早く射精せ! 一気に搾り取って終わらせる! このまま吸いつくして━━)

 

また口の中で膨らんだペニスが爆発して中から精液の濁流が流れ込む。

既に慣れたそれを自分から啜り、一滴も残らないように口を押し付けて大きく息を吸った。

 

「もぎゅ━━んぶぅぅぅううううう!!」

 

熱い。

口も喉も全部焼き付いていくように、汚くてたまらない白濁汁が舌や歯にも絡みながら喉へ。

同時に体を覆っていた触手たちもまた射精。全身にザーメンが噴射され、今度は髪や上半身にもしっかりかけられる。

 

「んっく。こっきゅ! ごっきゅ!」

(よし予想通り。このまま射精し尽くさせて……)

 

精液の味ももう大して気にならない。飲めば飲むほど濃厚に煮詰めた液体チーズのようだし、臭いもずっと包まれている怪人の体内とそう変わらない。

男性器の相手は初めてだったが大したことがない。バーゲストはさらに何かをされて心を奪われてしまったんだろう。

 

(相応しい体とか言っていたけどこの程度……?)

 

余裕を持てたのはそこまでだった。

 

(っ、なんだ。体の熱いのがずっと強くなって……ふぁあああああ♡♡!?)

 

触手に残っていた最後の一滴が胃にぽちょんと落ちた瞬間、これまでで最大の熱が生まれたかと思うと体中に派生。何かを考える間もなくビクビクっと体がコントロールを失う。

経験でそれが絶頂だとは分かったが、それはメリュジーヌの知る快楽の後の絶頂とはかけ離れていた。

 

(イク!? なんで飲んだだけ、だめ!)

 

メリュジーヌにとって快感も絶頂も大したことではなかった。恋人は行為を望んでくれないし、自分でやってもなにか弱弱しい衝動がこみあげてイったかなと思うだけ。だから男性器に囲まれた時も嫌悪感や気持ち悪さはあっても恐れはなかった。

どこかへ飛んで行ってしまいそうなこんな快感知らなかった!! 

 

(イっくぅぅぅううううう♡♡♡)

 

ぷしゃぁぁと股から絶頂の証拠が流れていく。

自分で慰める時もこんなに体が弾けるような感覚はなかったのに。

快感を抑えることもコントロールすることも出来ず、触手に縛られながら必死に意識をつなぎ留める。

とにかく精液を飲んだのが原因。だったらもう飲むのを止めれば、その考えも無力。

体に精液が吹きかけられ、溜まっていたピリピリするのが快感に変わってさらなる絶頂に押し上げる。

 

(中だけじゃない。精液が触れた所全部敏感に……! しかも快感になって……)

 

二の腕を垂れていく感触も。

にゅるにゅる太ももを締め付けながらすりこまれるのも。

お尻の穴にびゅーと吹きかけられるのも。

とにかくすべてが快感。それも全てがこれまでの常識を凌駕して快楽の経験を塗り替えていく。

 

『おお!! 愛液拭きながらイっちゃったぁ。改造が進んできてる証拠だねぇ』

(かいぞっ、っダメ! イクの止まらないぃぃ!!!)

 

ぴゅっ、ぴゅうっと愛液が断続発射。

その間にも射精は止まらず、内も外も汚らしい汁で麗しの妖精の体が染められていく。

 

(ぅあ!! ぶっかけられるたびに気持ちい……違う! 無理やり感じさせられて!)

『僕のザーメンは女の子を発情させる効果があるんだよねぇ。ソラエル様に強化してもらって、今じゃぶっかけたり飲ませたりするだけで改造も出来る薬になったんだぁ』

(そ、れで、時々体が変になって……ふぅあっく♡イクの、止めてぇ!!)

『僕の精液がかかると敏感にもなるしぃ、頭もザーメン大好きになるよう書き換えられるんだぁ。

ふしゅしゅ!! 逆転しようってちんぽしゃぶりだした時は笑っちゃいそうだったよぉ』

 

必至に体の絶頂を止めようと繋がれた触手を力一杯握り、口の中でも犬歯を突き立てる。しかしどれも有効な価値はなくてむしろ牛の乳を搾るみたいに勢いよくザーメンが注がれ、その刺激がまた絶頂へと導く。

既に足元へは体にかけられ続けた精液が水たまりの様になっている。

当然そこからも敏感化・発情の力は効いていて、座っているだけで足元から絶え間なく快感が昇ってくる。精子が液の中を泳ぐ感覚も、池に落ちた精子が跳ねて体にかかる感覚も快感。

抵抗も何もできず、早く終われと思う耳に恐ろしい言葉が響く。

 

『ふしゅしゅう!! 体あったまってきたぁ! もっともっと注ぐよぉ! 中がザーメンで一杯になるまでねぇ。ふしゅしゅ! ちゃんと呼吸は出来るから安心して溺れていいよぉ!!』

(い、一杯ってまさかこの空間全部!?)

『ふでゅふ! 綺麗な銀の髪の毛もお人形さんみたいな顔も全部真っ白さぁ! 最後の方はず~っとイキまくりかなぁ。今の気持ちいいのなんか目じゃないから楽しみにしててよぉ! 

1日(……)もあればいっぱいになるからさぁ!!』

(やめろ……やめろやめろやめろ!!! こんな絶頂が1日、それももっと強くなるなんて!)

 

既に耐えるのも困難な快感の渦。

1日も放り込まれたら自分がどうなるか分からない。

かつてソールズベリーで恋人を手にかけた時の自分が無くなる悲しみとは別。自分が壊される恐怖がゆっくり足元から顔まで手を伸ばしてくる。

 

『思った通り、罠にはまったな』

『グラケギル君の能力もこうなると最強だね』

『そこから出る時にはちんぽを見ただけで涎を垂らすような精液大好き女になれるだろうな。ふふっ、少し羨ましいぞ。私は御免だが』

『でゅふふふ。四天王様に褒められたぁ。もっと頑張らないとねぇ』

(っ!? 今度はお尻に、そこは入れる所じゃ━━んぁああああ!?)

 

これまでの体にゆっくり擦り付ける動きとは全く別。ぞりぞり亀頭を押し当てながら上がってきた触手が先端を菊門に押し当てる。周りもそれを援護して尻回りの肉を広げ、抵抗が緩まった尻の穴へ触手がぬぷっと入り込む。

 

『これもやっておけって言われてるんだよねぇ』

(体の中にまで精液が、っ入って! ただでさえ、変に……ひぅあああ!?)

 

当然入り込んだ触手も精液をビュルビュル散布。使ったことの無い器官に異物が入り込んで発情の熱をこみ上げさせる。下半身が精液風呂にどっぷり浸かり、クリトリスや膣の襞にも入り込んだ精液が敏感にさせて強烈な快感。

震えの止まらない体を触手が縛りつけられ、ちんぽの全てが体の快楽神経を強引に目覚めさせて発情。擦られるのも飲まされるのも注がれるのも、とにかく精液が体に触れると感じてしまって絶頂へと連れていかれる。

 

(壊れる! こんな快感、頭おかしくなる!! 止めて、誰か━━!!)

 

騎士としての誇りも最強としての矜持もこの場では無意味。自分が消えるかも、そんな恐怖を前に頭に浮かぶ存在は妖精國の恋人。そして少し気に入っていたマスター。

だがどちらも助けてはくれない。

絶望する中でへそ、胸、首、顔、額と嵩を増した精液に体が漬かり、ビクビク痙攣してイキ続ける。

歴戦の戦士であるメリュジーヌをもってしてもこの快楽攻めに耐えるのは不可能だと理解しながら意識が落ちていった。

 

◇

 

メリュジーヌが精液溜まりに漬けられてから約24時間後。本当に一日近く精液風呂に漬けられていた。

全身の皮膚には怪人の精液が侵蝕して敏感化。クリトリスや乳首は感じすぎて痛いほどに勃起。ヘソの穴や耳の裏、脇、うなじ、尾てい骨……元は性感帯ですらないところまで余さず性感を得られるようになってしまっていた。

特にお尻がひどい。アナルへ挿入された管から絶え間なく精液を流し込まれ続け、口からも同じように注がれる。行き場を失ったザーメンは胃、小腸、大腸へと凝縮されて幼女体型のお腹をポコッと膨らませてしまっていた。時折破裂しないように吸い出されていくが、そこで感じるわけの分からない快楽も今の頭は反応できない。

そしてぐちゅぐちゅの沼の中を張り付いた触手たちが蠢き、大きな舌で舐め上げるように刺激。もう包まれているだけではイケなくなった体が容易く絶頂。精液の海にちょろろと漏れた愛液もすぐ精に呑み込まれて消える。

 

(……う……ま、た……ぜっちょ……)

 

時間間隔もないままいつ訪れるか分からない絶頂地獄に落とされた精神は崩壊しかけ、精子を飲まされ浴びせられるたびに体が反射的に震えるだけになってしまっていた。

 

『ふひぃ~。満足したぁ』

 

誰か忘れそうになった怪人の声がすると急に全身で感じていたむわぁっと粘着質の感触が引いていく。

ようやく絶頂の波が止まったことで思考力が戻り始め、清々しい外気の下に放り出されたのを感じ取った。ぱしゃっと精液風呂の名残と一緒に床へ転がり、擦った乳首の刺激でまた絶頂。

 

「あ、ひ……」

 

もう体を震わせるのも辛くて床に転がったまま。

最後に接続したままだったお尻から管が抜ける。

 

(う……にゅるにゅるの触手、お尻からずるずる引き抜かれて……)

 

ずっとされていた栓が抜けていく初めての快感。得も言われぬ解放感が何とも言えない愉悦に変わる。

それをまだ少し感じようとしたが、抜けていく直前に今度は内部へ何か熱いのが入ってきた。

 

(なにかまた……太いの……なんだこれ……そんな一杯、入らない)

『ふでゅふ! すっごいだろう、僕のザーメンスライム。射精(だ)したてザーメンと同じ熱さと感触をずっと保てるんだぁ。次の奴がお尻の準備しとけってうるさくてぇ。後はこれで栓を~』

 

お腹がもう一度妊婦みたいに膨らまされ、さらに触手より一回り大きな栓が強引にハメられる。

尻尾型の紐が付いた太めのナニカ。みちみち、めりめりと慣らしていない筋肉が広げられる。さらにブィィインと振動を始めて敏感化させられた内部を揺さぶる。

朧気だった意識が尻肉を拡張される違和感と息苦しさのある精液がお腹を満たす圧迫感で強制覚醒。

 

「ひぎぃいいいい!!」

(お尻に固いのが入って……そんなの入れる所じゃない! 無理、無理だ! 入れるな━━ああああ!!)

「ふぅ入ったぁ。次の調教まで君のお腹はザーメンでタップタプ。お尻もアイツのバイブですっごい気持ちいいよお。

ふしゅしゅしゅ!! 陛下の怪人になったらまたザーメン漬けにしてあげるよぉ」

「……あ」

 

怪人が去っていく。

髪も顔も精液でべとべとで生臭い酷い格好で身動きも取れない。なのに体にまとわりつく汚汁を意識すると体が熱くなって、発情させられている自分を自覚してしまうのが嫌だった。

 

(……負けない。負けないよマスター……いくらイかされても僕は……んひぅ!!)

 

どうにか落ち着いて心を取り戻すが独り言は空しく響くのみ。

静けさの満ちた調教室の中に時折アナルバイブの振動音だけが響いていた。

 

◇

 

調教の合間

「ふひゃ~。疲れたぁ。ユリ姉ちゃん肩揉んで~」

「お帰りソラエル。奴は?」

「お風呂に入れてあげて部屋まで連れてったよ。体洗うだけでイっちゃうし、頭を洗ってもイっちゃうしで大変! 臭いも全然落ちてくれないしさー。

ま、それでも大人しくしてくれてたし効果はあったかな。フォッ君?」

「だから私はフォサルギルと……第1段階は完了した。陛下の因子定着と洗脳効率も劇的に向上が見られる。

第3段階用の生産も試作品は構築完了。本番に向けて調整に入っている。五感のデータもグラケギルが体内でバイタル計測をやったおかげで順調だ」

「順調結構。グラケギルのぶっかけ性癖も役に立つもんだね」

「先にバーゲストの映像を見せておいたのも功を奏したな。変貌ぶりが興味を引き、抵抗感を僅かなりとも下げる」

「バゲちゃんは味覚改造してないから素なのにね。ぷっくく!」

「さて次はガヌスギルの番か。

……既にまんこの改造は済んでいるんだから陛下に献上してもいいんじゃないか?」

「ダメダメ。今のメリュちゃんはちんぽとザーメンが美味しいって体が受け入れただけ。完全洗脳するにはまだ不十分」

「ソラエル様に同意する。まだ奴の抵抗は残っている。先は襲った快楽へ適応したに過ぎない。より抵抗度を下げるため、快楽による精神力弱体化が必要だ」

「だから次は溺れさせてあげるんだ。自分はちんぽ快楽大好きなメスなんだって。

あ、性感帯化軽減用の薬飲ませといてね。動けないと困るし」

◇

 

 

調教2回目 肛虐快楽調教

(お腹……苦しい……)

 

与えられた部屋の中、ベッドに横になりながら張ったお腹を慎重に撫でる。均整の取れていた体は下腹部だけぽっこり膨らみ、グラケギルの調教から一日経った今も元に戻ってくれない。

呼吸すると時折精液の匂いが鼻にまで登ってきてクラクラさせられる。

 

(お腹が内側から押されて……苦しい。また動いてるし)

 

アナルから引き抜かれる直前に仕込まれたザーメンスライム。それが今も時折腸から肛内を自由に移動しながら絶え間なく精液を塗りこんでは敏感にさせ、発情が静まらないようにしている。しかもこれが思いっきり力任せにやるのではなくて、適度な力加減でくすぐるような弱い力。

最初はただ苦しいだけだったのに精液塗りこみで敏感になってくるとそれも快感の一つになる。しかし嬌声絶頂するような激しさはなくて尻の内粘膜がもっと触れとスライムに懇願して締め付ける。

悔しいことにワレメからは愛液がしっかり流れ、尻をスライムに犯されて感じていることをまざまざと目背つけてくる。

マッサージ続きでほぐれた尻肉はスライムとねっとり絡み、甘くじれったい快感を愉悦を生み続ける。おかげで腸がうねるように快楽を求めるのも止められなかった。

 

(しかもこの栓……)

「抜けろ……こ、ひうぁ!?」

 

当然やられてばかりではなかった。無理やりにでも排出してやろうとした。

しかしそれもできない。バイブに仕掛けがしてあるようでどうやっても抜けないのだ。掴んで抜こうとするとぶるぶる震えて体の中に振動が伝わる。しかも抜けそうになるほど振動が強まる仕組み。

抜こうと頑張るほどブ~ンと緩い刺激がブィィイインン!! と持ち手ごと震えるようなものになり、絶頂寸前の体には心地いい刺激になってしまう。振動と内臓を引き抜くような解放感が未知の性感になって体を駆け巡る。

 

(お尻で気持ちよくなんて……そんなの、おかしい! おかしいのに……)

 

メリュジーヌにとってアナルはただ器官として取り付けているだけ。排泄器官としてしか知識はない。いくら妖精國の知識でもケツ穴を性行為に用いるなんて考えは浮かばなかった。

精液による体質変化はまだ納得できる。敏感になった体が快楽を強く得るのはおかしくない。しかしアナルで感じる快感はそれとはまた別。

そもそも性器ですら無い器官で快感を覚えるのがおかしい。

恥ずかしさからその快感に戸惑う一方で、じわじわ尻穴が新たな性感帯として目覚めていくのが分かる。

 

(うっあ……これお尻の中びりびりするの……震えるのが……!!)

 

スライムの刺激で足りない分の快楽がバイブを抜こうとすると得られる。抜こうとして動かすと震えながらずるずる抜けていって、息を吸うと振動の余韻を残しつつ反動で大きく奥へ。ザーメンの塊をぐりッと押し込んで腸壁を擦るのが心地いい。

つい深めに押し込んだバイブの振動が思わず子宮にまで響くと声を発してしまった。

 

「ひゃうぁ! あっ、んあぅ! んっふっ、これ、この栓を動かすの……なんだかクセに……」

(私は本当に抜こうとしてるのか。こんな張り型でオナニーをしてるだけなんじゃ……くっ! だめだ。調教されて弱気なことばかり考えてしまう)

 

じっとしていれば腸をザーメンスライムにマッサージされて疼き、抜こうとすると絶頂感が近づく。おぞましく理解できない気持ちよさが自分は気持ちよくなろうとしてるだけなのではと、自分の頭さえ信用できなくなってくる。

そんな時、部屋に新たな人影が。

 

「んんん~アナルに悶える美しいメスの気配を感じますぞ」

「っ、誰」

 

急いで身なりをシーツを巻き付けながら部屋の扉を見るとまた異形の男が立っている。

ゴーグルをかけた頭。全体的にピンク色の体。異様に長く垂れさがって伸びた舌。いくつも節がついて段々の形をした手足。肩には緑色の液体を入れたタンク。

舌がソナーみたいに空中をくねくね動いてメリュジーヌが押さえた股の間へ強くすり寄ろうとする。

グラケギルは不気味で計り知れない嫌な感じの気持ち悪さを漂わせた怪物だったが、目の前のコイツはそれと別の意味で気持ち悪い。

 

「これはこれは名乗りが遅れましたぞ。私はガヌスギル。本日の調教師ですぞ」

「ガヌス、ギル……?」

「む、馴染みがないですかな? 

私は女性の尻穴、ケツ穴がだ~い好きなのですぞ。あなたもケツ穴ファック大好きになるよう改造していいとお達しももらっていますので……始めますぞぉ!!」

「っ!!」

 

シーツを剝がされ、他に衣類も与えられていないので裸のままベッドに四つん這いの姿勢で転がされる。

敵は背後だがまるで土下座するような体勢がまた屈辱。

同時に体が激しく動いたことでお腹のザーメンもバイブも体内でぶつかり合い、また焦れったくも無視できない快感に。

 

「はっうっ!」

「ん~、言っておいた通りバイブも仕込み済みですな。

クク、しかも結構使っている!! 抽挿回数122回! 半日でずいぶん使って頂けたようで何よりですぞ」

「なっ!?」

 

ずっと抜くことも出来ず、鏡などもない部屋で悶え耐えていたメリュジーヌには見えなかったが、アナルバイブには動かした回数を表示する機能があったらしい。

何度も抜こうとして、途中から不可思議な気持ちよさを味わおうと動かした心理を見透かされてしまったような気になる。

 

「ち、違う私は!!」

「ああ、そういうのはいいですぞ。どうせ私の調教が終わる頃にはアナル大好きになっているのですから聞くだけ無駄という奴ですからな。

まずはケツそのものを楽しませてもらいますぞ」

「ふっあ!?」

 

さわさわと壊れ物を扱うような指使いでお尻に手が触れる。肉付きや形を確かめるように撫でまわしながらも目つきは真剣そのもの。

普段ならくすぐったい程度でも改造された体は十分性感として受け取る。お尻を丹念に分析されている間も攻めて怪人の前ではと必死に声を押し殺す。

 

「う~む。ロリ体型でがっかりしておりましたが中々どうしていい尻ですぞ」

「怪人に褒められても嬉しくないね」

「お世辞ではないのですぞ。尻にはメスの魅力が詰まっていますからな。ハリやむっちり感、締め付けや出し入れの感覚……見える、見えますぞ! いいケツまんこの素養をお持ちだ! 

陛下の奴隷でなければ私のアナル奴隷にしたいくらいですぞぉ」

(ケツまんこってお尻が性器の代わりに? 

確かに栓を動かすのは少し……良かったけど)

 

やがて尻をまさぐった指がバイブに触れる。ぶるるッと波長の変わった振動がまた肛内をつつき、ザーメンスライムも連動して腸をグリュグリュ蠢く。

 

「ではでは待望のアナルまんこと対面ですぞぉ。1日ザーメンを入れっぱなしにして熟成したアナルなら簡単に!」

「ま、待て! いきなり━━」

 

余りに無造作にバイブから伸びた尻尾を掴むと、ギリギリで抜けきらないバイブが嘘のようにすんなりお尻から抜けた。きゅぽんと間の抜けた音が一回響く。

強靭な妖精騎士の体。さらにずっと入れたままで大きさに慣れていたアナルは無理に引き抜かれても裂けたりしない。

ずるずる引き抜かれていくバイブからはこれまでで最高潮の振動。さらに異物がぬけるこれまでギリギリで戻していたもどかしさも満たされる背徳の快感。

腸もアナルも、ひょっとすると脳まで揺さぶるような快感が突き抜けた。

 

「ひっ、ふっひぃいいいい!!」

(栓抜かれた! 抜かれただけで僕━━イっちゃってる!!)

 

どうにかイったと口にすることは避けたが、全身から噴き出す汗と乱れる息が体の本心。ザーメン漬けでイカされ続けたのとは違う。体の中に燃え続けていた快楽の火に一気に薪をくべたようなもの。

無理矢理ではなくて自分の反応としての結果だと。

肘に力が入らなくなって四つん這いからいよいよ土下座のように体が崩れ落ちる。お尻だけはガヌスギルが掴んでいるせいで高く掲げられていた。

バイブを無くした空間には喪失感が生まれ、パクパク開いては閉じを繰り返す。

 

「上のお口と違って下の口(こちら)は欲しがりさんですぞ。ヒクヒク動いてもう弄ってもらいたくてたまらないのですな」

「ち、ちがっ! そんなはず!」

「奥まで丸見えのアナルをしながら何を言っても無駄ですぞ。

さてさてお次は……」

 

怪人の指がお尻の筋を愛し気に上下へなぞった後肛門へ。

バイブよりもずっと細い指はいとも簡単に内部へと入り込む。

 

「はっひっ!」

 

いくつもボールを繋げたような節がある指は一つ入れる度、程よく穴を広げながら狭める拡張と収縮を繰り返す。平坦だったバイブとは違ってアナルビーズのような刺激が新たな快感となって頭を打つ。

既にケツ穴が性感を得られる器官と理解している肉体は指の出し入れも容易く快感と認識する。

 

(少し進むごとにちゅぽん、ちゅぽんって……んっはぅ! この怪人、お尻を気持ちよくする方法に精通してる!)

「お、見つけましたぞぉ!」

 

ゆっくり尻穴を掘り進めていたガヌスギルが何かを見つけたように嬉しそうな声をあげる。

中に意識を集中するとお腹を圧迫しているザーメンスライムへ指がかかったらしい。指先でスライムをぐりぐり弄る動きが全体へ伝播して腸の中まで怪人にくすぐられているよう。

 

「ふっ! あぅ! くっ!」

「くくく。腸も敏感に改造済みですな」

「こ、この程度、大した攻めでもないよ」

「ほうほう。勇ましいですなぁ。私はそんな強気なことをいうのは無理なので尊敬いたしますぞ。

━━これから何をされるか考えた方がよろしいですぞ」

「……どういう意味」

 

振り返った怪人はいやらしい笑みでニヤニヤ笑っている。間違いなく相手を甚振るのが楽しい外道のそれ。

しかしそれ以上アナルに詳しくないメリュジーヌは思い至ることが出来ない。バイブも抜かれ、尻に指を入れられる快感に身もだえし、スライムが媚毒を腸に吸わせるせいでまた体が熱くなる。

しかしどれもイったばかりの体だと快感どまり。

絶頂してしまうような強い刺激じゃない。

そこまで考えて、お尻の快感でイったことに拒否感が薄れつつあることに戦慄。既に性感帯としてイくことも恥ずかしいがおかしくないと常識が歪んできている。

 

(はっう! また指が深く! ……こんな異常な快感で私)

 

どうせならマスター相手の方がと思いつくが、この場にいない人物へ思いを馳せさせてくれるほど怪人は優しくない。

根元まで差し込まれた指先がスライムにぴたりと吸着。少し力を入れてぐいぐい引っ張って強度を確かめる動き。

節一つ分指が出入りして弱めの性感になる。しかし敵の何を考えているか分からない恐れが緊張に変わり、一層指を締め付けて指もスライムも形を全て感じ取ってしまう。

 

「あふぅう!!」

 

ヒクついたアナルを自覚し、少しだけ力を緩めると怪人が笑いを深めた。

 

「ここですなぁ!!!」

 

次の瞬間、怪人が指にくっつけたザーメンスライムを一気に引き抜いた。

 

「あ”━━ぶに”ゃ”ぁ”あ”あ”あ”ああ!!??」

 

小腸まで繋がっていたスライムの連鎖。それがまとめて引き抜かれたのだ。

固さはバイブに劣り、刺激もガヌスギルの指より柔らかくて単調。

しかし時間が桁違い。

小腸と大腸を合わせた長さは約8m。しなりをつけて引き抜こうとしてもすぐには終わらず永遠に思えるほど抜けていく感覚が続く。

 

(なにっ! なんなのこの感じ!? お尻、溶ける! また頭おかしくなるっ!!!!)

 

バイブが抜けた時の快感が永遠に続くような感覚。悔しいことにその感じもまた性感となって頭へ刻まれ、発情させられた体はその全てを受け入れる。

絶頂直後なんて関係なく実にあっさりとスライム排泄の喜びでメリュジーヌはイかされた。

 

(また絶頂(イ)く! お尻からスライム抜かれてイクぅうううう!!!)

 

スライムに馴染まされた尻壁は感覚が鋭くなっていく一方、肉の質はより柔らかく緩いものに変質。しかし完璧な肉体としての筋肉はきっちり出ていくスライムを締めつけ、まるで手で掴んだみたいにはっきり形が分かる。それがまた性感をなって頭に伝わり、徹底的にひり出す快感が脳を犯す。

 

「どうですかなぁ? 

ザーメンスライム排泄の感想は。固めてあるので持って動かすことも出来るのですぞぉ!」

(覚える! 覚えさせられる!! お尻が気持ちいいって! ケツまんこって言葉、本当だった!! 女性器、ヴァギナみたいに感じちゃう!!)

 

ぬぷぷぅっと1分近くかけて抜き終わった時には体が痙攣を繰り返すほどアナル絶頂に打ちのめされていた。

 

「はひぃ……ふひぃ……お尻、こんなのぉ……」

 

抜き終わった後もまだ腸壁に触れられている感触が残る。ずりずりぬぽぬぽ引き抜かれたあの感じが頭から消えてくれない。

さらには全部抜けて責め苦から解放されたにもかかわらず、ずっと感じていたスライムがいなくなったことに喪失感さえ覚えてしまう。

 

(落ち着かない……入ってないのが、すごく不安になる……戻ったはずなのに……私の体、どうなってしまったの)

 

そしてガヌスギルもここからが本番と長い舌を伸ばしてきた。

二度もバイブとスライムを排泄した肛門はトロトロに仕上がっていて、ざらついた舌先があっさり内部へ侵入。

 

「ん~、腸液交じりのアナルは絶品ですなぁ。それにきれいすぎるアナルも程よくザーメンが熟したいい香り。オスを誘って濃厚なメス臭が漂っていますぞぉ!!」

「ひぁっ!? そんなところ舐めるなんて! 絶対おかしい!」

(お尻の中がゆっくり舌で……おおっ……スライムで開発されてたから感じちゃう……)

 

声を上げた原因はもちろん拒絶。しかしその裏に腸壁を舌でなぞられたことに快感を覚えてしまった戸惑いもある。

唾液を塗りつけながらアナルを舐め回し、結腸から肛門までの浅い抽挿。

 

(気持ちいい……お尻舐められて感じてしまってる……)

 

だがもう誤魔化せないほどに頭はアナルの快感を覚えてしまっていた。

 

「もっと激しくしてほしいですか?」

「い、いらない。そんなの欲しくない」

「そうですか。では望み通りもっと擦ってあげますぞ!!」

「あっあ!? ふわぅ!! なんで、頼んでない!!」

「して欲しいか聞いただけですからな~。私がしたいからしっかりアナル舐めしますぞ!!」

「そ、ん……っう! だ、め! 声……出ちゃう!!」

 

動きに激しさが加わる。腸壁に残ったザーメンカスや腸液を舐めてはこそぎ落とし、ゆっくりじっくり穴をほじられる。

敵に尻を舐められるなんて辱めを受けているのに気持ちよさが止まらない。

抵抗しようと締め付けたって、ゆるゆるに蕩け切ったメスアナルはガヌスギルの舌に甘えるみたいにして媚肉を擦りつけるだけ。

まだイって何分と経っていないのにまたこみ上げてくる絶頂感が押さえ切れない。まんこから垂れる愛液と尻から漏れる腸液が同じくらい溢れ、どれだけの快感を得ているかがガヌスギルに丸見えになってしまっていた。

 

(止めないと……止めないとぉ……このままお尻を舐められてたらもっとおかしくなる……)

「さてこれで3回目ですな。もう一度イかせて差し上げますぞ」

 

ニヤァと笑いながら付きこまれた舌が肛内と結腸の境目にドチュッと音を立てながら強力に突き。スライムの効果が残っていた腸壁はまたしてもアナルの快感で簡単に屈した。

耐えないとなんて思いはわずか程の役にも立たない。

 

「んん~。アナルイキ寸前のケツの香り! これまたたまりませんぞぉ!! すぅぅううう!!」

「す、吸うなぁ!! っあ! お、奥グリグリ! また来る! すごいの来る! ━━あっひぃいいいい!!!」

(お尻を嗅がれて、舌でペロペロされて……僕、僕イっくぅぅう!! 気持ち、良すぎてぇええ!!)

 

ワレメから愛液が噴き出して怪人の顔を汚すが、奴は一心不乱に腸内を舐め続ける。そうして舌先がヒクついた腸壁に触れると腸液を吸収。

またあの感じが来る。

スライムを抜かれた時の内臓が全部持っていかれるような快感。

快感を逃がすことも抑えることも出来ないままにその直撃を受けた体はガヌスギルに押さえられつつも跳ねまわる。

へとへとになって倒れこむまで腸液の吸出しは続いて、終わった頃にはもう動く体力も残っていない。

 

「はぁ……はぁ……」

(こんなにお尻が気持ちいいなんて。怪人の思い通りになっている場合じゃないのに)

 

排泄器官での快楽は麻薬。強制的に絶頂させられ続けた調教は濁流に意識を飲まれるようだったが、こちらは心地いいぬるま湯にいつまでも浸っているみたい。もう止めなくてはと思ってもすぐに刺激されない肉穴が疼き、中に何でもいいから入れたくなってしまう。

そう、3度の開発と拡張を受けたアナルはすでに絶頂したすぐ後でも刺激を欲しがる淫乱アナルへ変じてしまっていた。

 

(お尻がヒクヒクしてる……舐められるだけじゃ足りない……もっと太いのがいいって……自分の体なのに……欲望が抑えきれない)

 

最初に挿入されてザーメンを注がれた触手。

自分で出し入れを覚えた振動するアナルプラグ。

引き抜かれる悦びを知ったスライム。

そして今内部を舐め尽くした敵の舌。

太いので埋められなくて物足りなさが勝っている。

そんな心を見透かしたようにガヌスギルはメリュジーヌのお尻を撫でまわしながら固定。その上に熱いものを乗せてきた。

 

「さぁてお味も堪能しましたし、そろそろメインディッシュですぞ」

「な、んだ、それ」

「くく、わざわざ初心なフリなんてせずともよいですぞ」

 

分かっていた。男の股間に生えているのなんて一つしかない。そもそも性的興奮を覚えた男は男性器を勃起させるに決まってる。

しかし分かっていても問わずにいられない。

怪人に生えた男性器はメリュジーヌの知る形と全然違う。指や手足と同じようにいくつもの節が付いたアナルビーズを連想させる形。まるでアナルを犯す為だけに生み出されたようだ。既にお尻へ受け入れる快楽を知った体はちんぽを目にしただけでぷくっと穴を広げ、ワレメから溢れた愛液が掲げたお尻から伝ってヘソまで流れてくる。

 

「私のちんぽでアナルセックスの快感を完全に覚えさせてあげますぞ。もう普通のセックスだけでは満足できなくなってしまうでしょう。嫌なら抵抗しても構いませんぞ~?」

「……(ゴクッ)」

 

思わず息をのんだ理由は恐怖以上の快楽への期待。

決して言葉にはしないものの目は完全にこれから入ってくるアナル専用ちんぽに釘付け。すでに頭はこれからの快楽を望む以外の思考が浮かんでこなくなってしまっている。

肌に触れた竿の熱さで火傷してしまいそう。そして期待に膨らむメリュジーヌの体温も同じくらいに熱い。

 

(ま、まだ体が動かないから。こいつが好き勝手犯したせいで体力が戻ってないから)

 

誰も聞いていない言い訳を考えながら動かない。

動けないのではなく動かない。丸い亀頭が肛門に擦り付けられても動かない。

最強の誇りは昼夜問わない連続絶頂アクメで傷つけられ、そして今また背徳の快感が心を歪める。愛した恋人やマスター達にしか開かなかった心が快楽に緩んで蕩ける。ソラエルの見立て通りに自ら落ちていく道にあると知らずにメリュジーヌは堕ちていく。

そして肛門に亀頭が入る瞬間に息を吐いて潜り込んでくる衝撃を待ち構えた。

 

「おっほ! あっく! 入って、きたぁ……!」

 

ずぷんと音を立てながら肉棒が尻穴の中へ。

思わず漏れた声は悲鳴ではなく嬌声。アナルセックスを覚えこまされ続けた尻穴は太いちんぽを受け入れても喜んでしまうほどとろとろになってしまっていた。

一度にすべては入れないで節が一つずつ、ゆっくり飲み込ませながら入ってくる。

 

(一つ入る度に頭が震えて……男性器がお尻を蹂躙してるぅ!)

 

小腸まで拡張と性感帯化が済んだメリュジーヌのお尻はガヌスギルの太い肉槍を軽々咥えこむ。迎え入れようと緩く締めたアナルを拡張しつつ進むペニスが気持ちいい。

やがて根元まで差し込まれて尻肉が怪人の腹に当たるとずっと感じていた物足りなさがスッキリ解消。最初からここに納まるのが当然みたいな安心感がある。

もうずっとこのままでもいいのでは、そんなバカげた考えさえ生まれてくるほど。

しかし怪人は辛抱たまらんと荒い息でお尻を掴み直す。

 

「ふぇ!?」

「動きますぞぉ。好きなだけ喘ぐとよいですぞ!!」

「お”!? ふおぉぉぉお”お”お”お”!!!」

 

どこか無機質だったスライムの刺激とは比べ物にならない征服ピストン。ふんわりトロ尻まんこに入った極太の肉棒が支配者は自分だと肉の形を整える。

 

「体臭もメスの匂いがプンプンしてますぞ!! もうケツまんこのこと以外考えられないでしょう!!」

「ち、ひぐっ! ちがう! 私、おっひぅ!!」

 

突き入れる力も角度も遠慮はない。そしてすでに下準備を施された尻肉も簡単に攻めを受け入れる。

ガヌスギルに比べれば子ども同然のメリュジーヌの体は突かれる度に弾み、どれほどの衝撃が体を襲っているかをありありと示す。

そして体に響く快感も相応に凄まじい。今までの攻めのどれよりも深く、体の芯を揺さぶるように強い快感が訪れていた。

例え口では否定しても感じている体への感想は偽れない。

 

(すごい! スライムと全然違う! 腸がゴリゴリ抉られてコイツのペニスの形にされる! 

ずっと排泄してるみたいなこんなの……絶対おかしいのに!)

 

お腹の奥まで満たしてくる圧迫感と抜けていく開放感の連続。クセになりそうな愉悦に漏らしそうな嬌声を堪え続ける。

そしてほどなく、ガヌスギルが雄たけびを上げた。

 

「私も逸材アナルを前にして我慢できそうにありませんぞ。

すぐイク! もうイきますぞ!! アナル孕ませてあげますぞおおお!!」

(来る! こいつのザーメンがお尻に撃たれて……違う。期待なんてしてない。してない、けど……)

「アナル中出しの快感はすごいですぞ。もう病みつきになってしまうでしょうな。

抵抗するなら今の内ですぞ~」

 

挿入前と同じ訪れる快楽への期待に体の動きが止まる。

とっくに消耗した体力も戻っていて拒絶も出来る状態なのに。

 

(アナルにちんぽずんずんされるのいい! 気持ちいい! 認めたくない。でも気持ちいいんだ!!)

 

やはり言葉にするのは憚られる。

しかし心はその快感を完全に受け入れ、腸肉が射精をねだって犯してくれるチンポへ絡みつく。

 

「くぅううう!! 奉仕というのが分かっているではありませんか!! 

期待に応えてアナルの一番奥、私のザーメンで満たしてさし上げますぞ!!!」

 

直後、灼熱の白濁液が奔流となってアナルの奥の奥へと噴出。ペニスで十分気持ちよかった先、小腸や大腸にドロドロで熱々のザーメンが注がれた。

すっかり淫乱になった腸壁へ染み込んでくる精液。受け止めた途端にメリュジーヌもまた絶頂へと上り詰めた。

 

「あっふぃいいいい!! お”っお”! ああイグ!! 私もアナルでイク! 

敵のちんぽにアナル射精されただけで━━イっぐう”っ♡♡♡」

 

もう4度目。さすがに慣れてくるがそれでも絶頂の衝撃は色あせず、また腸から肛内まで逆流してくるザーメンには思わず熱でうっとりしてしまう。

 

「いいイキ顔ですぞ。アナルの素晴らしさが理解できたのではないですかな」

(はぁぁああ……アナルに射精されるのって……すごぃいい♡)

 

襞の一粒一粒がちんぽへ吸いつき、本物のまんこ以上に貪欲な求めを仕掛けた。ドクドク命の奔流みたいに注がれる熱の中に色々な考えや誇りが溶けていくみたいだった。

更にドクドク流れ込んだ灼熱の影響が体に。

 

「クク、私とお揃いの舌になったのですぞ」

「へ、え!? ぼ、僕の舌どうなって!」

 

気づくと口から伸びる舌が異様に延長されていた。まさしく目の前にいるガヌスギルと同じように。1mは優にあるそれが真竜形態時の尾のように自在に動くのを見て、尻でほじられた快感を思い出すとアナルが疼く。

 

(これなら自分でお尻の穴を舐めるのも……って何考えてるんだ)

 

染み込む白濁液の熱さがアナル性感への欲求を染み込ませているんだろうか。

もうガヌスギルの前でアナルを見せつける姿勢のままだということへの羞恥も感じなくなっていた。そんなことより射精したばかりでも硬さを失わず、抽挿を再開するちんぽに心が奪われる。

 

「全然硬いまま……射精したのに」

「当然。良いメスアナルを前に一度射精したくらいで収まりませんぞ。ボテ腹になるまでもっともっと犯してあげますぞ」

(もっと……もっと犯される。犯されるんだ)

 

期待する気持ちを隠しきれずにきゅんとちんぽを締めつけてしまう。

その行動を勝手な反応と切り捨てることはできない。少なくともアナルセックスを望む心の自覚があったから。

それでも残された誇りや信念から敵に縋ったりはせず、ガヌスギルもまたメリュジーヌが感じたことも絶頂したことも特に問い詰めてこない。

ただ自らの欲望に従ってアナルを犯し続けた。

時に浅く配置したチンポで入り口を何度も素早く出入りしたり、時に子宮を裏から抉るガン突きを見せたり。

そして小一時間ほども経った頃、犯され続けたメリュジーヌは舌だけが元気にガヌスギルの舌と絡み合いながら倒れていた。

 

「ふぅぅうう。今日の所はこれくらいにしておいてあげますぞ」

「ふぁう……はぁあああ」

 

肉棒の引き抜かれる感触で目を覚まし、息を吐きながら抜けていくのをサポート。

お腹は怪人の宣告通りにぽっこり膨れ、忘れられないみちみちと内部からお尻が広げられる感じ。

じっくり抜ける時も時間をかけていたガヌスギルの肉槍がようやく抜けきる。

 

「ひゃんっ♡」

「くく、い~い尻穴でしたぞ。まさに絶品。期待以上のメスまんこでしたぞ」

「……そう」

「そっけないですなぁ。あんなにアナルで気持ちよくしてあげたのに感謝の言葉はないのですかな」

「……君が勝手にやっただけじゃないか。僕が求めたわけじゃない」

 

惨めだった。

ケツ穴ファックの快感に慣れて落ち着くとどれほど自分が変態的快感を味わっていたか分かってしまう。そして正気に戻ってももう拒絶できないほど馴染んだその性感にも。

それでも屈服したわけじゃないとプライドに縋り、敵の誘惑を跳ねのける。

しかし当然快楽調教において怪人はずっとメリュジーヌの上をいっていた。

 

「そうですなぁ。この後にあなたがすることも貴女が勝手にやることですぞ」

「なにを……あ、う!? ほっひいぃいいい!?」

 

ギュルギュルとお腹の中が渦巻く。溜まりにたまった精液が出口を求めて肛門へと殺到する。

いくらアナルを犯されることに慣れていても本当の排泄に近いような姿を見られるのはやはり恥ずかしい。しかし締め付けようにも蕩けたメスまんこ状態では堪えることもできない。

 

「くく、恥ずかしげもなくザーメンうんちを出してしまえばいいですぞ。

病みつき間違いなしですぞ」

 

ダメ押しのように下腹部を撫でまわされて尻穴を舐められた瞬間、わずかな我慢も無に帰した。

 

「う、あああああ!!」

 

ぶぴゅぶっぶぽっと下品な音を立てつつ精液が逆流。ただの白濁液ではあるものの排泄を見られているのと羞恥心は変わらない。

しかしそんな背徳的羞恥も快感に変わり、満足した笑みで見つめるガヌスギルの前で尻を震わせながら余韻を体に宿す。

 

(見られてる! ザーメンをお尻からぶりゅぶりゅ出しちゃって……気持ちいいのがぁあああ!!)

 

肉悦に冷静だったはずの頭も蕩かされて理性が消えてなくなる。白濁液を絞り出すようにして液が飛び出、お尻を持ち上げられてガヌスギルに見せつけながらザーメンをまき散らした。

引き抜かれる快感とも似ているが、こちらは自分の意思で吐き出しているに近い。最後の抵抗を見せた羞恥心も冒されて心が弱っていく。

自分は弱い。こんな変態的行為にも勝てない。

快楽への絶対的序列が魂にも刻み込まれていると分かった。

 

「はぁ……はぁ……」

(私は……負けちゃいけないのに……マスター……)

「上出来ですぞ。では最後にもう一度これを……」

 

メリュジーヌの心なんて一切気にしないガヌスギル。最初にハメてあったプラグを再度持ち出し、ずっと入れやすくなったアナルへ挿入。

 

「お”っ♡」

 

もう苦しさからの悲鳴なんて出たりしない。異物が入ってくるのが気持ちよくて仕方ない。変えられてしまった。

 

「装着完了ですぞ。やはり美女にはアナルプラグが映えますなぁ。今度は好きに抜き差しできますから頼むとよいですぞ。陛下の奴隷になった後もたくさん楽しみましょうぞ~」

 

メリュジーヌは怪人が退出した後も屈辱や快感など様々な理由から起き上がることが出来なかった。

 

(アナルセックス……助かっても忘れられそうにない……うぁっ♡またお尻震えた。

ザーメンをお尻で飲むのも感じて……ははっ。なんて醜態だろう)

 

快楽への抵抗が確実に減っている。

ただ磨り潰されただけでなく、自らの心を壊される調教がまた一つ追い詰める。

ベッドに一人放置されたメリュジーヌ。そのお尻にまだ残っていたザーメンがどびゅっと噴き出してシーツを汚す。無意識に伸びた舌がまき散らされた排泄ザーメンをレロッと舐め上げる音が部屋に残った。

 

◇

 

調教の合間2

「ガヌスギルお疲れさま。どうだった?」

「実に逸材ですぞ! もうこれからはバイブ無しで生活できないでしょうなぁ!」

「うんうん。さすが君。伊達に姉ちゃん達やお姉様を堕としてないね」

「んん? ルクスリア様達に手出しなどしてませんぞ」

「ああごめんごめん。こっちの話。

フォッ君、そろそろいけそうかな?」

「……身体の開発工程は十分と断言する。抵抗するための理性も弱り、洗脳装置に繋いでも効果は望めるだろう。また量産型も変形機能未搭載だが起動可能だ」

「ん。じゃあやれるね。これで妖精騎士も2人目脱落だー」

 

◇

 

調教第3回目 思考改変記憶改竄洗脳

━━帝城地下 四天王ソラエル専用処置室━━

 

ガヌスギルによるアナル調教から1日空け、メリュジーヌは再び地下の処置室へ連れて来られていた。

絶頂地獄とアナルセックスで積み重なった疲労が体の動きを鈍くして、まだ抵抗意思はあるものの満足に動くことさえ難しい状態。

さらにはお尻にハメられたプラグが時々動いて中を揺らして定期的に快楽を流し込んでくる。気持ちいいことを内心認めつつも休息をとるには邪魔。しかし入れておかないと落ち着かず、完全にアナルの快感に身体は依存。舌も発情した犬みたいに突き出して動くのを止められない。勝手にアナルの元へ行こうとする動きを止めるのに精いっぱい。

そんな体は処置室のベッドに全裸で大の字に寝かされ、頭には顔の鼻から上をすっぽり覆うバイザーが取り付けられる。バイザーからはケーブルがいくつも機械に伸びて紫色の不気味な光を発していた。

 

「今日で終わりだよメリュちゃん。君はナイオーロ様の奴隷に堕ちちゃうんだから」

「無駄な手間は省きたいんで聞くが陛下へ忠誠を誓わないか? 

この数日、お前が経験した快楽をずっと味わえるようになるんだぞ」

 

傍に立つ2人の余裕は初日と変わっていない。

一方でメリュジーヌの方が心身が追い詰められ、以前よりずっと強大に見える。自分の心が弱ってしまっていることを悟るのが悔しくそれでもまだ負けられない。

 

「何度聞かれても同じだよ。私は君達の味方にはならない。

マスターの為にこの地へと来たのだから」

(せめて心は……心は守り切ってみせる。マスター達を裏切ることだけは絶対にしない)

「ふん。プラグでケツを震わせながら言われても滑稽なだけだ」

「まぁまぁユリ姉ちゃん。折角頑張ってくれてるんだから受け止めてあげようよ。

本当は何をされるか不安と期待で体がバラバラになっちゃいそうなんだろうから」

「ふふっ、それもそうだな」

「っ……」

 

ソラエルの言葉は図星。

繰り返された快楽攻めを知った体はベッドに寝かされた時から今日は何をしてもらえるのかと期待している。目を背けようとしてもワレメの愛液の量は動かぬ証拠。足を閉じて誤魔化すことも封じられては言い訳できない。

そしてそんな見下される視線を受けても羞恥の快楽を知った体はもっと見てって甘い疼きを子宮に生み出す始末。

 

(僕は……望んでいない!)

 

追い詰められた心の嘆きを聞く者はなく、やがて新たな人影が部屋の中へ。

金髪碧眼のやや野性味のある自信家っぽい表情の男。

彼に付き従うピンクの髪をと荘厳なドレスで強大な魔力を漂わせる美女。

満足に身動きも取れないメリュジーヌでは思わず恐怖を抱くほどの気配だった。

 

「よう」

「初めましてお嬢さん」

「メリュちゃん、こちらがナイオーロ様とルクスリアお姉様。会うのは初めてだよね」

「……君がナイオーロ。それにルクスリア……マスターの敵」

「少し違うぜ。アイツの未来の主人だ」

「貴方にとってもご主人様になるのよ。ナイオーロ様のちんぽで犯して頂ければね。そうでしょう、ソラエル?」

「うん。もう体中開発し尽くしたから。おまんこはちゃんと手付かずにしてありますから、ご主人様の素晴らしさもちゃんと理解させられるはずです」

「っ」

 

呼び捨てて強気に挑発しても特に取り合う気はない。大人が子供の駄々に真剣にはならないみたいな余裕。

悔しいがすでに彼我の差はどうしようもなく埋められない。

なにより2人を見た時から不規則な胸の高鳴りが止められない。

 

(なんだこの気持ち……まるでオーロラやマスターを見た時の……また小細工か)

 

歯噛みする視線の先で用意された椅子に腰かけてナイオーロが笑う。隣にいるルクスリアもそれに倣う。

そんな仕草の一つ一つが美しく見えて、ついつい目で追う自分がいる。

あまりに異常で気持ち悪く、なのに意識しないとその気持ち悪さが消えてしまいそう。

 

(しっかりしないと)

「それでどんな趣向だ?」

「はーい。それじゃあお披露目しますね。きっとご主人様も驚くと思いますよ~」

 

機械を何事か操作すると2人が入ってきたのとは別の扉が開いた。現れたのは白衣の男━━フォサルギルと他に複数名の小柄な人影が続く。

動かない体で顔を向けると驚愕で体が固まった。

 

「僕……!?」

 

そこにいたのはメリュジーヌ。遠目には本人としか思えないそっくりな見た目をした人形が立っていた。

全員裸で凹凸の少ないつるぺたボディ。

銀色の髪に金の瞳。

違いは下腹部に施されたナンバリングと邪悪な笑み。数字は『01』から始まって何機もいる。それ以外があまりにそっくりすぎて不気味。

拘束されたメリュジーヌに笑いかけるが好意的に思えない。下から見上げる体勢のせいかその表情は痛めつける相手を嗤う傲慢なものに見えた。

 

『クスクス』

『フフ』

「誰だお前達……僕の人形?」

(何かの宝具か魔術? 

でもあまりにも似すぎだ。人形だとしても表情まで動く出来なんて……整形でも体はどうにもならないはず)

 

自分が持てる知識ではこんな存在を作り出す魔術はない。仮にあったとして何のために作ったのかが意味不明。

一体何なんだと混乱していると偽物たちの笑顔がより深まる。

 

『理解ガ遅イ』

『私タチお前(オリジナル)ノクローン』

「私のクローン……!? 声まで同じだなんて」

「内部構造や霊子構造も解析して作り出した人為的模造品。こいつらはその先行試作型となる。

この数日、意味もなく怪人とセックスさせたとでも思っていたのか」

 

汎人類史とも妖精國とも違う文化を辿った異聞帯。だからこそ出せるというような未知の技術。しかしまさかサーヴァントの複製さえ作ってしまうなんて。

傍らに立つ『01』のナンバリングをされた個体に目をやる。何人も裸を見られているのに恥ずかしそうにする様子がない。股間についた数字が無ければ鏡を見ているのかって思うようなそっくりさ。

そして見れば見るほど同じ顔立ち。だからこそ際立つ自分が絶対にしない表情。

 

『怖イ?』

「……まさか。そんな弱い魔力で私のクローンを名乗られても恥ずかしいだけだよ」

『強ガリ。自分ガドンナ目ニ逢ウカ、不安ト期待デ一杯』

(っ!?)

 

クローンの言葉は寸分違わずにメリュジーヌの本心を言い当てていた。

独心の魔術かと思ったがそこまで手の込んだやり方をすると思えない。

 

「驚くほどの事ではない。クローンたちにはあらかじめ貴様の脳のメカニズムを最大限分析した情報を入力してある。すでにその思考の合致率は90%以上」

「そんな数字をどうやって……」

「2回の調教を通じ、貴様の反応や精神をモニタリングした。この個体たちも同じ調教を受ければ同じ反応を返す。

こいつ等の言葉はお前の言葉と同じだ」

『ソウイウコト』

『御父様ノ科学力』

『オ前モ同ジニナル』

『全テハ』

『ナイオーロ様ノ為ニ』

(なっ!)

 

グラケギル、ガヌスギルに続いてまた別種の気持ち悪さ。本能的拒絶、生理的拒絶、だがクローンに感じるのはもっと悍ましい。お化けのような理解不能の存在。自分を完璧にコピーした瓜二つの自分が迫ってくるこの恐怖は経験したことがない。

表情に出ないよう気を付けても思わず歯がカチカチと音を立てる。

そしてククっと笑ってナイオーロが羽織っていたマントをルクスリアに渡した。

 

「こういう趣向か。いい趣味してるじゃねえかよ」

「はい♪ 

陛下はどうぞ思いっきり犯しちゃって下さい。こっちで洗脳シークエンスに入りますから」

「それはお前の腕に期待させてもらうぜ。

━━抱いていいんだな?」

「どうぞ始めちゃってください☆」

 

近寄ってきたナイオーロが肉槍を取りだして固定されたワレメに添える。すでに敏感になり、肉の快楽を植え付けられた体はすぐ訪れる気持ちよさに期待して濡れている。

そしてそれはメリュジーヌの心も同じ。

 

(大きい、すごく……僕の腕くらいありそう。離れていても臭いがここまで……見ているだけで膣が疼いてくる……)

 

姿以上に肉棒へ心が惹きつけられて離れない。

肉棒はすでに猛々しく勃起し、へそにまで届くような大きさ。グラケギルの数もガヌスギルの節もない。なのにまるでずっと待ち焦がれた恋人のように目が引き寄せられた。

その顔も肉体ももちろんペニスも。すべてが見ているだけで自分の中心になっていくような気持ち。

 

(敵なのに、目が離せない)

「もうメリュちゃんに因子は完全定着済み」

「両陛下はお前にとってかけがえのないお方だ。彼らに愛されたいだろ? 可愛がってほしいだろ? 

━━正直になったらどうだ」

「……何度言われたって答えは変わらないよ」

 

ソラエルとユリエルが意地悪く笑っている。因子とやらは分からないがこの正体不明の気持ちを生み出す原因なんだろう。

うなじに触れられた指や挿入の為に掴まれた腰からも快感が生まれて広がる。

なにより火傷しそうなくらい熱くて、添えたまま少し前後されるととびっきりの甘い愉悦。

 

(ただ触られただけでも……心がグチャグチャにされる……息を整え━━)

「ここまで小さいのはユリエル以来だ。

多少優しくしてやるが壊れるんじゃないぞ」

「え、ま……ふぅっ! あっ、あんんんん!!」

 

前戯も何もない挿入。自分でも驚くほどに熱く濡れそぼった膣はきつく締め付けながら肉棒を迎え入れる。

嫌だ嫌だって駄々をこねるように膣を閉ざそうとしても、ナイオーロの屹立はお構いなし。玩具の張り型なんてすぐ忘れてしまえる熱さと固さが肉壺の形を変形させつつ深々と突き入れられる。

余りに大きくてメリュジーヌの薄いお腹越しにくっきり浮かぶペニスの形。

当然、それに比例して頭を襲う快楽もこれまでで一番。

 

(肉棒、ちんぽ、入ってきた! ケツまんこと違う! 僕の膣中の肉、全部かき回される!!)

 

既に経験した2種の調教の快楽。精液に溺れる快感や数々の背徳的行為の快感も気持ちよかった。しかし今体を襲っているのはさらにそれらを越えている。

ただ挿入されているだけ。もっとも基本的な好意のはずなのに性感とそれに加えて貫いてくれる肉槍へ安心感みたいなものを感じていた。

 

(これが因子! 僕の心を作り変えようとして!)

 

心が屈服しそうなほど甘くて魅力的な快楽が膣から伝わる。気持ちいいことは分かりつつも絶対認めるわけにはいかない。しかし肉棒が子宮口を叩くと、甘えるように亀頭へ肉が吸い付いて思わず声が出た。

 

「ひゃぁん♡」

(び、ビリビリした気持ちいいのが……こんな簡単に……耐えないと、耐えないとって分かってるのに……)

 

決意をぐらつかせる魔性の快楽。

そしてここに彼女の心を守ろうとしてくれる者はいない。

 

「ちんぽ入れられただけでいい反応だな。だがまだ始まったばかりだぞ」

 

ユリエルが手元の機械を何やら操作。続けてウィィンと駆動音がし始めたかと思うと頭にはめられたバイザーが起動。頭の中へ直接魔力と言葉が流れ込んでくる。

 

【従……うのが……喜び。快楽に……身を委ね……たい】

(これは……)

【陛下……に従……う。それ……が私の存在……意義】

(頭に声が……違う。僕の存在意義はそんなのじゃない)

 

砂嵐のようにノイズ交じりの音。それが頭や心の中に染み込んでくるような感覚。

拒絶しようと気を張った瞬間、膣を掻き分ける肉悦が思考を砕く。

 

「ま、待って!! まだ……っくぁぁあああ!! あっ! うっ! ふひゅぃ! 

刺激、強……! 優しくってぇ!!」

「優しいさ。ちゃんと感じる余裕を与えてやってるだろ」

 

ピストンが始まり、一度開拓した膣奥まで遠慮のない肉の塊が突き進んでくる。

多少慣れてもまだまだ未開拓のまんこ。大きすぎるナイオーロのペニスを受け止めるのも簡単ではない。一突きごとに肺の酸素が全て押し出され、引き抜かれるとアナルのように内臓まで抜けて行きそうな一体感。

ドチュンパチュンと余りに大きな質量が入ってくる水音。見えないペニスの大きさを耳でも感じてしまう。

 

「このまんこ、確かにいい締め付けだ。ユリエルと並びそうだぞ」

 

評価される言葉が嬉しい。この男に自分の価値を認められるのが幸福だと勝手に思いが溢れて胸の中を満たすような心地。

 

(喜んでなんかない……嬉しくなんかない……!)

『嘘』

 

続けて傍に無数のクローンたちが寄ってきていた。

そっくりな体を思い思いにメリュジーヌへ摺り寄せ、唇や秘裂といった粘膜を押し当て始める。すると今度はクローンの声がいくつも耳に響き始める。

 

『本当ハ喜ンデル』

『褒メラレテ嬉シイ』

『陛下ノチンポ、大キクテ体壊レソウ』

『デモ気持チイイ』

『モットシテ』

『チンポ突イテ』

『ギュッテ抱キシメテ』

(違う……違う! 思ってない! もっとして欲しいなんて思ってない!!)

 

同じ顔に同じ声。一部はナイオーロへすり寄って甘え始めるクローンの声まで届いてくる。

自分とクローンの境界が曖昧になってどちらが本心かも怪しくなってきてしまう。

本当に嬉しいと思っていない? 

こんなに心を揺さぶられる相手に褒められているのに。

 

【ご主人様に抱かれるのが好き。愛されたい。一日中セックスしてたい】

(っ!! 敵! 敵なんだこの男は! 敵を好きになったりなんかしない!)

 

耳に集中すれば今度は頭。

また魔力が流れ込んでくる。慣らし運転が終わったのか、声はずっとスムーズでクリアな音声に。何よりメリュジーヌ自身の声にそっくりとなっていた。

 

『愛シイ旦那様』

『素晴ラシイ御方』

『快楽ヲクレル』

『私達ヲ見捨テナイ』

『マスターニ尽クスノガ生キ甲斐』

『運命の恋人』

『私ヲ救ッテクレタ人』

【私の今まではご主人様に仕えるためにあった。全て。全て全て】

(違う!!!)

 

無数の自分自身が自分の心を塗り替えようとしてくる。

全ての声は中まで届き、拒絶することも無視することも許されない。

そして何よりそれらへ注目していられないほどの快楽が現実に意識を引き戻す。

 

「主人に抱かれて呆けるなよ。ほら唇を寄越せ」

「あ……んんっじゅる!? むぅ! れるぉ! ちゅっぶ!」

 

顎に指添えられて上を向かされると即座にキス。荒々しく男らしい振る舞いに心は勝手にときめき、口の中へ入ってきた舌に舌が思わず巻き付き返す。

舌だけに襲われるのは留まらない。歯の裏側、頬の内粘膜、上顎の天井……フェラさせるように舐め尽くされて彼の唾液が塗りつけられていると思うとまた興奮。

ピストンが続く股間から聞こえる水音と甘い痺れが増し、嫌でも感じているとバレてしまう。

 

『陛下ノキス幸セ』

『アノ女ト全然違ウ』

(あの、女?)

『ソウ』

『オーロラ』

 

その名前に心臓が止まりそうだった。

なんでここでその名前が出る。誰も知らないはずなのに。

 

◇

 

風の氏族長オーロラ。

妖精國でメリュジーヌの恋人だった女性。

否、正確には恋人になりたかったが正しいかもしれない。結局、一度として彼女に愛されることはなかったから。妖精として純粋無垢であった彼女は自分の輝きを守ることだけに執心で、メリュジーヌも輝きを保つためのアイテムとしてしか見ていなかった。

それでも良かったのだ。

沼に沈んでいた肉塊(自分)を拾い上げ、今の輝ける姿をくれたきっかけだったから。

そして最期は滅びゆく妖精國を受け入れず汎人類史に逃げ延びようとしたが、ただ周りを貶めるしか輝きを保つ方法のない彼女は生きられないと判断して手にかけた。

その結果、メリュジーヌもまた愛を失って炎の厄災━━アルビオンになり果てた。さらにはそのせいで弟と相討ち、藤丸達によって討たれた。

もうずっと昔に思い出としてしまいこんだ苦い過去のこと。

 

◇

 

動揺したメリュジーヌの前でもクローンの笑いは止まらない。

 

『アンナ女』

『私ガイナイト何度モ死ンデタノニ』

『イツモ自分バカリ』

『本当ニ』

『目障リ』

『『『嫌イダッタ』』』

『『『ダカラ殺シタ』』』

『『『楽シカッタ』』』

「な、にを……言って……ふざけ━━ひゃうぅうう!!」

 

クローンたちが全身へ絡みついて舌や口で愛撫してくる。グラケギルに性感帯化された体はザーメン風呂の記憶を呼び起こされ、唾液や愛液がつくだけで発情。それに加えて自分と同じ顔の人形がそろって体中にまとわりつく異常さが頭から正常な判断力を奪いとる。

さらにはめ込まれたアナルバイブもここぞとばかりに前後し、すっかり脳に残っている快楽を注いで来る。

 

『レロッ』

『チュウゥウウ』

『乳首弱イ』

『アナルモ弱イ』

『耳美味シ』

「くぅうう! ふぁぅっ! んんっ! だ、めぇ……」

 

抵抗しようとする意志が生まれた途端に奪われる。寧ろ感情の限界を引きずり出そうとしてるのではと気づくがどうにもならなかった。

全身リップの愛撫へ移行したクローン。

絶えず突き続けてメリュジーヌの心を染めようとしてくるナイオーロ。

体中が快楽に包まれた中で頭にはバイザーからの魔力がより強く流れ込んでくる。

 

【私はナイオーロ様とルクスリア様のもの。愛していたのはナイオーロ様とルクスリア様だけ】

「ちがっ、僕、私っ!!」

【嘘。だって本当は愛してなかった。愛してくれてると思ってた。

でも裏切った。だから殺せるのを本当は喜んでいた】

 

ドクン。

無視しようとした心がより強く揺さぶられる。

全身を襲う快楽すら遠く感じてしまうほどに注がれる魔力が魂の中へ足を踏み入れる。

これ以上この声を聞いてはいけない。聞き続ければ後悔する。

取り返しのつかないことになる。

そう分かっているのに。

 

【鏡の氏族】

【女王暦2011年】

(あ……ああ……やめろ……思い出させないで……あの日のことは……)

 

声は止まらずに、トラウマを掘り起こす。

 

【私が家族を殺した日】

「やめろぉおおおおお!!!」

 

◇

 

昔の話だ。

まだカルデアが妖精国へ来る6年ほど前のこと。

メリュジーヌにも大切な存在がいた。もちろんオーロラ以外で。

それが鏡の氏族。メリュジーヌとして生まれる前の骸を守り続けてくれた家族とも呼べた存在。

そんな彼らをメリュジーヌは殺した。

一人残らず。

この手で。

オーロラが彼らを自分が目立つために妖精國へ混乱を招こうとする存在と言ったから。それが彼女の願いだったから。愛して欲しくて家族同然の彼らを殺した。

泣きながら。

死の間際も命を奪うメリュジーヌの事を気に掛けるような心優しい彼らを。

でも結果は報われず。

殺した帰り道、オーロラが誰かに語っているのを聞いてしまった。

鏡の氏族は誰よりも妖精國のことを考える立派な者達。彼らを皆殺しにしたモノはこの世で最も醜い存在だと、必死にメリュジーヌを説得したその口で。

この日知った。

オーロラはメリュジーヌを愛してなどいない。大切なのは自分だけと。ただ都合よく自分の周りを回す道具としか見ていないと。

そして絶望に至りながらも愛を捨てられず、最期の時まで押し殺し続けた。

しかしその古傷は今、傷口に突き立てられたナイフで引きずり出される。

 

◇

 

『家族、殺シタ』

『ナノニ褒メテクレナカッタ』

「やめろ……違う違う!! そんなの関係ない!! 私は愛していた! オーロラを! あの日見た彼女を!! 

だから私は━━!」

「記憶情報も連結させてある。奴らの感想は感情に左右されないお前の本心だ」

「私はこんなこと思ってない!!」

 

妖精騎士として守ってきた仮面が外れる。

最後の取り繕いが崩れ、ただのメリュジーヌとしての素の表情。

かつての絶望を持ちこたえられたのはオーロラへの愛に縋ったから。

でも彼女亡き今、あの絶望を直視するなど心が耐えられない。

しかしここに彼女の味方は1人もいない。

 

『オリジナル(オマエ)ハ』

『愛サレテナカッタ』

『オリジナル(オマエ)が』

『殺シタ』

「っ……あ……」

 

受け入れたはずの事実。背負うと決めた罪。

しかし自分の声で嘲笑うように囁かれると恐ろしいほどに心が揺さぶられる。

愛の為の殺戮に意味はなかった。自分はいくら見た目をきれいにしても醜い生物。

 

『誰ニモ愛サレナイ』

『ソレガオ前』

「だま……れっ!」

 

澱んで濁ったドロドロの感情が心を汚して絶望に追い詰める。

そして弱った心を押し流すべく快楽の濁流は襲う。こなれさせるために浅く引っ掻き続けていた肉棒が深くグラインド。また最奥へのノックが別方向から頭を揺さぶる。

 

「ふわっ! ま、た……ペニス、ちんぽが奥にっ!!」

「下らん過去だ。そんなものは捨ててオレ様のものになれ」

「可哀想な子。もう大丈夫よ。ここにいる皆、貴方のことを愛してくれるから」

「むぎゅぅ!?」

 

顔がそっと柔らかい温もりに包まれる。

バイザー越しに見つめると近寄ってきていたルクスリアが胸へ頭を抱いて優しい笑みで見つめてくれている。

その瞳は闇に輝く太陽みたい。釘付けになって離すことも頭から消え去る。

その微笑みが遥か昔、自分を拾い上げてくれたオーロラが重なる。

 

【違う。オーロラなんかと全然違う】

(ち、がう……?)

【ルクスリア様の方が温かい。ルクスリア様は私を見てくれる。私を利用したりしない】

(この匂い、この柔らかさ……あの日のオーロラと同じ……ダメだ。入ってこないで……僕の一番が、塗り替わって……!)

 

聖母のように微笑むルクスリアの笑みはあまりに妖しく(美しく)、そして邪悪(魅力的)。

改めて直視させられた自分の醜さや罪に弱った心へ光が差し込む。どこまでも昏い闇の光が。

触れられて固くしていた頭から力を抜き、そっとその温もりに身を委ねる。

惹かれるのは彼女だけではなかった。

 

「オレ様もな。お前が望むなら好きなだけ愛してやるよ」

「あっ! うっ、ふうっ! またちんぽが、膣内、響いて!!」

 

ドチュンと音を立てて蜜壺を穿つちんぽ。

膣肉が混ぜられるほどにナイオーロへの気持ちが強くなる。

子宮に響くのは疼きから快感へと変質。

さらに解されたアナルへチンポをもらった時と同じ、満たされていく感覚が体中を包んでいく。

このお方に仕えたい。

もっとこのお方と交わりたい。

自然とそんな心が外ではなく中から生まれ始める。

 

『孕ミタイ』

『愛サレタイ』

【もっと甘えればいい。ナイオーロ様とルクスリア様に。それが貴方を幸せにしてくれる】

 

クローンやバイザーの声がより深く浸透。

戯言、妄言と切り捨てられたはずの言葉がずっと近いものに思える。

 

『私達ハ奴隷』

『ナイオーロ様、ルクスリア様ノ奴隷』

(奴隷……?)

【お2人の幸せが私の幸せ。彼らさえいれば何もいらない】

(なにも、いらない……)

【私を愛して】

(愛し、て……)

 

魔力の流れが感じ取れる。その性質も。

頭に流れている魔力はまさに自分を犯すナイオーロのものと同じ。

それが分かるくらいに侵蝕が進んだとぼんやり理解。

 

「くく、しおらしくなってきたな。それでいい。オレに忠誠を誓え」

「いいのよメリュジーヌ。貴方はよく頑張ったわ。甘えるのも快楽に溺れるのも、何も悪いことじゃない」

 

2人の声がとても温かい。

肉棒に突かれる膣も胸に抱かれた頭も幸福感が溢れて止まることを知らない。

揺りかごに揺られる子どものように安寧と快楽の沼が魂を捕らえて離さない。

 

『モット気持チヨクスル』

「は、んっひぃ!? お、お尻に舌が入って……な、舐めるのだめだ!!」

 

クローンの一体がベッドの下へ回り込むとメリュジーヌと同じく伸びるようになっていた舌を使い、あっさりとアナルへ。器用にバイブを引き抜くと内部に入り込んできた。

散々開発され尽くした肛門は舌を素通りさせ、肛内をれろれろとガヌスギルの様に舐め始める。

 

『01(ゼロワン)ダケズルイ』

『私モ』

『沢山気持チヨクスル』

『オリジナル可愛イ』

「待ってそんなに入らな━━んぎぃいいいい!!!??」

 

他にも群がったクローンが一斉に舌をアナルへ。肛内で何本も重なり合った舌が滅茶苦茶にかき回し、不規則に突かれた粘膜がまんこを突く肉棒とシンクロ。

前後から同時に挟まれる快感は何倍にもなってメリュジーヌの頭を襲う。

 

(あっぎっ! 舌がお尻パンパンにしてる!! ちんぽの形もっとはっきり分かっちゃう!! ちんぽサンドイッチされてるみたい!!)

 

苦しくはあった。しかしクローンたちが気持ちよくしようとしてくれていると思うと不思議と嫌な気持ちにはならない。

初めて尽くしの調教の中でも格段に幸福感に溢れた快感で残りの体に入っていた力も抜けていく。

抜けて入っての舌と男根の連続が心の中の大切なものを削って溶かしていくかのよう。

不意にナイオーロが笑って問いかける。

 

「そろそろ一度射精しておくか。メリュジーヌ、どちらがいい? 

ぶっかけられるのと膣に奥まで射精されるの。選ばせてやるよ」

「そんなの……」

「いいのよメリュジーヌ。好きなだけおねだりして」

 

欲しくない。敵に射精なんて求めるわけがない。

いくら心を惑わされても最後のラインはある。

だから弱弱しくても反抗しようとして、そして声が響く。

 

【熱々ザーメン、アナルじゃなくて膣でも受け入れてみたい】

【ご主人様の欲望に染められてしまいたい】

『『『御主人様膣内(ナカ)ニ射精(ダ)シテ下サイ』』』

 

その言葉は洗脳する声? 

それとも本心? 

黙って動かしやすいよう腰を掴んでいたナイオーロの手と頭を抱くルクスリアの腕に触れる。

 

「ふふっ、主人の望みのままにってか。本当に可愛い奴だぜ」

「本当に。ナイオーロ様、どうか新しく仲間となるこの子に最大の祝福を授けてあげてください」

「お前に言われなくてもだ。そら━━射精すぞ!!!」

 

一層深く腰を引かれ、ちんぽが根元まで挿入。子宮口をこじ開ける恐ろしい勢いの突きにも感じるのは快感だけ。

そして子宮の中へ灼熱の濁流が迸った。

 

「━━っ!!」

 

これまでの怪人も比にならない射精。怒涛の勢いで子宮を溺れさせようと大量の精液が流し込まれる。

あっという間に子宮を満たした精液は膣も火傷しそうに熱し、ズチュンブチュン音を立てつつ尽きずに流れ込んできた。

それはまさに征服者の、覇王の射精だった。子宮も膣もあっさりと陥落し、生み出された快楽が頭を撃って絶頂へ追いやる。

この快楽を味わうことが存在理由……そんな考えが浮かんでしまうほどだった。

 

(イグ! イっちゃう! 何だこの射精!! まんこミチミチ言わせる量! 私の全てをメスに屈服させる支配者精液!! 幸せオス汁でまんこ満たされて、イっくううううう!!!)

 

ナイオーロの後を追って絶頂。

無意識に足を絡めてより強く彼の腰とちんぽを引き寄せ、奥の奥まで入ってくるように懇願。

キュウキュウ締め上げた膣圧で竿に残っていた精液がどぷんっと吐き出され、その熱だけでもう一度イってしまう。

そんな乱れる彼女を優しく抱いてくれるのがルクスリア。

幼子にするようなゆったりとした指遣いで髪を梳かれるとくすぐったさと気持ちよさがないまぜの快楽。肉棒よりずっと弱いがとてつもない幸せな気持ちが確かに生まれてきた。

 

【心を委ねなさい。御主人様のものにするの。私のこれまでとこれからを全部】

 

また声が頭に響く。

しかし射精と絶頂を受け止めた頭はよりスッキリとその言葉を受け止められる。

魂にまでその言葉が注がれてくるのに拒むことが出来ない。

 

【私の大切な人はナイオーロ様とルクスリア様】

(大切なのは……ナイオーロ……ルクスリア)

【ナイオーロ様とルクスリア様】

(ナイオーロ……様とルクスリア、様)

【それでいい。記憶も作り変えましょう。貴方を拾った人は誰だった?】

(それは……オーロラで)

【違うわ。よく思い出して】

 

その時を思い返すと同時、頭に魔力が流れてくる。じわじわ記憶のフィルムに闇色の靄がかかり、オーロラに拾われたシーンが不鮮明になった。

 

(思いだせない……!? どうやってオーロラに拾われたか。忘れるはずないのに)

【忘れてなんていない。ほらもう一度】

 

意識が少しばかり暗転。

 

◇

 

目覚めるとそこは記憶の世界。

女王暦1600年、自分が人型を得た時の記憶。

しかしそこにあった映像は以前と少しだけ変わっていた。

呪詛で汚染された湖水地方の沼。

沈んでいるアメーバ状だった自分。

そこまでは同じ。

毒の沼へ足を踏み入れ、拾い上げて形を与えてくれる一人の女性。

溢れでる毒を侵し返す瘴気。

多くの愛らしさと可愛らしさと少しの邪悪を包含した傾国の美貌。

秘部も衆目に晒しそうな露出の高いドレス。

その全てが完成された作品のように美しい美女。

 

「きれいで可愛らしい子。ご主人様の下僕としてよく働いてくれそうだわ。

ねえ貴方、私達のものにならない?」

 

そうやって人型となったメリュジーヌの腕を取っていたのはルクスリア(愛しい人)。

記憶がオーロラからルクスリアへと書き換えられていた。

 

◇

 

そこまで見せられた所で意識が急速に復帰。

再びナイオーロによって抱かれている所に戻った。

 

(っ!!?)

【これが本当。私が望んでいる記憶】

(……あ、れ……? あの時いたのは……ルクスリア……様?)

【本当は誰がいた? あなたを救ってくれたのはルクスリア様。それがもう事実】

 

声の言う通り。

一番大切な記憶はルクスリアの姿が溶け込み、ついさっきまで思い出せたはずの記憶が思い出せない。

妖精國にルクスリアがいるわけない。

あの時に拾ってくれたのはオーロラだ。

そう認識しているのに裏付ける記憶はすでにルクスリアが自分を拾ってくれた人と映し出す。

本物の記憶、オーロラの表情も声もあの時の分だけが思い出せない。

さらに、

 

(取った手の柔らかさ……温度……救われた気持ち……見惚れた感覚……全部がルクスリア……様を正しいと思ってる……)

 

五感の全てが書き換えられた記憶こそ正しいと主張。忘れるはずのない印象深さがかえって自分の認識だけ間違っているのではと頭を締め付ける。

 

(そんなはずない……だって私はオーロラが……オーロラのおかげで……)

 

グルグル巡りそうな心が再び抱きしめられた闇の温かさに囚われる。

 

「何も間違っていないわ。あなたを救ったのは私。私が望んだから貴方が生まれたのよ」

 

ルクスリアの囁き。

咲き誇る花畑のような香り。慈悲深く抱きとめてくれる優しさ。記憶とシンクロする温もり。

 

【ルクスリア様の手で私は生まれた。このお方の愛を受け入れろ】

 

促されるままに膝枕の要領で頭を撫でてくれるルクスリアと、射精後も固さを失わない剛直でゆっくり膣を拡げているナイオーロに目をやる。

2人の姿を見て胸に浮かんでくるのは、やはり圧倒的な多幸感。

過去のどの時よりも今が幸せと感じてしまう。

間違いだと分かっているのに抱かれている幸せから離れたくない気持ちがぞわぞわ心を侵していく。

不意に額を撫でていたルクスリアと目が合う。

 

「どうかした?」

「いや……」

「クスクス、私に見惚れちゃった?」

「ち、違う!!」

 

おかしそうに笑うその姿を見て感じるのは昔オーロラの側にいた時のような、ここが自分の居場所と感じる気持ち。ナイオーロに対しても同じ。

彼らに抱かれていることへの拒否感さえ、いつしか消え失せていた。

 

(幸せ……そう幸せなんだ。彼女と、ナイオーロ様がそばにいると。どうしようもなく私の心が快楽を求めて、彼らのことも欲してしまっている)

【そう。彼らこそ私の全て。思い出して、オーロラの顔を】

 

声に導かれるままに思い出すかつての恋人の顔。

だがクローンたちが名前を言った時のような衝撃も胸にこみあげる複雑な思いも酷く薄い。他の記憶は何も変わっていないのに他人の自伝でも読んでいるように実感がない。

そしてそれを自覚しても大して驚きもショックもないのが驚き。

 

【私にとってのオーロラって何?】

(……どうでもいい)

 

驚くほどすんなり冷たい答えが浮かぶ。

そう、どうでもよかった。

生まれた日の記憶も過ごした日々も、思い出とさえ呼べないほどに価値を感じられない。

そんなものより……

 

(ちんぽ……また動いてくれてる。私を気持ちよくさせようとしてくれてるんだ。ルクスリア……様の手も、とても温かい)

 

抱いてくれる2人への思いの方がずっと強い。思わず頭を抱く手に頬ずりして甘えてしまう。

 

『ソレデイイ』

『主ニ従ウノガ当然』

「あらあら、とんだ甘えん坊ね」

「あ、いや……これは……」

「そんなに慌てなくていいの。言ったでしょう、私達の仲間になってもらうって。主人に甘えるのは奴隷の仕事も同じ。もっと素直になりなさい」

「ルクスリアの言う通りだ。もっとよがれ。好きなだけ自分を解放しろ」

 

迎え入れるようなその言葉が心に染みを作る。

決して受け入れてはいけない。認められるわけがない。そんな相手にどうしようもなく心が惹かれていく。

さらに子宮へキスする亀頭の感触でナイオーロにも目線が戻される。

 

「正直に言ってもらおうか。どうだった犯されて?」

「それ、は……それはぁ……」

 

言えない。分かっていても思いと行動は理性で納得してくれない。

 

「気持ち……よかった」

「ほう。ならもっと欲しいか? 

それともこれで終わりがいいか。選ばせてやるよ」

「う……あ……それは……」

「そんなに苛めないであげて下さいナイオーロ様。ね、メリュジーヌの本心は分かっているわ。

だからほら、こんなに恥ずかしい格好になっても━━」

 

逆らおうとする意志そのものが生まれてこない。敵だという認識だけ残っていても、肝心の敵意が根っこから引き抜かれたように弱弱しい。

拘束やバイザーが外されてルクスリアにM字開脚で抱きかかえられても動けなかった。

 

「ほら動けない。私達に愛してほしいのよね」

「くく。確かにそうらしい。ちゃんとマン汁垂らして欲しがってるじゃねえか」

 

ナイオーロの無遠慮な視線がさっきまでちんぽの収まっていた、オス汁を漏らすワレメに突き刺さる。

その視線も当然恥ずかしい。しかし恥ずかしさも既に快楽へ変わるよう調教されている。おかげでまたトロトロの愛液が秘部から伝った。

 

「クス、ナイオーロ様。たまには共同作業なんていかがですか?」

「それも面白いな。ソラエル?」

「どうぞ。お2人に隷属させるよう調整してますから問題なしです」

 

何を言っているのかと迷う間もなく、背中に熱い棒状の物が当てられた。

 

「え」

「ふふふ。ユリエル以上のキツマン、楽しみね」

 

見えないがこの数日ですっかり慣れた熱さと存在感で答えは読めた。ガチガチに反り返った猛々しい雄の象徴。華奢で折れてしまいそうなルクスリアの股から、ナイオーロに劣らない巨大な肉棒が勃起している。

肉が薄くて浮いた背骨をなぞるように動かされる。

亀頭が骨をくすぐる感触がなんとも言えない感触で、先走りだけでも発情の効果がさらに上乗せ。

 

「はぁっ! はぁーっ!」

「そんなに息荒くしちゃって。ふたなりに会うのは初めてなの?」

「お姉様、妖精國だとふたなりはいませんって。メリュちゃんは汎人類史の漂流物も興味なかっただろうし」

「まぁ! そうなのね。

……怖がらなくていいの。これから起こることは何も怖くない。貴方を傷つけないし、素晴らしい快楽が迎えてくれる。だから安心して受け入れて」

「くく、まさか妻と一緒になって犯す相手が来るとはな」

 

そして前後に同じ大きさで勃起した肉槍が秘裂と肛門へ狙いを定め、一瞬それぞれ入り口を擦った後に内部へ思いっきり入ってきた。

 

「あ━━ふっひぃいいいいいいい♡♡♡」

(あ、たまが……とぶ! すご、い……入っただけで頭が割れそう♡

ちんぽサンドイッチ、すごいぃ♡)

 

2度目でもキツキツのままに迎えるまんこ。

度重なる調教のおかげで解れきり、簡単にちんぽが入るアナル。

それぞれが拡張しながら入ってきたちんぽ同士が肉粘膜一枚を隔てて擦りあう。

 

「うふ、ふっ! すごいですね。ガヌスギルの調教したけつまんこ。入り口は締まるのに中はトロトロであっつい♡眷属になってからも時々可愛がってあげるわ。

ふふ。お肉が薄いからナイオーロ様のおちんぽ様もお尻まで伝わってきます」

「くく、全くだ。ちんぽ食いちぎる気かよ。欲しくて欲しくてたまらないって密着してるぜ?」

 

余裕を見せつつ交互にメリュジーヌの肉穴を侵す夫婦。

対照的に彼女は突かれる度に頭へスパークを散らせて狂ってしまいそうだった。

精液を体内に受け入れ、グラケギルの発情効果と敏感化も最大まで復活。2つの肉穴以外も全て、そう全てが快楽機能へと直結。

 

「お前達も陛下を手伝え。徹底的に感じさせろ」

『了解』

『オリジナル犯ス』

『早ク仲間ニナロウ』

 

クローンの群れも主人達を邪魔しないようしながら、痴態を晒すオリジナルに群がっていく。

ふたなりを生やして空いた手で扱かせる個体。

ガヌスギルの因子で伸びた舌でクリトリスを締め上げ、男にするようなクリコキで攻める個体。

耳穴の奥まで舌を差し入れ、水音だけでイカせようとする個体。

母に求めるように胸へ吸いつき、乳首を転がしながらフェラみたく貪欲にしゃぶる個体。

気づけばメリュジーヌの体は全てが本気になったクローンに愛撫され、全身性感帯としての機能を最大限に発揮。

感覚器から入ってくる情報が全て快楽となって襲い掛かる。

 

(しゅごっ、これ! しゅごい! ぎ、ぎぼぢぃい! ぼく! わたしぃ! ばか、バカになる♡♡

脳味噌かき混ぜられてりゅ♡♡こんにゃのむり、むりだからぁ♡♡)

 

当然、受け止めるメリュジーヌもただでは済まない。理性的な考えが全て消し飛び、さらに隙を見逃さないフォサルギルやソラエル達によってバイザーの洗脳機能が最大限発揮。

まともな思考力を無くして肉欲に呑み込まれた彼女の頭を一気に書き換えていく。

 

【帝国に忠誠を】

(ていこく……ちゅうせえぇぇぇ……)

【ナイオーロ様に従う】

(ナイオーロ……ナイオーロさまぁぁぁ……)

【ルクスリア様に従う】

(ルクスリア様……ルクスリア様が……!)

 

同時に記憶も改竄。

余計なものでしかないオーロラの記憶を書き換え、そこに当てはまっていた姿を全てルクスリアとナイオーロに変えられていく。

一番のトラウマ、家族を皆殺しにしたあの時の分も。

 

(ありがとうメリュジーヌ。とても優秀な子が私達に仕えてくれて嬉しいわ)

(それでいい。お前に必要なのはオレとルクスリアだけだ)

 

罪の記憶が家族と訣別した記憶に変わる。自身の罪深さをかき消す、褒めてもらえたって悦び。

だから記憶の中でも家族を殺したメリュジーヌは本当に幸せという表情で笑っていた。

そしてもう一つのトラウマも。

 

(僕は、君のためにしか、生きられない。

君のために、きみを、地獄には連れて行けない……)

 

オーロラを手にかけた記憶。

痛ましく辛い、召喚後も思い出すのを避けていたそれも塗り替わる。

書き換えられた記憶の中でメリュジーヌはオーロラをやはり殺していた。

違っていたのは2か所

腹部を一刺しだったのが首を刎ねていた。

そして尽きることの無い涙を浮かべていた表情は、転がった首を機械のように表情が無い顔で見つめている。丁度オーロラに頼まれて誰かを殺している時はあんな表情だっただろうか。

 

(陛下が君を邪魔だっていうから)

 

その言葉は記憶の中の自分か、それとも変えられている今の自分か。トラウマがただの殺戮のワンシーンに変えられてしまっている。

しかし止める気力が湧いてこない。

だって気持ちいいから。

そう、

 

(変えられる! 私の記憶、全部ナイオーロ様とルクスリア様に♡♡酷いことされてるのに幸せ♡幸せなんだ♡♡2人に愛してもらうのいい♡♡

オーロラのこと忘れるの、気持ちぃいいい♡♡)

 

些細な記憶まで全てが体に刻まれる主人のものに上書きされる。最愛の人を忘れさせられていきながらも、体に流れるのは圧倒的多幸感。

 

「いい締め付け……だな! そろそろ射精しそうだ! また一人、オレの眷属誕生だ」

「うふふ。それでは私も合わせますね。

さ、メリュジーヌ。私達が貴方の一番奥に射精したら最後、もう愛の奴隷に堕ちちゃうけどいいよね。愛されるの大好きだもんね?」

「あう……あ……私……」

 

それは確認でさえない。

ただの復唱要求。

僅かにどもった瞬間にまたバイザーからスパークが散って頭に書き込まれる。

抵抗や僅かな疑問も許さない強力なもので。

 

【従うのが気持ちいい】

【愛してもらうのが気持ちいい】

【気持ちいいことが大切】

【世界なんかどうだっていい】

 

残っていた理性の残滓や思いも全ては彼方に消えていく。

 

(従うの気持ちいい♡♡愛してもらうの気持ちいい♡気持ちいいの好き、好きだ♡♡他の事なんてどうでもいい♡♡もっと、もっともっとナイオーロ様とルクスリア様に愛して欲しい♡♡♡)

『従エ』

【変わりなさい】

『乱レロ』

【愛と淫欲が私の全て】

【『だから』】

「誓え。オレへの忠誠を」

「誓って頂戴。これからも貴女を可愛がってあげたいから」

 

もう迷いはなかった。

 

「誓う! 誓いましゅ♡ナイオーロしゃまとルクしゅリアしゃまにちゅうしぇえ♡永遠の忠誠、誓いましゅううう♡♡だから私、私にたくさん射精、愛してくだしゃいぃぃいい♡♡」

 

誓いを告げた直後、二つの穴へ濃厚な精液が迸る。粘膜越しにキスする2つのちんぽは射精タイミングも完璧。膣と直腸に火傷しそうな精液がたぷたぷと満たしていく。

さらに周りを囲うクローンも続けて射精。主人より薄く乏しいが出す側の数が違う。髪も胸も口もへそも背も腹も全てが白く染まっていく。

当然敏感になっている体はザーメンを降りかけられただけでイける。

 

(ああイク! 終わっちゃう! 何もかも忘れて眷属に堕ちる敗北絶頂しちゃう♡♡♡

だけど精液いい♡かけられるのも飲むのもアナルジュポジュポも良すぎて━━イっくぅううううう♡♡♡)

 

ほどなく絶頂。跳ねまわりそうな小柄な体を主人やクローンに押さえられ、何人もの精液がべちゃべちゃ張り付いて体に張り付く。

精と闇の魔力が満ちる。体を内から染められ、愛する人々の道具に堕ちていくのが気持ちいい。

清廉だった魔力は澱み、心には快楽と愛だけを求める歪みが生まれ、何よりも主人達を思う忠誠が絶対と刻まれた洗脳が魔力で補完されていく。

 

(変わっていく……御主人様に相応しい心に記憶に……何もかも)

「これで貴方も」

 

トクンと子宮を埋めたザーメンに反応すると、下腹部に淫紋が浮かび上がる。

全身に浴びた白濁からも魔力を吸い上げて一気に成長・進化してルクスリアのものと同じ形になった。

 

「はい……」

 

もう声に動揺も緊張もない。

バイザーからの声も聞こえない。

なぜならもうその声は自分の内から出てくるのだから。

恋する少女の笑みでメリュジーヌが2人を見つめるとルクスリアがすぐに応えた。

 

「変えてあげるわね」

 

ルクスリアの背から翼が広がり、生えた触手がメリュジーヌの体を押し包んで繭となっていく。

魔力に乗って主人達の望む自分、変わるべき自分へのイメージが流れ込む。

 

(オーロラ擬き(つまらない私)とはお別れ。もっとエロくていやらしい最愛の人達(両陛下)に相応しい姿になれる)

 

繭に包まれる刹那、メリュジーヌはにやっと主人譲りの邪悪な笑みを浮かべた。

 

◇

 

叙任式2

そして舞台はバーゲストが叙任式を受けたすぐ後に戻る。

 

「続けて四天王ユリエル、新たな騎士候補と前へ」

「さあ来い」

「分かっているよ」

 

ユリエルに続いて歩くメリュジーヌは既に鎧を展開済み。

日本海上空にて大軍団と激闘を繰り広げた真竜形態の面影がある。

しかしその姿は以前と大きく異なる。

肌の色はチョコレートを思わせる褐色。バーゲストに比べると日焼け程度の黒さ。

瞳は黒い眼球に金色の瞳、加えて爬虫類らしく縦に針のような線が走って理外の生物と強調。

側頭部にはおなじみの白い角が生えて天を衝き、額からも赤黒く長い角が2本生えた計4本。

髪色はピンクを主にしてまさしくオーロラの様にはためいて光る美しい髪。

場の空気に合わせて隠しているが舌はガヌスギルよろしく常人の何倍もの長さ。

服は角同様赤黒く変色した真竜の具足。しかし完全に同じでなく前掛けは首から胸まで張りついた、薄い胸でもいやらしく映えるデザインに。

手足の爪や甲殻も手袋とブーツに変形し、肌に張り付いてぴっちり麗しいラインがしっかり明らかで以前よりずっと性的興奮を煽る姿。

極めつけにお尻回りは肛門の周りが♡形に布が切り抜かれ、いつでもアナルセックスできるように改造されている。

肩甲骨と腰からは竜と淫魔でそれぞれ鋭角と妖艶に形が違う翼が生え、腰から伸びる尻尾は以前の鋭さを失ったハートの先端。

下腹部にはやはり眷属の淫紋と『00』のオリジナルを示すシリアルナンバー。

例え藤丸立香が見たとしてももうメリュジーヌだとは分からないだろう。

そして玉座の前で臣下の礼を取って誓いの言葉を述べる。

 

「元妖精騎士ランスロット、真名メリュジーヌ、参上した。

どうか僕も貴方達に忠誠を捧げさせて欲しい」

「両陛下の騎士への着任、近衛騎士団長リリスティア・リズエルが立会人となります。

陛下、お言葉を」

「認めよう。お前もこれで正式にオレのものだ」

「クスクス、おめでとうメリュジーヌ」

 

すでに隷基再臨が終わっているために姿の変異はない。

杖を掲げたルクスリアから祝福が施され、着名の儀式へ移る。

 

「お前も名前はバーゲスト同様でいいだろう。メリュジーヌ・オルタ、それがお前の名だ」

「そうですね。称号は……赤竜でいいかしら」

「両陛下よりの着名となる。以降、貴様の肩書と名は淫魔竜騎士『赤竜のメリュジーヌ・オルタ』だ。

謝辞を」

「確かに頂戴したよ。この名に誓い、2人に勝利を約束する」

 

冷静に進んでいる式典だが淫魔に覚醒したメリュジーヌは落ち着いてなどいない。今も表面だけ冷静だが本心では愛する2人を前に発情しっぱなし。

気を抜けば涎がこぼれてしまいそうだし、離れていても2人の匂いを嗅ぐだけで愛液が溜まっている。

 

(ふぅ~、ふぅ~……御主人様の匂い好きぃ。くっつきたい。なでなでして欲しい。……ガヌスギル(旦那様)とケツハメ……クローンとふたなりちんぽで2穴ファック……ああもうなんでもいい! 

エッチ! 体液混ざるような濃厚セックスしたい、したいのぉおおおお♡♡♡)

「クク、すまし顔で大した欲望してやがる。オレにまで伝わってきてるぞ」

「だって、だってぇ!! 僕は悪くない! ちんぽいいって教えたのはご主人様(マスター)じゃないか!!」

「分かった分かった。後で部屋に来い。気絶するまでハメてやるさ。

━━とにかくこれで儀式は完了だ。お前達2人ともカルデア壊滅の為に動け」

「御意」

「はーい」

 

カルデア。

久しく聞いていなかった名前に大切なマスターだった少年の顔を思い出す。

オーロラへの気持ちや記憶はきれいさっぱり消えたが、彼に関する部分は全く手つかずだった。

主曰く、奴隷候補は覚えていた方が積極的に襲えるからとのこと。

確かに彼の言う通りだと実感。

 

(彼も早くこちら側に誘ってあげないと。彼のアナル、どんな味がするかな。クローンと一緒にサンドイッチだってしたいし、胃まで届くようなディープキスもしたいし)

 

彼を犯すプランが次々浮かんでは実行したくてたまらない。堕とせば主人に褒めてもらえるのだから猶更。

元主を自分の手で堕としたい。穢したい。可愛がりたい。きっと彼も自分を愛してくれるはず。

召喚されて夢見た未来とは形が変わるが、これはこれでいい。彼こそ自分のつがいになるべき器。

 

(改造して僕と同じ淫竜に……そうだね。それもいい)

 

早くも再会が楽しみになって秘裂が潤うのを感じていた。

 

(待っていてね藤丸♡)

 

 

◇

 

次なる戦い

叙任式が終わり、新たな騎士2人を連れてソラエルが退出。ナイオーロもリズエルとアズエルを連れて寝室へと向かった後、ユリエルは姉を呼びとめて玉座の前で片膝をつく。

 

「お姉様」

「どうしたの?」

「報告が遅れましたが……境界の壁にてエクスティアを確認しました。それも4人。マスターはやはり奴らかと」

「……そう。陛下に見逃されておきながら恥知らずだこと」

 

その名前に2人は表情を曇らせる。特にルクスリアは奴隷たちに向けた優しさを欠片も感じさせない冷徹な瞳に変わっていた。

 

「では今度こそ殺しましょう。ソラエルに出会わせてはいけないわ。どうせ老いぼれ達がマスターでしょうし、妹達も手こずらないでしょう?」

「そのつもりですお姉様。その場で始末も迷ったのですが……アルビオン捕獲を優先したためこのように。

とにかく北海道侵攻時、バーゲストとメリュジーヌの2人に始末させておこうかと。何か察する恐れもありますから」

「お願いね。あの子が笑っていられるように」

 

 

〈つづく〉




というわけでメリュジーヌ・オルタ回でした。
ガヌスギルのは原作を参考にしつつどこまでやるか結構探り探りです。
変貌後の姿はバーゲストが怪物寄りなのに対し、メリュジーヌは淫魔寄り。
頭はリリスティア。服は下記のアナル淫魔。武装は赤熱変異と3種の混ぜ合わせ。
アナル淫魔は光翼戦姫エクスティアside4 ガヌスギル、逆襲の肛虐調教で登場したアナル淫魔化がモチーフ。
せっかくガヌスギル出すならここまで拘らないととなりました。

さて次回はまたカルデアサイドの話に移りますが……エロを入れる展開が思いつかない。世界観の話になるからエロを入れにくいのよな。
とはいえエロなし回が続くとダレるし…まぁ適当にやりますので次回もお楽しみに。
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