※この作品はR-18です。

卵子と感覚共有してる女の子が敗北してぐずぐずにされる話   作:喪賢媚茶

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続いてみた


それぞれの今

 エージェント・ハルナの喪失から一ヶ月。人類は再び劣勢に陥っていた。

 順調だった解放作戦は最大戦力を失ったことで滞り、戦況は硬直してしまっている。他のオーヴァムたちも決して弱くはなくそれぞれが一騎当千の力を持っているが、前線を押し上げるまでには至らない。それどころか各所ではじわじわと防衛線が突破され始めており、やっとの思いで取り返した生存圏を再び奪い取られているという事実に、解放軍の間では不安と焦燥感が漂っていた。

 

 しかし、何も策を講じていないわけでは無い。

 この状況を打破するため、軍本部の研究施設ではとある研究が進められていた。

 

 

 

 

──解放軍本部オーヴァム研究所 第三試験場──

 

 無機質な白磁のタイルで覆われた10m四方の空間、その中央に一人の少女が立っている。

 燦々と輝く金糸のロングヘアに、セーラー服をモチーフとした魔装少女の正装を押し上げる爆乳。160cmほどの身長よりも長い杖を右手に持つ彼女は、魔装少女オーヴァム・ニナ。

 一ヶ月前まではエージェント・ハルナに次ぐ第2位の実力を持つ魔装少女であり、現在は事実上の最高戦力となっている。

 

『これより卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)総合実験#5、第一テストケースを開始します。エージェント・ニナ、連係を開始してください』

「はい。【卵子連係(オーヴァム・リンケージ):1】」

 

 研究員のアナウンスに従い、ニナは卵子連係を開始する。

 自身の卵巣内に存在する無数の卵子のうちコンディションのよいものを一つ選び、つながりを構築してゆく。ニナの呼びかけに対して卵子が励起され、魔力が全身にみなぎってゆくと、ニナの長髪が金の粒子をまとってふわりとたなびいた。

 

『連係を確認。魔力出力の安定まで2.7秒。続いて、()()を行ってください』

「えぇ…………【卵子顕現(オーヴァム・エンボディメント):1】」

 

 慣れた様子でスムーズに卵子連携を済ませたニナは、次の指示では集中するように瞳を閉じた。

 左手を下腹部にあててそこにある確かな存在を意識すると、内側からほのかに桃色の輝きを放ち始める。卵子の魔力は淡い光の筋となって体内から流れ出してゆき、ニナの正面で滞留しながら徐々に形を成していく。

 

「すぅーー……ふぅーー……す、んぅっ……ふぅーー……」

 

 ニナは額に少し汗を滲ませながら集中を維持し続ける。自分の奥底で守られた大切な存在が剥き出しになっていくような感覚と、それとともに強くなるゾクゾクとした刺激で身体がピクピクと震える。

 深呼吸をしながら着実に魔力を放出し続けること少し。目を開けるとそこには、直径70cmほどの透明な桃色の球体が浮かんでいた。

 

卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)の顕現を確認。実体安定まで13.2秒。こちらはまだまだ改善の余地あり』

「……えぇ」

 

 これこそが卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)。一ヶ月前の撤退作戦にてその存在が明らかになったばかりの、今まさに究明が求められている謎多き球体である。

 

「ふくっ……んぅぁ……っ!」

 

 卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)について判明している性質のひとつが、快楽フィードバックである。この実体に対するあらゆる刺激は性的快楽に変換され、連係している本人へ流れ込んでしまうのだ。その感度は微細な空気分子の衝突を感じ取ってしまうほど鋭敏で、こうしてただ空気中に漂っているだけでもまるで秘部を愛撫されているかのような快楽を生み出してしまう。

 言うなれば剥き出しの性感帯。魔装少女にとって、卵子顕現は弱点をさらけ出すに等しい行為。ニナは努めて平静を保とうとするも、表情は苦悩に歪み声が漏れ出てしまっていた。

 

『ではまず負荷テストレベル1を開始します。卵子連係を維持し続けてください』

 

 研究員の言葉とともに、床パネルの一部がスライドして1本のアームが現れる。アームの先端に装着されたシリコン製の義手は人間の手のように滑らかに稼働し、そのままニナの卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)に近づいてゆく。

 そして柔らかな義手が球の表面に触れた瞬間、ニナは全身をビクンと震わせて仰け反った。

 

「んぅぅううッッ!?!」

 

 そのまま義手が表面を緩やかに撫で始めると、見かけの刺激からは想像もつかないほどの凶悪な快感信号が身体の奥底に流れ込む。例えるならそれは、発情しきった膣奥を連続で突かれる感覚に近しい。

 たまらず歯を食いしばって悶えるニナは集中力が削がれ、卵子連係が不安定になり始める。

 

「くひゅぅっ!ん……ぉ゛ぁ!んくぅぅう……!」

『連係率が96.7%に低下。安定を維持してください』

「この……わかって、んひゃぁう!?くぅぅう゛っっ!」

 

 連係率、つまり卵子からの魔力出力が落ち始めたことを研究員がアナウンスする。それを聞いたニナは強気に反論しようとするも、続く言葉は快楽に流されて喘ぎ声に変わった。

 自らの痴態を観察されているニナにとっては屈辱的だが、それでも真剣に連係率を維持しようと踏ん張り続ける。

 

「ふぅうぅッ!くぅうう゛っっ……オ゛っ!?、お゛く、にぃぃ……ッ!」

『連係率が91.4%に低下。安定を維持してください』

 

 表面を撫で回していた義手が動きを変え、ズプリと内側へ沈み込んでゆく。途端に快楽のレベルが跳ね上がり、ニナはたまらず前かがみになってしまう。ここまで来ると、通常の肉体では味わえない領域の快楽となる。性交はおろか自慰すらまともにしたことがなかったニナにとって、この快楽はあまりにも過酷だった。

 

 そんなニナの様子など構うことなく、義手は中心へ向かって手を伸ばしてゆく。ゼリーのような材質の卵白部分を掻き分けるたびにニナはビクビクと身体を痙攣させ、たちまち股ぐらにシミが広がる。

 そして遂に中心部へと到達した義手は手を広げ、濃い桃色のコア──卵核を握りしめた。

 

「ぎっ゛!?!?────んぉ゛ぉ゛ぉお゛ぉおお゛おおオオ゛!!?゛!?゛!?!」

 

 その瞬間、ニナは全身を仰け反らせて絶頂した。

 瞳は裏返って半分白目を剥き、股ぐらから噴き出した透明な液体が床を濡らす。卵核から伝達される快楽は卵白の実に数十倍にも及び、それはもはや比較できるものではない。

 

「ふぎゅっ、んうぁあああッ!!ぐぎぃぃぃいぃ……ッッ!!!」

『連係率が65.1%に低下。安定を維持してください』

 

 テストは淡々と継続される。卵核を手にした義手は徐々に力を加え、ゴム毬のような弾力を示すそれを揉みしだく。

 特大級の絶頂を1秒毎に送られてくるこの状況、他の魔装少女は大半がこの時点で連係を解除してしまうところだが、ニナは必死に卵子連係が途切れないよう集中し続ける。

 

『連係率が71.1%に上昇。良い調子です』

「あ゛ッ……たり、まぇよッ……ォ゛!!」

 

 ニナの驚異的な精神力により、右肩下がりだった連係率がついに回復を見せる。これまで実施してきた同様のテストでは下がるばかりであったため、これは確かな成長であった。

 

「ィ゛う、ぐぅぅううぅう……ッッ!!」

 

 義手の力は更に強まってゆく。まるで心臓を握りつぶされるかのような圧迫感とともに襲い来る快感は増し続け、絶頂が加速する。両足の痙攣が制御できなくなり、もう自分の足だけでは立ち続けることが困難になったニナは、杖に抱きつくようにしがみついてなんとか踏ん張っている。このテストの要件として立っている必要はないのだが、ニナは意地でも足を折りたくなかった。

 

『連係率が63.8%に低下。安定を維持してください』

「わぅ、かっ……へォ゛ッッ!!!ィグッッ!んぁああッッ!!!」

 

 しかしその気力も長くは続かない。

 握力が増して食い込む義手の指によって歪に変形する卵核は悲鳴を上げ、ニナも潮を噴いて体勢が崩れてゆく。もう誰が見ても限界であることは明らかだった。

 

 そして、いよいよ床に膝をつこうとしたとき。

 プチュン、と音を立てて卵核が潰れた。

 

「ォ゛ぁっ────」

 

 瞬間、膨大な快楽がニナを襲った。

 

「アァあぁっぁああアア゛アァ゛アァ゛ァああぁ゛あァ゛ア゛ぁァァ゛アァ゛ァアア゛ああ゛ぁあァ゛アア゛アッッ゛ッ!!?゛!!?!!゛!!?」

 

 その快楽は数値にして絶頂12万回分、桁違いどころの話ではない。先程まで卵核を弄ばれていたときのそれとは比べるのも馬鹿らしいほどだ。

 一瞬ですら耐えられるわけもなく、支えとしていた杖を放り投げて床の上でのたうち回るニナ。破裂した水道管のような勢いで潮を撒き散らす様はさながらスプリンクラーのようで、その快楽がいかに凄まじいかを物語っている。

 

「があぁあ゛ぁあ゛ぅッ゛ッ?!お゛っっ!!おごッ゛ッ!オ゛ッ?!イグぅぅ゛ぐぅう゛ぅう゛ぅぅくい゛ぅウグぅぅ゛うぅ゛ううう゛ッッ゛ッッ!!?!!!?!!」

 

 絶頂は終わらない。流れ込んだ快感の量がニナの処理能力を遥かに超越し、脳内を飽和しているからだ。

 本人からすれば、知覚できる限界の快楽が永遠に続くようなもの。並大抵の精神力ではすぐに壊れてしまうだろう。

 

卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)の崩壊を確認。最終連係率は37.9%』

 

 ニナが破滅的な快楽に喘ぐ横で、研究員は淡々と実験結果を集計している。

 卵核を握りつぶされた直後は形を維持していた卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)も、ニナとの連係が切れてからは徐々に輪郭をぼやけさせ、やがてはただの魔力となって霧散した。これによって魔力を喪失した卵子はしばらく非活性状態となり、数日間は連係が不可能となるのだ。

 

 そうして卵子崩壊から5分後、ニナの絶頂が収まった。

 

「ォ゛ッ────こヒュッ──ぉぁ゛っ……ぉェっ──……」

『卵核耐圧:42.7kg。総絶頂回数:126,734回。第一テストケースを終了します』

 

 かろうじて意識を繋ぎ止めたニナは、自身の潮でできた水たまりの中で呆然としていた。立ち上がるどころか指先ひとつすら動かすことができず、もしここが戦場だったならば確実に命はない。

 たったひとつの卵子を砕かれただけでこの惨状である。魔装少女という存在のなんと脆いことか。超人的な力の代償だとしてもあまりにも重いこの性質は、侵略者に対抗していく上で致命的すぎた。

 

(せん、ぱい……)

 

 壮絶な絶頂の余韻で脳がぼんやりとする中、ニナは敬愛してやまない先輩の姿を思い出す。

 いまだ鮮烈な記憶として脳裏に残る、エージェント・ハルナの最後。おびただしい数の卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を抜き取られながらも、自身を逃がすために侵略者に立ち向かったのだ。

 数々の実験を経て卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)の性質を身に沁みて理解した今だからこそ、あの時のエイナの凄まじさが理解できる。100万の卵子を無防備に晒されて立っているのもやっとの状態だったはずなのに、冷静に連係魔力を練り上げ、高度な転移魔術を発動させた。今のニナにそれができたかと問われれば、首を横に振るしかないだろう。

 

(わたしの、せいで……!)

 

 思い返すたびに、当時の自身の浅はかさが死ぬほどに恨めしい。

 まだ敗北を知らず天狗になっていたあの時のニナは、打ち倒されたハルナを見て何も考えずに突撃した。有象無象の侵略者のくせに大切なハルナ先輩に群がるな、と。ハルナを敬うならばこそ、冷静になるべきだった。人類最強が負けるような相手など、警戒してもし足りないだろうに。

 その結果ニナはあっさりとエリート個体に敗北し、ハルナ一人なら自身の転移魔術で離脱できたかもしれなかったところを、ニナのために使わせてしまった。

 

 あの時の後悔と絶望は未だに夢に見る。

 ボロボロのエイナに何度手を伸ばしても、後少しのところで見知った基地の景色に切り替わる。そのたびに無力感に苛まれ、自身の愚かさを呪うのだ。

 

(かならず……助けます……!)

 

 だからこそニナは今、命がけで力をつけようとしていた。

 研究には惜しまずその身を提供し、実験のない時間は自己鍛錬に明け暮れ、最前線での戦闘ではその成果を遺憾無く発揮する日々。憧れの背中にいつかたどり着き、もう一度会うまで、エイナの心は燃え続ける。

 

 『次のテストケースを開始します。エージェント・ニナ。新たな卵子で連係と顕現を実施してください』

「……は、ぃ…………!」

 

 故に、ニナに休みはない。

 人類が新たな活路を見出すまで、エイナを助け出すまで、ニナはその身を捧げ続けるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────ロストゾーン:座標不明────

 

 侵略者によって奪われた、かつて栄えていたどこかの都市。そこは今や荒廃し、あらゆる建物は崩れ、敗者たる人の営みなどとうに失われて久しい。

 しかし一方で、勝者である侵略者の姿も見えない。闘争の果に勝ち取った土地だというのに、むざむざ放り捨てて侵略を繰り返しているのか。

 

 否。彼らの繁栄は日の下ではなく、地の底で行われているのだ。

 

 

「────ぉ……んぉ、ぉ゛……ぁ」

 

 薄暗くじっとりとした空間の中で、一人の少女が胡乱げな声を発している。ぐったりとしたその身体は一切の衣類を身に着けず、瑞々しい柔肌を露出させている。ただし見えるのは胴体と頭部のみで、四肢のほとんどは肉肉しく脈動する壁に飲み込まれている。

 加えて、豊満な2つの乳房にはそれぞれ触手が吸い付いており、それらは両脇に据えられたガラス質のタンクにつながっている。タンク内には彼女から搾り取ったであろう数十リットルのミルクが蓄えられている。

 そして何より奇妙なのが、下腹部の両側から突き出たピンポン玉サイズの突起である。普通の女性には見られないそれの正体は、卵巣。侵略者に改造されたことで異常に肥大、勃起してしまっているのだ。

 

 彼女の名はアキ。数カ月前に侵略者に囚われ、食料として改造された哀れな魔装少女の末路である。今はこの土臭い洞穴の中で、日々侵略者たちのエサとなっていた。

 

『ゲギャッ』

「ッ!?……ぅ、ぁ……!」

 

 そこへ、腹をすかせた1体の侵略者がやってきた。トカゲのような頭部に甲殻で包まれた人型の胴体、爬虫類と昆虫類をかけ合わせた外観のそれは、よだれを垂らしながらアキへと近寄っていく。

 その姿を視界に捉えた途端、アキは意識をはっきりとさせカタカタと震え始める。これから行われる()()への恐怖と興奮が、アキの身体を支配していた。

 

『グガァ』

 

 目の前に立った侵略者は迷わずアキの下腹部へ両手を伸ばす。手足を動かすことができないアキが見つめる中、侵略者の指先は容赦なく卵巣突起を2つ同時につまみ上げた。

 瞬間、アキに爆発的な快感が流れ込んだ。

 

「んほぉお゛ぉお゛ぉおぉ゛お゛ぉお゛おぉお゛ッッ♡゛ッ♡!!?!らんしょぉ゛ほぉおぉ゛お゛ぉお♡ぉ゛おお゛♡おぉ゛お♡ッッッ♡♡ッ゛!!゛!!」

 

 野太いメスの咆哮を響かせながら、アキは舌を突き出して仰け反らせる。その快感は容易く理性を弾け飛ばし、一瞬にして堕ちたメスへと変化させる。

 それもそのはず、侵略者たちによって度重なる改造を施されたこの卵巣突起は、魔装少女の身体の中では最も致命的な弱点になっているのだ。後天的に付与されたクリトリス10個分相当の性感神経は暴力的な快楽を生み出し、ただ触れただけで当人を絶頂の渦へ叩き落とす。

 加えて強制的にすべての卵子が連係状態となってしまっており、卵子との感覚共有は常時アクティブである。ひとたび卵巣を揉まれれば、自身が持つ数十万の卵子を同時に弄ばれる快感に襲われるのだ。

 

「んぉ゛オッ♡!!?ら、りゃん゛し♡でりゅ゛ッ?!ぉごッッ゛♡んほぉぉお♡ぉおぉお♡オオォ♡ォッッッ♡!!?♡!?!?!」

 

 卵巣を刺激されてから、アキの身体に急激な変化が訪れる。まるで臨月の妊婦かのように腹部が急激に膨らんだのだ。

 その正体はなんと、子宮内に顕現した卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)である。アキの卵巣はただ感じるだけでなく、ある程度の刺激を受けると勝手に卵子を顕現してしまうように改造されているのだ。

 卵子連系どころか卵子顕現の制御すら奪われたアキは、いうなれば侵略者たちの給餌器なのだ。

 

「イグッ♡イグイグぅ゛ぅう♡!!お゛ッぉおっきぃぃいいッッ♡♡!!イ゛グゥッッ♡イ゛グイグ♡イクイ゛クっぅ゛ぅ♡うぅ゛うッ♡ッッ♡!!!!!」

 

 顕現に伴って産気づいた身体が、卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を産道に押しやっていく。そうなると感覚共有されているそれを自らの膣で締め付けることになり、強烈な快感フィードバックを受けるアキの絶頂は加速する。

 

「もぉ゛でりゅッ♡♡!!う゛まれりゅ゛ぅぅぅ゛う♡うッ♡♡゛ッッ!!?!」

 

 やがて陰唇を押し広げながら顔を出した、鮮やかな桃色の球体。最後のひと押しとばかりにアキが力むと、それはボロンと吐き出されて床に転がった。

 

「はひゅーーーッ♡!!おひゅぅうーーーッッ♡♡!!ぉふぅぅーーーっ♡♡!」

 

 自らの卵子を出産して体力を消耗したアキは、荒い呼吸をしながら絶頂の余韻に浸っている。まるで大仕事が一段落したかのように疲れ果てているが、残念ながらこれはただの準備。捕食者たる侵略者の前に、食事を配膳したに過ぎないのだ。

 

『ゲギャギャッ』

「ぁ……んぉほッ♡!?」

 

 足元に転がり落ちた直径20cmほどの卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)。侵略者は鉤爪のついた手で無造作に掴み上げると、そのまま大きく口を開けてかぶりついた。

 

 ガブリッ、グチャッグチュッ

「あぎゃぁア゛ァぁあ゛あぁ゛ぁぁあ゛あぁああ゛ァァ゛アア゛ァァア♡゛ァァ♡ァぁぁぁ♡♡ぁアアぁ♡ッッ♡゛ッッ♡゛ッ!゛!♡?!!?!?!」

 

 ひと口で半分以上をかじり取られた卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)が、侵略者の口内で無惨に咀嚼される。ゼリー質の卵白と弾力のある卵核が細かく砕かれて混ざり合い、芳醇な魔力が口の中に広がってゆく。侵略者はいたく気に入った様子で喉を鳴らし、残りの半分もまとめて口に入れた。

 

「イグぅぅう゛ぅうぅ♡ぁぁアァぁ♡あぁ゛ああ゛♡♡イグのぉ゛おぉお゛ぉ♡ぉお゛ぉ♡おぉ♡♡゛おお゛おおお♡゛ぉおッ♡ッッツ♡ッ゛!!♡゛?!?!?!」

 

 一方のアキはこの世の終わりのような絶叫を上げて潮をぶちまけている。連係したままの卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を食べられるということは、まさに生きたまま貪られることに近しい感覚。侵略者に噛み砕かれ、胃酸に溶かされ吸収されるまでのすべての過程が快感に変換されて伝わるのだ。

 

『グェプ……グガァ』

「ッッ!?!?まっっひえッ♡?!い゛まはりゃめ──おごおぉぉ゛おぉおぉ゛おぉ゛゛ッッ♡゛♡!!?!?!」

 

 たったふた口で平らげた侵略者はまだまだ満たされず、即座に次の卵子を求めてアキの卵巣をつねった。

 未だひとつ目が消化されている感覚が続くアキからすれば堪ったものではないが、無慈悲にも改造された卵巣は新たな卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を顕現させる。再びの圧迫感に身体が悲鳴を上げ、継続する絶頂と相まって力む余裕がない。

 

『グガガ……ガァ!』

「あぎぃッッ♡!?んごォおぉぉオォぉお゛ぉオ♡ッ♡ッ゛ッ゛!?!!うでぇッ゛ッ♡おぐに゛ィィい゛ぃイィ゛いぃ゛いッ゛ッッッ!!?!?!!」

 

 そんなアキに変わって、待ち切れない侵略者が直接腕を膣に突っ込んできた。子宮口を無理やりこじ開けて出来立ての卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を鷲掴むと、驚愕と快感でパニックになったアキの様子などお構い無しに一気に引き抜いた。

 

「んアァ゛ぁア゛ァぁ゛♡ぁあ゛♡イグゥゥ゛ゥゥ゛ゥ゛ゥゥ♡ウ゛♡ウウ゛ッツ゛ツッッッ♡ッ゛♡!!♡゛!?♡!゛?!」

 

 盛大な潮とともに掴み取った、2つ目の果実。ますます腹が空いてきた侵略者は大きく口をあけ、それを丸ごと放り込んだ。

 

『グァー……ガゥ!』

 ガブグチュゥ!

「イギャァあっぁ゛アァ゛あ゛ぁ♡ぁぁ゛ああアァ゛ぁ゛あ♡ぁあ゛あぁ♡ぁ゛あ♡ッ゛ッッ゛ッツツ゛ッ!゛!♡!?♡♡゛!?♡!゛?!!!!」

 

 贅沢にも一口で咥え込んだあと、数度の咀嚼であっさりと飲み込んでしまう。飢えた侵略者にとっては口など食物摂取の通過点でしかなく、胃を満足させることが第一。アキが必死に生み出した2つの卵子は、ものの数分で侵略者の胃袋に収まってしまった。

 

「ギャガガァ……」

 

 しかし、まだ足りない。この程度では侵略者の腹は到底満たされず、あと30個程度は軽く平らげてしまうだろう。

 

 このままアキは食料として蹂躙され続け、そしてすぐに別の個体が食事へとやってくる。これがアキの、ひいてはエサとして捕獲されている魔装少女たちの日常。毎日繰り返してきた、エサとしての役目。一日に何千個、何万個の卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)を喰われたとしても、ほんの数日で回復してしまう以上、彼女たちに休みはなかった。

 

 ただ、それも今日までなのかもしれない。

 なぜなら──

 

『野郎どもォ!!飯の時間だァーーッ!!』

 

 最上級のエサが手に入ったからである。

 

 

 

 

 

 

「グガガァ……集まってきたか」

 

 侵略者たちが都市廃墟の下を掘り進んで築き上げた、巨大なアリの巣状の住処。その最深部に設けられた大空洞には現在、ここに住む数万体の侵略者すべてが集っていた。

 そのどれもが腹をすかせており、食事の時間を今か今かと待ちわびている。先程アキの部屋でつまみ食いをしていた者も、号令を聞いて急いで駆けつけていた。

 

「腹が減ってきたぜェ、なァ()()()ちゃんよォ?」

「……ッ」

 

 大空洞の奥側にある、土で盛られたステージの上。そこにはあの人類最強の魔装少女エージェント・エイナと、彼女を下した隻腕のエリート侵略者の姿があった。

 

「グァガガ……近頃よォ、てめェにやられた腕が疼いて仕方ねェんだ。あん時はご丁寧に神経焼いてくれやがってよォ……ようやく再生してきてんだぜェ?」

「ふ、ん……いぃ、気味……よ、ぉ」

「いい気味なのはそっちだぜェ?てめェの卵子をたっぷり喰らって糧にしてやるんだからよォ」

「チッ……っぁ゛、く……」

 

 全裸のまま大の字で仰向けに拘束されているエイナに対し、エリートは右腕の断面を見せつけてからかった。一ヶ月前に目の前の少女によって切り落とされた右腕は徐々に肉が盛り上がってきており、侵略者の再生力をもってすれば数ヶ月ほどで完治するだろう。エイナの最後の抵抗も、ほとんど無駄に終わったようなものだ。

 

 エイナは不愉快そうに顔をしかめ、何かに耐えるように瞳を閉じた。よく見れば身体は小刻みに震えており、まるで怒りを溜め込んでいるようにも見える。

 そこまでエリートの発言が気に障ったのか。

 

 否、実のところそんなことは全くの無関係。

 エイナは今、何もしていないというのに絶頂を繰り返しているのだ。

 

「ふ……く……んぅっ……!」

 

 侵略者たちに捕まってからというもの、エイナは執拗に改造を施されていた。他の魔装少女であれば1日で終わるところだが、エイナは3週間以上、24時間1秒も休むことなく卵巣を責め立てられ、改造を重ねてきた。それには単なる食料化改造だけでなく腕を切り落とされたエリートの腹いせも含まれており、桁違いの苦痛と快楽を与えられるよう過剰な感度へと引き上げられてしまっている。

 卵巣に植え付けられた快感神経は実にクリトリス1000個分。あまりの密度に神経同士が圧迫され、触れずとも常に1000個のクリトリスをつままれているような快感が発生し続ける。結果としてアキと同様、いやそれ以上に肥大したエイナの卵巣は、当然のように下腹部で勃起していた。

 それだけではない──

 

「グガガッ!オレが直々に改造してやった卵巣はたまらンだろゥ?グガガガッ」

「こ、のっ…………きっ──あぁあ゛ぁあ゛あぁ゛ぁ゛あぁぁ゛ぁ゛ああぁッ゛ぁあ゛ああぁ゛ぁあ゛あッ゛ッッッ!゛!?゛!?!!」

「オイオイまだ歯向かう気かァ?懲りねェなァガガガッ!」

 

 子宮内部にはエリートが支配する触手が寄生しており、少しでも卵子から魔力を引き出そうとすればたちまち卵管を通って卵巣を刺激してくるのだ。これのせいでエイナはまともに術を行使することすらできず、日に日に反抗精神は削がれてきていた。

 もし仮にエイナがここから脱出できたとしても、もはや戦うどころか日常生活を送ることすら叶わないだろう。

 

「グガガガッ。さァて、いよいよ待ちに待った日だ。たっぷりもてなしてくれよォ?」

「……ん、ぉ…………クソっ……」

 

 前置きはここまで。いよいよ食事会が始まる。

 長らく改造と調教の日々を過ごしていたエイナは今日、ついに食料としてデビューする。仰向けのまま頭を上げて見てみれば、視界の端から端までを埋め尽くす数万体の侵略者。そのすべてがこれから自らを貪りにくるという事実に心が壊れそうになるが、エイナは精一杯の強がりとして悪態をついた。

 

「まずは左側だァ」

 

 そんなエイナを尻目にエリートは左腕を伸ばし、ギンギンに勃起して主張する卵巣突起の片方に手を添わせる。突けば割れてしまいそうなほど繊細なそれを、エリートはなんの躊躇いもなく握り潰した。

 瞬間、エイナにおぞましい快楽が襲いかかった。

 

「イぎゃぁアァ゛ぁあ゛あァァァ゛ア゛アァ゛ァッアアァアァァあぁッ゛あぁ゛ぁぁ゛ああァァ゛ぁぁ゛ァあ゛ァッアッ゛ッァ゛ァアァアぁッァ゛ァアぁぁ゛ぁ゛ああ゛ぁあ゛あッッツッツツ!!!??!!!?」

 

 クリトリスの1000倍の快楽神経と50万個の連係卵子がまとめて押し潰され、一瞬にして数十万の絶頂が叩き込まれる。腰は爆発したかのように跳ね上がり、噴き出した潮は10m以上にも昇る。断末魔の如き叫び声は地下全体に響き渡り、否応なしに食事会の開始を知らせることとなった。

 

「ォ゛ッ──おごオォ゛ぉオ゛ォオ゛ォお゛おぉお゛ぉお゛お゛ぉおっ゛ッッッ!゛!?!゛!おご゛お゛おぉオ゛ォっぇ゛ぇエ゛エっ゛ぇぇえ゛おお゛オオ゛ォォッッ゛ツツ゛ツ゛ツッツッ!!゛?!゛?!?!!」

 

 次々に卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)が子宮内に顕現し、エイナの腹部はありえない勢いでボコボコと膨らんでいく。侵略者の改造によって異常な伸縮性を獲得した肉体は、成人男性3人程度を収容できるほどに拡張可能なのだ。

 しかしエイナの卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)は特大級で直径1mを超えており、ひとつを顕現させるのが限界のはず。そこへ無理やり何個も顕現させているせいで卵子が圧縮して、それぞれに凄まじいストレスが掛かってしまっていた。それによる快楽フィードバックは尋常ではなく、エイナの絶頂はとどまるところを知らない。

 

「も゛おぉ゛ぉオォオ゛ォムリぃぃ゛ぃイ゛ぃイぃぃ゛ぃイ゛ぃいいぃイ゛ぁぁあ゛ぁぁア゛ァぁ゛ぁぁ゛っぁ゛ぁああ゛あッ゛ッツツ゛ツッッ!!゛!?!!゛?!?!」

 

 30個程が子宮内に顕現したあたりでついに圧力に耐えられなくなり、ひとつの卵子の概念体(アストラル・オーヴァム)が子宮口をこじ開けた。

 その瞬間、ギチギチに詰められた卵子が一斉に解放された。

 

 ボコボコボコボコォッッ!

「でりゅぅ゛ぅぅぅ゛うぅうぅぅぅぅ゛う゛ぅぅ゛ぅうぅう゛ぅ゛ぅぅうぅう゛うぁ゛うっッッツ゛ツツ゛ッ!!!゛!?!?!!」

 

 決壊したダムのように卵子が産道へ流れ込み、そのまま凄まじいスピードで膣から排出されていく。圧縮された卵子がその圧力をもって膣内を抉りながら進む様は、まるで弾丸がライフリングに食い込みながら加速するようである。その分膣内の負担も凄まじく、ついでとばかりに感度を改造された肉ヒダは極上の快楽をエイナに献上し続ける。

 

「グガガガッ!オラもっとペース上げろォ!」

「ん゛ハァあぁ゛アアあぁ゛ぁあぁっぁアァぁぁ゛ああ゛ぁぁ゛ぁヤ゛メぇぇ゛えっぇ゛ええエエ゛ぇぇ゛ぇ゛えぇっぇ゛ぇええッッツツッ゛ッッッ゛!!!?!?!」

 

 排出が始まったことを確認したエリートが、更にスピードを上げるべく卵巣を握る力を強めると、途端に卵子の顕現速度が上昇して排出ペースも跳ね上がる。

 膣から飛び出した卵子は圧力から解放されたことですぐさま元の大きさを取り戻し、広場は瞬く間に直径1m超えの球体で埋め尽くされ、侵略者たちが端に追いやられていく。

 

「野郎どもォ!さっさと喰らい尽くせェ!でなきゃメシで埋まっちまうぞッ!グガガガガッッ!」

 

 その光景を見てエリートが愉快そうに号令を飛ばすと、数万の捕食者たちが動き出した。

 

「「「「ゲギャッ」」」」

「「「「「「グギャギャァ!」」」」」」

 ガギュッグリュブチィッガブシャァグチャギュチャッ──

 

 何百個もゴロゴロと転がってくるご馳走へ我先にと群がっていき、一斉に牙を突き立て、貪り始める。たちまちエイナの卵子たちは無惨に引き裂かれ、核は砕け、次々に胃袋へ収まっていく。

 その結果どうなるかなど、語るまでもない。

 

「ぎゃあ゛あぁ゛アアあ゛あぁあ゛ぁア゛ア゛あぁぁ゛ぁあ゛あ゛ああぁ゛アァ゛ぁっ゛ぁあ゛ああ゛イグぅ゛ぅう゛ぅぅ゛ぅう゛ぅうぁ゛あぁアイ゛ク゛ィ゛く゛ぐう゛ぅぅ゛うぅご゛がおごがが゛あがあ゛あぁ゛あ゛ああ゛あお゛おぉオ゛ォお゛へぇ゛エエぇ゛ぇえ゛ぇ゛エエえぇ゛え゛ぇあ゛あぁぁ゛あ゛おおごお゛お゛おおお゛おッ゛ッ゛ツツ゛ッツ゛ッッ゛ツッ゛ッツ!!゛!?゛!!゛?!!?!!」

「グガガガァ!イイ声で鳴くじゃねェか!そゥらもっと産めッ!もっと喚けェ!グガガガガガァッ!!」

 

 獣よりも酷い声で泣き叫ぶ姿には恐怖すら覚えるほど。瞳は完全に裏返り、全身の骨が軋むほど身体を暴れさせる姿は見るものに死を想起させる。エリートはその姿がたまらないようで、更に苛烈に責め立てている。

 

 もし今エイナにバイタルチップが装着されていた場合、その絶頂カウンターは1秒間に数十億回という狂ったスピードで上昇していたことだろう。常人どころか、他の魔装少女であっても数秒と保たずに息絶えること間違いないこの絶頂行軍も、エイナであれば耐えられてしまう。

 正確には、エリートによって施されたプロテクトの効果だ。元々の魔装少女としての頑丈さに加えてプロテクトによって精神を強制的に固定されてしまったエイナは、どのような快楽を受けても壊れることがなく、どれだけの快楽であっても受けた瞬間に処理できるようになっている。そのせいで気絶することすらできず、エイナは絶頂が終わるまで一つひとつはっきりと知覚させられてしまうのだ。

 

「ごろ゛し゛てエエえ゛ぇぇぇ゛えぇ゛えぇぇッ゛えっ゛ぇぇ゛ぇ゛!!!!!んほオォ゛ォォ゛ォォォォ゛ォォお゛おい゛ぐぐイギグウウ゛ぅぅ゛う゛ぅう゛ぅウ゛ウぁ゛ぁ゛あぁぁッッツ!!!?!!ごろ゛し゛て゛っっぇ゛ぇえ゛゛ぇぇぇ゛ぇぇぇッッツツツッ!!!?!゛!!゛?!!!!?」

「グァガガッ!お断りだぜェ。てめェは一生オレ達のエサを生み続けるンだからなァ!ガガガッ!」

 

 ついには死を懇願しだすが、受け入れられるわけもない。たとえどれだけエイナが反抗しようとしても、こんなにも都合のいい食料を侵略者たちがみすみす手放すわけもなかった。

 

「どォれ、オレも頂くとするぜェ」

 

 そろそろ自身も食べたくなったエリートは、一度卵巣から手を離す。そして足元に転がってきた卵子に腕を突っ込むと、そのまま卵核を鷲掴みにして引きずり出した。

 エリートの手の中で微かに脈動する、桃色に輝く球体。彼はそれを感慨深げに眺めたあと、一口で頬張った。

 

「ぎッッ゛ッッがはッッツ゛んぁ゛ああ゛あああぁ゛アアあ゛ぁア゛アあぁぁ゛ああっ゛ぁあッ゛ッッ゛ツッツ!゛!!!!」

「あ゛ァ~うめェ。まったく贅沢なもンだぜェ。グガガガァ!」

 

 卵核を失った卵子は形を維持できなくなり、魔力となって霧散した。これでは卵白分の魔力を摂取できず、みすみす捨ててしまったことになる。卵白の融合圧縮すらせず純粋な卵核だけを食べるというのはエリートの発言通り贅沢であり、そんなことをしても問題ないほどにエイナの卵子は質も量も規格外なのだ。

 

「さァて、やっぱりこのやり方じゃァ時間が掛かって仕方ねェな。まァ、面白ェもんは見れたから後は楽させてもらうぜェ」

 

 再び卵巣を握って産卵を再開させたものの、いかんせんエイナの卵子は100万個以上もあるのだ。1秒間に30個近いペース自体は凄まじいが、そもそも産卵という形式そのものの効率が悪かった。

 エリートはエイナの下腹部に手を当てると、残りの107万と数千個の卵子をこの大空洞内に顕現させた。

 

 ヴォンッ

 

「ぇ────ァ゛────ッッッッ゛ッ゛!!゛?!゛?!?!」

 

「グァーーーガガガガッッ!!壮観だなァおいッッ!!野郎どもォッ!喰って喰って喰いまくれやァッッ!!!」

「「「「「「ゲギャギャアッ」」」」」」

 

 絶頂に苛まれる中見えたその光景に、エイナは目を見開いた。

 忘れるはずがない、あの地獄。心の底から死を願った永遠の悪夢。

 

 それが再びやってきたのだ。

 

「ご苦労さン。あとはそこで寝てなァ。グガガガガッ!!」

 

 エイナに用がなくなったエリートは、極上の飯が降り注ぐ広場へ歩いていった。

 

 これまでの絶頂が億の世界なら、これからエイナが経験するのは兆の世界。

 もし寝ているだけで終わるのなら、どれほど幸せだっただろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛ァ~喰った喰ったァ!よゥ生きてるかァ?ご馳走さンだぜェ!」

 

 1時間後。100万の卵子は跡形も残さず食べ尽くされた。

 腹を満たした侵略者たちは各々の寝床へと帰っていき、あとに残ったのは大層上機嫌なエリートと、イキ果てた肉人形(エイナ)だけだった。

 

「────ッ……ァ…………ぅ゛…………ッ……」

「フン、とんでもねェ頑丈さだ。オレたちとしちゃァ助かるがなァ」

 

 虚ろな瞳には何も映さず、潰れた喉からは声にならない掠れた音がこぼれるだけ。

 エイナを拘束していた極厚の金属具はガタガタに歪み、あと少しで壊れていただろう。

 

 総絶頂回数は16,343,642,730,119回。エリートから見ても生きているのが不思議なくらいだ。

 

「グガガガ……起きな」

「…………っぁ、ぎッ!?!んぁ゛あ────ぁ゛あッ──ッッッ!!?!?」

 

 地獄を渡りきったばかりのエイナに対しても、エリートは容赦をしない。子宮内に寄生した触手へ命令し、卵巣を細い触手で締め付けたのだ。

 たまらずエイナはビクンと痙攣し、掠れた声で喘いだ。

 

「てめェを休ませるつもりはねェ。その空っぽになった卵巣に明日の分を蓄えて貰わにゃならねェからなァ」

「……ッ!?!?ぁ、あ……し、た……ッ!?」

「なンだ?これっきりだって思ってたのかァ?グァガガッガ!!残念だが明日も明後日もその次もだ!!今日からてめェは毎日オレたちの晩飯担当なんだぜェ!!」

「そ────ん、……な………………」

 

 絶望。エイナの表情はそれしかなかった。

 

「グガガッ、でてこい」

 

 エリートが何処かに声を掛けると、エイナの台を囲むように無数の触手が地面から飛び出してきた。それぞれの先端はどれも変わった形状をしており、ただの責めではなさそうだった。

 

「オレたちの医療用触手をベースに、てめェに合わせてカスタマイズした専用触手だ。一日かけりゃァ全身のダメージと魔力を回復してくれるぜェ」

「ぃ……ぃや────んはぁあぁあッッ!!!?」

 

 説明が終わると同時に、触手たちは一斉にエイナへ取り付いていく。

 まず細長い触手が拘束具を丁寧に外し、四肢が自由になったところを、4つの丸太サイズ触手が大口を開けて手足を根本まで飲み込んだ。中では無数のヒダが蠢いて皮脂を舐め取り、代わりに栄養剤と媚薬がブレンドされた体液が分泌され、塗り込まれていく。

 続いて複雑な形状をしたゴーヤのような触手が腟内に入り込んだ。激しい産卵で消耗した膣壁を癒やすように緩やかに動き、同じく媚薬入り栄養剤を分泌して塗り込んでいく。先端からはチューブ状の触手が伸びて子宮内に侵入し、特濃の媚薬入り栄養剤を満たしていく。

 

「ぉ゛ッ、ぉほぉおっ?!んぉおぉぉぉおおっっ…むぐぅぅうぅうッッ!!!?」

 

 表面が滑らかな触手がエイナの口と尻穴から同時に侵入し、媚薬入り栄養を上から下までたっぷり注入する。たちまち喉は潤いを取り戻し、またいつでも絶叫を響かせられるようになる。

 胴体の至る所にも次々と平らな触手が張り付いていく。絨毯のような無数の柔らかいヒダが媚薬入り栄養を分泌しながら、首筋、肩、胸、脇、乳首、背中、へそ、股、尻、クリトリスと、肌が見えなくなるまで覆いかぶさってマッサージする。

 そして最後。今回最も激しいダメージを受けて魔力を完全に喪失した卵巣突起へ、ちょうど収まるサイズのカップがついた触手が吸い付くと、内側から無数の針を突出させて卵巣へ突き刺した。

 

「ングっっぅぅ゛ぅうぅ゛ぅぅ゛うぅぅうう゛ッッッツ!!!?!」

 

 衝撃で特大の絶頂を迎えたものの、そこに痛みはなく、あるのは腰が砕けるような快感である。蚊の針のように細い触手のそれは的確に痛覚神経を避け、卵巣の内側へ達していた。そこから注入される最高濃度の媚薬入り栄養剤は疲れ切った卵巣を癒やし、ついでに感度を高めていく。

 

「んぐぉぉおっ、むぐぉ~~っ!ほぉ゛ぉおぉぉおっっっ!!」

 

 触手による全身への責め、もとい治療が始まってから、エイナは瞳をとろんとさせて快楽に揉まれていた。

 快感自体は十二分に凄まじいはずなのだが、先程までの暴力的な快楽から一転、あくまでもエイナをいたわるような優しい責めによる快楽が与えられることで、エイナは苦しさの中に確かな心地よさを感じ始めていた。

 そしてついに、エイナの中のメスが目覚め始める。

 

「んぉ、ほぉぉお……♡…………ッッ!!?」

(いま、私は何を……っ!?)

 

 エイナはハッとして目を見開く。

 一瞬でも快楽を肯定した自分が信じられなかったのだ。

 

「グガガガ……イイんだぜェ?そのまま受け入れちまえよォ」

「んぐっ!?むぐぅぅぅうッッ……!!」

(そんなわけ、ない……気持ちよくなんて、ない……!!)

 

 その様子に目ざとく反応したエリートはエイナをからかってみせる。

 あいにく触手に口を塞がれたエイナは反論したくてもできないが、精一杯の反抗心でエリートを睨みつける。

 

「なにも悪いことじゃねェ。つまらんプライドで快楽に抗ったところで逃げられやしねェ。むしろつれェばっかだろうがよォ?他の連中も最初はてめェみたいに強情だったが、今じゃどいつも幸せそうにイキまくってンだぜェ」

「ぐ……んむぅ……っ!」

「オレたちがメシの対価にてめェらに与えてんのは痛みじゃねェ、快楽だ。てめェらの言葉で言うならWin-Winってやつじゃねェのかァ?」

「んぉおっ……んぐぉッ……!!」

「まァ、エサの都合なんてどうでもイイがな。せいぜいブッ壊れる前に堕ちてくれよなァ」

 

 喋れないエイナを前にひとしきり話したエリートは、最後に触手の拘束に問題がないことを確認し、踵を返して立ち去っていった。

 

 一人残されたエイナは、このまま明日の食事までずっと触手に責め続けられるのだ。

 

「ん、ぐぅ……むんっ……!」

(絶対に堕ちるもんか……!快楽なんかに、私は負けない……!)

 

 女として、人類最強としてのプライドで固く誓うエイナ。

 兆を超える絶頂を2度も耐え抜いたその精神力は本物だが、果たして彼女の明日は。

 

 

(ぜったいに、まけない……)

 

 

(堕ちて、なんか……)

 

 

 

 

 

(ぜったい、に……──)

 

 

 

 

 

 

 

 

(────っ♡──)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




メインの方も頑張ります……
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