時系列前後しますが、まだえっちしていない二人です。
将軍の設定は某戦車映画ベースなので終始ふんわりしてます。ファンタジーです。
<注意が必要な描写>
・嘔吐
・希死念慮
・某将軍が攻です お察しください
「落ち着いたか、クラリッサ」
よりによって閣下との食事の席で嘔吐してしまった私は、しばらく呆然としていて動けなかった。咄嗟に口を手で覆ったが間に合わなかった。自分の服のみならずテーブルクロスや絨毯までをも吐瀉物塗れにして、めちゃくちゃにしてしまった。
怖ろしくて顔が上げられなかった。譫言のように謝罪の言葉を繰り返しながら、私は烈しい叱責を覚悟した。けれども齎されたものは私を案じる閣下のお言葉と、彼の副官による介抱であった。
閣下はすぐに、副官に湯浴みの支度を命じられた。上官の部屋で粗相をした上に余計な手間を掛けさせている。せめて始末くらいは自分でしなければと席を立とうとした私は、肩に乗せられた閣下の手にやんわりと押し留められた。
浴室を暖めバスタブを湯で満たす合間に、部屋中の窓を開け机や床をてきぱきと掃除する副官の姿をぼんやりと目で追いつつ、私はソファに座っていた。閣下は私をお叱りにならなかった。それどころか隣に座って優しく背中を摩りながら、声を掛け続けて下さった。惨めだった。喜べなかった。まだ子どもだからと甘やかされている気がした。叱ってくれた方がずっと良かったのに。
「お前……もしや、月の物か?」
悪心渦巻く下腹を押さえながらせめて理由を話しておこうと考えた私は、返答に困る質問をされてじっと押し黙った。
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陸魔女突発復帰の勢いで、500字くらいの文を引っ張り出してきました。
最低文字数足りないよ!と叱られたので、あとがきや次回のあらすじをここに書いておきます。
次は健全な話を投稿予定です。
次回予告:
オラーシャ陸戦ウィッチのニーカは、三年前の戦いで助けたカールスラント陸戦ウィッチのクラリッサに基地へ連行され、カールスラント軍の指揮下に入るように命じられる。それはカールスラント軍による〝魔女狩り〟であった。
心身に負った傷で廃人になっていたニーカだったが、応じなければ恋人のアーリャを殺すと脅されたため、仕方なく従うのだった。
基地で治癒魔法をかけられたとはいえまだ病み上がりのニーカは、ストライカーを履いて演習に参加することを強いられる。相手は同じオラーシャのウィッチで、こちらに敵意を抱いているようだった。ニーカの運命はいかに……
ここからしばらくニーカ×クラリッサの百合ターンになる予定です。百合えっちもあります。気長にお待ちください。