※この作品はR-18です。

夢の中で従妹にやられるお話(仮)   作:natsu0000

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「ユキオくんおはよう」

 

夕方出勤だが、おはようである。

職場あるあるだと誰かが言っていたが、そういうものらしい。

 

この店の看板娘のカワカミさんだ。

色白で身長170近くあるように見える。スタイルが良い。

確か年齢は20代後半だったか、30代前半だったか。

普段カウンター業務だけの人なので、あんまり関わる事もない。三年間ほとんど毎日顔を合わせているが、よく知らない。

 

この店のタイムカードが、二階の店長室の目の前にあるのは店長とカワカミさんが出来てるからだと遅番カウンターのスギヤマさんが言っていた。

でも、カワカミさんの彼氏ってよくこの店に来てるちょっとヤンチャな感じの人だって言ってたような言ってないような。

 

面の皮の厚い大人のドロドロとした恋愛事情は気にしたら負けである。

 

「おはようございます。」

 

タイムカードを押しに二階に上がると店長がいた。

 

店長は40代、真ん中分けのペタッとした髪型で色白で唇が分厚くて、背が低い。

やっぱりカワカミさんと出来ているっていうイメージは沸かない。

 

やはり気にしたら負けである。

 

「ユキオ君おはよう。このコ今日からだから、一通り教えてあげて」

 

「おはようございます。了解です。」

 

店長室の中から、小柄というか店長とあんまり変わらない身長のかわいらしい女の子がひょっこりと姿を現す。

 

「タ、タナカです。よろしくお願いします。」

 

「ユキオです。よろしく」

 

タナカさんは身長は150cmソコソコだろうか。ほっそりとしている。髪型はショートボブで、ぱっと見は二十歳くらいで色白のかわいらしい感じのコだ。とても声が小さい。パチンコ店でやっていけるのだろうか。

 

休憩室の使い方や、基本的な業務をざっと教える。

基本業務はそんなに難しい仕事もないので、そんなに時間はかからない。

 

タナカさんは見た目の割にあんまり自信の無い感じなのが少し違和感を感じた。

とりあえず基本的な業務をしてもらいイレギュラーが起きたりしたらすぐ声をかけてもらうようにした。

 

10時で上がりの時間である。

タナカさんが寄ってくる。

 

「お疲れ様です。今日はありがとうございました。」

 

「あ、タナカさん明日夕方から出勤?」

 

「明日も夕方です。」

 

「俺は明日からしばらく早番だから入れ違いだね。多分イワタさんかタニモトさんと一緒になるのかな?明日からも頑張ってね。」

 

イワタさんとタニモトさんはパチンコ狂いのお兄さん二人である。

いつもアルバイトの時間ギリギリまで他店でパチンコを打ち出勤してくる。

休憩中もほとんどパチンコの話しかしない。

3年一緒に居るが、パチンコ以外の話をした事があまりないのでよく知らない人達である。

 

「そうなんですか。お疲れさまです。」

 

「お疲れ様」

 

パチンコ店のトラブルと言えばほとんど客とのトラブルだったりもするのだが、タナカさんはもしかしたらあんまり持たないかもな。なんて思いながら家路に着く。

 

しばらくして、新装開店で大幅な台の入れ替えをするようで閉店後に借り出された。

なかなかの重労働で基本男手総出である。特別給付きだ。

何故かいつもカウンター嬢のカワカミさんが居るが、何をしているのかは謎だ。

店長の彼女特権で特別給狙いなのかもしれない。

 

そして何故かタナカさんも居た。大丈夫だろうか。

 

「おはようございます」

 

21時出勤のおはようございますである。

 

解体はもう始まっていた。結構な範囲を変えるようで、早めに店を閉めたようだ。

最近の台はとにかくでかい。気の重い仕事だった。

 

3時間程出したり入れたりを繰り返し、あらかたの入れ替えが終わりこれから調整が始まる。12時を周っていた。

順番に2,3人づつ休憩に入っていいらしい。

 

「ユキオー 休憩入ってくれー」

 

恰幅の良いイワタさんに休憩を促された。やっと休める。

 

「了解ですー」

 

言って、自動販売機でコーヒーを買って休憩室へ向かった。

 

 

休憩室ではタナカさんが、やつれた顔でお茶を手に持ってパイプ椅子に座っていた。

まるで真っ白になった人みたいだ。

 

「タナカさん大丈夫?」

 

タナカさんはハッと我に帰る。

 

「なんとか、大丈夫です・・・・・」

 

「いつもは男の人ばっかりなんだけどね。店長に言われたの?」

 

「特別給って言われてつい・・・・」

 

「そうなんだ。もうあんまり無理しない方がいいよ。ほとんど重労働だし。」

 

タナカさんはお金に目が眩んだらしい。

何も教えなかった店長もなかなか人が悪い。

 

「そういえば、ユキオさんて スガノコウジ君と仲良かったですよね?」

 

「え?コウジ知ってるの?」

 

突然意外な名前が出てくる。高校時代の後輩である。

 

「去年まで付き合っていて・・・・」

 

「あー分かった。ミサキちゃんだ。」

 

タナカさんは、コウジの元カノだったようだ。

 

出会いは、コウジの車を後ろからものすごいスピードで抜き去る車が居て、その車がそのまま道路を脱線し大ジャンプの上に空き地に突っ込んだ。その時駆けつけたコウジが助けたのがミサキちゃんだ。

その後、二人は仲良くなって付き合う事になり、コウジが運命の出会いだなんだと言っていた。

ちなみにミサキちゃんを初めて見た時は結構ポッチャリしてて金髪だった。

それが今では黒髪でショートボブの似合う可愛いコだ。随分な変わりようだ。

 

「見た目変わってて、全然気づかなかったよ。」

 

「コウジと別れてからダイエットして、頑張って痩せました。」

 

そう言ってミサキちゃんはニコリと笑顔を見せてくれた。

ミサキちゃんの笑顔を初めて見た気がする。

 

「最初から気づいてたんですけど、なかなかゆっくり話せるタイミングもなくて・・」

 

「バイト同士ってなかなかゆっくり話す事もないからね。」

 

そんな話をして休憩が終わる。2時間かけて改装の仕事を全て終え。解散となった。

AM2時30分退社である。明日早番なのに。

 

疲れた体を引きずって車に乗り込む時、影の方でコソコソと店長とカワカミさんが並んでどこかに向かっている姿を見てしまう。

 

見てはいけないものを見てしまった。しかも、これからかよ。

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